JP2014049872A - 原稿読取部、原稿読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】白色基準部と搬送ガイド部を有する対向部材を、特別な駆動源なしで原稿の搬送と同期して自然に回転させる。
【解決手段】第2読取部25の対向側の対向部材401を、搬送経路の横幅方向に延びた回転中心を有する回転体で構成する。回転体の外周面に読取手段による原稿画像補正の基準となる白色基準部403を形成する。白色基準部403の搬送上流側に、突き当て面405aを有する段部405と、搬送ガイド部404を形成する。白色基準部403がコンタクトガラス25eに接触した状態でシェーディング補正を行い、第2読取部25の前に原稿が搬送されると、原稿前端が突き当て面405aを押圧することで対向部材401が搬送下流側に回転し、搬送ガイド部404がコンタクトガラス25eの前に移動する。
【選択図】図6

Description

本発明は、原稿読取部、原稿読取装置及び画像形成装置に関する。
スキャナや、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、或いはこれらの機能を複数統合したデジタル複合機には、原稿読取装置が配設されている。この原稿読取装置の読取方式には2つの方式がある。一つは、1回目の通紙で原稿表面を読取り、当該原稿を反転した後、2回目の通紙で原稿裏面を読み取る2パス両面読取方式である。もう一つは、1回の通紙で原稿の表裏両面を同時に読み取る1パス両面同時読取方式である。1パス両面同時読取方式は、両面原稿の読取生産性向上、原稿を反転させずに1パスで両面を読取ることによる原稿の搬送破損負荷の軽減、1パスによる騒音の低減といった優位性がある。
1パス両面同時読取方式を採用した原稿読取装置では、裏面読取部のセンサとしてCISなどの省スペースの等倍センサが使われることが多い。この等倍センサは焦点深度が浅いため、原稿が等倍センサのコンタクトガラスから浮かないように、センサの対向側にローラなどの対向部材を配置し、当該対向部材によって原稿とコンタクトガラスとの間の隙間を制御している。
この種のセンサは、ジョブの先頭原稿や紙間において、白色基準部によるシェーディング補正を行うことが不可欠であるが、このシェーディング補正の際にセンサの向きをいちいち変えなくてすむように、等倍センサの対向側に配置した白色ローラで白色基準部を兼ねるようにしたものが多い。この白色ローラでシェーディング補正を行う場合、白色ローラとコンタクトガラスとの間には原稿の通紙が可能な隙間が存在している。これに対して原稿の画像データを読み込む場合、基本的に、当該原稿がコンタクトガラスに接触した状態で読み込みが行われる。このため、シェーディング補正時と原稿読取時でセンサに入る光量が変わり、照明深度特性の影響を受けてしまうという問題がある。
この問題を解決するため、例えば特許文献1(特開2011−030174号公報))で外形をDカット形状にしたDカット白色ローラが提案されている。このDカット白色ローラは、回転中心から外周面までの距離が、回転中心から原稿読取面までの距離と略同一の円筒面をシェーディング補正の白色基準部とし、前記距離よりも原稿厚さ分短いDカット部を搬送ガイド部として用いる。そして、原稿読取時には、Dカット白色ローラを回転させて、前記Dカット部による搬送ガイド部で原稿をガイドする。
しかし、前記Dカット白色ローラでシェーディング補正を行う場合、(1)原稿読取時のDカット面と読取手段との位置関係を適正にするための位置制御手段、(2)白色ローラを回転させるための駆動手段、(3)シェーディング補正を正確に行なうための白色ローラの形状精度が必要となる。このため、Dカット白色ローラを例えばパイプ材等の高剛性材で形成する必要が生じ、部品重量の増大と部品コストの高騰という問題があった。
本発明の目的は、白色基準部と搬送ガイド部を有する対向部材を、特別な駆動源なしで原稿の搬送と同期して自然に回転させ、当該回転により、原稿読取部の対向側において、シェーディング補正時の白色基準部と原稿読取時の搬送ガイド部を自動的に入れ替えることにある。
前記課題を解決するため発明は、所定の横幅を有する搬送経路に沿って搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段と前記原稿との間にあって前記搬送経路の一部を構成する透光部材と、前記透光部材と反対側で前記搬送経路の一部を構成する対向部材とを備えた原稿読取部において、前記対向部材が前記搬送経路の横幅方向に延びた回転中心を有する回転体として構成され、前記回転体の外周面に、 前記回転中心からの距離が一定で前記透光部材の表面に接触又は近接した円筒面で構成され、前記読取手段による原稿画像補正の基準となる白色基準部と、前記白色基準部の搬送上流側に形成された段部であって、当該段部は前記回転体の外周面から前記回転中心側に延びた突き当て面を有する段部と、前記段部の搬送上流側又は下流側に隣接して形成された搬送ガイド部であって、前記回転中心から前記搬送ガイド部までの距離が、前記回転中心から前記透光部材までの距離よりも短い搬送ガイド部と、が形成され、前記白色基準部が前記透光部材に接触した状態でシェーディング補正を行い、前記読取手段の前に前記原稿が搬送され当該原稿の前端が前記突き当て面を押圧することで前記対向部材が前記回転中心を中心として搬送下流側に回転し、当該回転により前記白色基準部が前記透光部材から離間するとともに、前記白色基準部に代わって前記読取手段と対向する位置に前記搬送ガイド部が前記透光部材との間に隙間を空けて移動し、当該移動した搬送ガイド部によって前記原稿の読取側と反対側をガイドするようにしたことを特徴とする原稿読取部である。
本発明は、原稿の画像を読み取る読取手段の対向側に配設した対向部材を回転可能に構成し、当該対向部材に白色基準部、突き当て面を有する段部及び搬送ガイド部を形成し、前記白色基準部を読取手段に対向させた状態でシェーディング補正を行い、読取対象の原稿が読取手段の前に搬送されて来ると当該原稿の前端が対向部材の突き当て面を押圧して当該対向部材を回転させ、原稿の読取側と反対側が対向部材の搬送ガイド部によってガイドされるようにしたので、原稿読取時と同じように白色基準部をコンタクトガラスに接触又は近接させた状態でシェーディング補正データが得られ、シェーディング補正時の読取手段から白色基準部までの距離と、原稿読取時の読取手段から原稿読取面までの距離の格差とバラツキが少なくなり、これにより副走査方向の照明深度特性のバラツキの影響を受けることが少なくなり、良好な読取画像を得ることができる。また、対向部材を原稿前端で回転させるようにしたので対向部材の駆動手段が不要であり、原稿読取部の駆動系と制御系を簡略化し、低コスト化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る原稿読取装置の概略構成図である。 図1の原稿読取装置を搭載した画像形成装置の概略構成図である。 図1の第2読取搬送部の拡大断面図である。 原稿読取装置の制御ブロック図である。 第2原稿読取部の制御ブロック図である。 (A)は原稿読取部の対向部材の側面図、(B)は原稿読取部の対向部材と第2読取部の側面図、(C)は対向部材の一端部の斜視図、(D)と(E)は対向部材の変形例の側面図である。 原稿読取部の対向部材の回転作動を示す図である。 回転復帰手段を取り付けた対向部材の側面図である。 スキュー補正用の撓み部を形成した原稿読取部の側面図である。 (A)(B)は回転センサによる対向部材の回転初期位置の検知前後を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る原稿読取部を備えた原稿読取装置及び画像形成装置の例を図面に基づいて説明する。
図1は原稿読取装置の概略構成図、図2はこの原稿読取装置を備えた画像形成装置の概略構成図、図3は原稿読取部を含む第2読取搬送部Fの拡大断面図である。図1の原稿読取装置は、給紙部(原稿セット部A)と、原稿搬送装置(分離給送部B、タイミング部C、ターン部D)と、スキャナ部(第1読取搬送部E、第2読取搬送部F)と、排出部Gと、スタック部Hを有する。
原稿読取装置は、図4に示すように、前記A〜Hまでの各部における駆動を行うモータ101〜105と、各種センサ(5、6、8、11、13、15、17、24)と、一連の動作を制御するコントローラ110を備える。コントローラ110は、I/F107を介して図2のプリンタ500の全体制御を行う本体制御部120に接続されている。また、本体制御部120には、I/F106を介して、ユーザが各種操作を行う操作部108が接続されている。
図1の原稿セット部Aは、固定原稿テーブル2と可動原稿テーブル3を有する。これらテーブル2、3は原稿読取装置の上部で前後方向(原稿搬送方向)に隣接して配設されている。読取対象としての両面原稿を含む原稿束1は、テーブル2、3の上に原稿面を上向きにしてセットされる。原稿束1の巾方向は、図示しないサイドガイドによって搬送方向と直交する方向で位置決めされる。
後ろ側の固定原稿テーブル2のテーブル面上に、原稿長さ検知センサ30、31が前後に離間して配設されている。この原稿長さ検知センサ30、31には反射型センサ、或いは原稿1枚でも検知可能なアクチェータータイプのセンサを使用することができる。原稿長さ検知センサ30、31は、少なくとも、同一サイズの原稿が固定原稿テーブル2に縦にセットされたか、横にセットされたかを、検知可能に配置されている。そして原稿長さ検知センサ30、31によって、原稿の搬送方向の概略の長さが検知されるようになっている。原稿がセットされたことは、セットフィラー4とセットセンサ5により検知され、図4のように、I/F107により本体制御部120に送信されるようになっている。
前側の可動原稿テーブル3は、底板上昇モータ105(図4参照)によって図1のa、b方向に上下動可能とされている。この可動原稿テーブル3の上方にピックアップローラ7が配設されている。ピックアップローラ7は、ピックアップモータ101(図4参照)とカム機構により図1で上下方向(c、d方向)に動作するようになっている。原稿がセットされたことをセットセンサ5が検知すると、底板上昇モータ105が正転されて可動原稿テーブル3が上昇され、原稿束1の最上面がピックアップローラ7と接触する。ピックアップローラ7が原稿上面に押されてc方向に上昇すると、その上昇上限をテーブル上昇検知センサ8により検知される。
そしてユーザによって図4の操作部108のプリントキーが押下され、本体制御部120からI/F107を介して原稿読取装置のコントローラ110に原稿給紙信号が送信されると、ピックアップローラ7が給紙モータ102の正転により回転駆動し、原稿テーブル2上の1枚又は数枚の原稿をピックアップする。ピックアップローラ7の回転方向は、最上位の原稿を給紙口に搬送する方向である。この時のピックアップ枚数は1枚が望ましいが、紙間摩擦によって数枚の原稿がピックアップされて給紙口に搬送されることもある。
分離給送部Bは、一対のローラ間に掛け渡された給紙ベルト9と、当該給紙ベルト9の下側に接するリバースローラ10を有する。給紙ベルト9は給紙モータ102(図4参照)の正転により給紙方向に駆動され、リバースローラ10は給紙モータ102の正転によりトルクリミッタを介して給紙方向と逆方向に回転駆動される。そして、給紙ベルト9とリバースローラ10の間で、最上位の原稿とその下側の2枚目以降の原稿とを分離し、最上位の原稿一枚のみを給紙ベルト9で搬送下流側に給紙する構成となっている。
詳しくは、リバースローラ10は給紙ベルト9に下面に所定圧で接し、給紙ベルト9と直接接している時、又は原稿1枚だけを介して接している時は、給紙ベルト9の回転につられて図1で反時計方向に連れ回り回転する。2枚以上の原稿が給紙ベルト9とリバースローラ10の間に進入した時は、連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも低くなるように設定されているため、リバースローラ10は図1で本来の駆動方向である時計方向に回転する。このリバースローラ10の時計方向の回転により、余分な二枚目以降の原稿が搬送方向と逆方向に押し戻されることで原稿の重送が防止される。
タイミング部Cは、突き当てセンサ11と、給紙モータ102の逆転により駆動されるプルアウトローラ12を有する。プルアウトローラ12とその下流側の複数のローラは、搬送経路を挟む形で、すべて2個一組のローラ対として構成されている。タイミング部Cは、分離給送部Bから1枚ずつ分離されて搬送される原稿の前端を、プルアウトローラ12に対する一次突き当てにより整合し、整合後の原稿をプルアウトローラ12により所定タイミングで引き出して中間ローラ14に搬送するものである。
すなわち、給紙ベルト9とリバースローラ10との作用により1枚に分離された原稿は、給紙ベルト9によってタイミング部C側へと送られ、突き当てセンサ11によって前端が検知された後、さらに進んで停止しているプルアウトローラ12に突き当たる。その後、原稿は、突き当てセンサ11の検知から所定量定められた距離送られ、プルアウトローラ12に所定量撓みを持って押し当てられた状態で給紙モータ102を停止させることによって、給紙ベルト9の駆動が停止する。
このとき、ピックアップモータ101を回転させることでピックアップローラ7を原稿上面から退避させ、原稿を給紙ベルト9の搬送力のみで送ることにより、原稿前端は、プルアウトローラ12の上下ローラ対のニップに進入し、前端の整合(スキュー補正)が行われる。なお、原稿の搬送方向の長さは、原稿の前端と後端が突き当てセンサ11で読み取られることと、その間の給紙モータ102のパルスがカウントされることにより検知される。
プルアウトローラ12は、前記スキュー補正機能を有するとともに、分離後にスキュー補正された原稿を中間ローラ14まで搬送するためのローラであり、給紙モータ102の逆転により駆動される。また、給紙モータ102の逆転時には、プルアウトローラ12と中間ローラ14は駆動されるが、ピックアップローラ7と給紙ベルト9は駆動されない。
プルアウトローラ12と中間ローラ14の間には原稿幅センサ13が配設されている。この原稿幅センサは図1の紙面奥行き方向に複数個並べられ、プルアウトローラ12により搬送された原稿の搬送方向に直交する幅方向のサイズを検知する。
ターン部Dは中間ローラ14を有し、タイミング部Cから搬送される原稿を中間ローラ14で下方にターンさせ、原稿の第1面を読取側(下方)に向けて搬送する。タイミング部Cからターン部Dに原稿が搬送されるが、タイミング部Cでの搬送速度を、第1読取搬送部Eでの搬送速度よりも高速に設定することにより、原稿を第1読取搬送部Eへ送り込む処理時間が短縮されるようになっている。
第1読取搬送部Eは、読取位置20の前後に、読取入口ローラ16と読取出口ローラ23を有する。読取位置20の下方には図示しない第1原稿読取部が配設され、この第1原稿読取部によって原稿の表面が読み取られるようになっている。また、読取入口ローラ16とその上流側の中間ローラ14の間に、読取入口センサ15が配設されている。
そして、原稿前端が読取入口センサ15により検出されると、読取入口ローラ16の上下ローラ対のニップに原稿前端が進入する前に、原稿搬送速度が読取搬送速度と同速になるように、搬送速度の減速が開始されるようになっている。また、当該減速と同時に、読取モータ103が正転駆動され、読取入口ローラ16、読取出口ローラ23及び第2読取部出口ローラ27が駆動される。
原稿の前端が読取入口ローラ16の下流側のタイミングセンサ17で検知されると、所定の搬送距離をかけて搬送速度が減速され、読取位置20の手前で原稿が一時停止される。また、同時に、コントローラ110からI/F107を介して本体制御部120にタイミング停止信号が送信される。
続いて、コントローラ110が本体制御部120から読取開始信号を受信すると、タイミング停止していた原稿1の前端が読取位置20に到達するまでに、所定の搬送速度に立ち上がるように増速されて原稿が搬送される読取モータ103のパルスカウントにより、検出された原稿前端が読取位置20に到達するタイミングで、本体制御部120に対して、第1面の副走査方向有効画像領域を示すゲート信号が、原稿後端が読取位置20を抜けるまで継続して送信される。
第1読取搬送部Eを通過した原稿は第2読取搬送部Fへ搬送される。第1読取搬送部Eと第2読取搬送部Fの間には排紙センサ24が配設され、この排紙センサ24によって後述の排紙ローラ28の回転速度を調節するようにしている。
第2読取搬送部Fは、図3に示すように第2読取部25と第2読取部出口ローラ27を有し、読取出口ローラ23と第2読取部出口ローラ27で原稿1aを搬送しながら、第2読取部25によって原稿の第2面を上方から読み取るようにしている。第2読取部25の対向位置には後述する対向部材401が配設され、この対向部材401で原稿1aの読取側と反対側の下面をガイドするとともに、対向部材401に設けた白色基準部403でシェーディング補正を行うようにしている。なお、図3で18aと18bは原稿1aの搬送経路を形成するガイドである。
第2読取搬送部Fで第2面の読取を終了した原稿は、排出部Gを経てスタック部Hへ排出される。排出部Gには排紙ローラ28が配設され、前記排紙センサ24により原稿の前端が検知されると、排紙モータ104が正転駆動されて排紙ローラ28が図1で反時計方向に回転される。また、排紙センサ24による原稿の前端検知からの排紙モータパルスカウントにより、原稿後端が排紙ローラ28の上下ローラ対のニップから抜ける直前に、排紙モータ駆動速度が減速される。この減速により、原稿が排紙トレイ29外に飛び出すのが防止される。減速された原稿は排紙ローラ28によってスタック部Hに排出され、当該スタック部Hに積載保持される。
第2読取部25は、図3のように、CISなどの等倍系センサ25aが取り付けられた基板25bと、センサ25aの前方に配置されたセルフォックレンズアレイ(「セルフォック」は日本板硝子株式会社 の登録商標)25cと、当該レンズアレイ25cの両側に配置された一対の光源25dと、セルフォックレンズアレイ25cの前方に配置されたコンタクトガラス25eで構成されている。コンタクトガラス25eは原稿1aの搬送経路の一部を構成している。光源25dから照射される光はコンタクトガラス25eを通って対向部材401の白色基準部403又は原稿1aの第2面に照射され、その拡散光がセルフォックレンズアレイ25cを介してセンサ25aに受光され、当該センサ25aで光電変換されることでアナログ画像信号に変換されるようになっている。
原稿読取装置で読み取った画像は、光源25dの明るさのムラ、センサ25aの感度ムラを含んでいるため、シェーディング補正を行う必要がある。このシェーディング補正は、下記の式による演算で行われる。
Dout=(Din−Bk)/(Dsh−Bk)×(2n−1)
Dout:シェーディング後の出力画像データ
Din:原稿読取時の画像データ
Dsh:白色部材読取時の画像データ(シェーディングデータ)
Bk:黒レベル(光が入らない時の画像データレベル)
次に、前記原稿読取装置を搭載した画像形成装置を図2により説明する。この画像形成装置は、複数の感光体が並行配設されたタンデム型のカラーレーザープリンタ500(以下、単に「プリンタ500」という)である。原稿読取装置210はこのプリンタ500の上部に配設される。なお、原稿読取装置210はプリンタ500以外の複写機、ファクシミリ、あるいは複写機、ファクシミリ、プリンタのいずれか2つ又は3つの機能を備えた複合機等の画像形成装置にも搭載可能である。
プリンタ500は、画像形成部501を中心として、その上下に原稿読取部512と用紙供給装置513を備える。原稿読取部512は、画像形成部501の上に固定された原稿読取装置511と、当該原稿読取装置511の上に支持される原稿読取装置(ADF)510とを有する。この原稿読取装置510は図1の原稿読取装置と同じ構成の1パス両面同時読取方式である。
用紙供給装置513は、ペーパーバンク514内に多段に配設された2つの給紙カセット515、給紙カセット515から原稿としての用紙を送り出す送出ローラ516、送り出された用紙を分離して給紙路517に供給する分離ローラ518等を有する。また、画像形成装置500の給紙路519に用紙を搬送する複数の搬送ローラ520等を有する。そして、給紙カセット515内の用紙を画像形成装置500内の給紙路519に給紙するようになっている。
画像形成部501は、光書込装置521や、K、Y、M、C色のトナー像を形成する4つのプロセスユニット522K、522Y、522M、522C、中間転写ベルト523を有する転写ユニット524、紙搬送ユニット525、タイミングローラ対526、定着装置527、排紙ローラ対528、スイッチバック装置529、給紙路519等を備える。
そして、光書込装置2内に配設された図示しないレーザダイオードやLED等の光源を駆動して、プロセスユニット522K、522Y、522M、522Cの感光体530K、530Y、530M、530Cに向けてレーザ光を照射する。
このレーザ光の照射により、ドラム状の感光体530K、530Y、530M、530Cの表面には静電潜像が形成され、この静電潜像は所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。符号の後のK、Y、M、Cの添字は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン用の仕様であることを示している。
上記構成の画像形成装置500において、各感光体530K、530Y、530M、530Cの表面に形成されたトナー像は、図2で時計回り方向に無端移動する中間転写ベルト523に順次重ね併せて一次転写される。
この一次転写により、中間転写ベルト523には4色重ね合わせのカラートナー像が形成される。また、用紙供給装置513から供給された用紙が、タイミングローラ対526により所定のタイミングで、紙搬送ユニット525と中間転写ベルト523との間に形成された二次転写ニップに送り出され、中間転写ベルト523上のカラートナー像が用紙に一括二次転写される。
二次転写ニップを通過した用紙は、中間転写ベルト523から離間して定着装置527へ搬送される。定着装置527に搬送された用紙は、定着装置527内における加圧や加熱によってフルカラー画像が定着された後、定着装置527から排紙ローラ対528に送られた後、機外へと排出される。画像形成部501は、図2に示す構成に限定されるものではなく、インクジェット記録方式等の構成であってもよい。
図5は、第2読取部25に関わる電気回路の要部を説明する図である。図5に示すように、第2読取部25は、LEDアレイ等からなる光源部200(図3の光源25d)と、複数のセンサチップが主走査方向(原稿幅方向に対応する方向)に並べられてなるリニアイメージセンサ201(図3のセンサ25a)と、リニアイメージセンサ201の各センサチップに個別に接続された複数のアンプ回路202と、各アンプ回路202に接続された複数のA/Dコンバータ203とを備える。リニアイメージセンサ201が備える各センサチップは、等倍密着イメージセンサと称されるセンサチップであり、画素に対応して主走査方向に直線状に並べられた複数の光電変換素子と集光レンズ(図3のセルフォックレンズアレイ25c)とを具備している。
また、第2読取部25の出力は、デジタル信号処理部に接続されている。デジタル信号処理部は、A/Dコンバータ203の出力信号を入力してリニアイメージセンサ201により読み取られた原稿の画像データを生成する画像処理部204と、画像処理部204により生成される画像データをフレーム単位で保持するフレームメモリ205と、画像データの出力を制御する出力制御回路206およびI/F回路207とを備える。
原稿読取装置では、第2読取部25による読取位置(第2読取部25の読取面と対向する位置)に原稿が進入するのに先立って、コントローラ110から光源部200に点灯ON信号が送られる。これにより、光源部200が点灯し、その光を第2読取部25の読取位置に進入した原稿に向けて照射する。原稿で反射された反射光は、リニアイメージセンサ201が備える各センサチップにおいて、集光レンズによって光電変換素子に集光されて画像情報として読み取られる。リニアイメージセンサ201の各センサチップで読み取られた画像の信号は、アンプ回路202によって増幅された後、A/Dコンバータ203によってデジタルデータに変換される。
A/Dコンバータ203から出力される各デジタルデータは画像処理部204に入力される。画像処理部204では、入力されたデジタルデータに黒レベル補正、シェーディング補正などを施した後、これらのデータを用いて原稿の画像データを生成してフレームメモリ205に一時的に格納する。なお、原稿読取装置では、画像処理部204においてシェーディング補正を行うために、第2読取部25により対向部材401の白色基準部403の表面(基準面)を読み取ってシェーディングデータを生成する処理を行う。
フレームメモリ205に格納された原稿の画像データは、出力制御回路206によって本体制御部120に受入可能なデータ形式に変換された後、I/F回路207を経由して本体制御部120に出力される。第2読取部25の動作は、コントローラ110により統括的に制御される。例えば、コントローラ110は、原稿の前端が第2読取部25による読取位置に到達するタイミング(そのタイミング以降の画像データが有効データとして扱われる)を知らせるためのタイミング信号や、光源部200の点灯信号などを出力して、第2読取部25の動作を制御する。また、第2読取部25の電源供給は、コントローラ110の制御のもとで行われる。
前記対向部材401は、図6に示すように、左右一対のほぼ扇形の端板401aと、端板401aの回転中心402と、左右の端板401aの外周同士を連結する円筒部として形成された白色基準部403と、白色基準部403の一端側(上流側)に形成された搬送ガイド部404と、白色基準部403と搬送ガイド部404の間に形成された段部405を有する。
白色基準部403は回転中心402からの距離R1が一定な円筒部として形成され、図6(B)のように、対向部材401の回転位置によって、白色基準部403が第2読取部25のコンタクトガラス25eに主走査方向で接触するようになっている。すなわち、図6(B)のように、回転中心402から第2読取部25のコンタクトガラス25eまでの距離をdとすると、d=R1に設定されている。白色基準部403は、対向部材401の回転初期位置(停止状態)において、セルフォックレンズアレイ25cの光軸25f上に位置している。
搬送ガイド部404は、回転中心402からの距離R2が一定な円筒部として形成されている。距離R2は前記白色基準部403の距離R1よりも短く、対向部材401の回転位置によって、搬送ガイド部404が第2読取部25のコンタクトガラス25eとの間に隙間δ=d−R2を形成するようになっている。この隙間δは、例えば読み取る原稿の最大厚さと同程度に設定することができる。
搬送ガイド部404と白色基準部403の間に形成された段部405は、回転中心402の方向に延びた突き当て面405aを有する。この突き当て面4052aは搬送ガイド部404とほぼ直角であり、原稿が第2読取部25の前に搬送されて来ると、その前端が突き当て面405aに当接するようになっている。
原稿1aはコンタクトガラス25eに接触した状態で読み取られるのが理想であるが、搬送ガイド部404とコンタクトガラス25eの間の前記隙間δの範囲内で、原稿1aがばたつく可能性がある。そうするとコンタクトガラス25eから原稿(第2面)までの距離と、コンタクトガラス25eから白色基準部403までの距離が異なることになる。
第2読取部25は、前述したように等倍結像系の光学系を用いたCIS方式の読取手段であるため、原稿搬送時の原稿のばたつきに起因した照明深度特性の影響を受けやすい。照明深度特性の影響により主走査方向のある位置で出力レベルが変動していると、その変動分をシェーディング補正によって除去することができず、この出力レベルの変動が副走査方向に連続することによって、画像としては縦スジが発生してしまう。そこで、対向部材401の搬送ガイド部404とコンタクトガラス25eとの間の隙間δを、読み取る原稿の厚さと同程度に設定し、これにより原稿1aのばたつきを最小限に抑制し、かつ、白色基準部403をコンタクトガラス25eに隙間なく接触させるのが望ましい。
図6(D)(E)は対向部材401の変形例である。(D)は搬送ガイド部404の曲率半径を変化させたものである。すなわち、突き当て面405aに近いところでは回転中心402までの距離がR2であるが、上流側に行くにつれて回転中心402までの距離が短くなり、搬送ガイド部404の端部では回転中心402までの距離が最短の距離R3になっている(R3<R2)。このように搬送ガイド部404の曲率半径を変化させることで、厚さが異なる原稿を読み取る場合に、原稿1aとコンタクトガラス25eとの間に隙間が発生しないようにすることが可能である。
また、図6(E)は搬送ガイド部404を段部405の下流側(段部405と白色基準部403の間)に形成したものである。コンタクトガラス25eの光軸25fに対する対向部材401の回転位置によっては、このように搬送ガイド部404を段部405の下流側に形成することができる。
対向部材401は、図7(A)のように原稿1aが搬送されていない時(待機状態)、第2読取部25の光軸25f上に、白色基準部403、若しくはそれより下流側の円筒面が、第2読取部25のコンタクトガラス25eに接した状態で停止している。
図7(B)のように、読取出口ローラ23から原稿1aが搬出されると、原稿前端が対向部材401の段部405の突き当て面405aに突き当たり、原稿1aの搬送力により対向部材401が回転し始める。
第2読取部25の光軸25f上に白色基準部403が到達してから、原稿前端が光軸25fに到達するまでの間に、対向部材401が回転しながら白色基準部403からの反射光でシェーディングデータの読取を行う。対向部材401の回転初期位置、すなわち対向部材401が回転し始めた時点で、光軸25f上に既に白色基準部403が位置している設定にすることも可能である。シェーディングデータの読取の時には、白色基準部403が常にコンタクトガラス25eに着いた状態で対向部材401が回転しているので、シェーディングデータは、白色基準部403がコンタクトガラス25eに接触した状態のものとなる。
原稿1aの搬送とともに、対向部材401はそのまま回転し続け、原稿前端が光軸25fに到達したところから、原稿1aの第2面の画像の読取が開始される。そして図7(C)のように、対向部材401の円筒面すなわち白色基準部403と、第2読取部25のコンタクトガラス25eとの間に隙間ができると、その隙間から原稿1aが下流側に搬出されることで、原稿1枚分の読取が行われる。原稿1aを読み取るときには、光軸25f上で原稿1aがコンタクトガラス25eに接するように、対向部材401の搬送ガイド部404によって搬送経路が形成されており、読み取った原稿データもコンタクトガラス25eに接した状態のものとなる。
また、原稿読取時には図7(C)のように対向部材401が右側に回転することで、白色基準部403がコンタクトガラス25eと搬送経路から外れ、原稿1aと接触しない位置に離脱する。原稿1aの読取が終了し、原稿後端が対向部材401を抜けると、対向部材401は待機状態(回転初期位置)に戻る。
この動作は、図7(C)で回転中心402よりも左側の位置で対向部材401に錘412を取り付けたり、対向部材401の重心の位置を図7(C)で回転中心402よりも左側になるように調整したりすることで、自重により戻る構成とすることができる。また、図8のように引張バネ407などで対向部材401を強制的に引き戻し、引き戻した対向部材401をストッパー408などに当てることで初期位置を確実に規制することも可能である。なお、引張バネ407に代えて同様の回転復帰力を発生させるように、回転中心402の回りに捻りバネを取り付けたり、磁力等を利用したりしてもよい。
このように画像の読取を行うと、シェーディングデータ、画像データとも同一位置でのデータとなるため、先に述べた照明深度に起因した画質劣化を抑制することが可能となる。また、原稿読取時に白色基準部が原稿と接しない位置に退避するため、白色基準部の汚れを防止することができる。更には、万一、ごみやキズなどで白色基準部403が汚れた際にも、対向部材401が回転しながらシェーディングデータを取得するため、異なる位置でのシェーディングデータを複数取得可能であり、安定したシェーディングデータが取得可能である。
図9は、第2読取部25と、その上流側の読取出口ローラ23との間のガイド18bに、上方に膨らんだスキュー補正用の撓みスペース409を形成したものである。一般に、原稿が搬送ローラで搬送されている間に、搬送ローラの搬送力偏差や搬送負荷の偏差などにより、原稿のスキューが発生する。このスキューを補正するために、回転停止したローラのニップに原稿前端を突き当てることで原稿のスキューを補正することなどが行われている。第2読取部25はコンタクトガラス25eに対向部材401が向き合っている構造のため、前記のようなニップ突き当てによるスキュー補正ができない。
そこで、前記のようにスキュー補正用の撓みスペース409を形成した。この撓みスペース409があると、原稿前端を対向部材401の突き当て面405aに当接させた後、読取出口ローラ23によって当該原稿1aの後側を所定量下流側に搬送すると、原稿1aが撓みスペース409に向けて凸状に屈曲する。この原稿の屈曲により読取出口ローラ23の搬送負荷が増大し、当該読取出口ローラ23での原稿スリップが防止されてスキュー補正を同時に行うことができる。
図10(A)(B)は、対向部材401の側方にその回転位置を検出する透過型センサ411を配設した例である。対向部材401が図10(A)のように回転初期位置にある時は、センサ411の光路が対向部材401のフィラー410に遮られて対向部材401が初期位置にあることが検知される。また、対向部材401が図10(B)のように回転すると、センサ411の光路からフィラー410が離脱して光路が開かれ、対向部材401が下流側に回転していることが検知されるようになっている。
このようにセンサ411を配置することで、対向部材401の回転位置を検知することができ、ひいては原稿の搬送位置を検知することができる。このため、センサ411の検知結果を、読取出口ローラ23を駆動しているモータのパルス数や時間などと組み合わせて利用することで、例えば以下のような制御を行うことが可能である。
(1)原稿の搬送停止
原稿読取後に所定時間経過しても対向部材401が初期位置に回転復帰していないことをセンサ411が検知した場合、第2読取部25又はその下流側で原稿ジャムが発生している可能性がある。このような場合、搬送経路の搬送手段としての各ローラを駆動するモータ101〜105の駆動を停止したり、駆動開始を一時的に保留したりすることができる。
(2)シェーディング補正の開始・終了
対向部材401が初期位置から離脱したことをセンサ411が検知すると、間もなく第2読取部25の光軸25fに原稿が到達する。従って、当該検知により直ちに又は当該検知から所定時間経過したタイミングで、白色基準部403の読み込みによるシェーディング補正を開始(終了)することができる。すなわち、白色基準部403を読み取るタイミングとしてのSHゲート信号を発生させるトリガーとして、センサ411の検知出力を利用することができる。
(3)原稿読取の開始・終了
対向部材401が初期位置から離脱したことをセンサ411が検知すると、間もなく第2読取部25の光軸25fに原稿が到達する。従って、当該検知から所定時間経過したタイミングで、第2読取部25のセンサ25aによる原稿の読取を開始(終了)することができる。すなわち、副走査方向の表面画像有効読取領域を示す表面DFゲート信号を発生させるトリガーとして、センサ411の検知出力を利用することができる。
(4)排紙速度の減速
対向部材401が初期位置から離脱したことをセンサ411が検知すると、当該検知から所定時間経過後に、原稿の後端が第2読取部出口ローラ27及び排紙ローラ28を通過する。このため、当該原稿が排紙トレイ29に排出される直前に、その搬送速度(排紙速度)を低下させることによって、原稿が排紙トレイ29から飛び出すのを防止することができる。すなわち、センサ411の検知出力を、第2読取部出口ローラ27及び排紙ローラ28の減速開始のトリガーとして利用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば前記実施形態では対向部材401の白色基準部403を第2読取部25のコンタクトガラス25eに接触するように配置したが、対向部材401の回転負荷を軽減するために、白色基準部403をコンタクトガラス25eから微小隙間を空けて配置してもよい。このような微小隙間であれば照明深度特性の影響は限定的であり、読取画像の品質にも殆ど影響がない。
また、前記実施形態では対向部材401が回転初期位置と回転位置との間を往復動するように配設したが、対向部材401の外周に白色基準部403、搬送ガイド部404、突き当て面405を複数等間隔に形成してもよい。そして、この対向部材401が一方向に回転すると、対向部材401に等間隔で形成した複数のノッチの1つに、対向部材401の側方に固定配置された爪部が係合し、当該爪部の係合により、各白色基準部403が第2読取部25の光軸位置で停止するように構成することも可能である。
2 固定原稿テーブル
3 可動原稿テーブル
4 セットフィラー
5 セットセンサ
7 ピックアップローラ
8 テーブル上昇検知センサ
9 給紙ベルト
10 リバースローラ
11 突き当てセンサ
12 プルアウトローラ
13 原稿幅センサ
14 中間ローラ
15 読取入口センサ
16 読取入口ローラ
17 タイミングセンサ
18a、18b ガイド
20 読取位置
23 読取出口ローラ
24 排紙センサ
25 第2読取部
25a 等倍系センサ
25b 基板
25c セルフォックレンズアレイ
25d 光源
25e コンタクトガラス
25f 光軸
27 読取部出口ローラ
28 排紙ローラ
29 排紙トレイ
30 原稿長さ検知センサ
31 原稿長さ検知センサ
210 原稿読取装置
401 対向部材
401a 端板
402 回転中心
403 白色基準部
404 搬送ガイド部
405 段部
405a 突き当て面
407 引張バネ
408 ストッパー
409 撓みスペース
410 フィラー
411 透過型センサ
412 錘
500 カラーレーザープリンタ
501 画像形成部
510 原稿読取装置
511 原稿読取装置
512 原稿読取部
A 原稿セット部
B 分離給送部
C タイミング部
D ターン部
E 読取搬送部
F 読取搬送部
G 排出部
H スタック部
特開2011−030174号公報

Claims (11)

  1. 所定の横幅を有する搬送経路に沿って搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段と前記原稿との間にあって前記搬送経路の一部を構成する透光部材と、前記透光部材と反対側で前記搬送経路の一部を構成する対向部材とを備えた原稿読取部において、
    前記対向部材が前記搬送経路の横幅方向に延びた回転中心を有する回転体として構成され、前記回転体の外周面に、
    前記回転中心からの距離が一定で前記透光部材の表面に接触又は近接した円筒面で構成され、前記読取手段による原稿画像補正の基準となる白色基準部と、
    前記白色基準部の搬送上流側に形成された段部であって、当該段部は前記回転体の外周面から前記回転中心側に延びた突き当て面を有する段部と、
    前記段部の搬送上流側又は下流側に隣接して形成された搬送ガイド部であって、前記回転中心から前記搬送ガイド部までの距離が、前記回転中心から前記透光部材までの距離よりも短い搬送ガイド部と、
    が形成され、
    前記白色基準部が前記透光部材に接触した状態でシェーディング補正を行い、前記読取手段の前に前記原稿が搬送され当該原稿の前端が前記突き当て面を押圧することで前記対向部材が前記回転中心を中心として搬送下流側に回転し、当該回転により前記白色基準部が前記透光部材から離間するとともに、前記白色基準部に代わって前記読取手段と対向する位置に前記搬送ガイド部が前記透光部材との間に隙間を空けて移動し、当該移動した搬送ガイド部によって前記原稿の読取側と反対側をガイドするようにしたことを特徴とする原稿読取部。
  2. 前記対向部材を回転初期位置に復帰させる復帰手段を配設したことを特徴とする請求項1の原稿読取部。
  3. 前記復帰手段を前記対向部材に取り付けた引張バネで構成したことを特徴とする請求項1の原稿読取部。
  4. 前記読取手段の搬送上流側の前記搬送経路に、前記原稿の前端を前記対向部材の突き当て面に突き当てることで当該原稿が撓むことが可能な撓みスペースを形成したことを特徴とする請求項1の原稿読取部。
  5. 前記対向部材の回転位置を検知する検知手段を配設したことを特徴とする請求項1の原稿読取部。
  6. 原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される原稿の画像を読み取る請求項1から5のいずれか1の原稿読取部とを備えた原稿読取装置。
  7. 前記検知手段によって前記対向部材が前記回転初期位置に復帰していないことが検知されると、前記搬送手段による搬送開始を保留するようにしたことを特徴とする請求項6の原稿読取装置。
  8. 前記検知手段によって前記対向部材が前記回転初期位置に復帰したことが検知されると、当該検知後所定時間経過した後に前記読取手段で前記白色基準部の読取を開始することを特徴とする請求項6の原稿読取装置。
  9. 前記検知手段によって前記対向部材が前記回転初期位置にないことが検知されると、当該検知後所定時間経過した後に前記読取手段で前記白色基準部の読取を開始することを特徴とする請求項6の原稿読取装置。
  10. 前記検知手段によって前記対向部材が前記回転初期位置にないことが検知されると、当該検知後所定時間経過した後に前記搬送手段の搬送速度を減速するようにしたことを特徴とする請求項6の原稿読取装置。
  11. 請求項6から10のいずれか1の原稿読取装置と、当該原稿読取装置で読み取られた原稿画像データに基づいて画像を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置。
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