JPH0819318B2 - 耐溶剤性ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物 - Google Patents

耐溶剤性ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物

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JPH0819318B2
JPH0819318B2 JP61273958A JP27395886A JPH0819318B2 JP H0819318 B2 JPH0819318 B2 JP H0819318B2 JP 61273958 A JP61273958 A JP 61273958A JP 27395886 A JP27395886 A JP 27395886A JP H0819318 B2 JPH0819318 B2 JP H0819318B2
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    • Y10S525/905Polyphenylene oxide

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に耐溶剤性に優れ、機械的強度、成形加
工性等の諸性質にも優れた新規なポリフェニレンエーテ
ル系樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
ポリフェニレンエーテルは、耐熱性、剛性、電気的特
性等に秀でた樹脂であり、エンジニアリングプラスチツ
クスとして有用な高分子材料である。しかしながら、ポ
リフエニレンエーテルは、耐溶剤性に劣り、さらには、
成形加工性が悪いという大きな欠点を持つことはよく知
られている。
ポリフエニレンエーテルの成形加工性、すなわち、流
れ特性を改良するための技術としては、たとえば、ポリ
スチレン樹脂をブレンドする技術が米国特許第3,383,43
5号明細書に、また、ゴム補強されたスチレン系化合物
と、α,β−不飽和ジカルボン酸無水物との共重合体を
ブレンドする技術が特開昭52−128947号公報に開示され
ている。しかしながら、これらの技術によつては、ポリ
フエニレンエーテルの耐溶剤性は改良されない。
一方、米国特許第3,361,851号明細書には、ポリフエ
ニレンエーテルにポリオレフインを配合することにより
ポリフエニレンエーテルの耐溶剤性を改良する技術が開
示されている。しかしながら、この方法においては、ポ
リフエニレンエーテルとポリオレフインの相溶性不良の
ために、両樹脂の合計量に対してポリオレフインを最大
10重量%までしか配合し得ず、そのため耐溶剤性と成形
加工性の満足すべき改良は達成し得ない。
そこで、ポリフエニレンエーテルに対する相溶性を改
良してポリフエニレンエーテルにポリオレフインを多量
に配合し、耐溶剤性と成形加工性を大幅に改良しようと
する試みは種々なされている。例えば、特公昭56−2234
4号公報には、スチレン系化合物をポリオレフインにグ
ラフトした後、ポリフエニレンエーテルに配合する技術
が、また、特開昭57−108153号および同58−225150号公
報には、グリシジルメタクリレート等が共重合されたポ
リオレフインをポリフエニレンエーテルに配合する技術
が、それぞれ開示されている。さらには、特開昭60−26
0649号公報には、ポリフエニレンエーテルにグリシジル
基を有する重合体とグリシジル基と反応し得る基を有す
るポリオレフインの両者を配合する技術が開示され、特
開昭61−47748号公報には、ポリフエニレンエーテルに
グリシジル(メタ)アクリレートとオレフインとの共重
合体にスチレン系化合物を重合させて得られる変性共重
合体を配合する技術が示されている。しかしながら、こ
れらの従来技術においては、ポリオレフインにポリフエ
ニレンエーテルと相溶性の優れたスチレン構造および/
またはグリシジル構造を導入して両者の相溶性を改良し
ようとするものであり、確かに相溶性の改良はある程度
なされるが、耐溶剤性および機械的強度の改良は不充分
であり、実用上、満足し得る材料が得られていないのが
現状である。この理由は、これらの従来技術がポリオレ
フイン側のみの変性に頼り、ポリフエニレンエーテルの
変性を行なつていない事と、この結果、ポリフエニレン
エーテルとポリオレフイン間の積極的な化学結合の生成
が欠如しているためであると考えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、ポリフエニレンエーテルとポリオレ
フインとのブレンド物の耐溶剤性と相溶性の改良を同時
に満足する新規な樹脂組成物を得ることにあり、具体的
にはポリフエニレンエーテルとポリオレフインの両樹脂
間に化学結合を導入し、従来技術では到達し得なかつた
良好な耐溶剤性と機械的強度、さらには良好な成形加工
性を有するポリフエニレンエーテル系樹脂組成物を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、 (A) ポリフエニレンエーテルを分子中に(a)エチ
レン性2重結合と、(b)カルボキシル基、酸無水物基
およびエポキシ基からなる群から選ばれる官能基とを有
する有機化合物から選ばれた変性剤でラジカル開始剤の
存在下または不存在下に150〜350℃の温度で溶融混練し
て得られる変性ポリフエニレンエーテルに (B) ポリオレフインを分子中に(a)エチレン性二
重結合と、(b)カルボキシル基、酸無水物基およびエ
ポキシ基からなる群から選ばれる官能基とを有する有機
化合物から選ばれた変性剤とビニルまたはビニリデン化
合物とでラジカル開始剤の存在下または不存在下に150
〜300℃の温度で溶融混練して得られる変性ポリオレフ
イン を配合することによつて、ポリフエニレンエーテルとポ
リオレフインとの相溶性が著しく改善され、且つ得られ
た樹脂組成物が、優れた耐溶剤性を示すばかりでなく、
成形加工性にも機械的性質にも優れていることを見出し
て完成されたものである。
さらに、上記樹脂組成物に、 (C) 分子中にカルボキシル基、エステル基、アミド
基、水酸基、アミノ基、メルカプト基およびエポキシ基
からなる群から選ばれる官能基を少なくとも2個以上有
する有機化合物から選ばれた結合剤 を配合することによつて、さらに耐溶剤性と機械的性質
の向上が見られるのである。
本発明の樹脂組成物に用いる変性ポリフエニレンエー
テルおよび変性ポリオレフインとは、ポリフエニレンエ
ーテルおよびポリオレフインを後述の特定の変性剤で後
述の方法により変性したものを言う。ここにいうポリフ
エニレンエーテルとは、一般式(I)で示される単環式
フエノールの一種以上を重縮合して得られるポリフエニ
レンエーテルである。
(ここに、R1は炭素数1〜3の低級アルキル基、R2およ
びR3は水素原子または炭素数1〜3の低級アルキル基で
ある。) このポリフエニレンエーテルは、単独重合体であつて
も共重合体であつてもよい。
前記一般式(I)で示される単環式フエノールとして
は、例えば、2,6−ジメチルフエノール、2,6−ジエチル
フエノール、2,6−ジプロピルフエノール、2−メチル
−6−エチルフエノール、2−メチル−6−プロピルフ
エノール、2−エチル−6−プロピルフエノール、o−
クレゾール、2,3−ジメチルフエノール、2,3−ジエチル
フエノール、2,3−ジプロピルフエノール、2−メチル
−3−エチルフエノール、2−メチル−3−プロピルフ
エノール、2−エチル−3−メチルフエノール、2−エ
チル−3−プロピルフエノール、2−プロピル−3−メ
チルフエノール、2−プロピル−3−エチルフエノー
ル、2,3,6−トリメチルフエノール、2,3,6−トリエチル
フエノール、2,3,6−トリプロピルフエノール、2,6−ジ
メチル−3−エチル−フエノール、2,6−ジメチル−3
−プロピルフエノール等が挙げられる。そして、これら
のフエノールの一種以上の重縮合により得られるポリフ
エニレンエーテルとしては、例えば、ポリ(2,6−ジメ
チル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジエチ
ル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジプロピ
ル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−
6−エチル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ(2−
メチル−6−プロピル−1,4−フエニレン)エーテル、
ポリ(2−エチル−6−プロピル−1,4−フエニレン)
エーテル、2,6−ジメチルフエノール/2,3,6−トリメチ
ルフエノール共重合体、2,6−ジメチルフエノール/2,3,
6−トリエチルフエノール共重合体、2,6−ジエチルフエ
ノール/2,3,6−トリメチルフエノール共重合体、2,6−
ジプロピルフエノール/2,3,6−トリメチルフエノール共
重合体等が挙げられる。特に、ポリ(2,6−ジメチル−
1,4−フエニレン)エーテル、2,6−ジメチルフエノール
/2,3,6−トリメチルフエノール共重合体が本発明に用い
るポリフエニレンエーテルとして好ましいものである。
また、ここにいうポリオレフインとは、結晶性または
非晶性のオレフイン重合体であり、具体的には、たとえ
ば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリ
エチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、プロピレン−エ
チレン共重合体ポリ−4−メチルペンテン−1等のオレ
フイン自身の重合体;優位量のオレフインとこれと共重
合可能なビニル単量体(たとえば、アクリル酸エステル
類、メタクリル酸エステル類、グリシジル(メタ)アク
リレート等)との共重合体を挙げることができる。これ
らは単独でも、2種以上の混合物としても用いることが
できる。これらのポリオレフインのうち、ポリエチレン
およびポリプロピレンが好ましく、特に好ましいものは
ポリプロピレンである。これらのポリオレフインは、当
業者に公知の方法、たとえば、「エンサイクロペデイア
・オブ・ポリマー・サイエンス・アンド・テクノロジ
イ」(ENCYCLOPEDIA OF POLYMER SCIENCE AND TECHNOLO
GY)6巻、275頁(1967年刊)および11巻、597頁(1969
年刊)〔ジヨン・ワイリ・アンド・サンズ社(John Wil
ey&Sons,Inc.)〕に記載の方法で製造される。
ポリフエニレンエーテルおよびポリオレフィンの「変
性剤」は、分子中に(a)エチレン性2重結合と(b)
カルボキシル基、酸無水物基およびエポキシ基からなる
群から選ばれた官能基とを有する有機化合物であり、具
体的には、マレイン酸、クロロマレイン酸、シトラコン
酸、イタコン酸等で例示されるα,β−不飽和ジカルボ
ン酸;アクリル酸、ブラン酸、クロトン酸、ビニル酢
酸、メタクリル酸、ペンテン酸、アンゲリカ酸等で例示
される不飽和モノカルボン酸;これらのα,β−不飽和
ジカルボン酸および不飽和モノカルボン酸の酸無水物;
エピクロルヒドリンと上記α,β−不飽和ジカルボン酸
または不飽和モノカルボン酸との反応生成物であつてグ
リシジルマーレート、グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート等で例示される不飽和エポキシ化合
物を挙げることができる。これらの中で、好ましいもの
は、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレ
イン酸、グリシジルメタクリレートまたはグリシジルア
クリレートであり、さらに好ましいものは、無水マレイ
ン酸、グリシジルメタクリレートまたはグリシジルアク
リレートである。
ポリオレフインの変性に際して、上記変性剤と併用さ
れるビニルまたはビニリデン化合物とは、重合性のビニ
ル基またはビニリデン基を有し、上記変性剤に包含され
ないα,β−不飽和化合物を言う。かかる化合物として
は、具体的には、スチレン、α−メチルスチレン、メチ
ルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン、ジビニ
ルベンゼン、ヒドロキシスチレン、アミノスチレン等で
例示される芳香族ビニルまたはビニリデン化合物;(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸オク
チル等で例示される(メタ)アクリル酸エステル化合
物;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等で例示さ
れるシアノビニル化合物;酢酸ビニルで代表されるビニ
ルエステル化合物;メチルビニルエーテル、エチルビニ
ルエーテル、ブチルビニルエーテル等で例示されるビニ
ルエーテル化合物を挙げることができる。これらの中で
好ましいものは、芳香族ビニルまたはビニリデン化合物
と(メタ)アクリル酸エステル化合物であり、さらに好
ましいものは、スチレン、ジビニルベンゼン、アクリル
酸メチルまたはメタクリル酸メチルであり、最も好まし
いものは、スチレンである。
本発明で用いる変性ポリフエニレンエーテルおよび変
性ポリオレフインの調製は、次のような方法によつて行
なうが、特にこれに限定されるものではない。たとえ
ば、変性ポリフエニレンエーテルは、前記ポリフエニレ
ンエーテルと変性剤とをロールミル、バンバリーミキサ
ー、押出機等を用いて150〜350℃の温度で溶融混練し、
反応させることによつて調製しても、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、デカリン、テトラリン等で例示される溶
媒中でポリフエニレンエーテルと変性剤とを加熱、反応
させることによつて調製してもよい。同様に、変性ポリ
オレフインは、前記ポリオレフインと前記変性剤とそれ
と併用されるビニルまたはビニリデン化合物とをロール
ミル、バンバリーミキサー、押出機等を用いて150〜300
℃の温度で溶融混練し、反応させることによつて調製し
ても、ベンゼン、トルエン、キシレン、デカリン、テト
ラリン等で例示される溶媒中で加熱、反応させることに
よつて調製してもよい。変性反応を容易に進めるため
に、反応系にベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチ
ルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート等で例示される有機過酸化物
やアゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニ
トリル等で例示されるアゾ化合物で代表されるラジカル
開始剤を存在させることは、有効である。より実用的な
変性方法は、ラジカル開始剤の存在下に溶融混練する方
法である。
本発明の樹脂組成物において、耐溶剤性を含む諸物性
をさらに向上させるために、(C)結合剤を配合するこ
とは、有効である。ここに結合剤(C)とは、分子中に
カルボキシル基、エステル基、アミド基、水酸基、アミ
ノ基、メルカプト基およびエポキシ基からなる群から選
ばれる官能基を少なくとも2個以上有する有機化合物を
指し、これら化合物群から適宜選んで用いられる。この
結合剤化合物において、2個のカルボキシル基が酸無水
物基を形成してもよい。この結合剤を具体的に例示すれ
ば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、p−カル
ボキシルフエニル酢酸、p−フエニレンジ酢酸、m−フ
エニレンジグリコール酸、p−フエニレンジグリコール
酸、ジフエニルジ酢酸、ジフエニル−p,p′−ジカルボ
ン酸、ジフエニル−m,m′−ジカルボン酸、ジフエニル
−4,4′−ジ酢酸、ジフエニルメタン−p,p′−ジカルボ
ン酸、ジフエニルエタン−p,p′−ジカルボン酸、スチ
ルベンジカルボン酸、ベンゾフエノン−4,4′−ジカル
ボン酸、ナフタリン−1,4−ジカルボン酸、ナフタリン
−1,5−ジカルボン酸、ナフタリン−2,6−ジカルボン
酸、ナフタリン−2,7−ジカルボン酸、p−カルボキシ
フエノキシ酢酸、トリメリツト酸等で例示される芳香族
ポリカルボン酸化合物;シユウ酸、コハク酸、アジピン
酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカジカ
ルボン酸、ウンデカンジカルボン酸等で例示される脂肪
族ポリカルボン酸化合物;れらの芳香族または脂肪族ポ
リカルボン酸の酸無水物;エチレングリコール、プロピ
レングリコール、トリメチレングリコール、ブタン−1,
3−ジオール、ブタン−1,4−ジオール、2,2−ジメチル
プロパン−1,3−ジオール、cis−2−ブテン−1,4−ジ
オール、trans−2−ブテン−1,4−ジオール、テトラメ
チレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール、ヘプタメチレングリコール、オク
タメチレングリコール、デカメチレングリコール、グリ
セロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ール等で例示される脂肪族ポリオール化合物;ヒドロキ
ノン、レゾルシン、カテコール、m−キシリレンジオー
ル、p−キシリレンジオール、4,4′−ジヒドロキシビ
フエニル、4,4′−ジヒドロキシビフエニルエーテル、
ビスフエノールA、ビスフエノールS、ビスフエノール
F、ピロガロール、フロログリシン等で例示される芳香
族ポリヒドロキシ化合物;エチレンジアミン、プロピレ
ンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等で代表される脂
肪族ポリアミン化合物;m−フエニレンジアミン、p−フ
エニレンジアミン、トリレンジアミン、m−キシリレン
ジアミン、p−キシリレンジアミン等で代表される芳香
族ポリアミン化合物;ビスフエノールAジグリシジルエ
ーテル、エポキシ樹脂、テレフタル酸ジグリシジルエス
テル等で代表されるポリエポキシ化合物;エタンジチオ
ール、1,4−ブタンジチオール、トリチオグリセリン、
ジチオキノール、トリチオフロログリシン等で代表され
るポリメルカプタン化合物等を挙げることができる。
本発明に用いる結合剤(C)は、これらに限定される
ものではなく、さらには、一分子中に前記官能基を2種
以上持つ化合物、例えば、アミノカルボン酸類、ヒドロ
キシカルボン酸類、メルカプトカルボン酸類、アミノ安
息香酸類、ヒドロキシ安息香酸類、メルカプト安息香酸
類、アミノアルコール類、ヒドロキシアニリン等を挙げ
ることができる。さらには、ポリカルボン酸化合物とポ
リオール化合物とを反応させて得られるヒドロキシカル
ボン酸化合物で例示される上記結合剤同志の反応生成物
も、結合剤として同様の目的で使用することができる。
これらの化合物のうちで、テレフタル酸、イソフタル
酸、無水フタル酸、無水トリメリツト酸、無水ピロメリ
ツト酸、フエニレンジアミン類、キシリレンジアミン
類、ヘキサメチレンジアミン、ビスフエノール類、アミ
ノ安息香酸類、ヒドロキシ安息香酸類、ジエポキシ化合
物は入手も容易であり、望ましい性能をもたらすところ
から、最も好ましい結合剤である。
本発明の樹脂組成物において、(A)変性ポリフエニ
レンエーテルと(B)変性ポリオレフインとは任意の割
合で容易に混合し得るが;本発明の目的を達成するため
には、変性ポリフエニレンエーテルは両者の合計量に対
して5〜95重量%を占める量で配合されるべきであり、
好ましくは20〜80重量%の範囲である。この樹脂混合系
に結合剤(C)を配合する場合は、(A)、(B)およ
び(C)成分の合計量に対して(C)成分が0.01〜10重
量%を占める量で配合されるべきであり、好ましくは0.
01〜5重量%の範囲である。
ポリフエニレンエーテルを変性するに際して使用され
る変性剤の量は、ポリフエニレンエーテルと変性剤の合
計量に対して0.01〜20重量%を占める範囲で選ばれ、好
ましくは、0.01〜10重量%、さらに好ましくは、0.01〜
5重量%の範囲で選ばれる。ポリオレフインを変性する
に際して使用される変性剤とビニルまたはビニリデン化
合物の量は、ポリオレフイン、変性剤およびビニルまた
はビニリデン化合物の三者の合計量に対して0.01〜50重
量%を占める範囲で選ばれ、好ましくは、0.01〜30重量
%、さらに好ましくは0.1〜20重量%の範囲で選ばれ
る。ここで、変性剤とビニルまたはビニリデン化合物と
の比率は、両者の合計量に対して、変性剤が1%〜90重
量%、好ましくは、10〜50重量%を占める範囲で選ばれ
る。さらに、ポリフエニレンエーテルおよびポリオレフ
インを変性する際にラジカル開始剤を使用する場合に
は、ラジカル開始剤は、ポリフエニレンエーテルまたは
ポリオレフイン100重量部に対して0.01〜5重量部、好
ましくは、0.01〜3重量部の範囲の量で用いられる。
さらに、本発明の樹脂組成物には、当該組成物によつ
てもたらされる特異な性質をより効果的に発現させるた
めに、下記のごとき助剤を配合することができる。かか
る助剤としては、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリ−n−ブチルアミン、ピリジン等を挙げること
ができ、助剤の添加量は通常、(A)、(B)、(C)
成分の合計量に対して0.1〜2重量%である。
本発明の樹脂組成物には、所望に応じて、ポリエステ
ル、ポリアミドなどの他の樹脂;エラストマー;難燃
剤、難燃助剤、安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤な
どの各種添加剤;顔料、充填剤、その他の成分が適宜配
合され得る。
〔実施例〕
以下、参考例、実施例および比較例により本発明のポ
リフエニレンエーテル系樹脂組成物を説明する。
参考例1 25℃でクロロホルム中で測定された極限粘度が0.47
(dl/g)の2,6−ジメチルフエノール/2,3,6−トリメチ
ルフエノール共重合体(2,3,6−トリメチルフエノール
の占める割合は5モル%)3Kgに無水マレイン酸90gとジ
クミルパーオキサイド15gを添加し、ヘンシエルミキサ
ーにより混合した後、二軸押し出し機で300〜320℃の温
度で溶融混練しペレツト化した。
得られたペレツト2gをクロロホルム50mlに溶解した
後、この溶液にメタノール500mlを加えてポリマーを沈
殿せしめた。得られたポリマーを別、乾燥した(減圧
下、80℃、10時間)。得られた試料の赤外吸光分析を行
ない、ポリフエニレンエーテルと無水マレイン酸とから
前もつて作成しておいた検量線を用いて、ポリフエニレ
ンエーテルに結合している無水マレイン酸の重量%を算
出し、無水マレイン酸の結合量とした。結合量は1.1重
量%であつた。
参考例2 参考例1をジクミルパーオキサイドを使用しないで繰
り返した。結合量は0.7重量%であつた。
参考例3 参考例1において、無水マレイン酸90gをグリシジル
メタクリレート90gに変え、参考例1を繰り返した。た
だし、赤外分光分析の検量線はポリフエニレンエーテル
とグリシジルメタクリレートより作製した。結合量は1.
3重量%であつた。
参考例4 ポリプロピレン(井光石油化学株式会社製、商品名
「出光ポリプロ E−250G」;メルトインデツクス1.0g
/10分、密度0.90g/cm3)3Kgに無水マレイン酸90g、スチ
レン300gおよびジクミルパーオキサイド15gを加え、よ
く混合した後、二軸押出機で180〜220℃の温度で溶融混
練しペレツト化した。得られたペレツト4gをメチルエチ
ルケトンを用いて24時間ソツクスレー抽出を行ない、抽
出残物を乾燥(減圧下80℃10時間)した後、重量を測定
した。得られた抽出残物の赤外分光分析を行ない、ポリ
プロピレンとポリスチレンおよび無水マレイン酸より前
もつて作製しておいた検量線を用いて、ポリプロピレン
に結合しているスチレンと無水マレイン酸の重量%を算
出し、無水マレイン酸とスチレンの結合量とした。結合
量は6.5重量%であつた。
参考例5 参考例4において、無水マレイン酸90gをグリシジル
メタクリレート90gに変え、参考例4を繰り返した。た
だし、赤外分光分析の検量線をポリプロピレンとポリス
チレンとグリシジルメタクリレートより作製した。結合
量は6.2重量%であつた。
実施例1 参考例1で得られた無水マレイン酸変性ポリフエニレ
ンエーテルのペレツト25gと参考例5で得られた変性ポ
リプロピレンのペレツト25gとの混合物を270℃、60r.p.
mでラボプラストミルを用いて10分間溶融混練を行なつ
た。得られた樹脂組成物からプレスにより270℃、200Kg
/cm2の圧力で0.3mm厚のシートを作り、このシートよりA
STMD412 C号に規定する試験片を打ち抜き、引張強度
と伸びを測定した。
また、クロロホルムを溶媒として上記樹脂組成物のソ
ツクスレー抽出を行ない、抽出残物を乾燥(減圧下、80
℃、10時間)した後その重量を測定し、抽出前の重量と
の差から、クロロホルム不溶分(重量%)を算出し、耐
溶剤性の評価とした。さらに、高化式フローテスターを
用いて230℃、60Kg荷重の溶融流れ値(CC/sec)を測定
した。
結果はいずれも表−1に示した。これらの結果を下記
比較例1〜4の結果と比較して見ると、本発明の樹脂組
成物は、従来のポリフエニレンエーテル/ポリオレフイ
ン組成物に見られない耐溶剤性、機械的強度および成形
加工性のバランスに優れ、かつ伸びから判断すると相溶
性も優れた材料であることが判る。ちなみに、未変性ポ
リフエニレンエーテル/ポリスチレン=50/50(重量
比)の材料の溶融流れ値は、2.0×10-3CC/secである。
実施例2 参考例2で得られた変性ポリフエニレンエーテル49.5
重量%と参考例5で得られた変性ポリプロピレン49.5重
量%とp−フエニレンジアミン1重量%とからなる混合
物を、実施例1と同様に溶融混練し、試験片を作成し、
物性を測定した。結果を表−1に示した。
さらに、混練後の試料から切り出した0.1μ厚の試料
を電子顕微鏡で観察したところ、0.5〜1.5μm程度の変
性ポリフエニレンエーテルの分散が確認された。これに
対して、比較例4の試料では5〜10μm程度であつた。
比較例1 参考例1で用いた未変性のポリフエニレンエーテルと
参考例4で用いた未変性のポリプロピレンを変性ポリフ
エニレンエーテルと変性ポリオレフインに代えて用いる
以外は、実施例1を繰り返した。結果は表−1に示し
た。
参考例6 参考例5をグリシジルメタクリレートを除いた組成で
繰り出した。結合量は5.5重量%であつた。
参考例7 参考例5をスチレンを除いた組成で繰り返した。結合
量は0.7重量%であつた。
比較例2 比較例1においてポリプロピレンを参考例6で得られ
た変性ポリプロピレンに代える以外は、比較例1を繰り
返した。結果は表−1に示した。
比較例3 比較例1において、ポリプロピレンを参考例7の変性
ポリプロピレンに代える以外は、比較例1を繰り返し
た。結果は表−1に示した。
比較例4 比較例1においてポリプロピレンを参考例5の変性ポ
リプロピレンに代える以外は、比較例1を繰り返した。
結果は表−1に示した。
実施例3および5 実施例1において変性ポリフエニレンエーテルおよび
変性ポリプロピレンを表−2に示す組成で使用する以外
は、実施例1を繰り返した。結果は表−2に示した。
実施例4および6 実施例2において変性ポリフエニレンエーテル、変性
ポリプロピレンおよびp−フエニレンジアミンを表−2
に示す組成で使用する以外は、実施例2を繰り返した。
結果は表−2に示した。
比較例5および6 比較例4においてポリフエニレンエーテルと変性ポリ
プロピレンを表−2に示す組成で使用する以外は、比較
例4を繰り返した。結果は表−2に示した。
実施例7 実施例2において変性ポリフエニレンエーテルと変性
ポリプロピレンをそれぞれ49重量%と、結合剤としてフ
エニレンジアミンの代りにアミノ安息香酸を2重量%の
割合で用い、この混合物100重量部に対して0.5重量部の
トリ−n−ブチルアミンを反応助剤として添加する以外
は、実施例2を繰り返した。結果は表−3に示した。
実施例8 実施例7において結合剤をビスフエノールAに代える
以外は、実施例7を繰り返した。結果は表−3に示し
た。
実施例2、7および8に結合剤の効果が見られる。
実施例9 実施例1において参考例3で得られた変性ポリフエニ
レンエーテルと参考例4で得られた変性ポリプロピレン
を用いる以外は、実施例1を繰り返した。結果は表−3
に示した。
実施例10および11 実施例9において、変性ポリフエニレンエーテルと変
性ポリプロピレンの割合をそれぞれ49重量%に減じ、結
合剤としてフエニレンジアミン2重量%(実施例10)ま
たはビスフエノールA2重量%(実施例11)を添加する以
外は、実施例9を繰り返した。結果は表−3に示した。
実施例12 参考例2で得られた変性ポリフエニレンエーテル48重
量%と参考例4で得られたポリプロピレン48重量%と結
合剤ビスフエノールA4重量%の割合で混合し、混合物10
0重量部に対して反応助剤トリ−n−ブチルアミン0.5重
量部を用いる以外は、実施例8を繰り返した。結果は表
−3に示した。
実施例13 参考例3で得られた変性ポリフエニレンエーテルと参
考例5で得られた変性ポリプロピレンを用いる以外は、
実施例10を繰り返した。結果は表−3に示した。
実施例14 実施例12において参考例3で得られた変性ポリフエニ
レンエーテルと、参考例5で得られた変性ポリプロピレ
ンおよび結合剤としてテレフタル酸を用いる以外は、実
施例12を繰り返した。結果は表−3に示した。
実施例15 実施例12において結合剤をビスフエノールAよりエポ
キシ樹脂〔油化シエル(株)製、商品名「エピコート
1009」〕に代える以外は、実施例12を繰り返した。結果
は表−3に示した。
〔発明の効果〕 実施例および比較例の結果から明らかなごとく、公知
のポリフエニレンエーテル/ポリオレフイン系樹脂組成
物に比べて、本発明の樹脂組成物には、優れた耐溶剤性
が付与されるばかりでなく、成形加工性も良好で、機械
的強度も優れ、諸性能の均衡の取れた成形材料を提供す
るものであり、自動車、電気・電子機器等の用途に有用
であることが判る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリフェニレンエーテルを、分子中
    に(a)エチレン性二重結合と(b)カルボキシル基、
    酸無水物基およびエポキシ基からなる群から選ばれる官
    能基とを有する有機化合物から選ばれた変性剤でラジカ
    ル開始剤の存在下または不存在下に150〜350℃の温度で
    溶融混練して得られる変性ポリフェニレンエーテル5〜
    95重量部と (B)ポリオレフィンを、分子中に(a)エチレン性二
    重結合と(b)カルボキシル基、酸無水物基およびエポ
    キシ基からなる群から選ばれる官能基とを有する有機化
    合物から選ばれた変性剤、ならびに、ビニル化合物また
    はビニルデン化合物とで、ラジカル開始剤の存在下もし
    くは不存在下に150〜300℃の温度で溶融混練して得られ
    る変性ポリオレフィン95〜5重量部とからなる樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】(A)変性ポリフェニレンエーテルと
    (B)変性ポリオレフィンとからなる樹脂組成物に
    (C)分子中にカルボキシル基、エステル基、アミド
    基、水酸基、アミノ基、メルカプト基およびエポキシ基
    からなる群から選ばれる同一または互いに異なる官能基
    を少なくとも2個以上有する有機化合物から選ばれた結
    合剤を(A)、(B)、(C)成分の合計量に対して0.
    01〜10重量%配合してなる特許請求の範囲第1項に記載
    の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】(C)結合剤が、少なくとも2個のカルボ
    キシル基が酸無水物基を形成している有機化合物である
    特許請求の範囲第2項に記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】(A)変性ポリフェニレンエーテルが、変
    性剤をポリフェニレンエーテルと変性剤の合計量に対し
    て0.01〜20重量%使用してなる変性ポリフェニレンエー
    テルであることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】(B)変性ポリオレフィンを変性する変性
    剤の量が、ポリオレフィン、変性剤及びビニル化合物も
    しくはビニリデン化合物の3者の合計量に対して0.01〜
    50重量%で、かつ、変性剤及びビニル化合物の両者の合
    計量に対して1〜90重量%であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の樹脂組成物。
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