JPH05106731A - 変速制御装置 - Google Patents

変速制御装置

Info

Publication number
JPH05106731A
JPH05106731A JP26430691A JP26430691A JPH05106731A JP H05106731 A JPH05106731 A JP H05106731A JP 26430691 A JP26430691 A JP 26430691A JP 26430691 A JP26430691 A JP 26430691A JP H05106731 A JPH05106731 A JP H05106731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
neutral
control device
variable transmission
continuously variable
hst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26430691A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuya Harada
選也 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP26430691A priority Critical patent/JPH05106731A/ja
Publication of JPH05106731A publication Critical patent/JPH05106731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 HSTの中立操作が容易な変速制御装置にお
ける変速ショックを軽減させ、乗車感覚を向上させる。 【構成】 中立位置を所定範囲において現出できる中立
設定機構をHST3に備えた変速制御装置において、油
圧モータ9への給排油路11,12どうしが絞り状態で
連通される絞り位置Sと、連通されない駆動位置Kとに
切換自在な切換弁6をHST3に備え、かつ、変速ペダ
ルの操作量を検出するポテンショメータを備え、HST
3が中立状態と作動状態との切換わり時点においてのみ
一時的に切換弁6を絞り位置Sに切換えるように、切換
弁6の操作機構5とポテンショメータとを連係する制御
装置を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ポンプとこれで駆
動される油圧モータとを備えて成る静油圧式無段変速装
置(以下、HSTと略称する)のトラニオン軸と操作具
とを、該無段変速装置の中立位置を所定操作範囲におい
て連続して現出させる中立設定機構を介して連動連結し
てある変速制御装置であって、円滑な発進あるいは円滑
な走行停止状態を得ようとするに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の変速制御装置では、構造上、一
点でしか中立状態を現出することができないHSTを操
作する上での不便さを、中立設定機構の介在によって解
消してあり、ペダル等の操作具を容易に中立位置に維持
できて変速操作性が良好なものに改善してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、容易に中立
操作及びその維持ができるようにはなったが、発進時や
走行の停止時における変速ショックがあり、改善の余地
があった。本発明の目的は、HSTの中立操作が容易な
変速制御装置における変速ショックを軽減させ、乗車感
覚を向上させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、冒頭に記載した変速制御装置において、油圧
モータへの給排油路どうしが絞り状態で連通される絞り
位置と、給排油路どうしが連通されない駆動位置とに切
換自在な切換弁をHSTに備えるとともに、操作具の操
作量を検出する検出手段を備え、HSTが中立状態と作
動状態との切換わり時点においてのみ一時的に切換弁を
絞り位置に切換えるように、切換弁の操作機構と検出手
段とを連係する制御手段を備えてあることを特徴とす
る。また、操作具の操作量を検出する第1検出手段と、
トラニオン軸を駆動回動操作するアクチュエータと、ト
ラニオン軸の回動操作量を検出する第2検出手段と、第
1及び第2検出手段とアクチュエータとを連係する制御
装置とを備えて中立設定機構を構成するとともに、無段
変速装置の中立状態と作動状態との切換わり時点におい
ては、アクチュエータの作動速度を漸増もしくは漸減さ
せる状態に制御する機能を制御装置に備えさせてあるよ
うにしても良い。
【0005】
【作用】従来構成の変速操作、例えば、変速ペダルの踏
み込みに伴うHSTの変速特性グラフは、図6に示すよ
うに踏み込み開始から少しの間中立状態(図中ライン
a)が持続され、そこからは設定されたリニアな変速勾
配でもっての増速(又は減速)状態(図中ラインb)に
移行する特性となり、発進や走行の停止時とは、図中の
ラインaとラインbとの変化点がそれに相当するが、鋭
敏に屈曲変化しているが故に変速ショックが生じるよう
になる。これに対し、請求項1の構成では、図6に示す
ラインaとラインbとの変化点付近の操作位置において
のみ、HSTに組み込まれた切換弁が一時的に絞り位置
に切換操作されるから、その結果、変速特性グラフは図
3に示すようにラインaとラインbとが湾曲したライン
cでもって滑らかに接続されるようになり、変速ショッ
クが軽減されるようになるのである。ラインcの特性
は、切換弁の絞り位置への切換時間を変えることで調節
することができる。請求項2の構成では、HSTのトラ
ニオン軸の操作自体をアクチュエータで操作するので、
操作具の操作量に対するアクチュエータの作動量を制御
装置で制御することにより、HSTの変速特性グラフを
図3に示すようにラインaとラインbとが湾曲したライ
ンcでもって滑らかに接続されるように制御することが
可能になる。
【0006】
【発明の効果】従って、請求項1及び2のいずれの変速
制御装置であっても、HSTの中立操作が容易なものと
しながら変速ショックの軽減された良好な乗車感覚を提
供することができた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に、芝刈機に好適な変速制御装置が示さ
れ、1は変速ペダル、2は変速ペダル1の操作量(操作
角度)を検出するポテンショメータ(検出手段に相
当)、3はHST、4は中立設定機構、5は切換弁6の
切換操作用のソレノイド(操作機構に相当)、7は制御
装置、8はトラニオン軸である。HST3は、図2に示
すように、エンジンEで駆動される油圧ポンプ9と油圧
モータ10とを備えた油圧回路で構成され、一対の給排
油路11,12どうしが絞り状態で連通される絞り位置
Sと、給排油路11,12どうしが連通されない駆動位
置Kとに切換自在な切換弁6が備えてある。前記中立設
定機構4は、変速ペダル1に連動するロッド13とトラ
ニオン軸8に取付けられたレバー14とを、長孔15と
ピン16とで連結することによって構成してあり、レバ
ー14と、このレバー14にローラ接触する揺動アーム
17と、引っ張りバネ18とで成る中立復帰機構Aによ
って現出される中立状態を、ペダル1の所定回動範囲に
おいて維持できるようにしてある。
【0008】この変速制御装置の作用を前進の発進時の
場合について説明すると、変速ペダル1の踏み込みを開
始すると同時にポテンショメータ2も回動操作され、図
3に示す右側の変化点Qの少し手前となる操作位置dで
ソレノイド5に通電されて切換弁6を絞り位置Sに切換
る。すると、その切換直後のトラニオン軸8の回動操作
開始に伴う油圧ポンプ9の吐出が開始されても、その一
部は絞り油路19を通過するために油圧モータ10の起
動が穏やかなものになる(図3の右側のラインc)。そ
して、さらに変速ペダル1を踏み込み操作して油圧ポン
プ9の吐出圧を高めて行くと、前記右側の変化点Qを少
し通過した操作位置eでソレノイド5への通電が絶たれ
て切換弁6が駆動位置Kに戻り、以後、変速ペダル1の
踏み込みによるHST3の出力回転数の特性は図3に示
す右側のラインbとなる。本発明を芝刈機の走行装置に
適用すれば、駆動車輪の発進時の対地スリップが生じな
くなり、芝を傷め難い点で有効である。
【0009】〔別実施例〕 図4に示すように、変速ペダル1と操作ロッド13
との間と、トラニオン軸8との双方に中立復帰機構Aを
備えるとともに、中立設定機構4における長孔15が形
成された操作ワイヤ13側の枠部材20と切換弁6の操
作レバー21とを連動連結した機械制御式の変速制御装
置を構成しても良い。切換弁6は操作レバー21のカム
部22で切換操作され、図3に示す変化点Q付近でのみ
カム部22がスプール6aを押し込み操作して一時的に
切換弁6を絞り位置Sに切り換えるのである。この実施
例では、枠部材20と操作レバー21等から切換弁6の
操作機構5が構成されている。 図5に示すように、変速ペダル1の回動操作量を検
出する第1ポテンショメータ(第1検出手段に相当)2
と、トラニオン軸8を駆動回動操作する電動のギヤード
モータ(アクチュエータに相当)Mと、トラニオン軸8
の回動操作量を検出する第2ポテンショメータ(第2検
出手段に相当)23と、第1及び第2ポテンショメータ
2,23とギヤードモータMとを連係する制御装置7と
を備えて中立設定機構4を構成するとともに、HST3
の中立状態と作動状態との切換わり時点においては、ギ
ヤードモータMの作動速度を漸増もしくは漸減させる状
態に制御する機能を制御装置7に備えさせてあるように
して変速制御装置を構成しても良い。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速制御装置の構造を示す系統図
【図2】HSTの構造を示す油圧回路図
【図3】HSTの変速特性を示すグラフ
【図4】変速制御装置の別構造を示す系統図
【図5】変速制御装置の他の構造を示す系統図
【図6】従来におけるHSTの変速特性を示すグラフ
【符号の説明】
1 操作具 2 検出手段 3 静油圧式無段変速装置 4 中立設定機構 5 操作機構 6 切換弁 7 制御手段 8 トラニオン軸 9 油圧ポンプ 10 油圧モータ 11,12 給排油路 23 第2検出手段 M アクチェータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプ(9)とこれで駆動される油
    圧モータ(10)とを備えて成る静油圧式無段変速装置
    (3)のトラニオン軸(8)と操作具(1)とを、該無
    段変速装置(3)の中立位置を所定操作範囲において連
    続して現出させる中立設定機構(4)を介して連動連結
    してある変速制御装置であって、前記油圧モータ(9)
    への給排油路(11),(12)どうしが絞り状態で連
    通される絞り位置と、前記給排油路(11),(12)
    どうしが連通されない駆動位置とに切換自在な切換弁
    (6)を前記無段変速装置(3)に備えるとともに、前
    記操作具(1)の操作量を検出する検出手段(2)を備
    え、前記無段変速装置(3)が中立状態と作動状態との
    切換わり時点においてのみ一時的に前記切換弁(6)を
    前記絞り位置に切換えるように、前記切換弁(6)の操
    作機構(5)と前記検出手段(2)とを連係する制御手
    段(7)を備えてある変速制御装置。
  2. 【請求項2】 油圧ポンプ(9)とこれで駆動される油
    圧モータ(10)とを備えて成る静油圧式無段変速装置
    (3)のトラニオン軸(8)と操作具(1)とを、該無
    段変速装置(3)の中立位置を所定操作範囲において連
    続して現出させる中立設定機構(4)を介して連動連結
    してある変速制御装置であって、前記操作具(1)の操
    作量を検出する第1検出手段(2)と、前記トラニオン
    軸(8)を駆動回動操作するアクチュエータ(M)と、
    前記トラニオン軸(8)の回動操作量を検出する第2検
    出手段(23)と、前記第1及び第2検出手段(2),
    (23)と前記アクチュエータ(M)とを連係する制御
    装置(7)とを備えて前記中立設定機構(4)を構成す
    るとともに、前記無段変速装置(3)の中立状態と作動
    状態との切換わり時点においては、前記アクチュエータ
    (M)の作動速度を漸増もしくは漸減させる状態に制御
    する機能を前記制御装置(7)に備えさせてある変速制
    御装置。
JP26430691A 1991-10-14 1991-10-14 変速制御装置 Pending JPH05106731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26430691A JPH05106731A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 変速制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26430691A JPH05106731A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 変速制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05106731A true JPH05106731A (ja) 1993-04-27

Family

ID=17401350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26430691A Pending JPH05106731A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 変速制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05106731A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333036A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Kubota Corp 作業車の変速操作装置
JP2015224653A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 井関農機株式会社 作業車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333036A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Kubota Corp 作業車の変速操作装置
JP2015224653A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 井関農機株式会社 作業車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4040492B2 (ja) 作業車の走行操作装置
JP4653725B2 (ja) 作業車
JPH0268232A (ja) 作業車の速度制御装置
JPH05147460A (ja) 芝刈機のエンジン操作装置
JP3950273B2 (ja) 作業車両のスイッチ操作
JPH05106731A (ja) 変速制御装置
JPH02278078A (ja) 変速装置の変速操作構造
JPH0774011B2 (ja) 操向制御装置
JP3489995B2 (ja) 作業車
JPH02256957A (ja) 作業車の変速装置
JP2577189Y2 (ja) トラクタの変速装置
JPH0437401Y2 (ja)
JP4219430B2 (ja) 移動農機の車速制御装置
US6067878A (en) System and method for restricting gear shift operation in timber harvesting tractors
JPS6032453Y2 (ja) 移動農機における無段変速装置
JP3190987B2 (ja) 移動農機
JP3796812B2 (ja) 動力車両のエンジン回転制御装置
JPH0711007Y2 (ja) 作業車の油圧回路構造
JPH0625648Y2 (ja) エンジンの吸気制御装置
JP3329735B2 (ja) 作業車
JP2602482Y2 (ja) 作業車の走行牽制構造
JPH08326879A (ja) 作業車の走行用変速操作装置
JPS6121833A (ja) 走行車体の車速制御装置
JPH0569979B2 (ja)
JP3190986B2 (ja) 移動農機