JPH0437401Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0437401Y2 JPH0437401Y2 JP1983183742U JP18374283U JPH0437401Y2 JP H0437401 Y2 JPH0437401 Y2 JP H0437401Y2 JP 1983183742 U JP1983183742 U JP 1983183742U JP 18374283 U JP18374283 U JP 18374283U JP H0437401 Y2 JPH0437401 Y2 JP H0437401Y2
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- JP
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- speed
- lever
- engine
- continuously variable
- variable transmission
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Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 41
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案はコンバインにおける変速操作装置に係
るものである。
るものである。
コンバインにおける変速操作装置として、例え
ば実開昭51−69641号公報により提案されている
ものは、脱穀装置への動力を断続する脱穀クラツ
チレバーと、エンジンの回転数を調節するスロツ
トルレバーとを連杆により連繋して設け、脱穀ク
ラツチレバーを「入」にした時にはエンジンが高
出力となり、スロツトルレバーを低出力位置に移
動させた時には脱穀クラツチレバーが「切」位置
に移動するようになつている。
ば実開昭51−69641号公報により提案されている
ものは、脱穀装置への動力を断続する脱穀クラツ
チレバーと、エンジンの回転数を調節するスロツ
トルレバーとを連杆により連繋して設け、脱穀ク
ラツチレバーを「入」にした時にはエンジンが高
出力となり、スロツトルレバーを低出力位置に移
動させた時には脱穀クラツチレバーが「切」位置
に移動するようになつている。
しかしながら、この従来のものでは、変速装置
を操作する変速レバーと、スロツトルレバーとは
特に連動されてないため、機体の走行速度を変速
する変速レバーとスロツトルレバーとの二つのレ
バーをそれぞれ各別に操作する必要があり、その
各別な操作が面倒であるという欠点があつた。
を操作する変速レバーと、スロツトルレバーとは
特に連動されてないため、機体の走行速度を変速
する変速レバーとスロツトルレバーとの二つのレ
バーをそれぞれ各別に操作する必要があり、その
各別な操作が面倒であるという欠点があつた。
つまり、従来は変速レバーとスロツトルレバー
とが連動されてないため、機体の走行速度を低速
にする場合には、スロツトルレバーによりエンジ
ン回転数を低速状態になすと同時に変速レバーも
低速位置に移動操作する必要があり、また機体の
走行速度を高速にする場合には、スロツトルレバ
ーによりエンジン回転数を高回転状態になすと同
時に無段変速レバーも高速位置に移動操作する必
要があつた。
とが連動されてないため、機体の走行速度を低速
にする場合には、スロツトルレバーによりエンジ
ン回転数を低速状態になすと同時に変速レバーも
低速位置に移動操作する必要があり、また機体の
走行速度を高速にする場合には、スロツトルレバ
ーによりエンジン回転数を高回転状態になすと同
時に無段変速レバーも高速位置に移動操作する必
要があつた。
したがつて、この両レバーの操作を誤つて、例
えば、エンジンの低速回転状態で変速レバーを高
速の位置にすると、エンジンが出力不足となり、
エンストするなどの不具合が発生する原因となつ
ていた。
えば、エンジンの低速回転状態で変速レバーを高
速の位置にすると、エンジンが出力不足となり、
エンストするなどの不具合が発生する原因となつ
ていた。
本考案は上述した従来の実情に鑑み、その欠点
を解消すべく創案されたものであつて、コンバイ
ンの走行時、および脱穀装置が駆動される作業時
のいずれにおいても、無段変速位置を変速するに
あたつてエンジンのスロツトを操作する必要がな
く、操作が簡単なコンバインにおける変速操作装
置を提供することを目的とするものである。
を解消すべく創案されたものであつて、コンバイ
ンの走行時、および脱穀装置が駆動される作業時
のいずれにおいても、無段変速位置を変速するに
あたつてエンジンのスロツトを操作する必要がな
く、操作が簡単なコンバインにおける変速操作装
置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本考案は、走行装置と脱穀
装置とをエンジンにより各別に駆動するコンバイ
ンにおいて、前記走行装置を無段変速機構により
変速可能とし、前記エンジンのスロツトルを連繋
機構を介して前記無段変速機構を制御する無段変
速レバーと、前記脱穀装置への動力伝達を継続す
る操作レバーとに各別に連繋させ、前記連繋機構
を、前記操作レバーの「切」位置でエンジンの低
速側、「入」位置で高速側に移動すると共に、コ
ンバインの走行時及び脱穀装置が駆動されるコン
バインの作業時にあつて前記無段変速レバーの
「高速」位置で前記エンジンも高速回転するよう
に構成したことを特徴とする。
装置とをエンジンにより各別に駆動するコンバイ
ンにおいて、前記走行装置を無段変速機構により
変速可能とし、前記エンジンのスロツトルを連繋
機構を介して前記無段変速機構を制御する無段変
速レバーと、前記脱穀装置への動力伝達を継続す
る操作レバーとに各別に連繋させ、前記連繋機構
を、前記操作レバーの「切」位置でエンジンの低
速側、「入」位置で高速側に移動すると共に、コ
ンバインの走行時及び脱穀装置が駆動されるコン
バインの作業時にあつて前記無段変速レバーの
「高速」位置で前記エンジンも高速回転するよう
に構成したことを特徴とする。
以下、本考案を一実施例に示す図面について説
明する。
明する。
第1図はコンバインの側面図であつて、このコ
ンバイン1は、左右一対のクローラよりなる走行
装置2が設けられており、この走行装置2上方に
は水平方向の機台3が設けられ、この機台3上に
は前方に位置する刈取装置4およびこの刈取装置
4に連繋されて後方に位置する脱穀装置5が装備
されている。
ンバイン1は、左右一対のクローラよりなる走行
装置2が設けられており、この走行装置2上方に
は水平方向の機台3が設けられ、この機台3上に
は前方に位置する刈取装置4およびこの刈取装置
4に連繋されて後方に位置する脱穀装置5が装備
されている。
前記、走行装置2、刈取装置4および脱穀装置
5は機台3上に搭載されたエンジン10により各
別に駆動されるようになつており、前記走行装置
2は、走行装置2側のミツシヨンケース6と、エ
ンジン10側のミツシヨンケース8との間に設け
た無段変速機構7により無段階に変速されるよう
になつている。また刈取装置4および脱穀装置5
は、エンジン10と脱穀装置5とを結ぶ動力伝動
径路中に設けたクラツチ機構36により動力が断
続されるようになつている。
5は機台3上に搭載されたエンジン10により各
別に駆動されるようになつており、前記走行装置
2は、走行装置2側のミツシヨンケース6と、エ
ンジン10側のミツシヨンケース8との間に設け
た無段変速機構7により無段階に変速されるよう
になつている。また刈取装置4および脱穀装置5
は、エンジン10と脱穀装置5とを結ぶ動力伝動
径路中に設けたクラツチ機構36により動力が断
続されるようになつている。
前記走行装置2を無段変速する無段変速機構7
は、次のようになつている。すなわち、ミツシヨ
ンケース8内に回転自在に支架される駆動軸9に
は、駆動軸9に固定される固定側プーリ11と駆
動軸9上を摺動する可動側プーリ12とに分割さ
れた割プーリ形式の変速プーリが設けられ、この
可動側プーリ12は、ミツシヨンケース8に固定
の油圧シリンダ51内を圧油供給口49から圧油
が給排されることにより摺動するビストン50の
移動によつて、固定側プーリ11との対向幅がK
からkの間にわたつて無段階に調節されるように
なつている。
は、次のようになつている。すなわち、ミツシヨ
ンケース8内に回転自在に支架される駆動軸9に
は、駆動軸9に固定される固定側プーリ11と駆
動軸9上を摺動する可動側プーリ12とに分割さ
れた割プーリ形式の変速プーリが設けられ、この
可動側プーリ12は、ミツシヨンケース8に固定
の油圧シリンダ51内を圧油供給口49から圧油
が給排されることにより摺動するビストン50の
移動によつて、固定側プーリ11との対向幅がK
からkの間にわたつて無段階に調節されるように
なつている。
また、ミツシヨンケース6に回転自在に支架さ
れる従動軸13には、従動軸13に固定される固
定側プーリ15と、従動軸13上を摺動する可動
側プーリ14とが設けられ、この可動側プーリ1
4は圧縮バネ17により固定側プーリ側に向つて
押圧されるようになつており、これらの各プーリ
間にはVベルト16が巻掛されることによつて構
成されている。なお、第2図に符号18で示す多
段Vプーリはエンジン10から刈取装置4および
脱穀装置5等に至る動力伝動用のプーリである。
れる従動軸13には、従動軸13に固定される固
定側プーリ15と、従動軸13上を摺動する可動
側プーリ14とが設けられ、この可動側プーリ1
4は圧縮バネ17により固定側プーリ側に向つて
押圧されるようになつており、これらの各プーリ
間にはVベルト16が巻掛されることによつて構
成されている。なお、第2図に符号18で示す多
段Vプーリはエンジン10から刈取装置4および
脱穀装置5等に至る動力伝動用のプーリである。
第3図Aに示すように前記油圧シリンダ51の
支点19には、この支点19を中心としてLとH
との間を回動するフイードバツクリンク20が設
けられており、このフイードバツクリンク20の
一端に固定されたピン52は上記ピストン50の
可動端に設けた孔に嵌入されると共に、フイード
バツクリンク20の他端は、球状継手21により
連結ロツド22の一端に連結されており、この上
方に延びる連結ロツド22の他端は球状継手21
により支点23を中心としてLとHとの間を回動
するフイードバツクアーム24の可動端に連結さ
れている。
支点19には、この支点19を中心としてLとH
との間を回動するフイードバツクリンク20が設
けられており、このフイードバツクリンク20の
一端に固定されたピン52は上記ピストン50の
可動端に設けた孔に嵌入されると共に、フイード
バツクリンク20の他端は、球状継手21により
連結ロツド22の一端に連結されており、この上
方に延びる連結ロツド22の他端は球状継手21
により支点23を中心としてLとHとの間を回動
するフイードバツクアーム24の可動端に連結さ
れている。
また、前記支点23には、フイードバツクアー
ム24と一体的に回動するスイツチ操作カム25
と、前記スイツチ操作カム25のカム面26およ
び27にそれぞれアクチエタ28aおよび29a
が対面するスイツチA28およびスイツチB29
を固定する固定板31とが各別に回動自在に設け
られており、この固定板31の上方には、高速H
位置と低速L位置とにわたつて移動自在な無段変
速レバー30が固定されており、この固定板31
の下方には支点23を中心とする長孔34が穿設
されており、この長孔34の両端がピン34aに
当接することにより無段変速レバー30の移動範
囲が規制されるようになつている。
ム24と一体的に回動するスイツチ操作カム25
と、前記スイツチ操作カム25のカム面26およ
び27にそれぞれアクチエタ28aおよび29a
が対面するスイツチA28およびスイツチB29
を固定する固定板31とが各別に回動自在に設け
られており、この固定板31の上方には、高速H
位置と低速L位置とにわたつて移動自在な無段変
速レバー30が固定されており、この固定板31
の下方には支点23を中心とする長孔34が穿設
されており、この長孔34の両端がピン34aに
当接することにより無段変速レバー30の移動範
囲が規制されるようになつている。
一方、エンジン10から脱穀装置5を駆動する
動力伝動径路には、エンジン10の動力を断続す
るタイトプーリよりなるクラツチ36が支点47
を中心として回動自在に設けられており、このク
ラツチ36に一端が連結されたボーデンワイヤ3
7の他端は、「入」位置と「切」位置とに支点3
8を中心として回動固定される操作レバー40に
連結されている。
動力伝動径路には、エンジン10の動力を断続す
るタイトプーリよりなるクラツチ36が支点47
を中心として回動自在に設けられており、このク
ラツチ36に一端が連結されたボーデンワイヤ3
7の他端は、「入」位置と「切」位置とに支点3
8を中心として回動固定される操作レバー40に
連結されている。
そして、エンジン10の回転数を制御するスロ
ツトル弁33は、前記無段変速装置7の無段変速
レバー30と、脱穀装置5へのクラツチ36を断
続する操作レバー40とに、連繋機構35を介し
て各別に連動連結されるようになつており、無段
変速レバー30に一端が連結されたボーデンワイ
ヤ32の他端は、エンジン10のスロツトル軸3
3aに固定の連繋機構35に連結し、また操作レ
バー40は操作レバー40と支点38を共通して
一体的に回動する第三リンク39に一端が連結さ
れたボーデンワイヤ41の他端を、引張バネ48
を介して前記連繋機構35に連結するようになつ
ている。
ツトル弁33は、前記無段変速装置7の無段変速
レバー30と、脱穀装置5へのクラツチ36を断
続する操作レバー40とに、連繋機構35を介し
て各別に連動連結されるようになつており、無段
変速レバー30に一端が連結されたボーデンワイ
ヤ32の他端は、エンジン10のスロツトル軸3
3aに固定の連繋機構35に連結し、また操作レ
バー40は操作レバー40と支点38を共通して
一体的に回動する第三リンク39に一端が連結さ
れたボーデンワイヤ41の他端を、引張バネ48
を介して前記連繋機構35に連結するようになつ
ている。
そして、前記連繋機構35は、無段変速レバー
30側のボーデンワイヤ32の他端が嵌入する長
孔43と、操作レバー40側のボーデンワイヤ4
1の他端が嵌入する長孔42とが穿設された案内
板44から構成されており、この案内板44はス
ロツトル軸33aに固定されると共に引張バネ4
5によりスロツトル弁33が低速L位置に向かう
ように附勢されている。この案内板44の低速L
位置では、ボーデンワイヤ32およびボーデンワ
イヤ41の他端は、いずれも長孔43および長孔
42の左端に位置する関係位置となつていて、長
孔43および長孔42の右端側には遊びがあるよ
うになつており、両ボーデンワイヤ32、41の
内いずれか一方が引かれることにより他方をその
ままの位置に残したまま、案内板44を高速側に
移動することができるようになつている。
30側のボーデンワイヤ32の他端が嵌入する長
孔43と、操作レバー40側のボーデンワイヤ4
1の他端が嵌入する長孔42とが穿設された案内
板44から構成されており、この案内板44はス
ロツトル軸33aに固定されると共に引張バネ4
5によりスロツトル弁33が低速L位置に向かう
ように附勢されている。この案内板44の低速L
位置では、ボーデンワイヤ32およびボーデンワ
イヤ41の他端は、いずれも長孔43および長孔
42の左端に位置する関係位置となつていて、長
孔43および長孔42の右端側には遊びがあるよ
うになつており、両ボーデンワイヤ32、41の
内いずれか一方が引かれることにより他方をその
ままの位置に残したまま、案内板44を高速側に
移動することができるようになつている。
なお、案内板44が高速H位置に移動した時に
は、規制ボルト46に当接して脱穀作業に適した
所要の高速回転位置に規制されるようになつてい
る。
は、規制ボルト46に当接して脱穀作業に適した
所要の高速回転位置に規制されるようになつてい
る。
したがつて、走行装置2のみが駆動されるコン
バイン1の走行時には、脱穀装置5のクラツチ3
6を断続する操作レバー40は「切」位置にあつ
て連繋機構35を何ら作動しないので、無段変速
レバー30のみの単独動作により、無段変速装置
7による走行速度の無段変速と、この走行速度に
適応するエンジン10の回転数との両方を、低速
から高速までの範囲にわたつて無段階に制御する
ことができると共に、さらに、脱穀装置5が駆動
されるコンバイン1の作業時には、クラツチ36
を断続する操作レバー40は「入」位置となつて
連繋機構35の案内板44が高速H位置に移動さ
れることにより、エンジン10は高出力回転状態
となる。したがつて、この状態では無段変速レバ
ー30のみの操作によつて無段変速装置7を無段
に変速することにより、走行装置2をエンストな
どもなく低速から高速までの範囲にわたつて無段
階に制御することができる。
バイン1の走行時には、脱穀装置5のクラツチ3
6を断続する操作レバー40は「切」位置にあつ
て連繋機構35を何ら作動しないので、無段変速
レバー30のみの単独動作により、無段変速装置
7による走行速度の無段変速と、この走行速度に
適応するエンジン10の回転数との両方を、低速
から高速までの範囲にわたつて無段階に制御する
ことができると共に、さらに、脱穀装置5が駆動
されるコンバイン1の作業時には、クラツチ36
を断続する操作レバー40は「入」位置となつて
連繋機構35の案内板44が高速H位置に移動さ
れることにより、エンジン10は高出力回転状態
となる。したがつて、この状態では無段変速レバ
ー30のみの操作によつて無段変速装置7を無段
に変速することにより、走行装置2をエンストな
どもなく低速から高速までの範囲にわたつて無段
階に制御することができる。
次に、支点23を中心としてフイードバツクア
ーム24と一体的に揺動するスイツチ操作カム2
5と、このスイツチ操作カム25に対向させたス
イツチA28およびスイツチB29との関連構成
について説明する。
ーム24と一体的に揺動するスイツチ操作カム2
5と、このスイツチ操作カム25に対向させたス
イツチA28およびスイツチB29との関連構成
について説明する。
つまり、本考案にあつては、スイツチ操作カム
25に対向させたスイツチA28およびスイツチ
B29は第6図に示すメインスイツチ57が介在
された電気回路中に設けられており、本考案によ
る無段変速装置7は、無段変速レバー30を、任
意の位置にセツトすれば、油圧によるピストン5
0の移動により可動側プーリ12が移動する構成
となつており、この可動側プーリ12の移動量
を、可動側プーリ12に追従して移動するフイー
ドバツクリンク20により感知させ、このフイー
ドバツクリング20の感知を連結ロツド22を介
してフイードバツクアーム24にフイードバツク
動作させるようになし、このフイードバツク動作
によりスイツチ操作カム25を無段変速レバー3
0の操作位置まで移動させ、可動側プーリ12を
無段変速レバー30のセツト位置に停止させるよ
うになつている。
25に対向させたスイツチA28およびスイツチ
B29は第6図に示すメインスイツチ57が介在
された電気回路中に設けられており、本考案によ
る無段変速装置7は、無段変速レバー30を、任
意の位置にセツトすれば、油圧によるピストン5
0の移動により可動側プーリ12が移動する構成
となつており、この可動側プーリ12の移動量
を、可動側プーリ12に追従して移動するフイー
ドバツクリンク20により感知させ、このフイー
ドバツクリング20の感知を連結ロツド22を介
してフイードバツクアーム24にフイードバツク
動作させるようになし、このフイードバツク動作
によりスイツチ操作カム25を無段変速レバー3
0の操作位置まで移動させ、可動側プーリ12を
無段変速レバー30のセツト位置に停止させるよ
うになつている。
第5図Aに示す停止状態では、アクチエータ2
8aがスイツチ操作カム25の凹部27にあるた
め、スイツチA28はOFFとなり油圧制御弁6
0が作動せず、ピストン50は移動しない。
8aがスイツチ操作カム25の凹部27にあるた
め、スイツチA28はOFFとなり油圧制御弁6
0が作動せず、ピストン50は移動しない。
この停止状態から、無段変速レバー30を、第
5図Bに示す矢印H方向に移動すると、無段変速
レバー30の移動に連動してスイツチA28およ
びスイツチB29も移動し、アクチエータ28a
がスイツチ操作カム25の凹部27を乗り上がる
ことによつてスイツチA28がONとなり、リレ
ー53によりその接点55がONとなり、ソレノ
イド58が作動して切換弁60を作動させ、油圧
ポンプ61からの圧油が油圧シリンダ51に送さ
れることによりピストン50が移動し、可動プー
リ12は対向幅Kが狭くなる方向に移動するの
で、無段変速装置7は増速されることになる。こ
の可動プーリ12の移動量を感知したフイードバ
ツクリンク20が連結ロツド22を介してフイー
ドバツクアーム24にフイードバツクするので、
スイツチ操作カム25がフイードバツク量に応じ
て移動し、スイツチ操作カム25の移動により無
段変速レバー30の位置で第5図Aに示す停止状
態となつて停止するようになつている。
5図Bに示す矢印H方向に移動すると、無段変速
レバー30の移動に連動してスイツチA28およ
びスイツチB29も移動し、アクチエータ28a
がスイツチ操作カム25の凹部27を乗り上がる
ことによつてスイツチA28がONとなり、リレ
ー53によりその接点55がONとなり、ソレノ
イド58が作動して切換弁60を作動させ、油圧
ポンプ61からの圧油が油圧シリンダ51に送さ
れることによりピストン50が移動し、可動プー
リ12は対向幅Kが狭くなる方向に移動するの
で、無段変速装置7は増速されることになる。こ
の可動プーリ12の移動量を感知したフイードバ
ツクリンク20が連結ロツド22を介してフイー
ドバツクアーム24にフイードバツクするので、
スイツチ操作カム25がフイードバツク量に応じ
て移動し、スイツチ操作カム25の移動により無
段変速レバー30の位置で第5図Aに示す停止状
態となつて停止するようになつている。
また、無段変速レバー30を、第5図Cに示す
矢印L方向に移動すると、無段変速レバー30の
移動に連動してスイツチA28およびスイツチB
29も移動し、アクチエータ29aがスイツチ操
作カム25を超えることによつてスイツチB29
がOFFとなるので、リレー54によりその接点
56がONとなり、ソレノイド59が作動して切
換弁60を作動させ、油圧シリンダ51から圧油
を排出してタンク62に戻すことによりピストン
50が移動し、可動プーリ12は対向幅Kが広く
なる方向に移動するので、無段変速装置7は減速
されることになる。この可動プーリ12の移動量
を感知したフイドーバツクリング20が連結ロツ
ド22を介してフイードバツクアーム24にフイ
ードバツクするので、スイツイ操作カム25がフ
イードバツク量に応じて回動し、スイツチ操作カ
ム25の移動により無段変速レバー30の位置で
第5図Aに示す停止状態となつて停止するように
なつている。
矢印L方向に移動すると、無段変速レバー30の
移動に連動してスイツチA28およびスイツチB
29も移動し、アクチエータ29aがスイツチ操
作カム25を超えることによつてスイツチB29
がOFFとなるので、リレー54によりその接点
56がONとなり、ソレノイド59が作動して切
換弁60を作動させ、油圧シリンダ51から圧油
を排出してタンク62に戻すことによりピストン
50が移動し、可動プーリ12は対向幅Kが広く
なる方向に移動するので、無段変速装置7は減速
されることになる。この可動プーリ12の移動量
を感知したフイドーバツクリング20が連結ロツ
ド22を介してフイードバツクアーム24にフイ
ードバツクするので、スイツイ操作カム25がフ
イードバツク量に応じて回動し、スイツチ操作カ
ム25の移動により無段変速レバー30の位置で
第5図Aに示す停止状態となつて停止するように
なつている。
これを要するに本考案は、走行装置と脱穀装置
とをエンジンにより各別に駆動するコンバインに
おいて、前記走行装置を無段変速機構により変速
可能とし、前記エンジンのスロツトルを連繋機構
を介して前記無段変速機構を制御する前記変速レ
バーと、前記脱穀装置への動力伝達を断続する操
作レバーとに各別に連繋させ、前記連繋機構を、
前記操作レバーの「切」位置でエンジンの低速
側、「入」位置で高速側に移動すると共に、コン
バインの走行時及び脱穀装置が駆動されるコンバ
インの作業時にあつて前記無段変速レバーの「高
速」位置で前記エンジンも高速回転するように構
成したので、走行装置のみが駆動されるコンバイ
ン走行時には、脱穀装置への動力伝達を断続する
操作レバーは「切」位置にあつて連繋機構が低速
側にあるので、無段変速レバーを「低速」位置か
ら「高速」位置に倒すことにより、無段変速機構
による走行速度と、その走行速度に適応するエン
ジン回転数との両方をアツプできる。
とをエンジンにより各別に駆動するコンバインに
おいて、前記走行装置を無段変速機構により変速
可能とし、前記エンジンのスロツトルを連繋機構
を介して前記無段変速機構を制御する前記変速レ
バーと、前記脱穀装置への動力伝達を断続する操
作レバーとに各別に連繋させ、前記連繋機構を、
前記操作レバーの「切」位置でエンジンの低速
側、「入」位置で高速側に移動すると共に、コン
バインの走行時及び脱穀装置が駆動されるコンバ
インの作業時にあつて前記無段変速レバーの「高
速」位置で前記エンジンも高速回転するように構
成したので、走行装置のみが駆動されるコンバイ
ン走行時には、脱穀装置への動力伝達を断続する
操作レバーは「切」位置にあつて連繋機構が低速
側にあるので、無段変速レバーを「低速」位置か
ら「高速」位置に倒すことにより、無段変速機構
による走行速度と、その走行速度に適応するエン
ジン回転数との両方をアツプできる。
しかも、脱穀装置が駆動されるコンバインの作
業時には、クラツチを断続する操作レバーは
「入」となつて連繋機構が高速側に移動すること
により、エンジンを高出力回転とすることができ
ると共に、エンジンの回転数と無関係となつた無
段変速レバーを「低速」位置から「高速」位置に
倒すことにより、走行速度に適応するエンジン回
転数をアツプできる。
業時には、クラツチを断続する操作レバーは
「入」となつて連繋機構が高速側に移動すること
により、エンジンを高出力回転とすることができ
ると共に、エンジンの回転数と無関係となつた無
段変速レバーを「低速」位置から「高速」位置に
倒すことにより、走行速度に適応するエンジン回
転数をアツプできる。
従つて、コンバインの走行時および脱穀装置が
駆動される作業時のいずれにおいても、無段変速
装置を変速するにあたつてエンジンのスロツトを
操作する必要がないので、コンバインの操作を一
層簡単にすることができる。
駆動される作業時のいずれにおいても、無段変速
装置を変速するにあたつてエンジンのスロツトを
操作する必要がないので、コンバインの操作を一
層簡単にすることができる。
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はコンバインの外観を示す側面図、第2図
は無段変速装置の断面を示す平面展開図、第3図
は無段変速レバーを示し第3図Aは側面図、第3
図Bは正面図、第4図は連繋機構を示す概略正面
図、第5図A,B,Cはスイツチ操作カムの作用
説明を示す斜視図、第6図は電気回路図である。 1……コンバイン、2……走行装置、3……機
台、5……脱穀装置、7……無段変速機構、10
……エンジン、30……無段変速レバー、33…
…スロツトル、35……連繋機構、36……クラ
ツチ、40……操作レバー、44……案内板。
第1図はコンバインの外観を示す側面図、第2図
は無段変速装置の断面を示す平面展開図、第3図
は無段変速レバーを示し第3図Aは側面図、第3
図Bは正面図、第4図は連繋機構を示す概略正面
図、第5図A,B,Cはスイツチ操作カムの作用
説明を示す斜視図、第6図は電気回路図である。 1……コンバイン、2……走行装置、3……機
台、5……脱穀装置、7……無段変速機構、10
……エンジン、30……無段変速レバー、33…
…スロツトル、35……連繋機構、36……クラ
ツチ、40……操作レバー、44……案内板。
Claims (1)
- 走行装置と脱穀装置とをエンジンにより各別に
駆動するコンバインにおいて、前記走行装置を無
段変速機構により変速可能とし、前記エンジンの
スロツトルを連繋機構を介して前記無段変速機構
を制御する無段変速レバーと、前記脱穀装置への
動力伝達を断続する操作レバーとに各別に連繋さ
せ、前記連繋機構を、前記操作レバーの「切」位
置でエンジンの低速側、「入」位置で高速側に移
動すると共に、コンバインの走行時及び脱穀装置
が駆動されるコンバインの作業時にあつて前記無
段変速レバーの「高速」位置で前記エンジンも高
速回転するように構成したことを特徴とするコン
バインにおける変速操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18374283U JPS6094045U (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | コンバインにおける変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18374283U JPS6094045U (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | コンバインにおける変速操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6094045U JPS6094045U (ja) | 1985-06-27 |
JPH0437401Y2 true JPH0437401Y2 (ja) | 1992-09-02 |
Family
ID=30397589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18374283U Granted JPS6094045U (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | コンバインにおける変速操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6094045U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0138671Y2 (ja) * | 1984-10-26 | 1989-11-20 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5348773U (ja) * | 1976-09-28 | 1978-04-25 | ||
JPS5770735A (en) * | 1980-10-16 | 1982-05-01 | Iseki & Co Ltd | Load drive speed change gear |
-
1983
- 1983-11-30 JP JP18374283U patent/JPS6094045U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5348773U (ja) * | 1976-09-28 | 1978-04-25 | ||
JPS5770735A (en) * | 1980-10-16 | 1982-05-01 | Iseki & Co Ltd | Load drive speed change gear |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6094045U (ja) | 1985-06-27 |
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