JP2837186B2 - パネルの目地構造 - Google Patents
パネルの目地構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、間仕切り、屋根に使用
するパネルの目地構造に関するものである。
するパネルの目地構造に関するものである。
従来この種パネルの目地部は、実公昭52−3047号公
報に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、
かつ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介
して固定する構造となっていた。また、実開昭63−96
141号公報、実開昭63−96143号公報、実開昭63−96
144号公報、等が考え出されている。
報に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、
かつ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介
して固定する構造となっていた。また、実開昭63−96
141号公報、実開昭63−96143号公報、実開昭63−96
144号公報、等が考え出されている。
しかしながら、では固定具の頭部が外観に露出して
いるため、防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不
利があった。また、〜は外観に固定具の頭部が外部
に露出しないものの、固定はパネルの一端を固着具、あ
るいは取付け金物により固定する構造であるため、地震
等の外力に対して目地に隙間が発生してしまい、防水
性、気密性に問題があった。
いるため、防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不
利があった。また、〜は外観に固定具の頭部が外部
に露出しないものの、固定はパネルの一端を固着具、あ
るいは取付け金物により固定する構造であるため、地震
等の外力に対して目地に隙間が発生してしまい、防水
性、気密性に問題があった。
本発明はこのような欠点を除去するために、パネルの
幅方向の側端面を当接すると共に、金属製表面材の側端
縁に形成した挿入片と嵌合片を嵌着してサンドイッチパ
ネル同士を連結して固定具により端部を躯体に固定し、
この目地部の嵌合片に多数個の、中央に係合部を有する
目地カバー取付具を固定し、この目地カバー取付具の係
合部に、目地カバーを嵌着して一体に構成されているパ
ネルの目地構造を提供するものである。
幅方向の側端面を当接すると共に、金属製表面材の側端
縁に形成した挿入片と嵌合片を嵌着してサンドイッチパ
ネル同士を連結して固定具により端部を躯体に固定し、
この目地部の嵌合片に多数個の、中央に係合部を有する
目地カバー取付具を固定し、この目地カバー取付具の係
合部に、目地カバーを嵌着して一体に構成されているパ
ネルの目地構造を提供するものである。
以下に図面を用いて本発明に係るパネルの目地構造
（以下、単に目地構造という）の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第１図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Ａはサンドイッチパネル（以
下、単にパネルという）、Ｂは目地カバー取付具、Ｃは
目地カバー、Ｄは目地部である。さらに詳説すると、パ
ネルＡは第２図に示すように横断面がハット状で、か
つ、長尺体とした金属製表面材１（以下、単に表面材と
いう）と、表面材１の裏面に形成した横断面ハット状の
芯材８と、芯材８の長手方向の少なくとも裏面を被覆し
た金属製裏面材９（以下、単に裏面材という）とからサ
ンドイッチ構造に形成したものである。さらに説明する
と、表面材１、裏面材９は金属材、例えばAl、Fe、Cu、
ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼
板、クラッド鋼板、制振鋼板（サンドイッチ鋼板）、フ
ッ素塗膜鋼板などの１種をロール成形、プレス加工、押
出成形等により成形したものである。すなわち表面材１
は第３図に示すように長尺状の化粧面２と、化粧面２の
両側縁を内方へ、化粧面２と垂直に、あるいは内側方、
外側方に傾斜して屈曲した側壁３と、側壁３の下端を外
側方へ屈曲し延長した突出片４と、突出片４の一端縁を
外方に突出した挿入片５と、他端縁を外方に断面略逆Ｕ
字状に突出した嵌合片６と、嵌合片６よりなる嵌合溝７
とから構成するものである。また、挿入片５と嵌合片６
とは第１図に示すようにパネルＡ同士を連結する際に、
挿入片５に嵌合溝７が挿入されてパネルＡ同士を連結す
ると共に、中央に係合溝15を持つ第５図に示すような目
地カバー取付具Ｂを装着する際のガイド、及び防水面と
して機能するものである。さらに、挿入片５、嵌合片６
はパネルＡ自体の補強としても機能するものである。ま
た、表面材１の長さは4000〜10000mm位、幅W1（化粧面
２の幅）は400〜900mm程度、挿入片５から嵌合片６まで
の幅W2は、450〜1200mm位、突出片４の幅W3は20〜100mm
位、化粧面２から突出片４までの高さＨは10〜100mm位
である。芯材８は主に断熱材、防水材、吸音材、緩衝
材、もしくは防火材として機能するものである。その素
材としては、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリウレ
タンフォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォー
ム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤を添加したものの
１種、あるいはこれらの１種以上を積層したもの、もし
くは鉱物繊維、無機成形体を一層以上介在して積層した
構造、あるいは石膏ボード、ALC板、ケイ酸カルシウム
板、ロックウール板等の無機材からなるものである。な
お、芯材８は表面材１の背面に原料を吐出してモールド
構造で一体化したり、成形体を接着剤により一体化した
りするものである。また裏面材９は第４図に示すように
主に芯材８の裏面を被覆し、補強材、防水材、防湿材、
防火材の機能を有すると共に、芯材８が躯体αに直接接
触するのを防止する隔離材として役立つものである。ま
た、裏面材９の形状としては、第４図に示すように幅方
向の両端縁を外方でかつ内側方にＬ字状に屈曲した側面
片10と、側面片10近傍を切り欠いた切り欠き11を形成し
たものである。また、裏面材９において、全幅をW4とす
ると、W2＝W4の関係である。目地カバー取付具Ｂは第５
図に示すように、金属製板材を屈曲成形した短尺状のも
のであり、水平面状の固定部12と、固定部12の略中央を
上方に断面略楔状に屈曲した係合部16とからなるもので
ある。さらに詳説すると、係合部16は、固定部12の略中
央に間隔を有して２本上方に突出した立ち上がり片13
と、立ち上がり片13の先端を断面略楔状に屈曲した係合
片14と、立ち上がり片13、係合片14よりなる係合溝15と
からなるものであり、係合溝15は第１図に示すように嵌
合片６に挿入されて目地カバー取付具Ｂを位置決めする
ものであり、目地カバー取付具Ｂを直線状に複数個取り
付けるのが容易となり、施工が非常に楽なものとなるも
のである。また、係合片14は、第６図に示すような長尺
状の目地カバーＣを、第１図に示すように目地カバーＣ
の係止部23を係止することにより、目地部Ｄ上に目地カ
バーＣを固定するためのものであり、また目地カバー取
付具Ｂを短尺状に形成することにより、目地カバー取付
具Ｂの１つから目地カバーＣがはずれたとしても他の目
地カバー取付具Ｂにより係止されるため、目地カバーＣ
の剥落のない、係合装着が容易なものとなるものであ
る。目地カバーＣは金属製板材を屈曲成形したものであ
り、第１図に示すようにパネルＡ同士の目地部Ｄ上に形
成し、パネルＡを固定する際に使用した固定具βの頭部
を被覆し、目地部Ｄの美観性、防水性、防食性等を向上
するためのものである。さらに詳説すると、目地カバー
Ｃは第６図に示すように水平面状の化粧面部17と、化粧
面部17の裏面に突出した係止部23とから形成したもので
あり、水平面状の化粧面18と、化粧面18の両端縁を下方
に鈍角で屈曲した側壁化粧面19とからなる化粧面部17
と、側壁化粧面19の先端を側壁化粧面19、化粧面18に沿
って化粧面18の略中央近傍まで延設した裏面20と、裏面
20の先端を下方にく字状に垂下した係止片21と、係止片
21より形成された係止溝22とからなる係止部23とから形
成されたものである。また側壁化粧面19は、第１図に示
すように目地カバーＣを目地カバー取付具Ｂに係合一体
化した際に、パネルＡの突出片４上に化粧面部17の両端
が確実に弾力下で接触するようにしたものであり、これ
により、目地カバーＣとパネルＡ間には間隙が生じない
ものである。さらに、係止部23は第１図に示すように目
地部Ｄにおける目地カバー取付具Ｂの係合部16に挿入さ
れ、係合部16の係合片14に係止片21が係止されることに
より目地カバーＣを目地部Ｄに固定するためのものであ
る。
（以下、単に目地構造という）の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第１図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Ａはサンドイッチパネル（以
下、単にパネルという）、Ｂは目地カバー取付具、Ｃは
目地カバー、Ｄは目地部である。さらに詳説すると、パ
ネルＡは第２図に示すように横断面がハット状で、か
つ、長尺体とした金属製表面材１（以下、単に表面材と
いう）と、表面材１の裏面に形成した横断面ハット状の
芯材８と、芯材８の長手方向の少なくとも裏面を被覆し
た金属製裏面材９（以下、単に裏面材という）とからサ
ンドイッチ構造に形成したものである。さらに説明する
と、表面材１、裏面材９は金属材、例えばAl、Fe、Cu、
ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼
板、クラッド鋼板、制振鋼板（サンドイッチ鋼板）、フ
ッ素塗膜鋼板などの１種をロール成形、プレス加工、押
出成形等により成形したものである。すなわち表面材１
は第３図に示すように長尺状の化粧面２と、化粧面２の
両側縁を内方へ、化粧面２と垂直に、あるいは内側方、
外側方に傾斜して屈曲した側壁３と、側壁３の下端を外
側方へ屈曲し延長した突出片４と、突出片４の一端縁を
外方に突出した挿入片５と、他端縁を外方に断面略逆Ｕ
字状に突出した嵌合片６と、嵌合片６よりなる嵌合溝７
とから構成するものである。また、挿入片５と嵌合片６
とは第１図に示すようにパネルＡ同士を連結する際に、
挿入片５に嵌合溝７が挿入されてパネルＡ同士を連結す
ると共に、中央に係合溝15を持つ第５図に示すような目
地カバー取付具Ｂを装着する際のガイド、及び防水面と
して機能するものである。さらに、挿入片５、嵌合片６
はパネルＡ自体の補強としても機能するものである。ま
た、表面材１の長さは4000〜10000mm位、幅W1（化粧面
２の幅）は400〜900mm程度、挿入片５から嵌合片６まで
の幅W2は、450〜1200mm位、突出片４の幅W3は20〜100mm
位、化粧面２から突出片４までの高さＨは10〜100mm位
である。芯材８は主に断熱材、防水材、吸音材、緩衝
材、もしくは防火材として機能するものである。その素
材としては、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリウレ
タンフォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォー
ム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤を添加したものの
１種、あるいはこれらの１種以上を積層したもの、もし
くは鉱物繊維、無機成形体を一層以上介在して積層した
構造、あるいは石膏ボード、ALC板、ケイ酸カルシウム
板、ロックウール板等の無機材からなるものである。な
お、芯材８は表面材１の背面に原料を吐出してモールド
構造で一体化したり、成形体を接着剤により一体化した
りするものである。また裏面材９は第４図に示すように
主に芯材８の裏面を被覆し、補強材、防水材、防湿材、
防火材の機能を有すると共に、芯材８が躯体αに直接接
触するのを防止する隔離材として役立つものである。ま
た、裏面材９の形状としては、第４図に示すように幅方
向の両端縁を外方でかつ内側方にＬ字状に屈曲した側面
片10と、側面片10近傍を切り欠いた切り欠き11を形成し
たものである。また、裏面材９において、全幅をW4とす
ると、W2＝W4の関係である。目地カバー取付具Ｂは第５
図に示すように、金属製板材を屈曲成形した短尺状のも
のであり、水平面状の固定部12と、固定部12の略中央を
上方に断面略楔状に屈曲した係合部16とからなるもので
ある。さらに詳説すると、係合部16は、固定部12の略中
央に間隔を有して２本上方に突出した立ち上がり片13
と、立ち上がり片13の先端を断面略楔状に屈曲した係合
片14と、立ち上がり片13、係合片14よりなる係合溝15と
からなるものであり、係合溝15は第１図に示すように嵌
合片６に挿入されて目地カバー取付具Ｂを位置決めする
ものであり、目地カバー取付具Ｂを直線状に複数個取り
付けるのが容易となり、施工が非常に楽なものとなるも
のである。また、係合片14は、第６図に示すような長尺
状の目地カバーＣを、第１図に示すように目地カバーＣ
の係止部23を係止することにより、目地部Ｄ上に目地カ
バーＣを固定するためのものであり、また目地カバー取
付具Ｂを短尺状に形成することにより、目地カバー取付
具Ｂの１つから目地カバーＣがはずれたとしても他の目
地カバー取付具Ｂにより係止されるため、目地カバーＣ
の剥落のない、係合装着が容易なものとなるものであ
る。目地カバーＣは金属製板材を屈曲成形したものであ
り、第１図に示すようにパネルＡ同士の目地部Ｄ上に形
成し、パネルＡを固定する際に使用した固定具βの頭部
を被覆し、目地部Ｄの美観性、防水性、防食性等を向上
するためのものである。さらに詳説すると、目地カバー
Ｃは第６図に示すように水平面状の化粧面部17と、化粧
面部17の裏面に突出した係止部23とから形成したもので
あり、水平面状の化粧面18と、化粧面18の両端縁を下方
に鈍角で屈曲した側壁化粧面19とからなる化粧面部17
と、側壁化粧面19の先端を側壁化粧面19、化粧面18に沿
って化粧面18の略中央近傍まで延設した裏面20と、裏面
20の先端を下方にく字状に垂下した係止片21と、係止片
21より形成された係止溝22とからなる係止部23とから形
成されたものである。また側壁化粧面19は、第１図に示
すように目地カバーＣを目地カバー取付具Ｂに係合一体
化した際に、パネルＡの突出片４上に化粧面部17の両端
が確実に弾力下で接触するようにしたものであり、これ
により、目地カバーＣとパネルＡ間には間隙が生じない
ものである。さらに、係止部23は第１図に示すように目
地部Ｄにおける目地カバー取付具Ｂの係合部16に挿入さ
れ、係合部16の係合片14に係止片21が係止されることに
より目地カバーＣを目地部Ｄに固定するためのものであ
る。
ここで各部の寸法関係について第３図、第５図、第６
図を用いて簡単に説明すると、表面材１において、挿入
片５の幅をl1、嵌合片６の幅をl2、嵌合溝７の幅をl3、
挿入片５の高さをh1、嵌合溝７の深さをh2、嵌合片６の
高さをh3、目地カバー取付具Ｂにおいて、立ち上がり片
13間の幅をl4、係合片14の幅をl5、係合溝15の深さを
h4、固定部12裏面から係合片14までの高さをh5、目地カ
バーＣにおいて、係止片21間の幅をl6、係止片21から側
壁化粧面19下端までの高さをh6、とすると、l1≒l3、l2
≒l4、l5≒l6、h1≒h2、h3≒h4、h5≒h6の関係である。
図を用いて簡単に説明すると、表面材１において、挿入
片５の幅をl1、嵌合片６の幅をl2、嵌合溝７の幅をl3、
挿入片５の高さをh1、嵌合溝７の深さをh2、嵌合片６の
高さをh3、目地カバー取付具Ｂにおいて、立ち上がり片
13間の幅をl4、係合片14の幅をl5、係合溝15の深さを
h4、固定部12裏面から係合片14までの高さをh5、目地カ
バーＣにおいて、係止片21間の幅をl6、係止片21から側
壁化粧面19下端までの高さをh6、とすると、l1≒l3、l2
≒l4、l5≒l6、h1≒h2、h3≒h4、h5≒h6の関係である。
次に施工例につき説明する。
いま第１図に示すような目地構造を構成するために、
第２図に示すようなパネルＡ、第５図に示すような目地
カバー取付具Ｂ、第６図に示すような目地カバーＣを使
用するものであり、パネルＡとしては表面材１、裏面材
９として0.5mm厚のカラー鋼板を使用し、芯材８として
ポリイソシアヌレートフォームからなる原料を表、裏面
材１、９間に充填し、反応、発泡させ次にキュアして一
体化したもの、目地カバー取付具Ｂとしてはステンレス
製（0.6mm厚）のもの、目地カバーＣとしては表面材１
と同一材料をロール成形により形成したものである。そ
こで、躯体α上にパネルA1を縦に、突出片４をスクリュ
ービスよりなる固定具βにより固定する。次に、パネル
A2の側端面をパネルA1の側端面に当接すると共に、パネ
ルA1の挿入片５にパネルA2の嵌合溝７を挿入して連結
し、パネルA2の突出片４を固定具βにより躯体αに固定
する。このようにして、パネルＡ間の目地部Ｄが形成さ
れたら、パネルA2の嵌合片６に第５図に示すような目地
カバー取付具Ｂの係合溝15を嵌着し、固定部12を固定具
βにより突出片４上に固定し、目地カバー取付具Ｂを所
定ピッチ（600mm）で複数個固定する。目地カバー取付
具Ｂの取り付けが全て完了したら、この目地カバー取付
具Ｂの係合部16に、第６図に示すような長尺状の目地カ
バーＣの係止部23を嵌着し、パネルＡ同士の目地部Ｄの
目地カバーＣにより被覆して、施工を完了するものであ
る。
第２図に示すようなパネルＡ、第５図に示すような目地
カバー取付具Ｂ、第６図に示すような目地カバーＣを使
用するものであり、パネルＡとしては表面材１、裏面材
９として0.5mm厚のカラー鋼板を使用し、芯材８として
ポリイソシアヌレートフォームからなる原料を表、裏面
材１、９間に充填し、反応、発泡させ次にキュアして一
体化したもの、目地カバー取付具Ｂとしてはステンレス
製（0.6mm厚）のもの、目地カバーＣとしては表面材１
と同一材料をロール成形により形成したものである。そ
こで、躯体α上にパネルA1を縦に、突出片４をスクリュ
ービスよりなる固定具βにより固定する。次に、パネル
A2の側端面をパネルA1の側端面に当接すると共に、パネ
ルA1の挿入片５にパネルA2の嵌合溝７を挿入して連結
し、パネルA2の突出片４を固定具βにより躯体αに固定
する。このようにして、パネルＡ間の目地部Ｄが形成さ
れたら、パネルA2の嵌合片６に第５図に示すような目地
カバー取付具Ｂの係合溝15を嵌着し、固定部12を固定具
βにより突出片４上に固定し、目地カバー取付具Ｂを所
定ピッチ（600mm）で複数個固定する。目地カバー取付
具Ｂの取り付けが全て完了したら、この目地カバー取付
具Ｂの係合部16に、第６図に示すような長尺状の目地カ
バーＣの係止部23を嵌着し、パネルＡ同士の目地部Ｄの
目地カバーＣにより被覆して、施工を完了するものであ
る。
以上説明したのは本発明に係る目地構造の一実施例に
すぎず、第７図（ａ）〜（ｋ）、第８図（ａ）〜
（ｆ）、第９図（ａ）、（ｂ）に示すようなパネルＡ、
第10図（ａ）〜（ｎ）に示すような目地カバー取付具
Ｂ、第11図（ａ）〜（ｎ）に示すような目地カバーＣ、
第12図（ａ）〜（ｈ）に示すような目地構造とすること
ができる。すなわち、第７図（ａ）〜（ｋ）は主に表面
材１を各々変形したパネルＡである。また第８図（ａ）
〜（ｆ）において、（ａ）図は芯材８が合成樹脂発泡体
のように、原料で吐出した際に表、裏面材１、９間より
液洩れしないようにシート状物24で端部を被覆したパネ
ルＡ、（ｂ）図は芯材８の中間、または表、裏面材１、
９の裏面にロックウール、アスベスト等の鉱物繊維、ガ
ラス繊維、アラミド繊維等の繊維状物、繊維シート状物
よりなる耐火面材25を介在させたパネルＡ、（ｃ）図は
芯材８を有機と無機の２層にしたパネルＡ、（ｄ）図は
厚さ設定用として機能する嵩上げ材26（短尺材、あるい
は長尺材）を形成したパネルＡ、（ｅ）図は補強兼隔離
材、液洩れ防止材、ストッパ材、防火材として機能する
補強材27（無機材等）を表面材１、裏面材９の中間に配
設したパネルＡ、（ｆ）図はパーライト粒、シラスバル
ーン、ガラスビーズのような無機軽量骨材28が突出片４
の芯材８、あるいは図示しないが芯材８の全面に高密度
に充填し、耐火性を向上したパネルＡである。さらに、
第９図（ａ）はパネルＡの長手方向の一端縁、あるいは
図示しないが両端縁に、（ｂ）図（第９図（ａ）のイ−
イ線断面図）に示すように表面材１の長手方向の端縁を
内方に屈曲して形成した端面壁2aを形成したものであ
り、パネルＡの端部間の目地部におけるシーリング材の
施工性、耐久性、耐候性、耐震性を向上するためのもの
である。さらに、第10図（ａ）〜（ｎ）は目地カバー取
付具Ｂのその他の変形例を示すものであり、（ａ）図は
固定部12に舌片を形成した目地カバー取付具Ｂ、（ｂ）
〜（ｉ）図は係合部16を各々変形した目地カバー取付具
Ｂ、（ｊ）、（ｋ）図は係合部16を板材の両端で形成し
た目地カバー取付具Ｂ、（ｌ）図は固定部12に固定孔12
aを形成した目地カバー取付具Ｂ、（ｍ）、（ｎ）図は
係合部16を間隔を有して形成した目地カバー取付具Ｂで
ある。また、第11図（ａ）〜（ｎ）は目地カバーＣのそ
の他の変形例であり、（ａ）〜（ｅ）図は化粧面部17を
変形した目地カバーＣ、（ｆ）〜（ｈ）図は係止部23を
変形した目地カバーＣ、（ｉ）図は押出成形品よりなる
目地カバーＣ、（ｊ）〜（ｌ）図はロール成形品と押出
成形品とを組み合わせて形成した目地カバーＣ、
（ｍ）、（ｎ）図は係止部23を間隔を有して形成した目
地カバーＣである。さらに、第12図（ａ）〜（ｈ）にお
いて（ａ）図は側壁３、突出片４、側壁化粧面19によっ
て囲まれた空間にバックアップ材Ｅ（離型性のあるも
の）、目地材Ｆを形成し、防水性、意匠性を向上した目
地構造、（ｂ）〜（ｄ）図は敷目板ＧをパネルＡの目地
部Ｄ裏面に形成し、防水性、耐火性（火炎の躯体αへの
侵入防止）を向上した目地構造、（ｅ）図は（ｃ）図に
おいて目地部ＤのパネルＡに無機材Ｈ（ケイ酸カルシウ
ム板、ロックウール板、石膏ボード等）を形成した目地
構造、（ｆ）図は（ｃ）図において、嵌合片６に雄、雌
嵌合構造を形成した目地構造、（ｇ）、（ｈ）図は突出
片４と嵌合片６の先端、あるいは嵌合溝７の内にシーリ
ング材Ｉを形成し、防水性を強化した目地構造である。
勿論、第７図（ａ）〜（ｋ）〜第12図（ａ）〜（ｈ）を
各々組み合わせて目地構造を形成することが可能であ
る。
すぎず、第７図（ａ）〜（ｋ）、第８図（ａ）〜
（ｆ）、第９図（ａ）、（ｂ）に示すようなパネルＡ、
第10図（ａ）〜（ｎ）に示すような目地カバー取付具
Ｂ、第11図（ａ）〜（ｎ）に示すような目地カバーＣ、
第12図（ａ）〜（ｈ）に示すような目地構造とすること
ができる。すなわち、第７図（ａ）〜（ｋ）は主に表面
材１を各々変形したパネルＡである。また第８図（ａ）
〜（ｆ）において、（ａ）図は芯材８が合成樹脂発泡体
のように、原料で吐出した際に表、裏面材１、９間より
液洩れしないようにシート状物24で端部を被覆したパネ
ルＡ、（ｂ）図は芯材８の中間、または表、裏面材１、
９の裏面にロックウール、アスベスト等の鉱物繊維、ガ
ラス繊維、アラミド繊維等の繊維状物、繊維シート状物
よりなる耐火面材25を介在させたパネルＡ、（ｃ）図は
芯材８を有機と無機の２層にしたパネルＡ、（ｄ）図は
厚さ設定用として機能する嵩上げ材26（短尺材、あるい
は長尺材）を形成したパネルＡ、（ｅ）図は補強兼隔離
材、液洩れ防止材、ストッパ材、防火材として機能する
補強材27（無機材等）を表面材１、裏面材９の中間に配
設したパネルＡ、（ｆ）図はパーライト粒、シラスバル
ーン、ガラスビーズのような無機軽量骨材28が突出片４
の芯材８、あるいは図示しないが芯材８の全面に高密度
に充填し、耐火性を向上したパネルＡである。さらに、
第９図（ａ）はパネルＡの長手方向の一端縁、あるいは
図示しないが両端縁に、（ｂ）図（第９図（ａ）のイ−
イ線断面図）に示すように表面材１の長手方向の端縁を
内方に屈曲して形成した端面壁2aを形成したものであ
り、パネルＡの端部間の目地部におけるシーリング材の
施工性、耐久性、耐候性、耐震性を向上するためのもの
である。さらに、第10図（ａ）〜（ｎ）は目地カバー取
付具Ｂのその他の変形例を示すものであり、（ａ）図は
固定部12に舌片を形成した目地カバー取付具Ｂ、（ｂ）
〜（ｉ）図は係合部16を各々変形した目地カバー取付具
Ｂ、（ｊ）、（ｋ）図は係合部16を板材の両端で形成し
た目地カバー取付具Ｂ、（ｌ）図は固定部12に固定孔12
aを形成した目地カバー取付具Ｂ、（ｍ）、（ｎ）図は
係合部16を間隔を有して形成した目地カバー取付具Ｂで
ある。また、第11図（ａ）〜（ｎ）は目地カバーＣのそ
の他の変形例であり、（ａ）〜（ｅ）図は化粧面部17を
変形した目地カバーＣ、（ｆ）〜（ｈ）図は係止部23を
変形した目地カバーＣ、（ｉ）図は押出成形品よりなる
目地カバーＣ、（ｊ）〜（ｌ）図はロール成形品と押出
成形品とを組み合わせて形成した目地カバーＣ、
（ｍ）、（ｎ）図は係止部23を間隔を有して形成した目
地カバーＣである。さらに、第12図（ａ）〜（ｈ）にお
いて（ａ）図は側壁３、突出片４、側壁化粧面19によっ
て囲まれた空間にバックアップ材Ｅ（離型性のあるも
の）、目地材Ｆを形成し、防水性、意匠性を向上した目
地構造、（ｂ）〜（ｄ）図は敷目板ＧをパネルＡの目地
部Ｄ裏面に形成し、防水性、耐火性（火炎の躯体αへの
侵入防止）を向上した目地構造、（ｅ）図は（ｃ）図に
おいて目地部ＤのパネルＡに無機材Ｈ（ケイ酸カルシウ
ム板、ロックウール板、石膏ボード等）を形成した目地
構造、（ｆ）図は（ｃ）図において、嵌合片６に雄、雌
嵌合構造を形成した目地構造、（ｇ）、（ｈ）図は突出
片４と嵌合片６の先端、あるいは嵌合溝７の内にシーリ
ング材Ｉを形成し、防水性を強化した目地構造である。
勿論、第７図（ａ）〜（ｋ）〜第12図（ａ）〜（ｈ）を
各々組み合わせて目地構造を形成することが可能であ
る。
上述したように本発明に係る目地構造によれば、挿
入片、嵌合片の形成により、目地部における防水性、気
密性が大幅に向上する。嵌合片の形成により目地カバ
ー取付具の位置決めが容易であり、かつ直線状に形成す
るのが楽である。パネルの挿入片と嵌合片が連結され
て躯体に固定されると共に、パネルの両端を固定するた
め、固定が強固であり、耐震性、耐風圧性等の外力に対
して強い。目地部に固定具の頭部が露出しない。パ
ネルの固定時の変形が、目地カバーにより被覆されるた
め、施工に熟練を要さない。目地カバー取付具は短尺
状であるため、目地カバーの装着が容易であり、かつ目
地カバー取付具の１つより目地カバーがはずれたとして
も全体としては離脱することがない。目地カバーの両
端に形成した側壁化粧面がパネルの突出片に弾力下で接
触するため、目地カバーとパネルとの間に隙間が生じな
い。パネルの両端を固定するため、固定が強固であ
り、耐震性、耐風圧性等が向上する。等の特徴、効果が
ある。
入片、嵌合片の形成により、目地部における防水性、気
密性が大幅に向上する。嵌合片の形成により目地カバ
ー取付具の位置決めが容易であり、かつ直線状に形成す
るのが楽である。パネルの挿入片と嵌合片が連結され
て躯体に固定されると共に、パネルの両端を固定するた
め、固定が強固であり、耐震性、耐風圧性等の外力に対
して強い。目地部に固定具の頭部が露出しない。パ
ネルの固定時の変形が、目地カバーにより被覆されるた
め、施工に熟練を要さない。目地カバー取付具は短尺
状であるため、目地カバーの装着が容易であり、かつ目
地カバー取付具の１つより目地カバーがはずれたとして
も全体としては離脱することがない。目地カバーの両
端に形成した側壁化粧面がパネルの突出片に弾力下で接
触するため、目地カバーとパネルとの間に隙間が生じな
い。パネルの両端を固定するため、固定が強固であ
り、耐震性、耐風圧性等が向上する。等の特徴、効果が
ある。
第１図は本発明に係るパネルの目地構造の一例を示す一
部切り欠き断面図、第２図はサンドイッチパネルの一例
を示す斜視図、第３図、第４図は金属製表面材、金属製
裏面材を示す説明図、第５図は目地カバー取付具の一実
施例を示す説明図、第６図は目地カバーの一実施例を示
す説明図、第７図（ａ）〜（ｋ）、第８図（ａ）〜
（ｆ）、第９図（ａ）、（ｂ）はサンドイッチパネルの
その他の実施例を示す説明図、第10図（ａ）〜（ｎ）は
目地カバー取付具のその他の実施例を示す説明図、第11
図（ａ）〜（ｎ）は目地カバーのその他の実施例を示す
説明図、第12図（ａ）〜（ｈ）は本発明に係るパネルの
目地構造のその他の実施例を示す説明図である。 Ａ……サンドイッチパネル、Ｂ……目地カバー取付具、
Ｃ……目地カバー、Ｄ……目地部、１……金属製表面
材、５……挿入片、６……嵌合片、８……芯材、９……
金属製裏面材、15……係合溝、16……係合部、23……係
止部。
部切り欠き断面図、第２図はサンドイッチパネルの一例
を示す斜視図、第３図、第４図は金属製表面材、金属製
裏面材を示す説明図、第５図は目地カバー取付具の一実
施例を示す説明図、第６図は目地カバーの一実施例を示
す説明図、第７図（ａ）〜（ｋ）、第８図（ａ）〜
（ｆ）、第９図（ａ）、（ｂ）はサンドイッチパネルの
その他の実施例を示す説明図、第10図（ａ）〜（ｎ）は
目地カバー取付具のその他の実施例を示す説明図、第11
図（ａ）〜（ｎ）は目地カバーのその他の実施例を示す
説明図、第12図（ａ）〜（ｈ）は本発明に係るパネルの
目地構造のその他の実施例を示す説明図である。 Ａ……サンドイッチパネル、Ｂ……目地カバー取付具、
Ｃ……目地カバー、Ｄ……目地部、１……金属製表面
材、５……挿入片、６……嵌合片、８……芯材、９……
金属製裏面材、15……係合溝、16……係合部、23……係
止部。
Claims (1)
- 【請求項１】長尺状の化粧面と該化粧面の一側縁を外方
に突出した挿入片と、他側縁を外方に突出すると共に断
面略逆Ｕ字状に形成した嵌合片とからなる金属製表面材
と該金属製表面材の裏面に充填した芯材と該芯材の少な
くとも裏面を被覆した金属製裏面材とから形成したサン
ドイッチパネルと、水平面状の固定部と該固定部の略中
央部を上方に突出すると共に断面略楔状に屈曲した係合
部とからなる短尺状の目地カバー取付具と、長尺状の化
粧面と該化粧面の両側縁を内方に化粧面に対して鈍角で
屈曲した側壁化粧面と化粧面の略中央部裏面にはく字状
断面の係止片を２本対面させて係止部を形成した目地カ
バーとからなり、前記サンドイッチパネルの側端面を当
接すると共に、挿入片に嵌合片の嵌合溝が係止された状
態で化粧面端が固定具により躯体に固定され、該嵌合片
に前記目地カバー取付具の楔状に屈曲された係合部が嵌
着されて、目地部上に目地カバー取付具が複数個固定具
により固定され、この目地カバー取付具の係合部に、前
記目地カバーの係止部が嵌着されて一体に形成されてい
ることを特徴とするパネルの目地構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22781289A JP2837186B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | パネルの目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22781289A JP2837186B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | パネルの目地構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0390774A JPH0390774A (ja) | 1991-04-16 |
| JP2837186B2 true JP2837186B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=16866766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22781289A Expired - Fee Related JP2837186B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | パネルの目地構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2837186B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006003676A (ja) * | 2004-06-18 | 2006-01-05 | Lintec Corp | 表示画面用機能フィルム及びその製造法 |
-
1989
- 1989-09-01 JP JP22781289A patent/JP2837186B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0390774A (ja) | 1991-04-16 |
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Legal Events
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