JPH04254207A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH04254207A
JPH04254207A JP3036790A JP3679091A JPH04254207A JP H04254207 A JPH04254207 A JP H04254207A JP 3036790 A JP3036790 A JP 3036790A JP 3679091 A JP3679091 A JP 3679091A JP H04254207 A JPH04254207 A JP H04254207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bead
apex
tire
carcass
bead apex
Prior art date
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Pending
Application number
JP3036790A
Other languages
English (en)
Inventor
Yujiro Yoshida
吉田 雄次郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP3036790A priority Critical patent/JPH04254207A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過負荷使用に対してビ
ード部の耐久性を有しかつ操縦安定性を保持しうる空気
入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】小型トラック、大型トラック等貨物車に
あっては、積荷の片寄りなどの理由によりタイヤに通常
の使用荷重をこえた荷重が作用することがある。短期間
ではあるが時にはタイヤの使用最大荷重の200%をこ
える荷重を受けることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】タイヤにこのような大
荷重が使用することによって、ビード部は横剛性が不足
することにより、曲げにより破損が生じタイヤの耐久性
を著しく損なう。又操縦安定性の低下も大きい。
【0004】従来にあっては、タイヤの横剛性を高める
べく、図3に示す如く、a)ビード部にナイロン繊維コ
ード、スチールコード等によって補強されたビードフィ
ラa、bを設けてビード部cの曲げ剛性を高める、b)
ビードエイペックスdの厚みを増す、c)ビードエイペ
ックスのゴム硬度を高める等の対策がなされたが、これ
らの対策では200%をこえるオーバーロードに対して
は依然として横剛性が不足し、前記問題点の完全な解決
には至っていない。又上記構成のように形成したタイヤ
は、常用荷重のもとで走行した場合には横剛性が高く乗
心地が著しく低下するという問題点もある。
【0005】発明者は、ビード部に2個のビードコアを
設けかつ各ビードコアからゴム硬度及びビード高さを異
にするビードエイペックスをそれぞれ立上げることによ
り、高荷重のもとでの走行に対して対応でき、しかも常
用荷重における走行にあっても著しい乗心地低下がない
空気入りタイヤを形成しうることを見出したのである。
【0006】本発明は、高荷重下にあってもビード部に
損傷が生じることなくかつ操縦安定性を確保しうる空気
入りタイヤの提供を目的としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ビード部に
、第1のビードコアと、該第1のビードコアのタイヤ軸
方向外側に配される第2のビードコアを設けかつ第1の
ビードコアの半径方向外側に第1のビードエイペックス
を、第2のビードコアの半径方向外側に第2のビードエ
ーペックスそれぞれ立上げるとともに、トレッド部から
サイドウォール部を通りタイヤ軸方向内側から外側に前
記第2のビードコアの周りを折返す少なくとも1枚のカ
ーカスプライを含む2枚以上のカーカスプライからなる
カーカスを具え、しかも前記第1のビードエイペックス
の半径方向の高さは第2のビードエイペックスの高さよ
りも小、かつ第1のビードエイペックスのゴム硬度を第
2のビードエイペックスのゴム硬度以上とした空気入り
タイヤである。
【0008】
【作用】ビード部にタイヤ軸方向に並ぶ第1のビードコ
ア、第2のビードコアを設けかつ各ビードコアからビー
ドエイペックスをそれぞれ立上げているため、2つのビ
ードコアと2つのビードエイペックスによってビード部
の横剛性が高まる結果、ビード部は、大きな曲げ変形に
耐えることが出来る。
【0009】さらに第1のビードエイペックスは第2の
ビードエイペックスよりも高さが小、かつ硬度が大であ
ることにより、ビード部は、その剛性がタイヤ半径方向
内側に向かって緩やかに増すため、曲げ剛性に段差が生
じることがなく、従ってタイヤに高荷重が作用した場合
であっても、ビード部が破損することなく、又操縦安定
性を確保することが出来る。しかも通常荷重時にあって
も柔軟性を保持し乗心地の著しい低下がない。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において空気入りタイヤ1は、ビード部2に、第
1のビードコア3と、該第1のビードコア3のタイヤ軸
方向外側に配される第2のビードコア4とを設けかつ第
1のビードコア3の半径方向外側に断面三角形の第1の
ビードエイペックス5を、第2のビードコア4の半径方
向外側に断面三角形の第2のビードエイペックス6をそ
れぞれ立上げている。
【0011】又空気入りタイヤ1は、トレッド部7から
サイドウォール部9を通り前記ビード部2にのびるとと
もに、該ビード部2においてタイヤ軸方向内側から外側
に前記第2のビードコア4の周りを折返すカーカスプラ
イ10を含むカーカス12を具え、該カーカス12は前
記構成のカーカスプライ10の他、第1のビードコア3
の周りをタイヤ軸方向内側から外側に折返す外のカーカ
スプライ11を有する。このようにカーカス12はカー
カスプライ10と外のカーカスプライ11との2枚のカ
ーカスプライにより形成される。
【0012】なお本実施例では、カーカスプライ10の
折返し先端は第2のビードエイペックス6の外面側かつ
その中間高さ位置にのび、又外のカーカスプライ11の
折返し先端は第1のビードエイペックス5と第2のビー
ドエイペックス6との間を通り第1のビードエイペック
ス5の中間高さ位置にのびる。このように本例ではカー
カス12は2枚のカーカスプライをタイヤ軸方向内側よ
り外側に折返すいわゆる2−0の巻上げ構造をなす。
【0013】前記した如く、カーカスプライ10を第2
のビードエイペックス6に、又外のカーカスプライ11
を第1のビードエイペックス5にそれぞれ巻付けること
により、カーカス12はその端部を強固に固定でき、従
って走行時においてタイヤに荷重が作用することによっ
て生じる繰返し変形が生じた場合であってもカーカス1
2の緩みを防止できビード部2の耐久性を向上しうるの
である。
【0014】又トレッド部7には、前記外のカーカスプ
ライ11の外側かつトレッド部7内部に2枚のベルトプ
ライ16A、16Bからなるベルト層16を設けている
【0015】前記カーカスプライ10は、ナイロン、ポ
リエステル、芳香族ポリアミド等の有機繊維からなるカ
ーカスコードをタイヤ赤道Cに対して75〜90度傾け
たラジアル配列体をなす。
【0016】外のカーカスプライ11は、前記カーカス
プライ10と略同質の有機繊維を用いたカーカスコード
を前記カーカスプライ10とは逆の向きに傾けて配列し
ている。但し90度の場合は同一方向となる。
【0017】第1のビードコア3及び第2のビードコア
4は、ナイロン、芳香族ポリアミド等強力な有機繊維を
より合わせた繊維コード又はスチールコードからなるビ
ードコードを複数本並置するとともに、硬質のゴムによ
り該ビードコードを被覆した断面四角のリング状をなす
【0018】前記第2のビードエイペックス6は、その
硬度をJISA硬度の55°以上かつ75°以下に設定
している。又第1のビードエイペックス5はその硬度を
JISA硬度の75°以上かつ95°以下に設定してお
り、従って第1のビードエイペックス5の硬度は第2の
ビードエイペックスの硬度以上となる。
【0019】しかも、第1のビードエイペックス5の半
径方向の高さH1は第2のビードエイペックス6の高さ
H2の70%以下、かつ好ましくは50%以上の範囲に
設定するのがよい。このように第1のビードエイペック
ス5の高さH1は第2のビードエイペックスの高さH2
よりも小に設定される。
【0020】従って、タイヤに常用荷重が作用する場合
にあってはビード部2の変形が小であり、高さが大かつ
軟質の第2のビードエイペックス6先端部でビード部2
の変形を吸収するため、乗心地の低下はない。
【0021】高荷重がタイヤに作用した場合には、ビー
ド部2は大きく変形し、その変形は第1のビードエイペ
ックス5と第2のビードエイペックス6との双方で荷重
を受けることとなるが、第1のビードエイペックス5は
第2のビードエイペックスに比べ硬度が大であることに
よって、大きな作用力をも担持でき、従って高荷重が作
用した場合であってもビード部2の横剛性を有するため
、ビード部2は破損することがなく、又操縦安定性が低
下することもない。
【0022】なお本実施例ではビード部2には、該ビー
ド部2の外側面を起点としてビード底面17にのびる2
枚の補強フィラ19、19を設けており、これらの補強
フィラ19、19によってビード部2の剛性を一層高め
るとともに、リムJとの嵌合力を保持している。
【0023】なお空気入りタイヤ1は図2に示す如く、
補強フィラに代えて3枚のカーカスプライ21、22、
23を用いたいわゆる3−0の巻上げ構造のカーカス1
2を形成し、ビード部2の横剛性を高めてもよく、本発
明は種々な態様のものに変形できる。
【0024】
【具体例】タイヤサイズが7.50R16  8PRで
ありかつ図1又は図2に示す構成を有するタイヤについ
て表1に示す仕様により試作しその性能をテストした。 なお図3に示す従来の構成からなるタイヤについても併
せて製作しその性能を比較した。
【0025】テスト結果を表1に示す。実施例のものは
比較例のものに比べて優れていることが判明した。
【0026】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空気入りタイヤは、
ビード部にタイヤ軸方向に並ぶ2ケのビードコアを設け
かつビードコアにそれぞれビードエイペックスを立上げ
るとともに、2枚以上のカーカスプライからなるカーカ
スを具えしかも内側に位置するビードエイペックスは外
側に位置するビードエイペックスに比べて高さが小かつ
硬度を大とすることを要旨としており、従って常用荷重
よりも大な荷重が作用した場合であってもビード部は損
傷することなくかつ操縦安定性を保持でき、貨物車用の
タイヤとして好適に採用しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すタイヤ右半分の断面図
である。
【図2】他の実施例を示す部分断面図である。
【図3】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
2  ビード部 3  第1のビードコア 4  第2のビードコア 5  第1のビードエイペックス 6  第2のビードエイペックス 7  トレッド部 9  サイドウォール部 10、11、21、22、23  カーカスプライ12
  カーカス
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビード部に、第1のビードコアと、該第1
    のビードコアのタイヤ軸方向外側に配される第2のビー
    ドコアを設けかつ第1のビードコアの半径方向外側に第
    1のビードエイペックスを、第2のビードコアの半径方
    向外側に第2のビードエーペックスそれぞれ立上げると
    ともに、トレッド部からサイドウォール部を通りタイヤ
    軸方向内側から外側に前記第2のビードコアの周りを折
    返す少なくとも1枚のカーカスプライを含む2枚以上の
    カーカスプライからなるカーカスを具え、しかも前記第
    1のビードエイペックスの半径方向の高さは第2のビー
    ドエイペックスの高さよりも小、かつ第1のビードエイ
    ペックスのゴム硬度を第2のビードエイペックスのゴム
    硬度以上とした空気入りタイヤ。
JP3036790A 1991-02-05 1991-02-05 空気入りタイヤ Pending JPH04254207A (ja)

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