JPH08151716A - カーテンウォール - Google Patents

カーテンウォール

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JPH08151716A
JPH08151716A JP29608794A JP29608794A JPH08151716A JP H08151716 A JPH08151716 A JP H08151716A JP 29608794 A JP29608794 A JP 29608794A JP 29608794 A JP29608794 A JP 29608794A JP H08151716 A JPH08151716 A JP H08151716A
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JP
Japan
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edge
vertical
horizontal
plate portion
support frame
Prior art date
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JP29608794A
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English (en)
Inventor
Atsuhito Takanashi
篤人 高梨
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Fujisash Co Ltd
Original Assignee
Fujisash Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて平坦な外観を得られる構造を提供す
る。 【構成】 ガラスパネル1、1の端縁屋外側面側に傾斜
面9、9を形成する。無目2に固定した第一、第二両水
平支持枠縁17、18により、各ガラスパネル1、1の
上下両端縁を支持する。第一水平支持枠縁17に形成し
た上方、下方両折れ曲がり板部29、30の先端縁を、
上下に隣り合うガラスパネル1、1の傾斜面9、9に屋
外側から対向させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るカーテンウォール
は、鉄骨ビルディングの外壁面を構成する為に使用す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄骨ビルディングを構築する場合には、
鉄骨により躯体を構成し、床及び天井を構築した状態
で、この躯体の外周面をカーテンウォールと呼ばれるパ
ネル構造物で覆う。カーテンウォールとしては、従来か
ら種々の構造のものが存在するが、近年、外壁面の殆ど
をガラスパネル等の矩形パネルのみで構成し、無目、方
立等の枠材を露出させない、SSG式と呼ばれる構造
が、一般的に使用される様になっている。この様な構造
として従来から、例えば実開平6−44835号公報に
記載されたものが知られている。
【0003】図4〜8は、この公報に記載された従来構
造を示している。SSG式のカーテンウォールにより構
成されたビルディングの外壁面は、図4に示す様にほぼ
その全面が、矩形パネルであるガラスパネル1、1によ
り覆われる。これら各ガラスパネル1、1は、水平支持
枠材である無目2、2と鉛直支持枠材である方立3、3
とにより、その上下両端縁部及び左右両端縁部を支持さ
れている。
【0004】先ず、上記各ガラスパネル1、1の上下両
端縁部を支持する為に上記各無目2、2の屋外側面(図
5の左側面、図6の上面)には、図5に詳示する様に上
側支持枠縁4と下側支持枠縁5とを、上下に隣接する状
態で係止している。又、これら各ガラスパネル1、1の
左右両端縁部を支持する為に上記各方立3、3の屋外側
面には、図6に詳示する様に1対の鉛直支持枠縁6、6
を、左右に隣接する状態で係止している。これら各支持
枠縁4、5、6は、互いの端部同士を結合して矩形の支
持枠7、7を構成し、各支持枠7、7により上記各ガラ
スパネル1、1の外周縁を囲んでいる。又、これら各支
持枠7、7は、これら各部材2、3にねじ止め固定した
ブラケット8、8により、上記各無目2、2及び方立
3、3に係止している。
【0005】又、上記各ガラスパネル1、1の外周縁部
屋外側面側には傾斜面9、9を形成し、これら各傾斜面
9、9と、上記各支持枠縁4、5、6の屋外端縁部に形
成した係止縁10、10とを対向させている。そして、
上記各支持枠縁4、5、6と上記各ガラスパネル1、1
の屋内側面(図5の右側面、図6の下面)とを、構造シ
リコンと呼ばれる接着剤11、11により接着すると共
に、上記各係止縁10、10とガラスパネル1、1の外
周縁との間で、シール材12、12を挟み付けている。
この様な、図5〜6に示した第1例の従来構造の場合に
は、隣り合う支持枠材4、5同士、6、6同士の間には
隙間13a、13bが形成される。
【0006】更に、図7〜8に示した別例の構造では、
上側支持枠縁4に係止したカバー14aにより上下に隣
り合う上側、下側両支持枠縁4、5同士の間の隙間13
aを、各鉛直支持枠縁6、6に係止したカバー14b、
14bにより隣り合う鉛直支持枠縁6、6の間の隙間1
3bを、それぞれ塞いでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成される
従来のカーテンウォールのうち、図5〜6に示した第1
例の構造の場合には、隣り合う支持枠縁4、5同士、
6、6同士の間に存在する隙間13a、13bが、屋外
からビルディングの外壁面を見た場合に目立つ。勿論、
この様な隙間13a、13b(所謂目地)を意匠上のア
クセントとして利用する事もあるが、近年はこの様な目
地を目立たせない意匠が好まれており、対策が望まれて
いる。
【0008】図7〜8に示した第2例の構造の場合に
は、隙間としての目地はなくなるが、代わりにカバー1
4a、14bが目地部分を覆う様になる。これら各カバ
ー14a、14bは、機能上からゴム、合成樹脂等の非
金属材により造らざる得ない。従って、ガラスパネル
1、1部分の光沢感(反射率)とカバー14a、14b
部分の光沢感とが大きく相違してしまう為、やはり目地
部分が目立ってしまう。本発明のカーテンウォールは、
この様な事情に鑑みて、目地部分の目立たない構造を実
現すべく、考えたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のカーテンウォー
ルは、前述した従来のカーテンウォールと同様に、水平
方向に配設された複数の水平支持枠材と、鉛直方向に配
設された複数の鉛直支持枠材と、上下に隣り合う水平支
持枠材及び左右に隣り合う鉛直支持枠材により四方を囲
まれる部分の屋外側面側に建て込まれる複数の矩形パネ
ルとを備えている。
【0010】特に、本発明のカーテンウォールに於いて
は、上記各水平支持枠材の屋外側面には、それぞれ上記
矩形パネルの上下両水平端縁を支持する為の第一、第二
両水平支持枠縁が、上下に隣接する状態で係止されてい
る。又、上記各鉛直支持枠材の屋外側面には、それぞれ
上記矩形パネルの左右両鉛直端縁を支持する為の第一、
第二両鉛直支持枠縁が、左右に隣接する状態で係止され
ている。又、上記各矩形パネルの上下両水平端縁部及び
左右両鉛直端縁部は、これら各矩形パネルの屋外側面側
に形成された傾斜面若しくは段部により、各端縁部以外
の部分に比べて厚さ寸法が小さくなっている。
【0011】そして、上記各矩形パネルの下側の水平端
縁を支持する為の第一水平支持枠縁は、これら各矩形パ
ネルの下端部屋内側面に対向する第一鉛直板部と、上記
各矩形パネルの下側の水平端縁に対向する第一水平板部
と、この第一水平板部の屋外端縁から上方に折れ曲がっ
て、この第一水平板部の上方に存在する矩形パネルの下
側の水平端縁部に形成された上記傾斜面若しくは段部に
屋外側から対向する上方折れ曲がり板部と、上記第一水
平板部の屋外端縁から下方に折れ曲がって、上記第一水
平板部の下方に存在する別の矩形パネルの上側の水平端
縁に形成された上記傾斜面若しくは段部に屋外側から対
向する下方折れ曲がり板部とを備える。又、上記矩形パ
ネルの上側の水平端縁を支持する為の第二水平支持枠縁
は、上記各矩形パネルの上端部屋内側面に対向する第二
鉛直板部と、上記各矩形パネルの上側の水平端縁に対向
するが上記下方折れ曲がり板部と干渉する事がない第二
水平板部とを備える。
【0012】一方、上記各矩形パネルの何れかの鉛直端
縁を支持する為の第一鉛直支持枠縁は、各矩形パネルの
水平方向一端部屋内側面に対向する第三鉛直板部と、上
記各矩形パネルの何れかの鉛直端縁に対向する第一抑え
板部と、この第一抑え板部の屋外端縁から上記第三鉛直
板部と同じ方向に折れ曲がって、この第三鉛直板部に対
向する矩形パネルの鉛直端縁に形成された上記傾斜面若
しくは段部に屋外側から対向する第一竪方向折れ曲がり
板部と、上記第一抑え板部の屋外端縁から上記第三鉛直
板部と反対側に折れ曲がって、上記第一抑え板部に隣り
合って存在する別の矩形パネルの鉛直端縁に形成された
上記傾斜面若しくは段部に屋外側から対向する第二竪方
向折れ曲がり板部とを備える。又、上記矩形パネルの別
の鉛直端縁を支持する為の第二鉛直支持枠縁は、上記各
矩形パネルの水平方向他端部屋内側面に対向する第四鉛
直板部と、上記各矩形パネルの別の鉛直端縁に対向する
が上記第二竪方向折れ曲がり板部と干渉する事がない第
二抑え板部とを備える。
【0013】更に、上記各矩形パネルの屋内側面外周縁
寄り部分と上記第一〜第四各鉛直板部の屋外側面とは接
着されている。又、上記第一水平板部の上面と上記各矩
形パネルの下側の水平端縁との間、上記第二水平板部の
下面と上記各矩形パネルの上側の水平端縁との間、並び
に上記第一、第二両抑え板部の片側面と上記各矩形パネ
ルの左右両鉛直端縁との間にはシール材を設けている。
【0014】
【作用】上述の様に構成される本発明のカーテンウォー
ルの場合には、矩形パネルの四周縁部と、この矩形パネ
ルを囲む第一、第二両水平支持枠縁及び第一、第二両鉛
直支持枠縁との間に屋外側から見た場合に目立つ隙間が
形成されない。即ち、各矩形パネルの下側の水平端縁部
に形成された傾斜面若しくは段部には、第一水平支持枠
縁の上方折れ曲がり板部が屋外側から対向する。又、各
矩形パネルの上側の水平端縁部に形成された傾斜面若し
くは段部には、第一水平支持枠縁の下方折れ曲がり板部
が屋外側から対向する。第二水平支持枠縁の屋外端縁
は、この下方折れ曲がり板部に覆われて、屋外からは見
えない。上記上方、下方両折れ曲がり板部は何れも、第
一水平支持枠縁に一体形成されている為、これら両折れ
曲がり板部同士の間に隙間は形成されない。又、金属製
の第一水平支持枠縁と一体に形成されるこれら上方、下
方両折れ曲がり板部の屋外側面の光沢感と、矩形パネル
の屋外側面の光沢感との間に大きな差が生じる事はな
い。
【0015】一方、各矩形パネルの左右両鉛直端縁の何
れかの鉛直端縁部に形成された傾斜面若しくは段部に
は、第一鉛直支持枠縁の第一竪方向折れ曲がり板部が屋
外側から対向する。又、矩形パネルの他の鉛直端縁部に
形成された傾斜面若しくは段部には、第二竪方向折れ曲
がり板部が屋外側から対向する。第二鉛直支持枠縁の屋
外端縁は、この第二竪方向折れ曲がり板部に覆われて、
屋外からは見えない。上記第一、第二両竪方向折れ曲が
り板部は何れも、第一鉛直支持枠縁に一体形成されてい
る為、これら両竪方向折れ曲がり板部同士の間に隙間は
形成されない。又、金属製の第一鉛直方向枠縁と一体に
形成されるこれら両竪方向折れ曲がり板部の屋外側面の
光沢感と、矩形パネルの屋外側面の光沢感との間に大き
な差が生じる事はない。
【0016】これらにより、本発明のカーテンウォール
では、ビルディングの外観を、目地が目立たない、すっ
きりしたものにできる。
【0017】
【実施例】図1〜2は本発明の第一実施例を示してい
る。尚、本発明のカーテンウォールにより構成されるビ
ルディングの外観は、前述した従来構造の場合と同様
に、図4の様になる。但し、後述する様に、上下左右に
隣り合うガラスパネル1、1同士の間の目地が目立たな
いものになる。
【0018】本発明のカーテンウォールは、前述した従
来のカーテンウォールと同様に、水平方向に配設された
複数の水平支持枠材である無目2、2と、鉛直方向に配
設された複数の鉛直支持枠材である方立3、3と、上下
に隣り合う無目2、2及び左右に隣り合う方立3、3に
より四方を囲まれる部分の屋外側面側に建て込まれる複
数の矩形パネルであるガラスパネル1、1とを備えてい
る。尚、上記各方立3、3と無目2、2とは、何れもア
ルミニウム合金を押し出し成形する事により構成されて
いる。又、これら各方立3、3と無目2、2とは、図1
に示す様に、L字形のブラケット15とボルト・ナット
16、16とにより結合している。これらの構成に就い
ては、従来から周知である。
【0019】特に、本発明のカーテンウォールに於いて
は、上記各無目2の屋外側面(図1の左側面、図2の上
面)に図1に示す様に、それぞれ上記ガラスパネル1、
1の上下両水平端縁を支持する為の第一、第二両水平支
持枠縁17、18を、上下に隣接する状態で係止してい
る。これら両水平支持枠縁17、18は、何れもアルミ
ニウム合金を押し出し成形する事により造られる。図示
の実施例では、上記各無目2の屋外側面の下端部に、上
方に突出する状態で係止突条19を形成している。そし
て、下側に設ける第二水平支持枠縁18を、この係止突
条19に外嵌係止している。一方、上記各無目2の上面
には上側係止ブラケット21を、ねじにより間欠的に固
定している。そして、各上側係止ブラケット21の係止
突条20を、上記各無目2の屋外側面の上端部に、下方
に突出する状態で設けている。そして、上側に設ける第
一水平支持枠縁17を、この係止突条20に外嵌係止し
ている。又、第一水平支持枠縁17の下面屋内寄り端部
(図1の右端部)と第二水平支持枠縁18の上面屋内寄
り端部とには、それぞれパッキング22、22を係止
し、両パッキング22、22同士を突き合わせて、上下
に隣り合うガラスパネル1、1同士の間の水密保持を図
っている。
【0020】又、上記各方立3の屋外側面には図2に示
す様に、それぞれ上記ガラスパネル1、1の左右両鉛直
端縁を支持する為の第一、第二両鉛直支持枠縁23、2
4を、左右に隣接する状態で係止している。これら両鉛
直支持枠縁23、24は、何れもアルミニウム合金を押
し出し成形する事により造られる。図示の実施例では、
上記各方立3の左右両側面のそれぞれ複数個所に竪方向
係止ブラケット25、25を、それぞれねじ止め固定し
ている。これら各竪方向係止ブラケット25、25は、
互いに対向する係止突条26、26を有する。上記第
一、第二両鉛直支持枠縁23、24は、それぞれこの係
止突条26、26に外嵌係止している。又、第一鉛直支
持枠縁23の外周側面屋内寄り端部(図2の下端部)と
第二鉛直支持枠縁24の外周側面屋内寄り端部とには、
それぞれパッキング22、22を係止し、両パッキング
22、22同士を突き合わせて、左右に隣り合うガラス
パネル1、1同士の間の水密保持を図っている。尚、こ
の図2に示す様に竪方向に配設されたパッキング22、
22と上述の図1に示す様に水平方向に配設されたパッ
キング22、22とのうち、同一のガラスパネル1、1
の周縁部に沿って設けられたパッキング22、22は互
いに連続している。
【0021】上記各ガラスパネル1、1の上下両水平端
縁部及び左右両鉛直端縁部の屋外側面には傾斜面9、9
を形成して、これら各ガラスパネル1、1の上下両水平
端縁部及び左右両鉛直端縁部の厚さ寸法を、各端縁部以
外の部分に比べて小さくしている。
【0022】前記第一水平支持枠縁17は、この様な各
ガラスパネル1、1の下側の水平端縁(下端縁)を支持
する役目を有する。この様な役目を有する上記第一水平
支持枠縁17は、第一鉛直板部27と、第一水平板部2
8と、上方折れ曲がり板部29と、下方折れ曲がり板部
30とを備える。このうちの第一鉛直板部27は、上記
各ガラスパネル1、1の下端部屋内側面(図1の右側
面)に対向する。又、第一水平板部28は、上記各ガラ
スパネル1の下端縁に対向する。又、上方折れ曲がり板
部29は、上記第一水平板部28の屋外端縁から上方に
折れ曲がって、この第一水平板部28の上方に存在する
ガラスパネル1の下端縁部に形成された上記傾斜面9に
屋外側から対向する。更に、上記下方折れ曲がり板部3
0は、上記第一水平板部28の屋外端縁から下方に折れ
曲がって、上記第一水平板部28の下方に存在する別の
ガラスパネル1の上側の水平端縁に形成された上記傾斜
面9に屋外側から対向する。
【0023】又、上記ガラスパネル1の上側の水平端縁
(上端縁)を支持する為の第二水平支持枠縁18は、第
二鉛直板部31と、第二水平板部32とを備える。この
うちの第二鉛直板部31は、上記各ガラスパネル1の上
端部屋内側面に対向する。又、第二水平板部32は、上
記各ガラスパネル1の上側の水平端縁(上端縁)に対向
する。但し、この第二水平板部32は、その先端縁(図
1の左端縁)が上記下方折れ曲がり板部30と干渉する
事がない様に、上記ガラスパネル1の屋外側面よりも屋
内側位置迄しか形成しない。
【0024】一方、上記各ガラスパネル1、1の何れか
の鉛直端縁(図2の右側のガラスパネル1の左端縁)を
支持する為の第一鉛直支持枠縁23は、第三鉛直板部3
3と、第一抑え板部34と、第一竪方向折れ曲がり板部
35と、第二竪方向折れ曲がり板部36とを備える。こ
のうちの第三鉛直板部33は、各ガラスパネル1、1の
水平方向一端部屋内側面(図2の下面)に対向する。
又、上記第一抑え板部34は、上記各ガラスパネル1、
1の何れかの鉛直端縁に対向する。又、上記第一竪方向
折れ曲がり板部35は、上記第一抑え板部34の屋外端
縁(図2の上端縁)から上記第三鉛直板部33と同じ方
向に折れ曲がって、この第三鉛直板部33に対向するガ
ラスパネル1の鉛直端縁に形成された上記傾斜面9に屋
外側から対向する。更に、上記第二竪方向折れ曲がり板
部36は、上記第一抑え板部34の屋外端縁から上記第
三鉛直板部33と反対側(図2の左側)に折れ曲がっ
て、上記第一抑え板部34に隣り合って存在する別のガ
ラスパネル1の鉛直端縁に形成された上記傾斜面9に屋
外側から対向する。
【0025】又、上記ガラスパネル1の別の鉛直端縁
(図2の左側のガラスパネル1の右端縁)を支持する為
の第二鉛直支持枠縁24は、第四鉛直板部37と、第二
抑え板部38とを備える。このうちの第四鉛直板部37
は、上記各ガラスパネル1、1の水平方向他端部屋内側
面に対向する。又、上記第二抑え板部38は、上記各ガ
ラスパネル1の別の鉛直端縁に対向する。但し、この第
二抑え板部38は、その先端縁(図2の上端縁)が上記
第二竪方向折れ曲がり板部36と干渉する事がない様
に、上記ガラスパネル1の屋外側面よりも屋内側位置迄
しか形成しない。
【0026】又、上記各ガラスパネル1、1の屋内側面
外周縁寄り部分と、上記第一〜第四各鉛直板部27、3
1、33、37の屋外側面とは、構造シリコン等の接着
剤11、11により接着している。又、上記第一水平板
部28の上面と上記各ガラスパネル1、1の下端縁との
間、上記第二水平板部32の下面と上記各ガラスパネル
1、1の上端縁との間、並びに上記第一、第二両抑え板
部34、38の片側面と上記各ガラスパネル1、1の左
右両鉛直端縁との間には、それぞれシール材12、12
を充填若しくは挟持する事で、設けている。
【0027】又、図示の実施例の場合には、前記第一水
平支持枠縁17の下面中間部にシールリップ39を係止
し、このシールリップ39の下端縁を前記第二水平支持
枠縁18の上面中間部に近接させて、当該部分にラビリ
ンスシールを構成している。又、上記第一水平支持枠縁
17の一部で、上記シールリップ39よりも屋内寄り
(図1の右寄り)部分には排水孔40を形成して、ガラ
スパネル1、1の屋内側に入り込んだ雨水、或はガラス
パネルの屋内側面で発生した凝縮水を排出自在としてい
る。又、前記第一鉛直支持枠縁23の外周側面中間部に
別のシールリップ41を係止し、このシールリップ41
の先端縁を、前記第二鉛直支持枠縁24の外周側面に弾
接させている。従ってこれら第一、第二両鉛直支持枠縁
23、24同士の突き合わせ部のシールは、前記パッキ
ング22、22と共に二重に図られる。
【0028】更に、前記方立3の両側面屋外側部分と前
記各ガラスパネル1、1の両端部屋内側面との間には、
化粧押縁42、42を設けて、前記竪方向係止ブラケッ
ト25、25等を設置した部分を覆っている。又、前記
無目2の上面とこれら各ガラスパネル1、1の下端部屋
内側面との間にも別形状の化粧押縁43を設けて、前記
上側係止ブラケット21等を設置した部分を覆ってい
る。そして、これら各化粧押縁42、43の屋外端縁並
びに前記第二鉛直板部31の下端部屋外側面と上記各ガ
ラスパネル1、1との間に、コーキング材44、44を
充填している。
【0029】上述の様に構成される本発明のカーテンウ
ォールの場合には、ガラスパネル1、1の四周縁部と、
このガラスパネル1、1を囲む第一、第二両水平支持枠
縁17、18及び第一、第二両鉛直支持枠縁23、24
との間に屋外側から見た場合に目立つ隙間が形成されな
い。即ち、各ガラスパネル1、1の下端縁部に形成され
た傾斜面9には、第一水平支持枠縁17の上方折れ曲が
り板部29が屋外側から対向する。又、各ガラスパネル
1、1の上端縁部に形成された傾斜面9には、第一水平
支持枠縁17の下方折れ曲がり板部30が屋外側から対
向する。第二水平支持枠縁18の屋外端縁は、この下方
折れ曲がり板部30に覆われて、屋外からは見えない。
【0030】上記上方、下方両折れ曲がり板部29、3
0は何れも、第一水平支持枠縁17に一体形成されてい
る為、これら両折れ曲がり板部29、30同士の間に隙
間は形成されない。図示の実施例の場合には、これら両
折れ曲がり板部29、30の屋外側面が同一平面に位置
するだけでなく、これら両折れ曲がり板部29、30の
屋外側面とガラスパネル1、1の屋外側面も、同一平面
に位置する。従って、上下に隣り合うガラスパネル1、
1同士の境界部分を斜め方向から見た場合でも、この境
界部分に段差が表われる事はなく、見る者に極めて平坦
な感じを与える。又、アルミニウム合金製の第一水平支
持枠縁17と一体に形成されるこれら上方、下方両折れ
曲がり板部29、30の屋外側面の光沢感と、ガラスパ
ネル1、1の屋外側面の光沢感との間に大きな差が生じ
る事はない。上記下方折れ曲がり板部30の下端縁と傾
斜面9との間には、小さな隙間45が形成されるが、こ
の隙間45は狭く、しかも壁面に直角方向の深さ寸法が
小さい為、目立たない。
【0031】一方、各ガラスパネル1、1の左右両鉛直
端縁の何れかの鉛直端縁部に形成された傾斜面9には、
第一鉛直支持枠縁23の第一竪方向折れ曲がり板部35
が屋外側から対向する。又、ガラスパネル1、1の他の
鉛直端縁部に形成された傾斜面9には、第二竪方向折れ
曲がり板部36が屋外側から対向する。第二鉛直支持枠
縁24の屋外端縁は、この第二竪方向折れ曲がり板部3
6に覆われて、屋外からは見えない。上記第一、第二両
竪方向折れ曲がり板部35、36は何れも、第一鉛直支
持枠縁23に一体形成されている為、これら両竪方向折
れ曲がり板部35、36同士の間に隙間は形成されな
い。図示の実施例の場合には、これら両折れ曲がり板部
35、36の屋外側面が同一平面に位置するだけでな
く、これら両折れ曲がり板部35、36の屋外側面とガ
ラスパネル1、1の屋外側面も、同一平面に位置する。
従って、左右に隣り合うガラスパネル1、1同士の境界
部分を斜め方向から見た場合でも、この境界部分に段差
が表われる事はなく、見る者に極めて平坦な感じを与え
る。又、アルミニウム合金製の第一鉛直支持枠縁23と
一体に形成されるこれら両竪方向折れ曲がり板部35、
36の屋外側面の光沢感と、ガラスパネル1、1の屋外
側面の光沢感との間に大きな差が生じる事はない。
【0032】これらにより、本発明のカーテンウォール
では、ビルディングの外観を、目地が目立たない、すっ
きりしたものにできる。
【0033】次に、図3は本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合には、各ガラスパネル1、1の屋
外側面側に段部46、46を形成する事によりこれら各
ガラスパネル1、1の端縁部の厚さ寸法を、この端縁部
以外の部分の厚さ寸法に比べて小さくしている。そし
て、これら各段部46、46の屋外側面と、第一、第二
両竪方向折れ曲がり板部35、36の屋内側面とを対向
させている。図示は省略したが、上記各ガラスパネル
1、1の上下両端縁部にも、同様の段部を形成してい
る。傾斜面9、9(図1〜2)が段部46に代わった以
外の構成及び作用は、上述した第一実施例と同様であ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明のカーテンウォールは以上に述べ
た通り構成され作用するので、上下左右に隣り合うガラ
スパネル等の矩形パネル同士の間に存在する目地を、極
く目立たなくする事ができる。この結果、カーテンウォ
ールにより構成されるビルディングの外壁面の意匠をす
っきりとする事ができ、建築主の多様な要求に対応する
事が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す、図4の拡大A−A
断面に相当する図。
【図2】同じく拡大B−B断面に相当する図。
【図3】本発明の第二実施例を示す、図2と同様の図。
【図4】本発明の対象となるカーテンウォールにより構
成されたビルディングの外壁面を示す部分正面図。
【図5】従来構造の第1例を示す、図4の拡大A−A断
面図。
【図6】同じく拡大B−B断面図。
【図7】従来構造の第2例を示す、図4の拡大A−A断
面図。
【図8】同じく拡大B−B断面図。
【符号の説明】
1 ガラスパネル 2 無目 3 方立 4 上側支持枠縁 5 下側支持枠縁 6 鉛直支持枠縁 7 支持枠 8 ブラケット 9 傾斜面 10 係止縁 11 接着剤 12 シール材 13a、13b 隙間 14a、14b カバー 15 ブラケット 16 ボルト・ナット 17 第一水平支持枠縁 18 第二水平支持枠縁 19、20 係止突条 21 上側係止ブラケット 22 パッキング 23 第一鉛直支持枠縁 24 第二鉛直支持枠縁 25 竪方向係止ブラケット 26 係止突条 27 第一鉛直板部 28 第一水平板部 29 上方折れ曲がり板部 30 下方折れ曲がり板部 31 第二鉛直板部 32 第二水平板部 33 第三鉛直板部 34 第一抑え板部 35 第一竪方向折れ曲がり板部 36 第二竪方向折れ曲がり板部 37 第四鉛直板部 38 第二抑え板部 39 シールリップ 40 排水孔 41 シールリップ 42、43 化粧押縁 44 コーキング材 45 隙間 46 段部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に配設された複数の水平支持枠
    材と、鉛直方向に配設された複数の鉛直支持枠材と、上
    下に隣り合う水平支持枠材及び左右に隣り合う鉛直支持
    枠材により四方を囲まれる部分の屋外側面側に建て込ま
    れる複数の矩形パネルとを備えたカーテンウォールに於
    いて、 上記各水平支持枠材の屋外側面には、それぞれ上記矩形
    パネルの上下両水平端縁を支持する為の第一、第二両水
    平支持枠縁が、上下に隣接する状態で係止されており、 上記各鉛直支持枠材の屋外側面には、それぞれ上記矩形
    パネルの左右両鉛直端縁を支持する為の第一、第二両鉛
    直支持枠縁が、左右に隣接する状態で係止されており、 上記各矩形パネルの上下両水平端縁部及び左右両鉛直端
    縁部は、これら各矩形パネルの屋外側面側に形成された
    傾斜面若しくは段部により、各端縁部以外の部分に比べ
    て厚さ寸法が小さくなっており、 上記各矩形パネルの下側の水平端縁を支持する為の第一
    水平支持枠縁は、これら各矩形パネルの下端部屋内側面
    に対向する第一鉛直板部と、上記各矩形パネルの下側の
    水平端縁に対向する第一水平板部と、この第一水平板部
    の屋外端縁から上方に折れ曲がって、この第一水平板部
    の上方に存在する矩形パネルの下側の水平端縁部に形成
    された上記傾斜面若しくは段部に屋外側から対向する上
    方折れ曲がり板部と、上記第一水平板部の屋外端縁から
    下方に折れ曲がって、上記第一水平板部の下方に存在す
    る別の矩形パネルの上側の水平端縁に形成された上記傾
    斜面若しくは段部に屋外側から対向する下方折れ曲がり
    板部とを備え、 上記矩形パネルの上側の水平端縁を支持する為の第二水
    平支持枠縁は、上記各矩形パネルの上端部屋内側面に対
    向する第二鉛直板部と、上記各矩形パネルの上側の水平
    端縁に対向するが上記下方折れ曲がり板部と干渉する事
    がない第二水平板部とを備え、 上記各矩形パネルの何れかの鉛直端縁を支持する為の第
    一鉛直支持枠縁は、各矩形パネルの水平方向一端部屋内
    側面に対向する第三鉛直板部と、上記各矩形パネルの何
    れかの鉛直端縁に対向する第一抑え板部と、この第一抑
    え板部の屋外端縁から上記第三鉛直板部と同じ方向に折
    れ曲がって、この第三鉛直板部に対向する矩形パネルの
    鉛直端縁に形成された上記傾斜面若しくは段部に屋外側
    から対向する第一竪方向折れ曲がり板部と、上記第一抑
    え板部の屋外端縁から上記第三鉛直板部と反対側に折れ
    曲がって、上記第一抑え板部に隣り合って存在する別の
    矩形パネルの鉛直端縁に形成された上記傾斜面若しくは
    段部に屋外側から対向する第二竪方向折れ曲がり板部と
    を備え、 上記矩形パネルの別の鉛直端縁を支持する為の第二鉛直
    支持枠縁は、上記各矩形パネルの水平方向他端部屋内側
    面に対向する第四鉛直板部と、上記各矩形パネルの別の
    鉛直端縁に対向するが上記第二竪方向折れ曲がり板部と
    干渉する事がない第二抑え板部とを備え、 上記各矩形パネルの屋内側面外周縁寄り部分と上記第一
    〜第四各鉛直板部の屋外側面とは接着されており、 上記第一水平板部の上面と上記各矩形パネルの下側の水
    平端縁との間、上記第二水平板部の下面と上記各矩形パ
    ネルの上側の水平端縁との間、並びに上記第一、第二両
    抑え板部の片側面と上記各矩形パネルの左右両鉛直端縁
    との間にはシール材を設けている事を特徴とするカーテ
    ンウォール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101047308B1 (ko) * 2010-10-20 2011-07-07 썬파크 주식회사 오픈조인트 공법을 이용한 건물외벽의 외장구조
WO2022177087A1 (ko) * 2021-02-18 2022-08-25 주식회사 긴키테크코리아 진동 흡수용 패널 조립체

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