JP3655676B2 - 文書処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
ここに開示される発明は、文書処理装置において、連続給紙される文書の各シート間の文書間ギャップ、すなわち、間隔を制御する改良されたシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ここに開示された、代表的実施例のシステムにおいては、初期状態の文書間ギャップの変動部分を計測し、分散駆動方式の採用によって、一枚の文書シートの、他のシートに対する相対的速度を自動的に調整して、文書間ギャップを最適化された最小値の間隔となるように縮小して、それによって、文書処理装置の生産性を最大限に高めている。実際に、希望している文書間ギャップと初期状態の文書間ギャップとの間に存在する変動部分(これらは、シートの分離−給紙装置によって幾分変化することに留意すべきであるが)は、正確に計測されることが出来、且つ、給紙中、撮像する前に、2枚の文書間の距離が希望する文書間ギャップとなるように、自動的に処理される。開示された実施例は、特に、一群の文書シートに対する自動給紙装置を有し、電子的に片面、もしくは、両面の複写を行うデジタル複写機、スキャナー、及び/もしくは、ファクシミリ装置等の連続処理装置類において適用されると、極めて小型化し、且つ低価格化し、尚且つ、信頼度の高い文書給紙装置として極めて有効な装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
課題として取り扱うに到る背景を見ると、文書給紙装置の生産性を最大限にするために、連続的に給紙され印刷される文書シート間の文書間ギャップは、可能な限り短縮されることが重要である。大きな文書間ギャップは不要空間と見なされ、従って、文書から文書に移行するための損失時間であって、そのために、全体の撮像時間率、もしくは、複写時間率が低下するものと見なされる。この事実は、電子的撮像装置、例えば、デジタル複写機、スキャナー、及び/もしくは、ファクシミリ、その他のデジタル撮像装置、もしくは、これらを組み合わせた装置類においては、これらの文書撮像装置が非同期方式であるために、特に顕著である。また、このことは、デジタル撮像用文書給紙装置は、シート給紙と、及び/もしくは、より近接した間隔(より少ないギャップ)を有する文書シート給紙との間に、レンズ集光形の複写機よりも、より幅の広い変動部分の自由度を有することが出来ることを示しており、その理由は、デジタル撮像システムにおいては、文書シートの給紙時間と複写シートの給紙時間とは同期する必要が無いが、レンズ集光形複写機では、多くの場合、必要となるからである。
【0004】
かくして、デジタル撮像システムにおける文書間ギャップには、より余裕が有るとは言え、生産性、もしくは、撮像時間率における損失は、なおさらに重要なものとなり、高速且つ電子的に文書を最小限の時間内で、そっくりそのままに、読み取る技術が、途方もなく高価な文書給紙装置を使用せずに開発されることが要請されている。一連の文書の中の、一枚の文書のイメージの全てを、電子的に読み取る、全読取時間は、一般に、文書入力スタックから撮像ステーションに到る給紙路における、過剰な文書間ギャップの存在によって強く影響される。また、両面事前照合複写(duplex precollation reproduction)、もしくは、N頁から1頁までの文書給紙装置によるファクシミリ電送等の技術においては、第1頁目の印刷、もしくは、電送を開始する前に、一連の文書の、全頁の、全てのイメージを読み取り且つストアーして置くのが望ましい、と言う厄介な事情がある。かくして、このような場合には、全体の読取時間が、また、第1頁目のコピーを出力する時間、もしくは、電送開始時間の遅延時間に大きな影響を及ぼすことになる。
【0005】
文書間ギャップの変動部分が変化するのは避けられない問題である。このことは、文書間ギャップの変動部分(文書給紙路での連続する頁の間隔)が大きいことに起因し、シート分離/給紙装置の幾何学的構造及び動作に基づく、正常にして且つ避け難い宿命とも言えるものである。例えば、標準規格、または、普通のシート遅延分離/給紙装置を使用している場合、文書シートは、スタック端の整合位置から、下流のシートを重ねて置く(shingling)ための遅延給紙ニップの所まで給紙される。1枚のシートの出口は、恐らく、この遅延ニップから、20mmかそれ以上、スタックに収納されているシートの整列位置から下流に位置していることになる。給紙信号が給紙装置に与えられた時、次に供給されるべきシートは、上流のスタック整合端の位置から、下流の遅延ニップの出口まで間のどこにでも位置し得る。ここで、もし以前に行われた給紙によって、シートが既にこの遅延ニップの中で、積み重ねが済んでいたとすると、これはしばしば起こり得ることであるが、次のシートは、下流の遅延ニップの位置から(素早く)給紙され、上流のスタック端位置からは給紙されない。かくして、そのシートを給紙するための開始信号が与えられた時、給紙されるシートのスタート位置は、それぞれに、幾分異なるものとなり、それによって、文書が給紙装置から排出される時間もそれに対応して変化を生ずることになる。
【0006】
文書間ギャップの変動部分は、この他にも、給紙されるシートの読取時間の変化に基づくものもあり、時には、給紙装置内部での滑りによるものもある。殆どの給紙装置は、読み取り、もしくは、小突き送りローラーであれ、もしくは、給紙されるシート上に作用する真空ベルト方式であっても、幾分かの滑りを有しており、また、特に、最初の引き込み、及びシートの加速時に必要としている。また、この引き込み時間も、大いに変動し得る。これは、連続する文書シートの先端が、実際に給紙装置から排出されるまでの時間を、より大きく変化させ、文書間ギャップに更に大きな変動を加えている。その他の変動要因として、給紙装置内部の電磁コイル、及びクラッチ等、操作のために必要な時間、及び/もしくは、動作のために必要な時間の変動がある。(ひとたびシートの給紙が給紙装置によって、すべて終了してしまうと、給紙ロールは取り外されるが、滑りや給紙に伴う変動要因は取り除けない。)
しかし、文書処理装置の、もう一つの制約となっている問題は、文書が移動している間に、文書の撮像が行われるような、文書撮像システムにおいては、定速度移送装置、もしくは、CVT文書処理装置を除いて、撮像される文書の全ての部分が同じ定速度で移送されなければならないことである。このことは、撮像される文書は、撮像の間中、その速度を変えることが出来ないことを意味している。
【0007】
更にまた、もし、文書間ギャップが余りにも縮小されると、シートが密集して、給紙路の信頼度が低下したり、また、文書の痛みが増大することになるであろう。例えば、シート間を区別するゲート開閉時間が間に合わなくなったり、また、これから出て行くべきシートの設定が間に合わなくなったりすることになる。シートの紙づまり、もしくは、給紙ミスの発生を無くすことは、如何なる複写システムの文書処理装置であれ、シート給紙装置であれ、重要なことであり、リモートスキャナー、ファックス、もしくは、出力されたもの(印刷されたコピー)のエラーをチェック出来ない多目的装置等では、入力したイメージが同じ場所に存在しないので、特に、重要である。更にまた、紙づまりや給紙ミスが発生した後の故障除去性の良さも必要とされており、特に、両面に印刷された文書の両面コピー(反転変換が必要)を行う装置の場合には、特に、極めて複雑なものとなっている。もし、業務復帰が十分且つ正確に行われていなければ、その結果として、混じりあったり、また、頁照合が行われていないコピーが、それ以降の一連の文書処理業務の中で行われることになる。印刷が遠隔地で行われる場合には、このような業務復帰性の欠陥は、全ての遠隔印刷地点での印刷が全て完了するまで、発見出来ない事態となるであろう。一纏めのコピー業務が全て欠陥印刷となって進行するので、それらは、全て、各地点で廃棄されることになる。
【0008】
文書処理装置設計上の、その他の制約として、文書処理装置の小型化の要望と文書が通過する路程を全体として短縮したい要望がある。これらの要望事項には、幾つかの利点があることも、現在の技術で既に確認されており、本明細書に掲示した参考文献中に種々記載されている。この、要望の一つである、文書通過路程の短縮は、しかし、システムが文書の速度や間隔を調整したり、または、変化したりする性能に制限を加えることにもなっており、特に、上記されているように、文書がCVT移送部に送り込まれ、撮像ステーションを通過する間は、記載されているように、文書通路中に在るので、その通路中では、撮像の間中、速度調整が出来ないのである。
【0009】
更に混み入った問題が生起するのは、給紙装置を短時間停止して、たわみを形成したり、ゲートや閉じているニップの前で文書の傾きを修正したい等の要望が、しかも、文書が最初に動き始めて、これからCVT、もしくは他の装置の中に入り、下流の撮像される所まで移送される直前にやりたい等となると、益々面倒な問題となる。いま、給紙装置の管理の下で動いている時に、或るシートの前縁部が、整合や傾きの修正のために停止されたり、たわみが形成されたりすると、その直前に給紙されていたシートは依然として前方に進行しているので、文書間ギャップは益々増大する。次のシートとの間の文書間ギャップを、給紙装置によって、もしくは、給紙装置内に在る間に計測して、次のシートがたわみの形成中であるか、及び/もしくは、停止しているかを判断することは、(費用/効果率から判断して)固有の問題に帰結する、極めて難しい問題である。
【0010】
ここに開示するシステムは、上記の問題、並びに、その他の問題を克服するものである。それは、上記各種の設計上の制約条件、及び、文書処理装置が満たすべき各種の要望事項に対応するものである。
【0011】
ここに開示される実施例は、文書給紙装置の典型的な一例として示すもので、そこに示されたシステムは、これら及びその他の問題を克服するものであって、同様な開示例が、1994年8月16日発行日にジャック ケイ フラートン(Jack K. Fullerton)その他に対して発行されたゼロックス社(Xerox Corporation)の米国特許第5,339,139号明細書に開示されている。特に留意すべきことは、この開示によって示されているのは、遅延シート給紙装置の例であって、2箇所に駆動装置を配置している、即ち、2個の異なる駆動用モーター、M1及びM2によって文書路程の第1及び第2の部分を駆動している。しかし、そこに開示されている駆動装置と、ここに実施例として開示している駆動システムの間には重大な相違があり、以下に、詳細に説明されるであろう。
【0012】
更に、総論的背景として、文書給紙装置のサーボ機構一般についてみると、ゼロックス社発行のディスクロージャー ジャーナル誌、第15巻第5号、1990年9月/10月号の353頁〜354頁、及び、1986年4月1日にティーエス ピンクニー(T.S.Pinckney)及びヘクター ジェイ サンチェス(Hector J. Sanchez)に対して発行されたゼロックス社の米国特許第4,579,444号明細書、及び、そこに文献として引用されているものがあり、前記米国特許第4,579,444号明細書の第6コラムには、文書シート移送サーボ制御に関する引用がなされている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
更に、明確にするために、具体的実施例に基づいて、特徴を開示すると、給紙される文書シート間に文書間ギャップが設けられ、撮像ステーションにおいて撮像されるべき文書シートを連続的に給紙する文書処理装置であって、文書シートを入力トレイの文書シートスタックから文書給紙路を経由して前記撮像ステーションに給紙するシート分離−給紙装置を含み、また、文書シートを前記撮像ステーションを通して一定速度で給紙する定速度文書シート移送手段を含み、そこにおいて、前記シート分離−給紙装置が前記入力トレイの前記文書シートスタックから初期文書間ギャップ変動を有する文書シートを連続的に給紙するシステムにおいて、その改良点が、前記文書給紙路において前記連続する文書シート間の文書間ギャップを自動的に制御するシステムと、前記文書給紙路に設けられた上流の第1の文書給紙路部分と、前記第1の文書給紙路部分において文書シートを給紙する第1のサーボ駆動システムと、前記第1の文書給紙路部分の下流にあって前記第1の文書給紙路部分から文書シートを受け取る第2の文書給紙路部分と、前記第2の文書給紙路部分において文書シートを給紙する第2のサーボ駆動システムであって、前記撮像ステーションを通過する前記定速度文書シート移送を提供する第2のサーボ駆動システムと、前記第1の文書給紙路部分において前記シート分離−給紙装置の下流に隣接しており、前記第1の文書給紙路部分において文書シートの前縁もしくは後縁がそこを通過した時に電気信号を出力するシート端部センサーシステムと、前記シート端部センサーシステムと前記第1のサーボ駆動システムとに接続され、前記初期文書間ギャップ変動を自動的に計測し、前記第1の文書給紙路部分における文書シートの給紙を前記第2の文書給紙路部分に対して相対的に変化させて、前記第2の文書給紙路部分において前記文書間ギャップを予め設定された所望の最小限の文書間ギャップとなるように自動的に変化させるサーボ制御装置とを含んでいる文書処理装置を含んでいる。
【0014】
更に、具体的手段として、個々に或いは組み合わせで、前記第2のサーボ駆動システムは、前記定速度シート移送に比例するエンコーダー信号を発生するエンコーダーを有し、前記サーボ制御装置は、前記シート端部センサーシステムを通過する文書シートの後縁が通り過ぎてから、次に続く文書シートの前縁が前記シート端部センサーシステムを通過して通り過ぎるまでの間、前記エンコーダー信号を計数し、そのエンコーダー信号の計数値を予め設定された記憶された計数値と比較し、前記第1のサーボ駆動システムに対する制御信号を計算し、前記初期文書間ギャップを前記所望の最小限の文書間ギャップに向けて自動的に変更する点、及び/もしくは、前記シート端部センサーシステムは、前記分離−給紙装置のシート出口に極く近くに配設されたシート端部センサーを含む点、及び/もしくは、前記第1のサーボ駆動システムは、前記第1のサーボ駆動システムが前記第2のサーボ駆動システムよりも高い速度で駆動される時間周期を変更することにより、前記初期文書間ギャップを変更する点、及び/もしくは、前記シート端部センサーシステムは、前記分離−給紙装置のシート出口に極く近くに配設されたシート端部センサーを含む点にある。
【0015】
尚、ここに説明文中に使用している「文書」もしくは「シート」の用語は、通常、紙、プラスティック、その他、従来それぞれ画用台紙として使用されている薄いシート状のものを指しており、マイクロフィルム、もしくは、電子イメージ用のものとは異なり、操作性の良いものでは無い。また「文書」の用語は、イメージが既に印刷されているシート(原稿、もしくは、前にコピーされたもの)であることを指している。また、「片面」文書(もしくは、コピーシート)とは、イメージや頁数が、その一方のサイド、もしくは、面にのみ印刷されているものを指し、一方、「両面」文書(もしくは、コピーシート)は、「複数頁」、そして、複数のイメージをその両側の面に有している。即ち、各両面文書は、2つの対向する、サイド、面、「頁」を持っていることを意味しており、例え、物理的な頁数が打ってなくても、複数頁を持っていることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、代表的な、片面及び両面文書処理装置における、具体的な、文書間ギャップ制御システムの一実施例を示す。
【0017】
また、図2は、図1に示した、文書間ギャップ制御システムのタイムチャートによる説明図で、3つの要素のタイムチャートが重ねて記入されており、以降に説明する。
【0018】
これより、更に詳細に図面を参照して、具体的実施例について説明する。
【0019】
最初に、図1は、具体的な文書処理装置10を示すもので、上述の如く、電子複写機、及び/もしくは、スキャナーとして優れた特徴を有しており、目的とする文書シート間ギャップの制御システムを内臓しており、その一例として、以下に説明される。この具体的な文書処理装置10は、前記米国特許第5,339,139号明細書に引用されているように、期待通りの小さな閉ループとなっている文書通路を有している。また、即時(immediate)タイプの両面文書反転機能を備えており、両面シート反転シュート路が、戻り、もしくは、出口のトレイの中のスタックの頭上及び下側の入力トレイを跨ぐように配置されている。この高度にコンパクト化され、軽量化された文書処理装置10は、コンバーチブル・デジタル・複写/スキャナーユニット(全体は図示せず)のオプション装置、もしくは、付加装置のトップモジュールの一部分と見ることも可能である。プラテン12は広大なプラテン部分12aから成り、これは、ラスター入力スキャナー、すなわち、RIS14によって走査されるが、これもモジュールの部分である。このRIS14の具体的例は、従来タイプの全幅ダイオードアレイ方式で、高い解像度を有しており、プラテンの下側に密接して走査している。このプラテン12とRIS14を含めた、スキャナー、もしくは、入力モジュールは、着脱可能なトップモジュールとするのが望ましい。何故なら、下側に位置するプロセッサー、もしくは、プリンターユニットは、遠隔電子入力を受信する遠隔デジタルプリンターとして、スタンドアローン装置としても代用出来るからである。文書処理装置10を内臓するトップモジュールを、デジタルプリンターの上に搭載した、この統合されたユニットは、十分に完成された至便な複写機となって、時折しか使用しない不慣れなオペレーターであっても、文書18を文書入力トレイ20に入れるだけで、自動的にそれらを撮像ステーション16でコピーするので、デジタル複写機と言うよりも、むしろ、普通の集光レンズ式の複写機のように、簡単に使用出来る。別案として、同じ文書を撮像ステーション16(もしくは、プラテン部分12a)に入力することによって、この装置は、容易にファクシミリ伝送装置として利用することが出来る。この場合、文書18は、RIS14によって同様に撮像されるが、その後は、電子的に保存されたりバッファー回路に入力されて、或いは、されることなく、電話回線もしくは他の何等かの通信メディアに乗せられて伝送される。ここに図面化されているのは、関連のある、デジタル複写機用トップモジュール部分と、その文書処理装置10のみとしている。何故なら、デジタルプリンター、もしくは、その上に搭載されることになるコピープロセッサーは、従来から知られているもの、もしくは、新形の電子式プリンターユニットでも、どのようなものであっても良く、それ自体が本発明の本質的部分では無いので、従って、説明の必要は無い。
【0020】
本例のRIS14と同じもので、プラテン部分12aの上に手で置かれた文書を走査することが出来、文書処理装置10によって文書が自動的にプラテン部分12bの方に給紙されて撮像されるのと同じことが出来る。
【0021】
ここでは、これと同じことが、2つの部分を有するプラテン12がフルサイズの走査プラテン部分12aと、細スリット走査部分12bから成っていることによって出来るのである。図から判るように、これら2つのプラテン部分12a及び12bは、同一平面中に在って、しかも、同一のフレームに搭載され、及び/もしくは、相互に密接して隣接した装置構成のシステムとなっているのが望ましい。また、2つの文書トレイ20,22は、元々、プラテン部分12aとオーバーレイして設けられているので、装置の占有面積が長くなることは無い。
【0022】
開示されたCVT(constant velocity transport:定速度移送)システムは、プラテン上に在るオーバープラテンローラー47を含めて、全部で3個のCVT文書給紙ローラー46、47及び48を含んでおり、通常、何れも同じモーター、例えばサーボモーターM2によって、文書が撮像されている間中、共通に定速度で駆動されている。プラテン上ローラーの前後の、文書給紙ローラーの表面46、48は、出来れば、細砂吹き付け研磨した金属製ローラーとするのが望ましく、それによって、従来、文書給紙ローラーに使用されていた、エラストマー製給紙表面と比較して、長期間運転時の回転半径の安定性と速度制御性が増大する。
【0023】
文書処理装置10は、このCVTシステムによって、定速度で文書を給紙して、走査、もしくは、スリット撮像ステーション16、これは図示のように、スリット走査プラテン部分12bであるが、ここを通過させて撮像している。この文書処理装置10が文書を撮像するために、RIS14は、この撮像ステーション16に「常駐」している。
【0024】
文書を自動的に入力したい時には、文書18を表面を上にして、通常の順序で文書処理装置10の文書入力トレイ20に入れる。すると、文書束の山は、文書入力トレイ20から連続的に、短い、高度に小型化された「U」字形の文書通路24を通過して撮像ステーション16に給紙され、そして、その後、1枚の撮像された片面文書が直接、文書出力トレイ22に、表面を下側にして束状に山積みされて排出される。しかし、後ほど説明するが、片面文書の場合の文書通路は、両面文書に対するものと比較すると、部分的に差異がある。
【0025】
このことは、ここに実線矢印で示された片面文書通路25と、点線矢印で示された両面文書通路26によって図示されている。ここで注目すべきは、しかし、片面文書であれ、両面文書であれ、両方共に、それらのコピーが完了した後で、同じ文書出力トレイ22に、同じように排出され、再び束となって山積みされることである。
【0026】
ここに示す文書入力トレイ20は、文書出力トレイ22の上に近接して重なっている。このことは、これら2つのトレイは、1つが他にかぶさるように近接してオーバーレイしており、相対的に2つのトレイの間に囲まれた空間を形成している。とは言え、オペレーターは容易に両方のトレイにアクセスすることが出来る。この空間は2つのトレイ20、22の間に在って、保護空間となると共に、両面文書のための反転シュートを形成して、第1の面から第2の面への反転を、コピーする間に、効率良く行っている。
【0027】
全ての文書シートの給紙は文書通路24の中で行われ、その中には、両面文書通路27の一部分、及び、撮像ステーション16も含まれており、その全てが、この例によって示されているように、僅かに2個のサーボ駆動モーターによって供給されている。第1の駆動モーターM1、及び、第2の駆動モーターM2は、それぞれに、図中に一点鎖線で示したように、各種の文書通路のシート給紙装置に接続されている。両方の駆動モーター、M1、M2、及びソレノイド28(入力給紙装置の小突き送りローラーを選択的に引き揚げる)、及びクラッチは、従来のプログラマブルマイクロプロセッサー制御装置100によって制御される。サーボモーターM2は、従来の一体形、もしくは、シャフト連結形のエンコーダーを備えており、その回転に比例したパルス信号を発生してサーボ制御装置に供給するが、これは、制御装置100の一部であっても良い。また、従来方式と同様に、シート通路センサーが制御装置100と接続されて、文書通路24,27を通って給紙される文書シートの前、及び/もしくは後の縁部を検出しており、それらのセンサーは、31、32、33、及び34で示されている。かくして、これらのシート通路センサーは、それぞれが検知した時に、文書の現在位置に対する信号を制御装置に送信する。文書シート、もしくは、その部分が、このように検知されるので、特定の給紙ニップで挟んで、既知の速度でそれを動かしていると見なすと、ひとたびシートが、滑りの無い文書通路において十分に捕捉されると、その位置、及び、移動距離を予め制御装置100によって、既に知られている方法によって、予測することが出来る。
【0028】
ここに示す、具体的頂部シート分離/給紙装置30は、入力トレイ20の中で文書が積み重ねて載置された束の山の頂部シートを連続的にU字形の文書通路24に給紙し、給紙された各シートをそれぞれに、下に積み重ねられているシートから分離する。シート分離/給紙装置30は、図示のように、モーターM1によって駆動される。小突き送りロール36がソレノイド28によって束の山の上に降ろされて、頂部シート、もしくは、複数枚のシート18を、待ち受け状態の遅延分離ニップに給紙、もしくは、前進させるが、この遅延分離ニップは、駆動状態にある第1の給紙ロール37、及び、非駆動状態の遅延ロール38からなっている。駆動状態にある給紙ロール37は回転して、最上段のシートを、その時点で、文書通路24の下流方向に給紙し、継続する、すなわち、下側のシートは、それと共にニップを形成している遅延ロール38の摩擦によって取り残される。遅延ロール38の表面の部分的摩耗、もしくは、同様のものを避けるために、ローラー38は、制限が加えられているものの、前進方向、もしくは、下流方向への回転動作が幾分か許容されている。しかし、このローラー38の下流方向への回転は、接続されている戻りスプリング39によって抵抗を受けることになり、このスプリング39は、ローラー38の下流方向の回転に基づく、ローラー37と38が直接係合した(間にシートが無い)時にそれらの間に働く、高い摩擦力によって捲き上げられる。2枚、もしくは、それ以上のシートが、ロール37と38の間の遅延ニップに入ると、捲き上げられた戻りスプリング39の力は、十分に、ニップの中の複数のシート間に働く(より小さい)摩擦力よりも強くなって、下側シートを上流方向に押し戻すことになる。更に、改良された分離方法についての説明は、上記引用文献を参照されたい。ひとたび、頂部シートが正確に捕捉され、下流に隣接する給紙出力センサー31を通り過ぎると、小突き送りロール36は、引き揚げられて、下積みのシートが、それによって、不用意に再給紙されるのを防止すると共に、文書イメージがスミアによって汚染されることを防止している。初期シート入力速度は、文書通路の主要部分における通常のCVT速度よりも、実質的に速くするのが望ましい。初期速度をより高くすることによって、(次の)文書の前縁が入力され、文書通路の中の前文書の後縁を追い上げる(接近、もしくは、最小文書間間隙、もしくは、文書間ギャップを持つ)ことが出来る。これについては、後で詳細に説明されるであろう。
【0029】
上述の如く、ひとたび頂部シートが分離され、文書通路24に給紙されると、それは、通常の文書通路シート駆動システム40に入る。ここでは、この駆動ローラーについて説明するが、この駆動ローラーと一体となって、ニップを形成しているアイドラーローラーについてもまた言及したい。図から判るように、本例における、これらの文書通路シート駆動ローラーは、第2、すなわち、引き込みローラー42と、整合ローラー44の順序で、それの下流方向に、実質的に間隔を置いて位置しており、それらの間に中間シート傾き修正たわみチャンバー領域を形成しており、次に、第1のCVTローラー46、その次に撮像ステーション16のプラテン上に位置するシート押し付けCVTローラー47、更に、第3のCVTローラー48と続いて、(ピボットゲート49を通過した後)、出力トレイ22の入り口に位置する可逆出口ニップローラー50に到達する。
【0030】
文書が給紙されて、CVT移送通路部分に到達する前に、シートの前縁部が横軸、もしくは、垂直面に直角となるように、僅かにたわみを形成して、前縁の傾きを修正している。そして、ここでは、単に、例示としてで図示(上下方向の二方向移動矢印で)するに止めているローラー44の上流側のゲート(もしくは、同じニップの随意停止装置)にぶつかる。このゲートが解放されると、前縁は、きちんと直角に揃えられ、もしくは、傾き修正されて、ニップ44に捕捉され、挟み込まれる。このために、上流の給紙ニップを解放する必要は無い。
【0031】
図示の撮像ステーションのCVTローラー47は、重力形のものであっても、もしくは、スプリングを備えてプラテンに押し付けるようになっていても良く、更にまた、その場所で、撮像される文書に適切なイメージ背景を付加するイメージ背景面を備えるものであっても良い。文書が撮像ステーションを通過する時に、文書の全てが、この撮像システムの場と焦点深度の中に収まって、文書が撮像されるように制御が行われる。即ち、正確さを維持するために、正規に規制された(非常に狭い幅の)最小限の間隙によるギャップが、プラテンの上側面に維持されるように制御が行われ、その寸法は、例えば、0.5mmを越えない。
【0032】
ここには、また、主プラテン、もしくは、プラテン部分12aの12bと接する部分を、図示のように、斜角を設けてプラテン端縁部56として、これによってプラテンギャップ54を設けたものが示されている。これについては、前記米国特許第5,339,139号明細書に詳細な説明がなされているが、プラテン部分12bの上側面から下方に伸びて、スペース、もしくは、溝が設けられており、その中に小さなバッフルリップ(baffle lip)、もしくは、キャッチ(catch)52が、出来ればプラテン端縁56に取り付けられる。バッフルリップ52は、プラテン部分12bの上側面から上下に延伸しており、撮像ステーション16での文書の撮像は、この上で行われる。かくして、文書の前縁部は、プラテン12bの上側面上の撮像ステーション16を給紙されて通過し、その表面が確実に捕捉され、上方に逸れて、次の給紙ニップの方に移行する。
【0033】
今、具体的出力、及び、両面文書の処理システムに移ると、U字形文書通路24の下流の終端部の、可逆出口ニップローラー50の少し上流で、しかも、両面文書の通路27の入り口に当たる所に、ゲート49が位置している。このゲート49は、文書が片面であるか、両面であるかに関わり無く、撮像ステーション16から来る文書を遮ることは無い。撮像ステーション16を通過した全ての文書は、この場所を素通りして、出口ローラー50に入る。片面文書は、これらのローラー50によって給紙されるのが望ましく、それによって反転されること無く、出口トレイ22に出力され、そこで正常な頁順に整列されて再び束状に山積みされる。これらの文書は、イメージ面を下側にして、下から1頁〜N頁となるように、束状に山積みされるが、もし文書が、イメージ面を上にして、下から1頁〜N頁となる順序で入力トレイ22から給紙されるとすると、U字形文書通路24で、1回、反転が行われることになる。
【0034】
しかし、その第1のサイドの面上にイメージされており、且つ、更に、第2のサイドの面にもイメージされている両面文書では、両面文書の後縁がセンサー34を通過すると、制御装置100は即時に出口ローラー50の反転を命令する。この時点における両面文書は、図示のように、殆ど(その長さ一杯に)前に説明した、トレイ20及び22の間の反転シュート空間に飛び出ている。この状態の両面文書が、その瞬間に素早く反転され、(CVT速度よりもより高速で給紙され)、その時点における反転ローラー50によって、文書処理装置のゲート49の方に向かって引き戻される。ゲート49は、ソレノイド或いはカムで駆動されるか、或いは重力で付勢されて、図中、点線で示した位置に至り、反転された両面文書が両面文書通路27に導入される。この両面文書通路27は、前に述べたように、当該両面文書が、U時形通路24の入口に後戻って入って行く、戻り道を形成している。
【0035】
サーボモーターM2のCVT駆動システムによって、下側ローラー44、46、47、及び48を前方送りに駆動して、文書シートを前方送りしている間中、その同じ通路の中に位置する出力ローラー50もまたM2によって同じ速度で前方送り方向に駆動されているのが望ましい。しかし、両面文書が反転された時には、ローラー50のシャフトがM2から切り離され、そして、単純な機械装置である、ローラー50のシャフトの反転駆動歯車が、その時点で、電気的に、図示のように、モーターM1にクラッチを介して接続されるが、M1は、上側ローラー42の前方(下流)方向送りを継続しているので、M1によって給紙される反転文書の進行方向は、反転ローラー50の送り方向と同方向となる。別の方法で表現すると、反転することによって、ローラー50とM2との間のクラッチによる接続は切り離され、同時に、M1と反転歯車駆動のローラー50とがクラッチによって係合する。(もし、必要なら、別のモーターで代用しても構わない。)ここで留意すべきことは、両面文書が長い場合で、この長い文書の前縁が、既に撮像のためのCVTシステム部を、M2によって前進方向に駆動されているローラー46、47、及び48によって、前方方向に給紙されている時に、その長い文書の後縁は、その時尚、ローラー50の外側に反転送りされていることが起こり得ることである。
【0036】
この連結された両面文書通路24、27は、見ての通り、完全なループ状を形成している。この完全な両面文書用のループ24、27は、実に小さく、しかも、コンパクトに出来ている。望ましくは、その寸法が、そこを通過して給紙される最長の文書の長さよりもほんの少しだけ長めの寸法とするのが良い。このことは、この寸法で纏められたシステムは、この両面文書の戻りシートの前縁が、このループ状通路27、24を通過し、撮像ステーション16でその第2のサイドの撮像を済ませた後に、センサー34によって検知される前に、その同じ文書の後縁は、もはや、センサー34によって検知されないように動作することを示している。
【0037】
この両面文書シートを通路27及び24に再給紙して第2のサイドの撮像を行う方法は、この文書シートを2回反転させることになる。正常な頁順で出力トレイ22に出力するために、この両面文書は、再度束状に山積みされる前に、再度反転され、再び同じ通路27及び24に戻し給紙される。これは、同じ方法で同じ出力ローラー50の反転によって行われるが、しかし、撮像は行われず、続いて排出される(出力ローラー50によって反転されること無く)。かくして、この両面文書は、それから排出され、正常に表面側を下向けに揃えて、出力トレイ22に収納される。両面文書が表面側を下向けに出力すると言うことは、勿論、第1頁の面、もしくは、奇数頁が印字してある頁が下側に位置することを言う。何故なら、このシステムは、第1頁目から第N頁までをコピーするシステムであるからである。
【0038】
両面文書の走査シーケンスとして利用可能なものについて言及すると、最も単純なシーケンスアルゴリズムは、全ての文書を1からNまでの単純な順序シーケンスとして処理するもので、両面本来の、即時両面シーケンスを含んでいる。これは、各両面文書のサイド2を、直接、サイド1の走査の後に行うもので、続いて、次に給紙された文書のサイド1・・等々となるものである。[かくして、文書通路の中に2枚のシートを同時に存在させる必要が無い。]両面文書の走査シーケンスは、かくして、ここでは、1頁のサイド1、スキップ、1頁のサイド2、スキップ、2頁のサイド1、スキップ、等々の順序で続き、本実施例中の通常の片面文書給紙時の文書間ギャップ、約30mmとは、相対的に異なっている。各スキップは、出力ローラー50の反転によって、文書が反転され、戻し給紙され、CVT通路のループを再度時計周りに通過することによって得られ、最初は、その第2のサイドを撮像し、そして、次に、文書シートの撮像をせずに通過して、再び再反転して、正常な出力としての文書束の山積み収納が行われる。この撮像無しの過程では、文書の傾き修正も、定速度化も、また、CVT走査のための減速も必要としない。かくして、この第3の撮像をしない、文書が通過するだけのループ通路では、十分に高速(高スルーレート)化して、時間を節約し、全体としての両面文書に対する生産性を、望ましくは、向上させたい所である。(短縮された文書通路の路程、単純な駆動機構、及び、密接するように縮小された文書間ギャップでは、これが許されないであろう)。さて、既に、前に触れたように、両面文書が文書通路に給紙され、この第3の時間を経た後に、最終的に、可逆回転が可能な出口ローラーの所に戻って來て、スタックの中に、きちんと、頁順に照合されて、束状に山積みされて排出される。しかし、他にも、代用出来る文書シーケンスが存在し得ることを理解されたことと思う。
【0039】
一つの、簡単で安価な駆動を必要としない、もしくは、受動装置、もしくは、素子11が、シート出口ニップの所に設置してあるのが、図から判るであろう。ここに示されている、この素子11は、小さな3本の腕を備えたシート分離装置で、シート出口ニップ51の領域内に設置され、それ自体は、移動するシート紙そのもので駆動されるだけであるが、それでも、上述のような問題や、その他のシートを取り扱う時の諸問題を、取り払うことが出来る。ここに図示された、この統合され一体化された、もしくは、モノリシックな、単一素子から成る装置11は、剛性のある、延伸された3本の腕、もしくは、指から成っているのが判るであろう。それは、小さな、比較的薄い、モールドされた合成樹脂製である。一つもしくは数個のこのような分離装置11が使用されており、紙の通路を横切るようにして、ギャップを設けることが出来る。
【0040】
このシート分離装置11を装着したことは、独創的なものである。三角形状の大きな取り付けハブ、もしくは、アパーチャー13は、自動的に、3本の腕を有するシート分離装置11を正常位置に付け、それらの中の1本が、垂直に近い状態で、出口ニップのシート通路の中に位置するようになっている。シートがローラー50の所まで給紙されて、次に出口ニップ51を通過しようとする時、この1本の腕が下流方向に、動いているシートの前縁によって回動させられる。このシートによって惹き起こされた動作によって、回動し、次いで装置11の転位によって、その三角形状のハブ13がその支持軸15の廻りで偏心する。この装置11の動作によって、腕の一本が入ってくるシートを、出口トレイ22の中に既に収まってスタックされている前のシートの上に、導くようになっており、同時に、出口ニップのアイドリングローラー53の上に残っているシートを払い除ける働きもしている。この動作サイクルは、次にはいつて来るシート毎に繰り返される。これは、入って来る各シートがそれぞれに、少しづつ、この装置11を回動させるからである。
【0041】
この装置11は、常に、始めから、重力によって、3つの所定の位置のどれかの1つから他の位置へ、自ら位置を変えるように回動することが出来るが、これは、その大きな三角形状、もしくは、台形状の中心開口部を有するアパーチャー13に基づくものである。このように、少なくとも、それらの指の中の1本が、常に分離するように位置すると共に、また、シートが、そのニップによって反転された時に、前のシートが、その出口ニップ51によって、再捕捉されることが無いようにしている。
【0042】
さて、これより図2の説明に入ると、そこには、タイムチャートが示され、3本の折れ線タイムチャートが重ねられて描画されており、それぞれに、(1)サーボモーターM1によって駆動されるシート分離/給紙装置の動作時間、(2)サーボモーターM2によって駆動される定速度転送(CVT)駆動の動作時間、(3)シート通路センサー31の動作時間のタイムチャートである。センサー31は、給紙装置の出力部におけるシート端部の検出を行っている。このように、センサー31は、給紙装置30の出口に位置する引き込みローラー42のすぐ、その下流に位置する所に配設されている。
【0043】
図2中の折れ線1、及び、折れ線2に対応する縦軸スケールは、給紙装置の引き込みローラー、及び、CVT移送ローラーが、それぞれの特定位置に在る時の、その時間(横軸の座標)における速度を示している。また、ここで示され、説明されるように、A1及びA2及びA3を足したものは、初期の文書間ギャップの実際の値である。この復帰(recovery)距離は、計測されたギャップと希望する(もしくは、正常な)ギャップとの間の差異に比例するもの、すなわち、希望される最小限の小さな文書間のギャップであって、これは一定であって、しかも、予め設定出来る値であることが望ましい。
【0044】
ここに図示し、説明したように、後続する文書の前縁が、センサー31によって検知された時、初期ギャップが計算され、必要とされる復帰距離が、エンコーダーパルス計数値として計算され、そして、この情報が、給紙用サーボモーターM1に伝達される、その結果として、撮像の前に復帰が行われて、希望する文書間ギャップが自動的に達成される。給紙用サーボモーターM1が、起動を命令されると、その(望ましくは一定の)高い速度レべルで、長い(もしくは、短い)距離(パルス計数値)を一定の時間駆動し、そして、所望の文書間ギャップとするに必要な距離だけ、サーボモーターM2のエンコーダーからのパルス計数値によつて給紙する。本システムによつて、文書給紙中の文書の位置を正確に計測することが出来る。この方法は、文書のサイズ、駆動速度、もしくは、縮小/拡大比、等々の如何なる種類の制限も受けること無く、適用することが出来る。
【0045】
具体的なシステムとプロセスの例を説明するために、更に詳細に説明すると、今、特別なケースとして、最初の文書が給紙されて、処理される様子を見ることにすると、先行して給紙された文書は無いので、文書間ギャップと云ったものは存在しない。最初の文書は、このようにして、定められた(プリセットされた)距離を、モーターM1によって、その高レベルの速度によつて給紙され、そして、やがてランプダウンによる減速が行われて、CVT速度まで減速されて、CVT移送領域に手渡されることになり、これは、何回やっても、何時でも、同じように行われるのである。
【0046】
最初の文書の給紙の後の第1ステップとして、その(継続する各)文書の後縁がシート通路センサー31によって検出される。この時点では、給紙用クラッチは、まだ動作していない。その時点(先行シートの後縁検知の直後)では、継続して給紙されるシートが、まだ給紙されていないからである。この最初の文書の後縁検知信号を受けて、初めて起動が掛かり、サーボ制御装置100の中で、サーボモーターM2の回転エンコーダーパルスのトータル値に対する計数が開始される。このことは、定速度(CVT)駆動モーターM2からのエンコーダーパルスのトータル値は、この最初のセンサー31からの、いま、最初の文書の後縁がここを通過したと云う、通過検知信号があってから計数開始されることを意味している。その間にも、給紙サーボモーターM1は、その最初の文書の後縁がセンサー31によって検知されてから、定められた距離に亙って、図2のタイムチャートに示されているように、減速される。先行する(最初の)文書との間の文書間ギャップは、大きくなり続ける、何故なら、先行文書は、既にCVT移送モーターM2によって捕捉され、そのモーターは、それを定速度で下流方向に移送しているからである。
【0047】
第2ステップでは、給紙装置30の給紙クラッチ及びソレノイド28は、制御装置100からの次シート給紙に伴う給紙信号によって付勢される。この次シート給紙信号が発信されるタイミングは、予めプリセットされており、望ましくは、先行シートの後縁がセンサー31をクリヤーした後の、一定時間の遅延時間を経過した時点とするのが良い。この給紙遅延時間は、希望する最小限のギャップを超えない、初期文書間ギャップを発生するに十分な時間とするのが、例え、次シートが、殆ど即時に(遅延時間無しに)給紙開始されるとしても、望ましい。この、次シート給紙信号後の時間調整によって、上に説明したように、次文書の前縁は、給紙装置30から頭を出した時にセンサー31に検知される。この先行シートの後縁がセンサー31で検知されてから、CVTサーボモーターM2がこの先行文書を給紙した距離は、いまや、モーターM2からのエンコーダーのステップ計数値から知ることが出来る。センサー31からの、これらの2つの連続する信号の間で計数されたパルス数が、トータル計数値となるのである。即ち、先行文書の後縁がセンサー31をクリヤーした時から、次文書の前縁がセンサー31に頭出しした時までの時間間隔内に、モーターM2のエンコーダーで計数された値が計数トータル値である。モーターM2は、定速度で運転されており、文書の前縁部分は、このモーターM2の分担する給紙通路内に在り、しかも、その後縁がセンサー31をクリヤーした時に、その時点における、初期文書間ギャップ、A1+A2+A3の計測を正確に、それによって行うように制御されている。これは、無修正のギャップである。本実施例を更に、図2を参照して説明することとし、以下に、そのステップを順を追って記し、更に、具体的な計算式を示すことにする。
【0048】
1. 文書nの後縁は、シート通路のセンサー31によって検知される。
【0049】
2. CVTサーボモーターが給紙しているシートの位置(以降、サーボ位置、と云う)は、メモリー中に保持される。
【0050】
3. 文書処理装置給紙装置(DHF)のサーボ機構は、このセンサー31から信号を得た後、一定距離の間、減速する。
【0051】
4. このDHFのサーボサイクルが完了する。
【0052】
5. 予めプリセットされた遅延時間の後、第n+1枚目の文書の給紙サイクルが開始する。
【0053】
6. 第n+1番目の文書の前縁が検知される。その時、第n番目のシートの後縁が移送された距離は、この時のサーボ位置から、ステップ2で保持されているサーボ位置を差し引いたものである。
【0054】
それ故に、ギャップの計測値が判る、即ち、CVTパルス中のA1+A2+A3である。
【0055】
希望する復帰距離、A4+A5+A6+A7(給紙パルス計数値として)は、センサー31の地点に第n+1番目のシートの前縁が在る時の、その前方に位置する、給紙用サーボモーターが給紙すべき距離(CVT速度にランプダウンする減速部分も含めて)であって、所望の(DG)文書間ギャップ(IDG)が得られる地点として、差を詰めて追い上げるべき距離である。
【0056】
これを式で示すと、
希望するIDGパルス数=DG=0.150×Vs×Kf [パルス/mm]
但し、Kfは、文書の給紙距離[mm]を給紙用モーターのパルス数に換算する換算係数である。数値0.150は、文書間ギャップが150msであることを示すもので、希望するギャップによって変化する。(尚、定数は駆動システムに固有の数値である。)
また、MG−A4−A7=DGの関係がある。(但し、MGは、ギャップ測定値(Measured Gap)であって、CVTパルスから給紙用サーボモーターのエンコーダーパルスに変換したものである。
【0057】
A4+A7=MG−DG=Kf(Vf−Vs)×(t1+(t2/2));
従って、
t1=((MG−DG)/Kf(Vf−Vs))−t2/2;
A4=t1Kf(Vf−Vs);A5=t1Kf(Vs);
A7=Kf(t2/2)(Vf−Vs);
A6=t2Kf(Vs)
を導くことが出来る。
【0058】
ここに、DGとKfVst2/2の項は給紙エンコーダーパルス数で表された変位量であり、MGはギャップ測定値であって、CVTエンコーダーパルスから給紙用サーボモーターのエンコーダーパルスに変換されたものである。
【0059】
もし望むなら、復帰距離は、ランプダウンによる減速が始まるまでの距離として表現することも可能で、この場合には、式の定数部分から、定数A6及びA7の項を差し引けば良い。
【0060】
既に十分認識されたと思うが、サーボモーターM1は、サーボモーターM2よりも十分に高速度で運転され、及び/もしくは、センサー31と、最初のCVTM2駆動領域に位置するニップとの間の距離が十分に長くなっていなければならない。何故なら、ギャップの復帰は、シートがM2速度に減速されて、文書通路の第2の部分、もしくは、CVT通路部分に入る前に、初期の給紙を開始したばかりの通路内において完成していなければならないからである。
【0061】
ここで注目すべきは、従来装置では無かった、サーボモーターM1によって駆動されている第1通路部分に位置するセンサー31からのタイミング信号として、他の駆動モーター、つまりM2からのパルス計数値との組み合わせを利用していることである。即ち、M1では無く、M2の駆動信号が、ここで計数されているのである、しかも、センサー31は、文書通路のM1駆動領域に在るにも関わらずにである。
【0062】
更に、注目すべきことは、本実施例のシステムでは、サーボモーターM1によって駆動される(第1の通路部分の)給紙装置や引き込みローラーを、既知の、プリセットされた一定速度の高速度で運転している点に特徴があり、それより下流に位置するものは、全て、より低速のCVTサーボモーターM2によって駆動されていることと比較すると、良く理解出来るであろう。このことは、サーボモーターM1によつて駆動されている給紙装置の給紙速度が、本質的に、より高速であること(図2の一番上の折線に対する縦軸のスケールの読み)によって、上流に在る文書が、下流に在る文書よりも、より速い速度で移動する、追い上げ、による、文書間ギャップの縮小を可能なものとしている。このことは、この文書間ギャップが、上流に在る文書を、一時的に停止して、前縁の整合や傾きの修正をする間にも、下流の文書はCVT速度で前進しているので、ますます増大する性質のものであるにも関わらず、可能なものとなっている。このシステムは、広い範囲の変動を自動的に補修するものであるが、この広い範囲の変動は、次文書の前縁がセンサー31によって検知されるまでの時間内で発生し得るものである、これは、即ち、上述の如く、次文書の給紙開始時間は、大きく変化することを意味している。
【0063】
センサー31を作動させる計数値として、サーボモーターM2のエンコーダーパルスを使用するのでは無く、その代わりに、制御装置100のクロックパルスを使用することも考慮される。しかし、上記本実施例の方が、より正確であるばかりでなく、シートの動きに直接的に連係したものとなっており、また、クロックパルスの計数値と、サーボエンコーダー及び駆動モーターの計数値との間で変換したり、元に戻したりする手間が省略される利点がある。
【0064】
これまで、ここに開示した具体的実施例に教示されて、各種の代用、修飾、変形、もしくは、改良が、本技術に携わる技術者であれば、誰にでも可能であることが、十分に認識されたと思うが、このような行為は、以下に示す請求項の範囲内に属することに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 代表的な、片面及び両面文書処理装置における、具体的な、文書間ギャップ制御システムの一実施例を示し、また、
【図2】 図1に示した、文書間ギャップ制御システムのタイムチャートによる説明図で、3つの要素のタイムチャートが重ねて記入されている。
【符号の説明】
10 文書処理装置
11 シート分離装置
12 プラテン
13 ハブ
14 RIS
15 シャフト
16 撮像ステーション
18 文書
20 入力トレイ
22 出力トレイ
24 文書通路
25 片面文書通路
26 両面文書通路
27 両面文書通路
28 ソレノイド
30 分離/給紙装置
31〜31 センサー
36 小突き送りロール
37 給紙ロール
38 遅延ロール
39 戻りスプリング
40 文書通路シート駆動システム
42 引き込みローラー
44 整合ローラー
46 第1CVTローラー
47 シート押し付けローラー
48 第3CVTローラー
49 ピボットゲート
50 出口ニップローラー
51 出口ニップ
52 バッフルリップ
53 アイドリングローラー
54 プラテンギャップ
56 プラテン端縁部
100 プログラマブルマイクロプロセッサー制御装置
Claims (2)
- 給紙される文書シート間に文書間ギャップが設けられ、撮像ステーションにおいて撮像されるべき文書シートを連続的に給紙する文書処理装置であって、文書シートを入力トレイの文書シートスタックから文書給紙路を経由して前記撮像ステーションに給紙するシート分離−給紙装置を含み、また、文書シートを前記撮像ステーションを通して一定速度で給紙する定速度文書シート移送手段を含み、そこにおいて、前記シート分離−給紙装置が前記入力トレイの前記文書シートスタックから初期文書間ギャップ変動を有する文書シートを連続的に給紙するシステムにおいて、その改良点が、
前記文書給紙路において前記連続する文書シート間の文書間ギャップを自動的に制御するシステムと、
前記文書給紙路に設けられた上流の第1の文書給紙路部分と、
前記第1の文書給紙路部分において文書シートを給紙する第1のサーボ駆動システムと、
前記第1の文書給紙路部分の下流にあって前記第1の文書給紙路部分から文書シートを受け取る第2の文書給紙路部分と、
前記第2の文書給紙路部分において文書シートを給紙する第2のサーボ駆動システムであって、前記撮像ステーションを通過する前記定速度文書シート移送を提供する第2のサーボ駆動システムと、
前記第1の文書給紙路部分において前記シート分離−給紙装置の下流に隣接しており、前記第1の文書給紙路部分において文書シートの前縁もしくは後縁がそこを通過した時に電気信号を出力するシート端部センサーシステムと、
前記シート端部センサーシステムと前記第1のサーボ駆動システムとに接続され、前記初期文書間ギャップ変動を自動的に計測し、前記第1の文書給紙路部分における文書シートの給紙を前記第2の文書給紙路部分に対して相対的に変化させて、前記第2の文書給紙路部分において前記文書間ギャップを予め設定された所望の最小限の文書間ギャップとなるように自動的に変化させるサーボ制御装置とを含み、
前記第2のサーボ駆動システムは、前記定速度文書シート移送に比例するエンコーダー信号を発生するエンコーダーを有し、前記サーボ制御装置は、前記シート端部センサーシステムを通過する文書シートの後縁が通り過ぎてから、次に続く文書シートの前縁が前記シート端部センサーシステムを通過して通り過ぎるまでの間、前記エンコーダー信号を計数し、そのエンコーダー信号の計数値を予め設定された記憶された計数値と比較し、前記第1のサーボ駆動システムに対する制御信号を計算し、前記初期文書間ギャップを前記所望の最小限の文書間ギャップに向けて自動的に変更する文書処理装置。 - 給紙される文書シート間に文書間ギャップが設けられ、撮像ステーションにおいて撮像されるべき文書シートを連続的に給紙する文書処理装置であって、文書シートを入力トレイの文書シートスタックから文書給紙路を経由して前記撮像ステーションに給紙するシート分離−給紙装置を含み、また、文書シートを前記撮像ステーションを通して一定速度で給紙する定速度文書シート移送手段を含み、そこにおいて、前記シート分離−給紙装置が前記入力トレイの前記文書シートスタックから初期文書間ギャップ変動を有する文書シートを連続的に給紙するシステムにおいて、その改良点が、
前記文書給紙路において前記連続する文書シート間の文書間ギャップを自動的に制御するシステムと、
前記文書給紙路に設けられた上流の第1の文書給紙路部分と、
前記第1の文書給紙路部分において文書シートを給紙する第1のサーボ駆動システムと、
前記第1の文書給紙路部分の下流にあって前記第1の文書給紙路部分から文書シートを受け取る第2の文書給紙路部分と、
前記第2の文書給紙路部分において文書シートを給紙する第2のサーボ駆動システムで あって、前記撮像ステーションを通過する前記定速度文書シート移送を提供する第2のサーボ駆動システムと、
前記第1の文書給紙路部分において前記シート分離−給紙装置の下流に隣接しており、前記第1の文書給紙路部分において文書シートの前縁もしくは後縁がそこを通過した時に電気信号を出力するシート端部センサーシステムと、
前記シート端部センサーシステムと前記第1のサーボ駆動システムとに接続され、前記初期文書間ギャップ変動を自動的に計測し、前記第1の文書給紙路部分における文書シートの給紙を前記第2の文書給紙路部分に対して相対的に変化させて、前記第2の文書給紙路部分において前記文書間ギャップを予め設定された所望の最小限の文書間ギャップとなるように自動的に変化させるサーボ制御装置とを含み、
前記第1のサーボ駆動システムは、前記第1のサーボ駆動システムが前記第2のサーボ駆動システムよりも高い速度で駆動される時間周期を変更することにより、前記初期文書間ギャップを変更する文書処理装置。
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