JP4450690B2 - 中空ガラス製品の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、中空ガラス製品の製造方法に関し、特には、外面に自然な窪み部を有する中空ガラス製品に関する。
例えば、コップ等の中空ガラス製品は、仕上型にパリソンを導入しブロー成形して製造されている(例えば、特許文献1参照)。このブロー成形では、パリソンを仕上型内で回転しながらエアブローする「回し吹き」と、パリソンを回転することなく停止した状態でエアブローする「留め吹き」が行われている。
前記回し吹きは、円周方向に同一表面形状を有する製品に適しており、成形時にパリソンと仕上型が接触しないため、滑らかな表面光沢に優れたガラス製品が成形されるとともに、金型の合い目(シーム)のない製品が得られる。これに対し、留め吹きは、胴部に彫刻模様を有する製品や円周方向に変形表面形状となる製品に適しており、正確な型面形状や模様の転写を目的とする。このため、留め吹きの場合には金型のシームの現出が不可避であり、模様の位置等によって工夫がなされている。
上記のように、従来では、回し吹きとするかあるいは留め吹きとするかはガラス製品の外周形態によって決定されている。従って、例えばコップ等において、変形表面、殊に円周方向に形状が異なる表面を有する製品を成形する場合には、回転による回し吹きができず、留め吹きによって成形するものとされている。しかしながら、該変形製品の表面が無地であったりあるいは無地部を有するような場合には、留め吹き特有のシームの現出をできるだけ避けたい、さらに、回し吹きによる優れた表面光沢を得たいという要請がある。
特に、前記変形製品にあっては、シームのない滑らかな表面光沢を有するのみならず、外面に自然な窪み部を有する変化に富んだ美しい製品が切望されていた。さらには、変形製品外面の窪み部の位置、大きさ、数等の成形性の制限が少なく、様々な形態の製品を製造できる製造方法が望まれていた。
特開平8−157223号公報
この発明は、前記の点に鑑みなされたもので、回し吹きによるシームのない、かつ優れた表面光沢を得ることができるものであって、外面に自然な窪み部を形成でき様々な形態の製品を製造できる新規な中空ガラス製品の製造方法を提供するものである。
すなわち、請求項1の発明は、粗型でプレス成形されたパリソンを仕上型に導入し該パリソンを回転しながらブロー成形する中空ガラス製品の製造方法において、前記ブロー成形された成形品をテイクアウトトングによって把持しコンベア上に取り出すに際し、前記テイクアウトトングにその成形品把持時に前記成形品の外表面を押圧して所定の窪み部を形成する突部材を配置して、成形直後の成形品の取出と同時に成形品の外表面に所定の窪み部を形成するようにしたことを特徴とする中空ガラス製品の製造方法に係る。
請求項2の発明は、前記突部材がカーボンピンによって形成されている請求項1に記載の中空ガラス製品の製造方法に係る。
この発明によれば、粗型でプレス成形されたパリソンを仕上型に導入し該パリソンを回転しながらブロー成形する中空ガラス製品の製造方法において、前記ブロー成形された成形品をテイクアウトトングによって把持しコンベア上に取り出すに際し、前記テイクアウトトングにその成形品把持時に前記成形品の外表面を押圧して所定の窪み部を形成する突部材を配置して、成形直後の成形品の取出と同時に成形品の外表面に所定の窪み部を形成するようにしたことにより、回し吹きによるシームのない、かつ優れた表面光沢を得ることができるとともに、外面に自然な窪み部を形成することが可能となる。また、突部材の位置、大きさ、数、内側への突出の程度等を適宜変更することにより、様々な形態の製品を製造することができる。
また、請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、前記突部材がカーボンピンによって形成されているので、突部材の跡が残りにくく滑らかな窪み部を形成できる。
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。図1はこの発明製法によって製造された中空ガラス製品の一例であるガラスコップを示す斜視図、図2は図1の2−2線で切断したガラスコップの横断面図、図3はテイクアウトトングの斜視図、図4はテイクアウトトングの上面図、図5はテイクアウトトングにより成形品が把持された状態を表す要部の縦断面図、図6はテイクアウトトングにより成形品が把持された状態を表す要部の横断面図である。
図1は、この発明製法によって得られた中空ガラス製品の一例であるガラスコップ10を示すものである。このガラスコップ10は、全面が無地面Mであるとともに、変形表面を有するものであり、とりわけ、ガラスコップ10の外面11に自然な窪み部25を有するものである。このため、優れた表面光沢と、その自然な窪み部25を有する表面形状とによって、使用者に心地よい外観印象を与えることができる。図のガラスコップ10には、全部で6つの窪み部25が形成されており、胴上部12に3つ、胴下部13に3つ形成されている。胴上部12及び胴下部13の窪み部25は、円周方向に交互に形成されている。図2は図1のガラスコップ10の横断面図であり、胴上部12に形成された3つの窪み部25が図示されている。
このガラスコップ10のような変形製品、特に外面11に窪み部25を形成するものにあっては、従来回し吹きが不可能で留め吹きによって成形するものとされていたため、製品表面におけるシームの現出が不可避であったが、以下に述べる本発明の方法により、実質的な回し吹きによるシームのない優れた表面光沢を有する製品であって、外面11に自然な窪み部25を形成した様々な形態の新規な中空ガラス製品を得ることができた。
すなわち、この発明は、請求項1に規定し図3ないし図6に示すように、粗型でプレス成形されたパリソンを仕上型に導入し該パリソンを回転しながらブロー成形する中空ガラス製品の製造方法において、前記ブロー成形された成形品20をテイクアウトトング30によって把持しコンベア上に取り出すに際し、前記テイクアウトトング30にその成形品把持時に前記成形品20の外表面21を押圧して所定の窪み部25を形成する突部材40A,40Bを配置して、成形直後の成形品20の取出と同時に成形品20の外表面21に所定の窪み部25を形成するものである。以下、この製造方法について詳述する。
この発明製法によって得られる中空製品は、粗型でプレス成形されたパリソンを仕上型に導入し該パリソンを回転しながらブロー成形されたものである。まず、図示はしないが、従来公知の手段によってパリソンが粗型でプレス成形される。この工程は、溶融したガラスの塊であるゴブを粗型へ投入し、プランジャを圧入して粗型内のゴブをプレスしパリソンを成形するものである。
次に、プレス成形されたパリソンは仕上型に導入され口型(ネックリング)とともに回転されながら公知のブローヘッドを介して内部にブローエアが注入されてブロー成形される。このブロー成形は、従来の回し吹きと同様で、仕上型の型閉じ、低圧ブロー、高圧ブローの順に行われる。前記仕上型としては、この実施例では、カーボンモールドが使用される。このカーボンモールドは、保水性を有するカーボン素材からなる。カーボンモールドは、型内の成形品を比較的高温に保持することができるので、成形品を加工し易く、後述する窪み部を形成する上で好ましい。なお、この発明のプレス成形、ブロー成形においては、従来公知のプレス・ブロー成形の自動成形機であるH−28マシン(H−28−12、H−28−18等の機種)等を用いることができる。
前記ブロー成形された成形品20は、口型、仕上型が開いた後、テイクアウトトング30によって把持されコンベア上に取り出される。このテイクアウトトング30は、図3に図示するように、その成形品把持時に前記成形品20の外表面21を押圧して所定の窪み部25を形成する突部材40A,40Bが配置されており、成形直後の成形品20の取出と同時に成形品20の外表面21に所定の窪み部25を形成するように構成されている。この例のテイクアウトトング30は、成形品20の口部26をつかむリング31を有し、図はリング31を開いた状態を表している。前記リング31には、その外周に同じくリング形状の支持部材32が溶接されており、該支持部材32より下方に伸びた棒状部材33には突部材40A,40Bが螺着されている。前記突部材40A,40Bは、先端部41A,41Bがリング31の内側方向に突出した略円錐形状よりなり、成形品把持時には、該成形品外表面21の突部材40A,40Bに対応する位置に所定の窪み部25が形成されるように構成されている。この例の突部材40A,40Bとしては、3つの胴上部突部材40Aが成形品20の胴上部22に対応する位置に配置され、3つの胴下部突部材40Bが成形品20の胴下部23に対応する位置に配置されており、これらの突部材40A,40Bは、図4の上面図に図示するように、円周方向に交互に配置されている。また、突部材40A,40Bは、請求項2の発明として規定したように、カーボンピンによって形成されていると、突部材40A,40Bの跡が残りにくく滑らかな窪み部25を形成できるため好ましい。
上記のテイクアウトトング30による成形品把持時の成形品20の窪み部25形成について説明する。テイクアウトトング30は、はじめはリング31が開いた状態となっており、成形直後の成形品20の口部26に配置される。このときは、突部材40A,40Bは成形品20に接触していない。その後、リング31が閉じられるが、図5の縦断面図に図示するように、このリング31の閉鎖によって成形品20の口部26が把持されると同時に、リング31下方に配置された突部材40A,40Bがリング31閉鎖とともに内側方向へと移動して成形品20と接触し、成形品20の外表面21が内側方向に押圧されてその外表面21に窪み部25が形成される。すなわち、成形品20のコンベア上への取出と同時に成形品20に窪み部25を形成することができるのである。図6は、成形品胴上部22における横断面図であり、成形品が3つの胴上部突部材40Aにより内側方向へと押圧されている状態を表す。また、成形品胴下部23においては、3つの胴下部突部材40Bが、成形品20を上方から見たときに胴上部突部材40Aの間に位置するように設けられており、該胴下部突部材40Bによって押圧され窪み部25が形成される。このときの成形品20の表面温度は、実施例では600〜650℃である。なお、図5及び図6において、符合34はネジである。
この発明製法によれば、突部材の位置、大きさ、数、内側への突出の程度等を適宜変更することが可能であるため、従来品には見られない、成形性に富んだ、様々な表面形状を有する中空ガラス製品を得ることができる。
窪み部25が形成された成形品20は、コンベア上においてテイクアウトトング30が開かれ、コンベアによって運ばれた後、公知の手法により、口部不要部分であるモイルの除去が行われ、中空ガラス製品となる。
この発明製法によって製造された中空ガラス製品の一例であるガラスコップを示す斜視図である。 図1の2−2線で切断したガラスコップの横断面図である。 テイクアウトトングの斜視図である。 テイクアウトトングの上面図である。 テイクアウトトングにより成形品が把持された状態を表す要部の縦断面図である。 テイクアウトトングにより成形品が把持された状態を表す要部の横断面図である。
符号の説明
10 中空ガラス製品(ガラスコップ)
20 成形品
21 外表面
25 窪み部
30 テイクアウトトング
40A,40B 突部材

Claims (2)

  1. 粗型でプレス成形されたパリソンを仕上型に導入し該パリソンを回転しながらブロー成形する中空ガラス製品の製造方法において、前記ブロー成形された成形品をテイクアウトトングによって把持しコンベア上に取り出すに際し、前記テイクアウトトングにその成形品把持時に前記成形品の外表面を押圧して所定の窪み部を形成する突部材を配置して、成形直後の成形品の取出と同時に成形品の外表面に所定の窪み部を形成するようにしたことを特徴とする中空ガラス製品の製造方法。
  2. 前記突部材がカーボンピンによって形成されている請求項1に記載の中空ガラス製品の製造方法。
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