JP2000335458A - 走行装置 - Google Patents

走行装置

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JP2000335458A
JP2000335458A JP11151413A JP15141399A JP2000335458A JP 2000335458 A JP2000335458 A JP 2000335458A JP 11151413 A JP11151413 A JP 11151413A JP 15141399 A JP15141399 A JP 15141399A JP 2000335458 A JP2000335458 A JP 2000335458A
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JP
Japan
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turning
traveling
hydraulic
clutch
hst
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JP11151413A
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English (en)
Inventor
Hisayuki Satoji
久幸 里路
Takahiko Kamimura
孝彦 上村
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインなどのクローラを走行手段とする
走行車両において、緩旋回、ブレーキ旋回、急旋回が無
段階に、かつ円滑に選択できて、走行方向変更、旋回時
の旋回半径を自由に選ぶことができ、操作性、走行性能
を向上させること。 【解決手段】一対のクローラと、該一対のクローラへの
走行速度を伝動する走行用HST20、歯車変速手段お
よび前記一対のクローラに速度差を与えるための旋回用
HST70を有する走行トランスミッション19とを含
む走行装置において、旋回用HST70の出力を一対の
クローラの一方に選択的に伝動する一対の油圧クラッチ
43とを設けた走行装置である。走行用HST20と旋
回用HST70と一対の油圧クラッチ43とを用いるこ
とにより、旋回半径を緩旋回、制動旋回から急旋回まで
無段階に自由に選ぶことができ、クラッチ切換は油圧を
利用したので、時間遅れ、衝撃、噛み合い不能を発生す
ることがなくなり、極めて容易かつ円滑に旋回操作で
き、安全性が高く、操作性、操舵性能が優れたコンバイ
ンなどの走行装置を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラを走行手
段とする作業機などの走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クローラを走行手段とする作業機などの
走行装置として、農業用のコンバインを例に従来の技術
を説明する。コンバインはクローラを構成する無限履帯
の接地面積を広くし、水田など軟弱な圃場でも自由に走
行して刈取作業などの農業作業を可能としている。
【0003】コンバインは動力源としてエンジンを搭載
し、エンジンの発生する動力をコンバインの走行、刈取
り、脱穀などに使用するが、そのクローラは、エンジン
の動力を走行トランスミッションにより変速して伝動し
て駆動する。走行トランスミッションは、静油圧式無段
変速手段、歯車列機械的変速手段、逆転歯車手段、クラ
ッチ手段、ブレーキ手段などにより構成されている。
【0004】コンバインを直進走行させるときは、左右
一対のクローラを等速で駆動し、コンバインを左右に旋
回させるときは、左右のクローラに速度差を与えて駆動
し、高速側のクローラを外側に、低速側、停止側または
後退側のクローラを内側とする旋回が可能な構成として
いる。
【0005】コンバインの走行方向変更と旋回は3種類
に分類される。すなわち、いずれも一方のクローラは前
進走行のまま、他方のクローラの速度を低下させる緩旋
回、他方のクローラを制動停止する制動旋回および他方
のクローラを逆転逆走させる急旋回の3種類である。
【0006】これらコンバインの直進走行と旋回は、コ
ンバインの操縦台に搭乗するオペレータが各種操縦レバ
ーを操作して伝動する動力を変速し、制動あるいは逆転
して、クローラを前進、停止または後退などに駆動して
コンバインを前後進あるいは旋回させている。
【0007】コンバインは走行装置としてクローラを用
いるためにその運転操作は必ずしも容易ではなかった
が、コンバインの走行トランスミッションに無段階変速
できる可変容量アキシャルプランジャポンプと固定容量
アキシャルプランジャモータとを組み合わせて一体化し
た静油圧トランスミッション(ハイドロスタティックト
ランスミッション、以下HSTと呼ぶ)を用いることに
より、コンバインの走行、操縦の運転操作は容易になっ
てきた。
【0008】コンバインの旋回に際して、速度差を与え
る側のクローラの速度は、走行トランスミッションの内
部で各クラッチおよび/またはブレーキを切り替えて伝
動して与えているため、コンバインの走行方向変更操作
はオペレータにとって高度の熟練が必要であるという問
題があったが、本出願人の先願発明(特願平10−80
981号および特開平10−187494号)で開示し
たように、コンバインの走行トランスミッションに無段
階変速できる可変容量アキシャルプランジャポンプと固
定容量アキシャルプランジャモータとを組み合わせて一
体化した旋回用HSTを設けることにより、コンバイン
の旋回走行、操舵の運転操作を容易にすることができる
ようになってきた。
【0009】さらに、本出願人の別の先願発明(特願平
10−221927号)で開示したように、コンバイン
の走行トランスミッションに油圧クラッチおよび油圧ブ
レーキを設けて、旋回用HSTを設けることなく、コン
バインの旋回走行、操舵の運転操作を容易にすることも
できるようになってきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】コンバインを用いて圃
場に植立する穀稈の刈取り及び脱穀などを行うことによ
り、収穫作業の省力化と能率化が進展してきた。コンバ
インは走行装置としてクローラを用いるために、その運
転操作は必ずしも容易ではなかったが、コンバインの走
行トランスミッションに無段階変速できる走行用HST
および旋回用のHSTを用いることにより、コンバイン
の走行、操舵の運転操作はきわめて容易になってきた。
【0011】しかしながら、本出願人の先願発明(特願
平10−80981号および特開平10−187494
号)による、走行用および旋回用の二つのHSTを備え
た走行トランスミッションは、内部の歯車列の歯車数が
多く、機構が複雑であるため分解組立が容易でないとい
う問題と、旋回用HSTを用いるにもかかわらず、直進
走行から旋回走行に入るに際しては、クラッチを切り替
えて伝動するために、オペレータにとって操舵操作は依
然として熟練を要する操作であり、かつ旋回走行に入る
際の衝撃を完全に解消することができないという問題が
まだ残っている。
【0012】本出願人の別の先願発明(特願平10−2
21927号)は、コンバインの走行トランスミッショ
ンに油圧クラッチおよび油圧ブレーキを設けたので、コ
ンバインの旋回走行、操舵の運転操作はかなり容易にな
ったが、旋回用HSTを備えていないので、無段階の旋
回半径で旋回することはできず、固定速度緩旋回、ブレ
ーキ停止制動旋回および固定速度逆走行急旋回の3種類
だけが可能であり、したがって、コンバインの走行方向
変更を円滑に行うことができず、操舵の操作性は良好で
はなかった。
【0013】そこで、本発明の課題はコンバインなどの
クローラを走行手段とする走行車両において、緩旋回、
ブレーキ旋回、急旋回が無段階に、かつ円滑に選択でき
て、走行方向変更、旋回時の旋回半径を自由に選ぶこと
ができ、操作性、走行性能を向上させることである。
【0014】また、本発明の課題は、熟練していないオ
ペレータにとっても操縦が容易であり、安全性が高い操
舵が可能であるように、走行装置の操作性、操舵性能を
向上させることである。
【0015】さらに、本発明の課題は、構造が簡単で、
かつ分解組立が容易な走行トランスミッションを具備す
るコンバインを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって解決される。すなわち、一対のクローラ
と、該一対のクローラへの走行速度を伝動する走行用無
段変速手段、歯車変速手段および前記一対のクローラに
速度差を与えるための旋回用無段変速手段を有する走行
装置において、旋回用無段変速手段の出力を一対のクロ
ーラの一方に選択的に伝動する一対の液圧作動クラッチ
手段とを設けた走行装置である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、コンバインなどのクロ
ーラを有する走行装置において、走行用無段変速手段
と、旋回用無段変速手段と、一対の油圧クラッチとを用
いることにより、旋回半径を緩旋回、制動旋回から急旋
回まで無段階に自由に選ぶことができ、クラッチ切換は
油圧を利用したので、時間遅れ、衝撃、噛み合い不能を
発生することがなくなり、極めて容易かつ円滑に旋回操
作でき、安全性が高く、操作性、操舵性能が優れたコン
バインなどの走行装置を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。本発明の一実施の形態を図1ないし図7に
示す。図1はコンバインの左側面図であり、図2はコン
バインの正面図であり、図3はコンバインの走行トラン
スミッションの一部切り欠き展開断面図であり、図4は
走行トランスミッションの油圧回路図であり、図5はパ
ワステ機構および旋回用HSTの正面図であり、図6は
図5のA−A線矢視のパワステ機構の断面図であり、図
7はパワステレバーの機能図である。
【0019】図1および図2に示すように、コンバイン
1の車体フレーム2の下部側に土壌面を走行する左右一
対の走行クローラ3L、3Rを有する走行装置本体4を
配設し、車体フレーム2の前端側に刈取装置6が設けら
れている。刈取装置6は、車体フレーム2の上方の支点
を中心にして上下動する刈取装置支持フレーム13で支
持されているので、コンバイン1に搭乗したオペレータ
が操縦台50のパワステレバー55を前後に傾倒操作す
ることにより、刈取装置支持フレーム13と共に上下に
昇降する構成である。
【0020】車体フレーム2の上方には、刈取装置6か
ら搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送して脱穀、選別
する脱穀装置15と該脱穀装置15で脱穀選別された穀
粒を一時貯溜するグレンタンク16が載置され、グレン
タンク16の後部にオーガ17a、17bを連接して、
グレンタンク16内の穀粒をコンバイン1の外部に排出
する構成としている。
【0021】すなわち、コンバイン1は、オペレータが
操縦台50において主変速HSTレバー51および副変
速レバー52を操作し、図示しないエンジンの動力を図
3に示す走行トランスミッション19の主変速機のHS
T20および副変速機25の歯車変速手段を介して変速
し、左右のクローラ3L、3Rに伝動して任意の速度で
走行する。
【0022】また、コンバイン1は、オペレータが操縦
台50においてパワステレバー55を左右に傾倒操作す
ることにより左右に旋回走行することができる。すなわ
ち、パワステレバー55をコンバイン1を旋回させよう
とする方向に傾倒操作することにより、図3に示す走行
トランスミッション19内のクラッチが作動し、後に詳
述するように旋回用HST70の無段変速機で変速され
た回転動力がクローラ左3L、またはクローラ右3Rに
選択的に伝動されるので、左右のクローラ3L、3Rに
速度差が与えられて走行方向の変更が行われる構成とし
ている。
【0023】図3に示す走行トランスミッション19の
主要部は、主変速機(走行用HST)20、副変速機2
5、サイドクラッチ36L、36R、油圧クラッチ44
L、44R、走行軸39L、39R、クローラ駆動スプ
ロケットホイール40L、40Rなどからなり、エンジ
ンからの駆動力の入力プーリ19aおよび刈取装置6
(図1)への動力を伝動する刈取装置駆動プーリ27a
などを備えている。
【0024】また、図3に示すように走行トランスミッ
ション19には走行用HST20とともに入力プーリ1
9aで駆動される旋回用ハイドロスタティックトランス
ミッション(旋回用HST)70を備え、旋回用HST
70の出力はサイドクラッチ36L、36Rおよび油圧
クラッチ44L、44Rを切り替えて、選択的にクロー
ラ左3Lまたはクローラ右3R(図2)に伝動する。
【0025】エンジンから入力プーリ19aへ伝動され
た機械回転駆動力は、走行用HST20の可変容量油圧
ポンプ21で油圧力に変換され、油圧モータ23で再び
機械回転力に変換される。可変容量油圧ポンプ21を制
御することにより油流量を無段階で0%からプラスマイ
ナス100%に変更できるので、この油圧を受けて油圧
モータ23の回転速度を無段階的に0%からプラスマイ
ナス100%に変化することができる。
【0026】エンジンから入力プーリ19aへ伝動され
た機械回転駆動力は、また、旋回用HST70の可変容
量油圧ポンプ71を駆動して油圧力に変換され、旋回用
油圧モータ73で再び機械回転力に変換される。旋回用
の可変容量油圧ポンプ71を制御することにより油流量
を無段階的に0%からプラスマイナス100%に変更で
きるので、この油圧を受けて旋回用油圧モータ73の回
転速度を無段階的に0%からプラスマイナス100%に
変化することができる。
【0027】油圧モータ23の出力軸24には油圧モー
タ出力延長軸26を延設し、該出力延長軸26には油圧
モータ出力ピニオン26aが固設されていて、これに常
時噛み合う副変速第一ギヤ31を駆動する。副変速第二
ギヤ30および副変速第三ギヤ29は第一ギヤ31と一
体に形成され、副変速軸27に軸方向に摺動自在かつ相
対回転不能に遊嵌される。副変速第一ギヤ31、副変速
第二ギヤ30および副変速第三ギヤ29は、図2に示し
た操縦台50の副変速レバー52を操作すると、図示し
ない副変速シフタを介して軸方向にシフトされて、それ
ぞれ第一ギヤ31と第一カウンタギヤ31’、第二ギヤ
30と第二カウンタギヤ30’、第三ギヤ29と第三カ
ウンタギヤ29’のいずれかの噛み合いが選択されて、
カウンタシャフト28が高速、中速、低速のいずれかに
副変速される。また副変速軸27は第一ギヤ31と共に
回転して刈取装置駆動プーリ27aに動力を伝動する。
【0028】)第一カウンタギヤ31’は第二カウンタ
シャフト32に固着したギヤ32aと直接噛み合って、
副変速されたカウンタシャフト28の回転を第二カウン
タシャフト32に伝達し、第二カウンタシャフト32に
固着されたピニオン32bは、センタギヤ軸33のセン
タギヤ34に直接噛み合って(図3は展開図であるの
で、ピニオン32bとセンタギヤ34は噛み合ってない
ように見える。)動力を伝動する。
【0029】センタギヤ軸33は、該センタギヤ軸33
の左右の軸首部の外周を、サイドクラッチ軸左43Lお
よびサイドクラッチ軸右43Rのそれぞれの内周に設け
た円筒状凹部を軸受けとして回転自在に軸承される。セ
ンタギヤ34は、センタギヤ軸33の中央部に軸着さ
れ、該センタギヤ34のギヤ円盤の内周側左右両側面に
円環状で軸方向に凸凹に突設する軸方向クラッチ歯形3
4L、34Rを刻設している。サイドクラッチ軸左43
Lには軸方向クラッチ歯形34Lとは反対の軸方向に円
環状で凸凹に突設するサイドクラッチ歯形左35Lを刻
設したサイドクラッチ左36Lを軸方向摺動自在に遊嵌
し、かつ常時はコイルバネ37L’に付勢されて軸方向
クラッチ歯形左34Lとサイドクラッチ歯形左35Lと
は相対回転不能に噛み合って、センタギヤ34の駆動力
をサイドクラッチ左36Lに伝動する。
【0030】サイドクラッチ軸右43Rには軸方向クラ
ッチ歯形34Rとは反対の軸方向に円環状で凸凹に突設
するサイドクラッチ歯形右35Rを刻設したサイドクラ
ッチ右36Rを軸方向摺動自在に遊嵌し、かつ常時はコ
イルバネ37R’に付勢されて軸方向クラッチ歯形右3
4Rとサイドクラッチ歯形右35Rとは相対回転不能に
噛み合って、センタギヤ34の駆動力をサイドクラッチ
右36Rに伝動する。
【0031】走行トランスミッション19には2個のク
ラッチシフタ41L、41Rを備え、それぞれプッシュ
シリンダータ83L、83R(図4参照)を作動させて
回動することにより、上述のサイドクラッチ36L、3
6Rをそれぞれ接続し、開放する。
【0032】クラッチ歯形左35Lはサイドクラッチギ
ヤ37Lと一体的に構成され、内周側はサイドクラッチ
軸左43Lに軸方向摺動自在かつ相対回転不能に遊嵌
し、外周のサイドクラッチギヤ37Lは旋回ギヤ左42
Lと噛み合い、該旋回ギヤ42Lと一体構成の旋回ピニ
オン42L’は走行ギヤ38Lに噛み合う。すなわちサ
イドクラッチギヤ37Lの駆動力は走行ギヤ左38Lに
伝えられ、走行軸左39Lとクローラスプロケット左4
0Lを経てクローラ左3Lを駆動する。
【0033】クラッチ歯形右35Rはサイドクラッチギ
ヤ37Rと一体的に構成され、内周側はサイドクラッチ
軸右43Rに軸方向摺動自在かつ相対回転不能に遊嵌
し、外周のサイドクラッチギヤ37Rは旋回ギヤ右42
Rと噛み合い、該旋回ギヤ42Rと一体構成の旋回ピニ
オン42R’は走行ギヤ38Rに噛み合う。すなわちサ
イドクラッチギヤ37Rの駆動力は、走行ギヤ右38R
に伝えられ、走行軸右39Rとクローラスプロケット右
40Rを経てクローラ右3Rを駆動する。
【0034】サイドクラッチ軸左43Lの外端には油圧
クラッチ左44Lを装着し、該油圧クラッチ左44Lの
外周にはクラッチ入力ギヤ左45Lが刻設されている。
サイドクラッチ軸右43Rの外端には油圧クラッチ右4
4Rを装着し、該油圧クラッチ右44Rの外周にはクラ
ッチ入力ギヤ右45Rが刻設されている。
【0035】旋回用HST70は上記の走行用HST2
0と同一の構成で、エンジンの回転動力は走行用HST
20の可変容量油圧ポンプ駆動軸21aと同軸上の可変
容量油圧ポンプ71で油圧力に変換され、油圧ホース7
2で油圧モータ73に輸送されて、油圧モータ73で再
び機械回転力に変換される。
【0036】可変容量油圧ポンプ71として斜板形油圧
ポンプを用いる場合を例にして説明すると、ポンプ斜板
制御軸71aを回動制御することにより図示しない斜板
の角度を調節して、ポンプ吐出油流量を無段階で0%か
らプラスマイナス100%に調節する。この油圧を受け
て油圧モータ73の回転速度を無段階的(連続的に)に
0%からプラスマイナス100%に変化させることがで
きるとともに、可変容量油圧ポンプ71の油流量0にお
いて油圧モータ73はブレーキとして作用する。
【0037】旋回用HST70の油圧モータ73の出力
軸74は出力ピニオン74aを回転駆動し、該出力ピニ
オン74aは中間軸75に固着した中間ギヤ右75Rを
駆動し、中間ギヤ右75Rはクラッチ入力ギヤ右45R
に噛み合って油圧クラッチ右44Rのハウジングを駆動
する。中間軸75にはまた中間ギヤ左75Lが軸着され
ていて、中間ギヤ左75Lはクラッチ入力ギヤ左45L
に噛み合って油圧クラッチ左44Lのハウジングを駆動
する。
【0038】図4に示すようにパワステレバー55を傾
倒して電磁ソレノイドバルブ82を作動させると、プッ
シュシリンダ83L、83Rのいずれかが作動し、クラ
ッチシフタ41Lまたは41Rが作動すると共に、クラ
ッチシフタが作動した側の油圧クラッチ44Lまたは4
4Rが接続する。すなわちサイドクラッチ左36Lまた
はサイドクラッチ右36Rのいずれかが開放され、サイ
ドクラッチが開放された側の油圧クラッチ左44Lまた
は油圧クラッチ44Rが接続される。
【0039】図3および図4はサイドクラッチ左36L
が開放され、旋回用HST70の油圧モータ73の出力
が出力ピニオン74a、中間ギヤ右75R、中間軸7
5、中間ギヤ左75L、クラッチ入力ギヤ左45L及び
油圧クラッチ左44Lを経てサイドクラッチ軸左43L
に伝動され、サイドクラッチギヤ左37Lに噛み合う旋
回ギヤ左42Lを駆動する場合を示す。この場合、サイ
ドクラッチ右36Rは接続されたままであり、油圧クラ
ッチ右44Rは開放されたままであるから、走行用HS
T20の油圧モータ23の出力がピニオン32b、セン
タギヤ34、サイドクラッチ右36Rを経て、サイドク
ラッチ軸右43Rに伝動され、サイドクラッチギヤ右3
7Rに噛み合う旋回ギヤ右42Rを駆動する。
【0040】旋回ギヤ42Lまたは42Rは、該旋回ギ
ヤ42Lまたは42Rとそれぞれ一体に固着して回転す
るピニオン42L’または42R’と噛み合う走行ギヤ
38Lまたは38Rを経て、走行軸左39Lまたは走行
軸右39R、クローラ駆動スプロケット左40Lまたは
クローラ駆動スプロケット40R、したがってクローラ
左3Lまたはクローラ右3Rに変速した動力を伝動す
る。
【0041】以上のように走行トランスミッション19
は、エンジンの回転動力を主変速HST20および副変
速機25で変速して、サイドクラッチ36L、36Rが
接続している場合は走行軸39L、39R、したがって
クローラ駆動スプロケット40L、40Rを同一回転数
で駆動して、コンバイン1を直進走行させる。また、パ
ワステレバー55を左右に傾倒して旋回走行するとき
は、走行トランスミッション19は、エンジンの回転動
力を旋回用HST70において変速して、左右いずれか
のクローラ3Lまたは3Rに伝動して、左右のクローラ
に速度差を与えてコンバイン1を旋回させる。
【0042】上記構成からなる走行トランスミッション
(差動走行装置)19の作動を次に説明する。まず、コ
ンバイン1を直進走行させる場合は、パワステレバー5
5は左右どちらにも傾倒させない中立位置(直立位置)
におく。リミットスイッチの電気接点61L、61R
(図4)はともにOFFであるから電磁ソレノイドバル
ブ82、プッシュシリンダー83L、83Rは作動しな
い。そのため、クラッチシフタ41L、41Rは回動し
ないから、コイルスプリング37L’、37R’に付勢
されたサイドクラッチ36L、36Rは接続状態を継続
し、また油圧が供給されないから油圧クラッチ44L、
44Rは開放状態(非接続状態)のままとなる。
【0043】この場合、エンジンの発生動力は走行用H
ST20、副変速機25、サイドクラッチ36L、36
R、走行軸39L、39R、クローラスプロケット40
L、40Rを経て伝動され、左右のクローラ3L、3R
が同一回転数で駆動されることによりコンバイン1は直
進走行する。
【0044】パワステレバー55を中立(直立)位置に
おき、コンバイン1が直進走行する間、旋回用HST7
0の可変容量油圧ポンプ71は駆動され、旋回用油圧モ
ータ73は回転するが、油圧クラッチ44Lおよび44
Rが開放されているので、コンバイン1の走行方向に影
響を及ぼすことがなく、また旋回用HST70には動力
負荷がかからない。
【0045】コンバイン1を旋回させるときは、パワテ
レバー55を図7に示すように、傾ける角度を選択する
ことで緩旋回、制動旋回、急旋回の各旋回モードを選択
できる。また旋回用HST70を用いるために旋回速度
は無段階に設定できる。Nはニュートラル、A位置でク
ラッチは「切」になり、A位置からB位置の間で緩旋回
の無段変速が行われ、B位置で制動旋回が選択され、B
位置とC位置の間で旋回内側のクローラが逆転し、急旋
回の無段変速が行われ、C位置で急旋回の旋回方向内側
のクローラと外側のクローラとの速度差が最大となり、
急旋回が行われる。
【0046】例として、直進前進走行するコンバイン1
を左に緩旋回する場合の作動について図3ないし図6を
用いて説明する。パワステレバー55を進行方向の左側
に(図7のAまで)傾倒すると、パワステレバー55が
当接ピン58Lに当接し、同時にカムプレート56のカ
ムが接触してリミットスイッチ左61Lの接点がONに
なり(図5)、電磁ソレノイドバルブ82のソレノイド
コイル左82Lが励磁されてスプール82’が左動し、
作動油溜め80からポンプ81で汲み上げられた作動油
がプッシュシリンダー83Lに供給される。
【0047】プッシュシリンダー83L内のピストン8
4Lが油圧により押圧されて移動し、プッシュロッド8
6Lを介してクラッチシフタ41Lを回動させる(図
4)。クラッチシフタ41Lの回動により、センタギア
34の軸方向クラッチ歯形34Lとサイドクラッチ歯形
左35Lとの噛み合いが解放されて、サイドクラッチ左
36Lが開放される(図3)。一方、ピストン84Lの
移動によりプッシュシリンダー83Lのサイドポート8
3L’が開口して、油圧が油圧クラッチ左44Lに供給
され(図4)、詳細を図示しない油圧クラッチ内のクラ
ッチプレートが移動して油圧クラッチ左44Lが接続さ
れる。
【0048】該油圧クラッチ左44Lの接続により旋回
用油圧モータ73の回転動力がサイドクラッチ軸左43
Lに伝達され、この回転動力がサイドクラッチギヤ左3
7Lから旋回ギヤ42L、走行ギヤ38L、走行軸左3
9L、クローラスプロケット左40Lを経て、クローラ
3Lを回転させる。
【0049】旋回用HST70の可変容量油圧ポンプ7
1は、斜板制御軸71a(図3、図5)を回動すること
により図示しない傾斜板の傾斜角度が変更され、傾斜板
角度に応じた流量を吐出して旋回用油圧モータ73を駆
動するので、たとえば、傾斜板を正方向で小角度に設定
すれば、旋回用油圧モータ73は正方向で緩速度に変速
されて回転伝動する。
【0050】つまり、左に緩旋回する場合は、クローラ
左3Lに対してエンジンの発生動力が、旋回用HST7
0、油圧クラッチ左44L、走行軸左39L、クローラ
スプロケット左40Lを経て、設定された正方向で緩速
度に変速されて伝動される。この場合、クローラ右3R
に対して、エンジンの発生動力は主変速HST20、副
変速機25、サイドクラッチ右36R、走行軸右39
R、クローラスプロケット右40Rを経て、直進走行時
と同じ速度で伝動される。したがってコンバイン1は、
緩速度のクローラ左3Lと直進時と同じ速度のクローラ
右3Rとの速度差により、緩速度のクローラ左3Lを内
側にして左に緩旋回する。右旋回する場合は上述と左右
反対に作用する。
【0051】旋回用HST70は正回転から逆回転まで
無段階調節が可能であるから、左右のクローラ3L、3
Rにほとんどゼロから、前進速度のほとんど2倍の速度
差を与えることができる。すなわち、旋回用HST70
の出力回転速度を正回転高速にすれば、左右のクローラ
3L、3Rの速度差は小さく、旋回半径の大きな緩旋回
となるように作用する。旋回用HST70の出力回転速
度を正回転低速にすれば、左右のクローラ3L、3Rの
速度差は大きくなるので、旋回半径の小さな緩旋回とな
るように作用する。旋回用HST70の出力回転速度を
ゼロにすれば、旋回用HST70はブレーキとして作動
して、一方のクローラ3が停止するから、停止側クロー
ラ3を内側にして、コンバイン1は制動旋回するように
作用する。
【0052】旋回用HST70の出力回転速度を逆回転
低速にすれば、左右のクローラ3L、3Rの速度差はさ
らに大となり、コンバイン1は制動旋回よりも回転半径
の小さい急旋回となるように作用する。旋回用HST7
0の出力回転速度を前進側と等速度で逆回転にすれば左
右のクローラ3L、3Rは等速度反対方向で走行するか
ら、コンバイン1はその場で旋回する最も旋回半径の小
さな急旋回となるように作用する。
【0053】つぎに、図5および図6を用いてパワステ
機構54の例を説明する。ここに例示するパワステ機構
54は、パワステレバー55、カムプレート56、揺動
プレート57、旋回作用アーム右63および旋回作用ア
ーム左64などから構成されている。パワステレバー5
5はカムプレート56に固着され、該カムプレート56
は揺動プレート57の揺動中心となる揺動プレート支持
軸62よりも上方に固着突出するカムプレート支持軸5
9に回動自在に支持されている。
【0054】揺動プレート57の上端付近には若干の間
隔をおいて2本の当接ピン58L、58Rを固着突出し
ている。2本の当接ピン58L、58Rの間の若干の間
隔は、パワステレバー55を左右に傾動した場合に操舵
作用をしない遊びを設けるためのものである。
【0055】操縦台50に搭乗するオペレータが、ま
ず、操作台50のパワステレバー55を図5の参考線で
示す位置まで左側に傾倒すると、パワステレバー55が
当接ピン58Lに当接し、同時にカムプレート56のカ
ムが接触してリミットスイッチ左61Lの接点がONに
なり、図4の電磁ソレノイド82が作動し、プッシュシ
リンダー83Lに油圧が供給され、シタフ41Lを回動
させて、前記した旋回用HST70で設定された正方向
の緩速度の左旋回モードとなる(図3参照)。
【0056】さらにパワステレバー55を左側に傾ける
と、パワステレバー55は当接ピン58Rを介して揺動
プレート57を押圧し、したがって揺動プレート57は
揺動プレート支持軸62を中心にして反時計回り方向に
回動し、該揺動プレート57の下端に固着突出する回動
作用ピン60が、後述するスプリング66の弾発力に抗
して旋回作用アーム左63を押圧する。
【0057】旋回作用アーム左63はその上端を揺動プ
レート支持軸62により回動自在に支持され、常時はス
プリング66に牽引されてストッパーピン65に当接し
ている。旋回作用アーム左63の下端部にはブラケット
部63bが一体的に設けられ、該ブラッケット部63b
にはプッシュプルケーブルインナ69のケーブルアウタ
68の一端部68aを貫通固着している。
【0058】旋回作用アーム右64は旋回作用アーム左
63と同様に、その上端を揺動プレート支持軸62によ
り回動自在に支持され、常時はスプリング66に牽引さ
れてストッパーピン65に当接している。旋回作用アー
ム右64の下端部にはケーブルエンド接続ピン64bが
突出固着して設けられ、該ケーブルエンド接続ピン64
bにはプッシュプルケーブルインナ69の一端部のケー
ブルエンド69aを接続している。
【0059】揺動プレート57の下端部の回動作用ピン
60が旋回作用アーム左63を押圧すると、該旋回作用
アーム左63は図5において反時計回りに回動し、ブラ
ケット部63bは図示位置よりも右方向に移動し、ケー
ブルアウタ68の一端部68aも右方向に移動する。ケ
ーブルアウタ68の他端部68bは固定ブラケット68
cに固着されて、固定点となる。また、プッシュップル
ケーブルインナ69を内包するケーブルアウタ68は可
撓性であり、かつ長さ方向に伸縮不能の構造を有する。
【0060】旋回作用アーム左63が上記したように反
時計方向に回動すると、スプリング66は旋回作用アー
ム右64を反時計方向に牽引するが、旋回作用アーム右
64はストッパーピン65に当接して移動できないか
ら、ケーブルエンド接続ピン64b、ケーブルエンド6
9aとも移動しない。しかし、旋回作用アーム左63の
反時計回り回動、ブラケット部63bの右方向移動にと
もなうケーブルアウタ68の一端部68aの右方向移動
は、ケーブルアウタ68の他端部68b(他端部68b
の位置は固定ブラケット68cに固定させれている)を
移動させることはできないので、相対的にケーブルアウ
タ68内のプッシュプルケーブルインナ69を索引する
方向に所定値だけ移動させることになる。旋回作用アー
ム左63のスプリングけん引ピン63aと旋回作用アー
ム右64のケーブルエンドピン64aはけん引スプリン
グ66で付勢連結されている。
【0061】プッシュプルケーブルインナ69の他端に
はケーブルエンド69bが固着されていて、該ケーブル
エンド69bは旋回用HST70の斜板制御軸71aに
固着した制御軸回動レバー71bの先端部の接続ピン7
1cに接続されているから、プッシュプルケーブルイン
ナ69の前記移動により斜板制御軸71aを時計回り方
向に回動させて、この場合可変容量油圧ポンプ71の吐
き出し流量を減少方向に制御し、油圧モータ73の初期
回転速度を流量減少に比例して遅くする。
【0062】一方、パワステレバー55を図5の右側に
傾倒すると、パワステレバー55が当接ピン58Rに当
接し、同時にカムプレート56のカムが接触してリミッ
トスイッチ右61Rの接点がONになり、右旋回モード
となる。さらに、パワステレバー55を右側に傾けると
パワステレバー55は当接ピン58Rを介して揺動プレ
ート57を押圧し、したがって揺動プレート57は揺動
プレート支持軸62を中心にして時計回り方向に回動
し、該揺動プレート57の下端に固着突出する回動作用
ピン60が、スプリング66の弾発力に抗して旋回作用
アーム右64を押圧する。
【0063】揺動プレート57の下端部の回動作用ピン
60が旋回作用アーム右64を押圧し、旋回作用アーム
右64が図5において時計回りに回動すると、ケーブル
エンド接続ピン64bは図示位置よりも左方向に移動
し、プッシュプルケーブルインナ69のケーブルエンド
69aも左方向に移動する。このとき、スプリング66
は旋回作用アーム左63を時計方向に牽引するが、旋回
作用アーム左63はストッパーピン65に当接して移動
できないから、ケーブルアウタ68の一端部68aは移
動しない。このとき固定ブラケット68cに固着された
ケーブルアウタ68の他端部68bも移動しないから、
プッシュプルケーブルインナ69のケーブルエンド69
aの左方向移動により、プッシュプルケーブルインナ6
9はケーブルアウタ68内を牽引されることになる。
【0064】プッシュプルケーブルインナ69の他端の
ケーブルエンド69bは、旋回用HST70の斜板制御
軸71aに固着した制御軸回動レバー71bの先端部の
接続ピン71cに接続されているから、プッシュプルケ
ーブルインナ69の牽引により斜板制御軸71aを時計
回り方向に回動して、この場合可変容量油圧ポンプ71
の吐き出し流量を減少方向に制御し、HST油圧モータ
73の回転速度を流量減少に比例して減少させる。
【0065】すなわち、図5および図5のA−A線矢視
断面図の図6に示すパワステ機構54を用いることによ
り、パワステレバー55を傾倒すれば、傾倒の方向によ
りリミットスイッチ61Lまたは61RがONとなるほ
かは、左右どちらに傾倒しても傾倒の度合いにより可変
容量油圧ポンプ71の吐き出し流量を減少方向に制御
し、油圧モータ73の回転速度を減少せしめるように作
用する。
【0066】図3および図4に示すように、パワステレ
バー55を図5の左側に傾倒すれば、リミットスイッチ
61Lの作動により、プッシュシリンダー83Lはサイ
ドクラッチ左36Lを開放し、油圧クラッチ左44Lを
接続するように作動し、パワステレバー55を傾倒した
左方向のクローラ3Lに旋回用HST70の油圧モータ
73の出力が伝動され、速度差が与えられ左緩旋回を開
始する。パワステレバー55の傾倒が大きいほどプッシ
ュプルケーブルインナ69の牽引が強くなり、斜板制御
軸71aの回動角度が大になり、したがって油圧モータ
70の回転速度が小になり、クローラ3Lの速度を低下
して、コンバイン1の左旋回の旋回半径が「小」になる
ように作用する。パワステレバー55をさらに左に傾倒
すれば、油圧モータ70にしたがってクローラ3Lは停
止して左普通旋回(ブレーキ旋回)となり、パワステレ
バー55をさらに強く左に傾倒すれば、油圧モータ70
にしたがってクローラ3Lは逆転、逆走して左急旋回と
なるように作用する。さらに、パワステレバー55を図
5の右側に傾倒すれば、前記動作の全く逆のことが行わ
れる。
【0067】以上のように、本発明の実施の形態では、
一対のクローラ3L、3Rを走行手段とするコンバイン
1などの走行車両において、走行トランスミッション1
9に走行速度変速用のHST20、および旋回用HST
70の2組の無段変速手段を備え、かつ、一対のサイド
クラッチ36Lおよび36Rのほかに、一対の油圧クラ
ッチ44Lおよび44Rを設けて、パワステレバー55
の操作により各クラッチの接続、開放と旋回用HST7
0の回転速度の変速とを行い、クローラ3L、3Rに速
度差を与えて走行車両を旋回させる構成としたので、以
下に述べる効果が得られる。
【0068】すなわち、本発明によれば、旋回用HST
70は無段階に変速して出力できるので緩旋回、制動旋
回から急旋回まで無段階にコンバインの旋回半径を選ぶ
ことができ、かつ一対の油圧クラッチ44Lまたは44
Rは、それぞれ対応する一対のサイドクラッチ36Lま
たは36Rを開放した後に油圧を利用して接続する構成
としたので、クラッチ作動に際して時間遅れがなく、噛
み合い時の衝撃や突っ張りによる噛み合い不能を発生す
ることがなく、容易かつ円滑に旋回操作を行うことがで
きるという効果を得ることができる。
【0069】また、上記構成によれば、旋回用HST7
0は走行用HST20により駆動されることなく、直接
にエンジンの出力を入力して駆動されるので、走行用H
ST20の容量を節減することができ、かつ走行トラン
スミッション19の構成を簡単化し、小型化できるとい
う特徴もえられる。
【0070】また、本発明では図3に示すように、油圧
クラッチ44Lおよび44Rを、それぞれ油圧クラッチ
軸43Lおよび43Rの外端側に取り付ける構成とした
ので、磨耗部材を有して定期的に点検、交換、修理を要
する油圧クラッチのメンテナンスに際して、走行トラン
スミッション19を分解することなく、点検作業等を容
易に行うことができるといる特徴もえられる。
【0071】さらに、本発明実施の形態の図4の左端に
示すように、プッシュシリンダー83L、83Rおよび
油圧クラッチ44Lおよび44Rに圧力油を供給する油
圧ポンプ81の作動油溜め80と、走行用HST20お
よび旋回用HST70のそれぞれの作動油溜めとを共用
にして、可変容量油圧ポンプ21および71から汲み上
げた作動油をそれぞれの油圧モータ23および73に供
給することにより、作動油溜め80が一つになり、小形
コンパクト化できるとともに、プッシュシリンダ83お
よび油圧クラッチ44の作動油として走行トランスミッ
ション19のギヤボックスオイルを用いる場合に比べ
て、作動油の汚染が少なく、したがって故障の少ない油
圧システムを構成できるという特徴が得られる。
【0072】上記図1ないし図7に示す実施の形態の走
行装置の変形例を図8に示す。図8は本変形例を示す走
行トランスミッション19の展開断面図であり、本例に
よれば旋回用HST70の可変容量油圧ポンプ71の構
造を簡単化し、かつ油圧ホース72を用いない構成とす
ることができる。図8の例では、旋回用HST70を走
行用HST20から完全に独立させ、可変容量油圧ポン
プ71の入力軸71dに軸着した入力プーリ71eを、
エンジンから動力を伝動する図示しないベルトにより駆
動する方式とし、可変容量油圧ポンプ71と旋回用油圧
モータ73とは図示しない旋回用HST70内部の油圧
管路で接続する構成としたことを特徴とする。この構成
により可変容量油圧ポンプ71は片側に入力軸71dを
突出する簡単な構造であればよく、かつ油圧ホース72
を用いない構成とすることができる。
【0073】上記図1ないし図7に示す実施の形態の走
行装置の別の変形例を図9および図10に示す。図9は
本変形例を示す走行トランスミッション19の展開断面
図であり、図10は本変形例の走行トランスミッション
の油圧回路図であり、本例によれば走行トランスミッシ
ョン19の主要部の構造を、前記の実施の形態の走行ト
ランスミッション19と同一としたまま、旋回用HST
70および油圧クラッチ44を備えることなく、全体的
に簡易化、低コスト化することができる。
【0074】図9に示す本変形例の走行トランスミッシ
ョン19の主要部は、主変速機(走行用HST)20、
副変速機25、サイドクラッチ36L、36R、ブレー
キ47L、47R、走行軸39L、39R、クローラ駆
動スプロケットホイール40L、40Rなどからなり、
エンジンからの駆動力の入力プーリ19aおよび刈取装
置6(図1)への動力を伝動する刈取装置駆動プーリ2
7aなどを備えている。
【0075】すなわち、本変形例は、図3に示した走行
トランスミッション19から旋回用HST70と、油圧
クラッチ44と、関係する歯車機構とを取り除き、ブレ
ーキ47L、47Rをとりつけた構成である。したがっ
て、エンジンから入力プーリ19aへ伝動された機械回
転駆動力を、走行用HST20により無段階で0%から
プラスマイナス100%の回転速度に変化させ、副変速
機25により3段階に変速させ、直線走行においてはサ
イドクラッチ36L、36Rを接続して、左右のクロー
ラ3L、3Rを等速で駆動することは前述の通りであ
る。
【0076】走行トランスミッション19には2個のク
ラッチシフタ41L、41Rを備え、それぞれプッシュ
シリンダー83を作動させて回動することにより、サイ
ドクラッチ36L、36Rをそれぞれ接続し、開放する
ことも前述の通りである。本変形例では油圧クラッチ軸
43L、43Rに代えてブレーキ軸46L、46Rを備
え、ブレーキ軸左46Lの外端にはブレーキ左47L
を、またブレーキ軸右46Rの外端にはブレーキ右47
Rをそれぞれ装着する。上記構成からなる本実施例の走
行トランスミッション19の作動を図9および図10を
用いて次に説明する。
【0077】まず、コンバイン1を直進走行させる場合
は、パワステレバー55は左右どちらにも傾倒させない
中立位置(直立位置)におく。リミットスイッチの電気
接点61L、61R(図10)はともにOFFであるか
ら電磁ソレノイドバルブ82、プッシュシリンダー83
L、83Rは作動せず、クラッチシフタ41L、41R
は回動しないから、コイルスプリング37L’、37
R’に付勢されたサイドクラッチ36L、36Rは接続
状態を継続し、またブレーキ47L、47Rは開放状態
(非ブレーキ状態)のままとなる。
【0078】この場合、エンジンの発生動力は走行用H
ST20、副変速機25、サイドクラッチ36L、36
R、走行軸39L、39R、クローラスプロケット40
L、40Rを経て伝動され、左右のクローラ3L、3R
が同一回転数で駆動されることによりコンバイン1は直
進走行する。
【0079】本実施例でコンバイン1を旋回させるとき
は、パワテレバー55を傾けることで制動旋回すること
になる。例として、直進前進走行するコンバイン1を左
に旋回する場合の作動について図9および図10を用い
て説明する。パワステレバー55を進行方向の左側に傾
倒すると、パワステレバー55が当接ピン58L(図
5)に当接し、同時にカムプレート56のカムが接触し
てリミットスイッチ左61Lの接点がONになり、電磁
ソレノイドバルブ82のソレノイドコイル左82Lが励
磁されてスプール82’が左動し、作動油溜め80から
油ポンプ81で汲み上げられた作動油がプッシュシリン
ダー83Lに供給される。
【0080】プッシュシリンダー83L内のピストン8
4Lが油圧により押圧されて移動し、プッシュロッド8
6Lを介してクラッチシフタ41Lを回動させる(図1
0参照)。クラッチシフタ41Lの回動により、センタ
ギア34の軸方向クラッチ歯形34Lとサイドクラッチ
歯形左35Lとの噛み合いが解放されて、サイドクラッ
チ左36Lが開放される。一方、ピストン84Lの移動
によりプッシュシリンダー83Lのサイドポート83
L’が開口して、油圧がブレーキ左47Lに供給され、
ブレーキ左47L内の詳細を図示しないブレーキ板が移
動してブレーキ左47Lが作動する。
【0081】ブレーキ左47Lの作動によりブレーキ軸
左46Lが制動され、この制動力がサイドクラッチギヤ
左37Lから旋回ギヤ42L、走行ギヤ38L、走行軸
左39L、クローラスプロケット左40Lを経て、クロ
ーラ左3Lを制動する。つまり、左に制動旋回する場合
は、制動力を作用させてクローラ左3Lを停止させ、一
方、クローラ右3Rに対して、エンジンの発生動力は主
変速HST20、副変速機25、サイドクラッチ右36
R、走行軸右39R、クローラスプロケット右40Rを
経て、直進走行時と同じ速度で伝動されるように作用す
る。したがってコンバイン1は、制動されたクローラ左
3Lと直進時と同じ速度のクローラ右3Rとの速度差に
より、クローラ左3Lを内側にして左に制動旋回する。
右旋回する場合は上述と左右反対に作用する。
【0082】本変形例によれば、旋回用HST70と油
圧クラッチ44とを装着できる走行トランスミッション
に、旋回用HST70と油圧クラッチ44とを装着する
代わりにブレーキ47を装着して、簡単な構造で、制動
旋回を行う走行装置を提供することができる。
【0083】図11は本発明の実施の形態の油圧制御弁
アセンブリの取付平面図であり、図12はその油圧制御
弁アセンブリの取付背面立面図であり、図13は別の油
圧制御弁アセンブリの取付側面図であり、図14は油圧
制御弁アセンブリの取付説明斜視図である。本例によれ
ば、油圧制御弁の保守、点検、修理などの作業を容易に
することができる。
【0084】コンバイン1には前述のクラッチシフタ4
1のプッシュシリンダー83をはじめとして、ローリン
グ・ピッチング制御アクチュエータ、オーガ上下アクチ
ュエータなど油圧制御アクチュエータや油圧回路部品が
数多く用いられ、これらに対する油圧作動油の供給制御
を行うための油圧制御弁を集合し、油圧制御弁アセンブ
リ90として、図11および図12に示すようにコンバ
イン1の後部の車体フレーム2の上に設置している。油
圧制御弁アセンブリ90は、単体の油圧制御弁91、9
1、91、・・・を並列に集結したものであり、図11
に示す背面立面図の表面側に向けて比較的頻繁に点検を
行う必要のある電磁コイル、手動ボタン、調整つまみな
どを配置している。各油圧制御弁91に対して接続する
多数の油圧ホース93は、それぞれアダプタ92を介し
て、図11に示すように油圧制御弁アセンブリ90の裏
面側に配置されていて、常時は直接に目視したり、接触
することができないので、従来はこれらアダプタ92、
油圧ホース93の点検、整備には油圧制御弁アセンブリ
90を分解して行う必要があり、その作業は必ずしも容
易ではなかった。
【0085】しかし、本例では、油圧制御弁アセンブリ
90の一端に回動支点94を設け、油圧制御弁アセンブ
リ90を常時はロック(図示せず)により施錠して図1
1の実線位置に固定するが、必要の際にはロックを解除
して、回動支点94を中心として油圧制御弁アセンブリ
90を参考線で示す位置、または更に大きい角度まで、
矢印B方向に平面的に回動させ、裏面側のアダプタ9
2、油圧ホース93を露出させる構成としている。本例
によれば、常時は裏面側にあるアダプタ92、油圧ホー
ス93を露出して保守、点検できるので、メンテナンス
作業が容易にできる。
【0086】また、上記変形例で油圧制御弁アセンブリ
90を水平面内に回動させていた構成を、図13および
図14に示すように、常時は油圧制御弁アセンブリ90
の両側面の側板90aの下部を2本のボルトナットで車
体フレーム2の上のブラケット2aに固定し、必要の際
にはボルトナットの1本を取り外し、残り1本を緩め
て、ブラケット2aの長穴を矢印C方向に滑動させ、か
つ油圧制御弁アセンブリ90の上部を矢印Dのように垂
直面から前方に傾斜させる構成としてとしても、常時は
裏面側にあるアダプタ92、油圧ホース93を露出して
保守、点検でき、メンテナンス作業を極めて容易にする
という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のコンバインの左側面図
である。
【図2】 本発明の実施の形態のコンバインの正面図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態のコンバインの走行トラ
ンスミッションの一部切り欠き展開断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態のコンバインの油圧回路
図である。
【図5】 本発明の実施の形態のパワステ機構および旋
回用HSTの正面図である。
【図6】 図5のA−A線矢視のパワステ機構の断面図
である。
【図7】 本発明の実施の形態のコンバインのパワステ
レバの機能図である。
【図8】 本発明の実施の形態の変形例のコンバインの
走行トランスミッションの一部切り欠き展開断面図であ
る。
【図9】 本発明の実施の形態の別の変形例のコンバイ
ンの走行トランスミッションの一部切り欠き展開断面図
である。
【図10】 本発明の実施の形態の別の変形例のコンバ
インの油圧回路図である。
【図11】 本発明の実施の形態のさらに別の変形例の
油圧制御弁アセンブリの取付平面図である。
【図12】 本発明の実施の形態のさらに別の変形例の
油圧制御弁アセンブリの取付背面立面図である。
【図13】 本発明の実施の形態のさらに別の変形例の
油圧制御弁アセンブリの取付側面図である。
【図14】 本発明の実施の形態のさらに別の変形例の
油圧制御弁アセンブリの取付説明斜視図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 車体フレーム 2a 長穴付きブラケット 3 走行クローラ 3L クローラ左 3R クローラ右 4 走行装置本体 6 刈取装置 13 刈取装置支持フレーム 15 脱穀装置 16 グレンタンク 17 オーガ 19 走行トランスミッション 20 走行用HST 21 走行用可変容量油圧ポンプ 21a 駆動軸 23 走行用油圧モータ 24 油圧モータ出力軸 25 副変速機 26 油圧モータ出力延長軸 26a 油圧モータ出力ピニオン 27 副変速軸 27a 刈取装置駆動プ
ーリ 28 カウンタシャフト 29 副変速第三ギヤ 29’ 第三カウンタギヤ 30 副変速第二ギヤ 30’ 第二カウンタギヤ 31 副変速第一ギヤ 31’ 第一カウンタギヤ 32 第二カウンタシャ
フト 32a ギヤ 32b ピニオン 33 センタギヤ軸 34 センタギヤ 34L、34R 軸方向クラッチ歯形 35L、35R クラッチ歯形 36 サイドクラッチ 36L サイドクラッチ
左 36R サイドクラッチ右 37L、37R サイドクラッチギヤ 37L’、37R’ コイルバネ 38L、38R 走行ギヤ 39L 走行軸左 39R 走行軸右 40L クローラ駆動スプロケット左 40R クローラ駆動スプロケット右 41L、41R クラッチシフタ 42 旋回ギヤ軸 42L、42R 旋回ギ
ヤ 42L’、42R’ 旋回ピニオン 43L、43R 油圧クラッチ軸 44L、44R 油圧クラッチ 45L、45R クラッチ入力ギヤ 46L、46R ブレーキ軸 47L、47R ブレー
キ 48L、48R 駐車ブレーキアーム 50 操縦台 51 主変速HSTレバ
ー 52 副変速レバー 54 パワステ機構 55 パワステレバー 56 カムプレート 57 揺動プレート 58L、58R 当接ピ
ン 59 カムプレート支持軸 60 回動作用ピン 61L、61R リミットスイッチ 62 揺動プレート支持軸 63 旋回作用アーム左 63a スプリング牽引ピン 63b ブラケット 64 旋回作用アーム右 64a スプリング牽引
ピン 64b ケーブルエンド接続ピン 65 ストッパーピン 66 牽引スプリング 68 ケーブルアウタ 68a、68b アウタ
留め金具 68c 固定ブラケット 69 プッシュプルケーブルインナ 69a、69b ケーブルエンド 70 旋回用HST 71 旋回用可変容量油
圧ポンプ 71a 斜板制御軸 71b 制御軸回動レバ
ー 71c ケーブルエンド接続ピン 71d 可変容量油圧ポンプ入力軸 71e 入力プーリ 72 油圧ホース 73 旋回用油圧モータ 74 旋回用油圧モータ
出力軸 74a 旋回用油圧モータ出力ピニオン 75 中間軸 75L、75R 中間ギ
ヤ 80 作動油溜め 81 油ポンプ 82 電磁ソレノイドバルブ 82L、82R ソレノ
イドコイル 82’ スプール 83L、83R プッシ
ュシリンダー 83L’、83R’ シリンダポート 84L、84R ピストン 86L、86R プッシ
ュロッド 90 油圧制御弁アセンブリ 90a サイドプレート 91 油圧制御弁(単体) 92 アダプタ 93 油圧ホース 94 回動支点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のクローラと、該一対のクローラへ
    の走行速度を伝動する走行用無段変速手段、歯車変速手
    段および前記一対のクローラに速度差を与えるための旋
    回用無段変速手段を有する走行装置において、 旋回用無段変速手段の出力を一対のクローラの一方に選
    択的に伝動する一対の液圧作動クラッチ手段とを設けた
    ことを特徴とする走行装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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