JP2003002227A - 走行装置 - Google Patents

走行装置

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JP2003002227A JP2001191582A JP2001191582A JP2003002227A JP 2003002227 A JP2003002227 A JP 2003002227A JP 2001191582 A JP2001191582 A JP 2001191582A JP 2001191582 A JP2001191582 A JP 2001191582A JP 2003002227 A JP2003002227 A JP 2003002227A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の走行トランスミッション基本伝動系を
備えた走行系に、差動歯車装置を備えた走行トランスミ
ッション補助伝動系を組み替えることが可能な走行装置
を提供すること。 【解決手段】 左右一対の車軸(11L、11R)への
走行駆動力を伝動する断続を行う左右のサイドクラッチ
(44L、44R)を含む変速用歯車機構を備えた走行
トランスミッション基本伝動系と、前記左右のサイドク
ラッチ(44L、44R)とそれぞれ連動する各ギア
(8L、8R)間に亘って設けられた差動変速機構とを
備えた走行装置において、前記差動変速機構は、前記左
右サイドクラッチ(44L、44R)にそれぞれ連動す
る各ギア(8L、8R)からの動力を受けて左右一対の
車軸(11L、11R)への走行駆動力をそれぞれ緩旋
回、ゼロ旋回又は逆転旋回させる差動歯車装置6を備え
た変速変速伝動系からなり、該差動変速機構を走行トラ
ンスミッション基本伝動系に対して着脱可能にした走行
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラを走行手
段とする作業機などの走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クローラを走行手段とする作業機などの
走行装置として、農業用のコンバインを例に従来の技術
を説明する。コンバインはクローラを構成する無限履帯
の接地面積を広くし、水田など軟弱な圃場でも自由に走
行して刈取作業などの農業作業を可能としている。
【0003】コンバインは動力源としてエンジンを搭載
し、エンジンの発生する動力をコンバインの走行、刈
取、脱穀などに使用するが、そのクローラは、エンジン
の動力を走行トランスミッションにより変速して伝動し
て駆動する。走行トランスミッションは、静油圧式無段
変速装置(以下、無段変速装置をHSTという)、歯車
列機械的変速手段、差動歯車装置、クラッチ手段、ブレ
ーキ手段などにより構成されている。
【0004】コンバインを直進走行させるときは、左右
一対のクローラを等速で駆動し、コンバインを左右に旋
回させるときは、左右のクローラに速度差を与えて駆動
し、高速側のクローラを外側に、低速側、停止側または
後退側のクローラを内側とする旋回が可能な構成として
いる。
【0005】コンバインを用いて圃場に植立する穀稈の
刈取及び脱穀などを行うことにより、収穫作業の省力化
と能率化が進展してきた。コンバインは走行装置として
クローラを用いるために、その運転操作は必ずしも容易
ではなかったが、コンバインの走行トランスミッション
に無段階変速できる走行用油圧無段変速装置(以下、走
行用HSTという)および旋回用の油圧無段変速装置
(以下、旋回用HSTという)を用いることにより、コ
ンバインの走行、操舵の運転操作はきわめて容易に行え
るようになった。
【0006】さらに差動歯車装置を備えた走行トランス
ミッション補助伝動系を備えた構成を用いて微速前進時
の旋回確実性を向上させたコンバインが提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】差動歯車装置を備えた
走行トランスミッション伝動系を備えたコンバインは、
その旋回操作性が従来のコンバインに比較して良い利点
はあるが、製造コストが高くなり、コンバインが高価格
になる欠点があった。
【0008】そこで、本発明の課題は従来の走行トラン
スミッション基本伝動系を備えた走行系に、走行トラン
スミッション基本伝動系をそのままにして、差動歯車装
置を備えた走行トランスミッション補助伝動系を組み付
けることが可能な走行装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって解決される。請求項1の発明は、エンジン
からの駆動力を左右一対の車軸(11L、11R)へ断
続的に伝動可能な左右のサイドクラッチ(44L、44
R)を含む変速用歯車機構を備えた走行トランスミッシ
ョン基本伝動機構と、前記左右のサイドクラッチ(44
L、44R)とそれぞれ連動する各ギア(8L、8R)
を設け、該各ギア(8L、8R)間に亘って設けられた
差動変速機構を備えた走行装置において、前記差動変速
機構は、前記各ギア(8L、8R)からの動力を受けて
左右一対の車軸(11L、11R)への走行駆動力をそ
れぞれ緩旋回、ゼロ旋回又は逆転旋回させる変速伝動系
からなり、該差動変速機構を走行トランスミッション基
本伝動機構に対して着脱可能にした走行装置である。
【0010】本発明の請求項1記載の発明によれば、走
行トランスミッション補助伝動系を走行トランスミッシ
ョン基本伝動系に対して着脱することができ、新しい操
舵走行トランスミッションと従来型の操舵走行トランス
ミッションとを組替えできる。
【0011】また、請求項2の発明は、前記差動変速機
構として、前記各ギア(8L、8R)からの動力を受け
て回転する左右一対のサイドギア(9L、9R)と、各
サイドギア(9L、9R)に連結された差動軸(50
L、50R)と、該差動軸(50L、50R)の回転数
を変動させるデフケース(54)と、該デフケース(5
4)と一体回転するリングギア(53)を備えた差動歯
車装置6と、前記リングギア(53)に直進時の動力を
伝動する直進用クラッチ(81)と、旋回時に動力伝動
する旋回用クラッチ(82)を備え、直進用クラッチ
(81)及び旋回用クラッチ(82)には、前記2つの
クラッチ(81、82)を駆動させる同一の回転軸から
なるクラッチ軸(70)と、直進時及び旋回時にクラッ
チ軸(70)に選択的に動力をそれぞれ伝動できるカウ
ンタ軸(60)を備えたものである。
【0012】本発明の上記請求項2記載の発明によれ
ば、走行トランスミッション補助伝動系のカウンタ軸6
0(A軸)、クラッチ軸70(B軸)及び差動軸50
L、50R(C軸)を単一のケーシングに軸装すること
ができ、このケーシングを一つの単位として走行トラン
スミッション基本伝動系に対して容易に着脱することが
できる。
【0013】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
走行トランスミッション補助伝動系を走行トランスミッ
ション基本伝動系に対して着脱することにより、新しい
操舵操行トランスミッションと従来型の操舵操行トラン
スミッションとを組替えでき、両形態の走行トランスミ
ッション伝動系を低コストで生産することができる。
【0014】また本発明の請求項2記載の発明によれ
ば、走行トランスミッション補助伝動系のカウンタ軸6
0(A軸)、クラッチ軸70(B軸)及び差動軸50
L、50R(C軸)を単一のケーシングに軸装すること
ができ、このケーシングを一つの単位として走行トラン
スミッション基本伝動系に対して容易に着脱することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。本発明の実施の形態を図面を用いて説明
する。図1は本発明のコンバインの前面図であり、図2
は本発明のコンバインの左側面図である。
【0016】図1および図2に示すように、コンバイン
1の車体フレーム2の下部側に土壌面を走行する左右一
対の走行クローラ3を有する走行装置本体4を配設し、
車体フレーム2の前端側に分草具5を備えた刈取装置9
が設けられている。刈取装置9は車体フレーム2の上方
の支点を中心にして上下動する刈取装置支持フレーム
(図示せず)で支持されているので、コンバイン1に搭
乗したオペレータが操縦台20の操向レバー23を前後
に傾倒操作することにより、刈取装置支持フレーム(図
示せず)と共に上下に昇降する構成である。
【0017】車体フレーム2の上方には、刈取装置9か
ら搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送して脱穀、選別
する脱穀装置10と該脱穀装置10で脱穀選別された穀
粒を一時貯溜するグレンタンク13が載置され、グレン
タンク13の後部にオーガ15を連接して、グレンタン
ク13内の穀粒をコンバイン1の外部に排出する構成と
している。
【0018】すなわち、コンバイン1は、オペレータが
操縦室20において主変速HSTレバー21および副変
速レバー22を操作し、エンジン(図示せず)の動力を
図3、図4に示す走行トランスミッション14の主変速
機のHST18および副変速機24の歯車変速手段を介
して変速し、左右のクローラ3に伝動して任意の速度で
走行する。
【0019】また、コンバイン1は、オペレータが操縦
台20において操向レバー23を左右に傾倒操作するこ
とにより各種旋回走行することができる。すなわち、操
向レバー23をコンバイン1を旋回させようとする方向
に傾倒操作することにより、図3、図4に示す走行トラ
ンスミッション14内のクラッチが作動し、左右のクロ
ーラ駆動スプロケット25Lまたは25Rに選択的に伝
動されるので、左右のクローラ3、3に速度差が与えら
れて走行方向の変更が行われる構成としている。
【0020】本実施の形態のコンバインの走行ミッショ
ン装置14を展開して示す断面図を図3、図4に示し、
図5に走行ミッションケースの左側面図を示し、図6に
差動歯車装置のギアの回転数の関係図を示す。
【0021】走行ミッション装置14は、図3に示すa
〜e軸からなる走行トランスミッション基本伝動系と図
4に示すカウンタ軸60(A軸)、クラッチ軸70(B
軸)及び差動軸50L、50R(C軸)を備えている走
行トランスミッション補助伝動系を備えている。
【0022】本実施の形態のコンバインの走行ミッショ
ン装置14は図5の走行ミッションケースの左側面図に
示すようにカウンタ軸60(A軸)、クラッチ軸70
(B軸)及び差動軸50L、50R(C軸)からなる走
行トランスミッション補助伝動系統とa軸〜e軸からな
る走行トランスミッション基本伝動系とをそれぞれグル
ープ化して配置したことに特徴がある。
【0023】まず、走行ミッション装置14のa軸〜e
軸からなる走行トランスミッション基本伝動系を説明す
る。図示しないエンジンからの動力は走行用HST18
に伝動され、正・逆転の切換えや変速回転動力が出力軸
17(a軸)から出力される構成としている。そして、
主変速レバー21により走行用HST18の増減速の変
速と前後進(正・逆転の切換え)の切換えができる構成
としている。
【0024】そして、操向レバー23の操作により、後
述のサイドクラッチ44L、44Rの「入」・「切」に
より増減速の変速操作により差動歯車装置6の駆動によ
り旋回操行ができる構成としている。
【0025】そして、走行トランスミッションケース1
2内には、副変速装置24とサイドブレーキ7L、7R
と差動歯車装置6が設けられ、伝動下手側に軸架した左
右のホイールシャフト11L、11Rから駆動スプロケ
ット25L、25Rを介して走行クローラ(図示せず)
に動力を伝動する構成としている。
【0026】副変速装置24は、出力軸17の広幅伝動
ギア26からの動力が伝動される変速軸27(b軸)上
に一体に設けられた大ギア28と中ギア29と小ギア3
0と副変速軸33(c軸)上に設けられた変速大ギア3
4、変速中ギア35及び変速小ギア36から構成され
る。変速軸27上に一体に設けられたギア28〜30は
変速軸27の軸方向に摺動自在に軸装して変速可能に構
成している。そして、上記変速軸27は、端部をミッシ
ョンケース12から外側に延長して刈取伝動プーリ31
(刈取PTOプーリ)を軸着して車速に同調した回転動
力を後述する刈取前処理装置(図示せず)の回転各部に
入力できる構成としている。
【0027】そして、副変速軸33は、前記変速軸27
の伝動下手側に軸架し、前記小ギア30に噛合する変速
大ギア34、前記中ギア29に噛合する変速中ギア3
5、前記大ギア28に噛合する変速小ギア36及び後述
のブレーキ軸41L、41R(d軸)に動力を伝動する
センターギア40に噛合する伝動ギア37をそれぞれ軸
着している。
【0028】つぎに、左右のサイドブレーキ7L、7R
は、上記副変速軸33の伝動下手側の左右のブレーキ軸
41L、41R上に設けられている、ブレーキ軸41
L、41R上にはそれぞれクラッチギア43L、43R
がスプライン係合しており、前記センターギア40には
クラッチギア43L、43Rが係合、解放自在の内周ギ
アが備えられている。また、クラッチギア43L、43
Rはスリーブ42L、42R上にスプライン係合し、さ
らに、スリーブ42L、42Rは左右のブレーキ軸41
L、41R上にそれぞれ遊嵌している。
【0029】ギアドック式に噛合したクラッチギア43
L、43Rとセンタギア40の内周ギアからなる構成を
サイドクラッチ44L、44Rと呼ぶことにする。
【0030】また、ブレーキ軸41L、41R上にはス
リーブ42L、42Rがそれぞれ遊嵌しており、スリー
ブ42L、42Rと従動ギア8L、8Rがそれぞれ固着
している。そして従動ギア8L、8Rをそれぞれ固定し
ているスリーブ42L、42Rが左右従動側回転体45
L、45Rとそれぞれスプライン係合している。
【0031】左右従動側回転体45L、45Rはそれぞ
れミッションケース12との間に多数の摩擦板を介して
サイドブレーキ7L、7Rを構成している。スリーブ4
2L、42Rとミッションケース12との間にスプリン
グ49L、49Rが設けられ、スリーブ42L、42R
は常時センターギア40側に付勢されているが、それぞ
れシフター47L、47Rでスプリング49L、49R
の付勢力に打ち勝つ方向に移動可能な構成になってい
る。
【0032】クラッチギア43L、43Rはホイールシ
ャフトギア48L、48Rと常時係合していて、ギア4
8L、48Rにそれぞれ固定されたホイールシャフト1
1L、11Rを介して該ホイールシャフト11L、11
R(e軸)が固定されている駆動スプロケット25L、
25Rを回転させ、駆動スプロケット25L、25Rに
それぞれ固定された走行クローラを駆動する。
【0033】また、走行ミッション装置14のA軸〜C
軸から成る走行トランスミッション補助伝動系を説明す
る。走行トランスミッション補助伝動系は、前記センタ
ーギア40から動力伝動される入力ギア61を中央に設
けカウンター軸60(A軸)と直進用クラッチ81と旋
回用クラッチ82をそれぞれ備えたクラッチ軸70(B
軸)と差動歯車装置6の差動軸50L、50R(C軸)
を備えている。
【0034】センターギア40から動力伝動される入力
ギア61を中央に設けたカウンタ軸60には直進用クラ
ッチ81に動力伝達するための出力ギア62が固着され
ている。入力ギア61のカウンター軸60の取り付け部
とは反対側の側面側にそれぞれ設けられた爪クラッチ6
1a、63aを介して第二カウンタ軸63(A軸の一部
を構成している)が設けられており、該第二カウンタ軸
63にはシフターギア64がスプライン係合している。
該シフターギア64にはスピン入切クラッチ65が一体
的に設けられており、該スピン入切クラッチ65がミッ
ションケース12の内壁に設けられた爪クラッチ66と
係合自在になっている。また出力ギア62には円筒状回
転体73Rの外周面に設けられたギア69が常時係合し
ており、またシフターギア64には円筒状回転体73L
の外周面に固定されたギア68が常時係合している。
【0035】直進用クラッチ81と旋回用クラッチ82
を両側に備えたクラッチ軸70の中央部にはセンターギ
ア71が固定され、またその両側に直進用クラッチ係合
用と旋回用クラッチ係合用の回転体74R、74Lがそ
れぞれ設けられている。直進用クラッチ81と旋回用ク
ラッチ82のクラッチ軸70にはそれぞれ円筒状回転体
72R、72Lがそれぞれスプライン係合されており、
また、出力ギア62とシフターギア64は円筒状回転体
73R、73Lの外周ギア69、68にそれぞれ常時係
合しており、これら円筒状回転体72Rと円筒状回転体
73Rにそれぞれスプライン係合している多数の摩擦板
を設けて直進用クラッチ81を構成し、円筒状回転体7
2Lと円筒状回転体73Lにもそれぞれスプライン係合
している多数の摩擦板を設けて旋回用クラッチ82を構
成している。
【0036】また回転体74Rと円筒状回転体72Rと
の間には圧縮バネ75Rが設けられ、また回転体74L
と円筒状回転体72Lとの間にも圧縮バネ75Lがそれ
ぞれ設けられている。
【0037】クラッチ軸70はスラストベアリング76
でスラスト方向の支持がなされているが、油口77から
圧油の導入がない場合には圧縮バネ75L(バネの付勢
力、圧縮バネ75L>圧縮バネ75R)によって直進用
クラッチ81が「入」となる。油口77から圧油の導入
があると、クラッチ軸70とセンタギア71が図4の左
側に移動し、旋回用クラッチ82が「入」となる。この
とき、バネ75Lは圧縮される。バネ75Rは油圧力を
補助するために設けられている。
【0038】従って直進用クラッチ81は常時「入」状
態を保ち、旋回用クラッチ82は常時「切」状態を保っ
ている。油口77から圧油を導入してクラッチ軸70の
直進用クラッチ81側の端部を押圧することにより、ク
ラッチ軸70とセンタギア71を矢印A方向に移動させ
ると、直結クラッチ81は解放(「切」状態)となり、
旋回用クラッチ82が係合(「入」状態)となる。
【0039】センターギア71には差動歯車装置6のリ
ングギア53が常時係合している。差動歯車装置6は、
中間ベベル歯車52の外周に設けたデフケース54と一
体のリングギア53を設けており、また、左右一組の差
動軸50L、50Rには側部ベベル歯車51L、51R
がそれぞれ遊嵌しており、また、側部歯車51L、51
Rには左右のサイドギア9L、9Rがそれぞれ固定して
いる。これらサイドギア9L、9Rはそれぞれ従動ギア
8L、8Rに常時係合している。
【0040】上記構成からなるギア機構において、直進
時は左右のサイドクラッチ44L、44Rが係合したま
まであり、エンジン動力は副変速装置24の副変速軸3
3の伝動下手側のブレーキ軸41L、41Rと係合して
いるセンターギア40から左右の走行系に動力がそれぞ
れ伝動される。左側の走行系ではセンターギア40から
伝動される動力はクラッチギア43Lからホイールシャ
フトギア48L、ホイールシャフト11L、駆動スプロ
ケット25Lを順次回転させ、駆動スプロケット25L
に固定された走行クローラを駆動する。同様に右側の走
行系ではセンターギア40の動力はクラッチギア43R
からホイールシャフトギア48R、ホイールシャフト1
1R、駆動スプロケット25Rを順次回転させ、駆動ス
プロケット25Rに固定された走行クローラを駆動す
る。このとき直進クラッチ81は「入」で、旋回用クラ
ッチ82は「切」である。
【0041】また、直進時の差動歯車装置6の状態は次
の通りである。 従動ギア8L、8Rが共に回転しているので、サイ
ドギア9L、9Rは同じ方向に共に等速回転し、従っ
て、デフケース54と該デフケース54と一体のリング
ギア53も同じ方向にサイドギア9L、9Rと等速回転
する。さらに、センターギア40に常時係合する入力
ギア61から出力ギア62、円筒状回転体73R、直結
クラッチ81、円筒状回転体72R、クラッチ軸70、
センタギア71、リングギア53に順次動力伝達され
る。
【0042】このようにリングギア53は上記、の
二系統から回動されるので上記、の二系統からのリ
ングギア53への変速比を同じに設定する。従ってサイ
ドクラッチ44L又は44Rを「切」にしたとき、上記
の伝動系統からの動力がそれぞれ従動ギア8L、8R
に伝わるので、ショックが防止される。
【0043】次に前記ギア機構の右旋回時の作動につい
て説明する。操向レバー23を右側に傾斜させること
で、サイドクラッチ44Rを「切」にすると、図示しな
い機構により油口77から圧油が導入され、クラッチ軸
70が矢印A方向に移動する。クラッチ軸70の矢印A
方向への移動により直結クラッチ81を「切」として、
旋回用クラッチ82を「入」とする。これによりシフタ
ーギア64とギア68の変速比の関係によりリングギア
53の回転数が変化する。これはシフターギア64から
ギア68及び円筒状回転体73Lを経由して旋回用クラ
ッチ82の摩擦板、円筒状回転体72L、クラッチ軸7
0及びセンターギア71を順次経由してリングギア53
を回転させるが、シフターギア64とギア68の変速比
の関係によりリングギア53の回転数が決まるからであ
る。
【0044】図6に示すように右旋回時にはサイドクラ
ッチ44Lが「入」状態であるので、従動ギア8Lの回
転がサイドギア9Lに伝動され、サイドギア9Lの回転
数は一定となるが、リングギア53の回転数が旋回用ク
ラッチ82の摩擦力が強くなるに従い減速して行くと、
それに比例してサイドギア9Rの回転数が減少してい
く。リングギア53の回転数がサイドギア9Lの1/2
になると、サイドギア9Rはゼロ回転となり、サイドギ
ア9Rから従動ギア8R、スリーブ42R、クラッチギ
ア43R、ホイールシャフトギア48R、ホイールシャ
フト11R及び駆動スプロケット25Rを順次回転させ
ていた駆動力がゼロになり、右クローラにブレーキが利
いているのではないが右クローラが回転しない、いわゆ
るブレーキ旋回が行われる。
【0045】さらにリングギア53が減速していくと、
サイドギア9Rは逆転回転をして右クローラが逆回転
し、いわゆる急旋回が行われる。
【0046】ここで、旋回用クラッチ82が完全に接続
するとシフターギア64とギア68の変速比に基づく一
定回転数でリングギア53が回転するのでシフターギア
64とギア68の変速比をリングギア53の回転数がサ
イドギア9Lの1/2になるように設定することで前記
した、いわゆるブレーキ旋回までは可能であるが、急旋
回をできないようにすることが可能である。
【0047】こうして、デフケース54の回転数をサイ
ドギア9Lの1/2に固定できるため、サイドギア9R
側の差動軸50Rを確実に停止させ、これによって完全
なブレーキターン状態を得ることができる。このため、
急旋回するとコンバインが沈下したり、走行負荷が増大
するおそれがある湿田等での走行時に、急旋回を牽制す
ることができ、適応性が向上する。
【0048】また、サイドギア9Rはゼロ回転となるの
でクローラ3Rを持ち上げて行う右クローラの着脱作業
を安全に行うことができる。
【0049】また、シフターギア64とギア68の変速
比をリングギア53の回転数がサイドギア9Lの回転数
の1/2の状態に設定されている場合に、これを2/3
倍するようにシフターギア64とギア68の変速比を変
更すると、サイドギア9Rの回転数がサイドギア9Lの
回転数の1/3になるように設定でき、サイドギア9R
をサイドギア9Lの1/3の緩旋回までの旋回が可能に
なる。
【0050】ここで、旋回用クラッチ82の摩擦板を油
圧力の制御によって無段階的(連続的)に設定された旋
回モードまで制御をすることができる。なお、この旋回
用クラッチ82の摩擦板の油圧力の制御は操縦席に設け
た図示しない手動操作レバーで行うようにすることがで
きる。
【0051】また、シフターギア64とギア68の変速
比をリングギア53の回転数がサイドギア9Lの回転数
の1/3になるように設定することで、図6に示すよう
にサイドギア9Rをサイドギア9Lの1/3スピンター
ンにすることができ、コンバインは右急旋回できる。前
記サイドギア9Rをサイドギア9Lの1/3の急旋回ま
での旋回制御は、旋回用クラッチ82の摩擦板を油圧力
の制御を無段階的(連続的)に行うことで変速すること
ができる。
【0052】このとき、クラッチ軸70の回転数をセン
サで検出して油圧力の調整のフィードバックをすること
が必要である。
【0053】また、左旋回時にはサイドクラッチ44L
を「切」にすることで、前記右旋回時と同様の制御がで
きるので説明は省略する。
【0054】またシフタ67によりシフターギア64を
図面左方向にスライドさせて、係合状態の爪クラッチ6
1a、63aを解放(「切」)にして、さらに左方向に
スライドさせて爪クラッチ65、66を係合(「入」)
すると、シフターギア64の回転はゼロとなり、従って
リングギア53の回転もゼロになる。この状態は図6に
示すP点であり、サイドギア9L、9Rの間には回転数
が1:(−1)又は(−1):1の関係が成立し、左右
いずれかの急旋回が行われる。これを超倍地旋回と呼
ぶ。
【0055】なお、サイドブレーキ7L、7Rはカウン
タ軸60(A軸)、クラッチ軸70(B軸)及び差動軸
50L、50R(C軸)を設けるときには不要であり、
前記A軸、B軸、C軸が組み込まれていないときには設
けておき、ブレーキ旋回が可能にしておく。
【0056】このように本発明の実施の形態によれば、
少なくとも差動歯車装置6と直進用クラッチ81と旋回
用クラッチ82とカウンタ軸60のギア系からなる走行
トランスミッション補助伝動系を走行トランスミッショ
ン基本伝動系に対して着脱することにより、新しい操舵
走行トランスミッションと従来型の操舵走行トランスミ
ッションとを組替えできる。
【0057】このため、走行トランスミッション補助伝
動系に関係する部材を着脱するだけで、前記2種類の操
舵走行トランスミッション伝動系を適宜組替えることが
できるため、両形態の走行トランスミッション伝動系を
低コストで生産することができる。
【0058】このとき、図5に示すようにカウンタ軸6
0(A軸)、クラッチ軸70(B軸)及び差動軸50
L、50R(C軸)を走行トランスミッション基本伝動
系に対して着脱可能に構成する。なお、これら3軸を単
一のケーシングに軸装し、このケーシングごとミッショ
ンケースに対して構成するとよい。
【0059】また、本実施の形態のクラッチ軸70(B
軸)は直進用クラッチ81と旋回用クラッチ82とを同
一のクラッチ軸70上に配置しているため、該クラッチ
軸70(B軸)の摺動操作によって両クラッチ81、8
2を択一的に「入」作動できるように構成した。
【0060】直進用クラッチ81と旋回用クラッチ82
とを独立して「入」、「切」の操作をする構成とした場
合にはそれぞれ油圧シリンダ等のアクチュエータを必要
として高価になり、また、このように複数のアクチュエ
ータの切換タイミングを制御することは難しいが、本実
施の形態では低コストでクラッチ軸70(B軸)を構成
することができる。
【0061】また、両クラッチ81、82の切換タイミ
ングを機械的に調整することが可能であり、複雑な制御
を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のコンバインの前面図を
示す。
【図2】 本発明の実施の形態のコンバインの左側面図
を示す。
【図3】 本発明の実施の形態のコンバインの走行トラ
ンスミッション装置の展開断面図の一部を示す。
【図4】 本発明の実施の形態のコンバインの走行トラ
ンスミッション装置の展開断面図の一部を示す。
【図5】 図3、図4に示す走行ミッションケースの左
側面図を示す。
【図6】 本発明の実施の形態のコンバインの走行ミッ
ション装置の差動歯車装置のギアの回転数の関係図を示
す。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 車体フレー
ム 3 クローラ 4 走行装置本
体 5 分装具 6 差動歯車装
置 7L、7R サイドブレーキ 8L、8R 従
動ギア 9 刈取装置 9L、9R サ
イドギア 10 脱穀装置 11L、11R
ホイ−ルシャフト 12 走行トランスミッションケース 13 グレンタ
ンク 14 走行ミッション装置 15 オーガ 17 出力軸(a軸) 18 走行用H
ST 20 操縦室 21 主変速レ
バー 22 副変速レバー 23 操向レバ
ー 24 副変速装置 25L、25R
駆動スプロケット 26 広幅伝動ギア 27 変速軸
(b軸) 28 大ギア 29 中ギア 30 小ギア 31 刈取伝動
プ−リ 33 副変速軸(c軸) 34 変速大ギ
ア 35 変速中ギア 36 変速小ギ
ア 37 伝動ギア 40 センタ−
ギア 41L、41R ブレーキ軸(d軸) 42L、42R
スリーブ 43L、43R クラッチギア 44L、44R
サイドクラッチ 45L、45R 従動側回転体 47L、47R
シフター 48L、48R ホイールシャフトギア 49L、49R スプリング 50L、50R
差動軸(C軸) 51L、51R 側部ベベル歯車 52 中間ベベ
ル歯車 53 リングギア 54 デフケー
ス 60 カウンタ軸(A軸) 61 入力ギア 62 出力ギア 61a、63a
爪クラッチ 63 第二カウンタ軸(A軸) 64 シフター
ギア 65 スピン入切クラッチ 66 爪クラッ
チ 67 シフタ 68、69 ギ
ア 70 クラッチ軸(B軸) 71 センター
ギア 72L、72R 円筒状回転体 73L、73R
円筒状回転体 74L、74R 回転体 75L、75R
圧縮バネ 76 スラストベアリング 77 油口 81 直進用クラッチ 82 旋回用ク
ラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣田 幹司 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B043 AA03 AB02 BA02 BB14 DB04 DB05 DC01 EA02 2B076 AA03 BA03 CC02 DA03 DB06 DB08 3D042 AA06 AB10 AB11 CA01 CA04 CA09 CB01 CB20 3D052 AA18 AA19 BB08 DD04 EE01 FF01 JJ08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの駆動力を左右一対の車軸
    (11L、11R)へ断続的に伝動可能な左右のサイド
    クラッチ(44L、44R)を含む変速用歯車機構を備
    えた走行トランスミッション基本伝動機構と、 前記左右のサイドクラッチ(44L、44R)とそれぞ
    れ連動する各ギア(8L、8R)を設け、該各ギア(8
    L、8R)間に亘って設けられた差動変速機構を備えた
    走行装置において、 前記差動変速機構は、前記各ギア(8L、8R)からの
    動力を受けて左右一対の車軸(11L、11R)への走
    行駆動力をそれぞれ緩旋回、ゼロ旋回又は逆転旋回させ
    る変速伝動系からなり、該差動変速機構を走行トランス
    ミッション基本伝動機構に対して着脱可能にしたことを
    特徴とする走行装置。
  2. 【請求項2】 前記差動変速機構は、前記各ギア(8
    L、8R)からの動力を受けて回転する左右一対のサイ
    ドギア(9L、9R)と、各サイドギア(9L、9R)
    に連結された差動軸(50L、50R)と、該差動軸
    (50L、50R)の回転数を変動させるデフケース
    (54)と、該デフケース(54)と一体回転するリン
    グギア(53)を備えた差動歯車装置6と、前記リング
    ギア(53)に直進時の動力を伝動する直進用クラッチ
    (81)と、旋回時に動力伝動する旋回用クラッチ(8
    2)を備え、 直進用クラッチ(81)及び旋回用クラッチ(82)に
    は、前記2つのクラッチ(81、82)を駆動させる同
    一の回転軸からなるクラッチ軸(70)と、直進時及び
    旋回時にクラッチ軸(70)に選択的に動力をそれぞれ
    伝動できるカウンタ軸(60)を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の走行装置。
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CN110406372A (zh) * 2019-08-01 2019-11-05 上海爱驱汽车技术有限公司 多模式传动系统及控制方法与驱动模式切换装置

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