JP3196490B2 - エンジンの自動始動停止装置 - Google Patents
エンジンの自動始動停止装置Info
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Description
止装置に係り、特に車両走行中の微小トルクしか要求さ
れない減速運転時にエンジンを自動始動停止及び発進ク
ラッチを断続することにより、従来の燃料カットされる
減速運転時以外の緩やかな減速運転時に燃料の消費を停
止し得て、燃料消費率を向上し得るとともに、滑らかな
走行感を得ることのできるエンジンの自動始動停止装置
に関する。
費量を低減させるために、所定条件で自動的に始動停止
する自動始動停止装置を備たものがある。
は、例えば、実公平2−24655号公報、特公昭56
−48693号公報に開示されるものがある。
自動始動停止装置は、エンジンの始動後に車速「0」が
検出された場合に、点火回路を遮断してエンジンを停止
させるとともにこのエンジン停止後に自動変速機の変速
レバーをニュートラル位置にシフト動作させ、その後に
変速レバーがドライブ位置にシフトされ且つアクセルが
踏み込まれていない場合に、点火回路に通電するととも
にスタータに通電してエンジンを自動始動するものであ
る。
る自動始動停止装置は、自動変速機を有する車両におい
て、アクセルペダルの踏み込みを検出するとエンジンの
始動を開始するとともにアクセルペダルの踏み込み速度
が所定値以下であることを検出すると前記始動を継続さ
せるものであり、また、自動変速機を有する車両におい
て、アクセルペダルの踏み込み量が第1の設定量である
ことを検出するとエンジンの始動を開始するとともにア
クセルペダルの踏み込み量が前記第1の設定量よりも大
なる第2の設定量であることを検出すると前記始動を継
続させるものである。
が連結されたエンジンを搭載する車両には、クラッチ操
作を含む停車処理の検知によりエンジンを自動停止し、
クラッチ操作を含む始動操作の検知によりエンジンを自
動始動させる自動始動停止装置を設け、燃料消費量の低
減を図ったものがある。
全閉であり且つエンジン回転数が所定領域内に存する減
速運転時に燃料カットする制御システムを設け、エンジ
ンブレーキを確保しつつ燃料消費量の低減を図ったもの
がある。
ンジンを搭載する車両の自動始動停止装置は、停車時の
燃料消費量の低減を目的としており、車両の走行中にエ
ンジンを自動始動停止させることにより燃料消費率の向
上を図ることに対応し得ないものである。
テムは、スロットルバルブが全閉であり且つエンジン回
転数が所定領域内に存する減速運転時にしか燃料カット
することができず、要求トルクが微小となるような緩や
かな減速運転時にエンジンを自動始動停止させることに
より燃料消費率の向上を図ることに対応し得ないもので
ある。
述の不都合を除去するために、車両に搭載されるエンジ
ンに発進クラッチを有する変速機を連結して設け、前記
エンジンの運転中に走行抵抗に対して要求トルクが微小
となる車速毎に設定されたスロットル開度により所定減
速状態の自動停止条件を満足する場合は前記エンジンを
自動停止すべく制御するとともにこのエンジンの自動停
止後には前記発進クラッチを断絶状態にすべく制御し、
前記エンジンの自動停止中且つ前記発進クラッチの断絶
状態中に前記変速機の変速比調整機構により変速比を制
御するとともに走行抵抗に対して要求トルクが大となる
所定運転状態の自動始動条件を満足する場合は前記エン
ジンを自動始動すべく制御し、前記エンジンの自動始動
中にクラッチ接続条件を満足する場合は前記発進クラッ
チを接続状態にすべく制御する制御手段を設けたことを
特徴とする。
は、車両の走行中に、従来の燃料カットされる減速運転
時以外の、要求トルクが微小となるような緩やかな減速
運時に、エンジンを自動停止させて発進クラッチを断絶
させ、また、要求トルクが大となるような例えば再加速
運転時に、エンジンを自動始動させて発進クラッチを接
続させている。
来の燃料カットされる減速運転時以外の、車両の走行中
の緩やかな減速運転時にエンジンを自動始動停止させ得
て、また、このエンジンの自動始動停止に関連して発進
クラッチを適切に断絶・接続することができる。
明する。図1〜図17は、この発明の実施例を示すもの
である。図10において、2は車両に搭載されるエンジ
ン、4はこのエンジン2に連結された変速機たる例えば
連続可変変速機(CVT)、6は自動始動停止装置、8
は制御手段である。エンジン2のクランク軸10と連続
可変変速機4の駆動軸22とは、ダンパ12を介して連
結されている。ダンパ12は、緩衝部材14により伝達
される駆動力の回転変動を吸収する。
ライマリプーリ)16及び被動プーリ(セカンダリプー
リ)18と、これら駆動プーリ16及び被動プーリ18
に巻掛けられたベルト20と、から構成される。
連結された駆動軸22に一体的に設けられた駆動側固定
プーリ部片24と、この駆動軸22に軸方向移動可能で
且つ回転不可能に設けられた駆動側可動プーリ部片26
と、からなる。駆動側可動プーリ部片26の背面側に
は、この駆動側可動プーリ部片26の背面と共働して駆
動側油圧室28を形成する駆動側ハウジング30が設け
られている。駆動軸22の他端側には、駆動軸回転検出
用ギヤ32が固設されている。
に配置された被動軸34に一体的に設けられた被動側固
定プーリ部片36と、この被動軸34に軸方向移動可能
で且つ回転不可能に設けられた被動側可動プーリ部片3
8と、からなる。被動側可動プーリ部片38の背面側に
は、この被動側可動プーリ部片38の背面と共働して被
動側油圧室40を形成する被動側ハウジング42が設け
られている。被動軸34の一端側には、被動軸回転検出
用ギヤ44が固設されている。
進クラッチ46が設けられている。発進クラッチ46
は、連続可変変速機4の変速部の後段に設けられ、クラ
ッチ圧室48に作用する油圧によって作動し、被動軸3
4に回転可能に支持された出力軸50への駆動力の伝達
を断続するものである。出力軸50には、出力軸回転検
出用ギヤであるクラスタギヤ52が固設されている。
御機構54が備えられている。この油圧制御機構54に
は、ライン圧ソレノイドバルブ56とクラッチ圧ソレノ
イドバルブ58とレシオ圧ソレノイドバルブ60とが設
けられている。
2からオイル導入通路64により供給されるオイルを、
前記各ソレノイドバルブ56〜60によって、ライン圧
通路66を介して被動側油圧室40にライン圧として作
用させ、クラッチ圧通路68を介してクラッチ油圧室4
8にクラッチ圧として作用させ、レシオ圧通路70を介
して駆動側油圧室28にレシオ圧として作用させる。ま
た、前記オイルポンプ62は、エンジン2の駆動に伴っ
て駆動される。
出用ギヤ32の近傍に駆動軸22の回転をエンジン回転
速度(Ne)として検出する駆動軸回転数センサ72を
設け、被動軸回転検出用ギヤ44の近傍に被動軸34の
回転をクラッチ入力側の回転速度として検出する被動軸
回転数センサ74を設け、クラスタギヤ52の近傍に出
力軸50の回転、つまり発進クラッチ46の出力側回転
速度を車速(Nv)として検出する出力軸回転数センサ
76を設け、クラッチ圧通路68のクラッチ圧を検出す
るクラッチ圧センサ78を設け、図示しないオイルパン
内の制御用のオイルの温度を検出する油温センサ80を
設け、シフトレバー(図示せず)の位置を検出するセレ
クト位置検出センサ82を設けている。
ルバルブのスロットル開度状態を検出するスロットル開
度センサ84を設け、車速を検出する車速センサ86を
設け、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ
88を設け、エンジン2の冷却水の温度を検出する水温
センサ90を設け、ブレーキ装置(図示せず)の操作状
態を検出するブレーキ操作スイッチ92を設け、スロッ
トルバルブがアイドル開度状態であることを検出するア
イドルスイッチ94を設け、電気負荷加担信号出力端子
96を設け、燃料噴射ダイアグノーシス出力端子98を
設け、オルタネータ発電信号出力端子100を設けてい
る。
記各センサ72〜100は、自動始動停止装置6の制御
手段8に接続されている。また、自動始動停止装置6の
制御手段8には、図9に示す如く、エンジン2に設けら
れた燃料噴射弁102及びスタータモータ104が夫々
噴射弁駆動リレー106及びスタータ駆動リレー108
を介して接続されている。
エンジン制御部8−1と変速機制御部8−2とから構成
される。
る変速機制御部8−2は、前記センサ72〜100から
入力する信号によって、連続可変変速機4の各ソレノイ
ドバルブ56〜60をデューティ値(Ur)(0〜10
0%)によりデューティ制御し、駆動プーリ16及び被
動プーリ18に巻掛けられたベルト20のベルト比(変
速比)と発進クラッチ46の断絶・接続を制御する。
成するエンジン制御部8−1は、前記センサ72〜10
0から入力する信号によって、燃料噴射弁102やその
他のエンジン機器(図示せず)を制御する。
前記センサ72〜100から入力する信号によって、エ
ンジン2の運転中に走行抵抗に対して要求トルクが微小
となる車速毎に設定されるスロットル開度による所定減
速状態の自動停止条件を満足する場合はエンジン2を自
動停止すべく制御するとともに、このエンジン2の自動
停止後には発進クラッチ46を断絶状態にすべく制御す
る。
は、前記センサ72〜100から入力する信号によっ
て、エンジン2の自動停止中且つ発進クラッチ46の断
絶状態中に連続可変変速機4の変速比調整機構により変
速比を制御するとともに、走行抵抗に対して要求トルク
が大となる所定運転状態の自動始動条件を満足する場合
はエンジン2を自動始動すべく制御し、エンジン2の自
動始動中にクラッチ接続条件を満足する場合は発進クラ
ッチ46を接続状態にすべく制御する。
6において用いられる連続可変変速機4には、、任意
にトルク容量を制御し得るクラッチと、、任意に変速
比を制御し得る変速比調整機構(特にエンジン停止中
に)と、を必要とする。
要求に対して、発進クラッチ46からなるクラッチと駆
動プーリ16・被動プーリ18・ベルト20からなる変
速調整機構とを備えている。ただし、エンジン2の自動
停止中には、オイルポンプ62が停止されるていること
により、制御油圧を確保できない。
置6には、例えば、図8に示す如くバッテリ110によ
り駆動されるモータ112を設け、このモータ112に
よりエンジン2の自動停止中(イグニションスイッチ1
14はONとなっている)にオイルポンプ62を駆動し
て制御油圧を確保させ、連続可変変速機4の発進クラッ
チ46の断絶・接続状態とプーリ・ベルト16〜20に
よる変速比とを制御し得る構成とする。
示せず)のブレーキシステム116が負圧を利用してい
る場合には、前記モータ112により駆動される負圧ポ
ンプ118を設け、この負圧ポンプ118によりエンジ
ン2の自動停止中に負圧を確保させ、ブレーキシステム
116を作動させ得る構成とすることもできる。
の運転中にアキュムレータ等に蓄積しておき、エンジン
2の自動停止中にアキュムレータに蓄積された制御油圧
を連続可変変速機4に供給し、発進クラッチ46の断絶
・接続状態とプーリ・ベルト16〜20による変速比と
を制御し得る構成とすることができるとともに、エンジ
ン2の自動停止中にアキュムレータに蓄積された負圧を
ブレーキシステム112に供給し、ブレーキシステム1
12を作動させ得る構成とすることもできる。
ッチとしては、前記油圧式の発進クラッチ46以外に、
電気的にクラッチのトルク容量を調整が可能な電磁クラ
ッチが設けられる場合がある。
得るクラッチと、、任意に変速比を制御し得る変速比
調整機構(特にエンジン停止中に)と、について、前記
連続可変変速機4により説明する。
せず)を所定のレンジ(例えばNレンジ、Pレンジ)に
操作、又は、所定のシフトレバー信号を模擬入力又は発
進クラッチ断絶要求信号を入力することによって発進ク
ラッチ46を断絶状態とし、エンジン2のアイドル運転
状態中には所定の変速制御を行うものである。
ードが設定されている。この制御モードには、図11・
図12に示す如く、ニュートラルモード、禁止モード、
ホールドモード、減速モード、加速モード、発進モー
ド、直結モードがある。
レンジ又はNレンジにすることによって一意的になり、
発進クラッチ46を断状態とする。
バーの選択したレンジとが不一致の場合になり、発進ク
ラッチ46を極めて弱い半クラッチ状態にする。
リープ状態とし、車両をクリープ状態として発進操作に
備えるものである。
発進クラッチ46を強い半クラッチ状態とし、発進操
作、停車に備えるものである。
発進クラッチ46を継合、つまり接続させるものであ
り、発進クラッチ46を発進状態とする。
発進クラッチ46を接続するものであり、発進クラッチ
46を発進状態とする。
進クラッチ46を直結状態とする。
示されている。
図11に示す如く、シフトレバー(図示せず)をNレン
ジ又はPレンジにシフトすると一意的にニュートラルモ
ードとなる。
ッチ圧ソレノイドバルブ58をデューティ値100%で
駆動し、クラッチ圧を最低圧に閉ループ制御するため
に、発進クラッチ46が断絶状態となる。同時に、機械
的にも、発進クラッチ46への油圧経路を大気開放し、
発進クラッチ46を断絶状態とする。
は、ニュートラルモードにすれば、クラッチ圧を最低圧
に開ループ制御し、発進クラッチ46を断絶状態とする
ことができる。
合には、エンジン2を始動して発進クラッチ46を円滑
に接続する必要がある。
ードの遷移によって対応することができる。
走行中に、DレンジからNレンジにシフト後、Nレンジ
からDレンジにシフトすると、制御モードが、ニュート
ラルモード、一瞬ホールドモード、そして、ホールドモ
ード又は発進モード又は減速モード又は加速モードと遷
移し、状況によって直結モードに不具合なく移行させる
ことができる。
脱出時には、NレンジからDレンジへのシフトと同じ制
御モードの遷移を行えば、発進クラッチ46の円滑な接
続が可能となる。
ラルモードを自動停止時に適用することで、エンジン2
の自動始動停止システムに必要な発進クラッチ46の動
作を実現することができる。
自動停止状態から脱出する場合に、発進クラッチ46を
円滑に接続させたり、速やかに直結モードの走行状態に
復帰させるために、連続可変変速機4を図13〜図17
に示すように各種の変速制御を行う必要がある。
は、発進クラッチ46が連続可変変速機4の変速部の後
段に配設された場合で、走行中のニュートラルモードの
変速制御である。
入力し、この車速(Nv)により、車速(Nv)と変速
比目標値(RSP)とのマップ(602)によって変速
比目標値(RSP)を求める。このマップ(602)
は、直結モードのスロットル全閉時に、変速目標値(R
SP)を基に作成されている。
し、Ne/RSPの計算を行い(604)、次に、車速
(Nv)を入力し、小さい方の変速比を採用し(MI
N)、そして、変速部出力回転速度目標値(NoSP)
を算出し(606)、変速部出力回転速度(No)を変
速部出力回転速度目標値(NoSP)に一致させるデュ
ーティ値(Ur)を演算し(608)、そして、このデ
ューティ値(Ur)をクラッチ圧ソレノイドバルブ58
に出力する。
は、ニュートラルモードから脱出した場合に、発進クラ
ッチ46を円滑に接続することを第一に考慮しているの
で、そのままで自動停止中に用いることができる。そし
て、変速部出力回転速度(No)をなるべく低く制御す
ることで、変速比をなるべく低く保つ結果、発進クラッ
チ46の接続時のショックの発生などを防止することが
できる。なお、図13のマップ(602)は、直結モー
ドのスロットル全閉時変速目標値を基に作成する。
は、発進クラッチ46が連続可変変速機4の変速部の前
段に配設された場合で、走行中のニュートラルモードの
変速制御である。
入力し、この車速(Nv)により、車速(Nv)と変速
比目標値(RSP)とのマップ(702)によって変速
比目標値(RSP)を求める。このマップ(702)
は、直結モードのスロットル全閉時に、変速目標値(R
SP)を基に作成されている。
力し、No×RSPの計算を行い(704)、次に、車
速(Nv)を入力し、大きい方の変速比を採用し(MI
N)、そして、変速部入力回転速度目標値(NiSP)
を算出し(706)、変速部入力回転速度(Ni)を変
速部出力回転速度目標値(NiSP)に一致させるデュ
ーティ値(Ur)を演算し(708)、そして、このデ
ューティ値(Ur)をクラッチ圧ソレノイドバルブ58
に出力する。
た場合に、発進クラッチ46を円滑に接続することを専
一に考慮しているので、そのままで自動停止中に用いる
ことができる。そして、変速部入力回転速度(Ni)を
なるべく低く制御することで、変速比をなるべく低く保
つ結果、発進クラッチ46の接続時のショックの発生を
防止することができる。
ードの変速制御目標値がエンジン回転速度(Ne)の場
合であり、自動停止状態から脱出した場合に速やかに直
結モードの走行を図るものである。
ロットル開度(θ)とスロットル開度(θ)より設定す
るエンジン回転速度目標値(NeSPt)とのマップ
(802)より、スロットル開度(θ)より設定するエ
ンジン回転速度目標値(NeSPt)を求め、車速(N
v)とエンジン回転速度目標値上限値(NeSPh)と
のマップ(804)で得たエンジン回転速度目標値上限
値(NeSPh)を入力し、このエンジン回転速度目標
値上限値(NeSPh)とスロットル開度(θ)により
設定するエンジン回転速度目標値(NeSPt)とを演
算し(MIN)(806)、車速(Nv)とエンジン回
転速度目標値下限値(NeSPL)とのマップ(80
8)で得たエンジン回転速度目標値下限値(NeSP
L)を入力し、このエンジン回転速度目標値下限値(N
eSPL)とを演算(MAX)し、エンジン回転速度目
標値(NeSP)を算出し(810)、車速(Nv)を
入力し、NeSP/Nvを計算して変速比目標値(RS
P)を算出し(812)、変速比(Rc)を変速比目標
値(RSP)に一致させるデューティ値(Ur)を演算
し(814)、このデューティ値(Ur)をクラッチ圧
ソレノイドバルブ58に出力する。
は、直結モードの変速比目標値(RSP)を求め、この
変速比目標値(エンジン回転速度)と車速(Nv)とに
より変速比目標値(RSP)を計算し、変速比(Rc)
が変速比目標値(RSP)に一致するように制御する。
が変速比の場合の変速制御である。
v)とを入力し、変速比目標値(RSP)の設定を行う
が、自動停止中の目標値に直結モードの変速比目標値を
そのまま用いるように、図17に示す如く、車速(N
v)とスロットル開度(θ)とによって変速比制御時の
目標変速値をそのまま変速比目標値(RSP)とし(9
02)、そして、変速比(Rc)を変速比目標値(Rs
P)に一致させるデューティ値(Ur)を演算し(90
4)、このデューティ値(Ur)をクラッチ圧ソレノイ
ドバルブ58に出力する。
ード時に、変速制御目標値は、エンジン回転速度(N
e)である。これは、変速比(Rc)を調整すること
で、エンジン2の負荷を変化させ、エンジン回転速度
(Ne)を増減できる場合に成立する。発進クラッチ4
6が断絶状態では、エンジン2の負荷を調整できないの
で、変速目標値は、エンジン回転速度(Ne)以外のも
のを用いる必要がある。
る。
の走行中にメインルーチンの制御がスタート(ステップ
200)すると、自動停止条件判定ルーチン(ステップ
202)を実行する。
所定減速状態の自動停止条件としては、減少される車速
の変化値が所定領域内にあること且つスロットル開度が
設定値以下であることを設定して設けている。スロット
ル開度の設定値は、例えば、図3に示す如く、減速時の
データを基に車速毎に設定されている。
テップ202)は、図2に示す如く、車速の変化値が所
定減速状態となる所定領域内(例えば、25〓/h以
上)にあり且つスロットル開度が設定値(例えば、減速
時車速に対応する開度)以下である状態が所定時間(例
えば、1秒程度)継続しているか否かを判断(ステップ
202−2)する。
の場合は、条件成立(ステップ202−4)とし、メイ
ンルーチンにリターンする。この判断(ステップ202
−2)がNOの場合は、条件不成立(ステップ202−
4)とし、メインルーチンにリターンする。
判断(ステップ204)する。この判断(ステップ20
4)がYESの場合は、自動停止の処理(ステップ20
6)を行う。
ンジン制御部8−1により噴射弁駆動リレー106をO
FFにして燃料噴射弁102による燃料噴射を停止する
ことにより行われる。
また、前記判断(ステップ204)がNOの場合は、ク
ラッチ断絶条件の判定ルーチン(ステップ208)を実
行する。クラッチ断絶条件としては、エンジン2の自動
停止による燃料カット後に所定時間が経過していること
を設定して設けている。
プ208)は、図4に示す如く、自動停止による燃料カ
ット後に所定時間(例えば、0.5秒程度)が経過した
か否かを判断(ステップ208−2)する。
の場合は、条件成立(ステップ208−4)とし、メイ
ンルーチンにリターンする。この判断(ステップ208
−2)がNOの場合は、条件不成立(ステップ208−
4)とし、メインルーチンにリターンする。
プ208)の後は クラッチ断絶条件が成立したか否か
を判断(ステップ210)する。この判断(ステップ2
10)がYESの場合は、クラッチ断絶の処理(ステッ
プ212)を行う。
は、エンジン制御部8−1から変速機制御部8−2に信
号を送り、変速機制御部8−2により発進クラッチ46
を断絶状態にすべくクラッチ圧ソレノイドバルブ58を
動作制御することにより行われる。
後、また、前記判断(ステップ210)がNOの場合
は、自動始動条件の判定ルーチン(ステップ214)を
実行する。
定運転状態の自動始動条件としては、点火信号が所定時
間無しであること、スロットル開度が所定値以上である
こと、且つ発進クラッチ46が断絶状態であること、を
設定して設けている。なお、スロットル開度の所定値と
しては、前記自動停止条件における減速時車速に対応す
るスロットル開度の設定値に、ヒステリシスを予想した
補正値を加えた値である。
14)は、図5に示す如く、エンジン2の点火信号(イ
グニションパルス)が所定時間無入力か否かの判断(ス
テップ214−2)と、スロットル開度が所定値以上で
あるか否かの判断(ステップ214−4)と、発進クラ
ッチ46が断絶状態であるか否かを判断(ステップ21
4−6)と、を行う。
−6)のすべてがYESの場合は、条件成立(ステップ
214−8)とし、メインルーチンにリターンする。こ
れら判断(ステップ214−2〜214−6)のいずれ
か一がNOの場合は、条件不成立(ステップ214−1
0)とし、メインルーチンにリターンする。
14)の後は、自動始動条件が成立したか否かを判断
(ステップ216)する。この判断(ステップ216)
がYESの場合は、自動始動の処理(ステップ218)
を行う。
ンジン制御部8−1によりスタータ駆動リレー108を
ONにしてスタータモータ104を駆動し、また、噴射
弁駆動リレー106をONにして燃料噴射弁102によ
る燃料噴射を開始することにより行われる。
また、前記判断(ステップ216)がNOの場合は、ク
ラッチ接続条件の判定ルーチン(ステップ220)を実
行する。クラッチ接続条件としては、エンジン2が自動
始動処理中であること且つエンジン回転速度が所定値以
上であることを設定して設けている。
プ220)は、図6に示す如く、エンジン2が自動始動
処理中であるか否かの判断(ステップ220−2)と、
エンジン回転速度が所定値以上であるか否かの判断(ス
テップ220−4)と、を行う。
−4)のすべてがYESの場合は、条件成立(ステップ
220−6)とし、メインルーチンにリターンする。こ
れら判断(ステップ220−2〜220−4)のいずれ
か一がNOの場合は、条件不成立(ステップ220−
8)とし、メインルーチンにリターンする。
プ220)の後は クラッチ接続条件が成立したか否か
を判断(ステップ222)する。この判断(ステップ2
22)がYESの場合は、クラッチ接続の処理(ステッ
プ224)を行う。
は、エンジン制御部8−1から変速機制御部8−2に信
号を送り、変速機制御部8−2により発進クラッチ46
を接続状態にすべくクラッチ圧ソレノイドバルブ58を
動作制御することにより行われる。
後、また、前記判断(ステップ222)がNOの場合
は、メインルーチンの(ステップ200)にタリーン
(ステップ226)する。
止装置6は、図7に示す如く、車両の走行中に、従来の
燃料カットされる減速運転時以外の、要求トルクが微小
となるような緩やかな減速運時に、エンジン2を自動停
止させて発進クラッチ46を断絶させ、また、要求トル
クが大となるような例えば再加速運転時に、エンジン2
を自動始動させて発進クラッチ46を接続させている。
従来の燃料カットされる減速運転時以外の車両の走行中
の緩やかな減速運転時にエンジン2を自動始動停止させ
ることができ、また、このエンジン2の自動始動停止に
関連して発進クラッチ46を適切に断絶・接続すること
ができる。
来の燃料カットされる減速運転領時以外の、車両の走行
中の緩やかな減速運転時にエンジン2を自動始動停止さ
せて燃料の消費を停止し得ることにより、燃料消費率の
向上を果たすことができる。また、この自動始動停止装
置6は、エンジン2の自動始動停止に関連して発進クラ
ッチ46を断絶・接続し得ることにより、自動停止され
たエンジン2に走行抵抗がいたずらに伝達される不都合
や、自動始動されたエンジン2の駆動力が唐突に駆動輪
に伝達される不都合を回避し得て、滑らかの走行感を得
ることができるものである。
において発進クラッチ46を備えた連続可変変速機4を
例示したが、任意にトルク容量を制御し得るクラッチ
と、任意に変速比を制御し得る変速比調整機構(特にエ
ンジン停止中に)と、を備えた変速機であれば、手動式
変速機や通常の自動変速機についても実施可能である。
動停止装置は、従来の燃料カットされる減速運転時以外
の車両の走行中の緩やかな減速運転時にエンジンを自動
始動停止させ得て、また、このエンジンの自動始動停止
に関連して発進クラッチを適切に断絶・接続することが
できる。
の燃料カットされる減速運転領時以外の、車両の走行中
の緩やかな減速運転時にエンジンを自動始動停止させて
燃料の消費を停止し得ることにより、燃料消費率の向上
を果たすことができる。また、この自動始動停止装置
は、エンジンの自動始動停止に関連して発進クラッチを
断絶・接続し得ることにより、自動停止されたエンジン
に走行抵抗がいたずらに伝達される不都合や、自動始動
されたエンジンの駆動力が唐突に駆動輪に伝達される不
都合を回避し得て、滑らかの走行感を得ることができ
る。
御フローチャートである。
ル開度を示す図である。
る。
る。
転速度と車速とのタイミングチャートである。
構成図である。
である。
明する図である。
明する図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 車両に搭載されるエンジンに発進クラッ
チを有する変速機を連結して設け、前記エンジンの運転
中に走行抵抗に対して要求トルクが微小となる車速毎に
設定されたスロットル開度により所定減速状態の自動停
止条件を満足する場合は前記エンジンを自動停止すべく
制御するとともにこのエンジンの自動停止後には前記発
進クラッチを断絶状態にすべく制御し、前記エンジンの
自動停止中且つ前記発進クラッチの断絶状態中に前記変
速機の変速比調整機構により変速比を制御するとともに
走行抵抗に対して要求トルクが大となる所定運転状態の
自動始動条件を満足する場合は前記エンジンを自動始動
すべく制御し、前記エンジンの自動始動中にクラッチ接
続条件を満足する場合は前記発進クラッチを接続状態に
すべく制御する制御手段を設けたことを特徴とするエン
ジンの自動始動停止装置。
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