JP2945815B2 - 外壁パネルのシール構造 - Google Patents

外壁パネルのシール構造

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JP2945815B2
JP2945815B2 JP10297993A JP10297993A JP2945815B2 JP 2945815 B2 JP2945815 B2 JP 2945815B2 JP 10297993 A JP10297993 A JP 10297993A JP 10297993 A JP10297993 A JP 10297993A JP 2945815 B2 JP2945815 B2 JP 2945815B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅構成用の複数のユ
ニットの外側面に矩形平板状の複数の外壁パネルを配置
した場合に、左右に隣接する外壁パネルの側縁間に形成
される縦目地と、上下に隣接する外壁パネルの上縁及び
下縁間に形成される横目地と、に適用される外壁パネル
のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築物の外壁パネルの縦目地及
び横目地にはシール材が配設されており、これにより雨
水の居住空間への侵入を防止している。このシール構造
としては種々案出されているが、以下実開昭61−38
17号公報に開示されたシール構造を例にして説明す
る。
【0003】図7に示されるように、この公報に開示さ
れたシール構造は、所謂オープンジョイント(等気圧ジ
ョイント)と呼ばれるシール構造であり、カーテンウォ
ールを適用対象としたものである。
【0004】下側の外壁パネル(カーテンウォール)1
50は、室外側上面S1 、立ち上がり面S2 、室内側上
面S3 によって階段状に形成された上端面を備えてい
る。一方、上側の外壁パネル152は、室内側下面
4 、垂下り面S5 、室外側下面S 6 によって階段状に
形成され、下側の外壁パネル150の上端面に略平行に
配置される下端面を備えている。
【0005】これらの下側の外壁パネル150の上端面
と上側の外壁パネル152の下端面との間には、一次シ
ール材及び二次シール材が配設されている。すなわち、
下側の外壁パネル150の室外側上面S1 と上側の外壁
パネル152の室外側下面S 6 との間には、レインバリ
ア(一次シール材)154が配設されている。なお、こ
のレインバリア154の基部は、上側の外壁パネル15
2の室外側下面S6 に埋め込まれている。また、下側の
外壁パネル150の立ち上がり面S2 と上側の外壁パネ
ル152の垂下り面S5 との間には、レインバリア15
6が配設されている。なお、このレインバリア156の
基部は、下側の外壁パネル150の立ち上がり面S2
接着されている。
【0006】さらに、下側の外壁パネル150の室内側
上面S3 及び上側の外壁パネル152の室内側下面S4
には各々溝158が形成されており、各溝158にはウ
インドバリア(二次シール材)160がそれぞれ嵌着さ
れている。これらのウインドバリア160は相互に弾性
変形して密着状態とされることにより、シール性能を発
揮している。なお、レインバリア154、156、及び
ウインドバリア160は、いずれも乾式シール材であ
る。
【0007】さらに、上述した構造では、レインバリア
154、156にそれぞれ外気導入口154A、156
Aが形成されていると共に、両者を外壁パネル150、
152の厚み方向へ所定距離だけ離間させている。これ
により、レインバリア154、156間が侵入した雨水
によって閉塞されることを防止し、目地の入口側(室外
側)とウインドバリア160の室外側との間が確実に連
通されるようにしている。この結果、比較的大きな等気
圧空間162が良好に形成されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した公
報に開示された構造では、高層建築物等の外壁パネルと
して用いられるカーテンウォールの目地をシールするこ
とを前提としているので、レインバリア154とウイン
ドバリア160との間に比較的大きな等気圧空間162
を確保することができる。別言すれば、上述した公報に
開示された構造では、外壁パネル150、152の厚み
を利用して等気圧空間162を形成することが必須要件
となる。従って、比較的薄い外壁パネルを用いるユニッ
ト住宅においては、上述した公報に開示されたシール構
造を適用することは困難である。
【0009】さらに、この問題を解決するために、ユニ
ット住宅の外観品質を低下させたのでは、ユニット住宅
の需要が低下するので、好ましくない。
【0010】これらのことから、ユニット住宅の外観品
質を損なわずに、この問題を解決することが要望されて
いた。
【0011】本発明は上記事実を考慮し、ユニット住宅
の外観品質を損なうことなく、外壁パネルの縦目地及び
横目地を等気圧シールすることができる外壁パネルのシ
ール構造を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、住宅構成用の複数のユニットの外側面に矩形平板状
の複数の外壁パネルを配置した場合に、左右に隣接する
外壁パネルの側縁間に形成される縦目地と、上下に隣接
する外壁パネルの上縁及び下縁間に形成される横目地
と、に適用される外壁パネルのシール構造であって、左
右に隣接する外壁パネルにおいて互いに対向する各側部
に取り付けられると共に縦目地に沿って配置され、ユニ
ット内方側へ向けて延設される縦目地用延設部を備えた
縦フレームと、上下に隣接する外壁パネルにおいて上側
に位置する外壁パネルの下端部に取り付けられると共に
横目地に沿って配置され、下側に位置する外壁パネルの
上端部側へ向けて延設される横目地用延設部を備えた化
粧胴差しと、一対の縦フレームの縦目地用延設部におけ
る反延設方向側の端部にそれぞれ取り付けられて互いに
密着される縦目地用一次シール材と、一対の縦フレーム
の縦目地用延設部における延設方向側の端部にそれぞれ
取り付けられて互いに密着される縦目地用二次シール材
と、化粧胴差しの横目地用延設部における延設方向側の
端部に取り付けられて下側に位置する外壁パネルの上端
部表面に密着されると共に外気との連通用の開口部を備
えた横目地用一次シール材と、化粧胴差しの横目地用延
設部における反延設方向側の端部に取り付けられて下側
に位置する外壁パネルの上端面に密着される横目地用二
次シール材と、を備え、前記縦目地用一次シール材と縦
目地用二次シール材との間に形成されると共に下部にて
外気と連通された縦目地用空間部を、前記横目地用一次
シール材と横目地用二次シール材との間に形成される横
目地用空間部に対して、オフセットさせたことを特徴と
している。
【0013】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
本発明において、前記化粧胴差しは、前記横目地用一次
シール材が取り付けられる第1の化粧胴差しと、この第
1の化粧胴差しに着脱可能とされると共に前記横目地用
二次シール材が取り付けられる第2の化粧胴差しと、か
ら成ることを特徴としている。請求項3記載の本発明
は、住宅構成用の複数のユニットの外側面に複数の外壁
パネルを配置した場合に、上下に隣接する外壁パネルの
上縁及び下縁間に形成される横目地に適用される外壁パ
ネルのシール構造であって、下階側の外壁パネルの上端
面に沿って設けられた上部カバーと、上階側の外壁パネ
ルの下端部に沿ってかつ上階側のユニットの下端より下
方に突出しないように設けられると共に、上部カバーと
対向する部分を有する化粧胴差しと、上部カバーと化粧
胴差しとの間隙に両部材の長手方向に沿って配置され、
上部カバーと化粧胴差しとで押圧されるシール材と、を
有することを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の本発明の作用は、以下の通りで
ある。
【0015】縦目地においては、一対の縦フレームの縦
目地用延設部における反延設方向側の端部にそれぞれ取
り付けられた縦目地用一次シール材が互いに密着状態で
配置されることにより、一次シールがなされる。また、
一対の縦フレームの縦目地用延設部における延設方向側
の端部にそれぞれ取り付けられる縦目地用二次シール材
が互いに密着状態で配置されることにより、二次シール
がなされる。これにより、充分なシール性能が発揮され
る。
【0016】さらに、縦目地においては、これらの縦目
地用一次シール材と縦目地用二次シール材との間に形成
される縦目地用空間部が、その下部にて外気と連通され
ているので、縦目地用空間部の気圧は外気と等気圧にな
る。従って、等気圧シール構造となるので、この観点か
らも縦目地におけるシール性能が向上される。
【0017】一方、横目地においては、化粧胴差しの横
目地用延設部における延設方向側の端部に取り付けられ
た横目地用一次シール材が、下側に位置する外壁パネル
の上端部表面に密着されることにより、一次シールがな
される。また、化粧胴差しの横目地用延設部における反
延設方向側の端部に取り付けられた横目地用二次シール
材が、下側に位置する外壁パネルの上端面に密着される
ことにより、二次シールがなされる。これにより、充分
なシール性能が発揮される。
【0018】さらに、横目地においては、横目地用一次
シール材が外気との連通用の開口部を備えているので、
横目地用一次シール材と横目地用二次シール材との間に
形成される横目地用空間部の気圧は外気と等気圧にな
る。従って、等気圧シール構造となるので、この観点か
らも横目地におけるシール性能が向上される。
【0019】すなわち、本発明では、横目地においては
ユニット住宅の外装材として従来より用いられている化
粧胴差しを利用することにより、縦目地においては別途
縦フレームを取り付けることにより、縦目地用空間部を
横目地用空間部に対してオフセットさせることが可能と
なり、これによって等気圧シール構造をユニット住宅の
外壁パネルの縦目地及び横目地に適用することが可能と
なる。
【0020】しかも、縦フレームの縦目地用延設部はユ
ニット内方側へ向けて延設されているので、これに取り
付けられる縦目地用一次シール材及び縦目地用二次シー
ル材が外壁パネルの表面から突出することもない。ま
た、化粧胴差しの横目地用延設部はユニット外方へ向け
て突出されるのではなく下側に位置する外壁パネルの上
端部側へ向けて延設されているので、これに取り付けら
れる横目地用一次シール材及び横目地用二次シール材が
外壁パネルの表面から突出することはないか、突出して
もわずかであり従来の化粧胴差しの突出量と同程度に収
めることが可能である。
【0021】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
記載の本発明において、前述した化粧胴差しが、横目地
用一次シール材が取り付けられる第1の化粧胴差しと、
この第1の化粧胴差しに着脱可能とされると共に横目地
用二次シール材が取り付けられる第2の化粧胴差しと、
から成るので、別言すれば、化粧胴差しが横目地用一次
シール材用のものと横目地用二次シール材用のものとに
分割されているので、化粧胴差しの形状が複雑であって
も生産し易くなると共に、部品交換等のメンテナンス性
が向上され、更には横目地用一次シール材及び横目地用
二次シール材の組付作業が容易になる。請求項3記載の
本発明によれば、下階側の外壁パネルの上端面に沿って
設けられた上部カバーと上階側の外壁パネルの下端部に
沿ってかつ上階側のユニットの下端より下方に突出しな
いように設けられると共に上部カバーと対向する部分を
有する水切りとの間隙に、両部材の長手方向に沿ってシ
ール材が配置される。そして、このシール材は上部カバ
ーと水切りとで押圧されることにより、上下に隣接する
外壁パネルの上縁及び下縁間に形成される横目地がシー
ルされる。換言すれば、本発明では、上下に隣接する外
壁パネルの上縁及び下縁間に形成される横目地をシール
するべく、下階側の外壁パネルの上端面に沿って上部カ
バーを設けると共に、上階側の外壁パネルの下端縁に沿
って水切りを設け、更に両者によって押圧されるシール
材を配設することで、外壁パネルの横目地のシールを成
立させている。これにより、上記構成のシール材を、横
目地に関する等気圧シールを構成するための横目地用二
次シール材として利用することができる。さらに、本発
明では、化粧胴差しが上階側のユニットの下端よりも下
方に突出しないように設けられているので、ユニットを
工場から運搬車両の荷台に積載しても、化粧胴差しが荷
台の載置面に当接することはない。
【0022】
【実施例】以下、図1〜図6を用いて、本発明の一実施
例について説明する。
【0023】図5は住宅用ユニットの天井大梁及び床大
梁に外壁が組付けられた状態を示す縦断面図(図6の5
−5線断面図)であり、また図6は図5の横断面図(図
5の6−6線断面図)である。なお、これらの図におい
ては要部のみを拡大して図示しており、また図5におい
ては外壁及び内壁の途中を省略して図示している。さら
に、図5において示される一点鎖線Xはユニット上側基
準線、一点鎖線Yはユニット下側基準線、図6において
示される一点鎖線Pはユニット外側基準線、一点鎖線Q
はユニット左右基準線をそれぞれ示している。
【0024】ユニット10は、角部に配置された柱12
(図6参照)を備えており、この柱12の上端部に天井
大梁14の端部が接合されており、また柱12の下端部
には床大梁16の端部が接合されている。なお、これら
の天井大梁14及び床大梁16は共に長手直角断面がコ
字形とされており、また両者は平行に配置されている。
【0025】これらの天井大梁14及び床大梁16の外
側面(ユニット外方側となる面)には、外壁18が組付
けられている。外壁18は、矩形平板状とされた外壁パ
ネル20と、この外壁パネル20と天井大梁14、床大
梁16との間に配置される外壁間柱22と、を備えてい
る。
【0026】外壁間柱22は、2本の構成材24、26
によって構成されている。これらの構成材24、26
は、共に断面ハット形状(断面コ字形の両側部を互いに
離反する方向へ直角に屈曲させた形状)とされており
(図6参照)、互いに対向した状態でかつ両側部が密着
した状態で固着されている。これにより、外壁間柱22
は、矩形の閉断面構造となっている。
【0027】また、構成材24は天井大梁14から床大
梁16に亘って配置されており、かつその長手方向両端
部24A、24Bは斜めかつ互いに平行にカットされて
いる。従って、構成材24の下端部24Bには、その底
部(ユニット外方側を向く部分)が存在しない。なお、
下階に配置されたユニット10に上階用のユニット10
を積載した場合、上階側のユニット10の構成材24の
下端部24Bが下階側のユニット10の構成材24の上
端部24Aに対応する。また、構成材26は、天井大梁
14の下縁近傍から床大梁16の上縁に亘って配置され
ている。従って、構成材26の長手方向寸法は、構成材
24のそれよりも短くなっている。
【0028】一方、外壁パネル20は、矩形平板状とさ
れている。ちなみに、図6からも判るようにこのユニッ
ト10では、複数枚の外壁パネル20が用いられてい
る。ユニット10内において左右に隣接する外壁パネル
20の各隣接端部の裏面(ユニット内方側となる面)に
は、長尺状かつ長手直角断面形状が略コ字形とされた取
付用部材28、30がそれぞれ配置されている(図6に
のみ図示し、図5には図示省略)。取付用部材28、3
0の一方の端部は、外壁パネル20の各隣接端部の裏面
(ユニット内方側の面)に固着されている。また、取付
用部材28、30の他方の端部は、前述した構成材24
の各側部にリベット32で固定されている。これによ
り、外壁パネル20が外壁間柱22に組付けられて、外
壁18が構成される。なお、ユニット10内において左
右に隣接する外壁パネル20の隣接端部間には、シール
材34が配設されている。
【0029】外壁18がユニット10の外側面に組付け
られた状態では、外壁パネル20の上端部20Aはユニ
ット上側基準線Xよりも所定長さAだけ上方へずれてお
り、又外壁パネル20の下端部20Bはユニット下側基
準線Yよりも所定長さC(前記所定長さA+目地幅B)
だけ上方へずれている(図5参照)。
【0030】上述した外壁間柱22の上部には、構成材
24の開口側を塞ぐように補強板36が配設されてい
る。同様に、外壁間柱22の下部にも、構成材24の開
口側を塞ぐように補強板38が配設されている。これら
の補強板36、38は、共に所定の肉厚寸法とされてお
り、構成材24の上部及び下部を各々閉断面構造とする
ことにより、これらの剛性を向上させている。さらに、
外壁間柱22の上部に配置された補強板36におけるユ
ニット外方側となる面には、ウエルドナット40が溶着
されている。同様に、床大梁16の下部におけるユニッ
ト内方側となる面にも、ウエルドナット42が溶着され
ている。図5に示されるように、外壁間柱22の上部に
おいては、ユニット内方側からユニット外方側へ向け
て、ボルト44がウエルドナット40へ螺合されてい
る。また、外壁間柱22の下部においては、ユニット外
方側からユニット内方側へ向けて、ボルト46がウエル
ドナット42へ螺合されている。
【0031】なお、構成材26におけるユニット内方側
となる面には、下地材48を介して内壁パネル50が配
設されている。
【0032】さて次に、上述した外壁パネル20が上下
左右に隣接して配置された場合に、左右に隣接する外壁
パネル20の側縁間に形成される縦目地(左右に隣接す
るユニット10の継ぎ目)と、上下に隣接する外壁パネ
ル20の上縁及び下縁間に形成される横目地(上下に隣
接するユニット10の継ぎ目)と、のシール構造につい
て、図1〜図4を用いて以下に詳細に説明する。
【0033】図3には縦目地の横断面が示されており、
図2には図3の2−2線断面(即ち、横目地の縦断面)
が示されており、更に図1には図3の1−1線断面が示
されている。なお、これらの図において、適宜示される
一点鎖線P、Qは図6同様の基準線を表す。
【0034】図3に示されるように、左右に隣接する外
壁パネル20における互いに対向する各側部には、アン
グル状の一対の縦フレーム52が配置されている。な
お、縦フレーム52と前述した取付用部材28との間に
は、断面L字形とされた補強部材54(図6にも図示さ
れている)が配設されている。縦フレーム52は、外壁
パネル20の側部裏面に固定される取付部52Aと、こ
の取付部52Aの端部からユニット内方側へ向けて屈曲
されて所定長さ延設された延設部52Bと、から成る。
【0035】上述した一対の縦フレーム52の延設部5
2Bには、矩形平板状のアタッチメント56がそれぞれ
取り付けられている。各アタッチメント56の幅方向寸
法は、縦フレーム52の延設部52Bの延設長さに略一
致している。また、アタッチメント56の幅方向両側部
には、一対のシール材保持部56A、56Bが一体形成
されている。これらの一対のシール材保持部56A、5
6Bは共に断面略コ字形とされているが、反延設方向側
の端部に形成されたシール材保持部56Aはその開口部
がユニット外方側を向くように設けられており、延設方
向側の端部に形成されたシール材保持部56Bはその開
口部が互いに対向するように設けられている。
【0036】これらの一対のシール材保持部56Aに
は、レインバリア縦58がそれぞれ嵌着されている。こ
のレインバリア縦58は、内部中空とされたシール部5
8Aと、このシール部58Aの外周一部に一体形成され
た嵌合部58Bと、から成り、この内嵌合部58Bがシ
ール材保持部56Aに嵌着されている。そして、外壁パ
ネル20が左右に隣接して配置された状態では、一対の
レインバリア縦58のシール部58Aが相互に弾性変形
してユニット左右基準線Q上で密着している。
【0037】また、一対のシール材保持部56Bには、
ウインドバリア縦60がそれぞれ嵌着されている。すな
わち、ウインドバリア縦60は、内部中空とされたシー
ル部60Aと、このシール部60Aの外周一部に一体形
成された嵌合部60Bと、から成り、この内嵌合部60
Bがシール材保持部56Bに嵌着されている。そして、
外壁パネル20が左右に隣接して配置された状態では、
前述したレインバリア縦58と同様に一対のウインドバ
リア縦60のシール部60Aが相互に弾性変形してユニ
ット左右基準線Q上で密着している。
【0038】さらに、一対のレインバリア縦58と一対
のウインドバリア縦60との上端部間にはシール材62
(図1参照)が配設されており、一対のレインバリア縦
58と一対のウインドバリア縦60との上端部間をシー
ルしている。
【0039】上述した構成により、縦目地は二重シール
されている。すなわち、一対のレインバリア縦58が一
次シール材として機能し、一対のウインドバリア縦60
が二次シール材として機能する。
【0040】さらにまた、一対のレインバリア縦58と
一対のウインドバリア縦60との間には、所定の空間部
64が縦目地に沿って形成されている。なお、この空間
部64については、次に説明する横目地のシール構造と
の関係で説明することにする。
【0041】図2に示されるように、上下に隣接する外
壁パネル20において、上側に位置する外壁パネル20
の下端部20Bには、水切り66が配設されている。水
切り66は、立ち上がり部66Aと、この立ち上がり部
66Aの下端部から二股に分岐されたシール材保持部6
6B及び被嵌合部66Cと、から成る。
【0042】水切り66の立ち上がり部66Aは、上側
に位置する外壁パネル20の下端部20Bの裏面と外壁
間柱22の構成材24との間に挿入されて、この状態で
構成材24に固定されている。また、水切り66のシー
ル材保持部66Bは、立ち上がり部66Aの延長上に設
けられている。また、シール材保持部66Bは断面略コ
字形とされており、その開口部はユニット外方側を向い
ている。さらに、水切り66の被嵌合部66Cは、上側
に位置する外壁パネル20の下端面近傍を通ってユニッ
ト外方側へ向けて延出されており、その先端部は断面コ
字形に形成されている。
【0043】この水切り66のシール材保持部66Bに
は、ウインドバリア横68が嵌着されている。このウイ
ンドバリア横68は、内部中空とされたシール部68A
と、このシール部68Aの外周一部に一体形成された嵌
合部68Bと、から成り、この内嵌合部68Bがシール
材保持部66Bに嵌着されている。さらに、シール部6
8Aの側端部は、その長手方向の端部に円弧状に屈曲さ
れたコーナーピース70(図1参照)を介してウインド
バリア縦60の下端部と接続されている。なお、コーナ
ーピース70の長手直角断面形状は、ウインドバリア縦
60及びウインドバリア横68のそれと同一である。更
に付言すれば、このコーナーピース70の図1紙面奥側
には扇形の仕切り板71が配設されており、気密性を確
保している。
【0044】また、この水切り66の被嵌合部66Cに
は、水切りカバー72が取り付けられている。水切りカ
バー72は、クランク状に形成された嵌合部72Aと、
この嵌合部72Aの外側端部から屈曲垂下されて下側の
外壁パネル20の上端部20Aの表面側に達する垂下部
72Bと、この垂下部72Bの先端部裏面に形成された
シール材保持部72Cと、から成る。なお、上述した水
切り66及び水切りカバー72が請求項1記載の本発明
における化粧胴差しに相当し、これらの内水切り66の
立ち上がり部66Aの除く部分が本発明における横目地
用延設部に相当する。
【0045】水切りカバー72の嵌合部72Aは、水切
り66の被嵌合部66Cに嵌合されている。これによ
り、水切りカバー72と水切り66とが一体化されてい
る。また、水切りカバー72のシール材保持部72Cは
断面略コ字形とされており、その開口部はユニット内方
側を向いている。
【0046】この水切りカバー72のシール材保持部7
2Cには、レインバリア横74が嵌着されている。この
レインバリア横74は、水切りカバー72のシール材保
持部72Cに嵌着される断面矩形状の嵌合部74Aと、
この嵌合部74Aの裏面上部から円弧面状に突出形成さ
れたシール上部74Bと、嵌合部74Aの裏面下部から
円弧面状に突出形成されたシール下部74Cと、から成
る。
【0047】更に説明すると、レインバリア横74のシ
ール上部74B及びシール下部74Cはいずれも所定間
隔毎に形成されており、これにより隣接するシール上部
74B間及び隣接するシール下部74C間には開口部7
6、78が形成されている(図4参照)。
【0048】一方、下側に位置する外壁パネル20の上
端部20Aには、上部カバー80が取り付けられてい
る。上部カバー80は、下側に位置する外壁パネル20
の上端面に係止される水平部80Aと、この水平部80
Aの外側端部から屈曲垂下されて下側に位置する外壁パ
ネル20の上端部20Aの表面に密着配置される垂直部
80Bと、この垂直部80Bの下端部に形成された水切
り部80Cと、から成る。
【0049】外壁パネル20が上下に隣接して配置され
た状態では、レインバリア横74のシール上部74B及
びシール下部74Cが上部カバー80の垂直部80Bに
圧接され、かつ、ウインドバリア横68のシール部68
Aが上部カバー80の水平部80Aに弾性変形すること
により密着している。
【0050】上述した構成により、横目地は二重シール
されている。すなわち、レインバリア横74が一次シー
ル材として機能し、ウインドバリア横68が二次シール
材として機能する。
【0051】さらにまた、レインバリア横74とウイン
ドバリア横68との間には、所定の空間部82が横目地
に沿って形成されている。この空間部82は、前述した
レインバリア横74の開口部76、78を介して外部と
連通されている。従って、空間部82の気圧は外気圧に
等しく、等気圧シールを構成している。
【0052】図1に示されるように、この横目地におけ
る空間部82の両端部は、一対の縦目地における一対の
空間部64の各下部ともコーナーピース70の配置位置
にて連通されている。従って、空間部64の気圧は、空
間部82と同様に外気圧に等しく、等気圧シールを構成
している。なお、空間部64は、水切り66の被嵌合部
66Cの上面とレインバリア縦58の下端面との間の隙
間84を介しても外部と連通されている。
【0053】以下に、本実施例の作用を説明する。下階
を構成する複数のユニット10を基礎上に据え付けた
後、上階を構成する複数のユニット10が順次下階のユ
ニット10の上面に固定されていく。これにより、外壁
パネル20が、上下左右に隣接した状態で配置される。
【0054】この過程において、ユニット10が左右に
隣接する部位に形成される縦目地では、一対のレインバ
リア縦58及び一対のウインドバリア縦60が相互に密
着される。これにより、縦目地における一次シール及び
二次シールがなされると共にレインバリア縦58とウイ
ンドバリア縦60との間に空間部64が形成される。
【0055】同時に、ユニット10が上下に隣接する部
位に形成される横目地では、ウインドバリア横68のシ
ール部68Aが下側のユニット10の上部カバー80の
水平部80Aに密着されると共に、レインバリア横74
のシール上部74B及びシール下部74Cが上部カバー
80の垂直部80Bに密着される。これにより、横目地
における一次シール及び二次シール材がなされると共
に、レインバリア横74とウインドバリア横68との間
に空間部82が形成される。
【0056】なお、この手順による場合、水切りカバー
72は予め工場作業にて水切り66に取り付けられてい
ることになるが、これに限らず、現場作業にて嵌合部7
2Aを被嵌合部66Cに嵌合させることによって水切り
カバー72を水切り66に取り付けるようにしてもよ
い。
【0057】さらに、縦目地及び横目地における空間部
64、82が形成された状態では、レインバリア横74
の開口部76、78を介して、又、水切り66の被嵌合
部66Cの上面とレインバリア縦58の下端部との間の
隙間84を介して、双方の空間部64、82が外部と連
通され、外気圧と等気圧になる。これにより、縦目地及
び横目地は、共に等気圧シールされる。
【0058】なお付言すれば、この状態では、隣接する
コーナーピース70同士も密着しており、仮にレインバ
リア縦58の内方側へ雨水が侵入した場合においても、
これをレインバリア横74の開口部76、78から排水
するようになっている。
【0059】このように本実施例では、外壁パネル20
に延設部52Bを備えた縦フレーム52を取り付けるこ
とにより、外壁パネル20のシール用取付座面をユニッ
ト内方側へ向けて延長させ、かつ、ウインドバリア縦6
0の下端部とウインドバリア横68の側端部とをコーナ
ーピース70を介して接続したので、ウインドバリア縦
60をユニット外側基準線Pよりも所定距離だけユニッ
ト内方側へオフセットさせた位置に取り付けることがで
きる。このため、レインバリア縦58が外壁パネル20
の表面及びユニット外側基準線Pを越えることなく、レ
インバリア縦58とウインドバリア縦60との間に空間
部64を形成することができる。
【0060】また、横目地においても、外壁パネル20
の下端部20Bの位置をユニット下側基準線Yに対して
所定距離C(図5参照)だけ上方へオフセットさせた上
で、水切り66に一体的に取り付けられて下側のユニッ
ト10の上端部表面側へ延設される水切りカバー72を
設けたので、水切りカバー72の下端部裏面にレインバ
リア横74を取り付けることができる。このため、レイ
ンバリア横74が外壁パネル20の表面及びユニット外
側基準線Pを大きく越えることなく、ウインドバリア横
68との間に空間部82を形成することができる。
【0061】上述したことを別言すれば、住宅用である
外壁パネル20は高層建築物等の外壁パネルとして用い
られるカーテンウォール(従来技術の項で説明)に比べ
薄いため、縦目地及び横目地の双方に等気圧空間を形成
することが困難である。しかし、本実施例では、横目地
においては外壁パネル20の下端部20Bの位置を上方
へオフセットさせた上で従来から用いられていた化粧胴
差し(水切り66及び水切りカバー72)を利用するこ
とにより空間部82を形成し、縦目地においては縦フレ
ーム52によってウインドバリア縦60をユニット外側
基準線Pに対して所定距離だけユニット内方側へオフセ
ットした位置に配置した上でその下端部をコーナーピー
ス70を介してウインドバリア横68の側端部と接続す
ることにより空間部82よりもユニット内方側へオフセ
ットした位置に空間部64を形成し、双方の空間部64
と空間部82とをコーナーピース70の配置位置にて連
通させたので、レインバリア縦58及びレインバリア横
74を外壁パネル20の表面及びユニット外側基準線P
から突出させることなく、縦目地及び横目地の双方にお
いて等気圧空間を形成することができる。
【0062】この結果、ユニット住宅の外観品質が損な
われることなく、外壁パネル10の縦目地及び横目地の
双方を等気圧シールすることができる。なお、付言すれ
ば、水切りカバー72及び水切り66は本来化粧胴差し
としての機能を有しており、従来から化粧胴差しはユニ
ット外側基準線Pより若干突出していたので、水切りカ
バー72がユニット外側基準線Pよりも若干突出してい
ても、外観上支障はきたさない。
【0063】また、本実施例では、水切りカバー82の
水切り66への組付作業を現場にて行うことも可能であ
るが、基本的にはこれらの組付作業をも含めて、レイン
バリア縦58、ウインドバリア縦60、レインバリア横
74、ウインドバリア横68の組付作業を工場内で行う
ことができるので、コーキング作業を現場で行わなけれ
ばならない一般のシール構造に比べ、作業性を向上させ
ることができると共に安定した品質を確保することがで
きる。
【0064】さらに、本実施例では、化粧胴差しとして
機能する部品を水切り66と水切りカバー72との二分
品で構成し、即ち分割したので、一部品で構成する場合
に比し生産性及び部品交換等のメンテナンス性を向上さ
せることができ、更にはレインバリア横74及びウイン
ドバリア横68の組付作業性を向上させることができ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明に係る外壁パネルのシール構造は、縦目地用延設部
を備えた縦フレームと、横目地用延設部を備えた化粧胴
差しと、縦目地用一次シール材と、縦目地用二次シール
材と、外気との連通用の開口部を備えた横目地用一次シ
ール材と、横目地用二次シール材と、を備え、縦目地用
一次シール材と縦目地用二次シール材との間に形成され
ると共に下部にて外気と連通された縦目地用空間部を、
横目地用一次シール材と横目地用二次シール材との間に
形成される横目地用空間部に対して、オフセットさせた
ので、ユニット住宅の外観品質を損なうことなく、外壁
パネルの縦目地及び横目地を等気圧シールすることがで
きるという優れた効果を有する。
【0066】また、請求項1記載の本発明に係る外壁パ
ネルのシール構造は、縦目地用一次シール材、縦目地用
二次シール材及び横目地用一次シール材、横目地用二次
シール材等の組付作業を工場内で行うことができるの
で、現場作業の軽減化及び品質の安定化を図ることがで
きるという効果をも奏す。
【0067】請求項2記載の本発明に係る外壁パネルの
シール構造は、請求項1記載の本発明において、化粧胴
差しが、横目地用一次シール材が取り付けられる第1の
化粧胴差しと、この第1の化粧胴差しに着脱可能とされ
ると共に横目地用二次シール材が取り付けられる第2の
化粧胴差しと、から成るので、一部品で化粧胴差しを構
成する場合に比し、生産性、メンテナンス性、及び組付
作業性を向上させることができるという優れた効果を有
する。請求項3記載の本発明に係る外壁パネルのシール
構造は、下階側の外壁パネルの上端面に沿って設けられ
た上部カバーと、上階側の外壁パネルの下端縁に沿って
かつ上階側のユニットの下端より下方に突出しないよう
に設けられると共に、上部カバーと対向する部分を有す
る水切りと、上部カバーと水切りとの間隙に両部材の長
手方向に沿って配置され、上部カバーと水切りとで押圧
されるシール材と、を有するので、上部カバー及び水切
りの両者によって押圧されるシール材を横目地用二次シ
ール材として利用することができ、これによりユニット
住宅における外壁パネルの横目地を等気圧シールするこ
とができるという優れた効果を有する。また、請求項3
記載の本発明に係る外壁パネルのシール構造は、化粧胴
差しを上階側のユニットの下端よりも下方に突出しない
ように設けたので、ユニットを工場から運搬車両の荷台
に積載した際に、化粧胴差しが荷台の載置面に当接して
損傷を受けるのを防止することができるという優れた効
果をも奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦目地におけるシール構造を示す図3の1−1
線断面図である。
【図2】横目地におけるシール構造を示す図3の2−2
線断面図である。
【図3】図1と同様に縦目地におけるシール構造を示す
横断面図である。
【図4】図1に示されるレインバリア横を示す斜視図で
ある。
【図5】ユニットの天井大梁及び床大梁に外壁が組付け
られた状態を示す縦断面図(図6の5−5線断面図)で
ある。
【図6】図5の横断面図(図5の6−6線断面図)であ
る。
【図7】従来例に係るシール構造を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ユニット 20 外壁パネル 52 縦フレーム 58 レインバリア縦(縦目地用一次シール材) 60 ウインドバリア縦(縦目地用二次シール材) 64 空間部(縦目地用空間部) 66 水切り(第2の化粧胴差し) 68 ウインドバリア横(横目地用二次シール材) 72 水切りカバー(第1の化粧胴差し) 74 レインバリア横(横目地用一次シール材) 76 開口部 78 開口部 82 空間部(横目地用空間部) 84 隙間
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−247848(JP,A) 実開 平2−77212(JP,U) 実開 昭60−90312(JP,U) 実開 昭58−3516(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B04B 2/94 B04B 1/348 B04B 1/684 B04B 2/58

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅構成用の複数のユニットの外側面に
    矩形平板状の複数の外壁パネルを配置した場合に、左右
    に隣接する外壁パネルの側縁間に形成される縦目地と、
    上下に隣接する外壁パネルの上縁及び下縁間に形成され
    る横目地と、に適用される外壁パネルのシール構造であ
    って、 左右に隣接する外壁パネルにおいて互いに対向する各側
    部に取り付けられると共に縦目地に沿って配置され、ユ
    ニット内方側へ向けて延設される縦目地用延設部を備え
    た縦フレームと、 上下に隣接する外壁パネルにおいて上側に位置する外壁
    パネルの下端部に取り付けられると共に横目地に沿って
    配置され、下側に位置する外壁パネルの上端部側へ向け
    て延設される横目地用延設部を備えた化粧胴差しと、 一対の縦フレームの縦目地用延設部における反延設方向
    側の端部にそれぞれ取り付けられて互いに密着される縦
    目地用一次シール材と、 一対の縦フレームの縦目地用延設部における延設方向側
    の端部にそれぞれ取り付けられて互いに密着される縦目
    地用二次シール材と、 化粧胴差しの横目地用延設部における延設方向側の端部
    に取り付けられて下側に位置する外壁パネルの上端部表
    面に密着されると共に外気との連通用の開口部を備えた
    横目地用一次シール材と、 化粧胴差しの横目地用延設部における反延設方向側の端
    部に取り付けられて下側に位置する外壁パネルの上端面
    に密着される横目地用二次シール材と、 を備え、 前記縦目地用一次シール材と縦目地用二次シール材との
    間に形成されると共に下部にて外気と連通された縦目地
    用空間部を、前記横目地用一次シール材と横目地用二次
    シール材との間に形成される横目地用空間部に対して、
    オフセットさせたことを特徴とする外壁パネルのシール
    構造。
  2. 【請求項2】 前記化粧胴差しは、前記横目地用一次シ
    ール材が取り付けられる第1の化粧胴差しと、この第1
    の化粧胴差しに着脱可能とされると共に前記横目地用二
    次シール材が取り付けられる第2の化粧胴差しと、から
    成ることを特徴とする請求項1記載の外壁パネルのシー
    ル構造。
  3. 【請求項3】 住宅構成用の複数のユニットの外側面に
    複数の外壁パネルを配置した場合に、上下に隣接する外
    壁パネルの上縁及び下縁間に形成される横目地に適用さ
    れる外壁パネルのシール構造であって、 下階側の外壁パネルの上端面に沿って設けられた上部カ
    バーと、 上階側の外壁パネルの下端部に沿ってかつ上階側のユニ
    ットの下端より下方に突出しないように設けられると共
    に、上部カバーと対向する部分を有する化粧胴差しと、 上部カバーと化粧胴差しとの間隙に両部材の長手方向に
    沿って配置され、上部カバーと化粧胴差しとで押圧され
    るシール材と、 を有することを特徴とする外壁パネルのシール構造。
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