JP2002294915A - パネル周りを支持するガスケットの取付け構造 - Google Patents

パネル周りを支持するガスケットの取付け構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】縦枠と横枠との交差部において、ガスケットを
支持するリップ条溝を不連続としたままガスケットの設
置を可能とする。 【解決手段】ガラスGの少なくとも一方側において、横
枠4Bおよび縦枠3Aにそれぞれガスケットを支持する
ためのリップ条溝37a、20aを形成するとともに、
これらリップ条溝37a、20aにガスケットの背面に
形成された取付け脚部を嵌着し、ガラスGを支持するよ
うにしたガラス支持構造において、前記横枠4Bと縦枠
3Aとの交差部において、一方の条溝の側壁を切り欠く
ことなくリップ条溝37a、20aを不連続のままと
し、前記リップ条溝の交差部に対応する取付け脚部分6
2aが切り落とされるとともに、縦枠3Aのリップ条溝
20aと横枠4Bのリップ条溝37aとに跨るコーナー
部ガスケット62を配設し、このコーナー部ガスケット
62の端面に連続して直線部ガスケット64,65を配
設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横枠および縦枠に
よって枠組みされた開口枠のパネル嵌合溝内にパネルを
取り付けるに当たり、前記パネル周りを室内側および/
または室外側に配設されたガスケットにより支持するよ
うにしたパネル支持構造における前記ガスケットの取付
け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建物等の壁面を構成するため
のカーテンウォール工法においては、ノックダウン工法
およびユニット工法の別を問わず、上枠、下枠、左右縦
枠によって枠状に枠組みされた開口枠のパネル嵌合溝に
ガラスなどのパネルを取り付けるようにしている。
【0003】前記開口枠に対してパネルを取付けるに当
たっては、たとえば図10に示されるように、縦枠70
A、70Bおよび横枠71の周囲に亘って凹状のガラス
嵌合溝Mを形成し、ガラス嵌合溝Mの一方側壁面部分に
ガスケット74を配設した後、パネルPを設置し、次い
でパネルPの他方側面においてパネルPとの間にバック
アップ材72を挿入するとともに、シール材73を充填
するようにしている。
【0004】通常、前記ガラス嵌合溝M内にガスケット
74を取り付けるには、縦枠70A、70Bに条溝70
aを形成するとともに、横枠71に条溝71aを形成
し、ガスケット74の背面部に一体的に設けてある取付
け脚部74aを嵌着して取り付けるようにしているが、
縦枠70A、70Bおよび横枠71の交差部では、図1
1に示されるように、縦枠70の条溝70aと横枠71
の条溝71aとが交差する一方側の条溝側壁部75を切
り欠き、条溝70a、71aをL字状に連続させ、前記
ガスケット74をL字条溝に沿って連続して配設するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、縦枠7
0A、70Bおよび横枠71の交差部において、前述の
ように、条溝70a、71aをL字状に連続させるため
に一方側(横方向)の条溝側壁部75を切り欠くには、
多くの加工手間が掛かるとともに、ガスケット74があ
る程度以上の幅を有する場合には、L字状に屈曲させて
配置することが困難であるか若しくは不可能であるた
め、使用するガスケット74の断面形状に自ずと制約を
受けるなどの問題があった。
【0006】そこで本発明の主たる課題は、縦枠の条溝
と横枠の条溝との交差部において、一方側の条溝側壁の
切欠き加工を不要とするとともに、使用するガスケット
の断面形状によらず設置可能としたパネル周りのガスケ
ットの取付け構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、横枠および縦枠によって枠組みされた開口
枠のパネル嵌合溝にパネルを取付けるに当たり、パネル
の室内側および室外側の少なくとも一方側において、横
枠および縦枠にそれぞれガスケットを支持するための条
溝を形成するとともに、この条溝にガスケットの背面に
形成された取付け脚部を嵌着し、パネルの周りを前記ガ
スケットによって支持するようにしたパネル支持構造に
おいて、前記横枠と縦枠との交差部において、一方の条
溝の側壁を切り欠くことなくガスケットを支持する前記
条溝を不連続のままとし、少なくとも前記条溝交差部に
おいて条溝を不連続としている側壁に対応するガスケッ
トの取付け脚部分が切り落とされるとともに、縦枠の条
溝と横枠の条溝とに跨るコーナー部ガスケットを配設
し、このコーナー部ガスケットの端面に連続して直線状
のガスケットを配設したことを特徴とするものである。
【0008】この場合において、前記コーナー部ガスケ
ットは、縦枠方向および横枠方向共に、コーナー端部か
ら略同じ長さでガスケットの取付け脚部分が切り落とさ
れ、いずれのコーナー部においても供用可能とするのが
望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳述する。
【0010】図1は本発明に係るユニット式カーテンウ
ォールの正面図、図2は図1のII−II線矢視図、図3は
図1のIII−III線矢視図、図4は図1のIV−IV線矢視図
である。
【0011】本パネル周りのガスケットの取付け構造
は、予め四周を縦枠(分割方立を含む場合もあり。)お
よび横枠からなる枠材にパネルを組み込んだユニットを
順に取り付けるユニット工法、および施工場所において
躯体に方立を取り付けたならば、これら方立間に無目を
架け渡し開口枠を形成した後、各開口部にパネルを取付
ける手順によるノックダウン工法の別を問わず、いずれ
のカーテンウォール工法にも適用可能である。
【0012】以下、ユニット式カーテンウォールの内、
フルユニット方式スプリットマリオン工法の例により、
本ガスケットの取付け構造について詳述することとす
る。
【0013】前記フルユニット方式スプリットマリオン
工法に係るカーテンウォール構造は、図2〜図4に示さ
れるように、方立を左右に分割構造とし、分割方立13
A、13Bを一体的に備える縦枠3A、3B、上・下横
枠4A、4Bおよび図示の例では中間横枠5を含んで枠
状部材を構成するとともに、この枠状部材の室外面側に
縦押縁6A、6Bおよび横押縁7A、7Bを取付け、ガ
ラスG、G(複層ガラス)を嵌め込んだパネルユニット
Uを、建物躯体(床)の端部に固定された方立支持金具
に順に取り付けるようにした構造のカーテンウォールで
ある。
【0014】以下、具体的に詳述すると、前記方立13
は、左右対の分割方立13A、13Bからなり、左右の
関係で組み合わされ一体を成すもので、一方側の分割方
立13Aは、略方形状の中空断面を成し、対向面の室内
側寄り位置には凹部13aが形成されているとともに、
室外側の面には部材長手方向に沿って板状突片13b、
L字状突片13cが夫々形成されている。他方の分割方
立13Bも同様に、略方形状の中空断面を成し、対向面
の室内側寄り位置には突片13dが形成され、室外側の
面には部材長手方向に沿って板状突片13f、L字状突
片13eが夫々形成されている。
【0015】前記分割方立13Aを縦枠3Aの室内側面
に一体的に組み付けるには、前記分割方立13Aの室外
側面に形成されたL字状突片13cを縦枠3Aの室内側
面に形成された断面L字状係止片26aに係止するとと
もに、分割方立13Aの室外側面に形成された板状突片
13bを縦枠3Aの室内側面に形成された板状突片27
aと重ね合わせ、両者を貫通する連結リベット43,4
3…によって連結を図る。この連結部には縦方向に沿っ
てカバー材48が取り付けられる。
【0016】一方の分割方立13Bを縦枠3Bの室内側
面に一体的に組み付ける場合も同様に、前記分割方立1
3Bの室外側面に形成されたL字状突片13eを縦枠3
Bの室内側面に形成された断面L字状係止片26bに係
止するとともに、分割方立13Bの室外側面に形成され
た板状突片13fを縦枠3Bの室内側面に形成された板
状突片27bと重ね合わせ、両者を貫通する連結リベッ
ト43,43…によって連結を図る。この連結部にも縦
方向に沿ってカバー材48が取り付けられる。
【0017】前記パネルユニットUを構成する縦枠3
A、3Bの内、一方の縦枠3Aは図2に示されるよう
に、略方形断面の縦枠本体の室外側面において、その内
方側にガスケット支持用リップ条溝20aが形成された
ガラス支持部20を備えるとともに、外方側に室外側に
延在する押縁取付け片21を備え、かつ外側見込み面に
はウインドバリア取付け片22aとレインバリア取付け
片22bとが形成されている。
【0018】他方の縦枠3Bも同様に、略方形断面の縦
枠本体の室外側面において、その内方側にガスケット支
持用リップ条溝20aが形成されたガラス支持部20を
備えるとともに、外方側に室外側に延在する押縁取付け
片21を備えるが、外側見込み面には前記ウインドバリ
ア取付け片22aに係止されたウインドバリア23が当
接する突片24aと、前記レインバリア取付け片22b
に係止されたレインバリア25が当接する突片24bと
が形成されている。
【0019】前記押縁取付け片21,21には、それぞ
れ縦押縁6A、6Bが取り付けられ、前記ガラス支持部
20とによりガラス嵌合溝Mが形成され、ガスケット支
持用リップ条溝20aに嵌着されたガスケット30と、
ガラスGを挟んで室外側に配設されたバックアップ材3
3,シーリング材34とによりガラスG、Gが挟み付け
られるように支持されている。なお、前記縦枠3A、3
BはパネルユニットU、Uが隣接配置された状態では左
右対の関係で組み合わされる。
【0020】一方、前記パネルユニットUを構成する上
・下横枠4A、4Bの内、一方の上横枠4Aは図4に示
されるように、断面略方形状の横枠本体の室外側面にガ
スケット支持用リップ条溝31aが形成されたガラス支
持部31を備え、かつ室外側に延在して下方側に向けて
ガラス嵌合溝Mを形成するように押縁取付け用延在片2
8が形成されるとともに、この押縁取付け用延在片28
に横押縁7Aが取付けられ、ガスケット支持用リップ条
溝31aに嵌着されたガスケット30と、ガラスGを挟
んで室外側に配設されたバックアップ材33,シーリン
グ材34とによりガラスG、Gが挟み付けられるように
支持されている。
【0021】また、他方の下横枠4Bは、断面略方形状
の横枠本体の室外側面にガスケット支持用リップ条溝3
7aが形成されたガラス支持部37を備え、かつ室外側
に延在して上方側に向けてガラス嵌合溝Mを形成するた
めに押縁取付け用延在片32が形成されるとともに、こ
の押縁取付け用延在片32に横押縁7Bが取付けられ、
ガスケット支持用リップ条溝37aに嵌着されたガスケ
ット30と、ガラスGを挟んで室外側に配設されたバッ
クアップ材33,シーリング材34とによりガラスG、
Gが挟み付けられるように支持されている。なお、前記
上横枠4A、下横枠4Bは、パネルユニットU、Uが隣
接配置された状態では上下対の関係で組み合わされる。
【0022】他方、中間横枠5は、図3に示されるよう
に、単一中空断面の横枠本体の室外側面において、その
上部側にガスケット支持用リップ条溝60aが形成され
たガラス支持部60を備えるとともに、横枠本体の室外
面下部側にガスケット支持用リップ条溝61aが形成さ
れたガラス支持部61を備え、これらのガラス支持部6
0、61の中間に、上下段配置でそれぞれ上側ガラス用
押縁取付け片35と、下側ガラス用押縁取付け片36と
が設けられ、前記上側ガラス用押縁取付け片35に取り
付けられた横押縁8Aによって上側ガラス嵌合溝M
形成されるとともに、前記下側ガラス用押縁取付け片3
6に取り付けられた横押縁8Bによって下側ガラス嵌合
溝Mが形成されている。ガラスG、Gは、ガスケット
支持用リップ条溝60a、61aに嵌着されたガスケッ
ト30,30と、室外側に配設されたバックアップ材3
3,シーリング材34とにより挟み付けられるように支
持されている。
【0023】以上、分割方立13A、13Bを含みなが
ら構成されたパネルユニットUは、躯体(床)に固定さ
れた方立支持金具に対して順に取り付けられる。前記方
立支持金具は、図8および図9に示されるように、躯体
Fの端部にアンカー金具50が埋設固定されるととも
に、このアンカー金具50に頭部が嵌合支持され、かつ
ネジ部を外部に突出させて設けられた固定用ボルト51
およびナット51Aによってファスナー52が固定され
た構造のもので、前記分割方立13の上部側に取付け金
具53をボルト54,54によって固定しておき、図示
しないクレーン設備等によって前記パネルユニットUを
取付け位置まで吊り運搬したならば、前記取付け金具5
3とファスナー52との間にライナー金具55を介在さ
せた状態で固定用ボルト56およびナット56Aによっ
て締結し固定する。なお、前記取付け金具53の上部に
はボルト保持用筒53aが一体的に設けられ、かつこの
ボルト保持用筒53aに螺入された上下方向調整ボルト
57の先端が前記ライナー金具55より延在する上部フ
ランジ片55aの水平面に当接することにより据え付け
時に分割方立13の鉛直方向の建付けが調整されるよう
になっている。前記カーテンウォール支持部は、各フロ
ア毎に設けられ、相対的に下段側の方立13の頭部に下
半部が嵌合され、ボルト54によって固定された接合用
部材58の上部が上段側方立13の中空部に挿入される
ことによって方立13の連続性が確保されるようになっ
ている。なお、前記ボルト保持用筒53aの内面に雌ネ
ジを設け、上下方向調整ボルト57を螺入してもよい。
【0024】前記パネルユニットU、U…を上下左右に
隣接配置した状態において、水平方向に隣接するパネル
ユニットU間では、図2に示されるように、隣接する縦
枠3A、3B間においてレインバリア25,ウインドバ
リア23によって気水密性が確保されるようになってい
るとともに、上下方向に隣接するパネルユニットU、U
間では、図4に示されるように、上枠は室内側寄り位置
に部材長手方向に沿ってシールパッキン42を有する起
立壁40を有し、上段側に設置されたパネルユニットU
の下枠4Bから垂下する垂下片41が前記シールパッキ
ン42に接触することにより気水密性が確保されるよう
になっている。
【0025】一方、各パネルユニットU,U…の隅部が
交合する目地交点部においては、図4に示されるよう
に、隣接する上・下横枠4A、4B間においては、上横
枠4Aの上面側に気密バリヤ39を一体的に備えるレイ
ンバリア38が配設され、このレインバリア38の舌片
が下横枠4Bの下面に接触することにより、およびこれ
の室内側位置において、さらに気密バリヤ46,46…
を一体的に備えるウインドバリア29を設けることによ
り、目地交点部から雨水等が浸入するのを確実に防止す
るようになっている。前記レインバリア38、ウインド
バリア29は水平方向に隣接するパネルユニットU、U
の上横枠4A、4A間に跨って所定の区間長に亘って配
設されている。
【0026】ところで、前記ガラスGの支持部構造に係
り、本例ではガラス嵌合溝M内に嵌め込まれたガラスG
は、ガラスGの周囲に沿って室内側に配設されたガスケ
ット30と、室外側に配設されたバックアップ材33、
シーリング材34とにより支持されている。
【0027】前記ガスケット30は、背面側に一体的に
設けられた取付け脚部30aを前記ガスケット支持用リ
ップ条溝20a、31a、37a…(以下、単にリップ
条溝という。)に嵌着して取り付けるようにするが、た
とえば図5に示されるように、下横枠4Bと縦枠3Aと
の交差部においては、下横枠4Bのリップ条溝37a
と、縦枠3Aのリップ条溝20aとが不連続となる。通
常は、前記下横枠4Bのリップ条溝37aの側壁の一部
を切り欠いてリップ条溝をL字状に連続させるようにし
ているが、本例ではリップ条溝37aの側壁を切り欠く
ことなく横方向のリップ条溝37aと、縦方向のリップ
条溝20aとを不連続のままとし、このリップ条溝37
a、20aの交差部にコーナー部ガスケット62を配設
するようにする。
【0028】前記コーナー部ガスケット62は、詳細に
は図6に示されるように、平面視でL字状を成す小片部
材で、背面側にはそれぞれの辺方向に沿ってそれぞれ取
付け脚62aを備えるが、図6(D)の背面図に示される
ように、リップ条溝37a、20aが不連続とされる前
記下横枠4Bと縦枠3Aとの交差部に嵌着可能とするた
め、リップ条溝37a、20aの不連続部に対応する取
付け脚部分が切り落とされている。この場合、コーナー
部ガスケット62をいずれのコーナー部に対しても使用
可能とするため、枠材形状に合わせて縦枠方向、横枠方
向共に、コーナー端部から略同じ長さでガスケット62
の取付け脚部62aを切り落とすのが好ましい。一例を
示せば、同図に示すように、縦枠3A方向の内側線を伸
ばした仮想線63aと、横枠方向の内側線を伸ばした仮
想線63bで区画される端部側領域Sの取付け脚部分6
2aが切り落とすようにする。なお、前記コーナー部ガ
スケット62における取付け脚62aの切り落とし部分
は、少なくとも前記リップ条溝のコーナー部に嵌め込む
のに障害となる一方側の側壁部、図示例では縦方向のリ
ップ条溝20aが突き合う横方向リップ条溝37aの側
壁部分に対応するガスケット62の取付け脚部分が切り
落とされていれば足りる。
【0029】図7に示されるように、前記コーナー部ガ
スケット62を縦枠3Aのリップ条溝20aおよび下横
枠4Bのリップ条溝37aとに跨って配設したならば、
このコーナー部ガスケット62の端面に連続して直線部
ガスケット64,65を夫々配設し、ガスケット30を
ガラス周りに連続させるようにする。
【0030】
【発明の効果】以上詳説のとおり発明によれば、縦枠の
条溝と横枠の条溝との交差部において、条溝を不連続と
したままガスケットの取付けが可能になるため、縦枠ま
たは横枠の一方を直線的な切断をすることのみで構成で
き、従来のようにガスケットの取り付けのために一方側
の条溝側壁にわざわざ切欠きを設ける加工手間が不要に
なるため加工が簡略化されるとともに、加工誤差による
溝位置合わせの調整が不要になるためガスケットの取付
け脚部を条溝へ嵌め込むのも容易に行えるようになる。
さらにガスケットを屈曲させながら配設する必要が無く
なりガスケットの断面形状によらず設置可能となる。
【0031】また、コーナー部ガスケットについて、縦
枠方向および横枠方向共に、コーナー端部から略同じ長
さでガスケットの取付け脚部分を切り落とすようにし、
いずれのコーナー部においても供用可能とすれば、取付
けの際の煩雑さが解消され作業性が向上するようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット式カーテンウォールの正面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】図1のIII−III線矢視図である。
【図4】図1のIV−IV線矢視図である。
【図5】縦枠と横枠との交差部を示す斜視図である。
【図6】コーナー部ガスケット62を示す、(A)は平面
図、(B)は上面図、(C)は右側面図、(D)は背面図であ
る。
【図7】コーナー部ガスケット62および直線部ガスケ
ット64,65の取付け状態を示す縦枠・横枠交差部の
斜視図である。
【図8】方立支持部を示す平面図である。
【図9】その側面図である。
【図10】従来のパネル支持部構造を示す横断面図であ
る。
【図11】その縦枠および横枠の交差部を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
3A・3B…縦枠、4A…上枠、4B…下枠、5…中間
横枠、6A・6B…縦押縁、7A・7B…横押縁、20
a・31a・37a・60a・61a…ガスケット支持
用リップ条溝、30…ガスケット、30a…取付け脚
部、33…バックアップ材、34…シーリング材、62
…コーナー部ガスケット、64・65…直線部ガスケッ
ト、M…ガラス嵌合溝、G…ガラス
フロントページの続き Fターム(参考) 2E002 NA04 NB02 NC04 PA01 QA08 QB01 QB09 QC01 SA01 SA02 TA01 UA01 UA02 UB01 UB04 UB05 XA08 XA16 2E016 AA05 BA02 BA03 CA01 CB01 CC02 DA02 DA06 DC01 DD03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横枠および縦枠によって枠組みされた開口
    枠のパネル嵌合溝にパネルを取付けるに当たり、パネル
    の室内側および室外側の少なくとも一方側において、横
    枠および縦枠にそれぞれガスケットを支持するための条
    溝を形成するとともに、この条溝にガスケットの背面に
    形成された取付け脚部を嵌着し、パネルの周りを前記ガ
    スケットによって支持するようにしたパネル支持構造に
    おいて、 前記横枠と縦枠との交差部において、一方の条溝の側壁
    を切り欠くことなくガスケットを支持する前記条溝を不
    連続のままとし、少なくとも前記条溝交差部において条
    溝を不連続としている側壁に対応するガスケットの取付
    け脚部分が切り落とされるとともに、縦枠の条溝と横枠
    の条溝とに跨るコーナー部ガスケットを配設し、このコ
    ーナー部ガスケットの端面に連続して直線状のガスケッ
    トを配設したことを特徴とするパネル周りを支持するガ
    スケットの取付け構造。
  2. 【請求項2】前記コーナー部ガスケットは、縦枠方向お
    よび横枠方向共に、コーナー端部から略同じ長さでガス
    ケットの取付け脚部分が切り落とされ、いずれのコーナ
    ー部においても供用可能とされる請求項1記載のパネル
    周りを支持するガスケットの取付け構造。
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