JP4529986B2 - コンバイン - Google Patents
コンバイン Download PDFInfo
- Publication number
- JP4529986B2 JP4529986B2 JP2007045223A JP2007045223A JP4529986B2 JP 4529986 B2 JP4529986 B2 JP 4529986B2 JP 2007045223 A JP2007045223 A JP 2007045223A JP 2007045223 A JP2007045223 A JP 2007045223A JP 4529986 B2 JP4529986 B2 JP 4529986B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turning
- traveling
- hydraulic
- clutch
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Description
すなわち、車体フレーム(2)の下部側に左右一対の走行クローラ(3)を設け、該車体フレーム(2)の前端側に刈取装置(6)を設け、該車体フレーム(2)の上方に脱穀装置(15)及びグレンタンク(16)を設け、操縦台(50)のパワステレバー(55)を左右前後に傾倒操作することにより各種旋回走行できる構成としたコンバインにおいて、左右一対の走行クローラ(3)へ走行駆動力を伝動する走行用無段変速手段(20)と該左右一対の走行クローラ(3)に速度差を与える旋回用無段変速手段(70)とを設け、該走行用無段変速手段(20)及び旋回用無段変速手段(70)をポートブロック(22)に設置すると共に、前記走行用無段変速手段(20)における走行用可変容量油圧ポンプ(21)と走行用油圧モータ(23)を結ぶ油圧回路(22a)と、前記旋回用無段変速手段(70)における旋回用可変容量油圧ポンプ(71)と旋回用油圧モータ(73)を結ぶ油圧回路(22b)とを前記ポートブロック(22)内に設け、該走行用無段変速手段(20)と旋回用無段変速手段(70)とを単一のユニットとして走行トランスミッション(19)のケースに着脱自在に取り付け、走行用油圧モータ(23)の動力を副変速機(25)、センタギヤ軸(33)、走行軸(39L,39R)を経て走行クローラ(3)に伝動する構成とし、センタギヤ軸(33)の中央部にはセンタギヤ(34)を軸着し、センタギヤ(34)の左右両側にはサイドクラッチギヤ(37L,37R)を設け、該左右両側のサイドクラッチギヤ(37L,37R)の外側には油圧クラッチ(44L,44R)をそれぞれ設け、左右のサイドクラッチギヤ(37L,37R)の内周側はそれぞれ左右のサイドクラッチ軸(43L,43R)に軸方向摺動自在かつ相対回転不能に設け、該左右のサイドクラッチ軸(43L,43R)のそれぞれの外端に油圧クラッチ(44L,44R)をそれぞれ設け、パワステレバー(55)を左右いずれかに傾倒すると、傾倒したほうのサイドクラッチギヤ(37L)がセンタギヤ(34)から非接続状態になると共に、非接続状態になったクラッチギヤ(37L)が油圧クラッチ(44L)に接続され、旋回用油圧モータ(73)の出力が該油圧クラッチ(44L)に作用し、傾倒した側の走行軸(39L)が設定された正方向で緩速度に変速されて伝動する構成とし、
パワステレバー(55)を前記傾倒した位置より前側に移動すると前記傾倒した側の走行軸(39L)が正方向で増速する構成とし、パワステレバー(55)を前記傾倒した位置より後側に移動すると前記傾倒した側の走行軸(39L)が逆転増速する構成とし、旋回用可変容量油圧ポンプ(71)は斜板制御軸(71a)を回動することにより、傾斜板の傾斜角度を変更し、該傾斜板の傾斜角度に応じた流量を吐出して旋回用油圧モータ(73)を駆動する構成とし、旋回用油圧モータ(73)の出力軸(74)は出力ピニオン(74a)を回転駆動する構成とし、斜板制御軸(71a)の制御角度を予め正転側又は逆転側に寄せる感度設定ダイヤル(109)を設け、該感度設定ダイヤル(109)により前記出力ピニオン(74a)を空転させておき、前記センタギヤ(34)から非接続状態になったサイドクラッチギヤ(37L)が油圧クラッチ(44L)に係合すると同時に旋回用可変容量油圧ポンプ(71)による旋回用油量の吐出量を増加する構成としたことを特徴とするコンバインとしたものである。
また、パワステレバー55を中立(直立)位置におき、コンバインが直進走行する間、旋回用HST70の可変容量油圧ポンプ71は駆動され、旋回用油圧モータ73は回転するが、油圧クラッチ44Lおよび44Rが開放されているので、コンバインの走行方向に影響を及ぼすことがなく、また旋回用HST70には動力負荷がかからない。
また、パワステレバー55の左右及び前後の操作で緩旋回、制動旋回、急旋回、増速による旋回が可能である。
また、油圧クラッチ44Lおよび44Rを、それぞれサイドクラッチ軸43Lおよび43Rの外端側に取り付ける構成としたので、磨耗部材を有して定期的に点検、交換、修理を要する油圧クラッチのメンテナンスに際して、走行トランスミッション19を分解することなく、点検作業等を容易に行うことができる。
また、感度設定ダイヤル109により斜板軸71aの傾斜角度を調整することで旋回応答性を調整することができる。
まず、コンバイン1を直進走行させる場合は、パワステレバー55は左右どちらにも傾倒させない中立位置(直立位置)におく。リミットスイッチの電気接点61L、61R(図4)はともにOFFであるから電磁ソレノイドバルブ82、プッシュシリンダー83L、83Rは作動しない。そのため、クラッチシフタ41L、41Rは回動しないから、コイルスプリング37L’、37R’に付勢されたサイドクラッチ36L、36Rは接続状態を継続し、また油圧が供給されないから油圧クラッチ44L、44Rは開放状態(非接続状態)のままとなる。
次に、パワステレバー55を図7のA位置(図4の(ハ)方向)に回動させると、左リミットスイッチ61Lが入り状態となる。この時、図3のクラッチ36Lが切り状態となり、直進前進走行していたコンバイン1が左に緩旋回する場合の作動について図4を用いて説明する。
また、パワステレバー55が図5の(ロ)方向(図7のA位置からB位置)へ移動させると、ポテンショメータ105が、この動きを検出するので、モータ99が逆回転して旋回HST70の可変油圧ポンプの斜板軸71aを逆転増速側に傾斜していく。これによって、中間ギヤ75Rと中間ギヤ75Lは斜板軸71aの傾斜角度に応じて逆回転量を増していく。このとき、電磁ソレノイドコイル82Lによる開度調整によりプッシュシリンダ83L内の油量が増えて、ピストン84Lが移動して、プッシュシリンダー83Lのサイドポート83L’が開口すると、油圧が油圧クラッチ左44Lに供給され、クラッチプレートが移動して油圧クラッチ左44Lが接続される。
ブレーキターンは、もちろん、クラッチ36Lは切り状態である。旋回HST70の可変油圧ポンプの斜板軸71aは、中立の位置(正転増速側でなく、逆転増速側でもない)である。この状態で、油圧クラッチ44Lを接続すると、ブレーキターンとなる。
19 走行トランスミッション
20 走行用HST(走行用無段変速手段)
21 走行用可変容量ポンプ
22 ポートブロック
22a 油圧回路
22b 油圧回路
23 走行用油圧モータ
70 旋回用HST(旋回用無段変速手段)
71 旋回用可変容量油圧ポンプ
73 旋回用油圧モータ
Claims (1)
- 車体フレーム(2)の下部側に左右一対の走行クローラ(3)を設け、該車体フレーム(2)の前端側に刈取装置(6)を設け、該車体フレーム(2)の上方に脱穀装置(15)及びグレンタンク(16)を設け、操縦台(50)のパワステレバー(55)を左右前後に傾倒操作することにより各種旋回走行できる構成としたコンバインにおいて、
左右一対の走行クローラ(3)へ走行駆動力を伝動する走行用無段変速手段(20)と該左右一対の走行クローラ(3)に速度差を与える旋回用無段変速手段(70)とを設け、該走行用無段変速手段(20)及び旋回用無段変速手段(70)をポートブロック(22)に設置すると共に、前記走行用無段変速手段(20)における走行用可変容量油圧ポンプ(21)と走行用油圧モータ(23)を結ぶ油圧回路(22a)と、前記旋回用無段変速手段(70)における旋回用可変容量油圧ポンプ(71)と旋回用油圧モータ(73)を結ぶ油圧回路(22b)とを前記ポートブロック(22)内に設け、該走行用無段変速手段(20)と旋回用無段変速手段(70)とを単一のユニットとして走行トランスミッション(19)のケースに着脱自在に取り付け、
走行用油圧モータ(23)の動力を副変速機(25)、センタギヤ軸(33)、走行軸(39L,39R)を経て走行クローラ(3)に伝動する構成とし、
センタギヤ軸(33)の中央部にはセンタギヤ(34)を軸着し、センタギヤ(34)の左右両側にはサイドクラッチギヤ(37L,37R)を設け、該左右両側のサイドクラッチギヤ(37L,37R)の外側には油圧クラッチ(44L,44R)をそれぞれ設け、
左右のサイドクラッチギヤ(37L,37R)の内周側はそれぞれ左右のサイドクラッチ軸(43L,43R)に軸方向摺動自在かつ相対回転不能に設け、該左右のサイドクラッチ軸(43L,43R)のそれぞれの外端に油圧クラッチ(44L,44R)をそれぞれ設け、
パワステレバー(55)を左右いずれかに傾倒すると、傾倒したほうのサイドクラッチギヤ(37L)がセンタギヤ(34)から非接続状態になると共に、非接続状態になったクラッチギヤ(37L)が油圧クラッチ(44L)に接続され、旋回用油圧モータ(73)の出力が該油圧クラッチ(44L)に作用し、傾倒した側の走行軸(39L)が設定された正方向で緩速度に変速されて伝動する構成とし、
パワステレバー(55)を前記傾倒した位置より前側に移動すると前記傾倒した側の走行軸(39L)が正方向で増速する構成とし、パワステレバー(55)を前記傾倒した位置より後側に移動すると前記傾倒した側の走行軸(39L)が逆転増速する構成とし、
旋回用可変容量油圧ポンプ(71)は斜板制御軸(71a)を回動することにより、傾斜板の傾斜角度を変更し、該傾斜板の傾斜角度に応じた流量を吐出して旋回用油圧モータ(73)を駆動する構成とし、旋回用油圧モータ(73)の出力軸(74)は出力ピニオン(74a)を回転駆動する構成とし、
斜板制御軸(71a)の制御角度を予め正転側又は逆転側に寄せる感度設定ダイヤル(109)を設け、該感度設定ダイヤル(109)により前記出力ピニオン(74a)を空転させておき、前記センタギヤ(34)から非接続状態になったサイドクラッチギヤ(37L)が油圧クラッチ(44L)に係合すると同時に旋回用可変容量油圧ポンプ(71)による旋回用油量の吐出量を増加する構成としたことを特徴とするコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007045223A JP4529986B2 (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007045223A JP4529986B2 (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | コンバイン |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000038408A Division JP4508337B2 (ja) | 2000-02-16 | 2000-02-16 | 走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007143559A JP2007143559A (ja) | 2007-06-14 |
JP4529986B2 true JP4529986B2 (ja) | 2010-08-25 |
Family
ID=38205715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007045223A Expired - Fee Related JP4529986B2 (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4529986B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62261532A (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-13 | Iseki & Co Ltd | 移動農機等の伝動装置 |
JPH0930440A (ja) * | 1995-07-17 | 1997-02-04 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | クローラ式車両の走行装置 |
JPH10274317A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Seirei Ind Co Ltd | Hst式ミッション装置 |
JPH1149025A (ja) * | 1997-08-01 | 1999-02-23 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 作業機における操向制御装置 |
JPH11278296A (ja) * | 1998-03-27 | 1999-10-12 | Iseki & Co Ltd | 走行装置 |
JP2000335458A (ja) * | 1999-05-31 | 2000-12-05 | Iseki & Co Ltd | 走行装置 |
-
2007
- 2007-02-26 JP JP2007045223A patent/JP4529986B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62261532A (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-13 | Iseki & Co Ltd | 移動農機等の伝動装置 |
JPH0930440A (ja) * | 1995-07-17 | 1997-02-04 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | クローラ式車両の走行装置 |
JPH10274317A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Seirei Ind Co Ltd | Hst式ミッション装置 |
JPH1149025A (ja) * | 1997-08-01 | 1999-02-23 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 作業機における操向制御装置 |
JPH11278296A (ja) * | 1998-03-27 | 1999-10-12 | Iseki & Co Ltd | 走行装置 |
JP2000335458A (ja) * | 1999-05-31 | 2000-12-05 | Iseki & Co Ltd | 走行装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007143559A (ja) | 2007-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6361463B1 (en) | Drive transmission for vehicles | |
KR101998497B1 (ko) | 작업 차량 | |
JP4529986B2 (ja) | コンバイン | |
JP4529985B2 (ja) | コンバイン | |
JP4508337B2 (ja) | 走行装置 | |
JP3174952B2 (ja) | 移動農機 | |
JP4346499B2 (ja) | 作業車 | |
JP2000335458A (ja) | 走行装置 | |
JPH11278296A (ja) | 走行装置 | |
JP3760951B2 (ja) | コンバインの走行伝動装置 | |
JP3719256B2 (ja) | コンバインにおける走行装置の伝動機構 | |
JP2009113682A (ja) | 走行車両 | |
JP5580455B2 (ja) | 農作業車における出力制御方法 | |
JP2007062543A (ja) | 作業機の走行駆動装置 | |
JP5825730B2 (ja) | 作業車 | |
JP5653981B2 (ja) | 農作業車 | |
JP3765315B2 (ja) | コンバインの走行伝動装置 | |
JP2014227015A (ja) | 作業車両のpto変速装置 | |
JP5295331B2 (ja) | 農作業車 | |
JP4600639B2 (ja) | 走行装置 | |
JP3883484B2 (ja) | 作業車の旋回制御装置 | |
JP2009096357A (ja) | 作業車の操向操作構造 | |
JPH11334643A (ja) | クローラ式作業車における差動走行装置 | |
JP2001026282A (ja) | 移動農機 | |
JP2009113684A (ja) | 走行車両 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090805 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090901 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091031 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100518 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100531 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |