JPH08207519A - 空気入りタイヤ用のビードコア - Google Patents
空気入りタイヤ用のビードコアInfo
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- JPH08207519A JPH08207519A JP7290030A JP29003095A JPH08207519A JP H08207519 A JPH08207519 A JP H08207519A JP 7290030 A JP7290030 A JP 7290030A JP 29003095 A JP29003095 A JP 29003095A JP H08207519 A JPH08207519 A JP H08207519A
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- JP
- Japan
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- ring element
- bead core
- load
- regions
- wall
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/04—Bead cores
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/48—Bead-rings or bead-cores; Treatment thereof prior to building the tyre
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T152/00—Resilient tires and wheels
- Y10T152/10—Tires, resilient
- Y10T152/10495—Pneumatic tire or inner tube
- Y10T152/10819—Characterized by the structure of the bead portion of the tire
Abstract
(57)【要約】
【課題】ビードコアの安定性を向上しうるとともに、効
率よく短時間で経済的に製造しうる。 【解決手段】リングエレメント（２）と、このリングエ
レメント（２）の上に巻回されることにより負荷支持材
巻部（４）を形成する負荷支持材（５）とを具える空気
入りタイヤ用のビードコアであって、前記負荷支持材巻
部（４）は、リングエレメント（２）上の支持壁（３）
によって、２つの領域（４ａ）、（４ｂ）に分割されて
いる。
率よく短時間で経済的に製造しうる。 【解決手段】リングエレメント（２）と、このリングエ
レメント（２）の上に巻回されることにより負荷支持材
巻部（４）を形成する負荷支持材（５）とを具える空気
入りタイヤ用のビードコアであって、前記負荷支持材巻
部（４）は、リングエレメント（２）上の支持壁（３）
によって、２つの領域（４ａ）、（４ｂ）に分割されて
いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、経済的に製造しう
るとともに安定性を改善した空気入りタイヤ用のビード
コアに関する。
るとともに安定性を改善した空気入りタイヤ用のビード
コアに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
の重量をより軽量化することが要請され、車両タイヤの
分野においても、タイヤ重量の軽減が要求されている。
の重量をより軽量化することが要請され、車両タイヤの
分野においても、タイヤ重量の軽減が要求されている。
【０００３】タイヤ重量の少なからぬ部分は、ビードコ
アが占める。このビードコアは、一般に高い弾性係数を
有するスチールコードを巻回することにより形成される
ため、殆ど非伸張のビードリングとして構成される。
アが占める。このビードコアは、一般に高い弾性係数を
有するスチールコードを巻回することにより形成される
ため、殆ど非伸張のビードリングとして構成される。
【０００４】又このようなビードコアとして、スチール
コードと比較して重量が軽い繊維コードと、この繊維コ
ードの巻部を部分的に囲むスリーブとからなるものが知
られている。断面略Ｕ字状のスリーブは、繊維コードの
巻部を保持するとともに、巻回工程の間に各繊維コード
が中に巻き込まれる形状を呈する。
コードと比較して重量が軽い繊維コードと、この繊維コ
ードの巻部を部分的に囲むスリーブとからなるものが知
られている。断面略Ｕ字状のスリーブは、繊維コードの
巻部を保持するとともに、巻回工程の間に各繊維コード
が中に巻き込まれる形状を呈する。
【０００５】本発明は、特に経済的な方法で製造できか
つ安定性を向上しうる空気入りタイヤ用のビードコアの
提供を目的としている。
つ安定性を向上しうる空気入りタイヤ用のビードコアの
提供を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、リングエレメ
ント（２）と、このリングエレメント（２）の上に巻回
されることにより負荷支持材巻部（４）を形成する負荷
支持材（５）とを具える空気入りタイヤ用のビードコア
であって、前記負荷支持材巻部（４）は、リングエレメ
ント（２）上の支持壁（３）によって、２つの領域（４
ａ）、（４ｂ）に分割されている。
ント（２）と、このリングエレメント（２）の上に巻回
されることにより負荷支持材巻部（４）を形成する負荷
支持材（５）とを具える空気入りタイヤ用のビードコア
であって、前記負荷支持材巻部（４）は、リングエレメ
ント（２）上の支持壁（３）によって、２つの領域（４
ａ）、（４ｂ）に分割されている。
【０００７】なお前記支持壁（３）は、リングエレメン
ト（２）の円周方向全体に亘って、かつ実質的に半径方
向外方にのびていることが望ましい。
ト（２）の円周方向全体に亘って、かつ実質的に半径方
向外方にのびていることが望ましい。
【０００８】又前記リングエレメント（２）は、そのタ
イヤ軸方向外端部に端部壁（６）が設けられるととも
に、該端部壁（６）は、実質的に半径方向外方にのびて
いることが望ましい。
イヤ軸方向外端部に端部壁（６）が設けられるととも
に、該端部壁（６）は、実質的に半径方向外方にのびて
いることが望ましい。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図１は空気入りタイヤ用のビー
ドコア１の一例を示す断面図であり、図示されない空気
入りタイヤのタイヤ軸方向にのびるベース部２ａを有す
るリングエレメント２を具える。又支持壁３が、ベース
部２ａのタイヤ軸方向の中央部でこのベース部２ａ上に
配置される。この支持壁３は、好ましくはリングエレメ
ント２の円周方向全体に亘って、かつリングエレメント
２の前記ベース部２ａと直角に、半径方向外方にのび
る。
図面に基づき説明する。図１は空気入りタイヤ用のビー
ドコア１の一例を示す断面図であり、図示されない空気
入りタイヤのタイヤ軸方向にのびるベース部２ａを有す
るリングエレメント２を具える。又支持壁３が、ベース
部２ａのタイヤ軸方向の中央部でこのベース部２ａ上に
配置される。この支持壁３は、好ましくはリングエレメ
ント２の円周方向全体に亘って、かつリングエレメント
２の前記ベース部２ａと直角に、半径方向外方にのび
る。
【００１０】前記支持壁３は、リングエレメント２の上
に巻回される負荷支持材巻部４を、同一サイズの２つの
領域４ａ、４ｂに分割する。なお負荷支持材巻部４は、
繊維コード、特にケブラー（登録商標）コードからなる
負荷支持材５によって形成される。
に巻回される負荷支持材巻部４を、同一サイズの２つの
領域４ａ、４ｂに分割する。なお負荷支持材巻部４は、
繊維コード、特にケブラー（登録商標）コードからなる
負荷支持材５によって形成される。
【００１１】又リングエレメント２の前記ベース部２ａ
のタイヤ軸方向の両端縁には、夫々支持壁３と略平行に
半径方向外方にのびる端部壁６、６が配設される。なお
この端部壁６は、支持壁３の半径方向長さに相当する半
径方向長さを有する。このようにリングエレメント２の
２つの領域は、端部壁６、６と支持壁３とによって形成
される。この２つの領域は、夫々前記負荷支持材巻部４
の各領域４ａ、４ｂを少なくとも部分的に囲むため、ビ
ードコアをタイヤに組み込む前においてもこのビードコ
アの安定性を向上しうる。
のタイヤ軸方向の両端縁には、夫々支持壁３と略平行に
半径方向外方にのびる端部壁６、６が配設される。なお
この端部壁６は、支持壁３の半径方向長さに相当する半
径方向長さを有する。このようにリングエレメント２の
２つの領域は、端部壁６、６と支持壁３とによって形成
される。この２つの領域は、夫々前記負荷支持材巻部４
の各領域４ａ、４ｂを少なくとも部分的に囲むため、ビ
ードコアをタイヤに組み込む前においてもこのビードコ
アの安定性を向上しうる。
【００１２】前記負荷支持材巻部４の前記２つの領域４
ａ、４ｂは、好ましくは単一の巻回体、すなわち単一の
前記負荷支持材５をリングエレメント２上に巻回するこ
とにより形成される。又この２つの領域４ａ、４ｂは、
同一の仕様で、リングエレメント２の各領域上に巻回さ
れることが好ましい。
ａ、４ｂは、好ましくは単一の巻回体、すなわち単一の
前記負荷支持材５をリングエレメント２上に巻回するこ
とにより形成される。又この２つの領域４ａ、４ｂは、
同一の仕様で、リングエレメント２の各領域上に巻回さ
れることが好ましい。
【００１３】なお前記リングエレメント２は、好ましく
はできうる限り高い固有の安定性を有する軽量の材質、
特にプラスチックから成形される。
はできうる限り高い固有の安定性を有する軽量の材質、
特にプラスチックから成形される。
【００１４】図２は本発明のビードコア１の実施の他の
形態を示す断面図であり、リングエレメント２の端部壁
６は、支持壁３とは依然平行であるが、この支持壁３よ
りも半径方向長さが短い。この端部壁６の短尺化によっ
て、前記負荷支持材５をリングエレメント２の２つの領
域に入りやすくしてその巻付けを簡易とし、２つの前記
領域４ａ、４ｂの巻回成形の作業性をより一層向上しう
る。なお端部壁６の高さは、負荷支持材巻部４の２つの
領域４ａ、４ｂを十分に保持でき、この負荷支持材巻部
４のタイヤ軸方向外側への位置ずれを防止しうるように
設定される。
形態を示す断面図であり、リングエレメント２の端部壁
６は、支持壁３とは依然平行であるが、この支持壁３よ
りも半径方向長さが短い。この端部壁６の短尺化によっ
て、前記負荷支持材５をリングエレメント２の２つの領
域に入りやすくしてその巻付けを簡易とし、２つの前記
領域４ａ、４ｂの巻回成形の作業性をより一層向上しう
る。なお端部壁６の高さは、負荷支持材巻部４の２つの
領域４ａ、４ｂを十分に保持でき、この負荷支持材巻部
４のタイヤ軸方向外側への位置ずれを防止しうるように
設定される。
【００１５】又図２に示すように、負荷支持材巻部４の
２つの領域４ａ、４ｂは、異なる材質の負荷支持材５か
ら形成でき、好ましくは、スチールコード７とアラミド
コード８との組合わせを採用しうる。例えば図２におい
て支持壁３の左側の領域４ａは、その半径方向最内側層
及び最外側層がスチールコード７から形成されるととも
に、中間層はアラミドコード８から形成されている。又
支持壁３の右側の領域４ｂでは、スチールコード層とア
ラミドコード層とが半径方向に交互に配されている。こ
のようなスチールとアラミドとの組合わせは極めて高い
強度を具え、又スチールのみからなる負荷支持材巻部を
有する従来のビードコアに比べて重量をかなり軽減しう
る。
２つの領域４ａ、４ｂは、異なる材質の負荷支持材５か
ら形成でき、好ましくは、スチールコード７とアラミド
コード８との組合わせを採用しうる。例えば図２におい
て支持壁３の左側の領域４ａは、その半径方向最内側層
及び最外側層がスチールコード７から形成されるととも
に、中間層はアラミドコード８から形成されている。又
支持壁３の右側の領域４ｂでは、スチールコード層とア
ラミドコード層とが半径方向に交互に配されている。こ
のようなスチールとアラミドとの組合わせは極めて高い
強度を具え、又スチールのみからなる負荷支持材巻部を
有する従来のビードコアに比べて重量をかなり軽減しう
る。
【００１６】なお図２において、支持壁３の左右の領域
における異なる負荷支持材の組合わせは、専ら説明のた
めに示しており、原則として負荷支持材巻部４の２つの
領域４ａ、４ｂは同一に構成される。又図２に示すスチ
ールとアラミドとの組合わせ材質とは別に、純粋の「非
スチール」による負荷支持材巻部も図２に示されるビー
ドコアに使用できる。
における異なる負荷支持材の組合わせは、専ら説明のた
めに示しており、原則として負荷支持材巻部４の２つの
領域４ａ、４ｂは同一に構成される。又図２に示すスチ
ールとアラミドとの組合わせ材質とは別に、純粋の「非
スチール」による負荷支持材巻部も図２に示されるビー
ドコアに使用できる。
【００１７】図３に本発明のビードコア１の実施の他の
形態を示す。本形態において端部壁６は、支持壁３より
も短い半径方向長さを有するとともに、タイヤ軸方向外
側に、前記支持壁３に対して０よりも大きくかつ９０°
よりも小さい角度αで傾斜する。
形態を示す。本形態において端部壁６は、支持壁３より
も短い半径方向長さを有するとともに、タイヤ軸方向外
側に、前記支持壁３に対して０よりも大きくかつ９０°
よりも小さい角度αで傾斜する。
【００１８】又図３に示すタイヤ軸方向外側に傾斜する
前記端部壁６の半径方向の長さは、図２に示す端部壁６
の半径方向の長さよりも短いため、負荷支持材５の巻回
工程において、前記リングエレメント２の２つの領域へ
の負荷支持材５の挿入及び巻付けをさらに容易とする。
しかしながら同時に、この端部壁６、６は、負荷支持材
巻部４の２つの領域４ａ、４ｂがタイヤ軸方向外方に位
置ずれするのを防止する有効な受部を形成する。タイヤ
軸方向にのびるリングエレメント２の前記ベース部２ａ
と端部壁６との間の遷移領域は、所要の形状を採ること
ができ、例えば断面湾曲形状に形成しうる。
前記端部壁６の半径方向の長さは、図２に示す端部壁６
の半径方向の長さよりも短いため、負荷支持材５の巻回
工程において、前記リングエレメント２の２つの領域へ
の負荷支持材５の挿入及び巻付けをさらに容易とする。
しかしながら同時に、この端部壁６、６は、負荷支持材
巻部４の２つの領域４ａ、４ｂがタイヤ軸方向外方に位
置ずれするのを防止する有効な受部を形成する。タイヤ
軸方向にのびるリングエレメント２の前記ベース部２ａ
と端部壁６との間の遷移領域は、所要の形状を採ること
ができ、例えば断面湾曲形状に形成しうる。
【００１９】図４に本発明のビードコア１の実施の他の
形態を示す。本形態においてリングエレメント２のベー
ス部２ａは、湾曲しかつ半径方向外側に凹状に形成され
る。この半径方向内方に弓形に湾曲するベース部２ａ
は、負荷支持材巻部４の２つの領域４ａ、４ｂが位置ず
れするのを防ぐ十分な受部を形成する。
形態を示す。本形態においてリングエレメント２のベー
ス部２ａは、湾曲しかつ半径方向外側に凹状に形成され
る。この半径方向内方に弓形に湾曲するベース部２ａ
は、負荷支持材巻部４の２つの領域４ａ、４ｂが位置ず
れするのを防ぐ十分な受部を形成する。
【００２０】又本形態において前記ベース部２ａは、好
ましくは円弧状に湾曲し、かつその円弧の半径は、ビー
ドコア１のタイヤ軸方向及び半径方向の寸法に応じて夫
々要求される大きさに適合される。
ましくは円弧状に湾曲し、かつその円弧の半径は、ビー
ドコア１のタイヤ軸方向及び半径方向の寸法に応じて夫
々要求される大きさに適合される。
【００２１】なお本発明のビードコア１において、負荷
支持材巻部４の前記領域４ａ、４ｂは、単一又は図２に
示された実施形態のように組合わせの材質からなる負荷
支持材５によって形成される。又２つの領域４ａ、４ｂ
は、好ましくは単一巻きで形成される。
支持材巻部４の前記領域４ａ、４ｂは、単一又は図２に
示された実施形態のように組合わせの材質からなる負荷
支持材５によって形成される。又２つの領域４ａ、４ｂ
は、好ましくは単一巻きで形成される。
【００２２】さらに支持壁３によって分割された負荷支
持材巻部４の前記２つの領域４ａ、４ｂを略同一の大き
さとし、しかも負荷支持材５の夫々のリングエレメント
２における前記領域での巻付けを同一として、ビードコ
ア１を前記支持壁３に関して左右対称とすることも出来
る。
持材巻部４の前記２つの領域４ａ、４ｂを略同一の大き
さとし、しかも負荷支持材５の夫々のリングエレメント
２における前記領域での巻付けを同一として、ビードコ
ア１を前記支持壁３に関して左右対称とすることも出来
る。
【００２３】又前記リングエレメント２上の負荷支持材
巻部４の２つの領域４ａ、４ｂは、前記支持壁３により
完全に分割されているため、この２つの領域４ａ、４ｂ
を、負荷支持材５をリングエレメント２の２つの領域に
同時に巻付けることにより形成でき、各領域４ａ、４ｂ
が従来のビードコアの半分の大きさでありかつ支持壁３
の両側で同時に形成されるので、負荷支持材巻部４全体
の製造に必要な時間を略半減しうる。
巻部４の２つの領域４ａ、４ｂは、前記支持壁３により
完全に分割されているため、この２つの領域４ａ、４ｂ
を、負荷支持材５をリングエレメント２の２つの領域に
同時に巻付けることにより形成でき、各領域４ａ、４ｂ
が従来のビードコアの半分の大きさでありかつ支持壁３
の両側で同時に形成されるので、負荷支持材巻部４全体
の製造に必要な時間を略半減しうる。
【００２４】図３に示すような支持壁３よりも好ましく
は低く形成されかつタイヤ軸方向外側に傾斜するリング
エレメント２の前記端部壁６によって、該リングエレメ
ント２の２つの領域に負荷支持材５が入りやすくなり、
かつその巻付けを容易とするとともに、前記負荷支持材
巻部４を製造するために用いられる巻付け装置を、タイ
ヤ軸方向にリングエレメント２上まで動かすことが出来
る。
は低く形成されかつタイヤ軸方向外側に傾斜するリング
エレメント２の前記端部壁６によって、該リングエレメ
ント２の２つの領域に負荷支持材５が入りやすくなり、
かつその巻付けを容易とするとともに、前記負荷支持材
巻部４を製造するために用いられる巻付け装置を、タイ
ヤ軸方向にリングエレメント２上まで動かすことが出来
る。
【００２５】又平行して作動する２つの別個の巻付けユ
ニットの下で、リングエレメント２を実質的にタイヤ軸
方向に動かすことにより、この２つの巻付けユニットか
ら夫々供給される負荷支持材５、５を、リングエレメン
ト２の２つの領域の一方の側から他方の側に巻回するこ
とができ、負荷支持材巻部４の２つの領域４ａ、４ｂを
単純な方法で同時にかつ経済的に製造することが出来
る。
ニットの下で、リングエレメント２を実質的にタイヤ軸
方向に動かすことにより、この２つの巻付けユニットか
ら夫々供給される負荷支持材５、５を、リングエレメン
ト２の２つの領域の一方の側から他方の側に巻回するこ
とができ、負荷支持材巻部４の２つの領域４ａ、４ｂを
単純な方法で同時にかつ経済的に製造することが出来
る。
【００２６】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空気入りタイヤ用の
ビードコアは、負荷支持材をリングエレメントの上に巻
回することにより形成される負荷支持材巻部を、該リン
グエレメント上の支持壁によって２つの領域に分割して
いるため、この支持壁によってリングエレメント上の負
荷支持材巻部の前記各領域を支持でき、リングエレメン
ト自体の安定性に加えてビードコア全体の安定性を向上
しうるとともに、例えば前記負荷支持材を供給する２つ
の別個の巻付けユニットに対してリングエレメントをタ
イヤ軸方向の一方の側から他方の側へ移動させることに
よって、前記支持壁により断面寸法を略半減された負荷
支持材巻部の２つの領域を同時に形成することも可能と
なり、ビードコアの製造に必要な時間を削減し、巻付け
ユニット等の作動時間が短縮され、製造コストの節減を
図りうる。
ビードコアは、負荷支持材をリングエレメントの上に巻
回することにより形成される負荷支持材巻部を、該リン
グエレメント上の支持壁によって２つの領域に分割して
いるため、この支持壁によってリングエレメント上の負
荷支持材巻部の前記各領域を支持でき、リングエレメン
ト自体の安定性に加えてビードコア全体の安定性を向上
しうるとともに、例えば前記負荷支持材を供給する２つ
の別個の巻付けユニットに対してリングエレメントをタ
イヤ軸方向の一方の側から他方の側へ移動させることに
よって、前記支持壁により断面寸法を略半減された負荷
支持材巻部の２つの領域を同時に形成することも可能と
なり、ビードコアの製造に必要な時間を削減し、巻付け
ユニット等の作動時間が短縮され、製造コストの節減を
図りうる。
【００２７】又請求項２の発明において、前記支持壁
が、リングエレメントの円周方向全体に亘って実質的に
半径方向外方にのびているときには、半径方向外側に順
に巻回される負荷支持材のなす負荷支持材巻部の安定性
を、この支持壁によってより一層向上でき、安定したビ
ードコアを提供しうる。
が、リングエレメントの円周方向全体に亘って実質的に
半径方向外方にのびているときには、半径方向外側に順
に巻回される負荷支持材のなす負荷支持材巻部の安定性
を、この支持壁によってより一層向上でき、安定したビ
ードコアを提供しうる。
【００２８】さらに請求項３の発明において、前記リン
グエレメントのタイヤ軸方向外端部に、実質的に半径方
向外方にのびる端部壁を設けたときには、この端部壁と
前記支持壁とによって負荷支持材巻部の２つの領域を少
なくとも部分的に夫々囲むことが可能となり、該２つの
領域の保持性を高め、ビードコアの安定性をより一層向
上しうるとともに、前記負荷支持材の巻回作業を、この
支持壁と端部壁とによって囲まれたリングエレメントの
各領域で能率よくかつ高精度で容易に行うことができ、
ビードコアの品質を損ねることなく、その生産性を高め
うる。
グエレメントのタイヤ軸方向外端部に、実質的に半径方
向外方にのびる端部壁を設けたときには、この端部壁と
前記支持壁とによって負荷支持材巻部の２つの領域を少
なくとも部分的に夫々囲むことが可能となり、該２つの
領域の保持性を高め、ビードコアの安定性をより一層向
上しうるとともに、前記負荷支持材の巻回作業を、この
支持壁と端部壁とによって囲まれたリングエレメントの
各領域で能率よくかつ高精度で容易に行うことができ、
ビードコアの品質を損ねることなく、その生産性を高め
うる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態の一例を概略的に示す断面
図である。
図である。
【図２】本発明の実施の他の形態を概略的に示す断面図
である。
である。
【図３】本発明の実施の他の形態を概略的に示す断面図
である。
である。
【図４】本発明の実施の他の形態を概略的に示す断面図
である。
である。
２ リングエレメント ３ 支持壁 ４ 負荷支持材巻部 ４ａ、４ｂ 負荷支持材巻部の領域 ５ 負荷支持材 ６ 端部壁
Claims (3)
- 【請求項１】リングエレメント（２）と、このリングエ
レメント（２）の上に巻回されることにより負荷支持材
巻部（４）を形成する負荷支持材（５）とを具える空気
入りタイヤ用のビードコアであって、 前記負荷支持材巻部（４）は、リングエレメント（２）
上の支持壁（３）によって、２つの領域（４ａ）、（４
ｂ）に分割されたことを特徴とする空気入りタイヤ用の
ビードコア。 - 【請求項２】前記支持壁（３）は、リングエレメント
（２）の円周方向全体に亘って、かつ実質的に半径方向
外方にのびていることを特徴とする請求項１記載の空気
入りタイヤ用のビードコア。 - 【請求項３】前記リングエレメント（２）は、そのタイ
ヤ軸方向外端部に端部壁（６）が設けられるとともに、
該端部壁（６）は、実質的に半径方向外方にのびている
ことを特徴とする請求項１又は２記載の空気入りタイヤ
用のビードコア。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4442068A DE4442068A1 (de) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | Wulstkern |
| DE4442068/4 | 1994-11-25 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08207519A true JPH08207519A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=6534188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7290030A Pending JPH08207519A (ja) | 1994-11-25 | 1995-11-08 | 空気入りタイヤ用のビードコア |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5700336A (ja) |
| EP (1) | EP0715976B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08207519A (ja) |
| DE (2) | DE4442068A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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