JP2000344128A - コンバインの走行操向装置 - Google Patents

コンバインの走行操向装置

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JP2000344128A
JP2000344128A JP11156456A JP15645699A JP2000344128A JP 2000344128 A JP2000344128 A JP 2000344128A JP 11156456 A JP11156456 A JP 11156456A JP 15645699 A JP15645699 A JP 15645699A JP 2000344128 A JP2000344128 A JP 2000344128A
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transmission
traveling
hydraulic
state
turning
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JP11156456A
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Minoru Hiraoka
実 平岡
Kazuhiko Nishida
和彦 西田
Ten Okuyama
天 奥山
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドクラッチの切換構造をミンションケー
ス内に設けることによって、コンパクトに構成できるコ
ンバインの走行操向装置を提供する点にある。 【解決手段】 左右のクローラ式走行装置1L,1Rへ
の動力を入り切りする左右のサイドクラッチB,Bを設
ける。サイドクラッチBの第2中間伝動軸21に設けて
あるシフトギヤ23を軸芯方向にスライド移動するよう
にする。第2中間伝動軸21内に油路を形成するととも
に、ミッションケース9の側面に設けた油路ブロック3
0を介して導入された圧油をシフトギヤ23の受圧部に
供給することによって、シフトギヤ23をスライド駆動
して、サイドクラッチBの入り切りを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の走行装置を
直進状態、旋回半径を大きくとる緩旋回状態、旋回半径
を小さくとる急旋回状態とに切換可能な走行変速装置を
設け、前記走行変速装置に、左右走行装置への駆動出力
を夫々入り切りする左右の油圧式サイドクラッチを設け
てあるコンバインの走行操作装置に関する。
【0001】
【従来の技術】油圧式サイドクラッチのアクチュエータ
としては、多くのものは、シフト部材をシフトフォーク
で駆動し、そのシフトフォークをミッションケース外方
に位置する油圧シリンダ等で駆動する形態を採っている
(例えば、実開平4−91578号公報)。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】そうすると、それらの
アクチュエータの設置スペースをミッションケースの外
側で確保するには、他の機器が輻奏する状態で配置され
ている状況内では中々難しい状態になっていた。また、
シフトフォーク等を駆動するアーム等の駆動機構もミッ
ションケース外に設ける必要もあり、それだけ、設置ス
ペースを確保することが難しい状況にあった。本発明の
目的は、ミッションケース外に配置される機器の簡素化
を達成して、機器配置構成を容易に行えながら、サイド
クラッチの入り切り動作を容易に行えるコンバインの走
行操作装置を提供する点にある。
【0003】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1に係る
発明の特徴構成は、左右の走行装置を直進状態、旋回半
径を大きくとる緩旋回状態、旋回半径を小さくとる急旋
回状態とに切換可能な走行変速装置を設け、前記走行変
速装置に、左右走行装置への駆動出力を夫々入り切りす
る左右の油圧式サイドクラッチを設けるとともに、前記
左右の油圧式サイドクラッチを入り切り駆動するアクチ
ュエータを、前記走行変速装置を内装したミッションケ
ース内に設け、左右一方の走行装置への駆動出力を前記
緩旋回状態に対応した前進減速状態にする第1変速装置
と前記急旋回状態に対応した制動変速状態にする第2変
速装置とを設け、前記第1変速装置に対する変速動力を
入り切りする油圧クラッチ、及び、前記第2変速装置に
対する変速動力に制動力を付与する油圧クラッチブレー
キを設け、前記左右の油圧式サイドクラッチ、前記油圧
クラッチ、及び、前記油圧クラッチブレーキに圧油を供
給する油路を形成した油圧ブロックを前記ミッションケ
ース側面に取り付けてある点にあり、その作用、及び、
効果は次の通りである。 〔作用効果〕つまり、サイドクラッチを入り切り操作す
るアクチュエータとしては差程大きな容量のものを必要
としない点を考慮して、ミッションケース内に設けるこ
とができるので、アクチュエータの設置位置をミッショ
ンケースの外部に求める必要がなく、ミッションケース
外での機器配置を容易に行える。そして、油圧式サイド
クラッチに対するアクチュエータの内装化によって、そ
のアクチュエータと油圧クラッチ及び油圧クラッチブレ
ーキに対する圧油の供給構造を構成する必要があるが、
ミッションケース側面に油路ブロックを設けてあるの
で、この油路ブロックに外部の油圧機器からの油圧ホー
ス等を接続し、この油路ブロックからミッションケース
内部のアクチュエータ等に供給構造を形成でき、供給経
路等を纏めた状態で構成することができる。
【0004】〔構成〕請求項2に係る発明の特徴構成
は、左右の走行装置を直進状態、旋回半径を大きくとる
緩旋回状態、旋回半径を小さくとる急旋回状態とに切換
可能な走行変速装置を設け、前記走行変速装置に、左右
走行装置への駆動出力を夫々入り切りする左右の油圧式
サイドクラッチを設けるとともに、前記左右の油圧式サ
イドクラッチを入り切り駆動するアクチュエータを、前
記走行変速装置を内装したミッションケース内に設け、
左右一方の走行装置への駆動出力を前記緩旋回状態に対
応した前進減速状態にする第1変速装置と前記急旋回状
態に対応した後進状態にする第2変速装置とを設け、前
記第1変速装置に対する変速動力を入り切りする第1油
圧クラッチ、及び、前記第2変速装置に対する変速動力
を入り切りする第2油圧クラッチを設け、前記左右の油
圧式サイドクラッチ、前記第1油圧クラッチ、及び、前
記第2油圧クラッチに圧油を供給する油路を形成した油
圧ブロックを前記ミッションケース側面に取り付けてあ
る点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。 〔作用効果〕請求項1に係る発明において、急旋回状態
を現出するに、油圧クラッチブレーキで第2変速装置の
変速動力に対して制動力を作用させることによって行っ
ているのを、請求項2に係る発明においては、第2変速
装置を後進変速可能に構成し、第2油圧クラッチを入り
作動させて後進状態に切り換えることによって行ってい
る点で異なっているだけである。したがって、油圧式サ
イドクラッチを切り換えるアクチュエータがミッション
ケース内に設けられていること、及び、ミッションケー
ス側面に油圧ブロックを設けている点については請求項
1に係る発明と同様であるので、作用効果としては請求
項1の場合と同様である。
【0005】〔構成〕請求項3に係る発明の特徴構成
は、左右の走行装置を直進状態、旋回半径を大きくとる
緩旋回状態、旋回半径を小さくとる急旋回状態とに切換
可能な走行変速装置を設け、前記走行変速装置に、左右
走行装置への駆動出力を夫々入り切りする左右の油圧式
サイドクラッチを設けるとともに、前記左右の油圧式サ
イドクラッチを入り切り駆動するアクチュエータを前記
油圧式サイドクラッチを装着した伝動軸内に形成し、左
右一方の走行装置への駆動出力を前記緩旋回状態に対応
した前進減速状態にする第1変速装置と前記急旋回状態
に対応した後進状態にする第3変速装置とを設け、前記
第1変速装置に対する変速動力を入り切りする第1油圧
クラッチ、前記第2変速装置に対する変速動力に制動力
を付与する油圧クラッチブレーキ、及び、前記第3変速
装置に対する変速動力を入り切りする第2油圧クラッチ
を設け、前記左右の油圧式サイドクラッチ、前記第1油
圧クラッチ、及び、前記第2油圧クラッチに圧油を供給
する油路を形成した油圧ブロックを前記走行変速装置を
収納したミッションケース側面に取り付けてある点にあ
り、その作用、及び、効果は次の通りである。 〔作用効果〕請求項3は請求項1と請求項2とを組み合
わせた発明に相当するもので、急旋回状態を現出する
に、油圧クラッチブレーキで第2変速装置の変速動力に
対して制動力を作用させることによって行っていること
に加えて、第2変速装置を後進変速可能に構成し、第2
油圧クラッチを入り作動させて後進状態に切り換えるこ
とによって行うことも付け加えている。これによって、
急旋回状態においても、旋回半径がやや大きな第2変速
状態と、旋回半径がより小さくなる第3変速状態とを選
択して制御できる。したがって、油圧式サイドクラッチ
を切り換えるアクチュエータがミッションケース内に設
けられていること、及び、ミッションケース側面に油圧
ブロックを設けている点については請求項1に係る発明
と同様であるので、作用効果としては請求項1の場合と
同様である。
【0006】〔構成〕請求項4に係る発明の特徴構成
は、請求項1〜3に係る発明において、前記アクチュエ
ータを、前記走行装置の車軸に装着した駆動ギヤに噛合
した状態で前記伝動軸にスライド移動自在に外嵌したシ
フトギヤと、前記シフトギヤの受圧部に圧油を供給して
スライド駆動すべく、前記油圧ブロックからの圧油を導
入すべく前記伝動軸内に形成してある油路とでなる点に
あり、その作用、及び、効果は次の通りである。 〔作用効果〕油路に圧油を供給すると、シフトギヤが油
圧を受けてスライド移動してサイドクラッチを入り切り
作動させる。つまり、シフトギヤ自体がアクチュエータ
として機能することになり、別にアクチュエータを必要
とせず、アクチュエータを伝動軸外に設ける必要もな
く、その為の設置スペースを確保する必要がなく、ミッ
ションケース内の配置構成も容易に行える。しかも、シ
フトギヤを移動させるのに、油圧を付与すべく伝動軸内
に油路を形成するだけで行えるので、この点からも伝動
軸外に油圧ホース等を設ける必要がない。そして、ミッ
ションケース側面に油路ブロックを設けてあるので、伝
動軸に油路ブロックから圧油を供給するのに油圧ホース
等の接続手段を特に必要とせず、直接供給することがで
きる。
【0007】〔構成〕請求項5に係る発明の特徴構成
は、請求項1〜4に係る発明において、操向操作用の回
転式ハンドルの回転操作状態を検出する回転操作状態検
出手段を設け、前記回転操作状態検出手段の回転操作方
向検出結果に基づいて前記アクチュエータを駆動操作し
て油圧式サイドクラッチを入り切り操作するとともに、
前記回転操作状態検出手段の回転操作量検出結果に基づ
いて、その回転操作量が小回転角であれば前記緩旋回状
態、さらに回転操作量が大回転角になると前記急旋回状
態を現出すべく、ハンドルの回転操作量に応じて順次作
動させる制御手段を備えている点にあり、その作用、及
び、効果は次の通りである。 〔作用効果〕つまり、回転式ハンドルの操作量に応じて
旋回状態が切り換わるので、操縦者の意思と旋回作動と
が一致して操作性が良好であるとともに、ハンドルを操
作するだけで旋回状態を切り換えることできるので、操
作も簡単容易に行える。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すように、コンバイン
は、左右のクローラ式走行装置1L,1Rを走行機体2
に装備し、走行機体2の前端に昇降自在に取り付けられ
た刈取部3、その後方に脱穀部4、右側部に運転操縦部
5、その後方に貯留タンク60を配して、構成されてい
る。
【0009】走行機体の走行変速装置Aについて説明す
る。図2に示すように、運転操縦部5に設けた操縦ハン
ドル6に対する旋回操作に基づいて、直進状態から旋回
半径を大きくとる緩旋回状態、旋回半径を小さくとる急
旋回状態とに切換可能な走行変速装置Aを設けてある。
【0010】エンジン7からの動力を静油圧式無段変速
装置8(以下「HST」と称する。)を介してミッショ
ンケース9内に装備された走行変速装置Aの入力ギヤ1
0に導入する。入力ギヤ10を介して導入された動力
は、副変速機構11及び旋回用の第1変速装置12と第
2変速装置13とを設け、左右のサイドクラッチB,B
を経て夫々のクローラ式走行装置1L,1Rに伝達され
る。第1変速装置12は、左右一方の走行装置1L,1
Rへの駆動出力を前記緩旋回状態に対応した第1変速状
態、つまり、前進減速状態に変速する。一方、第2変速
装置13は、旋回半径をさらに小さくする急旋回状態に
対応した第2変速状態、つまり、制動力を徐々に強めて
前進速度を漸次小さくするように変速する。前記第1変
速装置12、及び、前記第2変速装置13に対する変速
動力を入り切りする油圧クラッチ25及び油圧ブレーキ
26を設け、前記左右の油圧式サイドクラッチB,B、
前記油圧クラッチ25、及び、前記油圧ブレーキ26に
圧油を供給する。
【0011】走行変速装置Aの具体的構成について説明
する。HST8からの動力を受ける入力ギヤ10と第1
伝動ギヤ14をPTO軸15に一体回転可能に取り付け
るとともに、第1伝動ギヤ14より副変速機構11に伝
達する。副変速機構11は、高中低3段階に変速可能で
あり、常咬み式の高中低3対のギヤ対16,17,18
に対して2つのシフタ19A,19Bを設けてある。第
1変速装置12,及び、第2変速装置13、第1中間伝
動軸20,第2中間伝動軸21を設け、図2において、
第1中間伝動軸20より下方に位置する伝動軸としての
第2中間伝動軸21に副変速機構11からの動力を受け
るべく、副変速機構11の中速用出力ギヤ17Aと咬合
する操向用入力ギヤ22を遊嵌するとともに、操向用入
力ギヤ22の両側方に位置してシフトギヤ23,23を
軸方向にスライド移動自在に遊嵌して、この操向用入力
ギヤ22と左右のシフトギヤ23,23とで左右のサイ
ドクラッチB,Bを構成してある。左右サイドクラッチ
B,Bからの動力は、左右クローラ走行装置1L,1R
の車軸29A,29Bに取り付けられている駆動ギヤ2
9a,29bを夫々左右のシフトギヤ23,23と常咬
式に咬合させることによって、クローラ式走行装置1
L,1Rに伝達するように構成してある。
【0012】図2及び図3において、操向用入力ギヤ2
2の小径ギヤ部22Aと咬合する第1中間ギヤ24を第
1中間伝動軸20に遊嵌してあり、第1中間ギヤ24と
第1中間伝動軸20とに亘って摩擦多板式の油圧クラッ
チ25を設けてある。これによって、操向用入力ギヤ2
2より第1中間伝動軸20に動力伝達が可能になり、旋
回状態での一方の走行装置1L,1Rを減速走行させる
ことができる。つまり、小径ギヤ部22Aから第1中間
ギヤ23及び油圧クラッチ25を通して第1中間伝動軸
20に導入された動力は、第1中間伝動軸20と第2中
間伝動軸21とに亘って設けられた2個の常咬式ギヤ対
27,28の内の一方を通して第2中間伝動軸21側に
戻される。常咬式ギヤ対27,28における第2中間伝
動軸21に遊嵌された入力ギヤ27A,28Aをシフト
ギヤ23,23と咬合離脱可能に構成してあり、シフト
ギヤ23,23に動力を供給するようにしてある。この
ように、一方の走行装置(1L又は1R)を前進減速状
態にする変速装置を第1変速装置12と称し、操向用入
力ギヤ22、第1中間ギヤ24、常咬式ギヤ対27,2
8で構成する。
【0013】図2及び図3に示すように、第1中間伝動
軸20の左端に摩擦多板式の油圧ブレーキ26を設けて
あり、この油圧ブレーキ26の摩擦多板に作用するピス
トン26Aは後記する油路ブロック30内に設けてあ
り、ピストン26Aの摩擦多板に作用する圧力を変更す
ることによって第1中間伝動軸20に対する制動力を変
更するように構成してある。つまり、油圧クラッチ25
への圧油供給を停止して操向用入力ギヤ22より第1中
間伝動軸20への動力伝達を断つとともに、油圧ブレー
キ26に対する摩擦力を変更することによって、常咬式
ギヤ対27,28における第1中間伝動軸20に一体回
転可能に取り付けられた出力ギヤ27B,28Bに対し
て回転制動力を与えるように構成してある。このよう
に、一方の走行装置(1L又は1R)に制動力を付与し
て変速する変速装置を第2変速装置13と称し、常咬式
ギヤ対27,28で構成する。
【0014】以上のような構成により、直進状態、緩旋
回状態、急旋回状態に対応した操作形態について説明す
る。直進状態に設定するには、左右サイドクラッチB,
Bの左右シフトギヤ23,23を操向用入力ギヤ22に
咬合させることによって、左右の走行装置1L,1Rを
同速度で駆動することによって行うことができる。緩旋
回状態に設定するには、左右サイドクラッチBの一方の
シフトギヤ23,23を操向用入力ギヤ22より離脱さ
せるとともに、第1変速装置12を構成する一方の常咬
式ギヤ対27,28における入力ギヤ27A,28Aに
咬合させ、それと併せて、油圧クラッチ25を入り状態
にする。これによって、操向用入力ギヤ22に導入され
た動力を、小径ギヤ部22Aから第1中間ギヤ24及び
油圧クラッチ25を通して第1中間伝動軸20に導入す
る。そして、第1中間伝動軸20と第2中間伝動軸21
とに亘って設けられた2個の常咬式ギヤ対27,28の
内の一方を通してシフトギヤ23を介して一方のクロー
ラ式走行装置1L,1Rの車軸29A,29Bに伝達さ
れ、一方のクローラ式走行装置1L,1Rを前進減速駆
動する。他方の動力は、操向用入力ギヤ22に他方のシ
フトギヤ23を咬合させ、シフトギヤ23を通して駆動
力を供給されて、一方のクローラ式走行装置1L,1R
より高速で駆動される。これによって、緩旋回を行う。
急旋回状態を行うには、緩旋回状態で減速前進移動する
一方のクローラ式走行装置1L,1Rに対して制動を加
えることによって行う。つまり、油圧クラッチ25を切
り状態にし、ブレーキ26を入り状態にするととも
に、、左右サイドクラッチBの一方のシフトギヤ23,
23を操向用入力ギヤ22より離脱させ、第2変速装置
13を構成する一方の常咬式ギヤ対27,28における
入力ギヤ27B,28Bに咬合させる。これによって、
一方のクローラ式走行装置1L,1Rは、一方の車軸2
9A,29B、一方のシフトギヤ23,一方のギヤ対2
7,28と通して摩擦ブレーキ26に連係され、制動力
を付与される。他方のクローラ式走行装置1L,1R
は、緩旋回状態と同様に、操向用入力ギヤ22に他方の
シフトギヤ23を咬合させ、シフトギヤ23を通して駆
動力を供給されて、一方のクローラ式走行装置1L,1
Rより高速で駆動される。これによって、急旋回を行
う。
【0015】以上のような走行変速装置Aの構成に対す
る、油圧制御構造、操作制御構造について説明する。図
3に示すように、第1中間伝動軸20の左端に摩擦多板
式のブレーキ26を設け、摩擦ブレーキ26の摩擦多板
に作用するピストン26Aを後記する油路ブロック30
内に設けてある。ピストン26Aに対しては、油路ブロ
ック30に設けた油路を通して圧油を供給するようにし
てある。第1中間伝動軸20の中間位置に油圧クラッチ
25を設け、第1中間伝動軸20と一体に回転するクラ
ッチ本体25A内に設けたピストン25Bを摩擦多板に
作用させるように構成してある。ピストン25Bに対し
ては、油路ブロック30、及び、第1中間伝動軸20に
設けた油路を通して圧油を供給するようにしてある。さ
らに、第2中間伝動軸21の中間位置には操向用入力ギ
ヤ22を挟んで左右のシフトギヤ23,23を配置し、
第2中間伝動軸21に対して遊転状態でかつ軸芯方向に
スライド移動自在に外嵌してある。シフトギヤ23の内
面には軸芯方向の中間位置に内向き突出部が形成してあ
り、その突出部を挟んで一方の側にシフトギヤ23を操
向用入力ギヤ22に対して係合する方向に付勢するバネ
を設けてあり、突出部の他方の側に第2中間伝動軸21
の外面との間に位置する圧油充填空間を形成する。この
圧油充填空間を形成する突出部を油圧を受ける受圧部と
称する。以上の構成より、バネ力で操向用入力ギヤ22
に咬合しているシフトギヤ23を、油路aを通して圧油
を供給すると、シフトギヤ23が移動して操向用入力ギ
ヤ22より離間して、サイドクラッチBが切り状態とな
る。ここに、シフトギヤ23と第1中間伝動軸21に設
けた油路aとで、サイドクラッチBを入り切りするアク
チュエータCと称する。
【0016】上記した油圧クラッチ25、及び、ブレー
キ26に対する油圧回路構造について説明する。図4に
示すように、ポンプ31からの圧油を旋回方向を選択す
るための方向切換弁32によって供給油路aを介して左
右一方のサイドクラッチBに供給し、サイドクラッチB
からの排出油を第1連通路bを介してサイドクラッチB
での作動圧を設定するシーケンス弁33及び緩旋回状態
と急旋回状態とに切り換える操向操作弁34を通して第
2連通路cを介して油圧クラッチ25又はブレーキ26
のピストン25B,26Aに作用させるようにする。図
中35は可変リリーフバルブであって、ブレーキ圧を変
更する際に使用される。サイドクラッチBのピストンに
兼用されたシフトギヤ23の移動経路途中に排油路が連
結されており、シフトギヤ23が排油口位置まで押し移
動されると、排油路に連結されてシフトギヤ23の移動
が停止する。シーケンス弁33のリリーフ圧は排油路が
連通されるまでの圧に設定されており、その圧力によっ
てシフトギヤ23が排油口位置まで移動すると、ギヤ対
の入力ギヤ27A,28Aに咬合する状態となる。
【0017】方向切換弁32等に対する操作構造につい
て説明する。図3に示すように、ミッションケース9の
側面に第1中間伝動軸20等を支持する蓋体36を設け
るとともに、蓋体36の更に外面側に油路ブロック30
を取り付けてある。図5に示すように、蓋体36の内部
空間に操向用操作弁34のスプール34Aと可変リリー
フ弁35のスプール35Aとを上下平行状態で配置する
とともに、図7に示すように、油路ブロック30内に方
向切換弁32のスプール32Aを収納してある。図3及
び図6に示すように、油路ブロック30を貫通して蓋体
36の内部空間に達する相対回転可能な二重軸37,3
8を設け、外側筒軸37と内側軸38とで構成し、両軸
37,38に対して夫々外端部に受けアーム37A,3
8Aと内端部にスプール34A,35Aを駆動する駆動
アーム37B,38Bを取り付けてある。
【0018】油路ブロック30の外側に位置する受けア
ーム37A,38Aに対しては、図9に示すように、そ
れらを駆動するものが連係されており、腕長さの短い受
けアーム38Aに対しては操向用操作弁34を駆動する
操向用ソレノイド39を連係してあり、この操向用ソレ
ノイド39の引き操作によってブレーキ26を作動させ
急旋回状態に切り換えるように構成する。戻し状態で油
圧クラッチ25を入り作動させる緩旋回状態に維持す
る。腕長さの長い受けアーム37Aに対しては、後記す
る操縦ハンドル6とレリーズワイヤ51を介して連係さ
れ、ハンドル操作量に応じて可変リリーフ弁35のリリ
ーフ圧を高めるように構成してある。図8に示すよう
に、油路ブロック30を貫通する状態で、方向切換弁3
2用の操作軸40を設け、操作軸40の外端部に受けア
ーム40A、内端部に駆動アーム40Bを設け、駆動ア
ーム40で方向切換弁32のスプール32Aを駆動する
ように構成する。図9に示すように、操作軸40の受け
アーム40Aに対してはプッシュプル式の旋回方向切換
ソレノイド41を連係してあり、受けアーム40Aを正
逆駆動可能に構成してある。
【0019】次に、操向操作用の回転式ハンドルとして
の操縦ハンドル6による旋回状態を切換える構造につい
て説明する。図9に示すように、操縦ハンドル6の形状
としては半円弧状に形成してあり、欠円部分を通しての
前方見通しを良好にできるとともに左右両端部は着脱自
在に構成してあり、その着脱可能な部分に刈取部用の昇
降スイッチ43と、作業灯スイッチ44を設けてあり、
スイッチ類の集約化を図っている。
【0020】図9に示すように、操縦ハンドル6を固定
ボス45に軸芯X周りで可動可能に構成するとともに、
下端に操縦ハンドル6に対する操作量及び操作方向を検
出する回転操作状態検出手段としての回転センサ46を
連結している。固定ボス45の横向きボス部45Aに軸
芯Y周りで揺動可能に扇形従動ギヤ47Aを軸支すると
ともにハンドル軸6Aに扇形駆動ギヤ47Bを取り付け
ハンドル操作に基づいて扇形従動ギヤ47Aを回転作動
させる。一方、横向きボス部45Aの反対側端部には支
軸48を立設し、この支軸48に独立して回動可能な左
右一対の揺動アーム49,49を遊嵌状態で取り付けて
ある。この揺動アーム49,49には、両アーム49,
49を引き付ける付勢バネ50が設けてあり、かつ、レ
リーズワイヤ51が取り付けてある。レリーズワイヤ5
1において、一方のアーム49にはレリーズワイヤ51
のインナーワイヤ端51Aを固定するとともに、他方の
アーム49にアウタワイヤ端51Bを固定する。扇形従
動ギヤ47Aには操作棒47aがアーム49側に延出さ
れ、扇形従動ギヤ47Aの回転作動に基づいて、操作棒
47aが一方の揺動アーム49,49を揺動駆動して、
両アーム49,49間の間隔を拡げるようにする。イン
ナーワイヤの他端51Cは可変リリーフ弁35に連係さ
れており、両アーム49,49間の間隔Lが広がるの
で、必然的に可変リリーフ弁35に連係されたインナー
ワイヤの他端51Cとアウターワイヤ端との間隔lが短
くなり、結果的にインナーワイヤの他端が引き操作さ
れ、可変リリーフ弁35が絞り操作される。
【0021】以上の構成により走行操向制御形態につい
て説明する。図4に示すように、操縦ハンドル6に取り
付けた回転センサ46の検出結果を制御手段としての制
御装置52に入力し、その検出結果に基づいて各ソレノ
イド39,41によって旋回状態を切換変更する。 直進走行状態においては、各機器は次のように設定
されている。図4に示すように、方向切換弁32は中立
位置、操向操作弁34は油圧クラッチ25側に圧油を供
給し、ブレーキ26用シリンダより排油する位置に設定
されている。左右サイドクラッチB用のシフトギヤ23
は操向用入力ギヤ22に咬合して、第1変速装置12及
び第2変速装置13を経由しない直進動力を車軸29
A,29Bに供給するようになっている。 図3に示すように、直進走行状態より操縦ハンドル
6を操作して第1設定角を越えると、回転センサ46が
操作方向をまず検出して、方向切換弁32を切り換え
る。つまり、回転センサ46からの信号を受けて制御装
置52が旋回方向切換ソレノイド41を駆動して、圧油
を一方のサイドクラッチB用のシリンダに供給する。そ
うすると、対応するシフトギヤ23が操向用入力ギヤ2
2から離間して第1変速装置12を構成する常咬式ギヤ
対27の入力ギヤ27Aに咬合する。反対側に位置する
シフトギヤ23は操向用入力ギヤ22と咬合する状態を
維持している。したがって、操向用入力ギヤ22に導入
された動力は、一方は直進状態と同様にシフトギヤ23
から直接車軸29Aに伝達されるとともに、他方は操向
用入力ギヤ22の小径ギヤ部22Aから第1中間ギヤ2
4及び油圧クラッチ25、常咬式ギヤ対(27又は2
8)を介してシフトギヤ23より他方の車軸29Bに伝
達される。これによって、他方のクローラ式走行装置
(1L又は1R)は前進減速走行し、走行機体2は緩旋
回する。 操縦ハンドル6を更に大きく操作して第1設定角よ
り大きな第2設定角を越えると、急旋回状態に切り換え
る。つまり、回転センサ46からの信号に基づいて制御
装置52が操向用ソレノイド39を操作して操向操作弁
34を切換え、油圧クラッチ25のシリンダより排油
し、ブレーキ26用シリンダに給油するようにしてブレ
ーキを作動させる。したがって、操向用入力ギヤ22に
導入された動力は、直進状態と同様に一方のシフトギヤ
23から直接車軸29Aに伝達されるだけである。他方
の走行装置に対しては、常咬式ギヤ対(27又は28)
を介してシフトギヤ23より他方の車軸29Bに対して
ブレーキ制動力を作用させる。ブレーキ制動力は可変リ
リーフ弁35に対するハンドル6回転量に基づく引き操
作力によって設定される。これによって、他方のクロー
ラ式走行装置(1L又は1R)はブレーキ制動力を受け
ながら前進減速走行し、走行機体2は緩旋回する。 更に操縦ハンドル6を大きくすると、可変リリーブ
弁35に対する絞り量を大きくし、ブレーキ制動力が大
きくなって、他方のクローラ式走行装置(1L又は1
R)の回転を阻止できる。
【0022】前記したHST8等の変速装置に対する主
変速レバー53を設けるとともに、ミッションケース9
に対して車速センサ54を設け、例えば、路上走行等の
高速走行時においては、急旋回状態に切り換わらないよ
うに、ソレノイド41に対する通電を阻止し得るスイッ
チ等を牽制機構として設けてある。
【0023】〔別実施の形態〕 操縦ハンドル6の回転量に応じて、方向切換弁32
と可変リリーフ弁35を操作するのに、図10に示すよ
うに、ハンドル6の回転運動をクランク機構55を介し
て直線運動に切り換えて行ってもよい。 急旋回状態を現出するのに、第2変速装置13とし
て一方のクローラ式走行装置(1L又は1R)に対して
ブレーキ力を作用させる形態を示したが、ここでは、そ
の一方のクローラ式走行装置(1L又は1R)を逆転さ
せる構成について説明する。つまり、図11で示すよう
に、副変速ギヤ機構11の出力軸56と第1中間伝動軸
20とに亘って常咬式のギヤ対57を設けて、第1中間
伝動軸20とギヤ対57との間に第2油圧クラッチ58
を設けて、この第2油圧クラッチ58の入り作動によっ
てギヤ対(27又は28)からシフトギヤ23を介して
車軸(29A又は29B)に後進減速動力が伝達され
る。これによって、一方のクローラ式走行装置(1L又
は1R)を後進減速走行させ、他方のクローラ式走行装
置(1L又は1R)を前進走行させて、いわゆるスピン
ターンを行わせるようにしてもよい。ここに、常咬式の
ギヤ対57及びギヤ対(27又は28)、シフトギヤ2
3を第3変速装置59と称する。 油圧式サイドクラッチB,Bを切換駆動するアクチ
ュエータCとしては、ミッションケース9内において、
シフトギヤ23を駆動する油圧シリンダ等を第2中間伝
動軸21に沿って設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】走行変速装置を示す構成図
【図3】第1,第2変速装置を示す縦断正面図
【図4】制御構成図
【図5】可変リリーフ弁と操向操作弁とを示す縦断側面
【図6】可変リリーフ弁と操向操作弁とを切り換える操
作構造を示す縦断正面図
【図7】方向切換弁を示す縦断側面図
【図8】方向切換弁を切り換える操作構造を示す縦断正
面図
【図9】方向切換弁、操向操作弁、可変リリーフ弁に対
する操作構造を示す構成図
【図10】図9と別構造を採る操作構造を示す斜視図
【図11】走行変速装置の別実施構造を示す構成図
【符号の説明】
1L,1R 走行装置 6 操縦ハンドル 9 ミッションケース 12 第1変速装置 13 第2変速装置 21 伝動軸 25 油圧クラッチ(第1油圧クラッチ) 26 油圧クラッチブレーキ 29A,29B 車軸 29a,29b 駆動ギヤ 30 油路ブロック 46 回転センサ 52 制御手段 58 第2油圧クラッチ 59 第3変速装置 A 走行変速装置 B 左右サイドクラッチ C アクチュエータ a 油路
フロントページの続き (72)発明者 奥山 天 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B043 AA04 AB02 BA02 BA05 BB14 DA04 DB07 EA02 ED03 ED23 3D052 AA18 BB09 BB10 DD04 EE01 FF01 FF02 GG03 HH02 HH03 JJ03 JJ12 JJ19 3J067 AA01 AC05 AC42 AC51 BA04 FB61 FB90 GA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の走行装置を直進状態、旋回半径を
    大きくとる緩旋回状態、旋回半径を小さくとる急旋回状
    態とに切換可能な走行変速装置を設け、前記走行変速装
    置に、左右走行装置への駆動出力を夫々入り切りする左
    右の油圧式サイドクラッチを設けるとともに、前記左右
    の油圧式サイドクラッチを入り切り駆動するアクチュエ
    ータを、前記走行変速装置を内装したミッションケース
    内に設け、左右一方の走行装置への駆動出力を前記緩旋
    回状態に対応した前進減速状態にする第1変速装置と前
    記急旋回状態に対応した制動変速状態にする第2変速装
    置とを設け、前記第1変速装置に対する変速動力を入り
    切りする油圧クラッチ、及び、前記第2変速装置に対す
    る変速動力に制動力を付与する油圧クラッチブレーキを
    設け、前記左右の油圧式サイドクラッチ、前記油圧クラ
    ッチ、及び、前記油圧クラッチブレーキに圧油を供給す
    る油路を形成した油圧ブロックを前記ミッションケース
    側面に取り付けてあるコンバインの走行操向装置。
  2. 【請求項2】 左右の走行装置を直進状態、旋回半径を
    大きくとる緩旋回状態、旋回半径を小さくとる急旋回状
    態とに切換可能な走行変速装置を設け、前記走行変速装
    置に、左右走行装置への駆動出力を夫々入り切りする左
    右の油圧式サイドクラッチを設けるとともに、前記左右
    の油圧式サイドクラッチを入り切り駆動するアクチュエ
    ータを、前記走行変速装置を内装したミッションケース
    内に設け、左右一方の走行装置への駆動出力を前記緩旋
    回状態に対応した前進減速状態にする第1変速装置と前
    記急旋回状態に対応した後進状態にする第2変速装置と
    を設け、前記第1変速装置に対する変速動力を入り切り
    する第1油圧クラッチ、及び、前記第2変速装置に対す
    る変速動力を入り切りする第2油圧クラッチを設け、前
    記左右の油圧式サイドクラッチ、前記第1油圧クラッ
    チ、及び、前記第2油圧クラッチに圧油を供給する油路
    を形成した油圧ブロックを前記ミッションケース側面に
    取り付けてあるコンバインの走行操向装置。
  3. 【請求項3】 左右の走行装置を直進状態、旋回半径を
    大きくとる緩旋回状態、旋回半径を小さくとる急旋回状
    態とに切換可能な走行変速装置を設け、前記走行変速装
    置に、左右走行装置への駆動出力を夫々入り切りする左
    右の油圧式サイドクラッチを設けるとともに、前記左右
    の油圧式サイドクラッチを入り切り駆動するアクチュエ
    ータを前記油圧式サイドクラッチを装着した伝動軸内に
    形成し、左右一方の走行装置への駆動出力を前記緩旋回
    状態に対応した前進減速状態にする第1変速装置と前記
    急旋回状態に対応した後進状態にする第3変速装置とを
    設け、前記第1変速装置に対する変速動力を入り切りす
    る第1油圧クラッチ、前記第2変速装置に対する変速動
    力に制動力を付与する油圧クラッチブレーキ、及び、前
    記第3変速装置に対する変速動力を入り切りする第2油
    圧クラッチを設け、前記左右の油圧式サイドクラッチ、
    前記第1油圧クラッチ、及び、前記第2油圧クラッチに
    圧油を供給する油路を形成した油圧ブロックを前記走行
    変速装置を収納したミッションケース側面に取り付けて
    あるコンバインの走行操向装置。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータを、前記走行装置の
    車軸に装着した駆動ギヤに噛合した状態で前記伝動軸に
    スライド移動自在に外嵌したシフトギヤと、前記シフト
    ギヤの受圧部に圧油を供給してスライド駆動すべく、前
    記油圧ブロックからの圧油を導入すべく前記伝動軸内に
    形成してある油路とでなる請求項1〜3のうちのいずれ
    か一つに記載のコンバインの走行操向装置。
  5. 【請求項5】 操向操作用の回転式ハンドルの回転操作
    状態を検出する回転操作状態検出手段を設け、前記回転
    操作状態検出手段の回転操作方向検出結果に基づいて前
    記アクチュエータを駆動操作して油圧式サイドクラッチ
    を入り切り操作するとともに、前記回転操作状態検出手
    段の回転操作量検出結果に基づいて、その回転操作量が
    小回転角であれば前記緩旋回状態、さらに回転操作量が
    大回転角になると前記急旋回状態を現出すべく、ハンド
    ルの回転操作量に応じて順次作動させる制御手段を備え
    ている請求項1〜4のうちのいずれか一つに記載のコン
    バインの走行操向装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100399705B1 (ko) * 2001-06-12 2003-09-26 가부시끼 가이샤 구보다 작업기
CN107461461A (zh) * 2017-07-28 2017-12-12 江苏沃得农业机械配件制造有限公司 轮式行走机械电液控制变速箱
CN115320708A (zh) * 2022-08-15 2022-11-11 杭州前进齿轮箱集团股份有限公司 一种农用履带车辆转向机构及其转向控制方法

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CN115320708A (zh) * 2022-08-15 2022-11-11 杭州前进齿轮箱集团股份有限公司 一种农用履带车辆转向机构及其转向控制方法
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