JPH05133445A - 刈取収穫機の伝動装置 - Google Patents

刈取収穫機の伝動装置

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JPH05133445A
JPH05133445A JP3293993A JP29399391A JPH05133445A JP H05133445 A JPH05133445 A JP H05133445A JP 3293993 A JP3293993 A JP 3293993A JP 29399391 A JP29399391 A JP 29399391A JP H05133445 A JPH05133445 A JP H05133445A
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JP
Japan
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clutch
main clutch
variable transmission
actuator
belt
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Application number
JP3293993A
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English (en)
Inventor
Teruo Minami
照男 南
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主クラッチを切りの走行中立における、坂道
での機体暴走のおそれや発進時のクラッチ入りタイミン
グのずれを解消し、廉価なベルト無段変速機構をコンバ
インの走行伝動用に良好に利用できるようにさせる。 【構成】 エンジン1の出力を、HSTに代えて駆動プ
ーリ18を割りプーリ構造としたベルト無段変速機構4
を介してミッション5に入力し、エンジン1とベルト無
段変速機構4とに亘って主クラッチ3付きのベルト伝動
機構2を架設し、、かつ、主クラッチ3をクラッチ入り
から切りには急速に切り換える電動モータ13駆動のデ
ッドポイント式の連続クラッチ操作機構Bを設けるとと
もに、主クラッチ3の切り作動に連動してミッション5
に備えられたブレーキAが作動するように、ブレーキA
と電動モータ13とを連動連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインや藺草ハー
ベスタ等の刈取収穫機の伝動装置に係り、詳しくは、静
油圧式無段変速装置(以下HSTと略称する)に代えて
廉価なベルト無段変速機構を採用する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】刈取収穫機では、例えば、実開平3−4
1256号公報で示されたコンバインのように、エンジ
ンの動力をHSTを介してミッションに入力する構造を
採っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したようにHST
に代えて廉価なベルト無段変速機構を介してエンジンと
ミッションとを伝動させる構造を採る場合には、ベルト
無段変速機構ではHSTのように中立操作しても伝動が
絶たれない、所謂「零速」での中立状態を現出させるこ
とが構造上不可のため、このベルト無段変速機構の伝動
上手側に位置するベルト伝動機構の主クラッチの切り操
作によって走行中立状態を現出させるようになる。そし
て、軽快な操作性を得るべく主クラッチの入切り操作を
アクチュエータで駆動させるに当たり、次のような問題
がある。すなわち、アクチュエータ駆動によってクラッ
チを入切りする構造では、入切り操作してから実際にク
ラッチが入切りされるまでにはアクチュエータの作動時
間分の時間遅れが発生するため、停止状態から主クラッ
チを入り操作すると同時に変速レバーを中立位置から高
速側に向けて操作し始めると、前記時間遅れのために最
低速からの発進ではなく、少し変速比が高速側に移行し
た状態でクラッチが繋がるようになって、前述したスム
ーズな発進状態の妨げとなるおそれがあり、クラッチ作
動時期が操縦者の意図する感覚から若干ずれて走行状態
がぎくしゃくすることが考えられる。本発明の目的は、
HSTに代えて採用するベルト無段変速機構故の上記問
題点を克服し、円滑な走行操作が得られるものを提供す
る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、エンジンの出力軸と伝動軸とに亘ってテンシ
ョン式の主クラッチを備えたベルト伝動機構を装備し、
伝動軸と走行用ミッションの入力軸とに亘って、これら
伝動軸と入力軸のいずれか一方に割りプーリを備えたベ
ルト無段変速機構を装備し、主クラッチのテンションア
ームに一端が枢支連結される連結ロッドの他端を、回転
自在なカム部材の先端部に枢支連結して、カム部材の回
転によるテンションアームの往復揺動によって主クラッ
チが連続して交互に入り切り操作される状態に構成する
とともに、カム部材を駆動回転する回転型のアクチュエ
ータを設けるに、カム部材のアクチュエータに対する先
行回転が許容される状態のワンウェイクラッチを介して
カム部材とアクチュエータとを連動させ、かつ、テンシ
ョンアームをクラッチ入り側に弾性付勢する弾性部材を
備えて、デッドポイント式の連続クラッチ操作機構を構
成し、ベルト無段変速機構が最低速状態であることを検
出する最低速検出手段と、主クラッチが切り状態である
ことを検出するクラッチ検出手段とを設け、ベルト無段
変速機構の最低速操作に伴って主クラッチが切り操作さ
れるように、最低速検出手段と、クラッチ検出手段と、
アクチュエータとを連係してあることを特徴とするもの
である。
【0005】
【作用】前記特徴構成によれば、ベルト無段変速機構を
最低速に操作すると自動的に主クラッチが切り操作され
るので、高速状態からいきなり中立操作されるとか、中
立状態からいきなり高速操作されることがなく、変速シ
ョックの少ないスムーズな発進及び停止挙動が得られる
はずであるが、前述したように、アクチュエータ駆動の
時間遅れに起因した不都合が生じて、意図したスムーズ
な発進状態が得られなくなる場合が存在する。しかしな
がら、本発明では次のようにしてその不都合が解消され
るようになる。すなわち、デッドポイント式の連続クラ
ッチ操作機構の働きにより、カム板は、主クラッチが切
りとなる回転位置からアクチュエータが僅かに駆動され
る(カム板が僅かに回動する)と、カム板がアクチュエ
ータによる回転に先行して急速に回転し、アクチュエー
タの作動によるクラッチ入り作動時間よりも早くクラッ
チ入りとなる状態がもたらされるようになる。故に、主
クラッチの入り操作と中立にある変速レバーの高速側に
向けての移動操作とを同時に操作すると、主クラッチが
直ちに入りとなって最低速もしくはほぼ最低速からの発
進状態を現出することが可能になる。
【0006】
【発明の効果】従って、アクチュエータ駆動による主ク
ラッチとブレーキとの連動操作を、ベルト無段変速機構
の最低速操作に基づいて作動させる工夫により、比較的
廉価に構成できる利点を備えた刈取収穫機の伝動装置
を、その主クラッチのアクチュエータ駆動操作故に生じ
る発進時のショックが連続クラッチ操作機構によって解
消して、操作簡単・容易であり、かつ、円滑で好ましい
発進及び停止状態が得られるようにできた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を刈取収穫機の一例
であるコンバインの場合について図面に基づいて説明す
る。図4にコンバインの伝動構造が示され、1はエンジ
ン、2は主クラッチ3付きのベルト伝動機構、4はベル
ト無段変速機構、5は走行用ミッション、6はクローラ
走行装置、7は脱穀装置、8は刈取部である。図1乃至
図3に示すように、主クラッチ3は、スプリング(弾性
部材に相当)11でベルト12を張り方向に付勢する揺
動式のテンションアーム9とローラ10で成り、電動モ
ータ(アクチュエータに相当)13で回転駆動されるカ
ム板(カム部材に相当)14と揺動アーム9とがロッド
15で連動連結されている。ベルト伝動機構2はエンジ
ン1の出力軸1aと中継軸(伝動軸に相当)16とに亘
って架設されるとともに、ベルト無段変速機構4は、中
継軸16とミッション5の入力軸17とに亘って架設さ
れ、駆動プーリ18を可動プーリ片と固定プーリ片とで
成る割り型プーリに、かつ、受動プーリ19を固定プー
リに構成してある。そして、可動プーリ片を軸方向に移
動操作するカム機構20の被操作アーム21と変速レバ
ー22とを連動連結してある。主クラッチ3は、カム板
14の回転によるテンションアーム9の往復揺動によっ
て連続して交互に入り切り操作される状態に構成されて
いるが、カム板14と電動モータ13とは、カム板14
の電動モータ13に対する図中矢印イ方向への先行回転
が許容される状態のワンウェイクラッチ31を介装して
あり、前述したスプリング11とによってデッドポイン
ト式の連続クラッチ操作機構Bを構成してある。また、
ミッション5には走行を停止させるためのブレーキAが
内装してあり、このブレーキAの操作片23と前記カム
板14とを融通バネ24を有した連結部材25で連動連
結してある。そして、変速レバー22が最低速位置ML
にあることを検出する中立スイッチ(最低速検出手段に
相当)26と、カム板14の回転位置を検出する2個の
検出スイッチ27,28と、制御装置29とを設けて制
御回路を構成してある。
【0008】作用を説明すると、変速レバー22を最低
速位置MLに操作すると常開型の中立スイッチ26がO
Nとなり、このとき常閉型の第1検出スイッチ27がカ
ム板14の操作部14aで操作されてのOFF、すなわ
ち主クラッチ3が入りであると、電動モータ13を駆動
させてカム板14を操作部14aが常閉型の第2検出ス
イッチ28をON操作する位置までスプリング11の付
勢力に抗して回転し、図1に示すように、主クラッチ3
を切り操作するとともに、ブレーキAが作動してクロー
ラ走行装置6を制動して走行を停止させるのである。そ
して、第2検出スイッチ(クラッチ検出手段に相当)2
8がONになっている主クラッチ切り状態で、発進する
べく変速レバー22を高速H側に操作すると中立スイッ
チ26がOFFとなって電動モータ13が駆動され、図
2に示すように、カム板14がその操作部14aが第1
検出スイッチ27をON操作する位置まで回転させて主
クラッチ3を入り操作するとともに、ブレーキAの作動
を解除する。このときカム板14は、クラッチ切り位置
から僅かに矢印イ方向に回転させられると、ワンウェイ
クラッチ31とスプリング11の付勢力によってカム板
14は電動モータ13の回転速度よりも速く回転移動
し、急速にクラッチ入り位置に操作されるようになるの
である。
【0009】〔別実施例〕上記実施例では、主クラッチ
3が変速レバー22の操作に連動して操作されるもので
あるが、主クラッチ操作用の専用レバーを別途備えたも
のに本発明を適用しても良い。尚、特許請求の範囲の項
に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記
入により本発明は添付図面の構成に限定されるものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】最低速操作時における伝動部の操作構造を示す
系統図
【図2】発進操作時における伝動部の操作構造を示す系
統図
【図3】ックラッチ操作機構の構造を示す側面図
【図4】コンバインの伝動系を示す図
【符号の説明】
1 エンジン 1a 出力軸 2 ベルト伝動機構 3 主クラッチ 4 ベルト無段変速機構 5 ミッション 9 テンションアーム 11 弾性部材 13 アクチュエータ 14 カム部材 15 連結ロッド 16 伝動軸 17 入力軸 18 割りプーリ 26 最低速検出手段 28 クラッチ検出手段 31 ワンウェイクラッチ B 連続クラッチ操作機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(1)の出力軸(1a)と伝動
    軸(16)とに亘ってテンション式の主クラッチ(3)
    を備えたベルト伝動機構(2)を装備し、 前記伝動軸(16)と走行用ミッション(5)の入力軸
    (17)とに亘って、これら伝動軸(16)と入力軸
    (17)のいずれか一方に割りプーリ(18)を備えた
    ベルト無段変速機構(4)を装備し、 前記主クラッチ(3)のテンションアーム(9)に一端
    が枢支連結される連結ロッド(15)の他端を、回転自
    在なカム部材(14)の先端部に枢支連結して、前記カ
    ム部材(14)の回転による前記テンションアーム
    (9)の往復揺動によって前記主クラッチ(3)が連続
    して交互に入り切り操作される状態に構成するととも
    に、前記カム部材(14)を駆動回転する回転型のアク
    チュエータ(13)を設けるに、前記カム部材(14)
    の前記アクチュエータ(13)に対する先行回転が許容
    される状態のワンウェイクラッチ(31)を介して前記
    カム部材(14)と前記アクチュエータ(13)とを連
    動させ、かつ、前記テンションアーム(9)をクラッチ
    入り側に弾性付勢する弾性部材(11)を備えて、デッ
    ドポイント式の連続クラッチ操作機構(B)を構成し、 前記ベルト無段変速機構(4)が最低速状態であること
    を検出する最低速検出手段(26)と、前記主クラッチ
    (3)が切り状態であることを検出するクラッチ検出手
    段(28)とを設け、前記ベルト無段変速機構(4)の
    最低速操作に伴って前記主クラッチ(3)が切り操作さ
    れるように、前記最低速検出手段(26)と、前記クラ
    ッチ検出手段(28)と、前記アクチュエータ(13)
    とを連係してある刈取収穫機の伝動装置。
JP3293993A 1991-11-11 1991-11-11 刈取収穫機の伝動装置 Pending JPH05133445A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102972157A (zh) * 2012-12-20 2013-03-20 龙口矿业集团有限公司 轮式自走收割机变速箱用无极变速轮
JP2020099282A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 株式会社クボタ コンバイン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102972157A (zh) * 2012-12-20 2013-03-20 龙口矿业集团有限公司 轮式自走收割机变速箱用无极变速轮
CN102972157B (zh) * 2012-12-20 2015-12-09 龙口矿业集团有限公司 轮式自走收割机变速箱用无极变速轮
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