JPH08326879A - 作業車の走行用変速操作装置 - Google Patents
作業車の走行用変速操作装置Info
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- JPH08326879A JPH08326879A JP13628095A JP13628095A JPH08326879A JP H08326879 A JPH08326879 A JP H08326879A JP 13628095 A JP13628095 A JP 13628095A JP 13628095 A JP13628095 A JP 13628095A JP H08326879 A JPH08326879 A JP H08326879A
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- speed change
- traveling
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 副変速装置の切替えにかかわず、走行速度が
良好な増速加速度や減速加速度で変化する主変速ができ
る変速操作装置を提供する。 【構成】 主変速レバー11を揺動操作すると、レバー
操作位置検出用のポテンショメータ13からの情報に基
づいて変速目標設定手段21が変速目標速度を設定し、
変速制御手段22が駆動回路17に所定の信号を出力し
て変速モータMを自動的に操作することによって走行用
無段変速装置9を変速操作する。走行用副変速装置30
を高速側に切り替えると、走行用副変速装置30の速度
状態を検出する検出スイッチ33からの情報に基づいて
速度調節手段20が変速モータMの作動速度を低速側に
自動的に変更し、走行用副変速装置30を低速側に切り
替えると、速度調節手段20が変速モータMの作動速度
を高速側に自動的に変更する。
良好な増速加速度や減速加速度で変化する主変速ができ
る変速操作装置を提供する。 【構成】 主変速レバー11を揺動操作すると、レバー
操作位置検出用のポテンショメータ13からの情報に基
づいて変速目標設定手段21が変速目標速度を設定し、
変速制御手段22が駆動回路17に所定の信号を出力し
て変速モータMを自動的に操作することによって走行用
無段変速装置9を変速操作する。走行用副変速装置30
を高速側に切り替えると、走行用副変速装置30の速度
状態を検出する検出スイッチ33からの情報に基づいて
速度調節手段20が変速モータMの作動速度を低速側に
自動的に変更し、走行用副変速装置30を低速側に切り
替えると、速度調節手段20が変速モータMの作動速度
を高速側に自動的に変更する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの回転出力
を、直列に連結している走行用無段変速装置と走行用副
変速装置を介して走行装置に伝達するように構成し、主
変速レバーの操作位置を検出する主変速センサー、前記
走行用無段変速装置を変速操作する変速駆動機構、前記
主変速センサーからの情報に基づいて前記変速駆動機構
を自動的に操作することにより、前記走行用無段変速装
置を前記主変速レバーの操作位置に対応する速度状態に
変速操作する変速制御手段を備えてある作業車の走行用
変速操作装置に関する。
を、直列に連結している走行用無段変速装置と走行用副
変速装置を介して走行装置に伝達するように構成し、主
変速レバーの操作位置を検出する主変速センサー、前記
走行用無段変速装置を変速操作する変速駆動機構、前記
主変速センサーからの情報に基づいて前記変速駆動機構
を自動的に操作することにより、前記走行用無段変速装
置を前記主変速レバーの操作位置に対応する速度状態に
変速操作する変速制御手段を備えてある作業車の走行用
変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車は、たとえば作業時には走行
用副変速装置を低速側に切り替えて走行装置に高トルク
伝動できるようにし、路上走行などの移動時には走行用
副変速装置を高速側に切り替えて走行装置に高速伝動で
きるようにするなど、必要に応じて伝動の切替えができ
るようにされたものである。また、走行用無段変速装置
の変速操作が変速駆動機構によって行われることから、
主変速レバーを軽く操作して楽に主変速できるようにさ
れたものである。この種作業車において、従来、副変速
装置を高速側にして主変速を行う場合も、副変速装置を
低速側にして主変速を行う場合も、変速駆動機構が予め
設定された同一の速度で作動して無段変速装置を変速操
作するようになっていた。
用副変速装置を低速側に切り替えて走行装置に高トルク
伝動できるようにし、路上走行などの移動時には走行用
副変速装置を高速側に切り替えて走行装置に高速伝動で
きるようにするなど、必要に応じて伝動の切替えができ
るようにされたものである。また、走行用無段変速装置
の変速操作が変速駆動機構によって行われることから、
主変速レバーを軽く操作して楽に主変速できるようにさ
れたものである。この種作業車において、従来、副変速
装置を高速側にして主変速を行う場合も、副変速装置を
低速側にして主変速を行う場合も、変速駆動機構が予め
設定された同一の速度で作動して無段変速装置を変速操
作するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、副変速装置を高
速側にして走行する際には軽快に主変速できる割りに
は、副変速装置を低速側にして走行する際には主変速が
軽快にできないか、逆に、副変速装置を低速側にして走
行する際には軽快に主変速できる割りには、副変速装置
を高速側にして走行する際には走行変速が軽快にできな
くなっていた。すなわち、副変速装置を高速側にして無
段変速装置の変速操作を行うと、機体走行速度が速過ぎ
ることも遅過ぎることもない適切な加速度で増速側や減
速側に変化する作動速度で変速駆動機構が作動するよう
になっていると、副変速装置を低速側にして無段変速装
置による変速を行うと、副変速装置が高速側になってい
れば減速伝動されないのに対して低速側になっているた
めに減速伝動されるとか、高低速側いずれになっていて
も減速伝動されるが低速側になっている場合の方が減速
比が高くなるとかにより、無段変速装置の変速作動に応
答して変化する機体走行速度の変化速度が無段変速装置
の変速作動速度の割りには低速になるのである。すなわ
ち、主変速操作を行っている割りには走行速度がスムー
ズに応答して変化しないという操作感覚になるのであ
る。あるいは、副変速装置を低速側にして無段変速装置
の変速操作を行うと、機体走行速度が速過ぎることも遅
過ぎることもない適切な加速度で増速側や減速側に変化
する作動速度で変速駆動機構が作動するようになってい
ると、副変速装置を高速側にして無段変速装置による変
速を行うと、副変速装置が低速側になっておれば減速伝
動されるのに対して高速側になっているために減速伝動
されないとか、高低速側いずれになっていても減速伝動
されるが高速側になっている場合の方が減速比が低くな
るとかにより、無段変速装置の変速作動に応答して変化
する機体走行速度の変化速度が無段変速装置の変速作動
速度の割りには高速になるのである。すなわち、主変速
操作を行うと、走行速度が急激に変化するという操作感
覚になるのである。
速側にして走行する際には軽快に主変速できる割りに
は、副変速装置を低速側にして走行する際には主変速が
軽快にできないか、逆に、副変速装置を低速側にして走
行する際には軽快に主変速できる割りには、副変速装置
を高速側にして走行する際には走行変速が軽快にできな
くなっていた。すなわち、副変速装置を高速側にして無
段変速装置の変速操作を行うと、機体走行速度が速過ぎ
ることも遅過ぎることもない適切な加速度で増速側や減
速側に変化する作動速度で変速駆動機構が作動するよう
になっていると、副変速装置を低速側にして無段変速装
置による変速を行うと、副変速装置が高速側になってい
れば減速伝動されないのに対して低速側になっているた
めに減速伝動されるとか、高低速側いずれになっていて
も減速伝動されるが低速側になっている場合の方が減速
比が高くなるとかにより、無段変速装置の変速作動に応
答して変化する機体走行速度の変化速度が無段変速装置
の変速作動速度の割りには低速になるのである。すなわ
ち、主変速操作を行っている割りには走行速度がスムー
ズに応答して変化しないという操作感覚になるのであ
る。あるいは、副変速装置を低速側にして無段変速装置
の変速操作を行うと、機体走行速度が速過ぎることも遅
過ぎることもない適切な加速度で増速側や減速側に変化
する作動速度で変速駆動機構が作動するようになってい
ると、副変速装置を高速側にして無段変速装置による変
速を行うと、副変速装置が低速側になっておれば減速伝
動されるのに対して高速側になっているために減速伝動
されないとか、高低速側いずれになっていても減速伝動
されるが高速側になっている場合の方が減速比が低くな
るとかにより、無段変速装置の変速作動に応答して変化
する機体走行速度の変化速度が無段変速装置の変速作動
速度の割りには高速になるのである。すなわち、主変速
操作を行うと、走行速度が急激に変化するという操作感
覚になるのである。
【0004】本発明の目的は、副変速装置を高低速いず
れの側にしても良好な主変速ができる変速操作装置を提
供することにある。本発明の付随的な目的は、その上
に、エンジン速度が変化しても変速性がよい状態に維持
できるものにすることにある。
れの側にしても良好な主変速ができる変速操作装置を提
供することにある。本発明の付随的な目的は、その上
に、エンジン速度が変化しても変速性がよい状態に維持
できるものにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、目的達成のた
めに、冒頭に記した作業車の変速操作装置において、前
記走行用副変速装置の速度状態を検出する副変速センサ
ー、前記変速制御手段によって操作される前記変速駆動
機構の作動速度を変更する速度調節手段を備えるととも
に、前記副変速センサーが高速側の検出状態になると前
記速度調節手段が前記副変速センサーからの情報に基づ
いて前記変速駆動機構の作動速度を低速側に自動的に変
更し、前記副変速センサーが低速側の検出状態になると
前記速度調節手段が前記副変速センサーからの情報に基
づいて前記変速駆動機構の作動速度を高速側に自動的に
変更する状態に前記速度調節手段を前記副変速センサー
に連係してあることを特徴とする。
めに、冒頭に記した作業車の変速操作装置において、前
記走行用副変速装置の速度状態を検出する副変速センサ
ー、前記変速制御手段によって操作される前記変速駆動
機構の作動速度を変更する速度調節手段を備えるととも
に、前記副変速センサーが高速側の検出状態になると前
記速度調節手段が前記副変速センサーからの情報に基づ
いて前記変速駆動機構の作動速度を低速側に自動的に変
更し、前記副変速センサーが低速側の検出状態になると
前記速度調節手段が前記副変速センサーからの情報に基
づいて前記変速駆動機構の作動速度を高速側に自動的に
変更する状態に前記速度調節手段を前記副変速センサー
に連係してあることを特徴とする。
【0006】
【作用】副変速装置を低速側に切り替えると、速度調節
手段が副変速センサーからの情報に基づいて変速駆動機
構の作動速度を自動的に高速側に変更し、副変速装置を
高速側に切替えると、速度調節手段が副変速センサーか
らの情報に基づいて変速駆動機構の作動速度を自動的に
低速側に変更することにより、副変速装置を低速側にし
て主変速操作すると、副変速装置を高速側にした場合よ
りも高速の変速作動速度で無段変速装置が変速作動す
る。これにより、副変速装置を低速側にして主変速操作
を行うと、無段変速装置が高速度で変速作動し、無段変
速装置の変速作動速度の割りには走行駆動速度の変化速
度が遅くなるという伝動特性をカバーする比較的高速度
で走行駆動速度が変化し、機体走行速度が速過ぎること
も遅過ぎることもない適切な速度またはそれに近い速度
で変化するようにできる。さらに、副変速装置を高速側
にして主変速操作を行うと、無段変速装置が低速度で変
速作動し、無段変速装置の変速作動速度の割りには走行
駆動速度の変化速度が速くなるという伝動特性をカバー
する比較的低速度で走行駆動速度が変化し、機体走行速
度が速過ぎることも遅過ぎることもない良好な速度また
はそれに近い速度で変化するようにできる。
手段が副変速センサーからの情報に基づいて変速駆動機
構の作動速度を自動的に高速側に変更し、副変速装置を
高速側に切替えると、速度調節手段が副変速センサーか
らの情報に基づいて変速駆動機構の作動速度を自動的に
低速側に変更することにより、副変速装置を低速側にし
て主変速操作すると、副変速装置を高速側にした場合よ
りも高速の変速作動速度で無段変速装置が変速作動す
る。これにより、副変速装置を低速側にして主変速操作
を行うと、無段変速装置が高速度で変速作動し、無段変
速装置の変速作動速度の割りには走行駆動速度の変化速
度が遅くなるという伝動特性をカバーする比較的高速度
で走行駆動速度が変化し、機体走行速度が速過ぎること
も遅過ぎることもない適切な速度またはそれに近い速度
で変化するようにできる。さらに、副変速装置を高速側
にして主変速操作を行うと、無段変速装置が低速度で変
速作動し、無段変速装置の変速作動速度の割りには走行
駆動速度の変化速度が速くなるという伝動特性をカバー
する比較的低速度で走行駆動速度が変化し、機体走行速
度が速過ぎることも遅過ぎることもない良好な速度また
はそれに近い速度で変化するようにできる。
【0007】請求項2の場合、エンジンを低速側にアク
セルセットして主変速操作を行うと、無段変速装置が高
速度で変速作動し、エンジンの低速駆動のために無段変
速装置の変速作動速度の割りには走行駆動速度の変化速
度が遅くなるということをカバーする比較的高速度で走
行駆動速度が変化して、機体走行速度が速過ぎることも
遅過ぎることもない適切な速度またはそれに近い速度で
変化するようにできる。さらに、エンジンを高速側にア
クセルセットして主変速操作を行うと、無段変速装置が
低速度で変速作動し、エンジンの高速駆動のために無段
変速装置の変速作動速度の割りには走行駆動速度の変化
速度が速くなるということをカバーする比較的低速度で
走行駆動速度が変化して、機体走行速度が速過ぎること
も遅過ぎることもない良好な速度またはそれに近い速度
で変化するようにできる。
セルセットして主変速操作を行うと、無段変速装置が高
速度で変速作動し、エンジンの低速駆動のために無段変
速装置の変速作動速度の割りには走行駆動速度の変化速
度が遅くなるということをカバーする比較的高速度で走
行駆動速度が変化して、機体走行速度が速過ぎることも
遅過ぎることもない適切な速度またはそれに近い速度で
変化するようにできる。さらに、エンジンを高速側にア
クセルセットして主変速操作を行うと、無段変速装置が
低速度で変速作動し、エンジンの高速駆動のために無段
変速装置の変速作動速度の割りには走行駆動速度の変化
速度が速くなるということをカバーする比較的低速度で
走行駆動速度が変化して、機体走行速度が速過ぎること
も遅過ぎることもない良好な速度またはそれに近い速度
で変化するようにできる。
【0008】
【発明の効果】副変速装置を低速側に切り替えた場合に
無段変速装置の変速作動速度の割りには走行駆動速度の
変化速度が遅くなるとか、副変速装置を高速側に切り替
えた場合に無段変速装置の変速作動速度の割りには走行
駆動速度の変化速度が速くなるという伝動特性にかかわ
らず、副変速装置がどのような速度状態にあっても走行
駆動速度が実際に変化する速度が適切あるいはそれに近
いものになるように無段変速装置の変速作動速度を自動
的に調節できることにより、副変速装置を高速側と低速
側のいずれに切り替えても、機体走行速度が良好な増速
加速度や減速加速度で変化して軽快に主変速できるよう
になった。
無段変速装置の変速作動速度の割りには走行駆動速度の
変化速度が遅くなるとか、副変速装置を高速側に切り替
えた場合に無段変速装置の変速作動速度の割りには走行
駆動速度の変化速度が速くなるという伝動特性にかかわ
らず、副変速装置がどのような速度状態にあっても走行
駆動速度が実際に変化する速度が適切あるいはそれに近
いものになるように無段変速装置の変速作動速度を自動
的に調節できることにより、副変速装置を高速側と低速
側のいずれに切り替えても、機体走行速度が良好な増速
加速度や減速加速度で変化して軽快に主変速できるよう
になった。
【0009】請求項2の場合、副変速装置の切替えにか
かわらず、走行駆動速度が実際に変化する速度が適切あ
るいはそれに近いものになるように無段変速装置の変速
作動速度を自動的に調節できることの他に、エンジンの
回転数変化にかからず、走行駆動速度が実際に変化する
速度が適切あるいはそれに近いものになるように無段変
速装置の変速作動速度を自動的に調節できることによ
り、エンジンを高速側、低速側のいずれにアクセルセッ
トしても、かつ、副変速装置を高速側と低速側のいずれ
に切り替えても、機体走行速度が良好な増速加速度や減
速加速度で変化して軽快に主変速できるようになる。
かわらず、走行駆動速度が実際に変化する速度が適切あ
るいはそれに近いものになるように無段変速装置の変速
作動速度を自動的に調節できることの他に、エンジンの
回転数変化にかからず、走行駆動速度が実際に変化する
速度が適切あるいはそれに近いものになるように無段変
速装置の変速作動速度を自動的に調節できることによ
り、エンジンを高速側、低速側のいずれにアクセルセッ
トしても、かつ、副変速装置を高速側と低速側のいずれ
に切り替えても、機体走行速度が良好な増速加速度や減
速加速度で変化して軽快に主変速できるようになる。
【0010】
【実施例】図1に示すように、走行用の前車輪1および
後車輪2を駆動可能に備え、原動部3を前側に備えた自
走機体の後部に、リフトシリンダ5で上下に揺動操作さ
れるリンク機構4によって昇降操作するように構成して
施肥装置付きの苗植え付け装置7を連結するとともに、
自走機体から回転軸6によって苗植え付け装置7に動力
伝達するように構成して、乗用型の施肥装置付き田植え
機を構成してある。
後車輪2を駆動可能に備え、原動部3を前側に備えた自
走機体の後部に、リフトシリンダ5で上下に揺動操作さ
れるリンク機構4によって昇降操作するように構成して
施肥装置付きの苗植え付け装置7を連結するとともに、
自走機体から回転軸6によって苗植え付け装置7に動力
伝達するように構成して、乗用型の施肥装置付き田植え
機を構成してある。
【0011】前記原動部3に備えられているエンジンE
に連動させた走行用主変速装置9を、自走機体の後部を
形成している走行用ミッションケース8の前部に設け、
前記走行用主変速装置9に直列に連結した走行用副変速
装置30を前記走行用ミッションケース8の内部に設け
るとともに、前記走行用副変速装置30から前後輪1,
2に動力伝達するように構成してある。前記走行用主変
速装置9は、エンジンEに連動した可変容量形油圧ポン
プと、この油圧ポンプによって駆動されるとともに前記
走行用副変速装置30に動力伝達する油圧モータとから
成る油圧式の無段変速装置9によって構成し、前記走行
用副変速装置30は高低速2段に切替え可能なギヤ式変
速装置30によって構成してある。すなわち、図3に示
すように、エンジンEの回転出力を走行用無段変速装置
9によって無段階に変速し、走行用無段変速装置9の回
転出力を走行用副変速装置30によって高速と低速の2
段階に変速して前後輪1,2に伝達するようにしてあ
る。図1に示す如く運転部のステアリングハンドル10
の横側に配置した主変速レバー11、運転座席Sの横側
に配置した副変速レバー31を備えた走行用変速操作装
置を図2に示す如く構成してある。
に連動させた走行用主変速装置9を、自走機体の後部を
形成している走行用ミッションケース8の前部に設け、
前記走行用主変速装置9に直列に連結した走行用副変速
装置30を前記走行用ミッションケース8の内部に設け
るとともに、前記走行用副変速装置30から前後輪1,
2に動力伝達するように構成してある。前記走行用主変
速装置9は、エンジンEに連動した可変容量形油圧ポン
プと、この油圧ポンプによって駆動されるとともに前記
走行用副変速装置30に動力伝達する油圧モータとから
成る油圧式の無段変速装置9によって構成し、前記走行
用副変速装置30は高低速2段に切替え可能なギヤ式変
速装置30によって構成してある。すなわち、図3に示
すように、エンジンEの回転出力を走行用無段変速装置
9によって無段階に変速し、走行用無段変速装置9の回
転出力を走行用副変速装置30によって高速と低速の2
段階に変速して前後輪1,2に伝達するようにしてあ
る。図1に示す如く運転部のステアリングハンドル10
の横側に配置した主変速レバー11、運転座席Sの横側
に配置した副変速レバー31を備えた走行用変速操作装
置を図2に示す如く構成してある。
【0012】すなわち、副変速レバー31は走行用副変
速装置30の回転操作軸30aに一体回動自在に連結し
てある。つまり、副変速レバー31を前記回転操作軸3
0aの機体横方向の軸芯まわりでレバーガイド32のガ
イド溝32aに沿わせて機体前後方向に揺動操作して高
速位置Hと低速位置Lとに切替えることにより、回転操
作軸30aが副変速装置30のシフトギヤを高速側と低
速側とに摺動操作し、副変速装置30が高速状態と低速
状態とに切り替わる。
速装置30の回転操作軸30aに一体回動自在に連結し
てある。つまり、副変速レバー31を前記回転操作軸3
0aの機体横方向の軸芯まわりでレバーガイド32のガ
イド溝32aに沿わせて機体前後方向に揺動操作して高
速位置Hと低速位置Lとに切替えることにより、回転操
作軸30aが副変速装置30のシフトギヤを高速側と低
速側とに摺動操作し、副変速装置30が高速状態と低速
状態とに切り替わる。
【0013】主変速レバー11は回転支軸11aの軸芯
まわりでレバーガイド12のガイド溝12aに沿わせて
機体前後方向に揺動させることにより、中立位置N、こ
の中立位置Nよりも機体前方側に位置する前進域、この
前進域の前端に位置する前進最高速位置FM、中立位置
Nよりも機体後方側に位置する後進域、この後進域の後
端に位置する後進最高速位置RMに操作できる。前記回
転支軸11aに回転操作式の第1ポテンショメータ13
を連動させ、主変速センサー13の一例としての第1ポ
テンショメータ13により、主変速レバー11が中立位
置N、前進域、前進最高速位置FM、後進最高速位置R
Mなどのいずれの操作位置に操作されたかを検出すると
ともに検出結果を電気信号として取り出すようにしてあ
る。
まわりでレバーガイド12のガイド溝12aに沿わせて
機体前後方向に揺動させることにより、中立位置N、こ
の中立位置Nよりも機体前方側に位置する前進域、この
前進域の前端に位置する前進最高速位置FM、中立位置
Nよりも機体後方側に位置する後進域、この後進域の後
端に位置する後進最高速位置RMに操作できる。前記回
転支軸11aに回転操作式の第1ポテンショメータ13
を連動させ、主変速センサー13の一例としての第1ポ
テンショメータ13により、主変速レバー11が中立位
置N、前進域、前進最高速位置FM、後進最高速位置R
Mなどのいずれの操作位置に操作されたかを検出すると
ともに検出結果を電気信号として取り出すようにしてあ
る。
【0014】無段変速装置9にこれの油圧ポンプの斜板
角変更を行うように備えられている揺動アーム式の操作
部9aに電動シリンダ14を連動させてある。電動シリ
ンダ14は、前記操作部9aに連動しているシリンダC
と、このシリンダCに連動している電動変速モータMと
からなり、この変速モータMを正回転または逆回転方向
に回動操作すると、シリンダCが変速モータMの駆動力
によって伸長または短縮作動して操作部9aを揺動操作
するように構成してある。すなわち、この変速モータM
によって無段変速装置9を変速操作するようにしてあ
る。前記操作部9aに回転操作式の第2ポテンショメー
タ15を連動させ、この第2ポテンショメータ15によ
り、無段変速装置9が伝動切りの中立状態、前進伝動状
態、後進伝動状態のいずれにあるか、かつ、前進伝動状
態や後進伝動状態のうちのいずれの速度状態にあるかを
検出するとともにこの検出結果を電気信号として取り出
すようにしてある。
角変更を行うように備えられている揺動アーム式の操作
部9aに電動シリンダ14を連動させてある。電動シリ
ンダ14は、前記操作部9aに連動しているシリンダC
と、このシリンダCに連動している電動変速モータMと
からなり、この変速モータMを正回転または逆回転方向
に回動操作すると、シリンダCが変速モータMの駆動力
によって伸長または短縮作動して操作部9aを揺動操作
するように構成してある。すなわち、この変速モータM
によって無段変速装置9を変速操作するようにしてあ
る。前記操作部9aに回転操作式の第2ポテンショメー
タ15を連動させ、この第2ポテンショメータ15によ
り、無段変速装置9が伝動切りの中立状態、前進伝動状
態、後進伝動状態のいずれにあるか、かつ、前進伝動状
態や後進伝動状態のうちのいずれの速度状態にあるかを
検出するとともにこの検出結果を電気信号として取り出
すようにしてある。
【0015】前記副変速レバー31に連動させた副変速
センサーの一例としての検出スイッチ33、および、前
記第1ポテンショメータ13を変速制御機構16に連係
させるとともに、この変速制御機構16を前記変速モー
タMの駆動回路17、および、前記第2ポテンショメー
タ15に連係させてある。変速制御機構16をマイクロ
コンピュータによって構成することにより、速度調節手
段20、変速目標速度設定手段21、変速制御手段22
を変速制御機構16に備えてある。
センサーの一例としての検出スイッチ33、および、前
記第1ポテンショメータ13を変速制御機構16に連係
させるとともに、この変速制御機構16を前記変速モー
タMの駆動回路17、および、前記第2ポテンショメー
タ15に連係させてある。変速制御機構16をマイクロ
コンピュータによって構成することにより、速度調節手
段20、変速目標速度設定手段21、変速制御手段22
を変速制御機構16に備えてある。
【0016】検出スイッチ33は、副変速レバー31が
高速位置Hと低速位置Lのいずれの操作位置にあるかを
検出することによって、副変速装置30が高速側と低速
側のいずれの速度状態にあるかを検出する。速度調節手
段20は、検出スイッチ33からの情報と予め設定入力
してあるモータ回転数設定用情報とを基に、変速制御手
段22が変速モータMを操作する際の変速モータMの回
転数nを高速側と低速側とに切替え設定する。すなわ
ち、検出スイッチ33が高速側の検出状態になると、速
度調節手段20は変速モータMの回転数nを低速側に設
定し、検出スイッチ33が低速側の検出状態になると、
速度調節手段20は変速モータMの回転数nを高速側に
設定する。速度調節手段20が設定する前記回転数n
は、機体の重量や走行馬力などによって決まるのであ
り、任意の値に設定するとよいのであるが、実施構造で
は、図4に示す如く設定してある。すなわち、副変速装
置30が高速側であると、変速モータMの前記回転数n
が約6rpmになり、副変速装置30が低速側である
と、変速モータMの前記回転数nが約16rpmになる
ように設定してある。
高速位置Hと低速位置Lのいずれの操作位置にあるかを
検出することによって、副変速装置30が高速側と低速
側のいずれの速度状態にあるかを検出する。速度調節手
段20は、検出スイッチ33からの情報と予め設定入力
してあるモータ回転数設定用情報とを基に、変速制御手
段22が変速モータMを操作する際の変速モータMの回
転数nを高速側と低速側とに切替え設定する。すなわ
ち、検出スイッチ33が高速側の検出状態になると、速
度調節手段20は変速モータMの回転数nを低速側に設
定し、検出スイッチ33が低速側の検出状態になると、
速度調節手段20は変速モータMの回転数nを高速側に
設定する。速度調節手段20が設定する前記回転数n
は、機体の重量や走行馬力などによって決まるのであ
り、任意の値に設定するとよいのであるが、実施構造で
は、図4に示す如く設定してある。すなわち、副変速装
置30が高速側であると、変速モータMの前記回転数n
が約6rpmになり、副変速装置30が低速側である
と、変速モータMの前記回転数nが約16rpmになる
ように設定してある。
【0017】主変速レバー11を操作して第1ポテンシ
ョメータ13が作動すると、変速目標速度設定手段21
は第1ポテンショメータ13からの情報に基づいて無段
変装装置9に現出させるべき変速目標速度を設定する。
すると、変速制御手段22は変速目標設定手段21、速
度調節手段20および第2ポテンショメータ15からの
情報に基づいて駆動回路17に所定の信号を出力して、
変速モータMが速度調節手段20によって設定された回
転数nで正回転または逆回転方向に回動して無段変速装
置9を変速目標速度設定手段21による設定変速目標速
度に変速操作するように変速モータMの自動操作を行う
ことにより、無段変速装置9を主変速レバー11の操作
位置に対応する速度状態に変速操作するようにしてあ
る。
ョメータ13が作動すると、変速目標速度設定手段21
は第1ポテンショメータ13からの情報に基づいて無段
変装装置9に現出させるべき変速目標速度を設定する。
すると、変速制御手段22は変速目標設定手段21、速
度調節手段20および第2ポテンショメータ15からの
情報に基づいて駆動回路17に所定の信号を出力して、
変速モータMが速度調節手段20によって設定された回
転数nで正回転または逆回転方向に回動して無段変速装
置9を変速目標速度設定手段21による設定変速目標速
度に変速操作するように変速モータMの自動操作を行う
ことにより、無段変速装置9を主変速レバー11の操作
位置に対応する速度状態に変速操作するようにしてあ
る。
【0018】すなわち、苗植え作業を行う場合、副変速
レバー31を低速位置Lに操作する。すると、走行用副
変速装置30が低速側になって走行用無段変速装置9か
らの回転出力を高トルクで前後輪1,2に伝達して走行
できる。この時、主変速レバー11を揺動操作すると、
変速制御手段22が第1ポテンショメータ13などから
の情報に基づいて変速モータMを自動的に操作して走行
用無段変速装置9を主変速レバー11の操作位置に対応
する速度状態に変速操作することにより、主変速レバー
11を軽く操作して楽に主変速を行える。この場合、速
度調節手段20が検出スイッチ33による検出結果に基
づいて変速モータMの回転数nを高速側に設定すること
で、変速制御手段22によって操作される変速モータM
の回転数nを高速側に自動的に変更調節している。これ
により、走行用副変速装置30が低速側になっているこ
とに起因して前後輪駆動速度の変化速度が走行用無段変
速装置9の変速作動速度の割りには遅くなっているにも
かかわず、機体走行速度が主変速操作に伴って遅すぎる
ことも速過ぎることもない良好な増速加速度や減速加速
度で変化して軽快に主変速できる。路上など苗植え作業
を行わないで走行する場合、副変速レバー31を高速位
置Lに操作する。すると、走行用副変速装置30が高速
側になり、走行用無段変速装置9からの回転出力を高速
で前後輪1,2に伝達して走行できる。この時、主変速
レバー11を揺動操作すると、変速制御手段22が第1
ポテンショメータ13などからの情報に基づいて変速モ
ータMを自動的操作して走行用無段変速装置9を主変速
レバー11の操作位置に対応する速度状態に変速操作す
ることにより、主変速レバー11を軽く操作して楽に主
変速を行える。この場合、速度調節手段20が検出スイ
ッチ33による検出結果に基づいて変速モータMの回転
数nを低速側に設定することで、変速制御手段22によ
って操作される変速モータMの回転数nを低速側に自動
的に変更調節している。これにより、走行用副変速装置
30が高速側になっていることに起因して前後輪駆動速
度の変化速度が走行用無段変速装置9の変速作動速度の
割りには速くなっているにもかかわず、機体走行速度が
主変速操作に伴って遅すぎることも速過ぎることもない
良好な増速加速度や減速加速度で変化して軽快に主変速
できる。
レバー31を低速位置Lに操作する。すると、走行用副
変速装置30が低速側になって走行用無段変速装置9か
らの回転出力を高トルクで前後輪1,2に伝達して走行
できる。この時、主変速レバー11を揺動操作すると、
変速制御手段22が第1ポテンショメータ13などから
の情報に基づいて変速モータMを自動的に操作して走行
用無段変速装置9を主変速レバー11の操作位置に対応
する速度状態に変速操作することにより、主変速レバー
11を軽く操作して楽に主変速を行える。この場合、速
度調節手段20が検出スイッチ33による検出結果に基
づいて変速モータMの回転数nを高速側に設定すること
で、変速制御手段22によって操作される変速モータM
の回転数nを高速側に自動的に変更調節している。これ
により、走行用副変速装置30が低速側になっているこ
とに起因して前後輪駆動速度の変化速度が走行用無段変
速装置9の変速作動速度の割りには遅くなっているにも
かかわず、機体走行速度が主変速操作に伴って遅すぎる
ことも速過ぎることもない良好な増速加速度や減速加速
度で変化して軽快に主変速できる。路上など苗植え作業
を行わないで走行する場合、副変速レバー31を高速位
置Lに操作する。すると、走行用副変速装置30が高速
側になり、走行用無段変速装置9からの回転出力を高速
で前後輪1,2に伝達して走行できる。この時、主変速
レバー11を揺動操作すると、変速制御手段22が第1
ポテンショメータ13などからの情報に基づいて変速モ
ータMを自動的操作して走行用無段変速装置9を主変速
レバー11の操作位置に対応する速度状態に変速操作す
ることにより、主変速レバー11を軽く操作して楽に主
変速を行える。この場合、速度調節手段20が検出スイ
ッチ33による検出結果に基づいて変速モータMの回転
数nを低速側に設定することで、変速制御手段22によ
って操作される変速モータMの回転数nを低速側に自動
的に変更調節している。これにより、走行用副変速装置
30が高速側になっていることに起因して前後輪駆動速
度の変化速度が走行用無段変速装置9の変速作動速度の
割りには速くなっているにもかかわず、機体走行速度が
主変速操作に伴って遅すぎることも速過ぎることもない
良好な増速加速度や減速加速度で変化して軽快に主変速
できる。
【0019】〔別実施例〕図5は、走行用変速操作装置
の別実施構造を示す。すなわち、前記速度調節手段20
を、前記検出スイッチ33の他に、前記エンジンEの駆
動回転数を検出する速度センサー34にも連係させると
ともに、検出スイッチ33からの情報、速度センサー3
4による検出回転数、および、予め設定入力してあるモ
ータ回転数設定用情報とを基に、変速制御手段22が変
速モータMを操作する際の変速モータMの回転数nをつ
ぎの如く切替え設定する。すなわち、走行用副変速装置
30が高速側であると、変速モータMの前記回転数nが
低速側なり、走行用副変速装置30が低速側であると、
変速モータMの前記回転数nが高速側になり、エンジン
回転数が高回転数になるほど変速モータMの前記回転数
nが低速側になるように回転数nを設定する。たとえ
ば、図6に示すように設定する。すなわち、エンジン回
転数がアイドリング回転数〜1500rpm未満で副変
速装置30が高速側であると変速モータMの回転数nを
約13.2rpmに設定する。エンジン回転数がアイド
リング回転数〜1500rpm未満であり、副変速装置
30が低速側であると変速モータMの回転数nを約3
5.2rpmに設定する。エンジン回転数が1500r
pm以上で2000rpm未満であり、副変速装置30
が高速側であると変速モータMの回転数nを約9.4r
pmに設定する。エンジン回転数が1500rpm以上
で2000rpm未満であり、副変速装置30が低速側
であると変速モータMの回転数nを約25rpmに設定
する。エンジン回転数が2000rpm以上で2500
rpm未満であり、副変速装置30が高速側であると変
速モータMの回転数nを約7.3rpmに設定する。エ
ンジン回転数が2000rpm以上で2500rpm未
満であり、副変速装置30が低速側であると変速モータ
Mの回転数nを約19.5rpmに設定する。エンジン
回転数が2500rpm以上で3000rpm未満であ
り、副変速装置30が高速側であると変速モータMの回
転数nを約6rpmに設定する。エンジン回転数が25
00rpm以上で3000rpm未満であり、副変速装
置30が低速側であると変速モータMの回転数nを約1
6rpmに設定する。エンジン回転数が3000rpm
以上であり、副変速装置30が高速側であると変速モー
タMの回転数nを約5rpmに設定する。エンジン回転
数が3000rpm以上であり、副変速装置30が低速
側であると変速モータMの回転数nを約13.5rpm
に設定する。
の別実施構造を示す。すなわち、前記速度調節手段20
を、前記検出スイッチ33の他に、前記エンジンEの駆
動回転数を検出する速度センサー34にも連係させると
ともに、検出スイッチ33からの情報、速度センサー3
4による検出回転数、および、予め設定入力してあるモ
ータ回転数設定用情報とを基に、変速制御手段22が変
速モータMを操作する際の変速モータMの回転数nをつ
ぎの如く切替え設定する。すなわち、走行用副変速装置
30が高速側であると、変速モータMの前記回転数nが
低速側なり、走行用副変速装置30が低速側であると、
変速モータMの前記回転数nが高速側になり、エンジン
回転数が高回転数になるほど変速モータMの前記回転数
nが低速側になるように回転数nを設定する。たとえ
ば、図6に示すように設定する。すなわち、エンジン回
転数がアイドリング回転数〜1500rpm未満で副変
速装置30が高速側であると変速モータMの回転数nを
約13.2rpmに設定する。エンジン回転数がアイド
リング回転数〜1500rpm未満であり、副変速装置
30が低速側であると変速モータMの回転数nを約3
5.2rpmに設定する。エンジン回転数が1500r
pm以上で2000rpm未満であり、副変速装置30
が高速側であると変速モータMの回転数nを約9.4r
pmに設定する。エンジン回転数が1500rpm以上
で2000rpm未満であり、副変速装置30が低速側
であると変速モータMの回転数nを約25rpmに設定
する。エンジン回転数が2000rpm以上で2500
rpm未満であり、副変速装置30が高速側であると変
速モータMの回転数nを約7.3rpmに設定する。エ
ンジン回転数が2000rpm以上で2500rpm未
満であり、副変速装置30が低速側であると変速モータ
Mの回転数nを約19.5rpmに設定する。エンジン
回転数が2500rpm以上で3000rpm未満であ
り、副変速装置30が高速側であると変速モータMの回
転数nを約6rpmに設定する。エンジン回転数が25
00rpm以上で3000rpm未満であり、副変速装
置30が低速側であると変速モータMの回転数nを約1
6rpmに設定する。エンジン回転数が3000rpm
以上であり、副変速装置30が高速側であると変速モー
タMの回転数nを約5rpmに設定する。エンジン回転
数が3000rpm以上であり、副変速装置30が低速
側であると変速モータMの回転数nを約13.5rpm
に設定する。
【0020】つまり、変速制御手段22が変速モータM
を操作する際の変速モータMの回転数nが一定である
と、エンジン回転数が高くなるほど、走行用無段変速装
置9の油圧ポンプの駆動回転数が高くなることに起因し
て前後輪駆動速度の変化速度が無段変速装置9の変速作
動速度の割りには高速になり、機体走行速度がより急激
に変化するという操作感覚になる。逆に、エンジン回転
数が低くなるほど、走行用無段変速装置9の油圧ポンプ
の駆動回転数が低くなることに起因して前後輪駆動速度
の変化速度が無段変速装置9の変速作動速度の割りには
低速になり、機体走行速度がより緩速度で変化するとい
う操作感覚になる。これにより、変速制御手段22によ
って操作される変速モータMの回転数nを、副変速装置
30の速度状態の検出結果によって変更調節されるよう
に構成する他、エンジン回転数の検出結果によっても変
更されるように構成し、エンジンEのアクセル装置を低
速側にセットして走行するとか、高速側にセットして走
行するなど、エンジン回転数をいかなる回転数に設定し
て、かつ、副変速装置30を高速側と低速側のいずれに
して走行する場合でも、機体走行速度が主変速操作に伴
って遅過ぎることも速過ぎることもない良好な増速加速
度や減速加速度で変化するように軽快に主変速しながら
走行することを可能にしてある。前記油圧式無段変速装
置9に替え、ベルト式の無段変速装置を採用してもよい
のであり、これらを走行用無段変速装置9と総称する。
を操作する際の変速モータMの回転数nが一定である
と、エンジン回転数が高くなるほど、走行用無段変速装
置9の油圧ポンプの駆動回転数が高くなることに起因し
て前後輪駆動速度の変化速度が無段変速装置9の変速作
動速度の割りには高速になり、機体走行速度がより急激
に変化するという操作感覚になる。逆に、エンジン回転
数が低くなるほど、走行用無段変速装置9の油圧ポンプ
の駆動回転数が低くなることに起因して前後輪駆動速度
の変化速度が無段変速装置9の変速作動速度の割りには
低速になり、機体走行速度がより緩速度で変化するとい
う操作感覚になる。これにより、変速制御手段22によ
って操作される変速モータMの回転数nを、副変速装置
30の速度状態の検出結果によって変更調節されるよう
に構成する他、エンジン回転数の検出結果によっても変
更されるように構成し、エンジンEのアクセル装置を低
速側にセットして走行するとか、高速側にセットして走
行するなど、エンジン回転数をいかなる回転数に設定し
て、かつ、副変速装置30を高速側と低速側のいずれに
して走行する場合でも、機体走行速度が主変速操作に伴
って遅過ぎることも速過ぎることもない良好な増速加速
度や減速加速度で変化するように軽快に主変速しながら
走行することを可能にしてある。前記油圧式無段変速装
置9に替え、ベルト式の無段変速装置を採用してもよい
のであり、これらを走行用無段変速装置9と総称する。
【0021】前記電動シリンダ14に替え、油圧シリン
ダなど各種のアクチュエータを採用してもよい。したが
って、変速モータMを変速駆動機構Mと総称し、変速制
御手段22に操作される変速モータMの回転数nを、変
速制御手段22によって操作される変速駆動機構Mの作
動速度nと称する。
ダなど各種のアクチュエータを採用してもよい。したが
って、変速モータMを変速駆動機構Mと総称し、変速制
御手段22に操作される変速モータMの回転数nを、変
速制御手段22によって操作される変速駆動機構Mの作
動速度nと称する。
【0022】田植え機の他、防除機や耕耘機、コンバイ
ンなど各種の作業車にも本発明は適用できる。
ンなど各種の作業車にも本発明は適用できる。
【0023】車輪1,2に替え、クローラ走行装置を備
える作業車にも本発明は適用できる。したがって、これ
らを走行装置1,2と総称する。
える作業車にも本発明は適用できる。したがって、これ
らを走行装置1,2と総称する。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】乗用型施肥装置付き田植え機全体の側面図
【図2】変速操作装置のブロック図
【図3】走行用伝動のブロック図
【図4】副変速装置の速度状態と変速モータ回転数との
関係を示す説明図
関係を示す説明図
【図5】別実施変速操作装置のブロック図
【図6】副変速装置の速度状態、エンジン回転数、変速
モータ回転数の関係を示す説明図
モータ回転数の関係を示す説明図
1,2 走行装置 9 走行用無段変速装置 11 主変速レバー 13 主変速センサー 22 変速制御手段 30 走行用副変速装置 33 副変速センサー 34 回転センサー E エンジン M 変速駆動機構 n 作動速度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:68
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジン(E)の回転出力を、直列に連
結している走行用無段変速装置(9)と走行用副変速装
置(30)を介して走行装置(1),(2)に伝達する
ように構成し、 主変速レバー(11)の操作位置を検出する主変速セン
サー(13)、前記走行用無段変速装置(9)を変速操
作する変速駆動機構(M)、前記主変速センサー(1
3)からの情報に基づいて前記変速駆動機構(M)を自
動的に操作することにより、前記走行用無段変速装置
(9)を前記主変速レバー(11)の操作位置に対応す
る速度状態に変速操作する変速制御手段(22)を備え
てある作業車の走行用変速操作装置であって、 前記走行用副変速装置(30)の速度状態を検出する副
変速センサー(33)、前記変速制御手段(22)によ
って操作される前記変速駆動機構(M)の作動速度
(n)を変更する速度調節手段(20)を備えるととも
に、前記副変速センサー(33)が高速側の検出状態に
なると前記速度調節手段(20)が前記副変速センサー
(33)からの情報に基づいて前記変速駆動機構(M)
の作動速度(n)を低速側に自動的に変更し、前記副変
速センサー(33)が低速側の検出状態になると前記速
度調節手段(20)が前記副変速センサー(33)から
の情報に基づいて前記変速駆動機構(M)の作動速度
(n)を高速側に自動的に変更する状態に前記速度調節
手段(20)を前記副変速センサー(33)に連係して
ある作業車の走行用変速操作装置。 - 【請求項2】 前記エンジン(E)の回転速度を検出す
る速度センサー(34)を備え、この速度センサー(3
4)が高速側の検出状態になると前記速度調節手段(2
0)が前記速度センサー(34)からの情報に基づいて
前記変速駆動機構(M)の作動速度(n)を低速側に自
動的に変更し、前記速度センサー(34)が低速側の検
出状態になると前記速度調節手段(20)が前記速度セ
ンサー(34)からの情報に基づいて前記変速駆動機構
(M)の作動速度(n)を高速側に自動的に変更する状
態に前記速度調節手段(20)を前記速度センサー(3
4)に連係してある請求項1記載の作業車の走行用変速
操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13628095A JPH08326879A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 作業車の走行用変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13628095A JPH08326879A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 作業車の走行用変速操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08326879A true JPH08326879A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15171500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13628095A Pending JPH08326879A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 作業車の走行用変速操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08326879A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007120753A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-05-17 | Kubota Corp | 作業車の負荷制御構造 |
JP2007187288A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Iseki & Co Ltd | トラクター |
JP2011191228A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 作業車両 |
-
1995
- 1995-06-02 JP JP13628095A patent/JPH08326879A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007120753A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-05-17 | Kubota Corp | 作業車の負荷制御構造 |
JP4585495B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2010-11-24 | 株式会社クボタ | 作業車の負荷制御構造 |
JP2007187288A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Iseki & Co Ltd | トラクター |
JP2011191228A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 作業車両 |
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