JP2930338B2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JP2930338B2 JP33004989A JP33004989A JP2930338B2 JP 2930338 B2 JP2930338 B2 JP 2930338B2 JP 33004989 A JP33004989 A JP 33004989A JP 33004989 A JP33004989 A JP 33004989A JP 2930338 B2 JP2930338 B2 JP 2930338B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、間仕切り等に使用する
建築用パネル(以下、単にパネルという)に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来この種パネルの目地部は、実公昭52−3047号公
報に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、
かつ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介
して固定する構造、または、実開昭64−44906号公報
に示すように、雄、雌型連結構造の裏面に断面逆T字状
のカバープレートが介在された構造となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、では固定具の頭部が外観に露出して
いるため防水性、防食性、および外観の意匠性に劣る不
利があった。また、耐火性に問題があった。さらに、こ
の耐火性の弱点を解決するために、前記のように、裏
面にカバープレートを介在させ、火炎、熱気の浸入の阻
止を図ることも考えられているが、カバープレートの施
工は非常に手間のかかる作業であり、また割り付けによ
るカバープレートの施工誤差は、壁全体の外観に悪影響
を与えるものであった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するために、パネルを
金属製表面材と金属製裏面材間に合成樹脂発泡体よりな
る芯材を形成して一体化すると共に、金属製表面材同
士、金属製裏面材同士に雄雌嵌合構造を形成し、また、
金属製表、裏面材の端部により本実構造を形成し、さら
に金属製裏面材の幅方向の一端縁には外方に突出した固
定部を形成したパネルを提供するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るパネルの一実施例に
ついて詳細に説明する。すなわち、第1図は上記パネル
Aを示す一部切り欠き斜視図であり、横断面がハット状
で、かつ、長尺体とした金属製表面材(以下、単に表
面材という)と、表面材の裏面に形成した横断面ハッ
ト状の芯材11と、芯材11の長手方向の少なくとも裏面を
被覆した金属製裏面材12(以下、単に裏面材という)と
からサンドイッチ構造に形成したものである。さらに説
明すると、表面材、裏面材12は金属材、例えばAl、F
e、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カ
ラー鋼板、クラッド鋼板、制振鋼板(サンドイッチ鋼
板)、フッ素塗膜鋼板などの1種をロール成形、あるい
はプレス加工、押出成形等により成形したものである。
すなわち表面材は第2図に示すように長尺状の化粧面
2と、化粧面2の両端を下方に屈曲した側壁3と、側壁
3の下端に設けた表側嵌合部、表側係合部とから形
成したものであり、表側嵌合部は一側壁3下端を化粧
面2と略平行で内方に屈曲した上縁5と、上縁5の先端
を外方に屈曲した下縁6と、上縁5と下縁6より断面略
コ字状に屈曲した表側嵌合溝7とからなり、表側係合部
は他側壁3の下端縁を外方に化粧面2と略平行で突出
した目地下地9と目地下地9の先端を内方に断面略コ字
状に屈曲した表側係合片10とからなるものである。さら
に詳説すると、表側嵌合溝7は第4図に示すように表側
係合片10を係合し、目地下地9を固定具βにより躯体α
に固定することにより躯体αに表面材の両端が固定さ
れるものである。また、表面材の長さは4000〜10000m
m位、幅W1(化粧面2の幅)は400〜1200mm程度、開口幅
W2は450〜1300mm位、である。芯材11は主に断熱材、防
水材、吸音材、緩衝材、もしくは防火材として機能する
ものである。その素材としては、ポリイソシアヌレート
フォーム、ポリウレタンフォーム、フェノールフォー
ム、ポリウレアフォーム、およびこれらに難燃材、難燃
助剤を添加したものの1種、あるいはこれらの1種以上
を積層したもの、もしくは鉱物繊維、無機成形体を一層
以上介在して積層した合成樹脂発泡体からなるものであ
る。なお、芯材11は表面材の背面に原料を吐出してモ
ールド構造で一体化したり、成形体を接着剤により一体
化したりするものである。また裏面材12は第3図に示す
ようなものであり、主に芯材11の裏面を被覆し、補強
材、防水材、防湿材、防火材、離型材の機能を有すると
共に、芯材11が躯体αに直接接触するのを防止する隔離
材として役立つものである。また、裏面材12の形状とし
ては、幅方向の一端縁には、表面材の下縁6よりも外
方に突出した固定部13と、他端縁には固定部13と略同一
形状で切り欠いた切り欠き部18を形成したものであり、
固定部13は表面材の下縁6よりも外方に突出すると共
に内方に折り返した折り返し片14と、折り返し片14の先
端を上方に突出した突起15と、折り返し片14の末端をさ
らに内方に略コ字状に屈曲した裏側嵌合溝16と、裏側嵌
合溝16の上縁先端を上方に屈曲した側面片17とからな
り、切り欠き部18は前記固定部13と略同一形状で切り欠
いた切り欠き19と、切り欠き19の先端をさらに外方に、
断面略コ字状に突出した裏側係合片20と、裏側係合片20
の上縁先端を上方に屈曲した側面片21を形成したもので
ある。さらに詳説すると、固定部13は第4図に示すよう
に躯体αに固定具βにより固定され、裏側嵌合溝16と裏
側係合片20の係合により裏面材12自体を躯体αに固定す
る部分であり、また切り欠き19は、第4図に示すように
パネルA同士を連結した際に、折り返し片14を収納して
パネルA同士に段差、間隙が生ずるのを阻止するための
ものであると共に、パネルA同士の目地部Dと裏面側の
パネルAの目地をずらし、また固定部13が敷目板として
機能し、防火性、防水性を大幅に向上するためのもので
ある。さらに、表側嵌合溝7の下縁6、芯材11、裏側嵌
合溝16の上縁16aにより断面凸状の雄実部22を、表側係
合片10、芯材11、裏側係合片20により断面凹状の雌実部
23を形成し、表面材、芯材11、裏面材12の端部により
本実構造を形成したものである。
ここで各部の寸法関係について簡単に説明すると、雄
実部22の厚さをH1、雌実部23の開口高さをH2、表面材
の開口幅をW2、裏面材12の開口幅をW3、固定部13の先端
から裏側嵌合溝16の最奥までの長さをW4、切り欠き19の
幅をW5、表側嵌合溝7の深さをW6、表側係合片10の長さ
をW7、裏側嵌合溝16の深さをW8、裏側係合片20の長さを
W9、表側嵌合溝7の開口高さをh1、表側係合片10の厚さ
をh2、裏側嵌合溝16の開口高さをh3、裏側係合片20の厚
さをh4とすると、H1<H2、W2=W3、W4≒W5、W6≒W7、W8
≒W9、h1>h2、h3>h4の関係である。なお、裏面材12
は、第1図に示すように表面材と接触しないように形
成し、表面材、裏面材12が熱橋にならないように形成
する方が好ましいものである。
次に施工例につき説明する。
いま第4図に示すような外壁を構成するために、第1
図に示すようなパネルA、ポリエチレンフォームよりな
るバックアップ材B、アクリル系のコーキング材Cを用
いるとする。まず、C型鋼よりなる躯体αに、第1図に
示すように形成したパネルA1の固定部13をスクリュービ
スよりなる固定具βにより固定する。その後、パネルA1
の固定部13上にパネルA2の切り欠き19を載置すると共
に、パネルA2の表側係合片10をパネルA1の表側嵌合溝7
に、パネルA2の裏側係合片20をパネルA1の裏側嵌合溝16
に挿入するようにして係合し、他端の固定部13を固定具
βにより固定する。このような工程を順次繰り返して行
うことにより、パネルA間の目地部Dが形成されたら、
目地部Dの底面となる目地下地9より躯体αに向かって
固定具βを打設し、表面材、裏面材12を躯体αに確実
に固定する。次に、この固定された目地部Dに、バック
アップ材Bを挿入し、バックアップ材Bの上面、側壁3
により囲まれた空間にコーキング材Cを連続状で植設
し、施工を完了するものである。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るパネルの一実施例にす
ぎず、第5図(a)〜(r)、第6図(a)〜(c)、
第7図(a)〜(g)、および第8図(a)、(b)に
示すように形成することもできる。すなわち、第5図
(a)〜(r)は主に表面材を各々変形したパネル
A、第6図(a)〜(c)は主に裏面材12を各々変形し
たパネルAである。また、第7図(a)〜(g)におい
て、(a)図はパッキン24を形成し、防水性、気密性を
向上したパネルA、(b)図は芯材11が合成樹脂発泡体
のように、原料で吐出した際に表、裏面材12より液
洩れしないようにシート状物25で端部を被覆したパネル
A、(c)図は芯材11を有機と無機の2層にしたパネル
A、(d)図は表面材、裏面材12が接触しないよう
に、また、厚さ形成用の嵩上げ材26を形成したパネル
A、(e)図は補強兼隔離材、液洩れ防止材、ストッパ
材、防火材として機能する補強材27(無機材等)を表面
、裏面材12の中間に配設したパネルA、(f)図は
液洩れ防止材、防水材、気密材として機能する、軟質PV
Cよりなる目地部材28を形成したパネルA、(g)図は
パーライト粒、シラスバルーン、ガラスビーズのような
無機軽量骨材29を芯材11の全面に高密度に充填し、耐火
性を向上したパネルAである。さらに、第8図(a)は
パネルAの長手方向の一端縁、あるいは図示しないが両
端縁に、(b)図(第8図(a)のイ−イ線断面図)に
示すように表面材の端縁を下方に屈曲して形成した端
面壁2aを形成したものであり、パネルAの端部間の目地
部におけるコーキング材の施工性、耐久性、対候性、耐
震性を向上するためのものである。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係るパネルによれば、表、
裏面材同士の雄、雌嵌合構造、表、裏面材端部と芯材に
よる本実構造の形成により、連結が強固であり、防水
性、気密性、耐震性、耐風圧性にすぐれる。裏面材の
一端縁に形成した固定部が敷目板として機能し、防火
性、耐火性(火炎の浸入防止)、防水性を大幅に向上し
た壁体となる。目地部裏面に対し、敷目板を介在させ
ることなく耐火性を向上し施工性が向上した壁体とな
る。裏面材の両端に形成した裏側嵌合溝、裏側係合片
により、躯体に固定具により固定された裏側嵌合溝で、
裏側係合片を固定する裏面構造となり、パネルの躯体へ
の固定が確実、強固となる。目地部に固定具の頭部が
露出しなく、固定具の耐食性、意匠性が向上する。両
端でパネルを固定するため、耐震性が向上する。大型
のパネルとすることができる。表、裏面材が目地部に
おいても接触しないため、熱橋を遮断し、結露も生じな
い。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る建築用パネルの一例を示す一部切
り欠き斜視図、第2図は金属製表面材の一例を示す説明
図、第3図は金属製裏面材の一例を示す説明図、第4図
は施工状態を示す断面図、第5図(a)〜(r)、第6
図(a)〜(c)、第7図(a)〜(g)、および第8
図(a)、(b)はその他の実施例を示す説明図であ
る。 A……建築用パネル、……金属製表面材、……表側
嵌合部、7……表側嵌合溝、……表側係合部、9……
目地下地、10……表側係合片、11……芯材、12……金属
製裏面材、13……固定部、16……裏側嵌合溝、18……切
り欠き部、20……裏側係合片、22……雄実部、23……雌
実部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状の化粧面と該化粧面の両側縁を下方
    に屈曲した側壁と、該一側壁の下端縁を内方に化粧面と
    略平行で断面コ字状に屈曲した表側嵌合溝と、他側壁の
    下端縁を外方に化粧面と略平行で突出した目地下地と、
    該目地下地の先端を内方に断面略コ字状で屈曲した表側
    係合片とから形成した金属製表面材と、該表面材の裏面
    に充填した断面ハット状で合成樹脂発泡体よりなる芯材
    と、該芯材の少なくとも裏面を被覆すると共に、幅方向
    の一端縁には、前記表面材の全幅よりも外方に突出する
    ように形成した固定部と、該固定部の金属製表面材側の
    末端には内方にコ字状に屈曲した裏側嵌合溝を形成し、
    他端縁には固定部と略同一形状で屈曲した切り欠きを有
    し、該切り欠きの先端を外方に前記裏側嵌合溝に対応し
    て突出した断面コ字状の裏側係合片を有する金属製裏面
    材とから構成し、また前記表側嵌合溝の下縁と裏側嵌合
    溝の上縁とから断面凸状の雄実部を、表側係合片と裏側
    係合片とから断面凹状の雌実部を形成したことを特徴と
    する建築用パネル。
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