JPH10245235A - 硝子瓶容器の製造方法及び硝子瓶容器 - Google Patents

硝子瓶容器の製造方法及び硝子瓶容器

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JPH10245235A
JPH10245235A JP6730697A JP6730697A JPH10245235A JP H10245235 A JPH10245235 A JP H10245235A JP 6730697 A JP6730697 A JP 6730697A JP 6730697 A JP6730697 A JP 6730697A JP H10245235 A JPH10245235 A JP H10245235A
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JP
Japan
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mouth
bottle
bottle container
mold
glass bottle
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JP6730697A
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Inventor
Takenori Yamanaka
健徳 山中
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Koa Glass Co Ltd
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Koa Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】自動製瓶機で成形される硝子瓶容器に於い
て、口型2の内部に配設したガイドリング3の内周面
に、瓶Qの口部Q1の頂部に任意の凹凸形状Q2を成形
する口部成形型3Aを形成し、セツルブロー工程時に瓶
Qの口部Q1の形状を成形する。ガイドリング3の口部
成形型3Aは、瓶Qの口部Q1の頂部上端面から側面に
至る範囲に任意の凹凸形状Q2を成形する。 【効果】簡単な工程で口部の頂部や、頂部から続く外側
面に任意の凹凸を成形することが可能になる。製造コス
トが極めて安価である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動製瓶機により
製造される硝子瓶容器に於いて、瓶容器口部のデザイン
を任意に成形することができる硝子瓶容器の製造方法及
び硝子瓶容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動製瓶機による硝子瓶容器の製
造方法に於いて、口部全体を花弁状若しくは、平面四角
形状に形成する硝子瓶容器の製造方法が、特公昭61-322
61号公報及び、実公昭45-7669 号公報に開示されてい
る。
【0003】前者の製造方法は、凹凸状を成した粗型
を、同様の凹凸状を有する口型のまわりに閉じてパリソ
ン成形用キャビティを形成し、同じく同様の凹凸を外面
に設けたプランジャを粗型の凹凸に対応させながら、キ
ャビティにゴブを進入させてパリソンを成形し、このパ
リソンを仕上型内でブロー成形する方法である。
【0004】一方、後者の製造技術は、硝子器の口頂部
を成形する口型とガイドリングとをピンを用いて位置合
わせし、ガイドリングに突起物を設けることにより、硝
子器の口部頂部を平面四角形状に成形する技術が示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の製造
方法では、粗型、口型、プランジャの各構成部材に、夫
々対応一致する凹凸形状を設ける必要があり、これらの
型の成形に極めて多くの製造工程を要する製造上の不都
合がある。そのため、多額の製造コストが製品価格を引
き上げるものになっている。また、口頂部を花びらの如
く拡開したり、口頂部側面に凹凸を成形できても、ガイ
ドリングに接する口頂部の上端面は水平にならざるを得
ず、この口頂部の上端面に任意の凹凸形状を設けること
はできなかった。
【0006】一方、後者の製造技術では、口部成形用金
型に切欠を設け、ガイドリングの側面に設けた突起物を
この切欠に固定することで凹凸を成形するので、この凹
凸形状は、例えば、口部を平面四角形状に形成するな
ど、口部頂部の厚みの変更のみに限定されるものであ
る。従って、この製造技術も前者の製造方法と同様に、
口部頂部の上端面に任意の凹凸を設けるなどといった口
部全体の形状を任意に成形することはできない技術であ
った。しかも、このような平面四角形状の口部を成形す
るにも、口部成形用金型に切欠を設け、ガイドリングの
側面に設けた突起物をこの切欠に固定するなどといった
成形上の作業にも面倒な手間を要していた。
【0007】そこで、本発明は上述の課題を解消すべく
創出されたもので、簡単な工程で口部の頂部や、頂部か
ら続く外側面に任意の凹凸を成形することが可能にな
り、製造コストが極めて安価な硝子瓶容器の製造方法の
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解消すべく
本発明の第1の手段は、一定量のゴブPをフィーダーか
ら粗型1に入れるゴブ落し込み工程と、空気圧で硝子生
地P2を下に押して瓶Qの口部Q1を形成するセツルブ
ロー工程と、口部Q1から空気を入れてパリソンP2を
成形するカウンターブロー工程と、粗型1で成形したパ
リソンP2を仕上型4に移動するインバート工程と、仕
上型4内での再加熱工程と、仕上型4から上部に出てい
る口部Q1にブローヘッド7をかぶせて空気圧で瓶Qを
成形するファイナルブロー工程と、仕上型4から瓶Qを
取り出す取り出し工程とから成る硝子瓶容器の製造方法
において、口型2の内部に配設したガイドリング3の内
周面に、口部Q1の頂部に任意の凹凸形状Q2を成形す
る口部成形型3Aを形成し、セツルブロー工程時に瓶Q
の口部Q1の形状を成形することにある。
【0009】本発明の第2の手段は、前記ガイドリング
3の口部成形型3Aは、瓶Qの口部Q1の頂部から側面
に至る範囲に任意の凹凸形状Q2を成形するものとす
る。
【0010】また、第3の手段は、自動製瓶機で成形さ
れる硝子瓶容器に於いて、瓶Qの口部Q1の頂部に凹凸
形状Q2を設けたことにある。
【0011】更に、第4の手段の硝子瓶容器は、瓶Qの
口部Q1の頂部から側面にかけて凹凸形状Q2を設けた
ことを課題解消のための手段とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】本発明は、自動製瓶機によって硝子瓶容器
を連続形成するものである。この自動製瓶機はIS機を
使用し、粗型、仕上型、口型、底型の構成で、全自動の
製瓶が可能になっている。
【0014】自動製瓶機による製瓶工程を図1に示す。
すなわち、同図(イ)はゴブ落し込み工程であり、ゴブ
フィーダーから粗型1に、一定量のゴブP(溶融硝子の
塊)を落し込む。同図(ロ)はセツルブロー工程で、こ
の工程では、空気圧で硝子生地P2を下に押して瓶Qの
口部Q1を形成する。このとき、口型2の内部に配設し
たガイドリング3の内周面に、口部Q1の頂部に凹凸形
状Q2を成形する口部成形型3Aを形成しておく。そし
て、セツルブロー工程時に口部Q2の形状を成形する。
この口部成形型3Aは、口部Q1の頂部に凹凸形状Q2
を成形するだけでなく、口部Q1の頂部から口部Q1の
外側面に至る範囲に、任意の凹凸形状Q2を成形するこ
ともできる。同図(ハ)はカウンターブロー工程であ
る。前記セツルブロー工程において、空気を入れた開口
部をバッフル6で施蓋し、下の口部Q1から空気を入
れ、粗型1内でパリソンP2を成形する。このように、
セツルブロー工程でパリソンP2を成形する工程は、Bl
ow and Blow と称する。一方、このセツルブロー工程の
代わりに、プレスしてパリソンP2を成形する工程をPr
ess and Blowと称する。そして、本発明は、このPress
and Blow工程を使用することも可能である。同図(ニ)
はインバート工程である。この工程で粗型1から仕上型
4へとモールドを移動させる。このとき、パリソンP2
は反転し、口部Q1が上部に位置する。仕上型4の内部
下端には底型5が設置されている。そして、パリソンP
2を仕上型4に移したときに、口部Q1を成形した口型
2とガイドリング3とをパリソンP2から取り外す。こ
の際、口型2は分割して外し、ガイドリング3は口部Q
1から抜き取って外す。同図(ホ)は再加熱工程で、温
度が下がったパリソンP2の表面を、硝子内部からの熱
拡散で再加熱する。同図(ヘ)はファイナルブロー工程
である。この工程は仕上型4から上部に出ている口部Q
1にブローヘッド7をかぶせて空気圧で瓶Qを成形す
る。同図(ト)は取出工程で、瓶Qが十分に冷えてから
仕上型4が開き、トング8にて瓶Qが取り出される。
【0015】このように成形した瓶Qの実施例は、図3
及び図4に示している。すなわち、図4に示す如く、本
発明の瓶Qの口部Q1は、口部Q1の頂部上端面に任意
の凹凸形状Q2を有している。また、この凹凸形状Q2
は、図3に示す如く、口部Q1の厚みを自在に変更する
ことができ、この頂部に連なる口部Q1側面にも凹凸形
状Q2を成形することができる。
【0016】この口部Q1の凹凸形状Q2は、ガイドリ
ング3の口部成形型3Aによって成形される(図2参
照)。従って、ガイドリング3が一体の場合は、このガ
イドリング3を口部Q1から抜き取り可能な凹凸形状Q
2に限定されるが、ガイドリング3を分割可能に形成し
ておくと、このような凹凸形状Q2の限定を解除してよ
り自由な凹凸形状Q2を成形することができる(図示せ
ず)。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成した。
【0018】すなわち、請求項1、2のセツルブロー工
程で、ガイドリング3の口部成形型3Aを使用して口部
Q1を成形するから、簡単な工程で口部の頂部から側面
に至る形状を任意に成形することが可能になった。この
結果、瓶Qの口部Q1に任意のデザインを施す場合で
も、製造コストを極めて安価にすることができる。
【0019】また、請求項3、4により、本発明硝子瓶
容器は、口部Q1のデザインを任意に設定できるから、
従来の製瓶機で製造した瓶Qには全く無いデザイを提供
することができる。従って、あたかも、人工成形で製造
したかのような、新規なデザインも可能であり、自動製
瓶機の分野における可能性を極めて広げることができ
る。
【0020】このように、本発明によると、簡単な工程
で口部の頂部及び、頂部から側面に至る形状を任意に成
形することが可能になり、製造コストが極めて安価であ
るなどといった産業上有益な種々の効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硝子瓶容器の製造方法を示す工程図。
【図2】本発明のガイドリングを示す要部断面図。
【図3】本発明の硝子瓶容器の口部の一実施例を示す平
面図。
【図4】本発明の硝子瓶容器の一実施例を示す正面図。
【符号の説明】
P ゴブ P1 硝子生地 P2 パリソン Q 瓶 Q1 口部 Q2 凹凸形状 1 粗型 2 口型 3 ガイドリング 3A 口部成形型 4 仕上型 5 底型 6 バッフル 7 ブローヘッド 8 トング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定量のゴブをゴブフィーダーから粗型
    に入れるゴブ落し込み工程と、空気圧で硝子生地を下に
    押し込み瓶の口部を形成するセツルブロー工程と、口部
    から空気を入れてパリソンを成形するカウンターブロー
    工程と、粗型で成形したパリソンを仕上型に移動するイ
    ンバート工程と、仕上型内での再加熱工程と、仕上型か
    ら上部に出ている口部にブローヘッドをかぶせて空気圧
    で瓶を成形するファイナルブロー工程と、仕上型から瓶
    を取り出す取り出し工程とから成る硝子瓶容器の製造方
    法において、口型の内部に配設したガイドリングの内周
    面に、瓶口部の頂部に任意の凹凸形状を成形する口部成
    形型を形成し、セツルブロー工程時に瓶口部の形状を成
    形することを特徴とする硝子瓶容器の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ガイドリングの口部成形型は、瓶口
    部の頂部から側面に至る範囲に任意の凹凸形状を成形す
    る請求項1記載の硝子瓶容器の製造方法。
  3. 【請求項3】 自動製瓶機で成形される硝子瓶容器に於
    いて、瓶容器口部の頂部に凹凸形状を設けたことを特徴
    とする硝子瓶容器。
  4. 【請求項4】 前記硝子瓶容器は、瓶容器口部の頂部か
    ら側面にかけて凹凸形状を設けた請求項3記載の硝子瓶
    容器。
JP6730697A 1997-03-05 1997-03-05 硝子瓶容器の製造方法及び硝子瓶容器 Pending JPH10245235A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007320848A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Emhart Glass Sa I.s.機械
CN112851084A (zh) * 2021-03-25 2021-05-28 重庆健力玻璃制品有限公司 机制爵口玻璃器皿及其制备方法

Cited By (3)

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