JPH08189395A - エンジンの自動始動停止装置 - Google Patents

エンジンの自動始動停止装置

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JPH08189395A
JPH08189395A JP6340115A JP34011594A JPH08189395A JP H08189395 A JPH08189395 A JP H08189395A JP 6340115 A JP6340115 A JP 6340115A JP 34011594 A JP34011594 A JP 34011594A JP H08189395 A JPH08189395 A JP H08189395A
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JP
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engine
clutch
control
fuel cut
automatic
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Application number
JP6340115A
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English (en)
Inventor
Takanori Hayashi
孝紀 林
Yuji Yamamoto
雄二 山本
Yoshinobu Yamashita
佳宣 山下
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、エンジンの燃料カット制
御の時間を長くして燃料カット制御によるエンジンブレ
ーキの有効領域をエンジンの自動停止時まで広げ、燃料
消費量を低減するとともに、エンジンブレーキを強く効
かせることにある。 【構成】 このため、この発明は、燃料カット制御の燃
料カット条件が不成立の場合で自動停止条件が成立して
いる場合には燃料カット制御を行い、この自動停止条件
が成立中にクラッチ解放条件が成立した場合にはクラッ
チを解放状態に制御することでエンジンを自動停止し、
自動始動条件が成立した場合にエンジンを自動始動制御
し、クラッチ通常制御条件が成立した場合にはクラッチ
を通常の状態に制御する制御手段を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの自動始動
停止装置に係り、特に燃料カット制御によるエンジンブ
レーキの有効領域をエンジンの自動停止時まで広げて燃
料消費量を低減するとともにエンジンブレーキを強く効
かせ得るエンジンの自動始動停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンの特性がその
ままの状態では不向きなので、エンジンと車輪間の動力
伝達系に変速機を介設している。
【0003】エンジンにおいては、燃料消費量の低減や
エンジンブレーキを効かせるために、所定条件でエンジ
ンを自動的に始動停止制御する自動始動停止装置が備え
られているものがある。
【0004】この自動始動停止装置は、例えば、クラッ
チが備えられた変速機を連結したエンジンに設けられて
いるものがある。このような自動始動停止装置は、クラ
ッチ操作を含む停止処理検知、つまり自動停止条件によ
ってエンジンを自動停止するとともに、クラッチ操作を
含む始動処理検知、つまり自動始動条件によってエンジ
ンを自動始動している。
【0005】また、エンジンにおいては、例えば、車両
の減速時等に、スロットル弁が全閉状態且つエンジン回
転速度が所定領域内になると、つまり、エンジン要求負
荷量(スロットル開度等)が略零の状態で且つエンジン
が所定の状態(燃料カット条件を満足する状態)になる
と、エンジンブレーキの確保と燃料消費量の低減のため
に、エンジンへの燃料供給を停止する燃料カット制御を
行うための燃料カット装置が設けられているものがあ
る。
【0006】エンジン自動始動停止装置としては、例え
ば、実公平2−24655号公報、特公昭56−486
93号公報に開示されている。実公平2−24655号
公報に記載のものは、トルクコンバータ無段変速装置を
装備したエンジンにおいて、このエンジンの停止時に、
変速機を自動的にニュートラル位置にシフトして再始動
に備えて待機させ、再始動時に、運転者が車両の発進の
ために変速機をドライブ位置に投入したことを検知し且
つアクセルペダルの踏込み無しを検出してスタータを自
動通電付勢し、エンジンを自動的に再始動させ、これに
より、再始動時にエンジンが過回転したり急発進するの
を防止し、自動始動を円滑にするものである。特公昭5
6−48693号公報に記載のものは、自動変速装置を
有する車両において、アクセルペダルの踏込操作を検出
する第1、第2のアクセル検出手段を設け、第1のアク
セル検出手段によってアクセルペダルの踏込発生を検出
して発進操作を確認して始動装置の通電を開始するとと
もに、第2のアクセル検出手段の検出によりアクセルペ
ダルの踏込速度が所定値以下のときに始動装置の通電を
維持させ、これにより、自動変速装置の手動レバーをニ
ュートラル位置へ操作せずに自動的にエンジンの始動を
行わせ、しかも、アクセルペダルの踏込過ぎによる車両
の危険な飛び出しを防止し、エンジン始動後の車両を滑
らかに発進させるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、変速
機を備えた車両におけるエンジンの自動始動停止装置に
おいては、車両の停止時の燃料消費量を低減するための
制御であり、車両の走行中における燃料カット制御には
対応していない。
【0008】また、車両の減速時に燃料カット制御を行
う燃料カット装置においては、エンジン回転速度が所定
領域内になった時にのみ燃料カット制御を行うだけであ
り、エンジン回転速度が上述の所定領域以外になると、
エンジンへの燃料供給制御が行われていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、電子的にクラッチトルク
容量が調整可能なクラッチが備えられた変速機を車両の
エンジンに連結して設け、このエンジンには燃料カット
制御をする燃料カット装置を設け、前記エンジンの始動
後に自動停止条件が成立した場合に前記エンジンを自動
停止するとともに自動始動条件が成立した場合には前記
エンジンを自動始動するエンジンの自動始動停止装置に
おいて、前記燃料カット制御の燃料カット条件が不成立
の場合で前記自動停止条件が成立している場合には前記
燃料カット制御を行い、この自動停止条件が成立中にク
ラッチ解放条件が成立した場合には前記クラッチを解放
状態に制御することで前記エンジンを自動停止し、前記
自動始動条件が成立した場合に前記エンジンを自動始動
制御し、クラッチ通常制御条件が成立した場合には前記
クラッチを通常の状態に制御する制御手段を設けたこと
を特徴とする。
【0010】
【作用】この発明の構成によれば、制御手段は、燃料カ
ット制御の燃料カット条件が不成立の場合で自動停止条
件が成立している場合には燃料カット制御を行い、この
自動停止条件が成立中にクラッチ解放条件が成立した場
合にはクラッチを解放状態に制御することでエンジンを
自動停止し、自動始動条件が成立した場合にエンジンを
自動始動制御し、クラッチ通常制御条件が成立した場合
にはクラッチを通常の状態に制御する。これにより、エ
ンジンの燃料カット制御の時間を長くして燃料カット制
御によるエンジンブレーキの有効領域をエンジンの自動
停止時まで広げて燃料消費量を低減するとともに、エン
ジンブレーキを強く効かせることができる。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜17は、この発明の実施
例を示すものである。図8において、2は車両に搭載さ
れたエンジン、4はこのエンジン2に連結される変速機
としての例えば無段変速機(SCVT)である。
【0012】以下に、この無段変速機(SCVT)4を
用いて、この発明の実施例について説明する。エンジン
2と無段変速機4間には、ロングトラベルダンパ6が介
設されている。
【0013】無段変速機4は、駆動プーリ(プライマリ
プーリ)8と、被動プーリ(セカンダリプーリ)10
と、この駆動プーリ8と被動プーリ10とに巻掛けられ
たベルト12とを有している。
【0014】駆動プーリ8は、一端側がロングトラベル
ダンパ6に連結された駆動軸14と、この駆動軸14の
中央部位に一体的に設けられた駆動側固定プーリ部片1
6と、該駆動軸14に軸方向移動可能で且つ回転不可能
に設けられた駆動側可動プーリ部片18とを有してい
る。また、駆動側可動プーリ部片18の背面側におい
て、該駆動側可動プーリ部片18の背面と共働して駆動
側油圧室20を形成する駆動側ハウジング22が駆動軸
14に設けられている。駆動軸14の他端側には、駆動
軸回転検出用ギヤ24が固設されている。
【0015】前記被動プーリ10は、前記駆動軸14と
平行に配置された被動軸26と、前記駆動側可動プーリ
部片18に対応して配置され該被動軸26と一体的に設
けられた被動側固定プーリ部片28と、前記駆動側固定
プーリ部片16に対応して配置され該被動軸26に軸方
向移動可能で且つ回転不可能に設けられた被動側可動プ
ーリ部片30とを有している。また、被動側可動プーリ
部片30の背面側において、該被動側可動プーリ部片3
0の背面と共働して被動側油圧室32を形成する被動側
ハウジング34が被動軸26に設けられている。被動軸
26の一端側には、被動軸回転検出用ギヤ36が固設さ
れている。
【0016】前記被動軸26の他端側には、無段変速機
4のクラッチとしての例えば油圧式で発進用のクラッチ
38が設けられている。このクラッチ38は、電子的に
クラッチトルク容量が調整可能なものであり、無段変速
機4の変速部の後段に設けられ、クラッチ圧室40に作
用する油圧によって解放・接続作動され、被動軸26に
回転可能に支持された出力軸42への動力を断続するも
のである。この出力軸42には、出力軸回転検出用ギヤ
であるクラスタギヤ44が固設されている。
【0017】また、無段変速機4には、変速機制御シス
テム46(図10参照)を構成する油圧制御機構48が
備えられている。この油圧制御機構48には、ラインソ
レノイド50とクラッチソレノイド52とレシオソレノ
イド54とが設けられている。
【0018】油圧制御機構48は、油圧ポンプ56から
オイル導入通路58を経て圧送される油圧用のオイルを
流入し、ライン圧通路60を介して被動側油圧室32に
ライン圧を作用させ、また、クラッチ圧通路62を介し
てクラッチ油圧室40にクラッチ圧を作用させ、更に、
レシオ圧通路64を介して駆動側油圧室20にレシオ圧
を作用するものである。前記油圧ポンプ56は、エンジ
ン2の駆動に伴って駆動される。
【0019】この油圧制御機構48は、制御手段66に
よって作動される。
【0020】この制御手段66は、エンジン用制御部
(ECM)68と変速機用制御部70とからなる。この
エンジン用制御部68と変速機用制御部70とは、互い
に連絡されている。
【0021】この制御手段66には、入力側として、ス
ロットル弁(図示せず)の開度(スロットル開度)状態
を検出するスロットル開度センサ72と、シフトレバー
(図示せず)の位置を検出するセレクト位置検出センサ
74と、ブレーキ装置(ブレーキシステム)76(図1
0参照)の操作状態を検出するブレーキ操作スイッチ7
8と、エンジン2の冷却水の温度を検出する水温センサ
80と、その他の検出手段とが連絡している。
【0022】前記変速機用制御部70は、前記ラインソ
レノイド50とクラッチソレノイド52とレシオソレノ
イド54とに連絡し、これらラインソレノイド50とク
ラッチソレノイド52とレシオソレノイド54とをデュ
ーティ値(Ur)(0〜100%)によってデューティ
制御するものである。。
【0023】この変速機用制御部70には、駆動軸回転
検出用ギヤ24近傍に設けられて駆動軸14の回転をエ
ンジン回転速度(Ne)として検出する駆動軸回転数セ
ンサ82と、被動軸回転検出用ギヤ36近傍に設けられ
て被動軸26の回転をクラッチ入力側の回転速度として
検出する被動軸回転数センサ84と、クラスタギヤ44
近傍に設けられて出力軸42の回転を、つまりクラッチ
出力側の回転速度を車速(Nv)として検出する出力軸
回転数センサ86と、クラッチ圧通路62に設けられて
クラッチ圧を検出するクラッチ圧センサ88と、オイル
タンク(図示せず)内の油圧用のオイルの温度を検出す
る油温センサ90とが連絡している。
【0024】また、前記制御手段66には、出力側とし
て、エンジン2に設けられた燃料カット装置(燃料カッ
トシステム)92とエンジン自動始動装置93とが連絡
している。燃料カット装置92は、エンジン要求負荷量
(例えばスロットル開度等)が略零の状態且つエンジン
2が所定の状態、つまり燃料カット条件を満足する状態
では、エンジン2への燃料供給を停止、つまり燃料カッ
ト制御するものである。エンジン自動始動装置93は、
エンジン2の自動始動条件が成立すると、エンジン2を
再度自動始動制御するものである。
【0025】前記エンジン用制御部68には、入力側と
して、前記スロットル開度センサ72の他に、燃料噴射
システムのダイアグ出力スイッチ94と、エンジン2の
冷却水を検出する水温センサ96と、エンジン2がアイ
ドル運転状態になるとオンとなるアイドルスイッチ98
と、電気負荷スイッチ100と、車速を検出する車速セ
ンサ102と発電状態を検出すべくオルタネータ104
とが連絡し、また、出力側として、前記燃料カット装置
92の他に、第1リレー(ストップリレー)106を介
して前記燃料噴射弁108が連絡するとともに、第2リ
レー(スタートリレー)110を介してスタータ112
が連絡している。
【0026】また、前記変速機用制御部70には、クラ
ッチ38と変速比を調整する変速比調整装置114(図
10参照)の変速アクチュエータ116とが連絡してい
る。この変速比調整装置114は、車両の走行中に、ク
ラッチ38が解放状態になった場合に、無段変速機4の
適正な変速制御を行うために、変速機用制御部品によっ
て電気的に作動されるものである。
【0027】クラッチ38と油圧制御機構48と変速機
用制御部70と変速比調整装置114とは、前記変速機
制御システム46を構成している。
【0028】また、エンジン2には、図10に示す如
く、エンジン2の自動始動停止装置(自動始動停止シス
テム)118が設けられている。
【0029】この自動始動停止装置118は、車両の走
行中に、エンジン2の始動後に自動停止条件が成立した
場合にエンジン2を自動停止するとともに自動始動条件
が成立した場合にはエンジン2を自動始動するものであ
る。
【0030】この自動始動停止装置118は、図10に
示す如く、変速機用制御部70にクラッチ38の解放要
求の信号を出力するものである。
【0031】また、図10に示す如く、前記油圧ポンプ
56にはモータ120が連絡している。このモータ12
0は、エンジン2が停止中に油圧を所定に確保するため
に、エンジン2の停止中に油圧ポンプ56を駆動するも
のである。
【0032】また、このモータ120は、負圧ポンプ1
22に連絡している。この負圧ポンプ122は、ブレー
キ装置76に連絡し、エンジン2の停止中に所定に負圧
を確保するために、モータ122によって駆動されるも
のである。
【0033】このモータ120は、イグニションスイッ
チ124及びバッテリ128に連絡している。また、こ
のバッテリ126は、前記第1リレー106及び第2リ
レー110に連絡されている。
【0034】前記制御手段66は、各種信号を入力し、
燃料カット制御の燃料カット条件が不成立の場合で自動
停止条件が成立している場合には燃料カット制御を行
い、この自動停止条件が成立中にクラッチ解放条件が成
立した場合にはクラッチ38を解放状態に制御すること
でエンジン2を自動停止し、自動始動条件が成立した場
合にはエンジン2を自動始動制御し、クラッチ通常制御
条件が成立した場合にはクラッチ38を通常の状態に制
御するものである。つまり、制御手段66は、エンジン
要求負荷量(スロットル開度等)が略零の状態、且つ、
エンジン2が所定の状態(燃料カット条件を満足する状
態)から外れると、クラッチ38を解放し、燃料供給を
停止してエンジン2を自動停止し、また、クラッチ38
の解放でエンジン2の自動停止状態から外れると、燃料
供給を再開してエンジン2を再始動し、クラッチ38を
通常の状態に戻すものである。
【0035】また、無段変速機4は、シフトレバー(図
示せず)を所定のレンジ(例えばNレンジ、Pレンジ)
に操作、又は、所定のシフトレバー信号を模擬入力又は
発進クラッチ解放要求信号を入力することによってクラ
ッチ38を解放状態とし、エンジン2の自動停止中には
所定の変速制御を行うものである。
【0036】前記無段変速機4においては、クラッチ3
8の各種制御モードが設定されている。この制御モード
には、図11、12に示す如く、ニュートラルモード、
禁止モード、ホールドモード、減速モード、加速モー
ド、発進モード、直結モードとがある。
【0037】ニュートラルモードは、シフトレバーをP
レンジ又はNレンジにすることによって一意的になり、
クラッチ38を解放状態とする。
【0038】禁止モードは、車両の走行方向とシフトレ
バーの選択したレンジとが不一致の場合になり、クラッ
チ38を極めて弱い半クラッチ状態にする。
【0039】ホールドモードは、クラッチ38をクリー
プ状態とし、車両をクリープ状態として発進操作に備え
るものである。
【0040】減速モードは、車両の惰行減速時になり、
クラッチ38を強い半クラッチ状態とし、発進操作、停
車に備えるものである。
【0041】減速モードは、車両の走行中に、滑らかに
クラッチ38を接続させるものであり、クラッチ38を
発進状態とする。
【0042】発進モードは、車両の停止中に、滑らかに
クラッチ38を接続するものであり、クラッチ38を発
進状態とする。
【0043】直結モードは、通常の走行状態であり、ク
ラッチ38を直結状態とする。
【0044】これら各種制御モードの遷移は、図12に
示されている。
【0045】次に、この実施例の作用を、図1のタイム
チャート及び図2、3のフローチャートに基づいて説明
する。
【0046】図1において、車両の走行中に、減速を開
始すると、スロットル開度が小さくなり、また、エンジ
ン回転速度が低下し、更に、車速が低くなる(図1の時
間aで示す)。
【0047】そして、スロットル開度が全閉になると
(図1の時間bで示す)、エンジン用制御部68が燃料
カット装置92を作動して燃料カットを行う。
【0048】一方、制御手段66において、エンジン2
の自動始動制御のプログラムがスタートしていると(ス
テップ202)、先ず、自動停止条件の判定ルーチンを
行う(ステップ204)。
【0049】このステップ204における自動停止条件
の判定のルーチンは、図4に示す如き行われる。即ち、
図4に示す如く、自動停止条件の判定のプログラムがス
タートすると(ステップ302)、先ず、所定時間(例
えば1秒程度)だけスロットル全閉状態か否かを判断し
(ステップ304)、このステップ304でYESの場
合に、自動停止条件が成立したとし(ステップ30
6)、一方、ステップ304でNOの場合には、自動停
止条件が不成立とし(ステップ308)、このステップ
306、308の処理後に、このプログラムがリターン
される(ステップ310)。
【0050】前記ステップ304での自動停止条件の判
定ルーチンの後は、自動停止条件が成立か否かを判断す
る(ステップ206)。
【0051】このステップ206でYESの場合には、
今度は、自動始動停止装置118によって燃料カット制
御が行われる(図1の時間cで示す)(ステップ20
8)。
【0052】その後、エンジン用制御部6によって行わ
れていた燃料カット制御は、燃料カット制御開始時(図
1の時間b)から所定時間t1になると、停止される
(図1の時間dで示す)。
【0053】従って、図1の時間cから時間dまでの時
間t2は、エンジン用制御部68と自動始動停止装置9
2とによって燃料カット制御が行われている。
【0054】エンジンの自動停止は、第1リレー106
を作動して燃料噴射弁108の作動停止を行うことによ
って実施される。
【0055】エンジン2の自動停止処理後は、クラッチ
解放条件の判定ルーチンを行う(ステップ210)。前
記ステップ206でNOの場合には、このステップ21
0に直ちに移行させる。このステップ210におけるク
ラッチ解放条件の判定ルーチンは、図5に示す如き行わ
れる。即ち、クラッチ解放条件の判定ルーチンがスター
トすると(ステップ402)、先ず、自動停止処理中か
否かを判断し(ステップ404)、このステップ404
でYESの場合に、スロットル全閉か否か判断し(ステ
ップ406)、このステップ406でYESの場合に、
車速が所定値以下か否かを判断、つまり、空気抵抗等に
よるショックが大きくなるレベルになっているか否かを
判断し(ステップ408)、このステップ408でYE
Sの場合に、エンジン回転速度が所定値以下か否か、つ
まり、空気抵抗等によるショックが大なるレベルか否か
を判断し(ステップ410)、このステップ410でY
ESの場合には、クラッチ解放条件が成立したとし(ス
テップ412)、一方、前記ステップ404、406、
408、410でNOの場合には、クラッチ解放条件が
不成立とし(ステップ414)、このプログラムをリタ
ーンとする(ステップ416)。
【0056】そして、このクラッチ解放条件の判定のル
ーチンの後は、クラッチ解放条件が成立したか否かを判
断する(ステップ212)。
【0057】このステップ212でYESの場合には、
クラッチ38の解放処理を行う(ステップ214)。
【0058】このクラッチ38の解放の処理は、自動始
動停止装置118が変速機用制御部70にクラッチ解放
要求の信号を送り、この変速機用制御部70が油圧制御
機構48を作動することにより、クラッチ38を解放状
態にして実施される。
【0059】このクラッチ解放条件処理後は、自動始動
条件の判定のルーチンを行う(ステップ216)。前記
ステップ212でNOの場合には、このステップ216
に直ちに移行させる。
【0060】即ち、このステップ216におけるクラッ
チ始動条件の判定ルーチンは、図6に示す如く、自動始
動条件のプログラムがスタートすると(ステップ50
2)、先ず、イグニションパルスが所定時間だけ無いこ
とを入力、つまり、エンジン2の停止の判定として、例
えば、0.4秒程度続いたか否かを判断し(ステップ5
04)、このステップ504でYESの場合に、アイド
ルスイッチ98がオンか否かを判断し(ステップ50
6)、このステップ506でYESの場合に、クラッチ
解放状態か否かを判断し(ステップ508)、このステ
ップ508がYESの場合に、自動始動条件が成立した
とし(ステップ510)、一方、前記ステップ504、
506、508でNOの場合には、自動始動条件が不成
立とし(ステップ512)、このプログラムをリターン
とする(ステップ514)。
【0061】この自動始動条件が成立すると、エンジン
2の自動停止状態が解除される(図1の時間fで示
す)。従って、エンジン2は、自動始動停止装置118
により、図1に示す如く、時間eから時間fまでの時間
t3だけ、自動停止されている。
【0062】このステップ216における自動始動条件
の判定ルーチンの後は、自動始動条件が成立か否かを判
断する(ステップ218)。
【0063】このステップ218でYESの場合に、自
動始動処理を行う。この自動始動処理は、第2リレー1
10を作動してスタータ112の作動を行うことによっ
て実施される(ステップ220)。
【0064】ステップ222におけるクラッチ通常制御
条件の判定ルーチンは、図7に示す如き行われる。即
ち、図7に示す如く、クラッチ通常制御条件において
は、クラッチ通常制御条件の判定のプログラムがスター
トすると(ステップ602)、自動始動処理中か否かを
判断し(ステップ604)、このステップ604がYE
Sの場合に、エンジン回転速度が所定値以上か否か、つ
まり、エンジン2の始動判定で、例えばエンジン回転速
度が500rpm程度になったか否かを判断し(ステッ
プ606)、このステップ606でYESの場合に、ク
ラッチ通常制御条件が成立したとし(ステップ60
8)、一方、前記ステップ604、606でNOの場合
には、クラッチ通常制御条件が不成立とし(ステップ6
10)、このプログラムをリターンとする(ステップ6
12)。
【0065】このクラッチ通常制御条件の判定ルーチン
の後は、クラッチ通常制御条件が成立したか否かを判断
する(ステップ224)。
【0066】このステップ224でYESの場合には、
クラッチ38の通常制御処理を行う(ステップ22
6)。つまり、図1に示す如く、エンジン2の自動始動
が行われた時間fから時間t4後の時間gに、クラッチ
38が接続される。
【0067】このクラッチ38の通常制御の処理は、自
動始動停止装置118が変速機用制御部70にクラッチ
通常制御要求の信号を送り、この変速機用制御部70が
油圧制御機構48を作動することにより、クラッチ38
を接続状態にして実施される。
【0068】このステップ226でクラッチ通常制御処
理後及び前記ステップ224でNOの場合には、エンジ
ン2の自動始動のプログラムをリターンさせる(ステッ
プ228)。
【0069】前記クラッチ38の制御にあっては、図1
2に示す如く、シフトレバー(図示せず)をNレンジ又
はPレンジにシフトすると一意的にニュートラルモード
となる。
【0070】このニュートラルモードにおいては、クラ
ッチソレノイド52をデューティ値100%で駆動し、
クラッチ圧を最低圧に閉ループ制御するために、クラッ
チ38が解放状態となる。同時に、機械的にも、クラッ
チ38への油圧経路を大気開放し、クラッチ38を解放
状態とする。
【0071】よって、エンジン2が自動停止中には、ニ
ュートラルモードにすれば、クラッチ圧を最低圧に開ル
ープ制御し、クラッチ38を解放状態とすることができ
る。
【0072】エンジン2が自動停止状態から脱出する場
合には、エンジン2を始動し、クラッチ38を円滑に接
続する必要がある。
【0073】この場合も、図12に示す如く、各制御モ
ードの遷移によって対応することができる。
【0074】即ち、無段変速機4の制御で、車両の走行
中に、DレンジからNレンジにシフト後、Nレンジから
Dレンジにシフトすると、制御モードが、ニュートラル
モード、一瞬ホールドモード、そして、ホールドモード
又は発進モード又は減速モード又は加速モードと遷移
し、状況によって直結モードに不具合なく移行させるこ
とができる。
【0075】よって、エンジン2が自動停止状態からの
脱出時、NレンジからDレンジへのシフトと同じ制御モ
ードの遷移を行えば、クラッチ38の円滑な接続が可能
となる。
【0076】この結果、無段変速機4は、ニュートラル
モードをエンジン2の自動停止中に適用することで、エ
ンジン2の自動始動停止装置120に必要なクラッチ3
8の動作を実現することができる。
【0077】エンジン2が自動停止中に変速制御されて
いる場合には、エンジン2の自動停止状態から脱出する
場合に、クラッチ38を円滑に接続させたり、速やかに
直結モードの走行状態に復帰させるために、無段変速機
4を、図13〜16に示すように、各種の変速制御を行
う必要がある。
【0078】図13における第1の変速制御において
は、クラッチ38が無段変速機4の変速部の後段に配設
された場合で、走行中のニュートラルモードの変速制御
である。
【0079】即ち、図13に示す如く、車速(Nv)を
入力し、この車速(Nv)により、車速(Nv)と変速
比目標値(RSP)とのマップ(702)によって変速
比目標値(RSP)を求める。このマップ(702)
は、直結モードのスロットル全閉時に、変速目標値(R
SP)を基に作成されている。
【0080】そして、エンジン回転速度(Ne)を入力
し、Ne/RSPの計算を行い(704)、次に、車速
(Nv)を入力し、小さい方の変速比を採用し(MI
N)、そして、変速部出力回転速度目標値(NoSP)
を算出し(706)、変速部出力回転速度(No)を変
速部出力回転速度目標値(NoSP)に一致させるデュ
ーティ値(Ur)を演算し(708)、そして、このデ
ューティ値(Ur)をクラッチソレノイド52に出力す
る。
【0081】この結果、この図13の変速制御において
は、ニュートラルモードから脱出した場合に、クラッチ
38を円滑に接続することを第一に考案しているので、
そのままで自動停止中に用いることができる。そして、
変速部出力回転速度(No)をなるべく低く制御するこ
とで、変速比をなるべく低く保つ結果、クラッチ38の
接続時のショックの発生等を未然に防止することができ
る。なお、図13のB部位のマップ(702)において
は、直結モードのスロットル全閉時に、変速目標値を基
に作成する。
【0082】図14における第2の変速制御において
は、クラッチ38が無段変速機4の変速部の前段に配設
された場合で、走行中のニュートラルモードの変速制御
である。
【0083】即ち、図14に示す如く、車速(Nv)を
入力し、この車速(Nv)により、車速(Nv)と変速
比目標値(RSP)とのマップ(802)によって変速
比目標値(RSP)を求める。このマップ(802)
は、直結モードのスロットル全閉時に、変速目標値(R
SP)を基に作成されている。
【0084】そして、変速部出力回転速度(No)を入
力し、No×RSPの計算を行い(804)、次に、車
速(Nv)を入力し、大きい方の変速比を採用し(MI
N)、そして、変速部入力回転速度目標値(NiSP)
を算出し(806)、変速部入力回転速度(Ni)を変
速部出力回転速度目標値(NiSP)に一致させるデュ
ーティ値(Ur)を演算し(808)、そして、このデ
ューティ値(Ur)をクラッチソレノイド52に出力す
る。
【0085】この結果、ニュートラルモードから脱出し
た場合に、クラッチ38を円滑に接続することを専一に
考案しているので、そのままで自動停止運転中に用いる
ことができる。そして、変速部入力回転速度(Ni)を
なるべく低く制御することで、変速比をなるべく低く保
つ結果、クラッチ38の接続時のショックの発生を防止
することができる。
【0086】図15における第3の変速制御は、直結モ
ードの変速制御目標値がエンジン回転速度(Ne)の場
合であり、アイドル運転状態から脱出した場合に速やか
に直結モードの走行を図るものである。
【0087】即ち、スロットル開度(θ)を入力し、そ
して、スロットル開度(θ)とスロットル開度(θ)よ
り設定するエンジン回転速度目標値(NeSPt)との
マップ(902)より、スロットル開度(θ)より設定
するエンジン回転速度目標値(NeSPt)を求め、そ
して、車速(Nv)とエンジン回転速度目標値上限値
(NeSPh)とのマップ(904)で得たエンジン回
転速度目標値上限値(NeSPh)を入力し、このエン
ジン回転速度目標値上限値(NeSPh)とスロットル
開度(θ)により設定するエンジン回転速度目標値(N
eSPt)とを演算し(MIN)(906)、そして、
車速(Nv)とエンジン回転速度目標値下限値(NeS
PL)とのマップ(908)で得たエンジン回転速度目
標値下限値(NeSPL)を入力し、このエンジン回転
速度目標値下限値(NeSPL)とを演算(MAX)
し、エンジン回転速度目標値(NeSP)を算出し(9
10)、次いで、車速(Nv)を入力し、NeSP/N
vを計算して変速比目標値(RSP)を算出し(91
2)、変速比(Rc)を変速比目標値(RSP)に一致
させるデューティ値(Ur)を演算し(914)、この
デューティ値(Ur)をクラッチソレノイド52に出力
する。
【0088】つまり、この図15の変速制御において
は、直結モードの変速比目標値(RSP)を求め、この
変速比目標値(エンジン回転速度)と車速(Nv)とに
より変速比目標値(RSP)を計算し、変速比(Rc)
が変速比目標値(RSP)に一致するように制御する。
【0089】図16における第4の変速制御は、目標値
が変速比の場合の変速制御である。
【0090】即ち、スロットル開度(θ)と車速(N
v)とを入力し、変速比目標値(RSP)の設定を行う
が、エンジン2の自動停止中の目標値に直結モードの変
速比目標値をそのまま用いるように、図17に示す如
く、車速(Nv)とスロットル開度(θ)とによって変
速比制御時の目標変速値をそのまま変速比目標値(RS
P)とし(1002)、そして、変速比(Rc)を変速
比目標値(RsP)に一致させるデューティ値(Ur)
を演算し(1004)、このデューティ値(Ur)をク
ラッチソレノイド52に出力する。
【0091】この図16の変速制御においては、直結モ
ード時に、変速制御目標値は、エンジン回転速度(N
e)である。これは、変速比(Rc)を調整すること
で、エンジン2の負荷を変化させ、エンジン回転速度
(Ne)を増減できる場合に成立する。クラッチ38が
解放状態では、エンジン2の負荷を調整できないので、
変速目標値は、エンジン回転速度(Ne)以外のものを
用いる必要がある。
【0092】この結果、この実施例によれば、燃料カッ
ト制御の燃料カット条件が不成立の場合で自動停止条件
が成立している場合には燃料カット制御を行い、この自
動停止条件が成立中にクラッチ解放条件が成立した場合
にはクラッチを解放状態に制御することでエンジンを自
動停止し、自動始動条件が成立した場合にエンジンを自
動始動制御し、クラッチ通常制御条件が成立した場合に
はクラッチを通常の状態に制御する。これにより、エン
ジン要求負荷量(スロットル開度等)が略零の状態且つ
エンジンが所定の状態(燃料カット条件を満足する状
態)から外れると、クラッチ38を解放し、燃料供給を
停止してエンジン2を自動停止し、また、クラッチ38
の解放でエンジン2の自動停止状態から外れると、燃料
供給を再開してエンジン2を再始動し、クラッチ38を
通常の制御に戻し、つまり、通常の燃料カット制御にお
いては、エンジン回転数が所定量よりも大きく且つスロ
ットル弁が全閉または全閉に近い状態で行われ、エンジ
ン回転数が低下すると、エンジン2を止めないように燃
料カット制御を停止しているが、この実施例ではさら
に、燃料カット制御を行ってクラッチ38を解放し、燃
料カット制御を行ってエンジン2を自動停止し、よっ
て、エンジン2の燃料カット制御の時間を長くして燃料
カット制御によるエンジンブレーキの有効領域をエンジ
ンの自動停止時まで広げ、これにより、燃料消費量を低
減するとともに、エンジンブレーキを強く効かせること
ができる。
【0093】また、図10に示す如く、油圧ポンプ56
をモータ120によって駆動可能としたので、エンジン
2の自動停止中に、油圧ポンプ56を駆動して油圧制御
機構48に油圧を所定に確保させることができ、無段変
速機4の所定の作動を適正に行わせることができる。
【0094】更に、負圧ポンプ122をモータ120に
よって駆動可能としたので、エンジン2の自動停止中
に、負圧ポンプ122を作動させて、ブレーキ装置76
に所定の負圧を確保させ、負圧ブレーキ効果を経て、操
作性を向上することができる。
【0095】なお、この発明は、上述の実施例において
限定されず、種々応用改変が可能であることは勿論であ
る。
【0096】例えば、変速機を、無段変速機としたが、
無段変速機の代りに、有段自動変速機や他の自動変速
機、又は、手動変速機とし、上述の各実施例と同様の制
御を行うことができる。
【0097】また、クラッチ38を解放状態とするの
は、シフトレバーを所定のレンジに操作することに限定
されず、所定のシフトレバー信号を模擬的に制御手段6
6に入力したり、クラッチ解放要求信号を制御手段66
に入力することにより、この制御手段66によって行わ
せることも可能である。
【0098】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、燃料カット制御の燃料カット条件が不成
立の場合で自動停止条件が成立している場合には燃料カ
ット制御を行い、この自動停止条件が成立中にクラッチ
解放条件が成立した場合にはクラッチを解放状態に制御
することでエンジンを自動停止し、自動始動条件が成立
した場合にエンジンを自動始動制御し、クラッチ通常制
御条件が成立した場合にはクラッチを通常の状態に制御
する制御手段を設けたことにより、エンジンの燃料カッ
ト制御の時間を長くして燃料カット制御によるエンジン
ブレーキの有効領域をエンジンの自動停止時まで広げ、
燃料消費量を低減するとともに、エンジンブレーキを強
く効かせ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動始動停止制御のタイムチャートである。
【図2】自動始動停止制御の第1のフローチャートであ
る。
【図3】自動始動停止制御の第2のフローチャートであ
る。
【図4】自動停止条件のフローチャートである。
【図5】クラッチ解放条件のフローチャートである。
【図6】自動始動条件のフローチャートである。
【図7】クラッチ通常制御条件のフローチャートであ
る。
【図8】無段変速機及び自動始動停止装置のシステム構
成図である。
【図9】自動始動停止装置のブロック図である。
【図10】無段変速機及び自動始動停止装置のブロック
構成図である。
【図11】無段変速機の各種制御モードの特徴を説明す
る図である。
【図12】無段変速機の各種制御モードの遷移を説明す
る図である。
【図13】エンジン自動停止中の第1の変速制御のブロ
ック図である。
【図14】エンジン自動停止中の第2の変速制御のブロ
ック図である。
【図15】エンジン自動停止中の第3の変速制御のブロ
ック図である。
【図16】エンジン自動停止中の第4の変速制御のブロ
ック図である。
【図17】車速と目標変速比との関係を示す図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 無段変速機 8 駆動プーリ 10 被動プーリ 38 クラッチ 48 油圧制御機構 66 制御手段 68 エンジン用制御部 70 変速機用制御部 92 燃料カット装置 93 エンジン自動始動装置 118 自動始動停止装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子的にクラッチトルク容量が調整可能
    なクラッチが備えられた変速機を車両のエンジンに連結
    して設け、このエンジンには燃料カット制御をする燃料
    カット装置を設け、前記エンジンの始動後に自動停止条
    件が成立した場合に前記エンジンを自動停止するととも
    に自動始動条件が成立した場合には前記エンジンを自動
    始動するエンジンの自動始動停止装置において、前記燃
    料カット制御の燃料カット条件が不成立の場合で前記自
    動停止条件が成立している場合には前記燃料カット制御
    を行い、この自動停止条件が成立中にクラッチ解放条件
    が成立した場合には前記クラッチを解放状態に制御する
    ことで前記エンジンを自動停止し、前記自動始動条件が
    成立した場合に前記エンジンを自動始動制御し、クラッ
    チ通常制御条件が成立した場合には前記クラッチを通常
    の状態に制御する制御手段を設けたことを特徴とするエ
    ンジンの自動始動停止装置。
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