JP3380648B2 - コンバインの走行変速装置 - Google Patents

コンバインの走行変速装置

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JP3380648B2
JP3380648B2 JP7852295A JP7852295A JP3380648B2 JP 3380648 B2 JP3380648 B2 JP 3380648B2 JP 7852295 A JP7852295 A JP 7852295A JP 7852295 A JP7852295 A JP 7852295A JP 3380648 B2 JP3380648 B2 JP 3380648B2
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浩明 江間
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正逆方向に人為操作自
在な変速操作具と、車体走行用無段変速装置における正
逆方向に移動可能な被操作部とが、機械的連係機構を介
して連係され、前記変速操作具が走行中立状態へ減速操
作される際に、前記変速操作具を走行中立状態に受け止
め規制する受け止め規制部が設けられ、前記被操作部を
移動させる駆動操作手段と、前記変速操作具が人為操作
されている操作状態であるか否か、及び、操作状態での
操作方向を検出する操作状態検出手段と、その操作状態
検出手段の検出結果に基づいて、前記駆動操作手段の作
動を制御する変速制御手段とが備えられているコンバイ
ンの走行変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記走行変速装置において、従来では、
変速操作具の人為操作に基づいて、駆動操作手段が被操
作部を移動させた後、変速操作具の操作が停止されて、
操作状態検出手段により前記操作状態でないことが検出
されると、変速操作具がどのような操作位置にあって
も、検出状態が設定時間継続した後に駆動操作手段の作
動を停止させるように構成されていた。
【0003】このような構成は、例えば、変速操作具を
所定方向に人為操作して被操作部を移動させている途中
で、駆動操作手段による操作速度よりも変速操作具の人
為操作速度が低速になったような場合、前記設定時間よ
りも短い僅かな時間だけ操作状態検出手段による検出状
態が、前記操作状態でないものと判別されることが考え
られるが、このような場合には、駆動操作手段の作動を
継続させるようにして、円滑な変速操作が行えるように
したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、変速操作具を常に人為操作力に基づいて操作を停止
させる場合においては、円滑な変速操作が行えるけれど
も、変速操作具が走行中立状態へ減速操作される際に、
変速操作具が受け止め規制部によって走行中立状態に対
応する位置で受け止め規制される構成であるから、次の
ような不具合が発生するおそれがあった。
【0005】つまり、変速操作具が受け止め規制具によ
って受け止められ、それ以上の操作が規制されるけれど
も、変速操作具の操作が停止した後に前記設定時間が経
過するまでの間は、駆動操作手段は作動を継続すること
になり、被操作部が変速操作具に対して過剰操作され、
相対的に操作状態検出手段が逆向き操作方向(増速側方
向)の操作状態を検出することがある。
【0006】その結果、駆動操作手段が作動を開始して
被操作部が逆向き(増速側方向)に移動することにな
り、操作者の意思に反して、機械的連係機構を介して連
係されている変速操作具も同様に逆向き(増速側方向)
に移動するといった不具合が発生するおそれがあった。
【0007】このとき、このように意に反して逆操作さ
れる変速操作具を中立状態に戻し操作させようとする
と、再度、操作状態検出手段が逆向き操作方向の操作状
態を検出して駆動操作手段が逆方向に操作されることに
なって、駆動操作手段が微小範囲内で正逆操作が繰り返
し行われる、所謂ハンチング動作を行うおそれが大とな
る。
【0008】又、上述したように、被操作部が逆向き
(増速側方向)に移動すると、走行中立状態から外れて
しまうおそれがあるといった不利な面もあった。
【0009】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、走行中立状態に対応する位置に
おいて、変速操作具が受け止め規制される構成であって
も、円滑な変速操作を行うことが可能となる走行変速装
置を提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
正逆方向に人為操作自在な変速操作具と、車体走行用無
段変速装置における正逆方向に移動可能な被操作部と
が、機械的連係機構を介して連係され、前記変速操作具
が走行中立状態へ減速操作される際に、前記変速操作具
を走行中立状態に対応する位置で受け止め規制する受け
止め規制部が設けられ、前記被操作部を移動させる駆動
操作手段と、前記変速操作具が人為操作されている操作
状態であるか否か、及び、操作状態での操作方向を検出
する操作状態検出手段と、その操作状態検出手段の検出
結果に基づいて、前記駆動操作手段の作動を制御する変
速制御手段とが備えられているコンバインの走行変速装
置において、前記走行中立状態又はそれに近い状態であ
るか否かを検出する中立状態検出手段が備えられ、前記
変速制御手段は、前記中立状態検出手段が検出作動して
いない状態において、前記操作状態検出手段により前記
操作状態でないことが検出され、その検出状態が設定時
間継続すると、前記駆動操作手段の作動を停止させるよ
うに構成され、前記中立状態検出手段が検出作動してい
る状態において、前記操作状態検出手段により前記操作
状態でないことが検出されると直ちに、又は、その検出
状態が前記設定時間よりも短い時間継続すると、前記駆
動操作手段の作動を停止させるように構成されている点
にある。
【0011】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記中立状態検出
手段が、前記変速操作具の操作位置に基づいて検出作動
するスイッチで構成されている点にある。
【0012】第3発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記中立状態検出
手段が、車体走行速度を検出する車速検出手段の検出情
報に基づいて、前記走行中立状態又はそれに近い状態で
あるか否かを検出するように構成されている点にある。
【0013】第4発明の特徴構成は、第1、2又は第3
発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前記
駆動操作手段が電動モータにて構成されている点にあ
る。
【0014】第5発明の特徴構成は、第1、第2、第3
又は第4発明の実施に好適な構成を特定するものであっ
て、前記操作状態検出手段が、前記変速操作具と前記被
操作部との相対変位に基づいて、前記操作状態並びにそ
の操作方向を検出する一対のスイッチで構成されている
点にある。
【0015】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、中立状態検出手
段により走行中立状態又はそれに近い状態であることが
検出されていない状態においては、操作状態検出手段に
より操作状態でないことが検出され、その検出状態が設
定時間継続すると、駆動操作手段の作動が停止される。
【0016】従って、通常の走行状態(走行中立状態で
ない状態)において変速操作が行われる際には、短時間
のみ操作状態でないことが検出された場合であっても、
駆動操作手段が作動停止することがなく、円滑な作動が
行える。
【0017】そして、中立状態検出手段により走行中立
状態又はそれに近い状態であることが検出される状態、
つまり、変速操作具が、受け止め規制具により位置規制
されて操作停止される状態においては、操作状態検出手
段により操作状態でないことが検出されると直ちに、又
は、その検出状態が前記設定時間よりも短い時間継続す
ると、駆動操作手段の作動が停止されることになる。
【0018】従って、受け止め規制具に接当規制されて
変速操作具が操作停止された場合であっても、操作状態
検出手段によってそのことが検出された時点から時間遅
れの少ない状態で駆動操作手段の作動が停止されるか
ら、過剰作動によって、操作状態検出手段により逆向き
の操作状態が検出されるおそれが少ないものとなる。
【0019】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。変速操作
具が、走行中立状態に相当する位置又はそれに近い位置
にあるか否かがスイッチにて検出され、スイッチの検出
情報に基づいて、走行中立状態又はそれに近い状態であ
るか否かが検出される。
【0020】第3発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。車速検出
手段の検出情報に基づいて、走行中立状態又はそれに近
い状態であるか否かが検出される。
【0021】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。駆動操作手段が電動モータにて構成されるから、
油圧アクチュエータ等の他の駆動手段に比較して、起動
や作動停止等の制御が比較的簡単に行えるものとなる。
【0022】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による作用に加えて次
の作用がある。変速操作具を人為操作させると、被操作
具との間で相対変位して、その変位に基づいて一対のス
イッチのいずれかが検出状態となるから、正逆操作方向
夫々において確実に操作状態を検出できるのである。
【0023】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、車体走行
状態での変速操作においては、誤操作や車体振動等に起
因して駆動操作手段が誤作動するといった不利を未然に
回避できて、円滑な操作を行えるものでありながら、走
行中立状態に対応する位置において、変速操作具が受け
止め規制される構成であっても、受け止め規制に伴って
駆動操作手段がハンチング状態になるといった不利を解
消でき、全ての操作範囲にわたって円滑な変速操作を行
うことが可能となる走行変速装置を提供できるに至っ
た。
【0024】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。走行中立
状態又はそれに近い状態であるか否かを、機械的な変位
にて確実に検出できる。
【0025】第3発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。車速検出
手段の検出情報に基づいて走行中立状態又はそれに近い
状態であるか否かが検出される構成であるから、車速検
出手段の検出情報を他の制御にも利用することが可能と
なる。
【0026】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による効果に加えて次の効果が
ある。油圧アクチュエータ等を用いる場合に比較して、
比較的簡単な構成で変速用の駆動操作を行えるものとな
る。
【0027】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による効果に加えて次
の効果がある。変速操作具の操作状態と操作方向を、機
械的な変位に基づいて確実に検出することができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図3
にコンバインにおける車体走行駆動用の伝動機構が示さ
れており、車体に搭載されるエンジン1の動力が、ベル
トテンションクラッチ2を介して走行用無段変速装置1
0に伝達され、走行用無段変速装置10の変速出力が、
前後進切り換え機構3及び操向クラッチ(図示せず)等
が備えられた走行用ミッション4を介して左右クローラ
走行装置5,5に伝えられるように構成されている。
尚、無段変速装置10の変速出力は刈取部にも伝えられ
るようになっている。
【0029】前記走行用無段変速装置10は、図2に示
すように、走行用ミッション4のケーシングに連結支持
される変速ケース11の内部に、一対のベルトプーリ1
8,19にわたって伝動ベルト12が巻回され、各ベル
トプーリ18,19に対する伝動ベルト12の巻き掛け
径を変化させることで変速が行われるベルト式無段変速
装置に構成されている。すなわち、変速ケース11の一
端側に、前記ベルトテンションクラッチ2の出力側ベル
トプーリ2aを一体回動自在に備えた入力軸13が、ボ
ールベアリング15を介して回動自在に取付けられ、変
速ケース11の他端側に、前記走行用ミッション4に対
する伝動部16aを備えた出力軸16が、ボールベアリ
ング17を介して回動自在に取り付けられている。
【0030】そして、入力軸13に取り付けた入力側ベ
ルトプーリ18と、出力軸16に取り付けた出力側ベル
トプーリ19とにわたって伝動ベルト12が巻き掛けら
れ、入力側ベルトプーリ18は、入力軸13に一体回動
のみ可能で、入力軸13の軸芯方向には摺動しないよう
に取り付けた固定側割りプーリ部分18aと、入力軸1
3にボール13aを介しての噛み合いによって一体回動
自在で、且つ、ボール組み込み溝18cの長溝形状の作
用で入力軸13の軸芯方向に摺動自在に取付けられた固
定側割りプーリ部分18bとから成る割りプーリに構成
されている。又、出力側ベルトプーリ19は、出力軸1
6に相対回動自在に、かつ、出力軸16の軸芯方向に摺
動自在に取り付けた第1割りプーリ部分19bと、出力
軸16に一体回動のみ可能で、出力軸16の軸芯方向に
は摺動しないように固定した第2割りプーリ部分19a
とでなる割りプーリに構成されている。出力側ベルトプ
ーリ19の第1割りプーリ部分19bと、出力軸16に
取り付けたばね受け部材22との間に、第1割りプーリ
部分19bを第2割りプーリ部分19aに接近する側に
摺動付勢するコイルばね21を設けるとともに、第1割
りプーリ部分19bと出力軸16との相対回動を利用し
て伝動ベルト12を伝動用緊張状態に維持するベルト緊
張用カム機構50を設けてある。
【0031】従って、この無段変速装置は、ベルトテン
ションクラッチ2からの動力を入力軸13により導入
し、伝動ベルト12により出力軸16に伝達してこの出
力軸16から走行用ミッション4に伝達するように構成
され、入力側ベルトプーリ18の可動側割りプーリ部分
18bを入力軸13に対して摺動操作させて、固定側割
りプーリ部分18aに接近あるいは離間させることによ
り、入力側ベルトプーリ18のベルト巻き掛け径が変化
するとともに、これに伴い、出力側ベルトプーリ19の
第1割りプーリ部分19bが伝動ベルト12の張力と、
コイルばね21の付勢力とのために第2割りプーリ部分
19aに接近したり、第2割りプーリ部分19aから離
間して出力側ベルトプーリ19のベルト巻き掛け径が変
化する。これにより、入力側ベルトプーリ18と出力側
ベルトプーリ19の間の伝動比が無段階に変化し、ベル
トテンションクラッチ2からの回動力を無段階に変速し
て走行用ミッション4に伝達するようにしてある。
【0032】入力側ベルトプーリ18の可動側割りプー
リ部分18bの入力軸13に外嵌しているボス部にボー
ルベアリング23を介して相対回動自在にリング状のカ
ムフォロア支持部材24を取り付けるとともに、このカ
ムフォロア支持部材24は、可動側割りプーリ部分18
bが入力軸13に対して摺動する際、ボールベアリング
23に作用するストッパーリング25の作用によって可
動側割りプーリ部分18bと共に移動するようになって
いる。前記カムフォロア支持部材24に支軸26を介し
てローラ形カムフォロア27が取り付けられている。支
軸26に取り付けた係止ローラ28が、変速ケース11
に形成したガイド溝11aの内部で接当して、カムフォ
ロア27が入力軸13の軸芯方向に移動することを可能
にしながら、可動側割りプーリ部分18bとは共回りし
ないように構成されている。
【0033】前記入力軸13の一端側を支持するボール
ベアリング15は、変速ケースの軸承孔に回動自在に内
嵌された筒状の回動操作部14により支持されており、
この回動操作部14の一端側の大径部に第1ローラ27
に作用する図4の如き第1〜第3操作カム部14a,1
4b,14cが形成されており、この回動操作部14を
入力軸13の軸芯Xまわりで回動操作することによって
走行用無段変速装置10が変速作動するようになってい
る。すなわち、回動操作部14を回動操作して第1操作
カム部14aがカムフォロアー27に対応する中立位置
にすると、可動側割りプーリ部分18bがベルト張力の
ために固定側割りプーリ部分18aから最も遠く離れ、
伝動ベルト12と入力側ベルトプーリ18の間にスリッ
プが発生して伝動切り状態になる。第1操作カム部14
aの両側に位置する第2操作カム部14bまたは第3操
作カム部14cが、カムフォロア27に対応する伝動位
置にあると、第2操作カム部14bまたは第3操作カム
部14cが傾斜形状のためにカムフォロア27に押圧作
用して可動側割りプーリ部分18bを固定側割りプーリ
部分18aの方に押し操作し、伝動ベルト12が伝動用
緊張状態になって伝動入り状態になる。そして、第2操
作カム部14bがカムフォロア27に対応する場合、回
動操作部14を正回転方向Aに回動操作すると、可動側
割りプーリ部分18bが固定側割りプーリ部分18aに
近づいて増速側に変速作動し、操作部14を逆回転方向
Bに回動操作すると、可動側割りプーリ部分18bが固
定側割りプーリ部分18aから離れて減速側に変速作動
する。第3操作カム部14cがカムフォロア27に対応
する場合、操作部14を正回転方向Aに回動操作する
と、可動側割りプーリ部分18bが固定側割りプーリ部
分18aから離れて減速側に変速作動し、操作部14を
逆回転方向Bに回動操作すると、可動側割りプーリ部分
18bが固定側割りプーリ部分18aに近づいて増速側
に変速作動する。
【0034】走行用無段変速装置10の変速操作構造に
ついて説明する。図1、図2に示すように、走行用無段
変速装置10の操作具としての変速レバー30が前後揺
動操作自在に設けられ、この変速レバー30の人為操作
に基づいて、無段変速装置10が変速操作されるように
構成されると共に、人為操作だけでは操作が重くなるの
で、駆動操作手段としての電動モータ33によって、変
速操作(回動操作部14の回動操作)を補助するように
構成されている。
【0035】変速ケース11の入力軸13を支持してい
る部分に連動部材31のボス部31aを介して前記軸芯
Xまわりで回動自在に取り付けた基端側レバー部分30
aと、この基端側レバー部分30aに軸芯Yまわりで揺
動自在に連結した先端側レバー部分30bとによって形
成され、入力軸13の軸芯Xまわりでの揺動方向と、前
記軸芯Yまわりでの揺動方向との十字方向に揺動操作で
きるように構成されている。従って、図5に示すよう
に、前進変速用ガイド溝32a、後進変速用ガイド溝3
2c及び、操作状態切り換え用段差部分を形成する中間
ガイド溝32bの夫々に沿わせて揺動操作できるように
なっている。
【0036】前記連動部材31は、変速ケース11に対
して入力軸13の軸芯Xまわりで回動自在に設けられ、
回動操作部14に対しては一体に回動するように機械的
に連結されている。
【0037】連動部材31に形成した扇形ギヤ部31b
に、駆動操作手段の一例としての正逆転駆動自在な直流
式電動モータ33の出力ピニオンギヤ33aを咬合させ
ることにより、この電動モータ33が連動部材31を介
して回動操作部14を移動操作させるように構成されて
いる。電動モータ33はブラケット48を介して変速ケ
ース11に位置固定状態で取付けられているので、電動
モータ33を回動させると、出力ピニオンギヤ33aに
よって連動部材31を変速ケース11に対して軸芯Xま
わりで回動操作させ、回動操作部14が連動部材31と
共に回動するのである。従って、被操作部としての回動
操作部14は、変速レバー30と一体移動するように機
械式連係機構を介して連係され、正逆方向に作動可能に
構成されている。
【0038】尚、ベルト式無段変速装置10は、変速レ
バー30の操作量に対する変速出力(車速)の変化特性
は、図8に示すように、車速が低速側にあるときは、変
速レバー30の単位操作量に対する車速の変化量が小さ
く、高速側になるほど大きくなるような非線形の特性を
有する構成となっている。
【0039】尚、図1に示すように、走行用ミッション
4に内装される前後進切り換え機構3の操作部3aと、
連動部材31とが連動ケーブル6により連結され、変速
レバー30をガイド溝32aに位置させている場合に
は、前後進切り換え機構3が前進走行状態に切り換わ
り、変速レバー30をガイド溝32cに位置させている
場合には、前後進切り換え機構3が後進走行状態に切り
換わるように、機械的に連係されている。
【0040】前記基端側レバー部分30aから半径方向
外方に操作アーム30cが延出され、この操作アーム3
0cの揺動端部に軸芯X方向に沿う操作ピン41が設け
られ、この操作ピン41が連動部材31のピン孔31c
に入り込み、ピン孔31cの内部で動き得る範囲内で、
変速レバー30と連動部材31とが軸芯Xのまわりで微
小範囲にわたって相対移動するようにしてある。そし
て、前記操作ピン41に対して連動部材31の回動方向
での両側に振り分け配置した状態で第1操作検出スイッ
チSW1と第2操作検出スイッチSW2とが連動部材3
1に取り付けられており、これらの前記第1、第2操作
検出スイッチSW1,SW2により、変速レバー30の
操作方向および操作状態を検出する操作状態検出手段4
0が構成されている。
【0041】前記第1、第2操作検出スイッチSW1,
SW2は、図6に示すように、高弾性のゴムGにより被
覆され、絶縁スペーサ42を介して1対の電極43,4
4を僅かの隙間をあけて内装して構成され、外部より所
定値以上の圧力が加わると極めて小さいストロークで導
通作動する(ON状態になる)ように構成されている。
【0042】変速レバー30をガイド溝32a,32
b,32cのうちの前進側ガイド溝32aで移動方向U
に、後進側ガイド溝32cで移動方向Dに揺動操作する
と、スイッチ操作ピン41が第1操作検出スイッチSW
1を押圧して切り換え操作する。変速レバー30を前進
側ガイド溝32aで移動方向Dに、後進側ガイド溝32
cで移動方向Uに揺動操作すると、スイッチ操作ピン4
1が第2操作検出スイッチSW2を押圧して切り換え操
作する。これにより、変速レバー30の操作状態および
操作方向を検出する。つまり、第1、第2操作検出スイ
ッチSW1,SW2のいずれもが非操作状態にあると、
変速レバー30が操作されていない状態にあると検出
し、第1、第2操作検出スイッチSW1,SW2のいず
れか一方が切り換え操作された状態にあると、変速レバ
ー30が操作されている状態にあると検出するととも
に、切り換え操作されているスイッチは第1、第2操作
検出スイッチSW1,SW2のいずれであるかを知るこ
とにより、変速レバー30の操作方向が回動操作部14
を正回転方向Aと逆回転方向Bのいずれに回動させるべ
き操作方向であるかを検出する。
【0043】図7に示すように、前記各操作検出スイッ
チSW1,SW2の検出情報は変速制御手段としての制
御装置45に与えられ、この制御装置45はこれらの検
出情報に基づいて、電動モータ33を駆動制御するよう
に構成されている。制御装置45は、マイクロコンピュ
ータを備えて構成され、モータ駆動回路46に対してパ
ルス信号を与えて電動モータ33を正逆転駆動させると
共に、パルス信号のデューティ比を変更させることで、
電動モータ33の駆動速度を変更させることができるよ
うに構成されている。
【0044】変速レバー30をガイド溝32a,32
b,32cに沿わせて揺動操作し、ガイド溝32bに位
置させると、回動操作部14が中立位置になって走行用
無段変速装置10が伝動切り状態になる。変速レバー3
0を前進側ガイド溝32aに沿わせて移動方向Uに揺動
操作すると、電動モータ33が各操作検出スイッチSW
1,SW2からの情報に基づいて回動操作部14を正回
転方向Aに移動操作し、走行用無段変速装置10が前進
高速側に変速作動する。電動レバー30をガイド溝32
aに沿わせて移動方向Dに揺動操作すると、電動モータ
33が操作検出スイッチSW1,SW2からの情報に基
づいて回動操作部14を逆回転方向Bに移動操作し、走
行用無段変速装置10が前進低速側に変速作動する。
【0045】変速レバー30を後進側ガイド溝32cに
沿わせて移動方向Uに揺動操作すると、電動モータ33
が各操作検出スイッチSW1,SW2からの情報に基づ
いて回動操作部14を逆回転方向Bに移動操作し、走行
用無段変速装置10が後進高速側に変速作動する。変速
レバー30をガイド溝32cに沿わせて移動方向Dに揺
動操作すると、電動モータ33が操作検出スイッチSW
1,SW2からの情報に基づいて回動操作部14を正回
転方向Aに回動操作し、走行用無段変速装置10が後進
低速側に変速作動する。
【0046】変速レバー30が、前進側ガイド溝32a
又は後進側ガイド溝32cにおいて移動方向D(減速側
操作方向)に沿って操作される際に、夫々のガイド溝3
2a,32cの内端縁k(受け止め規制部に相当する)
において、走行中立状態に対応する位置で変速レバー3
0が強制的に受け止め規制されるようになっており、過
剰操作によって前後逆方向の走行状態に切り換わること
が無いように構成されている。
【0047】尚、電動モータ33には平ギア式の減速機
構(図示せず)が内装されており、例えば、電動モータ
33が故障等により駆動できない状態であっても、変速
レバー30を人為操作することで、回動操作部14の回
動操作(特に、減速操作)が行えるようになっている。
又、正常なモータ動作状態においてレバーストロークの
途中で変速レバー30を停止させる場合に、その変速位
置に保持させるために、回動操作部14の回動を停止さ
せるための電磁式制動機構(図示せず)が内装されてい
る。
【0048】そして、変速レバー30に対して人為操作
により加えられた操作荷重をレバーの歪み量として検出
する操作荷重検出手段としてのストレインゲージ等の歪
み量センサ47が、変速レバー30の基端側に設けられ
ており、この歪み量センサ47の検出情報に基づいて、
制御装置45が前記各操作検出スイッチSW1,SW2
により操作状態が検出されている間における、操作荷重
の最大値が大きいほど、電動モータ33の作動速度が高
速になるように設定し、且つ、前記操作状態が検出され
ている間においては、設定された作動速度に維持するよ
うに構成されている。
【0049】又、走行ミッション4の内部には、車軸の
回転数に基づいて車速を検出する車速検出手段としての
車速センサ49が設けられ、この車速センサ49により
検出される検出車速に基づいて、前記操作荷重の最大値
に基づいて設定された電動モータ33の作動速度を加減
速補正するように構成されている。又、図8に示すよう
に、走行中立状態になると車速がゼロになるので、車速
センサ49の検出情報に基づいて制御装置45が走行中
立状態であるか否かを判別するようになっている。従っ
て、中立状態検出手段TUは、制御装置45に制御プロ
グラムとして備えられることになる。
【0050】次に制御装置45の制御動作について説明
する。図9、図10に示すように、第1操作検出スイッ
チSW1のON状態が検出されると、歪み量センサ47
の検出情報に基づいて、変速レバー30に対する操作荷
重の最大値を読み込み(ステップ1、2)、その操作荷
重最大値(最大荷重)が大きいほど高速になるように予
め定められている変化特性に基づいて、モータ駆動回路
46に加えるパルス信号のデューティ比を設定する(ス
テップ3)。そして、車速センサの検出値により現在の
走行車速を読み込み、その検出車速に基づいて、デュー
ティ比の補正量を求め、上述したようにして設定された
設定デューティ比を補正する(ステップ4,5)。具体
的に説明すると、図8に示すように、検出車速が第1設
定値V1よりも低い低速域にあるときはデューティ比は
補正せず、検出車速が第1設定値V1よりも高く第2設
定値V2よりも低い中速域にあるときは、比較的少ない
補正量により、設定デューティ比を減速側に補正する。
そして、検出車速が第2設定値V2よりも高い高速域に
あるときは、多めの補正量により、設定デューティ比を
減速側に補正する。つまり、検出車速が低いほど電動モ
ータ33の作動速度、即ち、変速操作速度が低速側にな
るように補正するのである。
【0051】そして、第1操作検出スイッチSW1のO
N状態が検出されてから、そのON状態が第1設定時間
T1〔例えば、200msec(ミリ秒)〕以上継続す
ると(ステップ6)、補正された設定デューティ比にて
モータ駆動回路46にパルス信号を出力して、電動モー
タ33を正転方向(A方向)に回転駆動させる(ステッ
プ7)。尚、ON状態が第1設定時間T1(200ms
ec)未満であれば、操作は実行されず、ステップ1に
戻る。その後、変速レバー30に対する最大荷重が変化
すると、新たな最大荷重に基づいてデューティ比が設定
され(ステップ8,2,3)、最大荷重が変化しなけれ
ば、第1操作検出スイッチSW1のOFF状態が検出さ
れるまで、検出車速に基づいて補正される設定デューテ
ィ比にてモータ駆動回路46に対してパルス信号が出力
され、電動モータ33が正転駆動される(ステップ
9)。
【0052】電動モータ33の駆動途中において、第1
操作検出スイッチSW1のOFF状態が検出されるに伴
って電動モータ33の駆動を停止させるが、そのとき、
車速センサ49の検出情報に基づいて減速側への操作で
あるか否かが判別され(ステップ10)、減速側への操
作でない場合、つまり、増速側への操作であれば、第1
操作検出スイッチSW1のOFF状態が第2設定時間
(例えば、40msec)以上継続すれば、電動モータ
33の作動を停止させる(ステップ11,12)。
【0053】そして、減速側への操作である場合は、車
速センサ49の検出情報に基づいて走行中立状態である
か否かが判別され(ステップ13)、中立状態でなけれ
ば、第1操作検出スイッチSW1のOFF状態が第2設
定時間T2(40msec)以上継続すれば、電動モー
タ33の作動を停止させ(ステップ14,12)、中立
状態であれば、第1操作検出スイッチSW1のOFF状
態が、第2設定時間T2よりも短い第3設定時間T3
(5msec)以上継続すれば電動モータ33の作動を
停止させる(ステップ15,12)ようにして、中立状
態であれば素早く作動停止させて、変速レバー30がガ
イド溝の内端縁kに接当してハンチング動作することを
抑制するようになっている。
【0054】即ち、中立状態に減速操作させたとき、変
速レバー30がガイド溝の内端縁kに接当してそれ以上
の移動が規制された状態で電動モータ33が作動して、
回動操作部14が更に回動することで、第1操作検出ス
イッチSW1がOFF状態を検出すると、OFF状態に
切り換わったときから短い第3設定時間T3(5mse
c)だけOFF状態が継続すれば、電動モータ33の作
動が停止することになるので、電動モータ33の過剰操
作に起因して、第2操作検出スイッチSW2がON状態
に切り換わりハンチング動作が発生することを抑制でき
るように構成されている。
【0055】尚、上記各設定時間T1,T2,T3は、
上述したような値に限定されるものではなく、各種の状
況に基づいて種々変更が可能である。
【0056】又、第2操作検出スイッチSW2のON状
態が検出された場合には(ステップ16)、上述したよ
うな制御と同様な制御が、電動モータ33の作動方向が
逆向き(逆転方向)になる状態で実行される(ステップ
17〜30)。
【0057】このように、操作荷重の最大値が大きいほ
ど高速で電動モータ33を作動させるので、人為操作の
操作感覚に適合した速さで変速が行われると共に、車速
が低いほど高速で電動モータ33が作動するので、レバ
ー操作量に対する車速変化が少ない低速側においては電
動モータ33が速めに作動し、レバー操作量に対する車
速変化が大である高速側においては電動モータ33が遅
めに作動して急激な変化を防止して走行安全性を高める
ことができる。又、旋回走行等が実行される中速域にお
いては、作動速度がやや低速となって速度調整が行い易
くなるようにしている。しかも、変速レバー30が中立
状態でガイド溝の内端縁kにより接当規制される場合
に、電動モータ33の過剰操作によってハンチングが発
生しないようにしている。
【0058】〔別実施例〕 (1)上記実施例では、中立状態検出手段が検出作動し
ている状態では、第1操作検出スイッチSW1のOFF
状態が、第2設定時間T2よりも短い第3設定時間T3
(5msec)以上継続すれば電動モータ33の作動を
停止させる構成としたが、このような構成に代えて、中
立状態検出手段が検出作動している状態においては、第
1操作検出スイッチSW1のOFF状態が検出される
と、時間遅れなく直ちに電動モータ33の作動を停止さ
せる構成としてもよい。
【0059】(2)上記実施例では、第1操作検出スイ
ッチSW1のOFF状態が検出されてから設定時間が経
過するまでの時間を計測する構成としたが、次のように
構成してもよい。上記したような電動モータの作動制御
等のメインの制御ルーチンに対して非同期状態で、設定
時間(例えば、5ms)毎に第1操作検出スイッチSW
1の状態をサンプリングする処理を実行するように構成
し、中立状態検出手段が中立状態を検出していない場合
は、その後のサンプリング処理において第1操作検出ス
イッチSW1のOFF状態が、例えば8回連続して検出
された場合(従って、最大40ms継続した場合)に、
電動モータ33の作動を停止させる構成とし、中立状態
検出手段が中立状態を検出すると、その後のサンプリン
グ処理において第1操作検出スイッチSW1のOFF状
態が検出されるとその時点ですぐに電動モータ33の作
動を停止させる構成とする等、サンプリングの回数の差
異によって、電動モータの作動停止までの時間を異なら
せる構成としてもよい。
【0060】(3)上記実施例では、車速センサの検出
情報に基づいて制御装置が走行中立状態を検出するよう
にしたが、このような構成に代えて、変速レバーが、走
行中立状態に対応する位置、あるいはそれに近い位置に
操作されたことをリミットスイッチ等のスイッチにて検
出するように、中立状態検出手段を構成してもよい。
【0061】(4)上記実施例では、変速レバーに対す
る操作荷重が大きいほど電動モータの作動速度を高速に
させるようにしたが、このような構成に代えて、電動モ
ータの作動速度を常に一定にさせる構成としてもよい。
又、上記実施例では、変速レバーを中立位置から正逆操
作方向に操作することで、前進側増速作動、あるいは、
後進側増速作動を行わせる構成としたが、このような構
成でなく、単に、所定方向の操作で無段変速装置の増速
作動を実行し、反対方向の操作で減速作動を実行させる
構成としてもよい。
【0062】(5)上記実施例では、変速レバー30の
操作状態検出手段として、一対のスイッチにて構成され
る場合を例示したが、このようなスイッチを設ける構成
に代えて、前記歪み量センサ47の検出情報に基づい
て、変速レバー30に加えられた操作荷重が設定下限値
を越えると操作状態であると判別するように構成しても
よい。
【0063】(6)上記実施例では、無段変速装置とし
てベルト式無段変速装置の場合を例示したが、これに限
定されるものではなく、変速操作具の人為操作に基づい
て正逆に作動され、駆動操作手段にて作動が補助される
構成であればよく、例えば、静油圧式無段変速装置の変
速操作部等、その他の無段変速装置であっても本発明は
適用できる。
【0064】(7)上記実施例では、駆動操作手段とし
て電動モータを用いたが、油圧モータやエンジンの駆動
力を用いた駆動機構等を用いてよい。
【0065】(8)上記実施例では、変速レバー30の
受け止め規制部kとして、段差付きのガイド溝の内縁に
て構成される場合を例示したが、このような構成に代え
て、単に接当片にて受け止め規制する構成としてもよ
い。
【0066】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速操作構成を示す側面図
【図2】無段変速装置の断面図
【図3】コンバインの伝動系統図
【図4】カム式変速操作機構を示す図
【図5】レバーガイドを示す図
【図6】検出スイッチの切欠斜視図
【図7】制御ブロック図
【図8】車速変化特性を示す図
【図9】制御動作のフローチャート
【図10】制御動作のフローチャート
【符号の説明】
10 無段変速装置 14 被操作部 30 変速操作具 33 駆動操作手段 40 操作状態検出手段 45 変速制御手段 49 車速検出手段 k 受け止め規制部 TU 中立状態検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 69/00 303 A01D 69/02 A01D 69/08 F16H 61/28 F16H 59:06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆方向に人為操作自在な変速操作具
    (30)と、車体走行用無段変速装置(10)における
    正逆方向に移動可能な被操作部(14)とが、機械的連
    係機構を介して連係され、 前記変速操作具(30)が走行中立状態へ減速操作され
    る際に、前記変速操作具(30)を走行中立状態に対応
    する位置で受け止め規制する受け止め規制部(k)が設
    けられ、 前記被操作部(14)を移動させる駆動操作手段(3
    3)と、前記変速操作具(30)が人為操作されている
    操作状態であるか否か、及び、操作状態での操作方向を
    検出する操作状態検出手段(40)と、その操作状態検
    出手段(40)の検出結果に基づいて、前記駆動操作手
    段(33)の作動を制御する変速制御手段(45)とが
    備えられているコンバインの走行変速装置であって、 前記走行中立状態又はそれに近い状態であるか否かを検
    出する中立状態検出手段(TU)が備えられ、 前記変速制御手段(45)は、 前記中立状態検出手段(TU)が検出作動していない状
    態において、 前記操作状態検出手段(40)により前記操作状態でな
    いことが検出され、その検出状態が設定時間継続する
    と、前記駆動操作手段(33)の作動を停止させるよう
    に構成され、 前記中立状態検出手段(TU)が検出作動している状態
    において、 前記操作状態検出手段(40)により前記操作状態でな
    いことが検出されると直ちに、又は、その検出状態が前
    記設定時間よりも短い時間継続すると、前記駆動操作手
    段(33)の作動を停止させるように構成されている
    ンバインの走行変速装置。
  2. 【請求項2】 前記中立状態検出手段(TU)が、前記
    変速操作具(30)の操作位置に基づいて検出作動する
    スイッチで構成されている請求項1記載のコンバインの
    走行変速装置。
  3. 【請求項3】 前記中立状態検出手段(TU)が、車体
    走行速度を検出する車速検出手段(49)の検出情報に
    基づいて、前記走行中立状態又はそれに近い状態である
    か否かを検出するように構成されている請求項1記載の
    コンバインの走行変速装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動操作手段(33)が電動モータ
    にて構成されている請求項1、2又は3記載のコンバイ
    ンの走行変速装置。
  5. 【請求項5】 前記操作状態検出手段(40)が、前記
    変速操作具(30)と前記被操作部(14)との相対変
    位に基づいて、前記操作状態並びにその操作方向を検出
    する一対のスイッチ(SW1),(SW2)で構成され
    ている請求項1、2、3又は4記載のコンバインの走行
    変速装置。
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