JPH08208130A - 文書処理装置 - Google Patents
文書処理装置Info
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- JPH08208130A JPH08208130A JP7277502A JP27750295A JPH08208130A JP H08208130 A JPH08208130 A JP H08208130A JP 7277502 A JP7277502 A JP 7277502A JP 27750295 A JP27750295 A JP 27750295A JP H08208130 A JPH08208130 A JP H08208130A
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Abstract
る。 【解決手段】 上下の2段に重なるように配設したトレ
イと、それらの間に構築されたU字形の文書通過路に台
3の通路を付加して、両面文書にも適応出来る構成とし
た。完全なループを形成する文書通過路と、複数のドラ
イバーと、複数のセンサーによつて、連続する文書間の
ギャップを最小限に短縮し、高度の生産性と、制御性を
実現することが出来た。
Description
書処理装置において、連続給紙される文書の各シート間
の文書間ギャップ、すなわち、間隔を制御する改良され
たシステムに関する。
テムにおいては、初期状態の文書間ギャップの変動部分
を計測し、分散駆動方式の採用によって、一枚の文書シ
ートの、他のシートに対する相対的速度を自動的に調整
して、文書間ギャップを最適化された最小値の間隔とな
るように縮小して、それによって、文書処理装置の生産
性を最大限に高めている。実際に、希望している文書間
ギャップと初期状態の文書間ギャップとの間に存在する
変動部分(これらは、シートの分離−給紙装置によって
幾分変化することに留意すべきであるが)は、正確に計
測されることが出来、且つ、給紙中、撮像する前に、2
枚の文書間の距離が希望する文書間ギャップとなるよう
に、自動的に処理される。開示された実施例は、特に、
一群の文書シートに対する自動給紙装置を有し、電子的
に片面、もしくは、両面の複写を行うデジタル複写機、
スキャナー、及び/もしくは、ファクシミリ装置等の連
続処理装置類において適用されると、極めて小型化し、
且つ低価格化し、尚且つ、信頼度の高い文書給紙装置と
して極めて有効な装置である。
到る背景を見ると、文書給紙装置の生産性を最大限にす
るために、連続的に給紙され印刷される文書シート間の
文書間ギャップは、可能な限り短縮されることが重要で
ある。大きな文書間ギャップは不要空間と見なされ、従
って、文書から文書に移行するための損失時間であっ
て、そのために、全体の撮像時間率、もしくは、複写時
間率が低下するものと見なされる。この事実は、電子的
撮像装置、例えば、デジタル複写機、スキャナー、及び
/もしくは、ファクシミリ、その他のデジタル撮像装
置、もしくは、これらを組み合わせた装置類において
は、これらの文書撮像装置が非同期方式であるために、
特に顕著である。また、このことは、デジタル撮像用文
書給紙装置は、シート給紙と、及び/もしくは、より近
接した間隔(より少ないギャップ)を有する文書シート
給紙との間に、レンズ集光形の複写機よりも、より幅の
広い変動部分の自由度を有することが出来ることを示し
ており、その理由は、デジタル撮像システムにおいて
は、文書シートの給紙時間と複写シートの給紙時間とは
同期する必要が無いが、レンズ集光形複写機では、多く
の場合、必要となるからである。
文書間ギャップには、より余裕が有るとは言え、生産
性、もしくは、撮像時間率における損失は、なおさらに
重要なものとなり、高速且つ電子的に文書を最小限の時
間内で、そっくりそのままに、読み取る技術が、途方も
なく高価な文書給紙装置を使用せずに開発されることが
要請されている。一連の文書の中の、一枚の文書のイメ
ージの全てを、電子的に読み取る、全読取時間は、一般
に、文書入力スタックから撮像ステーションに到る給紙
路における、過剰な文書間ギャップの存在によって強く
影響される。また、両面事前照合複写(duplex
precollation reproductio
n)、もしくは、N頁から1頁までの文書給紙装置によ
るファクシミリ電送等の技術においては、第1頁目の印
刷、もしくは、電送を開始する前に、一連の文書の、全
頁の、全てのイメージを読み取り且つストアーして置く
のが望ましい、と言う厄介な事情がある。かくして、こ
のような場合には、全体の読取時間が、また、第1頁目
のコピーを出力する時間、もしくは、電送開始時間の遅
延時間に大きな影響を及ぼすことになる。
避けられない問題である。このことは、文書間ギャップ
の変動部分(文書給紙路での連続する頁の間隔)が大き
いことに起因し、シート分離/給紙装置の幾何学的構造
及び動作に基づく、正常にして且つ避け難い宿命とも言
えるものである。例えば、標準規格、または、普通のシ
ート遅延分離/給紙装置を使用している場合、文書シー
トは、スタック端の整合位置から、下流のシートを重ね
て置く(shingling)ための遅延給紙ニップの
所まで給紙される。1枚のシートの出口は、恐らく、こ
の遅延ニップから、20mmかそれ以上、スタックに収
納されているシートの整列位置から下流に位置している
ことになる。給紙信号が給紙装置に与えられた時、次に
供給されるべきシートは、上流のスタック整合端の位置
から、下流の遅延ニップの出口まで間のどこにでも位置
し得る。ここで、もし以前に行われた給紙によって、シ
ートが既にこの遅延ニップの中で、積み重ねが済んでい
たとすると、これはしばしば起こり得ることであるが、
次のシートは、下流の遅延ニップの位置から(素早く)
給紙され、上流のスタック端位置からは給紙されない。
かくして、そのシートを給紙するための開始信号が与え
られた時、給紙されるシートのスタート位置は、それぞ
れに、幾分異なるものとなり、それによって、文書が給
紙装置から排出される時間もそれに対応して変化を生ず
ることになる。
も、給紙されるシートの読取時間の変化に基づくものも
あり、時には、給紙装置内部での滑りによるものもあ
る。殆どの給紙装置は、読み取り、もしくは、小突き送
りローラーであれ、もしくは、給紙されるシート上に作
用する真空ベルト方式であっても、幾分かの滑りを有し
ており、また、特に、最初の引き込み、及びシートの加
速時に必要としている。また、この引き込み時間も、大
いに変動し得る。これは、連続する文書シートの先端
が、実際に給紙装置から排出されるまでの時間を、より
大きく変化させ、文書間ギャップに更に大きな変動を加
えている。その他の変動要因として、給紙装置内部の電
磁コイル、及びクラッチ等、操作のために必要な時間、
及び/もしくは、動作のために必要な時間の変動があ
る。(ひとたびシートの給紙が給紙装置によって、すべ
て終了してしまうと、給紙ロールは取り外されるが、滑
りや給紙に伴う変動要因は取り除けない。) しかし、文書処理装置の、もう一つの制約となっている
問題は、文書が移動している間に、文書の撮像が行われ
るような、文書撮像システムにおいては、定速度移送装
置、もしくは、CVT文書処理装置を除いて、撮像され
る文書の全ての部分が同じ定速度で移送されなければな
らないことである。このことは、撮像される文書は、撮
像の間中、その速度を変えることが出来ないことを意味
している。
も縮小されると、シートが密集して、給紙路の信頼度が
低下したり、また、文書の痛みが増大することになるで
あろう。例えば、シート間を区別するゲート開閉時間が
間に合わなくなったり、また、これから出て行くべきシ
ートの設定が間に合わなくなったりすることになる。シ
ートの紙づまり、もしくは、給紙ミスの発生を無くすこ
とは、如何なる複写システムの文書処理装置であれ、シ
ート給紙装置であれ、重要なことであり、リモートスキ
ャナー、ファックス、もしくは、出力されたもの(印刷
されたコピー)のエラーをチェック出来ない多目的装置
等では、入力したイメージが同じ場所に存在しないの
で、特に、重要である。更にまた、紙づまりや給紙ミス
が発生した後の故障除去性の良さも必要とされており、
特に、両面に印刷された文書の両面コピー(反転変換が
必要)を行う装置の場合には、特に、極めて複雑なもの
となっている。もし、業務復帰が十分且つ正確に行われ
ていなければ、その結果として、混じりあったり、ま
た、頁照合が行われていないコピーが、それ以降の一連
の文書処理業務の中で行われることになる。印刷が遠隔
地で行われる場合には、このような業務復帰性の欠陥
は、全ての遠隔印刷地点での印刷が全て完了するまで、
発見出来ない事態となるであろう。一纏めのコピー業務
が全て欠陥印刷となって進行するので、それらは、全
て、各地点で廃棄されることになる。
て、文書処理装置の小型化の要望と文書が通過する路程
を全体として短縮したい要望がある。これらの要望事項
には、幾つかの利点があることも、現在の技術で既に確
認されており、本明細書に掲示した参考文献中に種々記
載されている。この、要望の一つである、文書通過路程
の短縮は、しかし、システムが文書の速度や間隔を調整
したり、または、変化したりする性能に制限を加えるこ
とにもなっており、特に、上記されているように、文書
がCVT移送部に送り込まれ、撮像ステーションを通過
する間は、記載されているように、文書通路中に在るの
で、その通路中では、撮像の間中、速度調整が出来ない
のである。
装置を短時間停止して、たわみを形成したり、ゲートや
閉じているニップの前で文書の傾きを修正したい等の要
望が、しかも、文書が最初に動き始めて、これからCV
T、もしくは他の装置の中に入り、下流の撮像される所
まで移送される直前にやりたい等となると、益々面倒な
問題となる。いま、給紙装置の管理の下で動いている時
に、或るシートの前縁部が、整合や傾きの修正のために
停止されたり、たわみが形成されたりすると、その直前
に給紙されていたシートは依然として前方に進行してい
るので、文書間ギャップは益々増大する。次のシートと
の間の文書間ギャップを、給紙装置によって、もしく
は、給紙装置内に在る間に計測して、次のシートがたわ
みの形成中であるか、及び/もしくは、停止しているか
を判断することは、(費用/効果率から判断して)固有
の問題に帰結する、極めて難しい問題である。
並びに、その他の問題を克服するものである。それは、
上記各種の設計上の制約条件、及び、文書処理装置が満
たすべき各種の要望事項に対応するものである。
の典型的な一例として示すもので、そこに示されたシス
テムは、これら及びその他の問題を克服するものであっ
て、同様な開示例が、1994年8月16日発行日にジ
ャック ケイ フラートン(Jack K. Full
erton)その他に対して発行されたゼロックス社
(Xerox Corporation)の米国特許第
5,339,139号明細書に開示されている。特に留
意すべきことは、この開示によって示されているのは、
遅延シート給紙装置の例であって、2箇所に駆動装置を
配置している、即ち、2個の異なる駆動用モーター、M
1及びM2によって文書路程の第1及び第2の部分を駆
動している。しかし、そこに開示されている駆動装置
と、ここに実施例として開示している駆動システムの間
には重大な相違があり、以下に、詳細に説明されるであ
ろう。
サーボ機構一般についてみると、ゼロックス社発行のデ
ィスクロージャー ジャーナル誌、第15巻第5号、1
990年9月/10月号の353頁〜354頁、及び、
1986年4月1日にティーエス ピンクニー(T.
S.Pinckney)及びヘクター ジェイ サンチ
ェス(Hector J. Sanchez)に対して
発行されたゼロックス社の米国特許第4,579,44
4号明細書、及び、そこに文献として引用されているも
のがあり、前記米国特許第4,579,444号明細書
の第6コラムには、文書シート移送サーボ制御に関する
引用がなされている。
に、具体的実施例に基づいて、特徴を開示すると、給紙
される文書シート間に文書間ギャップが設けられ、撮像
ステーションにおいて撮像されるべき文書シートを連続
的に給紙する文書処理装置であって、文書シートを入力
トレイの文書シートスタックから文書給紙路を経由して
前記撮像ステーションに給紙するシート分離−給紙装置
を含み、また、文書シートを前記撮像ステーションを通
して一定速度で給紙する定速度文書シート移送手段を含
み、そこにおいて、前記シート分離−給紙装置が前記入
力トレイの前記文書シートスタックから初期文書間ギャ
ップ変動を有する文書シートを連続的に給紙するシステ
ムにおいて、その改良点が、前記文書給紙路において前
記連続する文書シート間の文書間ギャップを自動的に制
御するシステムと、前記文書給紙路に設けられた上流の
第1の文書給紙路部分と、前記第1の文書給紙路部分に
おいて文書シートを給紙する第1のサーボ駆動システム
と、前記第1の文書給紙路部分の下流にあって前記第1
の文書給紙路部分から文書シートを受け取る第2の文書
給紙路部分と、前記第2の文書給紙路部分において文書
シートを給紙する第2のサーボ駆動システムであって、
前記撮像ステーションを通過する前記定速度文書シート
移送を提供する第2のサーボ駆動システムと、前記第1
の文書給紙路部分において前記シート分離−給紙装置の
下流に隣接しており、前記第1の文書給紙路部分におい
て文書シートの前縁もしくは後縁がそこを通過した時に
電気信号を出力するシート端部センサーシステムと、前
記シート端部センサーシステムと前記第1のサーボ駆動
システムとに接続され、前記初期文書間ギャップ変動を
自動的に計測し、前記第1の文書給紙路部分における文
書シートの給紙を前記第2の文書給紙路部分に対して相
対的に変化させて、前記第2の文書給紙路部分において
前記文書間ギャップを予め設定された所望の最小限の文
書間ギャップとなるように自動的に変化させるサーボ制
御装置とを含んでいる文書処理装置を含んでいる。
み合わせで、前記第2のサーボ駆動システムは、前記定
速度シート移送に比例するエンコーダー信号を発生する
エンコーダーを有し、前記サーボ制御装置は、前記シー
ト端部センサーシステムを通過する文書シートの後縁が
通り過ぎてから、次に続く文書シートの前縁が前記シー
ト端部センサーシステムを通過して通り過ぎるまでの
間、前記エンコーダー信号を計数し、そのエンコーダー
信号の計数値を予め設定された記憶された計数値と比較
し、前記第1のサーボ駆動システムに対する制御信号を
計算し、前記初期文書間ギャップを前記所望の最小限の
文書間ギャップに向けて自動的に変更する点、及び/も
しくは、前記シート端部センサーシステムは、前記分離
−給紙装置のシート出口に極く近くに配設されたシート
端部センサーを含む点、及び/もしくは、前記第1のサ
ーボ駆動システムは、前記第1のサーボ駆動システムが
駆動される時間周期を前記第2のサーボ駆動システムよ
りも実質的により高い速度に変更することにより、前記
初期文書間ギャップを変更する点、及び/もしくは、前
記シート端部センサーシステムは、前記分離−給紙装置
のシート出口に極く近くに配設されたシート端部センサ
ーを含む点にある。
書」もしくは「シート」の用語は、通常、紙、プラステ
ィック、その他、従来それぞれ画用台紙として使用され
ている薄いシート状のものを指しており、マイクロフィ
ルム、もしくは、電子イメージ用のものとは異なり、操
作性の良いものでは無い。また「文書」の用語は、イメ
ージが既に印刷されているシート(原稿、もしくは、前
にコピーされたもの)であることを指している。また、
「片面」文書(もしくは、コピーシート)とは、イメー
ジや頁数が、その一方のサイド、もしくは、面にのみ印
刷されているものを指し、一方、「両面」文書(もしく
は、コピーシート)は、「複数頁」、そして、複数のイ
メージをその両側の面に有している。即ち、各両面文書
は、2つの対向する、サイド、面、「頁」を持っている
ことを意味しており、例え、物理的な頁数が打ってなく
ても、複数頁を持っていることになる。
文書処理装置における、具体的な、文書間ギャップ制御
システムの一実施例を示す。
ップ制御システムのタイムチャートによる説明図で、3
つの要素のタイムチャートが重ねて記入されており、以
降に説明する。
体的実施例について説明する。
0を示すもので、上述の如く、電子複写機、及び/もし
くは、スキャナーとして優れた特徴を有しており、目的
とする文書シート間ギャップの制御システムを内臓して
おり、その一例として、以下に説明される。この具体的
な文書処理装置10は、前記米国特許第5,339,1
39号明細書に引用されているように、期待通りの小さ
な閉ループとなっている文書通路を有している。また、
即時(immediate)タイプの両面文書反転機能
を備えており、両面シート反転シュート路が、戻り、も
しくは、出口のトレイの中のスタックの頭上及び下側の
入力トレイを跨ぐように配置されている。この高度にコ
ンパクト化され、軽量化された文書処理装置10は、コ
ンバーチブル・デジタル・複写/スキャナーユニット
(全体は図示せず)のオプション装置、もしくは、付加
装置のトップモジュールの一部分と見ることも可能であ
る。プラテン12は広大なプラテン部分12aから成
り、これは、ラスター入力スキャナー、すなわち、RI
S14によって走査されるが、これもモジュールの部分
である。このRIS14の具体的例は、従来タイプの全
幅ダイオードアレイ方式で、高い解像度を有しており、
プラテンの下側に密接して走査している。このプラテン
12とRIS14を含めた、スキャナー、もしくは、入
力モジュールは、着脱可能なトップモジュールとするの
が望ましい。何故なら、下側に位置するプロセッサー、
もしくは、プリンターユニットは、遠隔電子入力を受信
する遠隔デジタルプリンターとして、スタンドアローン
装置としても代用出来るからである。文書処理装置10
を内臓するトップモジュールを、デジタルプリンターの
上に搭載した、この統合されたユニットは、十分に完成
された至便な複写機となって、時折しか使用しない不慣
れなオペレーターであっても、文書18を文書入力トレ
イ20に入れるだけで、自動的にそれらを撮像ステーシ
ョン16でコピーするので、デジタル複写機と言うより
も、むしろ、普通の集光レンズ式の複写機のように、簡
単に使用出来る。別案として、同じ文書を撮像ステーシ
ョン16(もしくは、プラテン部分12a)に入力する
ことによって、この装置は、容易にファクシミリ伝送装
置として利用することが出来る。この場合、文書18
は、RIS14によって同様に撮像されるが、その後
は、電子的に保存されたりバッファー回路に入力され
て、或いは、されることなく、電話回線もしくは他の何
等かの通信メディアに乗せられて伝送される。ここに図
面化されているのは、関連のある、デジタル複写機用ト
ップモジュール部分と、その文書処理装置10のみとし
ている。何故なら、デジタルプリンター、もしくは、そ
の上に搭載されることになるコピープロセッサーは、従
来から知られているもの、もしくは、新形の電子式プリ
ンターユニットでも、どのようなものであっても良く、
それ自体が本発明の本質的部分では無いので、従って、
説明の必要は無い。
部分12aの上に手で置かれた文書を走査することが出
来、文書処理装置10によって文書が自動的にプラテン
部分12bの方に給紙されて撮像されるのと同じことが
出来る。
を有するプラテン12がフルサイズの走査プラテン部分
12aと、細スリット走査部分12bから成っているこ
とによって出来るのである。図から判るように、これら
2つのプラテン部分12a及び12bは、同一平面中に
在って、しかも、同一のフレームに搭載され、及び/も
しくは、相互に密接して隣接した装置構成のシステムと
なっているのが望ましい。また、2つの文書トレイ2
0,22は、元々、プラテン部分12aとオーバーレイ
して設けられているので、装置の占有面積が長くなるこ
とは無い。
elocity transport:定速度移送)シ
ステムは、プラテン上に在るオーバープラテンローラー
47を含めて、全部で3個のCVT文書給紙ローラー4
6、47及び48を含んでおり、通常、何れも同じモー
ター、例えばサーボモーターM2によって、文書が撮像
されている間中、共通に定速度で駆動されている。プラ
テン上ローラーの前後の、文書給紙ローラーの表面4
6、48は、出来れば、細砂吹き付け研磨した金属製ロ
ーラーとするのが望ましく、それによって、従来、文書
給紙ローラーに使用されていた、エラストマー製給紙表
面と比較して、長期間運転時の回転半径の安定性と速度
制御性が増大する。
によって、定速度で文書を給紙して、走査、もしくは、
スリット撮像ステーション16、これは図示のように、
スリット走査プラテン部分12bであるが、ここを通過
させて撮像している。この文書処理装置10が文書を撮
像するために、RIS14は、この撮像ステーション1
6に「常駐」している。
8を表面を上にして、通常の順序で文書処理装置10の
文書入力トレイ20に入れる。すると、文書束の山は、
文書入力トレイ20から連続的に、短い、高度に小型化
された「U」字形の文書通路24を通過して撮像ステー
ション16に給紙され、そして、その後、1枚の撮像さ
れた片面文書が直接、文書出力トレイ22に、表面を下
側にして束状に山積みされて排出される。しかし、後ほ
ど説明するが、片面文書の場合の文書通路は、両面文書
に対するものと比較すると、部分的に差異がある。
面文書通路25と、点線矢印で示された両面文書通路2
6によって図示されている。ここで注目すべきは、しか
し、片面文書であれ、両面文書であれ、両方共に、それ
らのコピーが完了した後で、同じ文書出力トレイ22
に、同じように排出され、再び束となって山積みされる
ことである。
力トレイ22の上に近接して重なっている。このこと
は、これら2つのトレイは、1つが他にかぶさるように
近接してオーバーレイしており、相対的に2つのトレイ
の間に囲まれた空間を形成している。とは言え、オペレ
ーターは容易に両方のトレイにアクセスすることが出来
る。この空間は2つのトレイ20、22の間に在って、
保護空間となると共に、両面文書のための反転シュート
を形成して、第1の面から第2の面への反転を、コピー
する間に、効率良く行っている。
中で行われ、その中には、両面文書通路27の一部分、
及び、撮像ステーション16も含まれており、その全て
が、この例によって示されているように、僅かに2個の
サーボ駆動モーターによって供給されている。第1の駆
動モーターM1、及び、第2の駆動モーターM2は、そ
れぞれに、図中に一点鎖線で示したように、各種の文書
通路のシート給紙装置に接続されている。両方の駆動モ
ーター、M1、M2、及びソレノイド28(入力給紙装
置の小突き送りローラーを選択的に引き揚げる)、及び
クラッチは、従来のプログラマブルマイクロプロセッサ
ー制御装置100によって制御される。サーボモーター
M2は、従来の一体形、もしくは、シャフト連結形のエ
ンコーダーを備えており、その回転に比例したパルス信
号を発生してサーボ制御装置に供給するが、これは、制
御装置100の一部であっても良い。また、従来方式と
同様に、シート通路センサーが制御装置100と接続さ
れて、文書通路24,27を通って給紙される文書シー
トの前、及び/もしくは後の縁部を検出しており、それ
らのセンサーは、31、32、33、及び34で示され
ている。かくして、これらのシート通路センサーは、そ
れぞれが検知した時に、文書の現在位置に対する信号を
制御装置に送信する。文書シート、もしくは、その部分
が、このように検知されるので、特定の給紙ニップで挟
んで、既知の速度でそれを動かしていると見なすと、ひ
とたびシートが、滑りの無い文書通路において十分に捕
捉されると、その位置、及び、移動距離を予め制御装置
100によって、既に知られている方法によって、予測
することが出来る。
装置30は、入力トレイ20の中で文書が積み重ねて載
置された束の山の頂部シートを連続的にU字形の文書通
路24に給紙し、給紙された各シートをそれぞれに、下
に積み重ねられているシートから分離する。シート分離
/給紙装置30は、図示のように、モーターM1によっ
て駆動される。小突き送りロール36がソレノイド28
によって束の山の上に降ろされて、頂部シート、もしく
は、複数枚のシート18を、待ち受け状態の遅延分離ニ
ップに給紙、もしくは、前進させるが、この遅延分離ニ
ップは、駆動状態にある第1の給紙ロール37、及び、
非駆動状態の遅延ロール38からなっている。駆動状態
にある給紙ロール37は回転して、最上段のシートを、
その時点で、文書通路24の下流方向に給紙し、継続す
る、すなわち、下側のシートは、それと共にニップを形
成している遅延ロール38の摩擦によって取り残され
る。遅延ロール38の表面の部分的摩耗、もしくは、同
様のものを避けるために、ローラー38は、制限が加え
られているものの、前進方向、もしくは、下流方向への
回転動作が幾分か許容されている。しかし、このローラ
ー38の下流方向への回転は、接続されている戻りスプ
リング39によって抵抗を受けることになり、このスプ
リング39は、ローラー38の下流方向の回転に基づ
く、ローラー37と38が直接係合した(間にシートが
無い)時にそれらの間に働く、高い摩擦力によって捲き
上げられる。2枚、もしくは、それ以上のシートが、ロ
ール37と38の間の遅延ニップに入ると、捲き上げら
れた戻りスプリング39の力は、十分に、ニップの中の
複数のシート間に働く(より小さい)摩擦力よりも強く
なって、下側シートを上流方向に押し戻すことになる。
更に、改良された分離方法についての説明は、上記引用
文献を参照されたい。ひとたび、頂部シートが正確に捕
捉され、下流に隣接する給紙出力センサー31を通り過
ぎると、小突き送りロール36は、引き揚げられて、下
積みのシートが、それによって、不用意に再給紙される
のを防止すると共に、文書イメージがスミアによって汚
染されることを防止している。初期シート入力速度は、
文書通路の主要部分における通常のCVT速度よりも、
実質的に速くするのが望ましい。初期速度をより高くす
ることによって、(次の)文書の前縁が入力され、文書
通路の中の前文書の後縁を追い上げる(接近、もしく
は、最小文書間間隙、もしくは、文書間ギャップを持
つ)ことが出来る。これについては、後で詳細に説明さ
れるであろう。
れ、文書通路24に給紙されると、それは、通常の文書
通路シート駆動システム40に入る。ここでは、この駆
動ローラーについて説明するが、この駆動ローラーと一
体となって、ニップを形成しているアイドラーローラー
についてもまた言及したい。図から判るように、本例に
おける、これらの文書通路シート駆動ローラーは、第
2、すなわち、引き込みローラー42と、整合ローラー
44の順序で、それの下流方向に、実質的に間隔を置い
て位置しており、それらの間に中間シート傾き修正たわ
みチャンバー領域を形成しており、次に、第1のCVT
ローラー46、その次に撮像ステーション16のプラテ
ン上に位置するシート押し付けCVTローラー47、更
に、第3のCVTローラー48と続いて、(ピボットゲ
ート49を通過した後)、出力トレイ22の入り口に位
置する可逆出口ニップローラー50に到達する。
到達する前に、シートの前縁部が横軸、もしくは、垂直
面に直角となるように、僅かにたわみを形成して、前縁
の傾きを修正している。そして、ここでは、単に、例示
としてで図示(上下方向の二方向移動矢印で)するに止
めているローラー44の上流側のゲート(もしくは、同
じニップの随意停止装置)にぶつかる。このゲートが解
放されると、前縁は、きちんと直角に揃えられ、もしく
は、傾き修正されて、ニップ44に捕捉され、挟み込ま
れる。このために、上流の給紙ニップを解放する必要は
無い。
47は、重力形のものであっても、もしくは、スプリン
グを備えてプラテンに押し付けるようになっていても良
く、更にまた、その場所で、撮像される文書に適切なイ
メージ背景を付加するイメージ背景面を備えるものであ
っても良い。文書が撮像ステーションを通過する時に、
文書の全てが、この撮像システムの場と焦点深度の中に
収まって、文書が撮像されるように制御が行われる。即
ち、正確さを維持するために、正規に規制された(非常
に狭い幅の)最小限の間隙によるギャップが、プラテン
の上側面に維持されるように制御が行われ、その寸法
は、例えば、0.5mmを越えない。
プラテン部分12aの12bと接する部分を、図示のよ
うに、斜角を設けてプラテン端縁部56として、これに
よってプラテンギャップ54を設けたものが示されてい
る。これについては、前記米国特許第5,339,13
9号明細書に詳細な説明がなされているが、プラテン部
分12bの上側面から下方に伸びて、スペース、もしく
は、溝が設けられており、その中に小さなバッフルリッ
プ(baffle lip)、もしくは、キャッチ(c
atch)52が、出来ればプラテン端縁56に取り付
けられる。バッフルリップ52は、プラテン部分12b
の上側面から上下に延伸しており、撮像ステーション1
6での文書の撮像は、この上で行われる。かくして、文
書の前縁部は、プラテン12bの上側面上の撮像ステー
ション16を給紙されて通過し、その表面が確実に捕捉
され、上方に逸れて、次の給紙ニップの方に移行する。
ステムに移ると、U字形文書通路24の下流の終端部
の、可逆出口ニップローラー50の少し上流で、しか
も、両面文書の通路27の入り口に当たる所に、ゲート
49が位置している。このゲート49は、文書が片面で
あるか、両面であるかに関わり無く、撮像ステーション
16から来る文書を遮ることは無い。撮像ステーション
16を通過した全ての文書は、この場所を素通りして、
出口ローラー50に入る。片面文書は、これらのローラ
ー50によって給紙されるのが望ましく、それによって
反転されること無く、出口トレイ22に出力され、そこ
で正常な頁順に整列されて再び束状に山積みされる。こ
れらの文書は、イメージ面を下側にして、下から1頁〜
N頁となるように、束状に山積みされるが、もし文書
が、イメージ面を上にして、下から1頁〜N頁となる順
序で入力トレイ22から給紙されるとすると、U字形文
書通路24で、1回、反転が行われることになる。
ジされており、且つ、更に、第2のサイドの面にもイメ
ージされている両面文書では、両面文書の後縁がセンサ
ー34を通過すると、制御装置100は即時に出口ロー
ラー50の反転を命令する。この時点における両面文書
は、図示のように、殆ど(その長さ一杯に)前に説明し
た、トレイ20及び22の間の反転シュート空間に飛び
出ている。この状態の両面文書が、その瞬間に素早く反
転され、(CVT速度よりもより高速で給紙され)、そ
の時点における反転ローラー50によって、文書処理装
置のゲート49の方に向かって引き戻される。ゲート4
9は、ソレノイド或いはカムで駆動されるか、或いは重
力で付勢されて、図中、点線で示した位置に至り、反転
された両面文書が両面文書通路27に導入される。この
両面文書通路27は、前に述べたように、当該両面文書
が、U時形通路24の入口に後戻って入って行く、戻り
道を形成している。
によって、下側ローラー44、46、47、及び48を
前方送りに駆動して、文書シートを前方送りしている間
中、その同じ通路の中に位置する出力ローラー50もま
たM2によって同じ速度で前方送り方向に駆動されてい
るのが望ましい。しかし、両面文書が反転された時に
は、ローラー50のシャフトがM2から切り離され、そ
して、単純な機械装置である、ローラー50のシャフト
の反転駆動歯車が、その時点で、電気的に、図示のよう
に、モーターM1にクラッチを介して接続されるが、M
1は、上側ローラー42の前方(下流)方向送りを継続
しているので、M1によって給紙される反転文書の進行
方向は、反転ローラー50の送り方向と同方向となる。
別の方法で表現すると、反転することによって、ローラ
ー50とM2との間のクラッチによる接続は切り離さ
れ、同時に、M1と反転歯車駆動のローラー50とがク
ラッチによって係合する。(もし、必要なら、別のモー
ターで代用しても構わない。)ここで留意すべきこと
は、両面文書が長い場合で、この長い文書の前縁が、既
に撮像のためのCVTシステム部を、M2によって前進
方向に駆動されているローラー46、47、及び48に
よって、前方方向に給紙されている時に、その長い文書
の後縁は、その時尚、ローラー50の外側に反転送りさ
れていることが起こり得ることである。
は、見ての通り、完全なループ状を形成している。この
完全な両面文書用のループ24、27は、実に小さく、
しかも、コンパクトに出来ている。望ましくは、その寸
法が、そこを通過して給紙される最長の文書の長さより
もほんの少しだけ長めの寸法とするのが良い。このこと
は、この寸法で纏められたシステムは、この両面文書の
戻りシートの前縁が、このループ状通路27、24を通
過し、撮像ステーション16でその第2のサイドの撮像
を済ませた後に、センサー34によって検知される前
に、その同じ文書の後縁は、もはや、センサー34によ
って検知されないように動作することを示している。
再給紙して第2のサイドの撮像を行う方法は、この文書
シートを2回反転させることになる。正常な頁順で出力
トレイ22に出力するために、この両面文書は、再度束
状に山積みされる前に、再度反転され、再び同じ通路2
7及び24に戻し給紙される。これは、同じ方法で同じ
出力ローラー50の反転によって行われるが、しかし、
撮像は行われず、続いて排出される(出力ローラー50
によって反転されること無く)。かくして、この両面文
書は、それから排出され、正常に表面側を下向けに揃え
て、出力トレイ22に収納される。両面文書が表面側を
下向けに出力すると言うことは、勿論、第1頁の面、も
しくは、奇数頁が印字してある頁が下側に位置すること
を言う。何故なら、このシステムは、第1頁目から第N
頁までをコピーするシステムであるからである。
なものについて言及すると、最も単純なシーケンスアル
ゴリズムは、全ての文書を1からNまでの単純な順序シ
ーケンスとして処理するもので、両面本来の、即時両面
シーケンスを含んでいる。これは、各両面文書のサイド
2を、直接、サイド1の走査の後に行うもので、続い
て、次に給紙された文書のサイド1・・等々となるもの
である。[かくして、文書通路の中に2枚のシートを同
時に存在させる必要が無い。]両面文書の走査シーケン
スは、かくして、ここでは、1頁のサイド1、スキッ
プ、1頁のサイド2、スキップ、2頁のサイド1、スキ
ップ、等々の順序で続き、本実施例中の通常の片面文書
給紙時の文書間ギャップ、約30mmとは、相対的に異
なっている。各スキップは、出力ローラー50の反転に
よって、文書が反転され、戻し給紙され、CVT通路の
ループを再度時計周りに通過することによって得られ、
最初は、その第2のサイドを撮像し、そして、次に、文
書シートの撮像をせずに通過して、再び再反転して、正
常な出力としての文書束の山積み収納が行われる。この
撮像無しの過程では、文書の傾き修正も、定速度化も、
また、CVT走査のための減速も必要としない。かくし
て、この第3の撮像をしない、文書が通過するだけのル
ープ通路では、十分に高速(高スルーレート)化して、
時間を節約し、全体としての両面文書に対する生産性
を、望ましくは、向上させたい所である。(短縮された
文書通路の路程、単純な駆動機構、及び、密接するよう
に縮小された文書間ギャップでは、これが許されないで
あろう)。さて、既に、前に触れたように、両面文書が
文書通路に給紙され、この第3の時間を経た後に、最終
的に、可逆回転が可能な出口ローラーの所に戻って來
て、スタックの中に、きちんと、頁順に照合されて、束
状に山積みされて排出される。しかし、他にも、代用出
来る文書シーケンスが存在し得ることを理解されたこと
と思う。
い、もしくは、受動装置、もしくは、素子11が、シー
ト出口ニップの所に設置してあるのが、図から判るであ
ろう。ここに示されている、この素子11は、小さな3
本の腕を備えたシート分離装置で、シート出口ニップ5
1の領域内に設置され、それ自体は、移動するシート紙
そのもので駆動されるだけであるが、それでも、上述の
ような問題や、その他のシートを取り扱う時の諸問題
を、取り払うことが出来る。ここに図示された、この統
合され一体化された、もしくは、モノリシックな、単一
素子から成る装置11は、剛性のある、延伸された3本
の腕、もしくは、指から成っているのが判るであろう。
それは、小さな、比較的薄い、モールドされた合成樹脂
製である。一つもしくは数個のこのような分離装置11
が使用されており、紙の通路を横切るようにして、ギャ
ップを設けることが出来る。
は、独創的なものである。三角形状の大きな取り付けハ
ブ、もしくは、アパーチャー13は、自動的に、3本の
腕を有するシート分離装置11を正常位置に付け、それ
らの中の1本が、垂直に近い状態で、出口ニップのシー
ト通路の中に位置するようになっている。シートがロー
ラー50の所まで給紙されて、次に出口ニップ51を通
過しようとする時、この1本の腕が下流方向に、動いて
いるシートの前縁によって回動させられる。このシート
によって惹き起こされた動作によって、回動し、次いで
装置11の転位によって、その三角形状のハブ13がそ
の支持軸15の廻りで偏心する。この装置11の動作に
よって、腕の一本が入ってくるシートを、出口トレイ2
2の中に既に収まってスタックされている前のシートの
上に、導くようになっており、同時に、出口ニップのア
イドリングローラー53の上に残っているシートを払い
除ける働きもしている。この動作サイクルは、次にはい
つて来るシート毎に繰り返される。これは、入って来る
各シートがそれぞれに、少しづつ、この装置11を回動
させるからである。
よって、3つの所定の位置のどれかの1つから他の位置
へ、自ら位置を変えるように回動することが出来るが、
これは、その大きな三角形状、もしくは、台形状の中心
開口部を有するアパーチャー13に基づくものである。
このように、少なくとも、それらの指の中の1本が、常
に分離するように位置すると共に、また、シートが、そ
のニップによって反転された時に、前のシートが、その
出口ニップ51によって、再捕捉されることが無いよう
にしている。
には、タイムチャートが示され、3本の折れ線タイムチ
ャートが重ねられて描画されており、それぞれに、
(1)サーボモーターM1によって駆動されるシート分
離/給紙装置の動作時間、(2)サーボモーターM2に
よって駆動される定速度転送(CVT)駆動の動作時
間、(3)シート通路センサー31の動作時間のタイム
チャートである。センサー31は、給紙装置の出力部に
おけるシート端部の検出を行っている。このように、セ
ンサー31は、給紙装置30の出口に位置する引き込み
ローラー42のすぐ、その下流に位置する所に配設され
ている。
する縦軸スケールは、給紙装置の引き込みローラー、及
び、CVT移送ローラーが、それぞれの特定位置に在る
時の、その時間(横軸の座標)における速度を示してい
る。また、ここで示され、説明されるように、A1及び
A2及びA3を足したものは、初期の文書間ギャップの
実際の値である。この復帰(recovery)距離
は、計測されたギャップと希望する(もしくは、正常
な)ギャップとの間の差異に比例するもの、すなわち、
希望される最小限の小さな文書間のギャップであって、
これは一定であって、しかも、予め設定出来る値である
ことが望ましい。
文書の前縁が、センサー31によって検知された時、初
期ギャップが計算され、必要とされる復帰距離が、エン
コーダーパルス計数値として計算され、そして、この情
報が、給紙用サーボモーターM1に伝達される、その結
果として、撮像の前に復帰が行われて、希望する文書間
ギャップが自動的に達成される。給紙用サーボモーター
M1が、起動を命令されると、その(望ましくは一定
の)高い速度レべルで、長い(もしくは、短い)距離
(パルス計数値)を一定の時間駆動し、そして、所望の
文書間ギャップとするに必要な距離だけ、サーボモータ
ーM2のエンコーダーからのパルス計数値によつて給紙
する。本システムによつて、文書給紙中の文書の位置を
正確に計測することが出来る。この方法は、文書のサイ
ズ、駆動速度、もしくは、縮小/拡大比、等々の如何な
る種類の制限も受けること無く、適用することが出来
る。
るために、更に詳細に説明すると、今、特別なケースと
して、最初の文書が給紙されて、処理される様子を見る
ことにすると、先行して給紙された文書は無いので、文
書間ギャップと云ったものは存在しない。最初の文書
は、このようにして、定められた(プリセットされた)
距離を、モーターM1によって、その高レベルの速度に
よつて給紙され、そして、やがてランプダウンによる減
速が行われて、CVT速度まで減速されて、CVT移送
領域に手渡されることになり、これは、何回やっても、
何時でも、同じように行われるのである。
て、その(継続する各)文書の後縁がシート通路センサ
ー31によって検出される。この時点では、給紙用クラ
ッチは、まだ動作していない。その時点(先行シートの
後縁検知の直後)では、継続して給紙されるシートが、
まだ給紙されていないからである。この最初の文書の後
縁検知信号を受けて、初めて起動が掛かり、サーボ制御
装置100の中で、サーボモーターM2の回転エンコー
ダーパルスのトータル値に対する計数が開始される。こ
のことは、定速度(CVT)駆動モーターM2からのエ
ンコーダーパルスのトータル値は、この最初のセンサー
31からの、いま、最初の文書の後縁がここを通過した
と云う、通過検知信号があってから計数開始されること
を意味している。その間にも、給紙サーボモーターM1
は、その最初の文書の後縁がセンサー31によって検知
されてから、定められた距離に亙って、図2のタイムチ
ャートに示されているように、減速される。先行する
(最初の)文書との間の文書間ギャップは、大きくなり
続ける、何故なら、先行文書は、既にCVT移送モータ
ーM2によって捕捉され、そのモーターは、それを定速
度で下流方向に移送しているからである。
ラッチ及びソレノイド28は、制御装置100からの次
シート給紙に伴う給紙信号によって付勢される。この次
シート給紙信号が発信されるタイミングは、予めプリセ
ットされており、望ましくは、先行シートの後縁がセン
サー31をクリヤーした後の、一定時間の遅延時間を経
過した時点とするのが良い。この給紙遅延時間は、希望
する最小限のギャップを超えない、初期文書間ギャップ
を発生するに十分な時間とするのが、例え、次シート
が、殆ど即時に(遅延時間無しに)給紙開始されるとし
ても、望ましい。この、次シート給紙信号後の時間調整
によって、上に説明したように、次文書の前縁は、給紙
装置30から頭を出した時にセンサー31に検知され
る。この先行シートの後縁がセンサー31で検知されて
から、CVTサーボモーターM2がこの先行文書を給紙
した距離は、いまや、モーターM2からのエンコーダー
のステップ計数値から知ることが出来る。センサー31
からの、これらの2つの連続する信号の間で計数された
パルス数が、トータル計数値となるのである。即ち、先
行文書の後縁がセンサー31をクリヤーした時から、次
文書の前縁がセンサー31に頭出しした時までの時間間
隔内に、モーターM2のエンコーダーで計数された値が
計数トータル値である。モーターM2は、定速度で運転
されており、文書の前縁部分は、このモーターM2の分
担する給紙通路内に在り、しかも、その後縁がセンサー
31をクリヤーした時に、その時点における、初期文書
間ギャップ、A1+A2+A3の計測を正確に、それに
よって行うように制御されている。これは、無修正のギ
ャップである。本実施例を更に、図2を参照して説明す
ることとし、以下に、そのステップを順を追って記し、
更に、具体的な計算式を示すことにする。
サー31によって検知される。
るシートの位置(以降、サーボ位置、と云う)は、メモ
リー中に保持される。
サーボ機構は、このセンサー31から信号を得た後、一
定距離の間、減速する。
する。
後、第n+1枚目の文書の給紙サイクルが開始する。
れる。その時、第n番目のシートの後縁が移送された距
離は、この時のサーボ位置から、ステップ2で保持され
ているサーボ位置を差し引いたものである。
ち、CVTパルス中のA1+A2+A3である。
7(給紙パルス計数値として)は、センサー31の地点
に第n+1番目のシートの前縁が在る時の、その前方に
位置する、給紙用サーボモーターが給紙すべき距離(C
VT速度にランプダウンする減速部分も含めて)であっ
て、所望の(DG)文書間ギャップ(IDG)が得られ
る地点として、差を詰めて追い上げるべき距離である。
ーのパルス数に換算する換算係数である。数値0.15
0は、文書間ギャップが150msであることを示すも
ので、希望するギャップによって変化する。(尚、定数
は駆動システムに固有の数値である。) また、MG−A4−A7=DGの関係がある。(但し、
MGは、ギャップ測定値(Measured Gap)
であって、CVTパルスから給紙用サーボモーターのエ
ンコーダーパルスに変換したものである。
Vs)×(t1+(t2/2)); 従って、 t1=((MG−DG)/Kf(Vf−Vs))−t2/
2; A4=t1Kf(Vf−Vs);A5=t1Kf(Vs); A7=Kf(t2/2)(Vf−Vs); A6=t2Kf(Vs) を導くことが出来る。
パルス数で表された変位量であり、MGはギャップ測定
値であって、CVTエンコーダーパルスから給紙用サー
ボモーターのエンコーダーパルスに変換されたものであ
る。
による減速が始まるまでの距離として表現することも可
能で、この場合には、式の定数部分から、定数A6及び
A7の項を差し引けば良い。
ターM1は、サーボモーターM2よりも十分に高速度で
運転され、及び/もしくは、センサー31と、最初のC
VTM2駆動領域に位置するニップとの間の距離が十分
に長くなっていなければならない。何故なら、ギャップ
の復帰は、シートがM2速度に減速されて、文書通路の
第2の部分、もしくは、CVT通路部分に入る前に、初
期の給紙を開始したばかりの通路内において完成してい
なければならないからである。
た、サーボモーターM1によって駆動されている第1通
路部分に位置するセンサー31からのタイミング信号と
して、他の駆動モーター、つまりM2からのパルス計数
値との組み合わせを利用していることである。即ち、M
1では無く、M2の駆動信号が、ここで計数されている
のである、しかも、センサー31は、文書通路のM1駆
動領域に在るにも関わらずにである。
テムでは、サーボモーターM1によって駆動される(第
1の通路部分の)給紙装置や引き込みローラーを、既知
の、プリセットされた一定速度の高速度で運転している
点に特徴があり、それより下流に位置するものは、全
て、より低速のCVTサーボモーターM2によって駆動
されていることと比較すると、良く理解出来るであろ
う。このことは、サーボモーターM1によつて駆動され
ている給紙装置の給紙速度が、本質的に、より高速であ
ること(図2の一番上の折線に対する縦軸のスケールの
読み)によって、上流に在る文書が、下流に在る文書よ
りも、より速い速度で移動する、追い上げ、による、文
書間ギャップの縮小を可能なものとしている。このこと
は、この文書間ギャップが、上流に在る文書を、一時的
に停止して、前縁の整合や傾きの修正をする間にも、下
流の文書はCVT速度で前進しているので、ますます増
大する性質のものであるにも関わらず、可能なものとな
っている。このシステムは、広い範囲の変動を自動的に
補修するものであるが、この広い範囲の変動は、次文書
の前縁がセンサー31によって検知されるまでの時間内
で発生し得るものである、これは、即ち、上述の如く、
次文書の給紙開始時間は、大きく変化することを意味し
ている。
サーボモーターM2のエンコーダーパルスを使用するの
では無く、その代わりに、制御装置100のクロックパ
ルスを使用することも考慮される。しかし、上記本実施
例の方が、より正確であるばかりでなく、シートの動き
に直接的に連係したものとなっており、また、クロック
パルスの計数値と、サーボエンコーダー及び駆動モータ
ーの計数値との間で変換したり、元に戻したりする手間
が省略される利点がある。
教示されて、各種の代用、修飾、変形、もしくは、改良
が、本技術に携わる技術者であれば、誰にでも可能であ
ることが、十分に認識されたと思うが、このような行為
は、以下に示す請求項の範囲内に属することに留意され
たい。
る、具体的な、文書間ギャップ制御システムの一実施例
を示し、また、
のタイムチャートによる説明図で、3つの要素のタイム
チャートが重ねて記入されている。
Claims (3)
- 【請求項1】給紙される文書シート間に文書間ギャップ
が設けられ、撮像ステーションにおいて撮像されるべき
文書シートを連続的に給紙する文書処理装置であって、
文書シートを入力トレイの文書シートスタックから文書
給紙路を経由して前記撮像ステーションに給紙するシー
ト分離−給紙装置を含み、また、文書シートを前記撮像
ステーションを通して一定速度で給紙する定速度文書シ
ート移送手段を含み、そこにおいて、前記シート分離−
給紙装置が前記入力トレイの前記文書シートスタックか
ら初期文書間ギャップ変動を有する文書シートを連続的
に給紙するシステムにおいて、その改良点が、 前記文書給紙路において前記連続する文書シート間の文
書間ギャップを自動的に制御するシステムと、 前記文書給紙路に設けられた上流の第1の文書給紙路部
分と、 前記第1の文書給紙路部分において文書シートを給紙す
る第1のサーボ駆動システムと、 前記第1の文書給紙路部分の下流にあって前記第1の文
書給紙路部分から文書シートを受け取る第2の文書給紙
路部分と、 前記第2の文書給紙路部分において文書シートを給紙す
る第2のサーボ駆動システムであって、前記撮像ステー
ションを通過する前記定速度文書シート移送を提供する
第2のサーボ駆動システムと、 前記第1の文書給紙路部分において前記シート分離−給
紙装置の下流に隣接しており、前記第1の文書給紙路部
分において文書シートの前縁もしくは後縁がそこを通過
した時に電気信号を出力するシート端部センサーシステ
ムと、 前記シート端部センサーシステムと前記第1のサーボ駆
動システムとに接続され、前記初期文書間ギャップ変動
を自動的に計測し、前記第1の文書給紙路部分における
文書シートの給紙を前記第2の文書給紙路部分に対して
相対的に変化させて、前記第2の文書給紙路部分におい
て前記文書間ギャップを予め設定された所望の最小限の
文書間ギャップとなるように自動的に変化させるサーボ
制御装置とを含んでいる文書処理装置。 - 【請求項2】前記第2のサーボ駆動システムは、前記定
速度シート移送に比例するエンコーダー信号を発生する
エンコーダーを有し、前記サーボ制御装置は、前記シー
ト端部センサーシステムを通過する文書シートの後縁が
通り過ぎてから、次に続く文書シートの前縁が前記シー
ト端部センサーシステムを通過して通り過ぎるまでの
間、前記エンコーダー信号を計数し、そのエンコーダー
信号の計数値を予め設定された記憶された計数値と比較
し、前記第1のサーボ駆動システムに対する制御信号を
計算し、前記初期文書間ギャップを前記所望の最小限の
文書間ギャップに向けて自動的に変更する請求項1記載
の文書処理装置。 - 【請求項3】前記第1のサーボ駆動システムは、前記第
1のサーボ駆動システムが駆動される時間周期を前記第
2のサーボ駆動システムよりも実質的により高い速度に
変更することにより、前記初期文書間ギャップを変更す
る請求項1記載の文書処理装置。
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