JP6492627B2 - 無段変速装置 - Google Patents
無段変速装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6492627B2 JP6492627B2 JP2014258668A JP2014258668A JP6492627B2 JP 6492627 B2 JP6492627 B2 JP 6492627B2 JP 2014258668 A JP2014258668 A JP 2014258668A JP 2014258668 A JP2014258668 A JP 2014258668A JP 6492627 B2 JP6492627 B2 JP 6492627B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stepping motor
- continuously variable
- variable transmission
- input
- side disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
Description
このうちのトロイダル型無段変速機は、入力側ディスクと、出力側ディスクと、複数個のパワーローラと、複数個の支持部材と、油圧式のアクチュエータと、変速比制御弁と、変速比調整手段と、フィードバック機構とを備える。
このうちの入力側ディスクは、前記第一の入力部と共に前記入力部材により回転駆動される。
前記出力側ディスクは、前記入力側ディスクと同心に、且つ、この入力側ディスクに対する相対回転を自在として支持され、前記第二の入力部に接続されている。
前記各パワーローラは、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間に挟持されている。
前記各支持部材は、それぞれが前記各パワーローラを1個ずつ回転自在に支持すると共に、それぞれの端部に設けられた枢軸を中心とする揺動変位を自在としている。
前記アクチュエータは、前記各支持部材をそれぞれの枢軸の軸方向に変位させてこれら各支持部材をそれぞれの枢軸を中心に揺動変位させ、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間の変速比(前記トロイダル型無段変速機の変速比)を変えるものである。
前記変速比制御弁は、1対の調整部材(例えばスリーブとスプール)の相対変位に基づいて前記アクチュエータへの圧油の給排状態を切り換える。
前記変速比調整手段は、前記両調整部材のうちの一方の調整部材(例えばスリーブ)を変位させるものである。
前記フィードバック機構は、前記各支持部材のうちの何れかの支持部材の枢軸の軸方向に関する変位及びこの何れかの支持部材の枢軸を中心とする揺動変位を、前記両調整部材のうちの他方の調整部材(例えばスプール)に伝えるものである。
又、前記差動ユニットは、複数の歯車を組み合わせて成る。そして、前記第一の入力部と前記第二の入力部との間の速度差に応じた回転を取り出して前記出力部材に伝達する。
又、前記制御器は、前記変速比調整手段による前記一方の調整部材の変位量を調節する事により、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間の変速比を調節し、前記差動ユニットを構成する複数の歯車の相対的変位速度を変化させる。これにより、前記入力部材を一方向に回転させた状態のまま前記出力部材の回転方向を停止状態を挟んで両方向に変換可能としている。
そして、前記ステッピングモータを1ステップ分駆動した場合に於ける前記一方の調整部材の変位量を、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間の変速比を微調節する場合に、それ以外の場合よりも小さくする。
具体的には、前記変速比調整手段を、第一のステッピングモータと、この第一のステッピングモータよりもステップ数が小さな(ステップ角が大きい)第二のステッピングモータとを備えるものとする。そして、前記トロイダル型無段変速機の変速比を微調節する場合は、前記第一のステッピングモータにより前記一方の調整部材を変位させ、それ以外の場合は、前記第二のステッピングモータによりこの一方の調整部材を変位させる。
又、本発明の場合、この様な構成をステッピングモータの励磁方式を切り換える事なく実現できる為、前記トロイダル型無段変速機の変速比を微調節する際に、変速比調整手段を構成するステッピングモータのトルクが小さくなったり、このステッピングモータの制御が面倒になる事を防止できる。
本発明の参考例の1例に就いて、図1〜3を参照しつつ説明する。先ず、図1のブロック図により、本参考例の無段変速装置に就いて説明する。この図1中、太矢印は動力の伝達経路を、実線は油圧回路を、破線は電気回路を、それぞれ示している。エンジン11の出力は、ダンパ12を介して、入力部材である入力軸13に入力される。この入力軸13に伝達された動力は、トロイダル型無段変速機14を構成する油圧式の押圧装置15から入力側ディスク16に伝達され、更にパワーローラ17を介して出力側ディスク18に伝達される。これら両ディスク16、18のうち、入力側ディスク16の回転速度は入力側回転センサ19により、出力側ディスク18の回転速度は出力側回転センサ20により、それぞれ測定して、制御器21に入力し、前記両ディスク16、18間の変速比を算出する。
本発明の実施の形態の1例に就いて、図4を参照しつつ説明する。本例の無段変速装置の場合、トロイダル型無段変速機14(図1参照)の変速比を所望の値に調節し、調節後の値に保持する為の機構は、制御弁1と、第一のステッピングモータ47と、この第一のステッピングモータ47よりもステップ数が小さな(1ステップ当たりの回転角度が大きな、例えばステップ数が、前記第一のステッピングモータ47のステップ数の1/3〜2/3程度である)第二のステッピングモータ48と、リンク機構49a(リンク部材42a、揺動支持軸45a)とを備える。このうちの第一のステッピングモータ47は、送りねじ機構等の第一の直動機構(図示省略)と前記リンク機構49a(リンク部材42a)とを介して、前記制御弁1のスリーブ5を軸方向に変位可能としている。この為に、前記リンク部材42aを、長さ方向中間部に設けた(本例の場合は変位不能に設けた)揺動支持軸45aを中心とする揺動変位を可能に支持している。そして、このリンク部材42aのうち、長さ方向の一端部(図4の下端部)を前記第一のステッピングモータ47に結合すると共に、他端部(図4の上端部)を前記スリーブ5に結合している。そして、特に本例の場合には、前記第二のステッピングモータ48を、第二の直動機構を介して、前記第一のステッピングモータ47をその出力軸の軸方向に関する変位を可能に設置(支持)したステージ(図示省略)に結合している。即ち、前記第二のステッピングモータ48を、前記第二の直動機構と、前記第一のステッピングモータ47(及び第一の直動機構)と、前記リンク機構49aとを介して、前記制御弁1のスリーブ5を軸方向に変位可能としている。
その他の構成及び作用は、上述した参考例の1例と同様である。
2 ステッピングモータ
3 プリセスカム
4 スプール
5 スリーブ
6 オイルポンプ
7 アクチュエータ
8a、8b 油圧室
9 枢軸
10 リンク腕
11 エンジン
12 ダンパ
13 入力軸
14 トロイダル型無段変速機
15 押圧装置
16 入力側ディスク
17 パワーローラ
18 出力側ディスク
19 入力側回転センサ
20 出力側回転センサ
21 制御器
22 遊星歯車式変速機
23 クラッチ装置
24 出力軸
25 低速用クラッチ
26 高速用クラッチ
27 出力軸回転センサ
28 制御弁装置
29、29a〜29d 油圧センサ
30 ステッピングモータ
31 ローディング圧制御用電磁開閉弁
32 モード切換制御用電磁開閉弁
33 低速クラッチ用電磁弁
34 高速クラッチ用電磁弁
35 油温センサ
36 ポジションスイッチ
37 アクセルセンサ
38 ブレーキスイッチ
39 手動油圧切換弁
40 油溜
41a、41b 調圧弁
42、42a リンク部材
43a、43b トラニオン
44 長孔
45、45a 揺動支持軸
46 揺動中心調節用モータ
47 第一のステッピングモータ
48 第二のステッピングモータ
49、49a リンク機構
Claims (2)
- 動力源により一方向に回転駆動される入力部材と、トロイダル型無段変速機と、第一の入力部と第二の入力部とを有する差動ユニットと、被駆動部を回転駆動する為の出力部材と、前記トロイダル型無段変速機の変速比を調節する為の制御器とを備え、
このトロイダル型無段変速機は、
前記第一の入力部と共に前記入力部材により回転駆動される入力側ディスクと、
この入力側ディスクと同心に、且つ、この入力側ディスクに対する相対回転を自在として支持され、前記第二の入力部に接続された出力側ディスクと、
前記入力側ディスクとこの出力側ディスクとの間に挟持された複数個のパワーローラと、
それぞれが前記各パワーローラを1個ずつ回転自在に支持すると共に、それぞれの端部に設けられた枢軸を中心とする揺動変位を自在とした複数個の支持部材と、
前記各支持部材をそれぞれの枢軸の軸方向に変位させてこれら各支持部材をそれぞれの枢軸を中心に揺動変位させ、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間の変速比を変える、油圧式のアクチュエータと、
1対の調整部材の相対変位に基づいて前記アクチュエータへの圧油の給排状態を切り換える変速比制御弁と、
前記両調整部材のうちの一方の調整部材を変位させる変速比調整手段と、
前記各支持部材のうちの何れかの支持部材の枢軸の軸方向に関する変位及びこの何れかの支持部材の枢軸を中心とする揺動変位を、前記両調整部材のうちの他方の調整部材に伝えるフィードバック機構と
を備えたものであり、
前記差動ユニットは、複数の歯車を組み合わせて成り、前記第一の入力部と前記第二の入力部との間の速度差に応じた回転を取り出して前記出力部材に伝達するものであり、
前記制御器は、前記変速比調整手段による前記一方の調整部材の変位量を調節する事により、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間の変速比を調節し、前記差動ユニットを構成する複数の歯車の相対的変位速度を変化させる事で、前記入力部材を一方向に回転させた状態のまま前記出力部材の回転方向を停止状態を挟んで両方向に変換可能としている、
無段変速装置に於いて、
前記変速比調整手段は、第一のステッピングモータと、この第一のステッピングモータよりもステップ数が小さな第二のステッピングモータとを備え、前記トロイダル型無段変速機の変速比を微調節する場合は、前記第一のステッピングモータにより前記一方の調整部材を変位させ、それ以外の場合は、前記第二のステッピングモータによりこの一方の調整部材を変位させる
事を特徴とする無段変速装置。 - 前記変速比調整手段は、揺動支持軸と、この揺動支持軸を中心とする揺動変位を可能に支持されたリンク部材とを有するリンク機構を更に備え、
前記第一のステッピングモータと第二のステッピングモータとのうちの一方のステッピングモータが、第一の直動機構と前記リンク機構とを介して、前記一方の調整部材を変位可能としており、
前記第一のステッピングモータと第二のステッピングモータとのうちの他方のステッピングモータが、第二の直動機構を介して、前記一方のステッピングモータをその出力軸の軸方向に関する変位を可能に設置したステージに結合されており、前記他方のステッピングモータが、前記第二の直動機構と、前記一方のステッピングモータ及び前記第一の直動機構と、前記リンク機構とを介して、前記一方の調整部材を変位可能としている、
請求項1に記載した無段変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014258668A JP6492627B2 (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 無段変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014258668A JP6492627B2 (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 無段変速装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016118266A JP2016118266A (ja) | 2016-06-30 |
JP2016118266A5 JP2016118266A5 (ja) | 2017-12-21 |
JP6492627B2 true JP6492627B2 (ja) | 2019-04-03 |
Family
ID=56242314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014258668A Expired - Fee Related JP6492627B2 (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 無段変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6492627B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4151300B2 (ja) * | 2002-04-12 | 2008-09-17 | 日本精工株式会社 | 無段変速装置 |
JP2004176776A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-06-24 | Nsk Ltd | トロイダル型無段変速機 |
JP4696472B2 (ja) * | 2004-05-24 | 2011-06-08 | 日本精工株式会社 | 無段変速装置 |
-
2014
- 2014-12-22 JP JP2014258668A patent/JP6492627B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016118266A (ja) | 2016-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6926379B2 (ja) | 連続可変変速機 | |
JP4378991B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP2003194207A (ja) | トロイダル型無段変速装置 | |
WO2012096340A1 (ja) | 無段変速装置 | |
JP6492627B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP4599905B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP4696472B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP2016114197A (ja) | 無段変速装置 | |
JP4496800B2 (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
JP6384249B2 (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
JP3960182B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP4010222B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP6631067B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP4285195B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP4940589B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP4078981B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP2008014357A (ja) | 無段変速装置 | |
JP5151992B2 (ja) | 無段変速機及び2本の出力シャフトにトルクを分配する方法 | |
JP4534726B2 (ja) | トロイダル型無段変速機及び無段変速装置 | |
JP2016109150A (ja) | 無段変速装置 | |
JP5290265B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP5659026B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP6413377B2 (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
JP4534596B2 (ja) | 無段変速装置 | |
JP2015064046A (ja) | 無段変速装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171108 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180719 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180724 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6492627 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |