JP2000064470A - カーテンウォールユニットおよびカーテンウォール構造 - Google Patents

カーテンウォールユニットおよびカーテンウォール構造

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JP2000064470A
JP2000064470A JP10228919A JP22891998A JP2000064470A JP 2000064470 A JP2000064470 A JP 2000064470A JP 10228919 A JP10228919 A JP 10228919A JP 22891998 A JP22891998 A JP 22891998A JP 2000064470 A JP2000064470 A JP 2000064470A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形シール部材の取り付けが簡易となり、コス
トの低減を図ることができ、しかも成形シール部材の養
生を簡素化できる形態を提供する。 【解決手段】4つの枠材のうち交差する2つの枠材、実
施の形態においては、上枠材10と左枠材30とにのみ
成形シール部材51および成形シール部材52が予め取
り付けられ、かつ、一つのカーテンウォールユニットC
Uに対する成形シール部材51,52の取り付け部位
が、他のカーテンウォールユニットCUに対する成形シ
ール部材51,52の取り付け部位と同一とされ、現場
において前述のように躯体に対して固定した場合におい
て、前記成形シール部材51,52が、隣接するカーテ
ンウォールユニットCUの対向する下枠材20および右
枠材40に当接して、気水密が図られるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンウォール
ユニットおよびカーテンウォール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】カーテンウォールを構築するに際して、
四周の枠材を枠組みし、これにガラスなどのパネルを固
定して一体化されたカーテンウォールユニットを上下お
よび左右に連続して外壁面を構成することは、施工性に
きわめて優れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合においても、
カーテンウォールユニット相互間からの気水密を図る必
要があるが、通常は、各カーテンウォールユニットの四
周に成形シール部材(ガスケットタイプのものやレイン
バリヤ用シール材など)を取り付け固定しておき、躯体
に対して各カーテンウォールユニットを固定したとき、
成形シール部材相互が衝合するか、接触させるようにな
し、気水密を図るものである。
【0004】しかし、たとえば工場において、カーテン
ウォールユニットの四周に成形シール部材を取り付け固
定する従来の形態では、工場から現場への(トラック)
輸送に先立って、成形シール部材、特に下枠材に取り付
けた成形シール部材の損傷を防止するための養生に多大
な手間を要する。
【0005】また、後に判ったことであるが、成形シー
ル部材をカーテンウォールユニットの四周に必ずしも設
けることが気水密性を保持するために必須ではない。し
たがって、この観点から従来では、施工手間を掛け過ぎ
ており、またコストの増大を招くものであった。
【0006】したがって、本発明の課題は、成形シール
部材の取り付けが簡易となり、コストの低減を図ること
ができ、しかも成形シール部材の養生を簡素化できる形
態を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の請求項1記載の発明は、四周を枠材により枠組みし
たカーテンウォールユニットを隣接して配置し、各カー
テンウォールユニットを躯体に対して固定するカーテン
ウォール構造において、前記カーテンウォールユニット
には、少なくとも1つの枠材には取り付けることなく、
交差する他の2つ枠材または3つの枠材に、成形シール
部材が予め取り付けられ、現場において躯体に対して固
定した場合において、前記成形シール部材が、隣接する
カーテンウォールユニットの対向する枠材または成形シ
ール部材に当接して、気水密が図られるようにしたこと
を特徴とするカーテンウォールユニットである。
【0008】請求項2記載の発明は、四周を枠材により
枠組みしたカーテンウォールユニットを隣接して配置
し、各カーテンウォールユニットを躯体に対して固定す
るカーテンウォール構造において、前記カーテンウォー
ルユニットには、4つの枠材のうち交差する2つの枠材
にのみ成形シール部材が予め取り付けられ、かつ、成形
シール部材の取り付け部位が各カーテンウォールユニッ
トにおいて同一であり、現場において躯体に対して固定
した場合において、前記成形シール部材が、隣接するカ
ーテンウォールユニットの対向する枠材に当接して、気
水密が図られるようにしたことを特徴とするカーテンウ
ォールユニットである。
【0009】請求項3記載の発明は、当該カーテンウォ
ールの枠材の室内側部位において隣接する他方のカーテ
ンウォールユニット側に突出する張出部を有し、この張
出部に前記成形シール部材が固定され、他方のカーテン
ウォールユニットの枠材の室内側部位において当該カー
テンウォールユニット側に突出する圧着部を有し、隣接
する各カーテンウォールユニットを躯体に対して固定し
た場合において、前記圧着部が前記成形シール部材に圧
着する関係にある請求項1または2記載のカーテンウォ
ールユニットである。
【0010】請求項4記載の発明は、前記圧着部は前記
張出部より室外側に位置し、前記圧着部の先端部が前記
張出部の先端部を室外側からみて覆う位置関係にある請
求項1または2記載のカーテンウォールユニットであ
る。
【0011】請求項5記載の発明は、四周を枠材により
枠組みしたカーテンウォールユニットを隣接して配置
し、各カーテンウォールユニットを躯体に対して固定す
るカーテンウォール構造を有し、前記カーテンウォール
ユニットには、4つの枠材のうち交差する2つ枠材にの
み成形シール部材が予め取り付けられ、かつ、成形シー
ル部材の取り付け部位が各カーテンウォールユニットに
おいて同一であり、現場において躯体に対して固定した
場合において、前記成形シール部材が、隣接するカーテ
ンウォールユニットの対向する枠材に当接して、気水密
が図られるように構成され、前記隣接する4つのカーテ
ンウォールユニットの目地交点部分において、前記隣接
する4つの成形シール部材の端部を室内側から防水板に
より覆ってあることを特徴とするカーテンウォール構造
である。
【0012】請求項6記載の発明は、各カーテンウォー
ルユニットの上枠材における、前記シール部材の室外側
において、レインバリヤ用シール材が設けられ、このレ
インバリヤ用シール材が隣接するカーテンウォールユニ
ットの下枠材に当接する関係にある請求項5記載のカー
テンウォール構造である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す、パネル
がガラス板である実施の形態を参照しながらさらに詳説
する。パネルとして、無機質板、金属板などの適宜の板
状体を用いることができる。
【0014】カーテンウォールユニットCUは、主に図
1および図2に示され、かつ図6および図7が参照され
るように、上下枠材10,20および左右枠材30,4
0の4つの枠材により、ビスホールに対してビスBによ
り止め付けられることにより枠組みされ窓枠が構成され
(必要により中間に図1に示されているように中桟枠材
14を設けることができる)、これにガラスGが嵌め込
まれ、一つのユニットとして構成したものである。枠組
みは、周知の手法としてコーナーブロックにより連結し
て行うことなどもできる。
【0015】ガラスGは、たとえばケンドン方式で建て
込まれ、左右枠材30,40の外方から押縁34,44
により止め付けることにより固定してある。ガラスGの
周囲周りは、図示のように、セッティングブロック、背
面支持部材、前面支持部材、シール材により各枠材に保
持されている。
【0016】前記カーテンウォールユニットCUは、た
とえば工場にて予めユニット化され、現場に搬入され
る。
【0017】(カーテンウォールユニットの固定構造に
ついて)次に、図8および図9も参照して、カーテンウ
ォールユニットCUの躯体1に対する固定構造について
説明すると、左右枠材30,40には室内側に突出する
取り付け部33,43を有し、その側外面にアングル状
の取り付け金具2,2がそれぞれボルト3,3固定され
ている。他方、躯体1に固定金具4が埋設され、ボルト
6によりファスナー金具7が固定され、このファスナー
金具7と取り付け金具2,2とをそれぞれボルト8,8
により連結することにより、結果としてカーテンウォー
ルユニットCUが躯体4に対して固定されるものであ
る。
【0018】(カーテンウォールユニット間の気水密構
造について)さて、本発明のカーテンウォールユニッ
ト、特に相互の気水密構造について、主に図1、図2、
図5〜図7、および図10を参照しながら説明する。
【0019】本発明のカーテンウォールユニットCU
は、図10に示すように、4つの枠材のうち交差する2
つの枠材、実施の形態においては、上枠材10と左枠材
30とにのみ成形シール部材51および成形シール部材
52が予め取り付けられ、かつ、一つのカーテンウォー
ルユニットCUに対する成形シール部材51,52の取
り付け部位が、他のカーテンウォールユニットCUに対
する成形シール部材51,52の取り付け部位と同一と
され、現場において前述のように躯体1に対して固定し
た場合において、前記成形シール部材51,52が、隣
接するカーテンウォールユニットCUの対向する枠材、
すなわち実施の形態においては下枠材20および右枠材
40に当接して、気水密が図られるようにしたものであ
る。
【0020】かかる形態によれば、工場において、従来
のように、カーテンウォールユニットの四周に成形シー
ル部材を取り付け固定する場合において、工場から現場
への(トラック)輸送に先立って、成形シール部材の損
傷を防止するための養生手間が実質的に半分となる。
【0021】また、成形シール部材をカーテンウォール
ユニットの四周に必ずしも設けなくとも、上記の形態で
十分な気水密性を図ることができる。したがって、成形
シール部材の部材点数が半分となり、コストの低減のみ
ならず、その取り付け手間も半分となる。
【0022】一方、図1および図2に詳細が示されてい
るように、カーテンウォールCUの上枠材10および左
枠材30には、その室内側部位において、隣接する他方
のカーテンウォールユニットCU側に突出する張出部1
1,31を有し、この張出部11,31に成形シール部
材51,52が固定されている。具体的なその固定に
は、リップ溝が形成され、成形シール部材51,52の
脚部が係合されることにより行われている。
【0023】これに対して、他方のカーテンウォールユ
ニットCUの下枠材20および右枠材40には、その室
内側部位において、前述のカーテンウォールユニットC
U側に突出する圧着部21,41が形成され、この圧着
部21,41が成形シール部材51,52に圧着する関
係にあるよう構成されている。
【0024】さらに、圧着部21,41は、張出部1
1,31より室外側に位置し、圧着部の先端部21,4
1が前記張出部11,31の先端部を室外側からみて覆
う位置関係にある、すなわち室外側からみてラップする
関係にある。これらの圧着部21,41および張出部1
1,31はそれ自体でおよび組み合わされて雨水の侵入
を防止する水返し部を構成する。
【0025】図10から比較的容易に推測できるよう
に、隣接する4つのカーテンウォールユニットの目地交
点部分においては、成形シール部材51,52によりシ
ールを図るとしてしても、わずかな狂いなどにより気水
密が常には図られ難い。
【0026】そこで、図10に概念的に示し、他の図面
の詳しく図示してあるように、隣接する4つの成形シー
ル部材の端部を室内側から防水板80により覆うことに
より気水密を図ることができる。
【0027】また、各カーテンウォールユニットの上枠
材10における、成形シール部材51,52より室外側
において、レインバリヤ用シール材61が設けられ、こ
のレインバリヤ用シール材61が隣接するカーテンウォ
ールユニットの下枠材40に当接するように構成するこ
とにより、目地交点部分に対する雨水が直接侵入するこ
とを防止でき、成形シール部材51,52の気水密性の
負担を軽減できる。
【0028】このレインバリヤ用シール材61は、図2
および図7に明示されているように、縦目地空間をクロ
スとして、隣接するカーテンウォールユニットCU,C
Uの上枠材10,10の跨がっており、同様に、レイン
バリヤ用シール材61上にたとえば接着により一体化さ
れた圧着シール部材62も跨がっている。
【0029】さらに、レインバリヤ用シール材61の下
面には、図2に明示されているように、左右枠材30,
40の食い違い張出片32,42をそれぞれ室外側およ
び室内側からサンドイッチするように、縦目地空間内に
下方に垂下する垂下片63A,63Bが一体的に形成さ
れている。
【0030】前述の防水板80は、柔軟性をもって接触
させるのが気水密効果が高まるので、逆に形態安定性が
ない。そこで、図5〜図7が特に参照されるように、保
持ピース81の前面のリップ溝内に防水板80を入れ込
んで、これらを、左右枠材30,40の前述の取り付け
部33,43との境界部に嵌め込み溝を切欠し、この嵌
め込み溝内に嵌め込んで固定するようにしてある。
【0031】かかる形態により、レインバリヤ用シール
材61、圧着シール部材62および垂下片63A,63
Bがそれより奥の目地交点部分空間内に侵入する雨水を
阻止して好適に雨仕舞いが図られる。
【0032】ここで、成形シール部材51,52、レイ
ンバリヤ用シール材61、圧着シール部材62および垂
下片63A,63Bとしては水密、気密性の観点から適
宜の材質を選ぶことができるが、たとえば、EPDM
(エチレン・プロピレンダイマーゴム)、シリコーンゴ
ム、クロロプレンゴム、サントプレーンゴムなどを用い
ることができる。
【0033】(化粧カバーを有する形態)図3および図
4は縦目地部分に化粧カバー90を設けた例であり、左
右枠材30,40の室外面にこれらに跨がって、化粧カ
バー90が設けられている。この化粧カバー90は、図
4に示すように、その上部において、固定連結部材91
とビス92止めされ、その固定連結部材91が上枠材1
0上に係止され、下部においては、係止部91aと係合
することにより、固定を図ったものである。
【0034】(カーテンウォールユニットを方立に取り
付ける形態)上記形態においては、カーテンウォールユ
ニットCUに取り付け部を設け、この取り付け部を介し
て躯体1に対して固定するものである。
【0035】しかるに、カーテンウォールユニットCU
は、躯体1に対して固定した方立100に固定すること
もできる。この形態を、図11および図12に示した。
【0036】この形態について説明すると、横断面ほぼ
四角形の方立100は躯体1に次記の形態で固定され
る。すなわち、躯体1に固定金具4が埋設され、ボルト
6によりファスナー金具7が固定されている。これに対
して、方立100には、取り付け金具5のボックス状の
嵌合部5Aが嵌合され、ボルト3Aにより固定されてい
る。その取り付け金具5の翼部5B,5Bと前記ファス
ナー金具7とは、それぞれボルト8,8により連結され
ることにより、結果としてカーテンウォールユニットC
Uが躯体1に対して固定されるものである。
【0037】次に、カーテンウォールユニットの方立
(支持部材)への取付け構造およびその取付け方法につ
いて詳述する。
【0038】すなわち、隣接する上下カーテンウォール
ユニットCU,CUにおける上方カーテンウォールユニ
ットCUの下枠材20の室内側面に下向きの第1係合溝
20Aが形成され、下方カーテンウォールユニットCU
の上枠材10の室内側面に上向きの第2係合溝10Aが
形成されている。
【0039】これに対して、前記第1係合溝20Aに係
合する上向きの第1係合部71Aを有し、支持部材とし
ての方立100に固定される係合支持体71と、前記第
2係合溝10Aに係合する下向き第2係合部72Aを有
する係合連結体72とが用いられる。
【0040】係合支持体71はその取付本体部71Dを
方立100に取付けボルト75,75により固定され
る。この係合支持体71の第1係合部71Aに第1係合
溝20Aが係合されて上方カーテンウォールユニットC
U下部が方立100に対して保持され、下方カーテンウ
ォールユニットCUの第2係合溝10Aに係合連結体7
2の第2係合部72Aが係合されている。
【0041】この係合連結体72と係合支持体71とは
一体化手段、たとえばボルトナット73により一体化さ
れ、下方カーテンウォールユニットCUの上部が方立1
00に対して保持されている。
【0042】また、図11および図12とを対照的にみ
れば判るように、方立100の室外側において左右のカ
ーテンウォールユニットが隣接し、かつ、上下カーテン
ウォールユニットが隣接し、方立100の左右側面にお
いて係合支持体71および係合連結体72の対がそれぞ
れ設けられ、方立100の左右のそれぞれにおいて前記
の取付け構造が採用され、上下左右のカーテンウォール
ユニットが方立100に対して保持されている。この場
合、実施の形態においては、左右の係合支持体71,7
1を取付けボルト75により共通して方立100に固定
してある。
【0043】さらに、詳しく図面を参照すれば、係合連
結体72は前記第1係合部71Aにより室内側に延在し
て水平に配置される第1連結部71Bを有し、係合支持
体71は第2係合部72Aにより室内側に延在して水平
に配置される第2連結部72Bを有し、かつこの第2連
結部72Bの室内部に上向きに突出する係止部72Cを
有し、係合連結体72と前記係合支持体71とは、前記
第1連結部71Bと第2連結部72Bとをボルトナット
73により一体化することにより一体化され、この状態
において、係止部72Cが第1連結部71Bの室内側面
に臨んでいる。
【0044】係合支持体71の第1係合部71Aが前記
第1係合溝20Aが係合され、かつ固定手段、たとえば
固定ビス74により固定されるのに対して、係合連結体
72は、その第2係合部72Aが第2係合溝10Aに係
合され、固定手段により固定することなく相対的に第2
係合溝10Aが前記第2係合部72Aにスライド可能に
係合している。
【0045】ここで、第2係合溝10Aと前記第2係合
部72Aとをスライド可能に係合してあるのは、層間変
位を生じたとき、これを許容するためである。また、第
2係合部72Aの先端と第2係合溝10Aの溝底とに若
干のクリアランスを確保しているのは、現場合わせの誤
差を吸収して取付け作業を簡易化するためである。
【0046】かかる形態において、カーテンウォールユ
ニットCUの取付けに際しては、係合支持体71を方立
100に取付けボルト75,75により固定するととも
に、その係合支持体71の第1係合部71Aに第1係合
溝20Aを係合して上方カーテンウォールユニットCU
下部を方立100に対して保持させる。より具体的に
は、上方カーテンウォールユニットCUを上から落とし
込むことにより、第1係合溝20Aを係合支持体71の
第1係合部71Aに係合させる。
【0047】また、下方カーテンウォールユニットCU
の第2係合溝10Aに、その第2係合溝10A側端開口
から係合連結体72の第2係合部72Aを係合する。
【0048】そして、この係合連結体72の位置を係合
支持体71と位置合わせした状態でボルトナット73に
よりより一体化する方法を採る。
【0049】カーテンウォールユニットCUの取付けに
は、その上部および下部において、それぞれブラケット
を用いて方立に固定する場合に比較して、上方のカーテ
ンウォールユニットCUの取付け時点で、下方のカーテ
ンウォールユニットCUの上部枠10の第2係合溝10
Aに係合連結体72を係合して、同時的にボルトナット
73により連結するので、取付け作業時間および手間が
著しく低減する。
【0050】前述の防水板80は、柔軟性をもって接触
させるのが気水密効果が高まるので、逆に形態安定性が
ない。そこで、方立100の前面のリップ溝内に防水板
80に嵌め込んで固定するようにしてある。
【0051】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、成形シ
ール部材の取り付けが簡易となり、コストの低減を図る
ことができ、しかも成形シール部材の養生を簡素化でき
るなどの利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンウォール構造の縦断面図である。
【図2】その水平断面図である。
【図3】化粧カバーを有する形態の水平断面図である。
【図4】その縦断面図である。
【図5】防水板の設置部分の水平断面図である。
【図6】カーテンウォールユニットの分解斜視図であ
る。
【図7】その組み上げ状態の斜視図である。
【図8】カーテンウォールユニットの固定状態の縦断面
図である。
【図9】その水平断面図である。
【図10】カーテンウォールユニットの隣接形態の説明
図である。
【図11】他の形態の縦断面図である。
【図12】その水平断面図である。
【符号の説明】
10…上枠材、20…下枠材、30…左枠材、40…右
枠材、51,52…成形シール部材、61…レインバリ
ヤ用シール材、62…圧着シール部材、80…防水板、
81…保持ピース。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四周を枠材により枠組みしたカーテンウォ
    ールユニットを隣接して配置し、各カーテンウォールユ
    ニットを躯体に対して固定するカーテンウォール構造に
    おいて、 前記カーテンウォールユニットには、少なくとも1つの
    枠材には取り付けることなく、交差する他の2つ枠材ま
    たは3つの枠材に、成形シール部材が予め取り付けら
    れ、 現場において躯体に対して固定した場合において、前記
    成形シール部材が、隣接するカーテンウォールユニット
    の対向する枠材または成形シール部材に当接して、気水
    密が図られるようにしたことを特徴とするカーテンウォ
    ールユニット。
  2. 【請求項2】四周を枠材により枠組みしたカーテンウォ
    ールユニットを隣接して配置し、各カーテンウォールユ
    ニットを躯体に対して固定するカーテンウォール構造に
    おいて、 前記カーテンウォールユニットには、4つの枠材のうち
    交差する2つの枠材にのみ成形シール部材が予め取り付
    けられ、かつ、成形シール部材の取り付け部位が各カー
    テンウォールユニットにおいて同一であり、 現場において躯体に対して固定した場合において、前記
    成形シール部材が、隣接するカーテンウォールユニット
    の対向する枠材に当接して、気水密が図られるようにし
    たことを特徴とするカーテンウォールユニット。
  3. 【請求項3】当該カーテンウォールの枠材の室内側部位
    において隣接する他方のカーテンウォールユニット側に
    突出する張出部を有し、この張出部に前記成形シール部
    材が固定され、他方のカーテンウォールユニットの枠材
    の室内側部位において当該カーテンウォールユニット側
    に突出する圧着部を有し、隣接する各カーテンウォール
    ユニットを躯体に対して固定した場合において、前記圧
    着部が前記成形シール部材に圧着する関係にある請求項
    1または2記載のカーテンウォールユニット。
  4. 【請求項4】前記圧着部は前記張出部より室外側に位置
    し、前記圧着部の先端部が前記張出部の先端部を室外側
    からみて覆う位置関係にある請求項1または2記載のカ
    ーテンウォールユニット。
  5. 【請求項5】四周を枠材により枠組みしたカーテンウォ
    ールユニットを隣接して配置し、各カーテンウォールユ
    ニットを躯体に対して固定するカーテンウォール構造を
    有し、 前記カーテンウォールユニットには、4つの枠材のうち
    交差する2つ枠材にのみ成形シール部材が予め取り付け
    られ、かつ、成形シール部材の取り付け部位が各カーテ
    ンウォールユニットにおいて同一であり、 現場において躯体に対して固定した場合において、前記
    成形シール部材が、隣接するカーテンウォールユニット
    の対向する枠材に当接して、気水密が図られるように構
    成され、 前記隣接する4つのカーテンウォールユニットの目地交
    点部分において、前記隣接する4つの成形シール部材の
    端部を室内側から防水板により覆ってあることを特徴と
    するカーテンウォール構造。
  6. 【請求項6】各カーテンウォールユニットの上枠材にお
    ける、前記シール部材の室外側において、レインバリヤ
    用シール材が設けられ、このレインバリヤ用シール材が
    隣接するカーテンウォールユニットの下枠材に当接する
    関係にある請求項5記載のカーテンウォール構造。
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JP2011047131A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Takiron Co Ltd 窓枠構造

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