JP2648273B2 - 芝刈機のアクセル操作構造 - Google Patents
芝刈機のアクセル操作構造Info
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- JP2648273B2 JP2648273B2 JP4343041A JP34304192A JP2648273B2 JP 2648273 B2 JP2648273 B2 JP 2648273B2 JP 4343041 A JP4343041 A JP 4343041A JP 34304192 A JP34304192 A JP 34304192A JP 2648273 B2 JP2648273 B2 JP 2648273B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに備えた調速
機構の調速レバーをアクセル設定具の人為操作に基づい
て最低回転位置から最高回転位置までの操作範囲で操作
可能に構成された第1アクセル操作手段と、モーアを駆
動および駆動停止するPTOクラッチに連係されたPT
Oクラッチレバーのクラッチ入り操作に基づいて前記調
速レバーを前記第1アクセル操作手段によるアクセル設
定に優先して、前記PTOクラッチがクラッチ入り状態
となる前のPTOクラッチレバーの操作位置に対応させ
て予め設定した高回転位置へ強制操作する第2アクセル
操作手段とを備えた芝刈機のアクセル操作構造に関す
る。
機構の調速レバーをアクセル設定具の人為操作に基づい
て最低回転位置から最高回転位置までの操作範囲で操作
可能に構成された第1アクセル操作手段と、モーアを駆
動および駆動停止するPTOクラッチに連係されたPT
Oクラッチレバーのクラッチ入り操作に基づいて前記調
速レバーを前記第1アクセル操作手段によるアクセル設
定に優先して、前記PTOクラッチがクラッチ入り状態
となる前のPTOクラッチレバーの操作位置に対応させ
て予め設定した高回転位置へ強制操作する第2アクセル
操作手段とを備えた芝刈機のアクセル操作構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の芝刈機のアクセル操作構
造にあっては、本出願人が先に出願したもの(特願平4
‐102726号)のように、PTOクラッチレバーの
入り操作に連動して調速レバーを高回転位置へ操作し
て、走行しながらモーアの定速駆動を行える動力が得ら
れるよう、エンジン回転が最高速度に操作されるように
してあった。
造にあっては、本出願人が先に出願したもの(特願平4
‐102726号)のように、PTOクラッチレバーの
入り操作に連動して調速レバーを高回転位置へ操作し
て、走行しながらモーアの定速駆動を行える動力が得ら
れるよう、エンジン回転が最高速度に操作されるように
してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造の芝刈機のアクセル操作構造にあっては、PTO
クラッチレバーのほうが先に入り状態となるため、エン
ジン回転速度が高くない低出力状態のときにモーアを駆
動するための負荷が加わることで、エンジンがその負荷
分の駆動力を出力し得ずにエンジン停止してしまう虞れ
があった。本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので
あって、モーアを定速で駆動するためにPTOクラッチ
を入り操作する場合でも、その入り操作でエンジン停止
してしまうことを回避できる芝刈機のアクセル操作構造
の提供を目的とする。
来構造の芝刈機のアクセル操作構造にあっては、PTO
クラッチレバーのほうが先に入り状態となるため、エン
ジン回転速度が高くない低出力状態のときにモーアを駆
動するための負荷が加わることで、エンジンがその負荷
分の駆動力を出力し得ずにエンジン停止してしまう虞れ
があった。本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので
あって、モーアを定速で駆動するためにPTOクラッチ
を入り操作する場合でも、その入り操作でエンジン停止
してしまうことを回避できる芝刈機のアクセル操作構造
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる芝刈機の
アクセル操作構造は、上記目的を達成するために、エン
ジンに備えた調速機構の調速レバーをアクセル設定具の
人為操作に基づいて最低回転位置から最高回転位置まで
の操作範囲で操作可能に構成された第1アクセル操作手
段と、モーアを駆動および駆動停止するPTOクラッチ
に連係されたPTOクラッチレバーのクラッチ入り操作
に基づいて前記調速レバーを前記第1アクセル操作手段
によるアクセル設定に優先して、前記PTOクラッチが
クラッチ入り状態となる前のPTOクラッチレバーの操
作位置に対応させて予め設定した高回転位置へ強制操作
する第2アクセル操作手段とを備えるとともに、前記第
2アクセル操作手段において、前記PTOクラッチレバ
ーと前記調速機構とを連動連結する連係機構中に介装し
た連係部材の前記予め設定した高回転位置に相当する位
置より高い回転位置への移動を規制する規制手段を設
け、更に、前記連係部材と前記PTOクラッチレバーと
を連係する連係機構中に、規制手段で連係部材の移動が
規制された後でもさらに前記PTOクラッチレバーをク
ラッチ入り側へ操作することを許容し、かつ、移動が規
制されている前記連係部材を高回転側に弾性付勢する弾
性融通構造を設けてあることを特徴構成とする。かかる
特徴構成による作用・効果は次の通りである。
アクセル操作構造は、上記目的を達成するために、エン
ジンに備えた調速機構の調速レバーをアクセル設定具の
人為操作に基づいて最低回転位置から最高回転位置まで
の操作範囲で操作可能に構成された第1アクセル操作手
段と、モーアを駆動および駆動停止するPTOクラッチ
に連係されたPTOクラッチレバーのクラッチ入り操作
に基づいて前記調速レバーを前記第1アクセル操作手段
によるアクセル設定に優先して、前記PTOクラッチが
クラッチ入り状態となる前のPTOクラッチレバーの操
作位置に対応させて予め設定した高回転位置へ強制操作
する第2アクセル操作手段とを備えるとともに、前記第
2アクセル操作手段において、前記PTOクラッチレバ
ーと前記調速機構とを連動連結する連係機構中に介装し
た連係部材の前記予め設定した高回転位置に相当する位
置より高い回転位置への移動を規制する規制手段を設
け、更に、前記連係部材と前記PTOクラッチレバーと
を連係する連係機構中に、規制手段で連係部材の移動が
規制された後でもさらに前記PTOクラッチレバーをク
ラッチ入り側へ操作することを許容し、かつ、移動が規
制されている前記連係部材を高回転側に弾性付勢する弾
性融通構造を設けてあることを特徴構成とする。かかる
特徴構成による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、PTOクラッチレバーとクラッチ入り位
置との対応関係をPTOクラッチレバーのクラッチ入り
がわへの操作の限界近くに設定しておけば、PTOクラ
ッチレバーの弾性融通構造の融通のきく範囲に到達する
前に調速レバーが高回転位置に操作され、PTOクラッ
チレバーの操作系が規制手段で規制されてそれ以上調速
レバーは操作されないが、PTOクラッチレバーはさら
にクラッチ入り位置への揺動操作がなされた後実際にP
TOクラッチが入り状態に切り換わるようにできるか
ら、エンジン出力の高い高トルク状態でモーアとエンジ
ンとが連動連結されることになる。又、規制手段で連係
部材が規制されることで調速レバーを高回転位置に規制
したまま、PTOクラッチレバーをクラッチ入り位置ま
で操作すると、調速レバーに連係する連係部材は、その
移動は規制されていても弾性融通構造により更に高回転
がわに弾性付勢されるから、調速レバーとPTOクラッ
チレバーとを連係する連係機構に弛みが生じて調速レバ
ーが前記高回転位置から低速がわに変位することがなく
なる。
置との対応関係をPTOクラッチレバーのクラッチ入り
がわへの操作の限界近くに設定しておけば、PTOクラ
ッチレバーの弾性融通構造の融通のきく範囲に到達する
前に調速レバーが高回転位置に操作され、PTOクラッ
チレバーの操作系が規制手段で規制されてそれ以上調速
レバーは操作されないが、PTOクラッチレバーはさら
にクラッチ入り位置への揺動操作がなされた後実際にP
TOクラッチが入り状態に切り換わるようにできるか
ら、エンジン出力の高い高トルク状態でモーアとエンジ
ンとが連動連結されることになる。又、規制手段で連係
部材が規制されることで調速レバーを高回転位置に規制
したまま、PTOクラッチレバーをクラッチ入り位置ま
で操作すると、調速レバーに連係する連係部材は、その
移動は規制されていても弾性融通構造により更に高回転
がわに弾性付勢されるから、調速レバーとPTOクラッ
チレバーとを連係する連係機構に弛みが生じて調速レバ
ーが前記高回転位置から低速がわに変位することがなく
なる。
【0006】
【発明の効果】従って、エンジン出力の高い高トルク状
態でモーアとエンジンとが連動連結されるから、モーア
を駆動するための負荷がエンジンに対して加わってもエ
ンジン停止するような不具合は解消されるとともに、高
回転位置に操作された状態の調速レバーが連係部材の弛
み等で低速がわに変位するという不具合も解消できるに
至った。
態でモーアとエンジンとが連動連結されるから、モーア
を駆動するための負荷がエンジンに対して加わってもエ
ンジン停止するような不具合は解消されるとともに、高
回転位置に操作された状態の調速レバーが連係部材の弛
み等で低速がわに変位するという不具合も解消できるに
至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図5に、本発明にかかる芝刈機の一例としての乗
用型芝刈機を示している。この乗用型芝刈機は、乗用走
行車体1の前後車輪2,3間にモーア4を装備したミッ
ドマウント型に構成されており、車体後部に搭載した縦
軸型エンジン5の出力の一部をベルト伝動装置6、静油
圧式無段変速装置7及びミッションケース8を介して後
車輪3に伝達するとともに、エンジン出力の他の一部を
ベルト伝動装置9を介してモーア4に伝達するように構
成している。そして、走行用変速装置である前記静油圧
式無段変速装置7は、走行用変速操作具としての変速ペ
ダル10の前方あるいは後方への踏み込みによって前進
あるいは後進の無段変速が可能であり、又、前記ベルト
伝動装置9に備えたテンション式のPTOクラッチ11
を運転部手元のPTOクラッチレバー12によって入り
切り操作できるようにしている。
する。図5に、本発明にかかる芝刈機の一例としての乗
用型芝刈機を示している。この乗用型芝刈機は、乗用走
行車体1の前後車輪2,3間にモーア4を装備したミッ
ドマウント型に構成されており、車体後部に搭載した縦
軸型エンジン5の出力の一部をベルト伝動装置6、静油
圧式無段変速装置7及びミッションケース8を介して後
車輪3に伝達するとともに、エンジン出力の他の一部を
ベルト伝動装置9を介してモーア4に伝達するように構
成している。そして、走行用変速装置である前記静油圧
式無段変速装置7は、走行用変速操作具としての変速ペ
ダル10の前方あるいは後方への踏み込みによって前進
あるいは後進の無段変速が可能であり、又、前記ベルト
伝動装置9に備えたテンション式のPTOクラッチ11
を運転部手元のPTOクラッチレバー12によって入り
切り操作できるようにしている。
【0008】次に前記エンジン5に備えた調速機構13
の操作構造について説明する。図1乃至図3に示すよう
に、前記エンジン5に備えた調速機構13の調速レバー
13aは最低回転位置(アイドリング位置)MINに付
勢されており、この調速レバー13aから導出したワイ
ヤ14が、軸芯P周りで回動可能に装着された第1回動
部材15に取り付けられている。尚、この第1回動部材
15を装着する支軸16は、乗用走行車体1に設けた板
金製支持ケース部材17に架設している。そして、第1
回動部材15は、支持ケース部材17に形成した段部1
7aに前記最低回転位置MINで規制されるようその段
部17aに係止される係止部15aを備えている。第1
回動部材15の両脇には、それぞれ、第4回動部材18
と連係部材としての第3回動部材19とが支軸16に軸
芯P周りで回動可能に装着されている。第4回動部材1
8には、前記変速ペダル10から導出したワイヤ20が
中立がわに付勢されて取り付けられている。第3回動部
材19には、前記PTOクラッチレバー12から導出し
たワイヤ21がオフ操作がわに付勢して取り付けられて
いる。この第3回動部材19に第1回動部材15とは反
対がわで隣接した第2回動部材22が支軸16に軸芯P
周りで回動可能に装着されている。そして、この第2回
動部材22は、前記支持ケース部材17に皿バネ23で
圧着させて摩擦保持可能に構成しているとともに、アク
セル設定具としてのハンドアクセルレバー24を連設し
ている。ここで、前記ワイヤ14、第1回動部材15
は、第1アクセル操作手段30を構成するものであり、
前記ワイヤ21、第3回動部材19、ピン25は、第2
アクセル操作手段31を構成するものである。
の操作構造について説明する。図1乃至図3に示すよう
に、前記エンジン5に備えた調速機構13の調速レバー
13aは最低回転位置(アイドリング位置)MINに付
勢されており、この調速レバー13aから導出したワイ
ヤ14が、軸芯P周りで回動可能に装着された第1回動
部材15に取り付けられている。尚、この第1回動部材
15を装着する支軸16は、乗用走行車体1に設けた板
金製支持ケース部材17に架設している。そして、第1
回動部材15は、支持ケース部材17に形成した段部1
7aに前記最低回転位置MINで規制されるようその段
部17aに係止される係止部15aを備えている。第1
回動部材15の両脇には、それぞれ、第4回動部材18
と連係部材としての第3回動部材19とが支軸16に軸
芯P周りで回動可能に装着されている。第4回動部材1
8には、前記変速ペダル10から導出したワイヤ20が
中立がわに付勢されて取り付けられている。第3回動部
材19には、前記PTOクラッチレバー12から導出し
たワイヤ21がオフ操作がわに付勢して取り付けられて
いる。この第3回動部材19に第1回動部材15とは反
対がわで隣接した第2回動部材22が支軸16に軸芯P
周りで回動可能に装着されている。そして、この第2回
動部材22は、前記支持ケース部材17に皿バネ23で
圧着させて摩擦保持可能に構成しているとともに、アク
セル設定具としてのハンドアクセルレバー24を連設し
ている。ここで、前記ワイヤ14、第1回動部材15
は、第1アクセル操作手段30を構成するものであり、
前記ワイヤ21、第3回動部材19、ピン25は、第2
アクセル操作手段31を構成するものである。
【0009】図3に示すように、第1回動部材15にお
ける前記係止部15aとは支軸16を挟んだ反対がわ
に、操作部材としてのピン25を前記軸芯Pに平行に沿
う状態で左右両側に突設している。そして、このピン2
5は、第2回動部材22、第3回動部材19、第4回動
部材18にそれぞれ形成した長孔22A,19A,18
Aに挿通させている。これら長孔22A,19A,18
Aは、軸芯Pを中心とする円弧状に形成され、第1回動
部材15を増速するがわへのピン25の移動を許容する
融通となっているとともに、これら長孔22A,19
A,18Aの前記増速がわへの回転の上手がわ端部をピ
ン25に接当する接当部22a,19a,18aとして
いる。そして、第2回動部材22の長孔22Aの接当部
22aは、PTOクラッチレバー12がオフ操作状態で
かつ変速ペダル10が中立状態にあるときは、ハンドア
クセルレバー24の揺動操作で設定される任意の操作位
置にピン25を接当押圧して移動し、第1回動部材15
を回転操作して調速レバー13aを任意の状態に操作し
て前記皿バネ23により摩擦位置保持することになる。
又、PTOクラッチレバー12がオフ操作状態にあると
きの接当部19aは、第1回動部材15aが最低回転位
置MINにあるときのピン25が接当するようにしてい
るとともに、PTOクラッチレバー12をオン操作状態
にすると第3回動部材19が回転し、ハンドアクセルレ
バー24で設定されて長孔19Aの途中に位置したピン
25を接当部19aが接当押圧して、第1回動部材15
を最高回転位置MAXまで回転操作できるようにしてい
る。一方、変速ペダル10が中立状態にあるときの接当
部18aは、第1回動部材15が最低回転位置MINに
あるときのピン5が接当するようにしているとともに、
変速ペダル10を前進増速がわに踏み込み操作していく
際接当部18aがピン25に接当するまでは変速ペダル
10の操作で調速レバー13aを操作することはない
が、接当部18aがピン25に接当してから増速がわへ
の操作では接当部18aでピン25が押圧操作されてハ
ンドアクセルレバー24で設定された調速位置より高速
回転がわに操作することになる。そして、変速ペダル1
0を最高速操作した状態では調速レバー13aも高回転
位置としての最高回転位置MAXに操作される。
ける前記係止部15aとは支軸16を挟んだ反対がわ
に、操作部材としてのピン25を前記軸芯Pに平行に沿
う状態で左右両側に突設している。そして、このピン2
5は、第2回動部材22、第3回動部材19、第4回動
部材18にそれぞれ形成した長孔22A,19A,18
Aに挿通させている。これら長孔22A,19A,18
Aは、軸芯Pを中心とする円弧状に形成され、第1回動
部材15を増速するがわへのピン25の移動を許容する
融通となっているとともに、これら長孔22A,19
A,18Aの前記増速がわへの回転の上手がわ端部をピ
ン25に接当する接当部22a,19a,18aとして
いる。そして、第2回動部材22の長孔22Aの接当部
22aは、PTOクラッチレバー12がオフ操作状態で
かつ変速ペダル10が中立状態にあるときは、ハンドア
クセルレバー24の揺動操作で設定される任意の操作位
置にピン25を接当押圧して移動し、第1回動部材15
を回転操作して調速レバー13aを任意の状態に操作し
て前記皿バネ23により摩擦位置保持することになる。
又、PTOクラッチレバー12がオフ操作状態にあると
きの接当部19aは、第1回動部材15aが最低回転位
置MINにあるときのピン25が接当するようにしてい
るとともに、PTOクラッチレバー12をオン操作状態
にすると第3回動部材19が回転し、ハンドアクセルレ
バー24で設定されて長孔19Aの途中に位置したピン
25を接当部19aが接当押圧して、第1回動部材15
を最高回転位置MAXまで回転操作できるようにしてい
る。一方、変速ペダル10が中立状態にあるときの接当
部18aは、第1回動部材15が最低回転位置MINに
あるときのピン5が接当するようにしているとともに、
変速ペダル10を前進増速がわに踏み込み操作していく
際接当部18aがピン25に接当するまでは変速ペダル
10の操作で調速レバー13aを操作することはない
が、接当部18aがピン25に接当してから増速がわへ
の操作では接当部18aでピン25が押圧操作されてハ
ンドアクセルレバー24で設定された調速位置より高速
回転がわに操作することになる。そして、変速ペダル1
0を最高速操作した状態では調速レバー13aも高回転
位置としての最高回転位置MAXに操作される。
【0010】更に、図1及び図2に示すように、第3回
動部材19の回動位置と第1回動部材15の回動位置と
を対応させて、第1回動部材15が前記最高回転位置M
AXに相当する位置にあっては、第3回動部材19がそ
の最高回転位置MAX以上の高位がわに変位操作できな
いように規制する規制手段33を設けている。この規制
手段33は、第3回動部材19の所定箇所に突設させた
突設片33aと、この突設片33aが接当するように前
記支持ケース部材17の内壁部に突設した規制片33b
とで構成している。そして、前記ワイヤ21とPTOク
ラッチレバー12との間に弾性融通構造としての引っ張
りスプリング34を介装している。
動部材19の回動位置と第1回動部材15の回動位置と
を対応させて、第1回動部材15が前記最高回転位置M
AXに相当する位置にあっては、第3回動部材19がそ
の最高回転位置MAX以上の高位がわに変位操作できな
いように規制する規制手段33を設けている。この規制
手段33は、第3回動部材19の所定箇所に突設させた
突設片33aと、この突設片33aが接当するように前
記支持ケース部材17の内壁部に突設した規制片33b
とで構成している。そして、前記ワイヤ21とPTOク
ラッチレバー12との間に弾性融通構造としての引っ張
りスプリング34を介装している。
【0011】上記構成により、PTOクラッチレバー1
2を切り操作位置から入り操作位置がわに操作すると、
まずそのレバー12の操作に連動して引っ張りスプリン
グ34及びワイヤ21を介して第3回動部材19を回転
操作することになり、その回転に伴ってピン25が長孔
19Aの接当部19aに押されて第1回動部材15を高
速操作がわに回転させ、ワイヤ14を介して調速レバー
13aを高速がわに揺動操作する。そして、その調速レ
バー13aが最高回転位置MAXに操作されると、前記
規制手段33の突設片33aと規制片33bとの接当規
制により第3回動部材19の高速操作がわへの回転が規
制されるとともに、その規制された状態ではまだPTO
クラッチ11は入り操作されていないが、PTOクラッ
チレバー12は、その規制された位置からクラッチ入り
位置まで引っ張りスプリング34を伸長させながら揺動
操作でき、クラッチ入り位置でPTOクラッチ11が入
り操作状態となる。又、クラッチ入り位置まで操作され
たPTOクラッチレバー12は、図示しない摩擦保持機
構等で引っ張りスプリング34の付勢力に抗して位置保
持される。従って、そのままPTOクラッチレバー12
をクラッチ入り位置に保持しておくと、引っ張りスプリ
ング34によって第3回動部材19が前記規制手段33
で規制されたまま姿勢保持されるとともに、第1回動部
材15も姿勢保持されて、調速レバー13aを最高回転
位置MAXに維持することになる。
2を切り操作位置から入り操作位置がわに操作すると、
まずそのレバー12の操作に連動して引っ張りスプリン
グ34及びワイヤ21を介して第3回動部材19を回転
操作することになり、その回転に伴ってピン25が長孔
19Aの接当部19aに押されて第1回動部材15を高
速操作がわに回転させ、ワイヤ14を介して調速レバー
13aを高速がわに揺動操作する。そして、その調速レ
バー13aが最高回転位置MAXに操作されると、前記
規制手段33の突設片33aと規制片33bとの接当規
制により第3回動部材19の高速操作がわへの回転が規
制されるとともに、その規制された状態ではまだPTO
クラッチ11は入り操作されていないが、PTOクラッ
チレバー12は、その規制された位置からクラッチ入り
位置まで引っ張りスプリング34を伸長させながら揺動
操作でき、クラッチ入り位置でPTOクラッチ11が入
り操作状態となる。又、クラッチ入り位置まで操作され
たPTOクラッチレバー12は、図示しない摩擦保持機
構等で引っ張りスプリング34の付勢力に抗して位置保
持される。従って、そのままPTOクラッチレバー12
をクラッチ入り位置に保持しておくと、引っ張りスプリ
ング34によって第3回動部材19が前記規制手段33
で規制されたまま姿勢保持されるとともに、第1回動部
材15も姿勢保持されて、調速レバー13aを最高回転
位置MAXに維持することになる。
【0012】次に、駐車ブレーキを操作状態でロックす
るロック構造35について簡単に説明する。図4に示す
ように、前記静油圧式無段変速装置7を変速操作するた
めの変速ペダル36に連係されたペダル軸37に、駐車
ブレーキレバー38に連係したロッド部材39を係入で
きる切り欠き部40を備えたロック用プレート41を固
着している。前記ロッド部材39は、図4に示すよう
に、駐車ブレーキレバー38をブレーキ作動状態に操作
しているとき、前記ロック用プレート41の切り欠き部
40に入り込まされるとともに、駐車ブレーキレバー3
8をブレーキ作動解除状態に操作しているとき、前記ロ
ック用プレート41の切り欠き部40から退避するよう
にしている。そして、前記切り欠き部40は、その奥側
より開口箇所ほど幅狭くなるように側縁部40a,40
aを内向きに臨むよう傾斜させた状態に形成している。
これにより、駐車ブレーキをブレーキ操作した状態で例
え変速ペダル36を操作しても、切り欠き部40の側縁
部40a,40aがロッド部材39に接当して、ロッド
部材39が切り欠き部40の開口箇所から出ることがな
いようにしているのである。
るロック構造35について簡単に説明する。図4に示す
ように、前記静油圧式無段変速装置7を変速操作するた
めの変速ペダル36に連係されたペダル軸37に、駐車
ブレーキレバー38に連係したロッド部材39を係入で
きる切り欠き部40を備えたロック用プレート41を固
着している。前記ロッド部材39は、図4に示すよう
に、駐車ブレーキレバー38をブレーキ作動状態に操作
しているとき、前記ロック用プレート41の切り欠き部
40に入り込まされるとともに、駐車ブレーキレバー3
8をブレーキ作動解除状態に操作しているとき、前記ロ
ック用プレート41の切り欠き部40から退避するよう
にしている。そして、前記切り欠き部40は、その奥側
より開口箇所ほど幅狭くなるように側縁部40a,40
aを内向きに臨むよう傾斜させた状態に形成している。
これにより、駐車ブレーキをブレーキ操作した状態で例
え変速ペダル36を操作しても、切り欠き部40の側縁
部40a,40aがロッド部材39に接当して、ロッド
部材39が切り欠き部40の開口箇所から出ることがな
いようにしているのである。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】低速操作状態のアクセル操作構造における第1
乃至第4回動部材の分解縦断構造及びそれらに連係する
レバー等を示す説明図
乃至第4回動部材の分解縦断構造及びそれらに連係する
レバー等を示す説明図
【図2】PTOクラッチレバーを入り操作するときのア
クセル操作構造における第1乃至第4回動部材の分解縦
断構造及びそれらに連係するレバー等を示す説明図
クセル操作構造における第1乃至第4回動部材の分解縦
断構造及びそれらに連係するレバー等を示す説明図
【図3】アクセル操作構造を示す横断平面図
【図4】駐車ブレーキのロック構造を示す縦断側面図
【図5】乗用型芝刈機を示す全体側面図
4 モーア 5 エンジン 12 PTOクラッチレバー 13 調速機構 13a 調速レバー 19 連係部材 24 アクセル設定具 30 第1アクセル操作手段 31 第2アクセル操作手段 33 規制手段 34 弾性融通構造 MIN 最低回転位置 MAX 最高回転位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今西 良造 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 山下 信行 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 原田 選也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 上村 勝彦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 結城 三喜雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 小笠原 博之 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭57−110170(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン(5)に備えた調速機構(1
3)の調速レバー(13a)をアクセル設定具(24)
の人為操作に基づいて最低回転位置(MIN)から最高
回転位置(MAX)までの操作範囲で操作可能に構成さ
れた第1アクセル操作手段(30)と、モーア(4)を
駆動および駆動停止するPTOクラッチ(11)に連係
されたPTOクラッチレバー(12)のクラッチ入り操
作に基づいて前記調速レバー(13a)を前記第1アク
セル操作手段(30)によるアクセル設定に優先して、
前記PTOクラッチ(11)がクラッチ入り状態となる
前のPTOクラッチレバー(12)の操作位置に対応さ
せて予め設定した高回転位置へ強制操作する第2アクセ
ル操作手段(31)とを備えるとともに、前記第2アク
セル操作手段(31)において、前記PTOクラッチレ
バー(12)と前記調速機構(13)とを連動連結する
連係機構中に介装した連係部材(19)の前記予め設定
した高回転位置に相当する位置より高い回転位置への移
動を規制する規制手段(33)を設け、更に、前記連係
部材(19)と前記PTOクラッチレバー(12)とを
連係する連係機構中に、前記規制手段(33)で連係部
材(19)の移動が規制された後でもさらに前記PTO
クラッチレバー(12)をクラッチ入り側へ操作するこ
とを許容し、かつ、移動が規制されている前記連係部材
(19)を高回転側に弾性付勢する弾性融通構造(3
4)を設けてある芝刈機のアクセル操作構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4343041A JP2648273B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 芝刈機のアクセル操作構造 |
US08/026,368 US5335487A (en) | 1992-03-06 | 1993-03-04 | Engine speed control apparatus for a working vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4343041A JP2648273B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 芝刈機のアクセル操作構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06191314A JPH06191314A (ja) | 1994-07-12 |
JP2648273B2 true JP2648273B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=18358487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4343041A Expired - Fee Related JP2648273B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-12-24 | 芝刈機のアクセル操作構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2648273B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2888859C (en) * | 2014-04-24 | 2018-10-02 | Fontaine Modification Company | Electronic switching module for multiple vehicle controls |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57110170U (ja) * | 1980-12-26 | 1982-07-07 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP4343041A patent/JP2648273B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06191314A (ja) | 1994-07-12 |
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