JP3084219B2 - 作業車の操向操作装置 - Google Patents

作業車の操向操作装置

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JP3084219B2
JP3084219B2 JP07321803A JP32180395A JP3084219B2 JP 3084219 B2 JP3084219 B2 JP 3084219B2 JP 07321803 A JP07321803 A JP 07321803A JP 32180395 A JP32180395 A JP 32180395A JP 3084219 B2 JP3084219 B2 JP 3084219B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右一対の走行装
置のうちの一方の走行装置を直進用駆動状態と、伝動切
り状態と、制動または旋回用駆動状態とにその順序で切
り換え操作する単動型の第1油圧ピストン、前記一対の
走行装置のうちの他方の走行装置を直進用駆動状態と、
伝動切り状態と、制動または旋回用駆動状態とにその順
序で切り換え操作する単動型の第2油圧ピストン、前記
第1油圧ピストンおよび前記第2油圧ピストンに対する
油圧供給を解除する中立位置と、前記第2油圧ピストン
に対する油圧供給を解除しながら前記第1油圧ピストン
に油圧供給する第1駆動位置と、前記第1油圧ピストン
に対する油圧供給を解除しながら前記第2油圧ピストン
に油圧供給する第2駆動位置とに切り換え自在な制御
弁、前記第1油圧ピストンおよび前記第2油圧ピストン
の排油路のリリーフ圧を変更する可変リリーフ弁を備
え、前記制御弁と前記可変リリーフ弁とを1本の操向レ
バーによって切り換え操作して、前記一対の走行装置の
いずれもが直進用駆動状態になる直進状態と、前記一対
の走行装置の一方が直進用駆動状態で他方が伝動切り状
態になる第1旋回状態と、前記一対の走行装置の一方が
直進用駆動状態で他方が制動または旋回用駆動状態にな
る第2旋回状態とを択一的に現出するように構成した作
業車の操向操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記操向操作装置は、たとえば特開平7
‐165106号公報に示されるように、制御弁と可変
リリーフ弁を切り換えるだけの軽いレバー操作によって
機体操向ができるようにしたものである。この種の操向
操作装置にあっては、操向レバーを直進位置から第1旋
回位置に切り換えると、制御弁がレバー操作力によって
中立位置から駆動位置に切り換わり、操向レバーを第1
旋回位置から第2旋回位置に切り換えると、制御弁はレ
バー操作にかかわず駆動位置を維持したままになり、可
変リリーフ弁がレバー操作力によって低圧から高圧に切
り換わるように、操向レバーと弁の連動調整を行う必要
がある。そのため、従来、連動調整機構を操向レバーに
備えることによって所定の弁操作ができるようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、例えば制御弁お
よび可変リリーフ弁を油圧ピストンと共に走行用ミッシ
ョンケースに付設するなど、制御弁および可変リリーフ
弁が操向レバーから遠く離れて位置する場合、操向レバ
ーを制御弁に連動させるものと、可変リリーフ弁に連動
させるものとの2系統の連動機構が必要になるばかりで
はなく、各連動機構の連動距離が長距離になるため、操
作ケーブルで連結する場合には長い2本の操作ケーブル
が必要になるなど、構造面で不利になるとか、コスト面
で不利になっていた。本発明の目的は、制御弁および可
変リリーフ弁が操向レバーから遠く離れる場合でも、構
造面や経済面で有利に得られるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の構成、作用、効
果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕左右一対の走行装置のうちの一方
の走行装置を直進用駆動状態と、伝動切り状態と、制動
または旋回用駆動状態とにその順序で切り換え操作する
単動型の第1油圧ピストン、前記一対の走行装置のうち
の他方の走行装置を直進用駆動状態と、伝動切り状態
と、制動または旋回用駆動状態とにその順序で切り換え
操作する単動型の第2油圧ピストン、前記第1油圧ピス
トンおよび前記第2油圧ピストンに対する油圧供給を解
除する中立位置と、前記第2油圧ピストンに対する油圧
供給を解除しながら前記第1油圧ピストンに油圧供給す
る第1駆動位置と、前記第1油圧ピストンに対する油圧
供給を解除しながら前記第2油圧ピストンに油圧供給す
る第2駆動位置とに切り換え自在な制御弁、前記第1油
圧ピストンおよび前記第2油圧ピストンの排油路のリリ
ーフ圧を変更する可変リリーフ弁を備え、前記制御弁と
前記可変リリーフ弁とを1本の操向レバーによって切り
換え操作して、前記一対の走行装置のいずれもが直進用
駆動状態になる直進状態と、前記一対の走行装置の一方
が直進用駆動状態で他方が伝動切り状態になる第1旋回
状態と、前記一対の走行装置の一方が直進用駆動状態で
他方が制動または旋回用駆動状態になる第2旋回状態と
を択一的に現出するように構成した作業車の操向操作装
置であって、前記可変リリーフ弁の回転操作軸を前記操
向レバーに連動機構を介して回転操作されるように連結
し、前記制御弁の操作部を前記回転操作軸に連動融通手
段を有する弁連動機構によって連動させて、前記回転操
作軸が設定角度範囲内で回動する際には前記操作部が前
記回転操作軸の回動力によって切り換え操作され、前記
回転操作軸が前記設定角度範囲外で回動する際には前記
操作部が停止するとともに前記回転操作軸が前記操作部
に対して相対移動するように構成してある。
【0006】〔作用〕走行装置が直進用駆動状態と伝動
切り状態とに切り換わるように前記回転操作軸を操作す
るためのこの回転操作軸の操作範囲を前記設定角度範囲
として設定し、走行装置が伝動切り状態と、制動または
旋回用駆動状態とに切り換わるように前記回転操作軸を
操作するためのこの回転操作軸の操作範囲を前記設定角
度範囲外として設定する。すると、操向レバーを操作す
れば、そのレバー操作力が連動機構によって回転操作軸
に伝達して可変リリーフ弁を操作できる。そして、回転
操作軸が前記設定角度範囲内で回動する際には、この回
転操作軸の回動力が弁連動機構のために前記操作部に伝
達して制御弁も共に操作でき、回転操作軸が前記設定角
度範囲外で回動する際には、弁連動機構の連動融通手段
のために回転操作軸と前記操作部とが相対移動して制御
弁を駆動位置に維持しながら可変リリーフ弁を低圧と高
圧に切り換え操作できる。これにより、一本の操向レバ
ーを操作することにより、一対の走行装置のいずれもが
直進用駆動状態になる直進状態になって機体が直進した
り、一方の走行装置が直進用駆動状態で他方の走行装置
が伝動切り状態になる第1旋回状態になって機体が旋回
したり、さらには、一方の走行装置が直進用駆動状態で
他方の走行装置が制動または旋回用駆動状態になる第2
旋回状態になって機体が第1旋回状態で旋回するよりも
小半径で旋回するなど、第1旋回状態での旋回半径とは
異なる旋回半径で旋回するように機体操向ができる。
【0007】〔効果〕操向レバーの操作力を連動機構に
よって可変リリーフ弁に伝達してこの可変リリーフ弁の
操作を可能にし、可変リリーフ弁の回転操作軸の回動力
を弁連動機構によって制御弁に伝達してこの制御弁の操
作を可能にしているとともに弁連動機構の連動融通によ
って可変リリーフ弁の回転操作軸と制御弁の操作部との
相対移動を可能にしていることにより、可変リリーフ弁
と制御弁のうちの可変リリーフ弁の方のみを操向レバー
に連結すればよく、可変リリーフ弁および制御弁が操向
レバーから遠く離れる場合でも、可変リリーフ弁と操向
レバーとにわたる1本の操作ケーブルを採用するだけで
済むなど、弁操作で軽く操向操作できるものが比較的構
造簡単かつ安価に得られるようになった。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すように、稲、麦などの
植立穀稈に作用する引起し装置1およびバリカン型刈取
り装置2、刈取り穀稈を機体後方に搬送する搬送装置3
などを備えている刈取り前処理装置を、左右一対のクロ
ーラ式走行装置4,4によって自走するように構成した
自走機体の前部に昇降操作自在に連結するとともに、刈
取り前処理装置からの刈取り穀稈を脱穀処理する脱穀装
置5、この脱穀装置5からの脱穀粒を貯留する穀粒タン
ク6を自走機体に備えて、コンバインを構成してある。
【0009】自走機体の運転座席7の下方にエンジンE
を設け、このエンジンEの回転出力を図2に示す伝動構
造によって前記一対の走行装置4,4に伝達するように
してある。
【0010】すなわち、エンジンEの回転出力をベルト
伝動機構8によってベルト式無段変速装置9に伝達し、
この無段変速装置9の回転出力を走行用ミッションケー
ス10の入力軸11に伝達し、この入力軸11の回動力
を前後進切り換え装置20に伝達し、この前後進切り換
え装置20の回転出力を副変速装置30に伝達し、この
副変速装置30の出力ギヤ31の回動力を、この出力ギ
ヤ31の両横側に別れて位置する一対のサイドギヤ1
2,12の一方のサイドギヤ12によって左右一対の走
行装置4,4のうちの一方の走行装置4のクローラ駆動
軸4aに伝達し、前記一対のサイドギヤ12,12の他
方のサイドギヤ12によって左右一対の走行装置4,4
のうちの他方の走行装置4のクローラ駆動軸4aに伝達
するように構成してある。
【0011】前記前後進切り換え装置20は、前記入力
軸11に伝動ギヤ21を介して連動している入力ギヤ2
2を有した前進クラッチFC、前記入力ギヤ22に咬合
している入力ギヤ23を有した後進クラッチRCを備
え、前進クラッチFCおよび後進クラッチRCの油圧操
作部に接続してある前後進切り換え弁(図示せず)の切
り換え操作によって前進クラッチFCと後進クラッチR
Cを入り切り操作することにより、前進状態と後進状態
とに切り換わるように構成してある。すなわち、前進ク
ラッチFCを入りで後進クラッチRCを切りに操作する
と、前進状態になり、前進クラッチFCの入力ギヤ22
と出力ギヤ24とが一体回動するとともに後進クラッチ
RDの入力ギヤ23と出力ギヤ25とが相対回動し、前
進クラッチFCの出力ギヤ24が前記副変速装置30の
入力ギヤ32に咬合していることにより、前記入力軸1
1の回動力を伝動ギヤ21、入力ギヤ22、前進クラッ
チFCおよび出力ギヤ24を介して副変速装置30の入
力ギヤ32に前進駆動力として伝達する。そして、前進
クラッチFCを切りで後進クラッチRCを入りに操作す
ると、後進状態になり、前進クラッチFCの入力ギヤ2
2と出力ギヤ24とが相対回動するとともに後進クラッ
チRCの入力ギヤ23と出力ギヤ25とが一体回動し、
後進クラッチRCの出力ギヤ25が副変速装置30の入
力ギヤ32に咬合していることにより、前記入力軸11
の回動力を伝動ギヤ21、入力ギヤ22、入力ギヤ2
3、後進クラッチRCおよび出力ギヤ25を介して副変
速装置30の入力ギヤ32に後進駆動力として伝達す
る。
【0012】前記副変速装置30は、前記入力ギヤ32
を一体回動自在に支持している入力軸33にスプライン
係合によって一体回動および摺動自在に取り付けたシフ
トギヤ34を備え、このシフトギヤ34を摺動操作し
て、入力軸33に相対回動自在に取り付けてある伝動ギ
ヤ33a、出力ギヤ31に伝動ギヤ35aを介して連動
している伝動軸35に一体回動自在に取り付けてある中
速ギヤ36および低速ギヤ37に咬合切り換えすること
により、高、中、低速の3段階に切り換わるように構成
してある。すなわち、シフトギヤ34の一端側のクラッ
チ爪を前記伝動ギヤ33aの一側面のクラッチ爪に噛み
合わせると、高速状態になり、前後進切り換え装置20
から入力ギヤ32によって入力する前進駆動力または後
進駆動力を入力軸33、シフトギヤ34、前記伝動ギヤ
33a、この伝動ギヤ33aに咬合しているとともに前
記伝動軸35に一体回動自在に支持されている高速ギヤ
38、伝動軸35、伝動ギヤ35aを介して出力ギヤ3
1に伝達する。そして、シフトギヤ34を前記中速ギヤ
36に咬合させると、中速状態になり、前後進切り換え
装置20から入力ギヤ32によって入力する前進駆動力
または後進駆動力を入力軸33、シフトギヤ34、中速
ギヤ36、伝動軸35、伝動ギヤ35aを介して出力ギ
ヤ31に伝達する。シフトギヤ34を前記低速ギヤ37
に咬合させると、低速状態になり、前後進切り換え装置
20から入力ギヤ32によって入力する前進駆動力また
は後進駆動力を入力軸33、シフトギヤ34、低速ギヤ
37、伝動軸35、伝動ギヤ35aを介して出力ギヤ3
1に伝達する。
【0013】図2および図3に示すように、前記一対の
サイドギヤ12,12それぞれを、前記出力ギヤ31を
一体回動自在に支持している回転支軸39に相対回動お
よび摺動自在に支持させて、前記クローラ駆動軸4aの
駆動用ギヤ4bに咬合させたままで回転支軸39に対し
てその軸芯方向に摺動操作できるようするとともに、こ
の摺動操作を行うことにより、サイドギヤ12の一端側
と出力ギヤ31との間に設けてある噛み合いクラッチで
成る操向クラッチCLが入りで、サイドギヤ12の他端
側と走行用ミッションケース10との間に設けてある多
板式摩擦ブレーキで成る操向ブレーキBRが切りになっ
て出力ギヤ31の回動力をクローラ駆動軸4aに伝達す
る伝動位置と、前記操向クラッチCLと前記操向ブレー
キBRのいずれもが切りなってクローラ駆動軸4aに対
する伝動を切る伝動切り位置と、前記操向クラッチCL
が切りで前記操向ブレーキBRが入りになる制動位置と
に切り換わるように構成してある。一対のサイドギヤ1
2,12のうちの左走行装置側のサイドギヤ12を摺動
操作するように走行用ミッションケース10に揺動自在
に取り付けたシフトフォーク13の回転支軸13aの端
部を走行用ミッションケース10の外部に突出させ、こ
の突出端部にシフトフォーク操作アーム14を一体回動
自在に取り付けるとともに、このシフトフォーク操作ア
ーム14を走行用ミッションケース10の外面側に付設
した油圧ブロック15が備えている単動型の第1油圧ピ
ストンP1によって揺動操作するように構成してある。
すなわち、第1油圧ピストンP1に油圧供給すると、こ
の第1油圧ピストンP1が油圧ブロック15から突出す
る側に作動してシフトフォーク操作アーム14に押圧作
用し、第1油圧ピストンP1に対する油圧供給を解除す
ると、第1油圧ピストンP1がばねS1によって油圧ブ
ロック15に引退する側に作動して操向ブレーキBRの
内部にサイドギヤ12を前記伝動位置に摺動付勢するよ
うに設けてあるリターンばね16がシフトフォーク操作
アーム14を揺動操作することを可能にする。これによ
り、第1油圧ピストンP1はシフトフォーク操作アーム
14をサイドギヤ12が前記出力ギヤ31から離れる側
に揺動操作したり、サイドギヤ12が出力ギヤ31に接
近する側に揺動操作したりする。一対のサイドギヤ1
2,12のうちの右走行装置側のサイドギヤ12を摺動
操作するように走行用ミッションケース10に揺動自在
に取り付けたシフトフォーク13の回転支軸13aの端
部を走行用ミッションケース10の外部に突出させ、こ
の突出端部にシフトフォーク操作アーム14を一体回動
自在に取り付けるとともに、このシフトフォーク操作ア
ーム14を前記油圧ブロック15が備えている単動型の
第2油圧ピストンP2によって揺動操作するように構成
してある。すなわち、第2油圧ピストンP2に油圧供給
すると、この第2油圧ピストンP2が油圧ブロック15
から突出する側に作動してシフトフォーク操作アーム1
4に押圧作用し、第2油圧ピストンP2に対する油圧供
給を解除すると、第2油圧ピストンP2がばねS2によ
って油圧ブロック15に引退する側に作動して操向ブレ
ーキBRの内部にサイドギヤ12を前記伝動位置に摺動
付勢するように設けてあるリターンばね16がシフトフ
ォーク操作アーム14を揺動操作することを可能にす
る。これにより、第2油圧ピストンP2はシフトフォー
ク操作アーム14をサイドギヤ12が前記出力ギヤ31
から離れる側に揺動操作したり、サイドギヤ12が出力
ギヤ31に接近する側に揺動操作したりする。したがっ
て、左側の走行装置4を第1油圧ピストンP1により、
右側の走行装置4を第2油圧ピストンP2によりそれぞ
れ、直進用駆動状態と伝動切り状態と制動状態とにその
順序で切り換え操作できる。
【0014】図3に示すように、前記第1油圧ピストン
P1の油圧室40aおよび第2油圧ピストンP2の油圧
室40bを、一つの制御弁17に接続するとともに、可
変リリーフ弁18を有した排油路19によって前記ミッ
ションケース10に油圧排出するように接続してある。
図4および図5に示すように、前記制御弁17は、前記
油圧ブロック15が形成しているバルブケースとこのバ
ルブケースに摺動自在に組み込んだスプール17aとで
成る三位置切り換え弁に構成するとともに、油圧ブロッ
ク15に筒軸部17bによって相対回動自在に取り付け
た揺動操作部17cによって切り換え操作するように構
成してある。すなわち、揺動操作部17cは遊端側に備
えているスプール操作ピン17dによってスプール17
aの一端側の操作部に押し引き操作可能に係合してお
り、筒軸部17bの軸芯まわりで揺動操作されることに
よってスプール17aを摺動操作する。これにより、制
御弁17は、揺動操作部17cを揺動操作することによ
り、図3に示す中立位置Nと第1駆動位置D1および第
2駆動位置D2の3つの操作位置に切り換わり、中立位
置N1になると、前記走行用ミッションケース10の内
部の潤滑油を作動油として供給する油圧ポンプPからの
油圧をミッションケース10に戻して第1油圧ピストン
P1および第2油圧ピストンP2のいずれにも供給しな
くなる。そして、第1駆動位置D1になると、油圧ポン
プPからの油圧を第1油圧ピストンP1には供給するが
第2油圧ピストンP2には供給しなくなる。また、第2
駆動位置D2になると、油圧ポンプPからの油圧を第2
油圧ピストンP2には供給するが第1油圧ピストンP1
には供給しなくなる。
【0015】図4および図5に示すように、前記可変リ
リーフ弁18は、前記油圧ブロック15に形成したバル
ブケースに弁体18a、この弁体18aを弁座に押圧付
勢してリリーフ圧を設定するばね18b、このばね18
bの一端側を受け止め支持しているばね受体18cを組
み付けて構成してあるとともに、前記制御弁17の操作
部17cの筒軸部17bに相対回動自在に挿通させた回
転操作軸18dを備えており、この回転操作軸18dを
回動操作することによって前記排油路19のリリーフ圧
を変更するように構成してある。すなわち、回転操作軸
18dは前記筒軸部17bから油圧ブロック外に突出し
ている端部に一体回動自在に備えている操作アーム部1
8eによって回動操作するように、油圧ブロック15の
内側に位置する端部に一体回動自在に備えている操作カ
ムKによって前記ばね受体18cを操作するように構成
してある。回転操作軸18dを図6に示す中立位置A、
この中立位置Aから一方に角度aを回動させた第1操作
位置B、前記中立位置Aから他方に角度aを回動させた
第2操作位置Cのそれぞれに操作すると、操作カムKの
うちのばね受体18cに対向するカム部分がばね受体1
8cを前記ばね18bの付勢力のために操作カムK側の
摺動限界に位置させるべくばね受体18cから離れるよ
うに構成し、回転操作軸18dを前記中立位置Aから一
方に前記角度aよりも大の角度bを回動させた第3操作
位置D、および、前記中立位置Aから他方に前記角度a
よりも大の角度bを回動させた第4操作位置Eに操作す
ると、操作カムKのばね受体18cに対向するカム部分
KDまたはKEがばね受体18cをバルブケースの内側
に摺動するように押圧操作してばね18bを圧縮変形さ
せるように構成してある。これにより、回転操作軸18
dを回動操作しても、その操作角度が前記中立位置Aを
中心とする角度範囲Hであれば、可変リリーフ弁18は
リリーフ圧変更をしなくて低圧状態を維持して排油路1
9のリリーフ圧を低圧のままに維持し、回転操作軸18
dを前記角度範囲H外の回動角度まで回動操作すると、
可変リリーフ弁18は高圧状態に変化して排油路19の
リリーフ圧を高圧に変更する。
【0016】したがって、制御弁17を中立位置Nに操
作すると、第1油圧ピストンP1も第2油圧ピストンP
2もばねS1またはS2のために油圧ブロック15にス
トロークエンドまで引退して走行装置4を直進駆動状態
に操作する。制御弁17を第1駆動位置D1に操作する
とともに可変リリーフ弁17を低圧状態に操作すると、
第2油圧ピストンP2はストロークエンドまで引退した
位置を維持して右側走行装置4を直進駆動状態に操作す
る。これに対して、第1油圧ピストンP1が制御弁17
からの油圧によって油圧ブロック15から突出する側に
作動し、油圧室40aの前記排油路19に対する開口4
1aを開放するまで突出作動すると、第1油圧ピストン
P1に作用する油圧と排油路19の低リリーフ圧とが釣
り合うことによって突出作動を停止するとともにその突
出位置を維持し、左側走行装置4を伝動切り状態に操作
する。この状態から可変リリーフ弁18を高圧状態に切
り換え操作すると、第1油圧ピストンP1に作用する油
圧が上昇して排油路19の高リリーフ圧に釣り合うまで
制御弁17が油圧室40aに油圧供給し、第1油圧ピス
トンP1がさらに油圧ブロック15から突出する側に作
動して左側走行装置4を制動状態に操作する。制御弁1
7を第2駆動位置D2に操作するとともに可変リリーフ
弁17を低圧状態に操作すると、第1油圧ピストンP1
はストロークエンドまで引退した位置を維持して左側走
行装置4を直進駆動状態に操作する。これに対して、第
2油圧ピストンP2が制御弁17からの油圧によって油
圧ブロック15から突出する側に作動し、油圧室40b
の前記排油路19に対する開口41bを開放するまで突
出作動すると、第2油圧ピストンP2に作用する油圧と
排油路19の低リリーフ圧とが釣り合うことによって突
出作動を停止するとともにその突出位置を維持し、右側
走行装置4を伝動切り状態に操作する。この状態から可
変リリーフ弁18を高圧状態に切り換え操作すると、第
2油圧ピストンP2に作用する油圧が上昇して排油路1
9の高リリーフ圧に釣り合うまで制御弁17が油圧室4
0bに油圧供給し、第2油圧ピストンP2がさらに油圧
ブロック15から突出する側に作動して左側走行装置4
を制動状態に操作する。
【0017】図5および図6に示すように、前記可変リ
リーフ弁17の回転操作軸18dの操作アーム部18e
に引き操作力と押し操作力とのいずれもの伝達が可能な
操作ケーブル42を介して連結した一本の操向レバー4
3を自走機体の運転部に設けるとともに、前記制御弁1
7の操作部17cを、伝動板51などを有した弁連動機
構50によって前記回転操作軸18dにこれの回動力が
伝達されるように連動させ、前記操向レバー43によっ
て可変リリーフ弁18および制御弁17を操作して機体
の操向操作を行うようにしてある。
【0018】すなわち、前記弁連動機構50は、前記回
転操作軸18dに一体回動自在に取り付けるとともに前
記操作部17cのスプール操作ピン17dが摺動自在に
挿通している円弧型長孔51aを備えた前記伝動板5
1、前記回転操作軸18dにコイル部52aによって相
対回動自在に取り付けた伝動スプリング52とによって
構成してある。図6に示すように、伝動スプリング52
には前記コイル部52aから延出する一対の直線状の端
部52b,52cを備えてあるとともに、これらの端部
52b,52cは、前記伝動板51が備えている伝動ピ
ン51bと、前記操作部17cのスプール操作ピン17
dとが両端部52b,52cの間に入り込むように配置
してある。これにより、図7(イ)に示すように、回転
操作軸18dが中立位置Aに位置すると、スプール操作
ピン17dが中立位置Nになる。すなわち、制御弁17
が中立位置Nになる。そして、図7(ロ)に示すよう
に、回転操作軸18dが中立位置Aから前記第3操作位
置Dの方に回動すると、伝動板51が回転操作軸18d
と共に回動するため、伝動ピン51bが伝動スプリング
52の端部52bに押し作用して伝動スプリング52を
回転操作軸18dの軸芯まわりで回動させる。これによ
り、伝動スプリング52の端部52cがスプール操作ピ
ン17dに押し作用して操作部17cを回転操作軸18
dと同じ回動方向に回動させ、回転操作軸18dが第1
操作位置Bに達すると、スプール操作ピン17dが第1
駆動位置D1になる。すなわち、制御弁17が前記第1
駆動位置D1になる。すると、制御弁17のスプール1
7aがストロークエンドなり、操作部17cはそれ以上
回動しなくなる。このため、図7(ハ)に示すように、
回転操作軸18dが第1操作位置Bからさらに第3操作
位置Dの方に回動し、伝動板51の伝動ピン51bが伝
動スプリング52の端部52bにさらに押し作用して
も、その端部52bは端部52cから離れる状態に弾性
変形するだけとなる。これにより、伝動スプリング52
はそれ以上回動しなくなり、操作部17cをストローク
エンドに停止させてスプール操作ピン17dを第1駆動
位置D1に維持させ、回転操作軸18dを第3操作位置
Dまで操作部17cに対して相対移動させる。また、図
7(ニ)に示すように、回転操作軸18dが中立位置A
から前記第4操作位置Eの方に回動すると、伝動板51
が回転操作軸18dと共に回動するため、伝動ピン51
bが伝動スプリング52の端部52cに押し作用して伝
動スプリング52を回転操作軸18dの軸芯まわりで回
動させる。これにより、伝動スプリング52の端部52
bがスプール操作ピン17dに押し作用して操作部17
cを回転操作軸18dと同じ回動方向に回動させ、回転
操作軸18dが第2操作位置Cに達すると、スプール操
作ピン17dが第2駆動位置D2になる。すなわち、制
御弁17が前記第2駆動位置D2になる。すると、制御
弁17のスプール17aがストロークエンドなり、操作
部17cはそれ以上回動しなくなる。このため、図7
(ホ)に示すように、回転操作軸18dが第2操作位置
Cからさらに第4操作位置Eの方に回動し、伝動板51
の伝動ピン51bが伝動スプリング52の端部52cに
さらに押し作用しても、その端部52cは端部52bか
ら離れる状態に弾性変形するだけとなる。これにより、
伝動スプリング52はそれ以上回動しなくなり、操作部
17cをストロークエンドに停止させてスプール操作ピ
ン17dを第2駆動位置D2に維持させ、回転操作軸1
8dを第4操作位置Eまで操作部17cに対して相対移
動させる。したがって、弁連動機構50は、回転操作軸
18dが前記角度範囲H内で回動する際には、回転操作
軸18dと操作部17cとを連動させて操作部17cを
回転操作軸18dの回動力によって切り換え操作させ、
回転操作軸18dが前記角度範囲H外で回動する際に
は、伝動スプリング52によって回転操作軸18dと操
作部17cとの連動を断つ連動融通を発揮し、操作部1
7cを制御弁17が第1駆動位置D1または第2駆動位
置D2になる位置に停止させながら回転操作軸18dを
操作部17cに対して相対移動させる。
【0019】操向レバー43は、自走機体のレバー支持
部材による枢支軸芯まわりで機体横方向に揺動操作して
図6に示す直進位置S、この直進位置Sの左側に位置す
る第1旋回位置L1および第2旋回位置L2、前記直進
位置Sの右側に位置する第1旋回位置R1および第2旋
回位置R2に切り換え操作するように構成し、操向レバ
ー43を操作すると、操向ケーブル42がレバー操作力
を操作アーム18eに伝達して回転操作軸18dを回動
操作するように構成してある。
【0020】つまり、操向レバー43を直進位置Sに操
作すると、制御弁17が備えている中立位置Nへの自動
復元力と、回転操作軸18dに伝動板51を介して作用
する前記伝動スプリング52の復帰作用とのために、回
転操作軸18dが中立位置Aになって可変リリーフ弁1
8が低圧状態になるとともに、操作部17cが中立位置
になって制御弁17が中立位置Nになり、第1油圧ピス
トンP1および第2油圧ピストンP2が走行装置4を直
進駆動状態にする。このため、機体は直進状態になって
直進走行する。操向レバー43を左側の第1旋回位置L
1に操作すると、回転操作軸18dがレバー操作力のた
めに第1操作位置Bまで回動し、弁連動機構50を介し
て操作部17cを回動操作する。これにより、可変リリ
ーフ弁18は低圧状態を維持するとともに制御弁17は
第1駆動位置D1に切り換わり、第1油圧ピストンP1
が左側走行装置4を伝動切り状態に操作するとともに第
2油圧ピストンP2が右側走行装置4を直進駆動状態に
操作し、機体は左向きの第1旋回状態になって左側に旋
回する。操向レバー43を左側の第2旋回位置L2に操
作すると、回転操作軸18dがレバー操作力のために第
3操作位置Dまで回動し、可変リリーフ弁18が高圧状
態になる。このとき、弁連動機構50の伝動スプリング
51による連動融通のために操作部17cが回動操作さ
れず、制御弁17は第1駆動位置D1を維持する。これ
により、第1油圧ピストンP1は左側走行装置4を制動
状態に操作するとともに第2油圧ピストンP2は右側走
行装置4を直進駆動状態に操作し、機体は左向きの第2
旋回状態になって第1旋回状態の場合よりも大旋回半径
で左側に旋回する。操向レバー43を右側の第1旋回位
置R1に操作すると、回転操作軸18dがレバー操作力
のために第2操作位置Cまで回動し、弁連動機構50を
介して操作部17cを回動操作する。これにより、可変
リリーフ弁18は低圧状態を維持するとともに制御弁1
7は第2駆動位置D2に切り換わり、第2油圧ピストン
P2が右側走行装置4を伝動切り状態に操作するととも
に第1油圧ピストンP1が左側走行装置4を直進駆動状
態に操作し、機体は右向きの第1旋回状態になって右側
に旋回する。操向レバー43を右側の第2旋回位置R2
に操作すると、回転操作軸18dがレバー操作力のため
に第4操作位置Eまで回動し、可変リリーフ弁18が高
圧状態になる。このとき、弁連動機構50の伝動スプリ
ング51による連動融通のために操作部17cが回動操
作されず、制御弁17は第2駆動位置D2を維持する。
これにより、第2油圧ピストンP2は右側走行装置4を
制動状態に操作するとともに第1油圧ピストンP1は左
側走行装置4を直進駆動状態に操作し、機体は右向きの
第2旋回状態になって第1旋回状態の場合よりも大旋回
半径で右側に旋回する。
【0021】図5および図6に示す電動アクチュエータ
ACは、前記筒軸部17bから延出する操作アアーム1
7eを揺動操作することによって制御弁17を切り換え
操作するものであり、前記刈取り前処理装置の植立穀稈
に対する機体横方向での位置を検出する穀稈追従センサ
ー(図示せず)を有した自動制御装置(図示せず)に連
係させてある。すなわち、穀稈追従センサーからの情報
に基づいて自動制御装置が出力する操作信号によって自
動的に入り切り作動して制御弁17の切り換え操作を行
い、機体が植立穀稈の列に沿って自動的に走行するよう
に機体操向操作を行うものである。
【0022】〔別実施形態〕上記実施形態の可変リリー
フ弁18にあっては、回転操作軸18dを中立位置Aか
ら第1操作位置Bや第2操作位置Cに操作しても、可変
リリーフ弁18のリリーフ圧が変化しないで低圧状態の
ままになるように構成しているが、回転操作軸18dを
中立位置Aから第1操作位置Aや第2操作位置Bに操作
すると、可変リリーフ弁18のリリーフ圧が変化するよ
うに構成して実施してもよい。この場合、回転操作軸1
8dが中立位置Aになる際のリリーフ圧は回転操作軸1
8dが第1操作位置Bや第2操作位置Cになる際のリリ
ーフ圧よりも低くなるように設定するなど、回転操作軸
18dが第1操作位置Bや第2操作位置Cになると、第
1油圧ピストンP1や第2油圧ピストンP2をサイドギ
ヤ12を伝動切り位置に維持するためのリリーフ圧にな
るように構成すればよいのである。
【0023】前記操向ブレーキBRに替え、サイドギヤ
12が伝動切り位置に対して直進駆動位置とは反対側に
摺動操作された際、直進駆動位置に位置する場合よりも
低速の回動力をサイドギヤ12に伝達する低速操向用手
段を採用して実施してもよい。また、伝動切り位置に対
して直進駆動位置とは反対側に摺動操作されたサイドギ
ヤ12に対して制動作用する状態と、直進駆動位置にあ
る時の速度よりも低速伝動する状態とに切り換え可能な
操向用手段を採用して実施してもよい。したがって、サ
イドギヤ12に前記低速操向用手段が作用する走行装置
の状態、あるいは前記操向用手段の低速伝動が作用する
走行装置の状態を総称して、走行装置の旋回用駆動状態
と称する。
【0024】前記操作ケーブル42に替え、連動用のロ
ッドと揺動リンクとで成るリンク式連動手段を採用する
ことにより、操向レバー43を回転操作軸17bに連結
して実施してもよい。したがって、操作ケーブル42や
リンク式連動手段を総称して連動機構42と称する。
【0025】前記弁連動機構50に替え、長孔とこれに
摺動自在に入り込んだ連動ピンとから成る連動部を備
え、回転操作軸18dが前記設定角度範囲Hで回動する
際には回転操作軸18dと操作部17cが連動し、回転
操作軸18dが前記設定角度範囲H外で回動する際には
回転操作軸18dと操作部17cの連動が断つように構
成した連動手段を採用してもよい。したがって、この連
動手段や前記弁連動機構50を総称して弁連動機構50
と称し、前記伝動スプリング52や長孔を総称して連動
融通手段52と称する。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン全体の側面図
【図2】走行用伝動構造の説明図
【図3】サイドギヤ操作構造の概略図
【図4】制御弁および可変リリーフ弁の配設部の断面図
【図5】制御弁および可変リリーフ弁の操作部の断面図
【図6】弁連動機構の説明図
【図7】弁連動機構の作動説明図
【符号の説明】
4 走行装置 17 制御弁 17c 操作部 18 可変リリーフ弁 18d 回転操作軸 19 排油路 42 連動機構 43 操向レバー 50 弁連動機構 52 連動融通手段 P1 第1油圧ピストン P2 第2油圧ピストン N 中立位置 D1 第1駆動位置 D2 第2駆動位置 H 設定角度範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−110719(JP,A) 特開 平7−165106(JP,A) 実開 平2−25373(JP,U) 実開 平4−67575(JP,U) 実開 昭63−161077(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 11/00 - 11/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行装置(4),(4)のう
    ちの一方の走行装置を直進用駆動状態と、伝動切り状態
    と、制動または旋回用駆動状態とにその順序で切り換え
    操作する単動型の第1油圧ピストン(P1)、前記一対
    の走行装置(4),(4)のうちの他方の走行装置を直
    進用駆動状態と、伝動切り状態と、制動または旋回用駆
    動状態とにその順序で切り換え操作する単動型の第2油
    圧ピストン(P2)、前記第1油圧ピストン(P1)お
    よび前記第2油圧ピストン(P2)に対する油圧供給を
    解除する中立位置(N)と、前記第2油圧ピストン(P
    2)に対する油圧供給を解除しながら前記第1油圧ピス
    トン(P1)に油圧供給する第1駆動位置(D1)と、
    前記第1油圧ピストン(P1)に対する油圧供給を解除
    しながら前記第2油圧ピストン(P2)に油圧供給する
    第2駆動位置(D2)とに切り換え自在な制御弁(1
    7)、前記第1油圧ピストン(P1)および前記第2油
    圧ピストン(P2)の排油路(19)のリリーフ圧を変
    更する可変リリーフ弁(18)を備え、 前記制御弁(17)と前記可変リリーフ弁(18)とを
    1本の操向レバー(43)によって切り換え操作して、
    前記一対の走行装置(4),(4)のいずれもが直進用
    駆動状態になる直進状態と、前記一対の走行装置
    (4),(4)の一方が直進用駆動状態で他方が伝動切
    り状態になる第1旋回状態と、前記一対の走行装置
    (4),(4)の一方が直進用駆動状態で他方が制動ま
    たは旋回用駆動状態になる第2旋回状態とを択一的に現
    出するように構成した作業車の操向操作装置であって、 前記可変リリーフ弁(18)の回転操作軸(18d)を
    前記操向レバー(43)に連動機構(42)を介して回
    転操作されるように連結し、 前記制御弁(17)の操作部(17c)を前記回転操作
    軸(18d)に連動融通手段(52)を有する弁連動機
    構(50)によって連動させて、前記回転操作軸(18
    d)が設定角度範囲(H)内で回動する際には前記操作
    部(17c)が前記回転操作軸(18d)の回動力によ
    って切り換え操作され、前記回転操作軸(18d)が前
    記設定角度範囲(H)外で回動する際には前記操作部
    (17c)が停止するとともに前記回転操作軸(18
    d)が前記操作部(17c)に対して相対移動するよう
    に構成してある作業車の操向操作装置。
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