JP3228077B2 - 外壁目地構造 - Google Patents

外壁目地構造

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JP3228077B2
JP3228077B2 JP17987295A JP17987295A JP3228077B2 JP 3228077 B2 JP3228077 B2 JP 3228077B2 JP 17987295 A JP17987295 A JP 17987295A JP 17987295 A JP17987295 A JP 17987295A JP 3228077 B2 JP3228077 B2 JP 3228077B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅における隣合
う外壁材の目地を定形ガスケットを用いてシールする外
壁目地構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、隣合う外壁パネルの目地に乾
式の定形ガスケットを配設し、これにより雨水の居住空
間への浸入等を防止することが行われている。この種の
構造の一例が特開平6−306981号公報に開示され
ており、以下に簡単に説明する。
【0003】図10及び図11に示されるように、隣合
う外壁パネル150の縦目地には一次ガスケット152
及び二次ガスケット154が配設されており、これによ
り縦目地のシールがなされている。より具体的には、隣
合う外壁パネル150の各目地側端部の裏面には、縦フ
レーム156がそれぞれ取り付けられている。この縦フ
レーム156には断面コ字状の一対の保持部を備えた支
持体158が取り付けられており、これらの保持部に一
次ガスケット152及び二次ガスケット154がそれぞ
れ嵌着されて相互に圧接されている。
【0004】また、隣合う外壁パネル150の横目地に
は一次ガスケット160及び二次ガスケット162が配
設されており、これにより横目地のシールがなされてい
る。より具体的には、横目地には二部品で構成される胴
差し164が配設されている。この胴差し164は断面
コ字状の一対の保持部を備えており、これらの保持部に
一次ガスケット160及び二次ガスケット162がそれ
ぞれ嵌着されて対向する部材に圧接されている。
【0005】さらに、上記構成においては、縦目地用の
ガスケットと横目地用のガスケットとの接続等について
も工夫がなされている。具体的には、等気圧空間内部の
圧力を確保すると共に上階側の一次ガスケット152の
屋内側へ浸入した雨水を外部へ排出するべく、縦目地用
の二次ガスケット154の下端部と横目地用の二次ガス
ケット162の端部とは、円弧状のコーナーピース16
6(図10参照)によって接続されている。さらに、下
階側の縦目地用の一次ガスケット152と二次ガスケッ
ト154との上端部間には、気密性を確保するべくシー
ル材168が配設されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成による場合、別個独立した二部品(コーナーピー
ス166及びシール材168)が必要となり、組付作業
の煩雑化を招く。
【0007】さらに、対向するコーナーピース166同
士の圧接状態にバラツキが生じると、浸入した雨水が空
気の流れによって圧接境界面の隙間から屋内側へ浸入す
るおそれがある。このため、このような不具合が生じな
いように、組付に際しては高い作業習熟度が要求され
る。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、簡易な作業で
確実に屋内側へ浸入した雨水を外部へ排出することがで
きる外壁目地構造を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、住宅における隣合う外壁材の目地を定形ガスケット
を用いてシールする外壁目地構造であって、下階側に縦
目地用として配置された下階側縦目地用定形ガスケット
の上端面と上階側に縦目地用として配置された上階側縦
目地用定形ガスケットの下端面との間に、当該上端面と
接続されかつ当該上端面を閉塞する底面部と、当該下端
面と接続されると共に当該下端面の屋内側を閉塞しかつ
屋内側から屋外側へかけて下り勾配となるように所定角
度傾斜された頂面部と、を含んで構成される接続体を有
しており、さらに、前記接続体は、外壁材の裏面側に配
置された外壁フレームの上端の側壁部に所定角度傾斜さ
れた状態で固定される垂直壁と、この垂直壁の上端部か
ら屈曲されて各々弾性体が接着された前記頂面部及び前
記底面部を表裏面に備えた水平壁と、を備えた略L字形
のフレーム体によって構成されている、ことを特徴とし
ている。
【0010】請求項2記載の本発明は、住宅における隣
合う外壁材の目地を定形ガスケットを用いてシールする
外壁目地構造であって、下階側に縦目地用として配置さ
れた下階側縦目地用定形ガスケットの上端面と上階側に
縦目地用として配置された上階側縦目地用定形ガスケッ
トの下端面との間に、当該上端面と接続されかつ当該上
端面を閉塞する底面部と、当該下端面と接続されると共
に当該下端面の屋内側を閉塞しかつ屋内側から屋外側へ
かけて下り勾配となるように所定角度傾斜された頂面部
と、を含んで構成される接続体を有しており、さらに、
前記接続体は、底面に粘着テープが接着されて前記底面
部を成す底壁と、この底壁に対して所定角度傾斜されか
つ頂面に弾性体が接着されて前記頂面部を成す頂壁と、
底壁と頂壁とを繋ぐ繋ぎ部と、を備えたブロック体とし
て構成され、かつ、前記下階側縦目地用定形ガスケット
の上端部はブロック体の高さ分だけ低く設定されてい
る、ことを特徴としている。
【0011】
【0012】請求項3記載の本発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、請求項1記載の水平壁の
頂面又は請求項2記載の頂壁の頂面にシートを配置する
と共に、当該シートを前記外壁材の厚さ以上に屋外側へ
延出させた、ことを特徴としている。
【0013】請求項4記載の本発明は、住宅における隣
合う外壁材の目地を定形ガスケットを用いてシールする
外壁目地構造であって、横目地に沿って胴差しを設ける
と共に、当該胴差しの縦目地側端部に胴差し側縦目地用
定形ガスケットを設け、さらに、この胴差し側縦目地用
定形ガスケットと上階側に縦目地用として配置された上
階側縦目地用定形ガスケットとを接続した、ことを特徴
としている。
【0014】請求項5記載の本発明は、請求項4に記載
の発明において、前記胴差しを上部側と下部側とに分割
しかつ両者を嵌合させることにより一体化させ、さら
に、当該嵌合部分の挿入方向側の端部にテーパ面を設け
た、ことを特徴としている。
【0015】請求項6記載の本発明は、請求項5に記載
の発明において、前記胴差しの上部側と下部側との接続
部分に、当該上部側と当該下部側とを嵌合させた際に弾
性的に圧縮される防水材を設けた、ことを特徴としてい
る。
【0016】請求項1記載の本発明によれば、下階側縦
目地用定形ガスケットの上端面と接続体の底面部とが接
続されると共に、上階側縦目地用定形ガスケットの下端
面と接続体の頂面部とが接続される。この状態では、下
階側縦目地用定形ガスケットの上端面が接続体の底面部
によって閉塞されると共に、上階側縦目地用定形ガスケ
ットの下端面の屋内側が接続体の頂面部によって閉塞さ
れる。さらに、接続体の頂面部は屋内側から屋外側へか
けて下り勾配となるように所定角度傾斜されているた
め、屋内側へ浸入した雨水は頂面部に沿って上階側縦目
地用定形ガスケットの下端面の屋外側へ流れて外部へと
排出される。
【0017】すなわち、単体の接続体を組付けるだけ
で、下階側縦目地用定形ガスケットの上端面のシール及
び上階側縦目地用定形ガスケットの下端面の屋内側のシ
ールがなされると共に、浸入した雨水の排水性が確保さ
れる。さらに、本発明によれば、上記の接続体を、外壁
材の裏面側に配置された外壁フレームの上端の側壁部に
所定角度傾斜された状態で固定される垂直壁と、この垂
直壁の上端部から屈曲されて各々弾性体が接着された
面部及び底面部を表裏面に備えた水平壁と、を備えた略
L字形のフレーム体によって構成したので、フレーム体
は外壁フレームに剛に接合される。このため、水平壁は
上階側縦目地用定形ガスケットの下端面及び下階側縦目
地用定形ガスケットの上端面の位置に拘らず、一定位置
に保持される。
【0018】請求項2記載の本発明によれば、接続体
を、底面に粘着テープが接着されて底面部を成す底壁
と、この底壁に対して所定角度傾斜されかつ頂面に弾性
体が接着されて頂面部を成す頂壁と、底壁と頂壁とを繋
ぐ繋ぎ部と、を備えたブロック体として構成したので、
上階側縦目地用定形ガスケットの下端面と下階側縦目地
用定形ガスケットの上端面との間隔にバラツキが生じた
場合には、繋ぎ部が変形することでこのバラツキが吸収
される。
【0019】
【0020】請求項3記載の本発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、頂面部の表面にシ
ートを配置すると共に、当該シートを前記外壁材の厚さ
以上に屋外側へ延出させたので、当該延出された部分を
外壁材の表面に回り込ませて貼着することが可能とな
る。このため、外壁材の表面まで継ぎ目の無い防水面が
得られる。
【0021】請求項4記載の本発明によれば、胴差し側
縦目地用定形ガスケットと上階側縦目地用定形ガスケッ
トとを接続したので、防水上信頼性の高い空間が胴差し
内部まで連続して確保される。これにより、胴差し内部
を等圧防水の導気経路として使用することが可能とな
る。
【0022】請求項5記載の本発明によれば、請求項4
に記載の発明において、胴差しを上部側と下部側とに分
割すると共に両者を嵌合させることにより一体化させ、
さらに、当該嵌合部分の挿入方向側の端部にテーパ面を
設けたので、上部側と下部側とを嵌合させる際には比較
的大きなクリアランスが確保され、組付作業がし易くな
る。
【0023】請求項6記載の本発明によれば、請求項5
に記載の発明において、胴差しの上部側と下部側との接
続部分に、当該上部側と当該下部側とを嵌合させた際に
弾性的に圧縮される防水材を設けたので、胴差しの上部
側と下部側との接続部分における防水性が自動的に確保
される。
【0024】また、防水材は弾性的に圧縮されるため、
その弾性復元力が上部側と下部側との嵌合部分(テーパ
面)に対する嵌合力として作用する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を用いて、本発
明の一実施形態について説明する。なお、この実施形態
が、請求項1、請求項3乃至請求項6の一実施形態に相
当する。
【0026】図7には、ユニット住宅の概略構成が示さ
れている。ユニット住宅10は、下階側を構成する複数
の居住用ユニット12と、これらの居住用ユニット12
の上端部に据え付けられ上階側を構成する複数の居住用
ユニット14と、これらの居住用ユニット14の上端部
に据え付けられ屋根を構成する複数の屋根ユニット16
と、によって構成されている。左右に隣合う居住用ユニ
ット12同士の間及び居住用ユニット14同士の間に
は、縦目地18が形成されている。また、上下に隣合う
居住用ユニット12と居住用ユニット14との間には、
横目地20が形成されている。以下、縦目地18及び横
目地20の一般断面構造について説明した後に、縦目地
18と横目地20との交差部断面構造について説明す
る。
【0027】図4には、縦目地18の一般断面構造が示
されている。この図に示されるように、居住用ユニット
12の外壁パネル22の縦目地側端部の裏面には、断面
L字形の縦フレーム24が配設されている。この縦フレ
ーム24の目地側の面には、屈曲部26Aを備えたL字
形の取付用フレーム26が固着されている。この取付用
フレーム26には、所定形状の定形ガスケット28が取
り付けられている。
【0028】定形ガスケット28は、取付用フレーム2
6に取り付けられるベース部30と、このベース部30
の屋外側の端部に設けられた環状の一次ガスケット部3
2と、ベース部30の屋内側の端部に設けられた環状の
二次ガスケット部34と、一次ガスケット部32の屋外
側に設けられたヒレ状のリップ部36と、を含んで一体
に構成されている。一次ガスケット部32は主としてレ
インバリアとして機能し非圧接状態では屋内側へ所定角
度(約45度)傾斜されており、又二次ガスケット部3
4は主としてウインドバリアとして機能し非圧接状態で
は屋外側へ所定角度(約45度)傾斜されている。ま
た、リップ部36は、一次ガスケット部32等への直射
日光(紫外線)を遮って一次ガスケット部32等の劣化
を防止している。なお、ベース部30は比較的硬質な材
料によって構成されており、又一次ガスケット部32、
二次ガスケット部34、リップ部36は比較的軟質な材
料によって構成されている。
【0029】図3には、横目地20の一般断面構造が示
されている。この図に示されるように、横目地20に
は、アルミ合金又は樹脂等から成る胴差し38が配設さ
れている。胴差し38は胴差し上部40及び胴差し下部
42から成り、二分割構造とされている。胴差し上部4
0は、上方へ延出された基部40Aと、この基部40A
の下端部から二股に屈曲された略T字形の保持部40B
及び湾曲形状の嵌合部40Cと、から成る。基部40A
は、スタッド(間柱)にビス等により固定され、その上
部にて外壁パネル22の下部フレーム44の裏面にシー
ル材46を介して圧着されている。また、保持部40B
には横目地用の二次ガスケット部48が嵌着されてお
り、下階側の外壁パネル22の上端部に設けられた上部
カバー50の水平部に圧接されている。一方、胴差し下
部42は、嵌合部40Cに沿って湾曲形状とされた嵌合
受部42Aと、この嵌合受部42Aから垂下された垂直
部42Bと、垂直部42Bの中間部裏面に設けられ背向
した一対のL字形状をなす保持部42Cと、から成る。
保持部42Cには横目地用の一次ガスケット部52が嵌
着されており、前述した上部カバー50の垂直部に圧接
されている。なお、一次ガスケット部52の上下のリッ
プ部は、ハッチングの有無で区別されるように、横目地
20に沿って各々適宜間隔で配列されて外気導入用の開
口部を備えている。
【0030】上述した胴差し上部40と胴差し下部42
とは、嵌合受部42Aに嵌合部40Cが嵌合されてリベ
ット54によって固定されることにより一体化されてい
る。より具体的には、図5に示されるように、嵌合部4
0Cには段部56が形成されており、この段部56の先
端部裏面にテーパ面58が形成されている。一方、嵌合
受部42Aには凹部60が形成されており、この凹部6
0の中央側へ突出する突出部62の裏面にもテーパ面6
4が形成されている。さらに、凹部60の所定位置に
は、スポンジゴム等から成り弾性変形可能な防水材66
が固着されている。従って、嵌合受部42A内へ嵌合部
40Cを嵌合させる際には、双方にテーパ面58、64
を形成したことによって比較的大きなクリアランスが形
成される。なお、リベット54によって両者を連結する
際には、防水材66は圧縮変形される。
【0031】次に、縦目地18と横目地20との交差部
断面構造について説明する。図1には交差部の縦断面構
造(図2の1−1線断面構造)が示されており、又図2
には交差部の横断面構造(図1の2−2線断面構造)が
示されている。これらの図に示されるように、上階側の
定形ガスケット28(請求項1記載の「上階側縦目地用
定形ガスケット」に相当)の下端部と下階側の定形ガス
ケット28(請求項1記載の「下階側縦目地用定形ガス
ケット」に相当)の上端部との間には、両者を接続する
金属製のフレーム体68が介在されている。詳細には、
図6(A)、(B)に示される如く、フレーム体68は
垂直壁70とこの垂直壁70の上端部から屈曲された水
平壁72とによって構成されている。垂直壁70は、縦
フレーム24の側壁部に所定角度傾斜された状態でビス
74によって固定されている。従って、固定された状態
では、水平壁72は、側面視で屋内側から屋外側へ向か
うにつれて下り勾配となるように所定角度傾斜されてい
る。
【0032】水平壁72の頂面72Aにはシート76が
粘着テープ(両面テープ)78によって接着されてお
り、更にシート76の表面にはソリッドゴム又はスポン
ジゴム等から成る弾性体80が粘着テープ等により接着
されている。弾性体80は、外壁パネル22の屋外側の
表面付近までの長さを有している。また、粘着テープ7
8はこれよりも屋外側へ延出されており、折り返されて
上部カバー50の垂直部に接着されている。上記の水平
壁72の頂面72Aには、弾性体80を介して上階側の
定形ガスケット28の二次ガスケット部34が突き当て
られている。これにより、上階側の定形ガスケット28
の屋内側に位置する二次ガスケット部34の下端面が閉
塞されている。
【0033】一方、水平壁72の底面72Bには、スポ
ンジゴム等から成り部分的に二層構造とされた弾性体8
2が接着されている。なお、弾性体82はスポンジゴム
等によって構成されている。この弾性体82がフレーム
体68の組付時に弾性変形することにより、下階側の定
形ガスケット28の一次ガスケット部32及び二次ガス
ケット部34の上端面が閉塞(シール)されている。な
お、前述した水平壁72の頂面72A、粘着テープ7
8、弾性体80が請求項1記載の「頂面部」に相当し、
水平壁72の底面72B、弾性体82が同「底面部」に
相当する。
【0034】また、隣合う胴差し38の縦目地側端部に
は、胴差小口ガスケット84が配設されている。胴差小
口ガスケット84は、胴差し38の縦目地側端部に嵌着
される嵌着部84Aと、この嵌着部84Aから環状に一
体形成されたシール部84Bと、によって構成されてい
る。胴差小口ガスケット84のシール部84Bは胴差し
38に沿って上下方向に配置され、上階側の定形ガスケ
ット28の一次ガスケット部32のシール部と一体に接
続されている。
【0035】さらに、上述した横目地用の一次ガスケッ
ト部52と二次ガスケット部48との間の空間部86
(図1参照)は、前述した一次ガスケット部52のリッ
プ部に形成された開口部を介して外部と連通されてい
る。従って、空間部86の気圧は外気圧に等しい。ま
た、横目地における空間部86の両端部は、縦目地にお
ける一次ガスケット部32と二次ガスケット部34との
間の空間部88と連通されている。従って、空間部88
の気圧は空間部86の気圧(外気圧)に等しい。すなわ
ち、本実施形態では、等気圧シール構造を構成してい
る。
【0036】以下に、本実施形態の作用並びに効果を説
明する。ユニット住宅10を構築していく過程に沿って
説明すると、まず基礎上に下階側の居住用ユニット12
が据え付けられる。このとき、既に工場内で居住用ユニ
ット12には定形ガスケット28が組付けらている。一
の居住用ユニット12に隣接して他の一の居住用ユニッ
ト12を据え付けると、図4に示される如く、双方の居
住用ユニット12によって形成された縦目地18に定形
ガスケット28の一次ガスケット部32、二次ガスケッ
ト部34、リップ部36が相互に圧接状態で配置され
る。
【0037】次に、下階側の居住用ユニット12の縦目
地18の上端部(交差部に相当する部分)にフレーム体
68が取り付けられる。具体的には、外壁パネル22の
縦フレーム24にフレーム体68の垂直壁70が所定角
度傾斜された状態でビス74によって取り付けられる。
なお、この際、シート76の突出部分が折り返されて粘
着テープ78によって上部カバー50の垂直部に接着さ
れる。これにより、下階側の定形ガスケット28におけ
る一次ガスケット部32と二次ガスケット部34との上
端部間が弾性体82によって気密シールされる。
【0038】次いで、上階側の居住用ユニット14が下
階側の居住用ユニット12の上端部に順次据え付けられ
ていく。これにより、上階側の定形ガスケット28の二
次ガスケット部34の下端部が弾性体80によってシー
ルされつつフレーム体68の水平壁72の頂面72Aに
突き当てられる。この状態では、フレーム体68の水平
壁72が所定角度傾斜された状態で配置されているた
め、仮に空間部88内へ雨水が浸入しても当該雨水は水
平壁72に沿って外部へ排出される。
【0039】また、上階側の居住用ユニット14には予
め胴差し38が取付けられているため、上階側の居住用
ユニット14が据え付けられた状態では胴差し上部40
の二次ガスケット部48が上部カバー50の水平部に圧
接されると共に、胴差し下部42の一次ガスケット部5
2が上部カバー50の垂直部に圧接される。
【0040】なお、胴差し38の組付要領は、以下の通
りである。まず、胴差し下部42の嵌合受部42Aの凹
部60内へ胴差し上部40の嵌合部40Cの先端部が挿
入される。このとき、嵌合受部42Aの突出部62の先
端部及び嵌合部40Cの先端部には共にテーパ面58、
64が形成されているため、組付時のクリアランスは大
きく確保される。凹部60内へ嵌合部40Cが相対的に
挿入されると、嵌合部40Cの段部56に嵌合受部42
Aの突出部62の先端部が当接することにより挿入停止
となる。その後、胴差し下部42を胴差し上部40側へ
回転させることにより、防水材66が圧縮変形されて両
者が密着され、最終的には嵌合受部42Aの先端肉厚部
が胴差し上部40の裏面に接することで回転角度が規制
され、リベット54によって両者が連結される。
【0041】上記の如くして縦目地18及び横目地20
の一般部並びに交差部のシールがなされた状態では、横
目地用の一次ガスケット部52と二次ガスケット部48
との間の空間部86と外部とが連通される。また、空間
部86と、縦目地用の一次ガスケット部32と二次ガス
ケット部34との間の空間部88とが相互に連通され
る。これにより、全体として等気圧シール構造が成立す
る。
【0042】ここで、本実施形態では、下階側の定形ガ
スケット28の上端面と上階側の定形ガスケット28の
下端面との間に単体のフレーム体68を介在させるだけ
で、下階側の定形ガスケット28の上端面及び上階側の
定形ガスケット28の下端面屋内側のシールがなされる
と共に、水平壁72は所定角度傾斜された状態で配置さ
れるので排水面が確保される。このため、簡易な作業で
確実に屋内側へ浸入した雨水を外部へ排出することがで
きる。
【0043】さらに、本実施形態では、フレーム体68
の垂直壁70をビス74によって縦フレーム24の上端
部に固定するので、フレーム体68を縦フレーム24に
剛に接合することができる。このため、上階側の定形ガ
スケット28の下端面及び下階側の定形ガスケット28
の上端面の位置に拘らず、水平壁72を一定位置に保持
することができる。従って、フレーム体68の水平壁7
2の傾斜精度を向上させることができる。この結果、上
階側の定形ガスケット28の下端面及び下階側の定形ガ
スケット28の上端面の位置にバラツキが生じた場合に
も、当該ガスケット28の下端面、上端面とのクリアラ
ンスを考慮するだけで、安定した気密状態及び排水性能
を得ることができる。
【0044】また、水平壁72の裏面に弾性体82を配
設したので、下階側の定形ガスケット28の上端面に組
付上の段差や切断時の荒れによる不陸が発生した場合に
も、弾性体82でこれを吸収することにより、水平壁7
2と当該上端面との間に隙間が生じるのを防止すること
ができ、安定した気密状態を確保することができる。
【0045】また、本実施形態では、フレーム体68の
水平壁72の頂面72Aにシート76を配設すると共
に、このシート76を外壁パネル22の厚さ以上に屋外
側へ延出させ、この延出部分を粘着テープ78によって
外壁パネル22の上端部に接着したので、定形ガスケッ
ト28の二次ガスケット部34から外壁パネル22の表
面まで継ぎ目の無い連続した防水面を得ることができ
る。このため、定形ガスケット28の二次ガスケット部
34側へ浸入した雨水の排出性を向上させることができ
ると共に、シート76と外壁パネル26の間への雨水の
浸入を水頭圧差により防止することができる。さらに、
シート76を用いたことにより、外壁パネル22の段差
に対しても柔軟に追従することができる。
【0046】さらに、本実施形態では、胴差し38の縦
目地側端部に胴差小口ガスケット84を配設し、これを
定形ガスケット28の一次ガスケット部32と接続した
ので、防水上信頼性の高い空間(空間部86)が胴差し
38の内部まで連続して確保される。これにより、胴差
し38の内部を等圧防水の導気経路として使用すること
が可能となる。従って、高い防水性を確保することがで
きる。また、本実施形態によれば、胴差し38の縦目地
側端部に胴差小口ガスケット84を設けることで隣合う
胴差し38同士の接続をなしたので、接続用部材が不要
になると共に隣合う胴差し38同士の接続部分の見栄え
を向上させることができる。
【0047】また、本実施形態では、胴差し38を胴差
し上部40と胴差し下部42とに分割すると共に両者を
嵌合させることにより一体化させ、更に嵌合部40C及
び嵌合受部42Aにテーパ面58、64を設けたので、
胴差し上部40と胴差し下部42とを嵌合させる際に比
較的大きなクリアランスを確保することができる。この
ため、胴差し38の組付作業性を向上させることができ
る。さらに、胴差し38は予め工場内で一体化され、か
つ胴差し38同士の接続も胴差小口ガスケット84を用
いることにより現地での接続作業が不要となったため、
作業足場が不要となり、隣接建物との隙間が充分に確保
できないような密集地での施工も容易に行うことができ
る。
【0048】さらに、本実施形態では、胴差し上部40
と胴差し下部42とが嵌合部40C及び嵌合受部42A
による接続部とリベット54との離れた二点で固定され
るため、当該接続部の取付強度を確保することができる
だけでなく、部品精度のバラツキによる取付角度誤差が
生じにくく折れにくい。また、嵌合部40C及び嵌合受
部42Aによる接続部は胴差し38の長手方向に沿って
延在されるので、リベット54のピッチを大きくして
も、外力(風圧等)に対して充分に耐えることができ
る。このため、リベット54の本数が少なくて済み、好
ましい外観が得られる。
【0049】しかも、本実施形態では、胴差し下部42
の嵌合受部42Aに弾性変形可能な防水材66を配設し
たので、胴差し上部40と胴差し下部42との接続部分
における防水性を向上させることができる。さらに、こ
の防水材66の弾性復元力が胴差し上部40の嵌合部4
0Cと胴差し下部42の嵌合受部42Aとの嵌合力とし
て作用するので、嵌合状態の確実化を図ることができ
る。
【0050】なお、本実施形態では、略L字形のフレー
ム体68を用いたが、これに限らず、他の構造の接続体
を用いることも可能である。例えば、図8に示される例
では、水平な壁面を有する底壁90と、この底壁90に
対して所定角度傾斜された頂壁92と、これらの底壁9
0と底壁90とを繋ぐ一対の側壁94及び中間壁96
と、によって構成されたブロック体98が、フレーム体
68の代わりに用いられている。ブロック体98は、底
壁90の底面に接着された粘着テープ78によって下階
側の定形ガスケット28の上端面に接着されている。こ
れにより、下階側の定形ガスケット28の上端面が気密
シールされている。なお、このブロック体98を用いる
場合には、下階側の定形ガスケット28の上端部はブロ
ック体98の高さ分だけ低く設定されている。また、頂
壁92の頂面にはシート76及び弾性体80が配設され
ており、上階側の定形ガスケット28の下端面が突き当
てられている。なお、この実施形態が、請求項2記載の
本発明の一実施形態に相当し、頂壁92、シート76、
弾性体80が「頂面部」に相当し、底壁90、粘着テー
プ78が「底面部」に相当する。
【0051】この例によっても、前述した実施形態と同
様の効果が得られる他、頂壁92と底壁90とが一対の
側壁94及び中間壁96によって接続されているため、
構造の安定化を図ることができる。さらに、上階側の定
形ガスケット28の下端面と下階側の定形ガスケット2
8の上端面との距離寸法に大きなバラツキが生じた際に
も、側壁94及び中間壁96が弾性的に変形することに
より、これを吸収することができる。なお、底壁90と
頂壁92とを繋ぐ繋ぎ部としては、一対の側壁94だけ
にしてもよいし、中間壁96だけにしてもよく、更には
4壁以上によって繋ぐ構成にしてもよい。
【0052】上述した例では、シート76の長さが外壁
パネル22の屋外側の表面までの長さに設定されている
が、図9に示される如く、前述した実施形態と同様にシ
ート76の屋外側端部を外壁パネル22の厚さ以上に屋
外側へ延長させ、その延長部分を折り返して粘着テープ
78で外壁パネル22の上端部に接着するようにしても
よい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明に係る外壁目地構造は、下階側に縦目地用として配
置された下階側縦目地用定形ガスケットの上端面と上階
側に縦目地用として配置された上階側縦目地用定形ガス
ケットの下端面との間に、当該上端面と接続されかつ当
該上端面を閉塞する底面部と、当該下端面と接続される
と共に当該下端面の屋内側を閉塞しかつ屋内側から屋外
側へかけて下り勾配となるように所定角度傾斜された頂
面部と、を含んで構成される接続体を設けたので、簡易
な作業で確実に屋内側へ浸入した雨水を外部へ排出する
ことができるという優れた効果を有する。さらに、請求
項1記載の本発明に係る外壁目地構造によれば、上記の
接続体を、外壁材の裏面側に配置された外壁フレームの
上端の側壁部に所定角度傾斜された状態で固定される垂
直壁と、この垂直壁の上端部から屈曲されて各々弾性体
が接着された前記頂面部及び前記底面部を表裏面に備え
た水平壁と、を備えた略L字形のフレーム体によって構
成したので、頂面部の傾斜精度を向上させることがで
き、上階側縦目地用定形ガスケットの下端面及び下階側
縦目地用定形ガスケットの上端面の位置にバラツキが生
じた場合にも、当該ガスケットの下端面、上端面とのク
リアランスを考慮するだけで、安定した気密状態及び排
水性能を得ることができるという優れた効果も得られ
る。
【0054】請求項2記載の本発明に係る外壁目地構造
は、下階側に縦目地用として配置された下階側縦目地用
定形ガスケットの上端面と上階側に縦目地用として配置
された上階側縦目地用定形ガスケットの下端面との間
に、当該上端面と接続されかつ当該上端面を閉塞する底
面部と、当該下端面と接続されると共に当該下端面の屋
内側を閉塞しかつ屋内側から屋外側へかけて下り勾配と
なるように所定角度傾斜された頂面部と、を含んで構成
される接続体を設けたので、簡易な作業で確実に屋内側
へ浸入した雨水を外部へ排出することができるという優
れた効果を有する。さらに、請求項2記載の本発明に係
る外壁目地構造は、上記の接続体を、底面に粘着テープ
が接着されて前記底面部を成す底壁と、この底壁に対し
て所定角度傾斜されかつ頂面に弾性体が接着されて前記
頂面部を成す頂壁と、底壁と頂壁とを繋ぐ繋ぎ部と、
備えたブロック体として構成したので、上階側縦目地用
定形ガスケットの下端面と下階側縦目地用定形ガスケッ
トの上端面との間隔にバラツキが生じた場合に、このバ
ラツキを吸収することができるという優れた効果も得ら
れる。
【0055】
【0056】請求項3記載の本発明に係る外壁目地構造
は、請求項1記載の水平壁の頂面又は請求項2記載の頂
壁の頂面にシートを配置すると共に、当該シートを外壁
の厚さ以上に屋外側へ延出させたので、上階側縦目地
用定形ガスケットによってせき止められた雨水の排出性
を向上させることができるという優れた効果を有する。
【0057】また、本発明によれば、シートを用いたこ
とにより、外壁材の段差に対しても柔軟に追従すること
ができるという優れた効果も得られる。
【0058】請求項4記載の本発明に係る外壁目地構造
は、胴差し側縦目地用定形ガスケットと上階側縦目地用
定形ガスケットとを接続したので、縦目地における防水
性能をより一層高めることができるという優れた効果を
有する。
【0059】また、本発明によれば、胴差しの縦目地側
端部に胴差し側縦目地用定形ガスケットを設けることで
隣合う胴差し同士の接続をなしたので、接続用部材が不
要になると共に隣合う胴差し同士の接続部分の見栄えを
向上させることができるという優れた効果も得られる。
【0060】請求項5記載の本発明に係る外壁目地構造
は、請求項4に記載の発明において、胴差しを上部側と
下部側とに分割すると共に両者を嵌合させることにより
一体化させ、さらに、当該嵌合部分の挿入方向側の端部
にテーパ面を設けたので、作業性を向上させることがで
きるという優れた効果を有する。
【0061】請求項6記載の本発明に係る外壁目地構造
は、請求項5に記載の発明において、胴差しの上部側と
下部側との接続部分に、当該上部側と当該下部側とを嵌
合させた際に弾性的に圧縮される防水材を設けたので、
胴差しの上部側と下部側との接続部分における防水性を
向上させることができると共に、上部側と下部側との嵌
合状態の確実化を図ることができるという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】交差部を縦目地に沿って切断した図7の1−1
線断面図である。
【図2】交差部を横目地に沿って切断した図7の2−2
線断面図である。
【図3】一般部を縦目地に沿って切断した図7の3−3
線断面図である。
【図4】一般部を横目地に沿って切断した図7の4−4
線断面図である。
【図5】胴差し上部と胴差し下部との嵌合部の構造を示
す要部拡大図である。
【図6】(A)はフレーム体の側面図であり、(B)は
その背面図である。
【図7】ユニット住宅の概略構成を示す概略図である。
【図8】(A)はフレーム体に代わるブロック体の側面
図であり、(B)はその背面図である。
【図9】(A)は図8に示されるブロック体においてシ
ートを延長させた例を示す側面図であり、(B)はその
背面図である。
【図10】従来の外壁目地構造を示す図1に対応する断
面図である。
【図11】従来の外壁目地構造を示す図2に対応する断
面図である。
【符号の説明】
10 ユニット住宅 18 縦目地 20 横目地 22 外壁パネル(外壁材) 28 定形ガスケット 38 胴差し 40 胴差し上部 42 胴差し下部 58 テーパ面 64 テーパ面 66 防水材 68 フレーム体(接続体) 76 シート 84 胴差小口ガスケット(胴差し側縦目地用定形ガ
スケット) 98 ブロック体(接続体)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅における隣合う外壁材の目地を定形
    ガスケットを用いてシールする外壁目地構造であって、 下階側に縦目地用として配置された下階側縦目地用定形
    ガスケットの上端面と上階側に縦目地用として配置され
    た上階側縦目地用定形ガスケットの下端面との間に、当
    該上端面と接続されかつ当該上端面を閉塞する底面部
    と、当該下端面と接続されると共に当該下端面の屋内側
    を閉塞しかつ屋内側から屋外側へかけて下り勾配となる
    ように所定角度傾斜された頂面部と、を含んで構成され
    る接続体を有しており、 さらに、前記接続体は、外壁材の裏面側に配置された外
    壁フレームの上端の側壁部に所定角度傾斜された状態で
    固定される垂直壁と、この垂直壁の上端部から屈曲され
    各々弾性体が接着された前記頂面部及び前記底面部を
    表裏面に備えた水平壁と、を備えた略L字形のフレーム
    体によって構成されている、 ことを特徴とする外壁目地構造。
  2. 【請求項2】 住宅における隣合う外壁材の目地を定形
    ガスケットを用いてシールする外壁目地構造であって、 下階側に縦目地用として配置された下階側縦目地用定形
    ガスケットの上端面と上階側に縦目地用として配置され
    た上階側縦目地用定形ガスケットの下端面との間に、当
    該上端面と接続されかつ当該上端面を閉塞する底面部
    と、当該下端面と接続されると共に当該下端面の屋内側
    を閉塞しかつ屋内側から屋外側へかけて下り勾配となる
    ように所定角度傾斜された頂面部と、を含んで構成され
    る接続体を有しており、 さらに、前記接続体は、底面に粘着テープが接着されて
    前記底面部を成す底壁と、この底壁に対して所定角度傾
    斜されかつ頂面に弾性体が接着されて前記頂面部を成す
    頂壁と、底壁と頂壁とを繋ぐ繋ぎ部と、を備えたブロッ
    ク体として構成され、 かつ、前記下階側縦目地用定形ガスケットの上端部はブ
    ロック体の高さ分だけ低く設定されている、 ことを特徴とする外壁目地構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の水平壁の頂面又は請求項
    2記載の頂壁の頂面にシートを配置すると共に、当該シ
    ートを前記外壁材の厚さ以上に屋外側へ延出させた、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の外壁目
    地構造。
  4. 【請求項4】 住宅における隣合う外壁材の目地を定形
    ガスケットを用いてシールする外壁目地構造であって、 横目地に沿って胴差しを設けると共に、当該胴差しの縦
    目地側端部に胴差し側縦目地用定形ガスケットを設け、 さらに、この胴差し側縦目地用定形ガスケットと上階側
    に縦目地用として配置された上階側縦目地用定形ガスケ
    ットとを接続した、 ことを特徴とする外壁目地構造。
  5. 【請求項5】 前記胴差しを上部側と下部側とに分割し
    かつ両者を嵌合させることにより一体化させ、 さらに、当該嵌合部分の挿入方向側の端部にテーパ面を
    設けた、 ことを特徴とする請求項4に記載の外壁目地構造。
  6. 【請求項6】 前記胴差しの上部側と下部側との接続部
    分に、当該上部側と当該下部側とを嵌合させた際に弾性
    的に圧縮される防水材を設けた、 ことを特徴とする請求項5に記載の外壁目地構造。
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