JPH08247274A - 走行変速装置 - Google Patents

走行変速装置

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Publication number
JPH08247274A
JPH08247274A JP7055397A JP5539795A JPH08247274A JP H08247274 A JPH08247274 A JP H08247274A JP 7055397 A JP7055397 A JP 7055397A JP 5539795 A JP5539795 A JP 5539795A JP H08247274 A JPH08247274 A JP H08247274A
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JP
Japan
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speed
operating
vehicle speed
detected
transmission
Prior art date
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Application number
JP7055397A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ema
浩明 江間
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人為的な操作感覚に適合した変速操作を行う
ことができるだけでなく、車体走行状況に対応した適切
な変速操作を行わせることが可能となる走行変速装置を
提供する。 【構成】 正逆方向に人為操作自在な変速操作具30
と、車体走行用無段変速装置10における正逆方向に作
動可能な被操作部14とが、機械的連係機構を介して連
係され、被操作部14を作動させる電動モータ33と、
変速操作具30が操作されている操作状態であるか否
か、及び、操作状態での操作方向を検出する操作状態検
出手段40の検出結果に基づいて、電動モータ33の作
動を制御する制御装置とが備えられている走行変速装置
において、変速操作具30に対する操作荷重を検出する
歪み量センサ47と、車体走行速度を検出する車速セン
サとが設けられ、制御装置は、歪み量センサ47の検出
情報、並びに、車速センサの検出情報に基づいて、電動
モータ33の作動速度を変更設定するように構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正逆方向に人為操作自
在な変速操作具と、車体走行用無段変速装置における正
逆方向に作動可能な被操作部とが、機械的連係機構を介
して連係され、前記被操作部を作動させる駆動操作手段
と、前記変速操作具が操作されている操作状態であるか
否か、及び、操作状態での操作方向を検出する操作状態
検出手段と、その操作状態検出手段の検出結果に基づい
て、前記駆動操作手段の作動を制御する変速制御手段と
が備えられている走行変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記走行変速装置において、従来では、
例えば特開平6‐265017号公報に示されるよう
に、変速操作具に対する操作荷重(トルク)を検出し
て、操作荷重が大きいほど、駆動操作手段としての電動
モータの作動速度を高速にさせるように構成して、操作
感覚に適合した作動速度にて円滑に変速操作が行えるよ
うにしたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、変速操作具に対する操作荷重がほぼ一定である状態
で操作されている場合においては、駆動操作手段による
作動速度はほぼ一定に維持されるものとなるが、例え
ば、車体停止状態から所定の作業速度まで素早く増速さ
せるために、変速操作具を大きな操作力で操作し始める
と、高速で変速操作され、走行車速が急激に高速側に変
更されるが、操作誤り等により走行車速が高速側に変化
した後においても上述したような操作状態が継続されて
いる場合には、高速走行状態であるにもかかわらず、更
に、変速作動速度が大となり、走行状態が操縦者の意思
に反して高速になり過ぎる等のおそれがあり、この点で
改善の余地があった。
【0004】尚、車体走行用無段変速装置として、例え
ば、伝動ベルトが巻回されるプーリを回転軸芯方向に間
隔が変更自在な割りプーリ形式に構成し、このプーリ間
隔を駆動操作手段にて変更させることでベルト巻き掛け
径を変更させて変速を行うベルト式無段変速装置を用い
ている場合、このようなベルト式無段変速装置において
は、駆動操作手段による単位操作量に対する無段変速装
置の出力、即ち車速の変化特性は、例えば、図8に示す
ように、低速側においては変化が少なく、高速になるほ
ど変化量が大きくなるような非線形の特性を備えるもの
となる。
【0005】このようなベルト式無段変速装置を用いる
場合においては、低速走行時には、変速操作具の単位操
作量に対する車速の変化量が小さいので、操縦者は、素
早く変速させるために変速操作具を大きな操作力で操作
し勝ちになるが、高速側に変速されると、単位操作量に
対する車速の変化量が大きくなるので、上述したよう
な、走行状態が操縦者の意思に反して高速になり過ぎる
等の不具合が顕著に現れる不利があった。
【0006】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、人為的な操作感覚に適合した変
速操作を行うことができるだけでなく、車体走行状況に
対応した適切な変速操作を行わせることが可能となる走
行変速装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
正逆方向に人為操作自在な変速操作具と、車体走行用無
段変速装置における正逆方向に作動可能な被操作部と
が、機械的連係機構を介して連係され、前記被操作部を
作動させる駆動操作手段と、前記変速操作具が操作され
ている操作状態であるか否か、及び、操作状態での操作
方向を検出する操作状態検出手段と、その操作状態検出
手段の検出結果に基づいて、前記駆動操作手段の作動を
制御する変速制御手段とが備えられている走行変速装置
であって、前記変速操作具に対する操作荷重を検出する
操作荷重検出手段と、車体走行速度を検出する車速検出
手段とが設けられ、前記変速制御手段は、前記操作荷重
検出手段の検出情報、並びに、前記車速検出手段の検出
情報に基づいて、前記駆動操作手段の作動速度を変更設
定するように構成されている点にある。
【0008】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記変速制御手段
は、前記操作状態検出手段により前記操作状態が検出さ
れている間における、前記操作荷重検出手段により検出
される操作荷重の最大値が大きいほど、且つ、前記車速
検出手段により検出される検出車速が低いほど、高速に
なるように、前記駆動操作手段の作動速度を変更設定す
るように構成されている点にある。
【0009】第3発明の特徴構成は、第1又は第2発明
の実施に好適な構成を特定するものであって、前記操作
状態検出手段が、人為操作に基づく前記変速操作具の変
位を検出することによって前記操作状態を検出するスイ
ッチで構成されている点にある。
【0010】第4発明の特徴構成は、第1又は第2発明
の実施に好適な構成を特定するものであって、前記操作
状態検出手段は、前記操作荷重検出手段により検出され
る操作荷重が設定下限値を越えたことに基づいて、前記
操作状態を検出するように構成されている点にある。
【0011】第5発明の特徴構成は、第1、第2、第3
又は第4発明の実施に好適な構成を特定するものであっ
て、前記無段変速装置は、一対のプーリにわたって伝動
ベルトが巻回され、前記各プーリの少なくともいずれか
一方が、プーリ間隔を変更自在な割りプーリ式に構成さ
れ、このプーリ間隔を変更作動させることで、各プーリ
に対するベルト巻き掛け径が変化して変速されるベルト
式無段変速装置にて構成されている点にある。
【0012】第6発明の特徴構成は、第1、第2、第
3、第4又は第5発明の実施に好適な構成を特定するも
のであって、前記駆動操作手段が電動モータにて構成さ
れている点にある。
【0013】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、変速操作具に対
する操作荷重、即ち、人為操作に基づく操作力が操作荷
重検出手段によって検出されると共に、車体走行速度が
車速検出手段によって検出され、操作荷重検出手段の検
出情報(操作荷重)、並びに、車速検出手段の検出情報
(検出車速)に基づいて、駆動操作手段の作動速度、つ
まり、無段変速装置における被操作部の変速操作速度が
変更設定されるのである。
【0014】例えば、検出車速が高速側であれば、操作
荷重が大であっても変速操作速度を低速に設定させた
り、あるいは、車体を中間的な速度で走行させながら作
業等を実行する場合に、検出車速が作業用中間速度領域
にある場合には、操作荷重にかかわらず操作速度を低速
に変更させたり、あるいは又、低速領域と高速領域での
み作業を実行するような場合においては、それらの作業
用速度領域においては、操作荷重にかかわらず変速操作
速度を低速に変更させ、中間速度領域においては操作荷
重が大きいほど変速操作速度を大にさせる等、各種の状
況に応じて変速操作速度を変更設定できることになる。
【0015】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。操作荷重
検出手段により検出される操作荷重の最大値が大きいほ
ど、且つ、車速検出手段により検出される検出車速が低
いほど、高速になるように、駆動操作手段の作動速度が
変更設定される。
【0016】従って、車速が低いときは、操作荷重が大
きいほど、つまり、変速操作具を強い力で操作するほど
素早く変速操作できるから、走行開始時に所望速度にま
で素早く増速させることができ、又、小さい操作荷重に
て操作することでゆっくりと増速させることができる。
しかも、車速が高速になれば、操作誤り等により変速操
作具が強い力で人為操作されたような場合であっても、
低速にて変速操作されることになり、急激な変速操作が
回避される。
【0017】第3発明の特徴構成によれば、第1又は第
2発明の特徴構成による作用に加えて次の作用がある。
人為操作に基づく変速操作具の変位によってスイッチが
切り換わることによって、操作状態であることが検出さ
れる。
【0018】第4発明の特徴構成によれば、第1又は第
2発明の特徴構成による作用に加えて次の作用がある。
前記操作荷重が設定下限値を越えると、変速操作具が人
為操作された操作状態であることが検出される。
【0019】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による作用に加えて次
の作用がある。駆動操作手段が、割りプーリ式に構成さ
れるプーリの間隔を変更させることで、各プーリに対す
る伝動ベルトの巻き掛け径を変化させて、無段変速装置
が変速操作されることになるが、このようなベルト式無
段変速装置は、駆動操作手段の単位操作量に対する出力
(車速)の変化量は、低車速側では小さく、高車速側で
は大きくなるといった非線形の特性を有するものとなる
が、車速に応じて駆動操作手段の作動速度を変更させる
ことで、このような非線形特性に起因して生じる操作上
の不具合を抑制できる。
【0020】第6発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3、第4又は第5発明の特徴構成による作用に加
えて次の作用がある。電動モータによって無段変速装置
の被操作部が駆動操作され、操作荷重や検出車速に基づ
いて、電動モータの作動速度(回転速度)が変更設定さ
れるのである。
【0021】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、変速操作
具に対する操作荷重だけでなく、検出車速に基づいて、
駆動操作手段の作動速度が変更設定されるので、人為的
な操作感覚に適合した変速操作を行うことができるだけ
でなく、車体走行状況に対応した適切な変速操作を行わ
せることが可能となる走行変速装置を提供できるに至っ
た。
【0022】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。低速走行
時には操作感覚に適合した変速操作速度によって、操作
性に優れた増減速を行わせることができ、高速走行時に
は操作誤り等に起因した急激な増減速を回避できて、操
縦操作性を向上させることができる。
【0023】第3発明の特徴構成によれば、第1又は第
2発明の特徴構成による効果に加えて次の効果がある。
変速操作具の変位に基づくスイッチの切り換わりによっ
て、操作状態であることが検出される構成であるから、
操作状態の検出が確実に行えるものとなる。又、スイッ
チの検出情報により駆動操作手段を制御するので、信号
処理が簡単に行える利点もある。
【0024】第4発明の特徴構成によれば、第1又は第
2発明の特徴構成による効果に加えて次の効果がある。
構成要素の兼用化によって、全体構成を複雑化させると
いった不利を回避できる。
【0025】第5発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3又は第4発明の特徴構成による効果に加えて次
の効果がある。駆動操作手段の単位操作量に対する出力
(車速)の変化特性が、非線形の特性を有するベルト式
無段変速装置において、このような非線形特性に起因し
て生じる操作上の不具合を抑制できて、操作性を向上さ
せることができる。
【0026】第6発明の特徴構成によれば、第1、第
2、第3、第4又は第5発明の特徴構成による効果に加
えて次の効果がある。電動モータの回転速度を変更させ
る構成であるから、油圧アクチュエータ等のその他の駆
動手段の作動速度の制御に比較して、制御が比較的容易
に行うことができ、且つ、作動速度制御が精度よく実行
される利点がある。
【0027】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図3
にコンバインにおける車体走行駆動用の伝動機構が示さ
れており、車体に搭載されるエンジン1の動力が、ベル
トテンションクラッチ2を介して走行用無段変速装置1
0に伝達され、走行用無段変速装置10の変速出力が、
前後進切り換え機構3及び操向クラッチ(図示せず)等
が備えられた走行用ミッション4を介して左右クローラ
走行装置5,5に伝えられるように構成されている。
尚、無段変速装置10の変速出力は刈取部にも伝えられ
るようになっている。
【0028】前記走行用無段変速装置10は、図2に示
すように、走行用ミッション4のケーシングに連結支持
される変速ケース11の内部に、一対のベルトプーリ1
8,19にわたって伝動ベルト12が巻回され、各ベル
トプーリ18,19に対する伝動ベルト12の巻き掛け
径を変化させることで変速が行われるベルト式無段変速
装置に構成されている。すなわち、変速ケース11の一
端側に、前記ベルトテンションクラッチ2の出力側ベル
トプーリ2aを一体回動自在に備えた入力軸13が、ボ
ールベアリング15を介して回動自在に取付けられ、変
速ケース11の他端側に、前記走行用ミッション4に対
する伝動部16aを備えた出力軸16が、ボールベアリ
ング17を介して回動自在に取り付けられている。
【0029】そして、入力軸13に取り付けた入力側ベ
ルトプーリ18と、出力軸16に取り付けた出力側ベル
トプーリ19とにわたって伝動ベルト12が巻き掛けら
れ、入力側ベルトプーリ18は、入力軸13に一体回動
のみ可能で、入力軸13の軸芯方向には摺動しないよう
に取り付けた固定側割りプーリ部分18aと、入力軸1
3にボール13aを介しての噛み合いによって一体回動
自在で、且つ、ボール組み込み溝18cの長溝形状の作
用で入力軸13の軸芯方向に摺動自在に取付けられた固
定側割りプーリ部分18bとから成る割りプーリに構成
されている。又、出力側ベルトプーリ19は、出力軸1
6に相対回動自在に、かつ、出力軸16の軸芯方向に摺
動自在に取り付けた第1割りプーリ部分19bと、出力
軸16に一体回動のみ可能で、出力軸16の軸芯方向に
は摺動しないように固定した第2割りプーリ部分19a
とでなる割りプーリに構成されている。出力側ベルトプ
ーリ19の第1割りプーリ部分19bと、出力軸16に
取り付けたばね受け部材22との間に、第1割りプーリ
部分19bを第2割りプーリ部分19aに接近する側に
摺動付勢するコイルばね21を設けるとともに、第1割
りプーリ部分19bと出力軸16との相対回動を利用し
て伝動ベルト12を伝動用緊張状態に維持するベルト緊
張用カム機構50を設けてある。
【0030】従って、この無段変速装置は、ベルトテン
ションクラッチ2からの動力を入力軸13により導入
し、伝動ベルト12により出力軸16に伝達してこの出
力軸16から走行用ミッション4に伝達するように構成
され、入力側ベルトプーリ18の可動側割りプーリ部分
18bを入力軸13に対して摺動操作させて、固定側割
りプーリ部分18aに接近あるいは離間させることによ
り、入力側ベルトプーリ18のベルト巻き掛け径が変化
するとともに、これに伴い、出力側ベルトプーリ19の
第1割りプーリ部分19bが伝動ベルト12の張力と、
コイルばね21の付勢力とのために第2割りプーリ部分
19aに接近したり、第2割りプーリ部分19aから離
間して出力側ベルトプーリ19のベルト巻き掛け径が変
化する。これにより、入力側ベルトプーリ18と出力側
ベルトプーリ19の間の伝動比が無段階に変化し、ベル
トテンションクラッチ2からの回動力を無段階に変速し
て走行用ミッション4に伝達するようにしてある。
【0031】入力側ベルトプーリ18の可動側割りプー
リ部分18bの入力軸13に外嵌しているボス部にボー
ルベアリング23を介して相対回動自在にリング状のカ
ムフォロア支持部材24を取り付けるとともに、このカ
ムフォロア支持部材24は、可動側割りプーリ部分18
bが入力軸13に対して摺動する際、ボールベアリング
23に作用するストッパーリング25の作用によって可
動側割りプーリ部分18bと共に移動するようになって
いる。前記カムフォロア支持部材24に支軸26を介し
てローラ形カムフォロア27が取り付けられている。支
軸26に取り付けた係止ローラ28が、変速ケース11
に形成したガイド溝11aの内部で接当して、カムフォ
ロア27が入力軸13の軸芯方向に移動することを可能
にしながら、可動側割りプーリ部分18bとは共回りし
ないように構成されている。
【0032】前記入力軸13の一端側を支持するボール
ベアリング15は、変速ケースの軸承孔に回動自在に内
嵌された筒状の回動操作部14により支持されており、
この回動操作部14の一端側の大径部に第1ローラ27
に作用する図4の如き第1〜第3操作カム部14a,1
4b,14cが形成されており、この回動操作部14を
入力軸13の軸芯Xまわりで回動操作することによって
走行用無段変速装置10が変速作動するようになってい
る。すなわち、回動操作部14を回動操作して第1操作
カム部14aがカムフォロアー27に対応する中立位置
にすると、可動側割りプーリ部分18bがベルト張力の
ために固定側割りプーリ部分18aから最も遠く離れ、
伝動ベルト12と入力側ベルトプーリ18の間にスリッ
プが発生して伝動切り状態になる。第1操作カム部14
aの両側に位置する第2操作カム部14bまたは第3操
作カム部14cが、カムフォロア27に対応する伝動位
置にあると、第2操作カム部14bまたは第3操作カム
部14cが傾斜形状のためにカムフォロア27に押圧作
用して可動側割りプーリ部分18bを固定側割りプーリ
部分18aの方に押し操作し、伝動ベルト12が伝動用
緊張状態になって伝動入り状態になる。そして、第2操
作カム部14bがカムフォロア27に対応する場合、回
動操作部14を正回転方向Aに回動操作すると、可動側
割りプーリ部分18bが固定側割りプーリ部分18aに
近づいて増速側に変速作動し、操作部14を逆回転方向
Bに回動操作すると、可動側割りプーリ部分18bが固
定側割りプーリ部分18aから離れて減速側に変速作動
する。第3操作カム部14cがカムフォロア27に対応
する場合、操作部14を正回転方向Aに回動操作する
と、可動側割りプーリ部分18bが固定側割りプーリ部
分18aから離れて減速側に変速作動し、操作部14を
逆回転方向Bに回動操作すると、可動側割りプーリ部分
18bが固定側割りプーリ部分18aに近づいて増速側
に変速作動する。
【0033】走行用無段変速装置10の変速操作構造に
ついて説明する。図1、図2に示すように、走行用無段
変速装置10の操作具としての変速レバー30が前後揺
動操作自在に設けられ、この変速レバー30の人為操作
に基づいて、無段変速装置10が変速操作されるように
構成されると共に、人為操作だけでは操作が重くなるの
で、駆動操作手段としての電動モータ33によって、変
速操作(回動操作部14の回動操作)を補助するように
構成されている。
【0034】変速ケース11の入力軸13を支持してい
る部分に連動部材31のボス部31aを介して前記軸芯
Xまわりで回動自在に取り付けた基端側レバー部分30
aと、この基端側レバー部分30aに軸芯Yまわりで揺
動自在に連結した先端側レバー部分30bとによって形
成され、入力軸13の軸芯Xまわりでの揺動方向と、前
記軸芯Yまわりでの揺動方向との十字方向に揺動操作で
きるように構成されている。従って、図5に示すよう
に、前進変速用ガイド溝32a、後進変速用ガイド溝3
2c及び、操作状態切り換え用段差部分を形成する中間
ガイド溝32bの夫々に沿わせて揺動操作できるように
なっている。
【0035】前記連動部材31は、変速ケース11に対
して入力軸13の軸芯Xまわりで回動自在に設けられ、
回動操作部14に対しては一体に回動するように機械的
に連結されている。従って、被操作部としての回動操作
部14は、変速レバー30と一体移動するように機械式
連係機構を介して連係され、正逆方向に作動可能に構成
されている。
【0036】連動部材31に形成した扇形ギヤ部31b
に、駆動操作手段の一例としての正逆転駆動自在な直流
式電動モータ33の出力ピニオンギヤ33aを咬合させ
ることにより、この電動モータ33が連動部材31を介
して回動操作部14を移動操作させるように構成されて
いる。電動モータ33はブラケット48を介して変速ケ
ース11に位置固定状態で取付けられているので、電動
モータ33を回動させると、出力ピニオンギヤ33aに
よって連動部材31を変速ケース11に対して軸芯Xま
わりで回動操作させ、回動操作部14が連動部材31と
共に回動するのである。
【0037】尚、ベルト式無段変速装置10は、変速レ
バー30の操作量に対する変速出力(車速)の変化特性
は、図8に示すように、車速が低速側にあるときは、変
速レバー30の単位操作量に対する車速の変化量が小さ
く、高速側になるほど大きくなるような非線形の特性を
有する構成となっている。
【0038】尚、図1に示すように、走行用ミッション
4に内装される前後進切り換え機構3の操作部3aと、
連動部材31とが連動ケーブル6により連結され、変速
レバー30をガイド溝32aに位置させている場合に
は、前後進切り換え機構3が前進走行状態に切り換わ
り、変速レバー30をガイド溝32cに位置させている
場合には、前後進切り換え機構3が後進走行状態に切り
換わるように、機械的に連係されている。
【0039】前記基端側レバー部分30aから半径方向
外方に操作アーム30cが延出され、この操作アーム3
0cの揺動端部に軸芯X方向に沿う操作ピンが設けら
れ、この操作ピンが連動部材31のピン孔31cに入り
込み、ピン孔31cの内部で動き得る範囲内で、変速レ
バー30と連動部材31とが軸芯Xのまわりで微小範囲
にわたって相対移動するようにしてある。そして、前記
操作ピン41に対して連動部材31の回動方向での両側
に振り分け配置した状態で第1操作検出スイッチSW1
と第2操作検出スイッチSW2とが連動部材31に取り
付けられており、これらの前記第1、第2操作検出スイ
ッチSW1,SW2により、変速レバー30の操作方向
および操作状態を検出する操作状態検出手段40が構成
されている。
【0040】前記第1、第2操作検出スイッチSW1,
SW2は、図6に示すように、高弾性のゴムGにより被
覆され、絶縁スペーサ42を介して1対の電極43,4
4を僅かの隙間をあけて内装して構成され、外部より所
定値以上の圧力が加わると極めて小さいストロークで導
通作動する(ON状態になる)ように構成されている。
【0041】変速レバー30をガイド溝32a,32
b,32cのうちの前進側ガイド溝32aで移動方向U
に、後進側ガイド溝32cで移動方向Dに揺動操作する
と、スイッチ操作ピン41が第1操作検出スイッチSW
1を押圧して切り換え操作する。変速レバー30を前進
側ガイド溝32aで移動方向Dに、後進側ガイド溝32
cで移動方向Uに揺動操作すると、スイッチ操作ピン4
1が第2操作検出スイッチSW2を押圧して切り換え操
作する。これにより、変速レバー30の操作状態および
操作方向を検出する。つまり、第1、第2操作検出スイ
ッチSW1,SW2のいずれもが非操作状態にあると、
変速レバー30が操作されていない状態にあると検出
し、第1、第2操作検出スイッチSW1,SW2のいず
れか一方が切り換え操作された状態にあると、変速レバ
ー30が操作されている状態にあると検出するととも
に、切り換え操作されているスイッチは第1、第2操作
検出スイッチSW1,SW2のいずれであるかを知るこ
とにより、変速レバー30の操作方向が回動操作部14
を正回転方向Aと逆回転方向Bのいずれに回動させるべ
き操作方向であるかを検出する。
【0042】図7に示すように、前記各操作検出スイッ
チSW1,SW2の検出情報は変速制御手段としての制
御装置45に与えられ、この制御装置45はこれらの検
出情報に基づいて、電動モータ33を駆動制御するよう
に構成されている。制御装置45は、マイクロコンピュ
ータを備えて構成され、モータ駆動回路46に対してパ
ルス信号を与えて電動モータ33を正逆転駆動させると
共に、パルス信号のデューティ比を変更させることで、
電動モータ33の駆動速度を変更させることができるよ
うに構成されている。
【0043】変速レバー30をガイド溝32a,32
b,32cに沿わせて揺動操作し、ガイド溝32bに位
置させると、回動操作部14が中立位置になって走行用
無段変速装置10が伝動切り状態になる。変速レバー3
0を前進側ガイド溝32aに沿わせて移動方向Uに揺動
操作すると、変速モータ33が操作検出スイッチSW
1,SW2からの情報に基づいて回動操作部14を正回
転方向Aに移動操作し、走行用無段変速装置10が前進
高速側に変速作動する。変速レバー30をガイド溝32
aに沿わせて移動方向Dに揺動操作すると、変速モータ
33が操作検出スイッチSW1,SW2からの情報に基
づいて回動操作部14を逆回転方向Bに移動操作し、走
行用無段変速装置10が前進低速側に変速作動する。
【0044】変速レバー30を後進側ガイド溝32cに
沿わせて移動方向Uに揺動操作すると、変速モータ33
が操作検出スイッチSW1,SW2からの情報に基づい
て回動操作部14を逆回転方向Bに移動操作し、走行用
無段変速装置10が後進高速側に変速作動する。変速レ
バー30をガイド溝32cに沿わせて移動方向Dに揺動
操作すると、変速モータ33が操作検出スイッチSW
1,SW2からの情報に基づいて回動操作部14を正回
転方向Aに回動操作し、走行用無段変速装置10が後進
低速側に変速作動する。
【0045】尚、電動モータ33には平ギア式の減速機
構(図示せず)が内装されており、例えば、電動モータ
33が故障等により駆動できない状態であっても、変速
レバー30を人為操作することで、回動操作部14の回
動操作(特に、減速操作)が行えるようになっている。
又、正常なモータ動作状態においてレバーストロークの
途中で変速レバー30を停止させる場合に、その変速位
置に保持させるために、回動操作部14の回動を停止さ
せるための電磁式制動機構(図示せず)が内装されてい
る。
【0046】そして、変速レバー30に対して人為操作
により加えられた操作荷重をレバーの歪み量として検出
する操作荷重検出手段としてのストレインゲージ等の歪
み量センサ47が、変速レバー30の基端側に設けられ
ており、この歪み量センサ47の検出情報に基づいて、
制御装置45が前記各操作検出スイッチSW1,SW2
により操作状態が検出されている間における、操作荷重
の最大値が大きいほど、電動モータ33の作動速度が高
速になるように設定し、且つ、前記操作状態が検出され
ている間においては、設定された作動速度に維持するよ
うに構成されている。
【0047】又、走行ミッション4の内部には、車軸の
回転数に基づいて車速を検出するための車速センサ49
が設けられ、この車速センサ49により検出される検出
車速に基づいて、前記操作荷重の最大値に基づいて設定
された電動モータ33の作動速度を加減速補正するよう
に構成されている。
【0048】次の制御装置45の制御動作について説明
する。図9に示すように、第1操作検出スイッチSW1
のON状態が検出されると、歪み量センサ47の検出情
報に基づいて、変速レバー30に対する操作荷重の最大
値を読み込み(ステップ1、2)、その操作荷重最大値
(最大荷重)が大きいほど高速になるように予め定めら
れている変化特性に基づいて、モータ駆動回路46に加
えるパルス信号のデューティ比を設定する(ステップ
3)。そして、車速センサの検出値により現在の走行車
速を読み込み、その検出車速に基づいて、デューティ比
の補正量を求め、上述したようにして設定された設定デ
ューティ比を補正する(ステップ4,5)。具体的に説
明すると、図8に示すように、検出車速が第1設定値V
1よりも低い低速域にあるときはデューティ比は補正せ
ず、検出車速が第1設定値V1よりも高く第2設定値V
2よりも低い中速域にあるときは、比較的少ない補正量
により、設定デューティ比を減速側に補正する。そし
て、検出車速が第2設定値V2よりも高い高速域にある
ときは、多めの補正量により、設定デューティ比を減速
側に補正する。つまり、検出車速が低いほど電動モータ
33の作動速度、即ち、変速操作速度が低速側になるよ
うに補正するのである。
【0049】そして、補正された設定デューティ比にて
モータ駆動回路46にパルス信号を出力して、電動モー
タ33を正転方向(A方向)に回転駆動させる(ステッ
プ6)。その後、変速レバー30に対する最大荷重が変
化すると、新たな最大荷重に基づいてデューティ比が設
定され(ステップ7,2,3)、最大荷重が変化しなけ
れば、第1操作検出スイッチSW1のOFF状態が検出
されるまで、検出車速に基づいて補正される設定デュー
ティ比にてモータ駆動回路46に対してパルス信号が出
力され、電動モータ33が正転駆動される(ステップ
8)。そして、電動モータ33の駆動途中において、第
1操作検出スイッチSW1のOFF状態が検出される
と、電動モータ33の駆動を停止させる(ステップ
9)。
【0050】又、第2操作検出スイッチSW2のON状
態が検出されると、歪み量センサ47の検出情報に基づ
いて、変速レバー30に対する操作荷重の最大値を読み
込み(ステップ10,11)、その操作荷重最大値(最
大荷重)が大きいほど高速になるように予め定められて
いる変化特性に基づいて、モータ駆動回路46に加える
パルス信号のデューティ比を設定する(ステップ1
2)。そして、車速センサ49の検出値により現在の走
行車速を読み込み、その検出車速に基づいて、上述した
ようにして、デューティ比の補正量を求めて設定デュー
ティ比を補正し(ステップ13,14)、補正された設
定デューティ比にてモータ駆動回路46にパルス信号を
出力して、電動モータ33を逆転方向(B方向)に回転
駆動させる(ステップ15)。その後、変速レバー30
に対する最大荷重が変化すると、新たな最大荷重に基づ
いてデューティ比が設定され(ステップ16,11,1
2)、最大荷重が変化しなければ、第2操作検出スイッ
チSW2のOFF状態が検出されるまで、検出車速に基
づいて補正される設定デューティ比にてモータ駆動回路
46に対してパルス信号が出力され、電動モータ33が
逆転駆動される(ステップ17)。そして、電動モータ
33の駆動途中において、第2操作検出スイッチSW2
のOFF状態が検出されると、電動モータ33の駆動を
停止させる(ステップ9)。
【0051】このように、操作荷重の最大値が大きいほ
ど高速で電動モータ33を作動させるので、人為操作の
操作感覚に適合した速さで変速が行われると共に、車速
が低いほど高速で電動モータ33が作動するので、レバ
ー操作量に対する車速変化が少ない低速側においては電
動モータ33が速めに作動し、レバー操作量に対する車
速変化が大である高速側においては電動モータ33が遅
めに作動して急激な変化を防止して走行安全性を高める
ことができる。又、旋回走行等が実行される中速域にお
いては、作動速度がやや低速となって速度調整が行い易
くなるようにしている。
【0052】〔別実施例〕 (1)上記実施例では、検出車速が高速域、中速域、低
速域の3段階に分けて判別され、その判別結果に基づい
て、電動モータ作動速度を3段階に減速補正するように
したが、検出車速に基づいて、車速が低いほど作動速度
が大になるように無段階に補正させる構成としてもよ
い。又、検出車速が低いほど電動モータの作動速度が大
になるように補正する構成に代えて、低速域及び高速域
では電動モータの作動速度を低速にさせ、中速域におい
て作動速度を高速にさせる等、作業状況に応じて各種の
制御内容にて、作動速度を変更設定させる構成としても
よい。
【0053】(2)上記実施例では、変速レバー30の
操作状態検出手段として、一対のスイッチにて構成され
る場合を例示したが、このようなスイッチを設ける構成
に代えて、前記歪み量センサ47の検出情報に基づい
て、操作状態を検出するようにしてもよい。つまり、図
10に示すように、歪み量センサ47の検出情報に基づ
いて、変速レバー30に加えられた操作荷重が設定下限
値を越えると操作状態であると判別し(ステップ2
1)、その検出状態により変速レバー30が正逆いずれ
の方向に操作されたかを判別する(ステップ22)。そ
して、操作方向が例えば前進増速側(図1に示すA方
向)であれば、歪み量センサ47の検出情報に基づい
て、変速レバー30に対する操作荷重の最大値を読み込
み(ステップ23,24)、その操作荷重最大値(最大
荷重)が大きいほど高速になるように予め定められてい
る変化特性に基づいて、モータ駆動回路46に加えるパ
ルス信号のデューティ比を設定する(ステップ25)。
そして、車速センサ49の検出値により現在の走行車速
を読み込み、その検出車速に基づいて、デューティ比の
補正量を求め、上述したようにして設定された設定デュ
ーティ比を補正する(ステップ26,27)。補正され
た設定デューティ比にてモータ駆動回路46にパルス信
号を出力して、電動モータ33を正転方向(A方向)に
回転駆動させる(ステップ28)。その後、変速レバー
30に対する最大荷重が変化すると、新たな最大荷重に
基づいてデューティ比が設定され(ステップ29,2
4,25)、最大荷重が変化しなければ、操作荷重が前
記設定下限値以下になるまで、検出車速に基づいて補正
される設定デューティ比にてモータ駆動回路46に対し
てパルス信号が出力され、電動モータ33が正転駆動さ
れる(ステップ30)。そして、電動モータ33の駆動
途中において、操作荷重が前記設定下限値以下になった
ことが検出されると、電動モータ33の駆動を停止させ
る(ステップ31)。
【0054】又、操作方向が例えば後進増速側(図1に
示すB方向)であれば、上記制御と同様にして、電動モ
ータを逆転方向に駆動させる(ステップ32〜38)の
である。
【0055】このように構成すると、スイッチ等の部品
点数の削減が可能となり、構成が簡素化できる。
【0056】(3)上記実施例では、無段変速装置とし
てベルト式無段変速装置の場合を例示したが、これに限
定されるものではなく、変速操作具の人為操作に基づい
て正逆に作動され、駆動操作手段にて作動が補助される
構成であればよく、例えば、静油圧式無段変速装置の変
速操作部等、その他の無段変速装置であっても本発明は
適用できる。
【0057】(4)上記実施例では、駆動操作手段とし
て電動モータを用いたが、油圧モータやエンジンの駆動
力を用いた駆動機構等を用いてもよい。
【0058】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速操作構成を示す側面図
【図2】無段変速装置の断面図
【図3】コンバインの伝動系統図
【図4】カム式変速操作機構を示す図
【図5】レバーガイドを示す図
【図6】検出スイッチの断面図
【図7】制御ブロック図
【図8】車速変化特性を示す図
【図9】制御動作のフローチャート
【図10】別実施例の制御動作のフローチャート
【符号の説明】
10 無段変速装置 12 伝動ベルト 14 被操作部 18,19 プーリ 30 変速操作具 33 駆動操作手段 40 操作状態検出手段 45 変速制御手段 47 操作荷重検出手段 49 車速検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆方向に人為操作自在な変速操作具
    (30)と、車体走行用無段変速装置(10)における
    正逆方向に作動可能な被操作部(14)とが、機械的連
    係機構を介して連係され、 前記被操作部(14)を作動させる駆動操作手段(3
    3)と、前記変速操作具(30)が操作されている操作
    状態であるか否か、及び、操作状態での操作方向を検出
    する操作状態検出手段(40)と、その操作状態検出手
    段(40)の検出結果に基づいて、前記駆動操作手段
    (33)の作動を制御する変速制御手段(45)とが備
    えられている走行変速装置であって、 前記変速操作具(30)に対する操作荷重を検出する操
    作荷重検出手段(47)と、車体走行速度を検出する車
    速検出手段(49)とが設けられ、 前記変速制御手段(45)は、 前記操作荷重検出手段(47)の検出情報、並びに、前
    記車速検出手段(49)の検出情報に基づいて、前記駆
    動操作手段(33)の作動速度を変更設定するように構
    成されている走行変速装置。
  2. 【請求項2】 前記変速制御手段(45)は、 前記操作状態検出手段(40)により前記操作状態が検
    出されている間における、前記操作荷重検出手段(4
    7)により検出される操作荷重の最大値が大きいほど、
    且つ、前記車速検出手段(49)により検出される検出
    車速が低いほど、高速になるように、前記駆動操作手段
    (33)の作動速度を変更設定するように構成されてい
    る請求項1記載の走行変速装置。
  3. 【請求項3】 前記操作状態検出手段(40)が、人為
    操作に基づく前記変速操作具(30)の変位を検出する
    ことによって前記操作状態を検出するスイッチで構成さ
    れている請求項1又は2記載の走行変速装置。
  4. 【請求項4】 前記操作状態検出手段(40)は、前記
    操作荷重検出手段(47)により検出される操作荷重が
    設定下限値を越えたことに基づいて、前記操作状態を検
    出するように構成されている請求項1又は2記載の走行
    変速装置。
  5. 【請求項5】 前記無段変速装置(10)は、 一対のプーリ(18),(19)にわたって伝動ベルト
    (12)が巻回され、前記各プーリ(18),(19)
    の少なくともいずれか一方が、プーリ間隔を変更自在な
    割りプーリ式に構成され、このプーリ間隔を変更作動さ
    せることで、各プーリ(18),(19)に対するベル
    ト巻き掛け径が変化して変速されるベルト式無段変速装
    置にて構成されている請求項1、2、3又は4記載の走
    行変速装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動操作手段(33)が電動モータ
    にて構成されている請求項1、2、3、4又は5記載の
    走行変速装置。
JP7055397A 1995-03-13 1995-03-15 走行変速装置 Pending JPH08247274A (ja)

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JP7055397A JPH08247274A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 走行変速装置
CN95109106A CN1078327C (zh) 1995-03-13 1995-06-30 操作辅助装置
KR1019950018618A KR0156777B1 (ko) 1995-03-13 1995-06-30 주행용 무단변속 장치의 조작보조장치

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032458A1 (fr) * 2006-09-11 2008-03-20 Yanmar Co., Ltd. Véhicule de chantier
JP2014166192A (ja) * 2014-06-18 2014-09-11 Yanmar Co Ltd 田植機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032458A1 (fr) * 2006-09-11 2008-03-20 Yanmar Co., Ltd. Véhicule de chantier
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