JPH08175824A - ガラス容器の内外表面に凹凸模様を形成する方法 - Google Patents
ガラス容器の内外表面に凹凸模様を形成する方法Info
- Publication number
- JPH08175824A JPH08175824A JP32363691A JP32363691A JPH08175824A JP H08175824 A JPH08175824 A JP H08175824A JP 32363691 A JP32363691 A JP 32363691A JP 32363691 A JP32363691 A JP 32363691A JP H08175824 A JPH08175824 A JP H08175824A
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- uneven pattern
- glass container
- mold
- pattern
- parison
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガラス容器の内外表面に凹凸模様を形成す
る。 【構成】 ガラス容器成形用パリソン成形行程に於い
て、粗型の凹凸の突起部分の角度を限定し、仕上げ行程
に於いて、平滑な仕上げ型を用いてガラス容器の内表面
は無論のこと外表面にも凹凸模様を形成する。
る。 【構成】 ガラス容器成形用パリソン成形行程に於い
て、粗型の凹凸の突起部分の角度を限定し、仕上げ行程
に於いて、平滑な仕上げ型を用いてガラス容器の内表面
は無論のこと外表面にも凹凸模様を形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス容器の内外表面
に凹凸模様を形成する方法に関するものである。詳しく
は、パリソン成形行程に於いて、粗型の凹凸の突起部分
の角度を限定し、仕上げ行程に於いて、平滑な仕上げ型
を用いてガラス容器の内表面は無論のこと外表面にも凹
凸模様を形成する方法に関するものである。
に凹凸模様を形成する方法に関するものである。詳しく
は、パリソン成形行程に於いて、粗型の凹凸の突起部分
の角度を限定し、仕上げ行程に於いて、平滑な仕上げ型
を用いてガラス容器の内表面は無論のこと外表面にも凹
凸模様を形成する方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ガラス表面に凹凸模様を生ずるガラス容
器の出願は、以前より現代に至るまで何件か提出されて
いる。
器の出願は、以前より現代に至るまで何件か提出されて
いる。
【０００３】特許第７４７５９号（発明の名称、内面に
凹凸模様を有する硝子器具の製法）、特許公開昭和６０
年第１１２６３１号（発明の名称、内表面に凹凸模様を
有するガラス中空器の製造法）に係るものは、ガラス内
面に凹凸模様を有するガラス容器に関するものであり、
外表面に凹凸模様を生ずることは記載されていない。
凹凸模様を有する硝子器具の製法）、特許公開昭和６０
年第１１２６３１号（発明の名称、内表面に凹凸模様を
有するガラス中空器の製造法）に係るものは、ガラス内
面に凹凸模様を有するガラス容器に関するものであり、
外表面に凹凸模様を生ずることは記載されていない。
【０００４】特許公告昭和４８年第３９２１２号（発明
の名称、中空硝子容器に模様を施す方法）に係る特許請
求範囲には、「プレスアンドブロー方式の中空硝子自動
形成機による瓶、コップなどの中空硝子容器の成形に於
いて、プレス行程で内面に凹凸模様を施したブランクモ
ールド（粗型）を用いると共に外面に模様を施すか、或
は、施さないプランジャーを用いて、内面又は内外面に
模様を有するパリソンを成形し、ブロー行程で内面に凹
凸模様を施すか、或は、施さない仕上げ型を用い、内面
又は内外面に凹凸模様を有する中空硝子容器を成形する
方法。」と記載されているが、発明の詳細な説明２項に
は、本発明の目的とするところが記されている。
の名称、中空硝子容器に模様を施す方法）に係る特許請
求範囲には、「プレスアンドブロー方式の中空硝子自動
形成機による瓶、コップなどの中空硝子容器の成形に於
いて、プレス行程で内面に凹凸模様を施したブランクモ
ールド（粗型）を用いると共に外面に模様を施すか、或
は、施さないプランジャーを用いて、内面又は内外面に
模様を有するパリソンを成形し、ブロー行程で内面に凹
凸模様を施すか、或は、施さない仕上げ型を用い、内面
又は内外面に凹凸模様を有する中空硝子容器を成形する
方法。」と記載されているが、発明の詳細な説明２項に
は、本発明の目的とするところが記されている。
【０００５】これによると、前に記されている文章は省
略するが、「しかる後、模様を施すか、或は施さない仕
上げ型にて吹成することにより、外面に模様を有すか、
或は有せず、内面に模様を有する中空硝子を製造する方
法。」と記載されていて、仕上げ型が平滑であれば明ら
かにガラス容器の外表面には凹凸模様を生ずることがな
いことは明らかである。
略するが、「しかる後、模様を施すか、或は施さない仕
上げ型にて吹成することにより、外面に模様を有すか、
或は有せず、内面に模様を有する中空硝子を製造する方
法。」と記載されていて、仕上げ型が平滑であれば明ら
かにガラス容器の外表面には凹凸模様を生ずることがな
いことは明らかである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
内面のみ凹凸模様を有するガラス容器の発明及び粗型、
プランジャーに凹凸模様を施し、仕上げ型は平滑である
か凹凸模様を施して、プレスアンドブロー方式で製造さ
れているが、仕上げ成形で仕上げ型が平滑で、しかも外
表面に凹凸模様を生ずるガラス容器はつくられておら
ず、外表面の凹凸模様は、専ら仕上げ型の内面の凹凸模
様に左右されて、意匠の高度化に欠けるものであった。
内面のみ凹凸模様を有するガラス容器の発明及び粗型、
プランジャーに凹凸模様を施し、仕上げ型は平滑である
か凹凸模様を施して、プレスアンドブロー方式で製造さ
れているが、仕上げ成形で仕上げ型が平滑で、しかも外
表面に凹凸模様を生ずるガラス容器はつくられておら
ず、外表面の凹凸模様は、専ら仕上げ型の内面の凹凸模
様に左右されて、意匠の高度化に欠けるものであった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明では、粗型
の凹凸模様特に突起部の角度を調整することにより、ま
た平滑な仕上げ型を使用することによって、内表面の凹
凸模様は無論のこと、外表面には、従来仕上げ型の凹凸
模様で左右されていた凹凸模様とは変わった繊細な模様
を生じ部分的に模様を変える容器ガラスを提供するもの
であって、意匠の高度化を図っている。また、仕上げ型
の凹凸模様による瓶表面への凹凸模様成形と本発明の凹
凸模様を併用すれば、審美性を増すことも可能である。
の凹凸模様特に突起部の角度を調整することにより、ま
た平滑な仕上げ型を使用することによって、内表面の凹
凸模様は無論のこと、外表面には、従来仕上げ型の凹凸
模様で左右されていた凹凸模様とは変わった繊細な模様
を生じ部分的に模様を変える容器ガラスを提供するもの
であって、意匠の高度化を図っている。また、仕上げ型
の凹凸模様による瓶表面への凹凸模様成形と本発明の凹
凸模様を併用すれば、審美性を増すことも可能である。
【０００８】
【実施例】以下図面に示した実施例を参照しながら本発
明を説明する。
明を説明する。
【０００９】第１図から第７図までは、ブローアンドブ
ロー方式により成形した本発明に係る図面である。製造
行程については当業者間では、自動、半人工機械に於い
て周知であるので説明は省略する。
ロー方式により成形した本発明に係る図面である。製造
行程については当業者間では、自動、半人工機械に於い
て周知であるので説明は省略する。
【００１０】第１図は、パリソン４が成形完了時の横断
面図であり、１は粗型、２は口型、３はプランジャーで
ある。
面図であり、１は粗型、２は口型、３はプランジャーで
ある。
【００１１】粗型１の内面には、凹凸模様１−１が配設
されている。
されている。
【００１２】第２図およびは、粗型の凹凸模様１−
１をそれぞれ横、縦方向に切断した一部を拡大し、突起
部の角度をθで表した図面である。本考案の目的を達す
るためには、７０＜θ、１６０＞θであることが必須条
件である。これを限定した理由は、おが７０度より小さ
い場合は粗型１からパリソン４が離れ難くなり、θが１
６０度より大きい場合は内面平滑な仕上げ型５でブロー
した場合完成瓶７の外表面に凹凸模様を生じないためで
ある。
１をそれぞれ横、縦方向に切断した一部を拡大し、突起
部の角度をθで表した図面である。本考案の目的を達す
るためには、７０＜θ、１６０＞θであることが必須条
件である。これを限定した理由は、おが７０度より小さ
い場合は粗型１からパリソン４が離れ難くなり、θが１
６０度より大きい場合は内面平滑な仕上げ型５でブロー
した場合完成瓶７の外表面に凹凸模様を生じないためで
ある。
【００１３】第３図、第４図は、それぞれパリソン４に
於ける斜視図及び胴体の部分の横断面拡大図である。
於ける斜視図及び胴体の部分の横断面拡大図である。
【００１４】第５図は仕上げ行程でブローが完了した際
の仕上げ型５の横断面図である。６は底型である。７−
１、７−２は、それぞれ完成瓶７の内面及び外面の凹凸
模様である。
の仕上げ型５の横断面図である。６は底型である。７−
１、７−２は、それぞれ完成瓶７の内面及び外面の凹凸
模様である。
【００１５】第６図、第７図は、それぞれ完成瓶７の斜
視図及び胴体の部分の横断面拡大図で ある。
視図及び胴体の部分の横断面拡大図で ある。
【００１６】本考案の実施例では、ブローアンドブロー
方式について図示したが、プレスアンドブロー方式で
も、前記条件で粗型１、仕上げ型５が構成されれば本考
案の目的は達せられる。
方式について図示したが、プレスアンドブロー方式で
も、前記条件で粗型１、仕上げ型５が構成されれば本考
案の目的は達せられる。
【００１７】粗型１の凹凸模様１−１の突起部の角度θ
を所望の角度にすることにより、完成瓶７の内、外表面
の凹凸模様７−１、７−２を調節できるものであって、
例えば、印刷したい部分で、粗型の凹凸模様１−１の突
起部の角度θを１６０度以上の部分を配設すれば、完成
瓶７の外面は平滑にすることも可能である。この容器
は、完成瓶の内、外表面の凹凸模様を所望の形状にする
ことができ、平滑にすることもできるので審美性があ
り、実用的であるのであらゆる容器に適している。
を所望の角度にすることにより、完成瓶７の内、外表面
の凹凸模様７−１、７−２を調節できるものであって、
例えば、印刷したい部分で、粗型の凹凸模様１−１の突
起部の角度θを１６０度以上の部分を配設すれば、完成
瓶７の外面は平滑にすることも可能である。この容器
は、完成瓶の内、外表面の凹凸模様を所望の形状にする
ことができ、平滑にすることもできるので審美性があ
り、実用的であるのであらゆる容器に適している。
【００１８】
【発明の効果】上記したように本発明に係る容器は、粗
型の内面の凹凸模様の突起部の角度を調整し、仕上げ型
の内面を平滑にして、ブローアンドブロー、プレスアン
ドブロー方式で容器を成形することにより、ガラス容器
の内、外表面に繊細な凹凸模様を生じ、あるいは、一部
分に平滑面もつくり得るので、審美性はもとより、印刷
なども可能な新規なガラス容器を提供するものである。
型の内面の凹凸模様の突起部の角度を調整し、仕上げ型
の内面を平滑にして、ブローアンドブロー、プレスアン
ドブロー方式で容器を成形することにより、ガラス容器
の内、外表面に繊細な凹凸模様を生じ、あるいは、一部
分に平滑面もつくり得るので、審美性はもとより、印刷
なども可能な新規なガラス容器を提供するものである。
【図１】パリソン成形完了時の横断面図
【図２】粗型の凹凸模様の一部拡大図
【図３・図４】パリソンに於ける斜視図及び胴体の部分
の横断面拡大図
の横断面拡大図
【図５】ブロー仕上げ成型時の横断面図
【図６・図７】完成瓶の斜視図及び胴体の部分の横断面
拡大図
拡大図
１ 粗型 １−１ 粗型の凹凸模様 ２ 口型 ３ プランジャー ４ パリソン ４−１ パリソン外表面の凹凸模様 ５ 仕上げ型 ６ 底型 ７ 完成瓶 ７−１ 瓶内表面の凹凸模様 ７−２ 瓶外表面の凹凸模様
Claims (1)
- 【請求項１】ガラス容器成形用パリソン成形行程に於い
て、内表面に突起部の角度が７０度から１６０度の範囲
に構成された凹凸模様を有する粗型を用いると共に、仕
上げ行程に於いて、平滑な内表面を有する仕上げ型内に
移送してブロー成形することにより、ガラス容器の内外
表面に凹凸模様を形成する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32363691A JPH08175824A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ガラス容器の内外表面に凹凸模様を形成する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32363691A JPH08175824A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ガラス容器の内外表面に凹凸模様を形成する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08175824A true JPH08175824A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18156939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32363691A Pending JPH08175824A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | ガラス容器の内外表面に凹凸模様を形成する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08175824A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007176731A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kirin Brewery Co Ltd | ガラス成形用金型、それを用いたガラス加工方法及びガラス容器の製造方法、それにより得られたガラス成形体及びガラス容器並びにそのガラス容器入り製品 |
| JP2010260764A (ja) * | 2009-05-07 | 2010-11-18 | Kirin Brewery Co Ltd | 凹凸模様入りガラスびん及びその製造方法 |
| JP2010260765A (ja) * | 2009-05-07 | 2010-11-18 | Kirin Brewery Co Ltd | 輪郭模様入りガラスびん及びその製造方法 |
| JP2011093749A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Kirin Brewery Co Ltd | ガラスびん成形用金型及びそれを用いて成形したガラスびん |
| JP2011098850A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Kirin Brewery Co Ltd | リターナブルガラスびんの製造方法及びリターナブルガラスびん |
| US9334185B2 (en) | 2011-12-09 | 2016-05-10 | Pochet Du Courval | Method and device for manufacturing a hollow glass item |
| US9682881B2 (en) | 2013-06-06 | 2017-06-20 | Pochet Du Courval | Method for producing a glass container by pressing |
| US10273034B2 (en) | 2013-10-03 | 2019-04-30 | Owens-Brockway Glass Container Inc. | Container with embossed indicia |
| US10501259B2 (en) | 2010-10-20 | 2019-12-10 | Pepsico, Inc. | Control of bubble size in a carbonated liquid |
| JP2021116217A (ja) * | 2020-01-29 | 2021-08-10 | 東洋ガラス株式会社 | 粗型、及び粗型を使用したガラス容器の製造方法 |
| US11866362B2 (en) | 2018-03-16 | 2024-01-09 | Owens-Brockway Glass Container Inc. | Glass container with embossed indicia |
Citations (4)
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|---|---|---|---|---|
| JPS4839212A (ja) * | 1971-09-21 | 1973-06-09 | ||
| JPS5556021A (en) * | 1978-10-16 | 1980-04-24 | Nippon Glass Kk | Glass bottle and production thereof |
| JPS60112631A (ja) * | 1983-11-19 | 1985-06-19 | Ishizuka Glass Ltd | 内表面に凹凸模様を有するガラス器の製造方法 |
| JPS60145918A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-08-01 | Koa Glass Kk | 内表面に凹凸模様或いは文字等を有する瓶及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP32363691A patent/JPH08175824A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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