JP2524640Y2 - 移動農機のブレーキ装置 - Google Patents
移動農機のブレーキ装置Info
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- JP2524640Y2 JP2524640Y2 JP1989057831U JP5783189U JP2524640Y2 JP 2524640 Y2 JP2524640 Y2 JP 2524640Y2 JP 1989057831 U JP1989057831 U JP 1989057831U JP 5783189 U JP5783189 U JP 5783189U JP 2524640 Y2 JP2524640 Y2 JP 2524640Y2
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- Japan
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- movable body
- clutch
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は乗用田植機等の移動農機におけるセンターブ
レーキとして好適なブレーキ装置に関するものである。
レーキとして好適なブレーキ装置に関するものである。
従来の技術及び解決すべき課題 乗用田植機等の移動農機においては、急な坂道等を前
進で下りる場合、第13図乃至第15図に示すようにリヤア
クスル(イ)に装備されている左右のブレーキ(後輪ブ
レーキ)(ロ)のみでは制動力が不足し危険であるた
め、前輪にもブレーキをかけるべく一般にセンターブレ
ーキが設けられている。
進で下りる場合、第13図乃至第15図に示すようにリヤア
クスル(イ)に装備されている左右のブレーキ(後輪ブ
レーキ)(ロ)のみでは制動力が不足し危険であるた
め、前輪にもブレーキをかけるべく一般にセンターブレ
ーキが設けられている。
しかし、従来のセンターブレーキは構造上、第4軸
(ハ)に高価な内拡式のブレーキ装置(ニ)を組み込ん
だ複雑な構造のものが殆どで、コスト高をきたしている
ばかりでなく時々制動力を調整する必要があり、しか
も、突差の場合慌ててペダル(ホ)を踏込むと前輪
(ヘ)に急ブレーキ現象が生じる等の不具合があった。
そこで、トランスミッション(ト)の第1軸(入力軸・
主軸)(チ)に内拡式のブレーキ装置を設けることも考
えられるが、入力軸(チ)は周速が速くブレーキシュー
が早期に摩耗するため性能上問題があるばかりでなく、
入力軸(チ)に噛合う植付PTO軸のトルクリミッタ装置
のためスペース上の余裕がない等の理由で実用化されて
いないのが実情である。
(ハ)に高価な内拡式のブレーキ装置(ニ)を組み込ん
だ複雑な構造のものが殆どで、コスト高をきたしている
ばかりでなく時々制動力を調整する必要があり、しか
も、突差の場合慌ててペダル(ホ)を踏込むと前輪
(ヘ)に急ブレーキ現象が生じる等の不具合があった。
そこで、トランスミッション(ト)の第1軸(入力軸・
主軸)(チ)に内拡式のブレーキ装置を設けることも考
えられるが、入力軸(チ)は周速が速くブレーキシュー
が早期に摩耗するため性能上問題があるばかりでなく、
入力軸(チ)に噛合う植付PTO軸のトルクリミッタ装置
のためスペース上の余裕がない等の理由で実用化されて
いないのが実情である。
課題を解決するための手段 そこで本考案は、動力源の出力軸12とトランスミッシ
ョン14の入力軸15との間にテンションクラッチC1を備
えたベルト伝動装置Bを設け、上記トランスミッション
14の出力軸より走行車輪の走行動力を伝達するようにし
た移動農機において、前記入力軸15に固定された主軸プ
ーリ16の外周近傍に該主軸プーリ16に捲回されたベルト
17を押圧して主軸プーリ16を制動する可動体32を配設す
ると共に、該可動体32をベルト伝達装置Bのクラッチ機
構Cに連繋し、クラッチの切操作に連動して上記主軸プ
ーリ16が制動されるように可動体32をベルト(17)に押
付け操作する機構としたことにより上記の問題点を解消
しようとするものである。
ョン14の入力軸15との間にテンションクラッチC1を備
えたベルト伝動装置Bを設け、上記トランスミッション
14の出力軸より走行車輪の走行動力を伝達するようにし
た移動農機において、前記入力軸15に固定された主軸プ
ーリ16の外周近傍に該主軸プーリ16に捲回されたベルト
17を押圧して主軸プーリ16を制動する可動体32を配設す
ると共に、該可動体32をベルト伝達装置Bのクラッチ機
構Cに連繋し、クラッチの切操作に連動して上記主軸プ
ーリ16が制動されるように可動体32をベルト(17)に押
付け操作する機構としたことにより上記の問題点を解消
しようとするものである。
作用 ベルト伝動装置のクラッチを切ると、動力源からトラ
ンスミッションへの動力の伝達が絶たれると共に、上記
クラッチ切り操作に連動して可動体が入力軸を制動する
方向に移動し入力軸に抵抗を与えるので走行車輪にブレ
ーキがかかる。
ンスミッションへの動力の伝達が絶たれると共に、上記
クラッチ切り操作に連動して可動体が入力軸を制動する
方向に移動し入力軸に抵抗を与えるので走行車輪にブレ
ーキがかかる。
実施例 本考案の構成を図面に示された一実施例により説明す
れば、図面には前輪1と後輪2を有する機体フレーム3
の前部に動力源(エンジン)4を搭載した走行機体5の
後方に平行リンク6を介して植付部7を装着した乗用田
植機が例示されている。8は運転席、9は走行ハンド
ル、10は主変速レバー、11は前方回動式のボンネットで
ある。
れば、図面には前輪1と後輪2を有する機体フレーム3
の前部に動力源(エンジン)4を搭載した走行機体5の
後方に平行リンク6を介して植付部7を装着した乗用田
植機が例示されている。8は運転席、9は走行ハンド
ル、10は主変速レバー、11は前方回動式のボンネットで
ある。
さて、前記エンジン4の出力軸12に固定のエンジンプ
ーリ13とトランスミッション14の入力軸(主軸又は第1
軸)15に固定の主軸プーリ16間には伝動ベルト17が捲回
され、該部にテンションクラッチC1を備えたベルト伝
動装置Bが設けられている。図示例では夫々多連式のエ
ンジンプーリ13と主軸プーリ16間に3本の伝動17a,17b,
17cが夫々伝動比を異ならせて並設捲回されていて、ボ
ンネットリヤカバー18内には副変速レバー19により低、
中、高速の3段に変速可能な3段変速の副変速装置Dが
配設されている。20,20a,20bは基端部を機体側に固定の
ブラケット21に突設した単一の支軸22に夫々独立して上
下揺動自在に枢支されたタイトアームで、その先端には
タイトプーリ23,23a,23bを、基端寄り上部には転子24、
24a、24bを枢支しており、夫々弾機25を介して常時ベル
ト17a,17b,17cの緊張方向に付勢されている。また、副
変速レバー19の基端側には各タイトアーム20,20a,20bに
対応する内外3枚の扇状カム26,26a,26bからなる作動部
27が一体に形成され、副変速レバー19及び作動部27はブ
ラケット21に突設の支軸28に前後傾動自在に装着されて
いる。そして、各タイトアーム20,20a,20bは転子24,24
a,24bが夫々対応する凹部26′,26′a,26′bに嵌入した
とき駆動(クラッチ入)状態となり、それ以外のアール
部Rでは非駆動(クラッチ切)状態を保持するように構
成されている。また、どのタイトアームが入状態にあっ
てもクラッチペダル29を踏むと当該タイトアームが断ロ
ッド30及びロッド取付部31を介して切状態に切換わるよ
うになっている。32は弾性体(図示例では棒状弾機)か
らなる可動体で、該可動体30はミッション入力軸15の近
傍に配設され、ベルト伝動装置Bのクラッチ機構Cに連
繋されており、クラッチc1の切操作に連動して可動体3
2が入力軸15を制動する方向に移動するように構成され
ている。即ち、可動体32は機体側に支軸33を介して回動
自在に軸支されたクラッチペダル29と一体の揺動板34の
下部に基端側が緊締具aで固着されると共にその中途部
からベルトガイド35に沿って上方に折曲され、折曲先端
部はベルトガイド35側に向け凹陥させた弾発作用部32a
となっており、また、ベルトガイド35の弾発作用部32a
対応部分(図示例では中速ベルトガイド部分の上部寄り
側)には窓孔36が設けられており、クラッチペダル29を
踏込むと、揺動板34が支軸33を中心に第1図及び第4図
における反時計方向に回動し、断ロッド30が前方に移動
してロッド取付部31の長孔31a(第9図参照)の前端縁
に当接するためロッド取付部31及び入状態のタイトアー
ムが支軸22を中心にクラッチ切方向に回動してクラッチ
C1が切れると共に、可動体32も揺動板34と一体的に回
動し、弾発作用部32aがベルトガイド35の窓孔36に嵌入
して中速ベルト17bを押圧し入力軸15にブレーキをかけ
るようになっている。尚、弾発作用部32aが押圧するベ
ルトは低、中、高速のいずれのベルトでもよい。
ーリ13とトランスミッション14の入力軸(主軸又は第1
軸)15に固定の主軸プーリ16間には伝動ベルト17が捲回
され、該部にテンションクラッチC1を備えたベルト伝
動装置Bが設けられている。図示例では夫々多連式のエ
ンジンプーリ13と主軸プーリ16間に3本の伝動17a,17b,
17cが夫々伝動比を異ならせて並設捲回されていて、ボ
ンネットリヤカバー18内には副変速レバー19により低、
中、高速の3段に変速可能な3段変速の副変速装置Dが
配設されている。20,20a,20bは基端部を機体側に固定の
ブラケット21に突設した単一の支軸22に夫々独立して上
下揺動自在に枢支されたタイトアームで、その先端には
タイトプーリ23,23a,23bを、基端寄り上部には転子24、
24a、24bを枢支しており、夫々弾機25を介して常時ベル
ト17a,17b,17cの緊張方向に付勢されている。また、副
変速レバー19の基端側には各タイトアーム20,20a,20bに
対応する内外3枚の扇状カム26,26a,26bからなる作動部
27が一体に形成され、副変速レバー19及び作動部27はブ
ラケット21に突設の支軸28に前後傾動自在に装着されて
いる。そして、各タイトアーム20,20a,20bは転子24,24
a,24bが夫々対応する凹部26′,26′a,26′bに嵌入した
とき駆動(クラッチ入)状態となり、それ以外のアール
部Rでは非駆動(クラッチ切)状態を保持するように構
成されている。また、どのタイトアームが入状態にあっ
てもクラッチペダル29を踏むと当該タイトアームが断ロ
ッド30及びロッド取付部31を介して切状態に切換わるよ
うになっている。32は弾性体(図示例では棒状弾機)か
らなる可動体で、該可動体30はミッション入力軸15の近
傍に配設され、ベルト伝動装置Bのクラッチ機構Cに連
繋されており、クラッチc1の切操作に連動して可動体3
2が入力軸15を制動する方向に移動するように構成され
ている。即ち、可動体32は機体側に支軸33を介して回動
自在に軸支されたクラッチペダル29と一体の揺動板34の
下部に基端側が緊締具aで固着されると共にその中途部
からベルトガイド35に沿って上方に折曲され、折曲先端
部はベルトガイド35側に向け凹陥させた弾発作用部32a
となっており、また、ベルトガイド35の弾発作用部32a
対応部分(図示例では中速ベルトガイド部分の上部寄り
側)には窓孔36が設けられており、クラッチペダル29を
踏込むと、揺動板34が支軸33を中心に第1図及び第4図
における反時計方向に回動し、断ロッド30が前方に移動
してロッド取付部31の長孔31a(第9図参照)の前端縁
に当接するためロッド取付部31及び入状態のタイトアー
ムが支軸22を中心にクラッチ切方向に回動してクラッチ
C1が切れると共に、可動体32も揺動板34と一体的に回
動し、弾発作用部32aがベルトガイド35の窓孔36に嵌入
して中速ベルト17bを押圧し入力軸15にブレーキをかけ
るようになっている。尚、弾発作用部32aが押圧するベ
ルトは低、中、高速のいずれのベルトでもよい。
ところでクラッチcの切操作時、第9図に示すように
クラッチペダル29により断ロッド30がロッド取付部31の
長孔31a前端縁まで移動しタイトアーム20aを押そうする
時、可動体32が丁度ベルト17bを押す位置まで回動変位
するようにクラッチOFFとブレーキON時のタイミングが
設定されていて、ブレーキ装置及びベルト17bに無理な
力を働かせることなく、タイトアーム下げ開始後素早く
ブレーキを働かせ得るよう配慮されている(第13図乃至
第15図に示すように第4軸に設けた従来の内拡式のブレ
ーキ装置(ニ)ではクラッチOFFとブレーキON時のタイ
ミングが不明で、調整が難しくブレーキが早くきき過ぎ
たり遅ききとなったりする等の不都合がある)。37はク
ラッチペダル29の戻し弾機である。第10図乃至第12図に
示すものは、ベルトガイド35′を回動支点38を中心に揺
動自在に構成し、通常時はベルトガイド35′を戻し弾機
39とストッパ40により適正姿勢に保持し、クラッチ切時
は可動体32がベルトガイド35′を介して各ベルト17a,17
b,17cを主軸プーリ16側に押圧することによりベルトの
共回りを防止すると共に主軸プーリ16に対する押圧面積
を増大して大きな制動力を得るようにしたものである。
クラッチペダル29により断ロッド30がロッド取付部31の
長孔31a前端縁まで移動しタイトアーム20aを押そうする
時、可動体32が丁度ベルト17bを押す位置まで回動変位
するようにクラッチOFFとブレーキON時のタイミングが
設定されていて、ブレーキ装置及びベルト17bに無理な
力を働かせることなく、タイトアーム下げ開始後素早く
ブレーキを働かせ得るよう配慮されている(第13図乃至
第15図に示すように第4軸に設けた従来の内拡式のブレ
ーキ装置(ニ)ではクラッチOFFとブレーキON時のタイ
ミングが不明で、調整が難しくブレーキが早くきき過ぎ
たり遅ききとなったりする等の不都合がある)。37はク
ラッチペダル29の戻し弾機である。第10図乃至第12図に
示すものは、ベルトガイド35′を回動支点38を中心に揺
動自在に構成し、通常時はベルトガイド35′を戻し弾機
39とストッパ40により適正姿勢に保持し、クラッチ切時
は可動体32がベルトガイド35′を介して各ベルト17a,17
b,17cを主軸プーリ16側に押圧することによりベルトの
共回りを防止すると共に主軸プーリ16に対する押圧面積
を増大して大きな制動力を得るようにしたものである。
上記の構成において、いま、クラッチペダル29を踏込
むと、揺動板34が支軸33を中心に第1図及び第4図にお
ける反時計方向に回動するため、断ロッド30が前方に移
動しロッド取付部31を押す。このためロッド取付部31及
び入状態のタイトアームが支軸22を中心にクラッチ切方
向に回動してベルト伝動装置BのクラッチC1が切れ、
エンジン4からトランスミッション14側への動力の伝達
が絶たれる。また、前記揺動体34の回動に伴なって可動
体32も一体的に回動し、可動体32先端の弾発作用部32a
がベルトガイド35の窓孔36に嵌入して中速ベルト17bを
押圧するため入力軸15にブレーキがかかる。ところで可
動体32は弾性体で形成されているので、弾発作用部32a
がベルト17を押圧した際、可動体32が踏込み力に応じて
徐々に撓みスムーズな制動作用を発揮する。従ってクラ
ッチペダル29を強く踏込んでも前輪1に急ブレーキ現象
が生ぜず操作フィーリングは極めて良好となる。また、
第16図に示すように可動体23はベルト17bに対する可動
体23の押圧方向がベルト17bの回転方向に対して対向す
る方向で且つベルト17b及び主軸プーリ16に対しては逃
げる方向となるような位置に配置されているので、可動
体32の食込み防止が図れると共にクラッチペダル29の踏
込み量に対して制動力が比例的に増大し、可動体32及び
可動体取付部(揺動板34)に無理な力が加わらないので
ブレーキ装置の耐久性が一層向上する。第17図図示のよ
うに、ベルト17b及び主軸プーリ16の回転方向に対して
可動体32が前記と逆の関係になるように配置した場合
は、可動体32がベルト17bに食込むばかりでなく可動体3
2に制動のための曲げ力以外に押付けPが作用するため
制動力が安定せず且つ可動体32等に無理な力が働く欠点
がある。
むと、揺動板34が支軸33を中心に第1図及び第4図にお
ける反時計方向に回動するため、断ロッド30が前方に移
動しロッド取付部31を押す。このためロッド取付部31及
び入状態のタイトアームが支軸22を中心にクラッチ切方
向に回動してベルト伝動装置BのクラッチC1が切れ、
エンジン4からトランスミッション14側への動力の伝達
が絶たれる。また、前記揺動体34の回動に伴なって可動
体32も一体的に回動し、可動体32先端の弾発作用部32a
がベルトガイド35の窓孔36に嵌入して中速ベルト17bを
押圧するため入力軸15にブレーキがかかる。ところで可
動体32は弾性体で形成されているので、弾発作用部32a
がベルト17を押圧した際、可動体32が踏込み力に応じて
徐々に撓みスムーズな制動作用を発揮する。従ってクラ
ッチペダル29を強く踏込んでも前輪1に急ブレーキ現象
が生ぜず操作フィーリングは極めて良好となる。また、
第16図に示すように可動体23はベルト17bに対する可動
体23の押圧方向がベルト17bの回転方向に対して対向す
る方向で且つベルト17b及び主軸プーリ16に対しては逃
げる方向となるような位置に配置されているので、可動
体32の食込み防止が図れると共にクラッチペダル29の踏
込み量に対して制動力が比例的に増大し、可動体32及び
可動体取付部(揺動板34)に無理な力が加わらないので
ブレーキ装置の耐久性が一層向上する。第17図図示のよ
うに、ベルト17b及び主軸プーリ16の回転方向に対して
可動体32が前記と逆の関係になるように配置した場合
は、可動体32がベルト17bに食込むばかりでなく可動体3
2に制動のための曲げ力以外に押付けPが作用するため
制動力が安定せず且つ可動体32等に無理な力が働く欠点
がある。
一方、本実施例ではクラッチペダル29に連動した可動
体32をベルトに押付けミッション入力軸15を制動する構
造となっているため、ベルトがブレーキシューの効果を
発揮し、回動体32(図示例では棒状弾機)一本の簡素な
構造のものでブレーキ効果を果たすことができる。ま
た、トルクの小さいミッション入力軸15にブレーキ装置
を設けてあるので径の大きい所を押すことと相俟って比
較的小さな押圧力を与えるだけで大きな制動力が得られ
ると共に、主軸プーリ16に巻付いているベルト部分を押
圧するので、ブレーキ作動時押圧作用を受けているベル
トが緊張方向に引張られてクラッチ切れ不良等の悪影響
を及ぼすことがないうえ、押圧力が小さくて済み且つ可
動体32の移動ストロークが大きいことにより制動範囲が
大きく、調整が不要となる。
体32をベルトに押付けミッション入力軸15を制動する構
造となっているため、ベルトがブレーキシューの効果を
発揮し、回動体32(図示例では棒状弾機)一本の簡素な
構造のものでブレーキ効果を果たすことができる。ま
た、トルクの小さいミッション入力軸15にブレーキ装置
を設けてあるので径の大きい所を押すことと相俟って比
較的小さな押圧力を与えるだけで大きな制動力が得られ
ると共に、主軸プーリ16に巻付いているベルト部分を押
圧するので、ブレーキ作動時押圧作用を受けているベル
トが緊張方向に引張られてクラッチ切れ不良等の悪影響
を及ぼすことがないうえ、押圧力が小さくて済み且つ可
動体32の移動ストロークが大きいことにより制動範囲が
大きく、調整が不要となる。
考案の効果 以上のように構成される本考案によれば、クラッチ切
操作に連動した可動体をベルトに押付けミッション入力
軸を制動する構造となっているため、ベルトがブレーキ
シューの効果を発揮し、可動体は簡素な構造のものでブ
レーキ効果をはたすことができる。また、トルクの小さ
いミッション入力軸にブレーキ装置を設けてあるので径
の大きい所を押すことと相まって比較的小さい押圧力を
与えるだけで大きな制動力が得られると共に、主軸プー
リに巻付いているベルト部分を押圧するので、ブレーキ
作動時押圧作用を受けているベルトが緊張方向に引張ら
れてクラッチ切れ不良等の悪影響を及ぼすことがないう
え、押圧力が小さくて済み且つ可動体の移動ストローク
が大きいことにより制動範囲が大きく、調整が不要とな
る。
操作に連動した可動体をベルトに押付けミッション入力
軸を制動する構造となっているため、ベルトがブレーキ
シューの効果を発揮し、可動体は簡素な構造のものでブ
レーキ効果をはたすことができる。また、トルクの小さ
いミッション入力軸にブレーキ装置を設けてあるので径
の大きい所を押すことと相まって比較的小さい押圧力を
与えるだけで大きな制動力が得られると共に、主軸プー
リに巻付いているベルト部分を押圧するので、ブレーキ
作動時押圧作用を受けているベルトが緊張方向に引張ら
れてクラッチ切れ不良等の悪影響を及ぼすことがないう
え、押圧力が小さくて済み且つ可動体の移動ストローク
が大きいことにより制動範囲が大きく、調整が不要とな
る。
また本考案は、ブレーキ装置を簡素化できコストを大
巾に削減できる効果がある。
巾に削減できる効果がある。
第1図はベルト伝動装置の側面図、第2図は同上一部切
欠平面図、第3図及び第4図は夫々要部の側面図、第5
図及び第6図は夫々要部の部分側面図及び平面図、第7
図はベルトガイド、ベルト及び可動体の関係を示す平面
図、第8図は本考案を装備した乗用田植機の側面図、第
9図はタイトアームと断ロッドの関係を示す側面図、第
10図乃至第12図は夫々他の実施例を示す側面図で、第10
図はクラッチONでブレーキOFF状態時、第11図は可動体
がベルトガイドに当接した状態、第12図はベルトガイド
がベルトを押圧した状態を示す夫々側面図、第13図乃至
第15図は従来例を示すもので、第13図は内拡式ブレーキ
装置とベルト伝動部の側面図、第14図は内拡式ブレーキ
装置の断面図、第15図は乗用田植機の動力伝動構造図、
第16図は本考案の作用説明図、第17図はベルト及び主軸
プーリの回転方向を本考案と逆方向にした場合の作用説
明図である。 図中、1……前輪、2……後輪、4……エンジン、12…
…エンジン出力軸、14……トランスミッション、15……
ミッション入力軸、17……伝動ベルト、19……副変速レ
バー、29……クラッチペダル、32,32′……可動体、35,
35′……ベルトガイド、42……円筒部、B……ベルト伝
動装置、C1……テンションクラッチ。
欠平面図、第3図及び第4図は夫々要部の側面図、第5
図及び第6図は夫々要部の部分側面図及び平面図、第7
図はベルトガイド、ベルト及び可動体の関係を示す平面
図、第8図は本考案を装備した乗用田植機の側面図、第
9図はタイトアームと断ロッドの関係を示す側面図、第
10図乃至第12図は夫々他の実施例を示す側面図で、第10
図はクラッチONでブレーキOFF状態時、第11図は可動体
がベルトガイドに当接した状態、第12図はベルトガイド
がベルトを押圧した状態を示す夫々側面図、第13図乃至
第15図は従来例を示すもので、第13図は内拡式ブレーキ
装置とベルト伝動部の側面図、第14図は内拡式ブレーキ
装置の断面図、第15図は乗用田植機の動力伝動構造図、
第16図は本考案の作用説明図、第17図はベルト及び主軸
プーリの回転方向を本考案と逆方向にした場合の作用説
明図である。 図中、1……前輪、2……後輪、4……エンジン、12…
…エンジン出力軸、14……トランスミッション、15……
ミッション入力軸、17……伝動ベルト、19……副変速レ
バー、29……クラッチペダル、32,32′……可動体、35,
35′……ベルトガイド、42……円筒部、B……ベルト伝
動装置、C1……テンションクラッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−68729(JP,U) 実公 昭44−26727(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】動力源の出力軸(12)とトランスミッショ
ン(14)の入力軸(15)との間にテンションクラッチ
(C1)を備えたベルト伝動装置(B)を設け、上記ト
ランスミッション(14)の出力軸より走行車輪の走行動
力を伝達するようにした移動農機において、前記入力軸
(15)に固定された主軸プーリ(16)の外周近傍に該主
軸プーリ(16)に捲回されたベルト(17)を押圧して主
軸プーリ(16)を制動する可動体(32)を配設すると共
に、該可動体(32)をベルト伝達装置(B)のクラッチ
機構(C)に連繋し、クラッチの切操作に連動して上記
主軸プーリ(16)が制動されるように可動体(32)をベ
ルト(17)に押付け操作する機構としたことを特徴とす
る移動農機のブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989057831U JP2524640Y2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | 移動農機のブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989057831U JP2524640Y2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | 移動農機のブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02150448U JPH02150448U (ja) | 1990-12-26 |
JP2524640Y2 true JP2524640Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=31582896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989057831U Expired - Lifetime JP2524640Y2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | 移動農機のブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2524640Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2513224Y2 (ja) * | 1990-06-27 | 1996-10-02 | 株式会社クボタ | 農作業車の伝動構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4426727Y1 (ja) * | 1965-07-08 | 1969-11-10 | ||
JPH0541627Y2 (ja) * | 1986-10-24 | 1993-10-21 |
-
1989
- 1989-05-19 JP JP1989057831U patent/JP2524640Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02150448U (ja) | 1990-12-26 |
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