JP4600639B2 - 走行装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両の走行ミッション装置に関するものである。
例えばクローラを走行手段とする作業車両として、農業用のコンバインを例に従来の技術を説明する。コンバインはクローラを構成する無限履帯の接地面積を広くし、水田など軟弱な圃場でも自由に走行して刈取作業などの農業作業を可能としている。
コンバインは動力源としてエンジンを搭載し、エンジンの発生する動力をコンバインの走行、刈取、脱穀などに使用するが、そのクローラは、エンジンの動力を走行トランスミッションにより変速して駆動する。走行トランスミッションは、静油圧式無段変速装置、歯車列機械的変速手段、差動歯車装置、クラッチ手段、ブレーキ手段などにより構成されている。
コンバインを直進走行させるときは、左右一対のクローラを等速で駆動し、コンバインを左右に旋回させるときは、内側クローラを駆動させないで外側のクローラを回動させる旋回が可能な構成としている。
コンバインを用いて圃場に植立する穀稈の刈取及び脱穀などを行うことにより、収穫作業の省力化と能率化が進展してきた。コンバインは走行装置としてクローラを用いるために、その運転操作は必ずしも容易ではなかったが、コンバインの走行トランスミッションに無段階変速できる静油圧式走行用油圧無段変速装置(以下、走行用HSTという)および旋回用の静油圧式油圧無段変速装置(以下、旋回用HSTという)を用いることにより、コンバインの走行、操舵の運転操作はきわめて容易に行えるようになる。
前記静油圧式の無段変速装置を用いて旋回制御を行うコンバインなどの走行装置は、静油圧式の無段変速装置が高価であるので、低価格な旋回制御が可能なベルト式無段変速装置を用いる走行装置が知られている。例えば特開平4−103472号公報にはベルト式無段変速装置と操向用デフ機構を用いる旋回制御が可能な走行ミッション装置が開示されている。
特開平4−103472号公報
上記した従来技術のベルト式無段変速装置と操向用デフ機構を用いる旋回制御が可能な走行ミッション装置は比較的安価であるが、走行ミッション装置の上下方向、前後方向の長さが比較的大きく、コンパクトな走行ミッション装置とはいえず、また地上高を十分確保できないので、特に、湿田での走行性能(泥押し防止)に改善の余地があった。
本発明の課題は、比較的安価でしかもコンパクトで操向用デフ機構を用いる旋回制御が可能な走行ミッション装置を提供することである。
本発明の課題は次の解決手段により達成される。
請求項1記載の発明は、エンジンからの駆動力が走行用HST(18)および副変速装置(24)により変速されて得られた動力を左右一対の走行装置(3、3)駆動用のホイール軸(11L、11R)のいずれか一方又は両方へ同時に伝達するためにサイドクラッチ軸(41L,41R)に設けたサイドクラッチ装置(25)と、左右一対のサイドギア(55L、55R)を差動機構支持軸(50)の外周に有する差動機構(6)と、旋回時に前記差動機構(6)を制御して前記サイドクラッチ装置(25)から伝達される動力を旋回側の走行装置(3)に伝達する旋回用クラッチ(82)と直進時に前記差動機構(6)を制御して前記サイドクラッチ装置(25)から伝達される動力を左右両側の走行装置(3、3)に伝達する直進用クラッチ(81)を有するクラッチ軸(70)とを備えた走行ミッション装置(14)において、前記ホイール軸(11L、11R)と差動機構支持軸(50)を走行ミッション装置(14)の側面視で略同じ高さに配置し、前記クラッチ軸(70)に遊嵌する第1円筒状回転体(72)と、該第1円筒状回転体(72)の外周に遊嵌する第2円筒状回転体(74)を設け、前記サイドクラッチ軸(41L、41R)の左右方向の略中央に単一のセンターギア(40)を設け、該単一のセンターギア(40)に径の異なる外周ギア(40a)と第3ギア(40c)を一体に形成し、外周ギア(40a)は前記第1円筒状回転体(72)の第1ギア(72a)に、第3ギア(40c)は前記第2円筒回転体(74)の第2ギア(74a)にそれぞれ噛合し、前記第1円筒状回転体(72)とクラッチ軸(70)にスプライン嵌合した第3円筒状回転体(71)との間に摩擦板からなる前記直進用クラッチ(81)を設け、前記第2円筒状回転体(74)と第3円筒状回転体(71)との間に摩擦板からなる前記旋回用クラッチ(82)を設け、前記直進用クラッチ(81)と前記旋回用クラッチ(82)との間に直進用クラッチ(81)を入り方向に付勢する圧縮バネ(75)を設け、前記第3円筒状回転体(71)の外周に、前記直進用クラッチ(81)と圧縮バネ(75)と旋回用クラッチ(82)との間をそれぞれ仕切る第1円盤状プレート(76a)と第2円盤状プレート(76b)とを備えた円筒体(76)を設けた走行ミッション装置である。
請求項2記載の発明は、前記ホイール軸(11L、11R)と差動機構支持軸(50)の上方にサイドクラッチ軸(41L、41R)とクラッチ軸(70)をそれぞれ配置し、サイドクラッチ軸(41L、41R)とクラッチ軸(70)を走行ミッション装置(14)の側面視で略同じ高さに配置した請求項1記載の走行ミッション装置である。
請求項3記載の発明は、クラッチ軸(70)は差動機構支持軸(50)より後方に配置し、サイドクラッチ軸(41L、41R)はホイール軸(11L、11R)より後方に配置した請求項1記載の走行ミッション装置である。
請求項1記載の発明によれば、走行ミッション装置14の上下方向の長さが短くなる。また、差動機構を支持する差動機構支持軸50が駆動軸(ホイール軸)11L、11Rよりも低くないので、地上高を確保でき、特に、湿田での走行性能(泥押し防止)が向上する。
また、直進用クラッチ(81)と旋回用クラッチ(82)を同一軸であるクラッチ軸(70)に設けることにより両クラッチ(81)、(82)を択一的に操作できるので、構成が簡素化でき、安価になる。また両クラッチ(81)、(82)の切り替えのタイミングを機械的に調整できるので複雑な制御が不要となる。
請求項2記載の発明によれば、走行ミッション装置14の上下方向の大きさをコンパクトにできる。
請求項3記載の発明によれば、走行ミッション装置14の前後方向の大きさをコンパクトにできる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて具体的に説明する。
図1は本発明のコンバインの左側面図であり、図2は本発明のコンバインの右側面図である。
図1および図2に示すように、コンバイン1の車体フレーム2の下部側に土壌面を走行する左右一対の走行装置(以下、走行クローラと称す。)3を有する走行装置本体4を配設し、車体フレーム2の前端側に分草杆8を備えた刈取装置9が設けられている。刈取装置9は車体フレーム2の上方の支点を中心にして上下動する刈取装置支持フレーム7で支持されているので、コンバイン1に搭乗したオペレータが操縦席20の操向レバー21を前後に傾倒操作することにより、刈取装置支持フレーム7と共に上下に昇降する構成である。
車体フレーム2の上方には、刈取装置9から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送して脱穀、選別する脱穀装置10と該脱穀装置10で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク13が載置され、グレンタンク13の後部にオーガ15を連接して、グレンタンク13内の穀粒をコンバイン1の外部に排出する構成としている。
すなわち、コンバイン1はオペレータが操縦席20において主変速HSTレバー23および副変速レバー22を操作し、エンジン(図示せず)の動力を図3、図4に示す走行トランスミッションケース12内の主変速機の走行用HST18および副変速機24の歯車変速手段を介して変速し、左右の走行クローラ3、3に伝動して任意の速度で走行する。
また、コンバイン1は、オペレータが操縦席20において操向レバー21を左右に傾倒操作することにより各種旋回走行することができる。すなわち、操向レバー21をコンバイン1を旋回させようとする方向に傾倒操作することにより、図3に示す走行ミッションケース12内のサイドクラッチ44と旋回クラッチ82が作動し、左右のクローラ駆動スプロケット16L、16Rに選択的に伝動されるので、左右の走行クローラ3、3に速度差が与えられて走行方向の変更が行われる構成としている。
本実施の形態のコンバイン1の走行ミッション装置14を展開して示す断面図を図3に示し、図4に走行ミッション装置14の外観図を示す。また、図5に差動歯車装置のギアの回転数の関係図を示す。
走行ミッション装置14は、図3に示す出力軸17(A軸)、第一副変速軸27(B軸)、第二副変速軸33(C軸)、サイドクラッチ軸41(E軸)、ホイール軸11(F軸)からなる走行トランスミッション基本伝動系とカウンタ軸60(D軸)、クラッチ軸70(G軸)及び差動機構支持軸50(H軸)を備えた走行ミッション差動伝動系(補助伝動系)を備えている。
まず、走行ミッション装置14の走行トランスミッション基本伝動系を主に図3で説明する。
図示しないエンジンからの回転駆動力が走行用HST18に伝動され、正・逆転の切換えや変速回転動力が出力軸17(A軸)から出力される構成としている。そして、主変速レバー23により走行用HST18の増減速の変速と前後進(正・逆転の切換え)の切換えができる構成としている。
そして、操向レバー21を操作して、後述のサイドクラッチ44L、44Rの「入」・「切」と増減速の変速操作により差動歯車装置6を駆動させて旋回走行ができる構成としている。
走行ミッションケース12内には、副変速装置24とサイドクラッチ装置25と差動歯車装置6とギア変速装置19が設けられ、これらの装置の伝動下手側の左右のホイールシャフト11L、11Rから駆動スプロケット16L、16Rを介して左右の走行クローラ3、3を駆動する構成になっている。
副変速装置24は、走行用HST18の出力軸17(A軸)の広幅伝動ギア26からの動力が伝動される第一副変速軸27(B軸)上に一体に設けられた大ギア28と中ギア29と小ギア30と第二副変速軸33(C軸)上に設けられた変速大ギア34、変速中ギア35及び変速小ギア36から構成される。第一副変速軸27上に一体に設けられたギア28〜30は副変速レバー22の操作で第一副変速軸27の軸方向に摺動自在に軸装して変速可能に構成している。そして、上記第一副変速軸27は、端部を走行ミッションケース12から外側に延長して刈取伝動プーリ31(刈取PTOプーリ)を軸着して車速に同調した回転動力を刈取装置9などの回転各部に入力できる構成としている。
また、第二副変速軸33は、前記第一副変速軸27の伝動下手側に軸架し、変速大ギア34、変速中ギア35、変速小ギア36及び伝動ギア37をそれぞれ軸着している。第二副変速軸33の変速大ギア34は前記第一副変速軸27の小ギア30に噛合し、変速中ギア35は第一副変速軸27の中ギア29に噛合し、変速小ギア36は第一副変速軸27の大ギア28に噛合し、さらに伝動ギア37はカウンタ軸60の第一出力ギア61にも常時噛合している。
ギア変速装置19のカウンタ軸60にはサイドクラッチ軸41のセンタギア40の外周ギア40aに動力伝達するための第2出力ギア62が固着されている。
サイドクラッチ装置25は、上記カウンタ軸60の伝動下手側にセンターギア40を中心として、その左右にサイドクラッチ軸41L、41Rを備えている。サイドクラッチ軸41L、41R上にはそれぞれクラッチギア43L、43Rがスプライン係合しており、前記センターギア40にはクラッチギア43L、43Rが係合、解放可能な内周ギア40bを備えている。また、クラッチギア43L、43Rはスリーブ42L、42R上にスプライン係合し、さらに、スリーブ42L、42Rは左右のサイドクラッチ軸41L、41R上にそれぞれ遊嵌している。スリーブ42L、42Rの外周ギア45L、45Rにそれぞれホイールシャフトギア48L、48Rが常時係合しているのでクラッチギア43L、43Rとセンタギア40の内周ギア40bがそれぞれ係合しているとスリーブ42L、42Rが回転し、その外周ギア45L、45Rからホイールシャフトギア48L、48Rを介して左右の走行クローラ3、3に動力が伝達される。
ギアドック式に噛合したクラッチギア43L、43Rとセンタギア40の内周ギア40bからなる構成をそれぞれサイドクラッチ44L、44Rと呼ぶことにする。
また、スリーブ42L、42Rと走行ミッションケース12との間にそれぞれスプリング49L、49Rが設けられ、このスプリング49L、49Rによりスリーブ42L、42Rは常時センターギア40側に付勢されているが、それぞれシフタ47L、47Rでスプリング49L、49Rの付勢力に打ち勝つ方向に移動可能な構成になっている。
シフタ47L、47Rは直進走行時には作動せず、サイドクラッチ44L、44Rが共に係合した状態であるので、左右の走行クローラ3、3が等速回転する。また所望の旋回方向に操向レバー21を操作することでシフタ47L又は47Rが作動して、サイドクラッチ44L又は44Rの係合と解放が選択され、エンジン動力が左又は右の走行クローラ3、3に伝達され、所望の方向に回転する。
センタギア40の外周ギア40aはクラッチ軸70(G軸)上に設けられる円筒回転体72のギア72aおよび円筒回転体74のギア74aと常時噛合している。円筒状回転体72はクラッチ軸70に遊嵌しており、該円筒状回転体72とスプライン嵌合している円筒状回転体71との間で多板式摩擦板からなる直進用クラッチ81を構成している。なお、円筒状回転体71はクラッチ軸70とスプライン嵌合している。また、円筒状回転体72の外周には円筒状回転体74が遊嵌しており、該円筒状回転体74にはセンターギア40の第三のギア40cに常時係合している。また円筒状回転体74と円筒状回転体71との間で多板式摩擦板からなる旋回用クラッチ82を構成している。直進用クラッチ81と旋回用クラッチ82との間には圧縮バネ75が配置され、該圧縮バネ75の付勢力は直進用クラッチ81が「入」となるように設置されている。
また、円筒状回転体71の外周には直進用クラッチ81と圧縮バネ75と旋回用クラッチ82の間をそれぞれ仕切る円盤状プレート76a、76bを備えた円筒体76が一体化して設けられている。
油口77から圧油の導入がない場合には圧縮バネ75によって円筒状回転体71と円筒状回転体72との間で常時直進用クラッチ81が係合する「入」方向に付勢されている。直進用クラッチ81は常時「入」状態を保ち、旋回用クラッチ82は常時「切」状態を保っている。
油口77から圧油の導入があると、ピストン73と円筒体76がバネ75の付勢力に打ち勝って図3の左側方向にシフトし、直進用クラッチ81は解放(「切」状態)となり、旋回用クラッチ82が係合(「入」状態)になる。
直進用クラッチ81が「入」の場合はカウンター軸60の出力ギア61からの駆動力がサイドクラッチ軸41のセンターギア40の外周ギア40aと円筒状回転体72のギア72aを経由して円筒状回転体72、円筒状回転体71及びクラッチ軸70を回転させ、該クラッチ軸70にスプライン嵌合している伝動ギア78と、該伝動ギア78に常時係合している差動歯車装置6のリングギア53を回転させる。このとき旋回用クラッチ82が「切」であるのでセンターギア40の第三ギア40cに常時噛合している円筒状回転体74のギア74aの回転動力はクラッチ軸70には伝達されないで円筒状回転体74は空回りする。
また、旋回用クラッチ82が「入」の場合は、直進用クラッチ81が「切」となり、円筒状回転体72を空回りさせるが、このときセンターギア40の第三ギア40cからの駆動力が円筒状回転体74のギア74aを経由して円筒状回転体74と円筒状回転体71を回転させ、該回転体71の回転でクラッチ軸70を駆動させる。この結果、クラッチ軸70に固定された伝動ギア78が回転して、該伝動ギア78に常時係合している差動歯車装置6のリングギア53を回転させる。
差動歯車装置6には、中間ベベル歯車52の外周に設けたデフケース54と一体のリングギア53が設けられており、また、支持軸50には側部ベベル歯車51L、51Rが回転可能に支持されており、また、側部歯車51L、51Rには左右のサイドギア55L、55Rがそれぞれ固定している。これらサイドギア55L、55Rはそれぞれホイール軸11L、11Rのホイールシャフトギア48L、48Rに常時係合している。
図3から明らかなように直進用クラッチ81と旋回用クラッチ82を同一軸であるクラッチ軸70に設けることにより両クラッチ81、82を択一的に操作できるので、構成が簡素化でき、安価になる。また両クラッチ81、82の切り替えのタイミングを機械的に調整できるので複雑な制御が不要となる。
上記構成からなる走行ミッション装置14のギア機構において、コンバインの直進時はサイドクラッチ装置25の左右のサイドクラッチ44L、44Rが共に係合したままであり、エンジン動力は副変速装置24の第二副変速軸33とカウンタ軸60に伝達され、カウンタ軸60の出力ギア62を経由してセンターギア40に伝達される。センターギア40にはサイドクラッチ軸41L、41Rが共に係合しているので、該センターギア40の回転力はサイドクラッチ軸41L、41Rと共に回転するスリーブ42L、42Rの外周ギア45L、45Rに常時係合しているホイールシャフトギア48L、48Rに伝達され左右の走行クローラ3が共に回転する。
また所望の旋回方向に操向レバー21を操作することでシフタ47L又は47Rが作動して、サイドクラッチ44L又は44Rの係合と解放が選択され、エンジン動力が左又は右の走行クローラ3、3に伝達され、所望の方向に回転する。
すなわち、左側の走行系が駆動されるとセンターギア40から伝動される動力はクラッチギア43Lからホイールシャフトギア48L、ホイールシャフト11L及び左駆動スプロケット16Lを順次回転させて左走行クローラ3を駆動する。
同様に右側の走行系ではセンターギア40の動力はクラッチギア43Rからホイールシャフトギア48R、ホイールシャフト11R及び駆動スプロケット16Rを順次回転させ右走行クローラ3を駆動する。
副変速レバー22の作動で副変速シフタステー(図示せず)が副変速装置24の第一副変速軸27のギア28、29、30とそれぞれ対応する第二副変速軸33のギア34、35、36のいずれかの組のギア同士を噛合させて、適切な速度段で直進走行ができる。
このとき直進用クラッチ81は「入」で、旋回用クラッチ82は「切」であり、直進時の差動歯車装置6の状態は次の通りである。
(イ)サイドクラッチ装置25の左右のサイドクラッチ軸41L、41Rの伝動ギア45L、45Rを経由してホイールシャフトギア48L、48Rが共に回転しているので、ホイールシャフトギア48L、48Rがそれぞれ噛合しているサイドギア55L、55Rは同じ方向に共に等速回転する。従って、サイドギア55L、55Rとそれぞれ一体回転するサイドギア51L、51Rを介してデフケース54と該デフケース54と一体のリングギア53も同じ方向に回転する。
さらに、(ロ)第二副変速軸33の駆動力がカウンタ軸60の出力ギア61、直進用クラッチ81の円筒状回転体72のギア72a、直進用クラッチ81、円筒状回転体71、クラッチ軸70、伝動ギア78及びリングギア53に順次動力伝達される。
このようにリングギア53は上記(イ)、(ロ)の二系統から回動されるので上記(イ)、(ロ)の二系統からのリングギア53への変速比を同じに設定する。従ってサイドクラッチ44L又は44Rを「切」にしたとき、上記(ロ)の伝動系統からの動力がリングギア53からサイドギア55L、55Rとホイールシャフトギア48L、48Rにそれぞれ伝わるので、ショックが防止される。
次に前記ギア機構の左旋回時の作動について説明する。
操向レバー21を左側に傾斜させることで、シフタ47Lを作動させ、サイドクラッチ44Lを「切」にすると、図示しない機構により油口77から圧油が導入され、ピストン73と円筒体76が図3の左方向に移動する。この移動により直進用クラッチ81を「切」として、旋回用クラッチ82を「入」とする。サイドクラッチ44Rの係合でセンターギア40の第三のギア40cの回転で旋回用クラッチ82の円筒状回転体74の外周に設けられた対応するギア74a等を経由させてリングギア53を駆動させる。
旋回用クラッチ82は、その多板式摩擦板を油圧力を無段階的(連続的)に設定された旋回モードまで制御することができる。なお、この旋回用クラッチ82の摩擦板の油圧力の制御は操縦席20に設けた操向レバー21に付属するポテンショメータ(図示せず)で検出・出力される傾動角度の制御で行うことができる。
センターギア40の第三のギア40cと円筒状回転体74のギア74aの変速比の関係により、例えば旋回用クラッチ82を完全に接続させた場合にサイドギア55Lの回転数はサイドクラッチ44R側のサイドギア55Rの回転数の−1/3になり、急旋回(スピンターン)状態になるように設定しているので、緩旋回からブレーキ旋回と急旋回が可能になっている。
すなわち、図5に示すように左旋回時にはサイドクラッチ44Rが「入」状態であるので、ホイールシャフトギア48Rの回転がサイドギア55Rに伝動され、サイドギア55Rの回転数は一定となるが、リングギア53の回転数が旋回用クラッチ82の摩擦力が強くなるに従い減速して行くと、それに比例してサイドギア55Lの回転数が減少していく。リングギア53の回転数がサイドギア55Rの1/2になると、サイドギア55Lはゼロ回転となり、サイドギア55Lからホイールシャフトギア48Lを経由する回転数がゼロになり、左走行クローラ3にブレーキが利いているのではないが左走行クローラ3が回転しない、いわゆるブレーキ旋回が行われる。
さらにリングギア53が減速していくと、サイドギア55Rの回転方向に対してサイドギア55Lは逆転回転をして左走行クローラ3が逆回転し、いわゆる急旋回が行われる。
サイドギア55Rの回転数に対してサイドギア55Lの逆転回転数は、ギア62とギア72aの変速比を図5の点Xに設定していると、サイドギア55Lがサイドギア55Rに対して−1/3スピンターンまで実行可能な逆転回転数まで設定が可能である。
また、右旋回選択時はサイドクラッチ44Rを「切」にすることで、前記左旋回と全く逆の作動が走行ミッション装置14で行われる。
上記したような副変速装置24と旋回用クラッチ82との間に比較的簡単な構成のギア変速装置19を介装し、旋回用クラッチ82の摩擦板の係合圧を調整することで、緩旋回からブレーキ旋回及び−1/3の急旋回まで実行可能な状態に切り替えられるようにした。
このとき図5で直線で示すサイドギア55Lの回転数及びサイドギア55Rの回転数はグレードの高い速度センサをサイドギア55L、55Rの近傍に設けていないと測定できない。
汎用の回転センサでは図5の0rpm近傍(斜線部)の回転数を計測できなかったり、正回転か逆回転か判断ができない。従って汎用センサを設置している場合には、旋回モードの進行中のそのとき時の旋回状態が緩旋回であるのか、ブレーキ旋回であるのか、急旋回であるのかは左右のサイドクラッチ軸41L、41Rのギア45L、45Rだけに設けたギア回転数センサだけでは分からない。
しかし、最低限リングギア53の回転数(旋回内側の走行クローラ3の回転数に相当)と第二副変速軸33の伝動ギア37の回転数(旋回外側の走行クローラ3の回転数に相当)をそれぞれ測定するセンサだけを用いれば、左右のサイドクラッチ軸41L、41Rのギア45L、45Rの回転数センサがなくても図6に示すようにリングギア53の回転は必ず一方向にしか回転しないだけでなく、ゼロ回転にもならないので安価なセンサを用いて、緩旋回か、ブレーキ旋回か、急旋回かを見分けることができる。
なお、図6では旋回外側の走行クローラ3の回転数に相当する第二副変速軸33の伝動ギア37の回転数は一定である。
図4に示すように走行ミッション装置14は、側面視でホイール軸(F軸)11L、11Rと差動装置6の支持軸(H軸)50の地上からの高さがほぼ同一となるように構成したので、走行ミッション装置14の高さが低く構成できる。また、ホイール軸(F軸)11より差動装置6の支持軸(H軸)50の地上高さが低くなりすぎないので、最低地上高さが確保でき、走行性能も向上し、走行ミッション装置14がコンパクトな構成となる。
また、側面視でサイドクラッチ軸(E軸)41L、41Rとクラッチ軸(G軸)70の地上高さもほぼ同一とすることでも、走行ミッション装置14の高さが低く構成でき、コンパクトな構成となる。
上記したホイール軸(F軸)11、差動機構支持軸(H軸)50、サイドクラッチ軸(E軸)41L、41R及びクラッチ軸(G軸)70の位置関係が走行ミッション装置14の側面視で菱形形状となるので、サイドクラッチ軸(E軸)41L、41Rの後方にクラッチ軸(G軸)70が配置でき、ホイール軸(F軸)11の後方に支持軸(H軸)50を配置できるので、走行ミッション装置14の地上高さ及び前後方向長さを小さく、コンパクトに構成できる。もし、支持軸(H軸)50とクラッチ軸(G軸)70とが同じ上下方向位置にあり、ホイール軸(F軸)11とサイドクラッチ軸(E軸)41L、41Rが同じ上下方向位置にあると、刈取装置9が前方に突出する構成になるので、上記した構成により、少しでも高さ方向の大きさを小さくし、かつ刈取装置9を含めてコンバインをコンパクトにすることができる。
図7にはクラッチ軸(G軸)70部分の拡大図を示すが、旋回負荷が直進負荷より大きいことから、直進クラッチ81のトルク伝達容量より旋回クラッチ82のトルク伝達容量を大きくしてある。
また、クラッチ軸70の同軸上に直進クラッチ81と旋回クラッチ82とを設け、単一の油圧ピストン73にて作動させる。また、旋回クラッチ82とプレート76bの間にクリアランスCを設けているので、直進クラッチ81と旋回クラッチ82が同時に作用することを確実に防止でき、サイドクラッチ44L、44Rの「切」状態を確実に設けることができる。また、このクリアランスCがあることで各クラッチ81、82の摩擦板の耐久性がクリアランスCがない場合に比較して向上する。
また、旋回クラッチ82による旋回度合いを調整するためにクラッチ接続圧を調整するダイヤル(図示せず)を1個設け、このダイヤルで左右ホイール軸11L、11Rに共通する旋回度合いの調整と、左右ホイール軸11L、11Rの旋回度合いの差の調整の両方の調整を行える構成にすると旋回クラッチ82の摩耗等に起因する左右旋回の変化はダイヤル操作で調整できるので、メンテナンス性が高まる。
なお、前記調整度合いは、その時のダイヤル値を不揮発性メモリに記憶しておき、コンピュータ制御で行うと一度調整した後は、ほとんど調整する必要がない。
なお、カウンタ軸60(D軸)は着脱自在であり、機種により、その装着と非装着が選択される。これはHST18からの出力軸17の回転方向「及び」刈取装置伝動プーリ31への出力軸である第一副変速軸27の回転方向が他の駆動軸と同じ機種と異なる機種の両方に本実施例の走行ミッションケース12を共用できるようにするためにカウンタ軸60(D軸)をサイドクラッチ軸41(E軸)の上手側にレイアウトすることもできる。
この場合には、図8の走行ミッション展開断面図と図9の走行ミッションケースの外観図にカウンタ軸60(D軸)を用いない場合の構成を示す。このとき第二副変速軸(C軸)33の伝動ギア37を当該軸33の中央部に配置して、サイドクラッチ装置25のセンターギア40の外周ギア40aと伝動ギア37が噛合可能な配置関係にしておく。
こうして、機種によってHST18からの出力軸17の回転方向と第一副変速軸27の回転方向が、その他の伝動軸、例えば第二副変速軸33(C軸)、サイドクラッチ軸41(E軸)、クラッチ軸70(G軸)、差動機構支持軸50(H軸)及びホイール軸11(F軸)と同じ機種と異なる機種の両方に適用できる走行ミッション装置14とすることができる。
図10に示すようにクラッチ軸70の油圧ピストン73の反対側に、駐車ブレーキ部84を設けることができる。この駐車ブレーキ部84で直進クラッチ81と旋回クラッチ82の摩擦板を全て油圧ピストン73側に押圧することでクラッチ軸70の回転が不能になる。
この駐車ブレーキ部84を操作席20側に設けたブレーキペタル85を踏み込むことでワイヤ86とブレーキアーム88で作動させる構成にすると、駐車ブレーキ部84からブレーキペタル85までのワイヤ86の長さも短くてすみ、これら連繋部の構成も簡素にできる。
さらに図11に示すように、走行ミッションケース12の後方部の上下二カ所の係止部12a、12bに走行フレーム2に支持されるように支持部材90を設けることが望ましい。
またホイールギア部91L、91Rにも走行フレーム2に支持される留め具92を複数設けることが望ましい。ホイールギア部91L、91Rの両端部には走行クローラ3の張力が後方向に掛かり、走行ミッションケース12の前方向へはギア反力が発生するので、これらの力を前記支持部材で支持することができる。とくに走行ミッションケース12の後方部の上下二カ所に走行フレーム2に支持されるように支持部材を設けることで、従来のような過度な強度アップの部材を設ける必要がなくなり、コストダウンにもつながる。
また前記支持部材90により、ホイールギア部91L、91Rのたわみ、ホイールギヤ等の歯当たりが悪くなって破損することもなくなる。
本発明は、コンバインなどの走行車両の走行ミッション装置に提供できる。
本発明の実施の形態のコンバインの左側面図である。 図1のコンバインの右側面図である。 図1のコンバインの走行トランスミッション装置の展開断面図の一部を示した図である 図3の走行ミッションの外観図である。 図3の走行ミッション装置の差動歯車装置のギアの回転数の関係図である。 図3の走行ミッション装置の差動歯車装置のリングギアの回転数の関係図である。 図1のコンバインの直進クラッチと旋回用クラッチ部分の構成図である。 図1のコンバインの他の走行トランスミッション装置の展開断面図の一部を示した図である 図8の走行ミッションの外観図である。 図1のコンバインのクラッチ軸部の構成図である。 図1のコンバインの走行ミッション装置の車体基部への取付図である。
符号の説明
1 コンバイン 2 車体フレーム
3 走行装置(走行クローラ) 4 走行装置本体
6 差動機構 7 刈取装置支持フレーム
8 分草杆 9 刈取装置
10 脱穀装置
11L、11R ホイール軸(F軸)
12 走行トランスミッションケース
12a、12b 係止部 13 グレンタンク
14 走行ミッション装置 15 オーガ
16L、16R クローラ駆動スプロケット
17 出力軸(A軸) 18 走行用HST
19 ギア変速装置 20 操縦席
21 操向レバー 22 副変速レバー
23 主変速レバー 24 副変速装置
25 サイドクラッチ装置 26 広幅伝動ギア
27 第一副変速軸(B軸) 28 大ギア
29 中ギア 30 小ギア
31 刈取伝動プ−リ 33 第二副変速軸(C軸)
34 変速大ギア 35 変速中ギア
36 変速小ギア 37 伝動ギア
40 センタ−ギア 40a 外周ギア
40b 内周ギア 40c 第三ギア
41L、41R サイドクラッチ軸(E軸)
42L、42R スリーブ 43L、43R クラッチギア
44L、44R サイドクラッチ
45L、45R 外周ギア 47L、47R シフター
48L、48R ホイールシャフトギア
49L、49R スプリング 50 差動機構支持軸(H軸)
51L、51R 側部ベベル歯車
52 中間ベベル歯車 53 リングギア
54 デフケース 55L、55R サイドギア
56L、56R プッシュシリンダー
57 刈取シリンダー 60 カウンタ軸(D軸)
61、62 出力ギア 70 クラッチ軸(G軸)
71、74 円筒状回転体 72 円筒状回転体
72a 円筒状回転体ギア 73 ピストン
74 円筒状回転体 74a ギア
75 圧縮バネ 76 円筒体
76a、76b プレート 78 伝動ギア
77 油口 81 直進用クラッチ
82 旋回用クラッチ 84 駐車ブレーキ部
85 ブレーキペタル 86 ワイヤ
88 ブレーキアーム 90 支持部材
91 ホイールギア部 92 留め具

Claims (3)

  1. エンジンからの駆動力が走行用HST(18)および副変速装置(24)により変速されて得られた動力を左右一対の走行装置(3、3)駆動用のホイール軸(11L、11R)のいずれか一方又は両方へ同時に伝達するためにサイドクラッチ軸(41L,41R)に設けたサイドクラッチ装置(25)と、左右一対のサイドギア(55L、55R)を差動機構支持軸(50)の外周に有する差動機構(6)と、旋回時に前記差動機構(6)を制御して前記サイドクラッチ装置(25)から伝達される動力を旋回側の走行装置(3)に伝達する旋回用クラッチ(82)と直進時に前記差動機構(6)を制御して前記サイドクラッチ装置(25)から伝達される動力を左右両側の走行装置(3、3)に伝達する直進用クラッチ(81)を有するクラッチ軸(70)とを備えた走行ミッション装置(14)において、
    前記ホイール軸(11L、11R)と差動機構支持軸(50)を走行ミッション装置(14)の側面視で略同じ高さに配置し、
    前記クラッチ軸(70)に遊嵌する第1円筒状回転体(72)と、該第1円筒状回転体(72)の外周に遊嵌する第2円筒状回転体(74)を設け、
    前記サイドクラッチ軸(41L、41R)の左右方向の略中央に単一のセンターギア(40)を設け、該単一のセンターギア(40)に径の異なる外周ギア(40a)と第3ギア(40c)を一体に形成し、外周ギア(40a)は前記第1円筒状回転体(72)の第1ギア(72a)に、第3ギア(40c)は前記第2円筒回転体(74)の第2ギア(74a)にそれぞれ噛合し、前記第1円筒状回転体(72)とクラッチ軸(70)にスプライン嵌合した第3円筒状回転体(71)との間に摩擦板からなる前記直進用クラッチ(81)を設け、前記第2円筒状回転体(74)と第3円筒状回転体(71)との間に摩擦板からなる前記旋回用クラッチ(82)を設け、
    前記直進用クラッチ(81)と前記旋回用クラッチ(82)との間に直進用クラッチ(81)を入り方向に付勢する圧縮バネ(75)を設け、
    前記第3円筒状回転体(71)の外周に、前記直進用クラッチ(81)と圧縮バネ(75)と旋回用クラッチ(82)との間をそれぞれ仕切る第1円盤状プレート(76a)と第2円盤状プレート(76b)とを備えた円筒体(76)を設けたことを特徴とする走行ミッション装置。
  2. 前記ホイール軸(11L、11R)と差動機構支持軸(50)の上方にサイドクラッチ軸(41L、41R)とクラッチ軸(70)をそれぞれ配置し、サイドクラッチ軸(41L、41R)とクラッチ軸(70)を走行ミッション装置(14)の側面視で略同じ高さに配置したことを特徴とする請求項1記載の走行ミッション装置。
  3. クラッチ軸(70)は差動機構支持軸(50)より後方に配置し、サイドクラッチ軸(41L、41R)はホイール軸(11L、11R)より後方に配置したことを特徴とする請求項1記載の走行ミッション装置。
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