JP2886660B2 - パネルの取付構造 - Google Patents

パネルの取付構造

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は住宅、倉庫等に使用する複合板、特に広幅に
形成しても躯体より剥落することなく、確実に固定する
ことができ、化粧目地の意匠性、創作性を向上したパネ
ルの取付構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種大型のパネルは、実公昭52−3047号公報
に記載されているように、雄、雌型連結部を実結合し、
連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介して
固定する構造、または実開昭50−155822号公報に記載
されているように、パネルの化粧面の中央もボルトによ
り固定する構造が一般的であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、固定具の頭部が外部に露出していると
防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利があっ
た。また、この種パネルは900〜1200mm位の広幅である
ため、パネルの中央をボルト等の固定具により締結しな
いと、パネルの中央において変形したり、地震等により
ガタついたりし、剥落する危険があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、表面材と裏
面材間に合成樹脂発泡体よりなる芯材を形成し、かつ、
化粧面の略中央には連結部の目地と略同一形状の溝条を
形成したパネルを全壁面に固定具で固定し、この固定さ
れた目地部、および溝条を短尺状の目地カバー取付具を
用いて目地カバーにより被覆するようにしたパネルの取
付構造を提供するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るパネルの取付構造
(以下、単に取付構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図(a)、(b)は上記取
付構造を示す一部切り欠き断面図であり、Aは敷目板、
Bはパネル、Cは目地材、Dは目地カバー取付具、Eは
目地カバー、Fは目地部である。さらに、詳説すると、
敷目板Aは第2図に示すように、水平面状の固定片1
と、固定片1の略中央を上方に突出した立ち上がり片2
とから断面略逆T字状に形成した長尺状のものであり、
金属製板材をロール成形により、あるいは押出成形によ
り成形したものである。この敷目板Aは、第1図
(a)、(b)に示すようにパネルBの目地部Fの裏面
に形成し、パネルB間より壁下地α側への雨水、火炎等
の浸入防止、パネルB固定の際のガイド等として機能す
るものである。また、パネルBは第3図に示すように横
断面がハット状で、かつ、長尺体とした表面材と、表
面材の裏面に形成した横断面ハット状の断熱材10と、
断熱材10の長手方向の少なくとも裏面を被覆した裏面材
11とからサンドイッチ構造に形成したものである。さら
に説明すると、表面材、裏面材11は金属材、例えばA
l、Fe、Cu、ステンレス、チタン板、アルミ・亜鉛合金
メッキ鋼板、カラー鋼板、クラッド鋼板、制振鋼板(サ
ンドイッチ鋼板)、フッ素塗膜鋼板などの1種をロール
成形、あるいはプレス加工、押出成形等により成形した
ものである。すなわち表面材は長尺状の化粧面4と、
化粧面4の両側縁を下方へ、化粧面4と垂直に、あるい
は内方、外方に傾斜して屈曲した側壁5と、側壁5の下
端を外側方へ屈曲し延長した突出片7と、その先端を下
方に傾斜して屈曲したガイド部8と、ガイド部8の端縁
を内方に屈曲した補強片9とから構成した固定部と、
目地部Fと略同一形状に形成した溝条4aとからなるもの
である。また、補強片9は断熱材10の原料を充填する
際、断熱材10がガイド部8、および突出片7の表面側に
漏れないようにすると共に、パネルBの側縁を直線状に
し、パネルB同士を間隙なく接触させるためのものであ
る。さらに、ガイド部8、補強片9はパネルB自体の補
強としても機能するものである。溝条4aは表面材の化
粧面4の略中央に少なくとも1本形成し、この溝条4aを
後記する目地カバー取付具Dと目地カバーEにより被覆
できるようにすることにより、溝条4aを固定具βにより
第1図(b)に示すように壁下地αに固定しても外部よ
り固定具βが見えないようにすることができるものであ
る。これは、パネルBの幅が900〜1200mm位の広幅の場
合に中央部分が径時変化、太陽熱、地震等の外力により
変形するのを阻止すると共に、取付強度の向上を図るた
めに化粧面4の略中央を固定具βにより壁下地αに固定
するものである。断熱材10は主に断熱材、副次的に補強
材、接着材、防水材、吸音材、緩衝材、もしくは防火材
として機能するものである。その素材としては、ポリイ
ソシアヌレートフォーム、ポリウレタンフォーム、フェ
ノールフォーム、ポリウレアフォーム、およびこれらに
難燃剤、難燃助剤を添加したものの1種、あるいはこれ
らの1種以上を積層したもの、もしくは鉱物繊維、無機
成形体を一層以上介在して積層した構造からなるもので
ある。なお、断熱材10は表面材の背面に原料を吐出し
てモールド構造で一体化したり、成形体を接着剤により
一体化したりするものである。また裏面材11は第3図に
示すように主に断熱材10の裏面を被覆し、補強材、防水
材、防湿材、防火材の機能を有する共に、断熱材10が壁
下地αに直接接触するのを防止する隔離材として役立つ
ものである。また、裏面材11の形状としては、幅方向の
両端縁近傍を窪ませた切り欠き12と、切り欠き12の先端
を上方にコ字状に屈曲した補強片13よりなるものであ
る。さらに詳説すると、切り欠き12は第2図に示すよう
な敷目板Aの固定片1によりパネルB間、壁下地αと裏
面材11間に段差、大きな間隙が形成さるのを阻止するた
めのものである。目地材Cは少なくとも防水性を有する
ものであり、副次的に耐候性、耐汚染性、耐薬品性、保
形性、防火性(耐火性)等の機能を具備するものであ
る。その植設は、第1図(a)に示すようにパネルB間
の隙間に連続状で隙間なく形成されるものである。目地
カバー取付具Dは第4図に示すように、金属製板材を屈
曲成形した短尺状のものであり、水平面状の固定部14
係止部18とからなるものである。さらに詳説すると、固
定部14は水平面状であり、取付孔15と、取り付け位置の
目印となる安定片14aとからなるものである。また、係
止部18は固定部14の両端縁を上方に屈曲した立ち上がり
片16と、立ち上がり片16の先端を固定部14の延長線に対
して鋭角に形成した係止片17とから形成したものであ
る。その素材としては金属材、例えばステンレス等であ
る。また、係止片17は後記する目地カバーEの係合片21
を係止し、目地カバーEをパネルB同士の目地部F、溝
条4aに固定するためのものであり、また目地カバー取付
具Dを短尺状に形成することにより、目地カバー取付具
Dの1つから目地カバーEがはずれたとしても他の目地
カバー取付具Dにより係止されるため、目地カバーEの
剥落のない、係合装着が容易なものとなる。さらに目地
カバーEは、前記した金属製薄板材よりなり、その形状
は第5図に示すように、水平面状の化粧面部19と、化粧
面部19の両端縁を下方に傾斜して屈曲した側壁化粧面20
と、側壁化粧面20の先端を内方に、前記した係止片17に
係止し得る形状に屈曲した係合片21とからなる係合部22
とからなるものである。さらに詳説すると、化粧面部19
は、第1図(a)、(b)に示すように目地部Fに目地
カバーEが目地カバー取付具Dにより固定されることに
より、パネルBを壁下地α上に固定する際に用いた固定
具βを被覆し、固定具βが外部に露出しないようにする
ためのものである。また、係合片21は目地カバー取付具
Dの係止片17に係止され、目地カバーEを目地カバー取
付具Dに嵌着することにより、目地部F上に目地カバー
Eを確実に、離脱なく固定するためのものである。
次に本発明に係る取付構造を形成するための施工法に
つき説明する。
いま第1図(a)、(b)に示すような外壁を構成す
るために、第2図に示すような金属薄板材をロール成形
により形成した敷目板A、パネルBとしては第3図に示
すようなものであり、表面材、裏面材11としては、0.
5mm厚のカラー鋼板を使用し、断熱材10としてはポリイ
ソシアヌレートフォームからなる原料を表、裏面材
11間に充填し、反応、発泡させ次にキュアして一体化し
たもの、目地材Cとしてはアクリル系のコーキング材、
目地カバー取付具Dとしては第4図に示すようなステン
レス製(0.6mm厚)のもの、目地カバーEとしては表面
と同一材料をロール成形し、第5図に示すように形
成したものを使用する。そこで、C型鋼よりなる壁下地
αに第2図に示すような敷目板Aを縦に、パネルBの全
幅597mmに敷目板Aの立ち上がり片2の幅3mmをプラスし
た600mmのピッチで複数本、固定具βにより固定する。
敷目板Aの取り付け(割り付け)が完了したら、敷目板
Aの立ち上がり片2間にパネルBを挿入し、その突出片
7、および溝条4aを固定具βにより壁下地αに固定す
る。このようにして、パネルB間の目地部Fが形成され
たら、パネルB同士の目地間隙に前記目地材Cを連続状
で植設する。目地材Cの施工が完了したら、第1図
(a)、(b)に示すように、パネルBの突出片7、溝
条4aの底面上に目地カバー取付具Dの固定部14を固定具
βにより固定し、目地カバー取付具Dを所定ピッチ(60
0mm)で複数個固定する。目地カバー取付具Dの取り付
けが全て完了したら、この目地カバー取付具Dの係止部
18に、第5図に示すような長尺状の目地カバーEの係合
22を嵌着し、パネルB同士の目地部Fを目地カバーE
により被覆して、施工を完了するものである。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係る取付構造の一実施例に
すぎず、第6図(a)〜(f)に示すようなパネルBを
使用することもできる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る取付構造によれば、90
0〜1200mm位の広幅のパネルの両端、および略中央を少
なくとも固定する構造であるため、広幅のパネルの中央
が外力に対して変形することなく確実に固定できる。
固定具によるパネルの固定部が目地カバーにより完全に
被覆される構造のため、固定具の頭部が外部に露出しな
い。パネル固定時の変形が、目地カバーにより被覆さ
れるため、施工に熟練を要さない。目地カバー取付具
は短尺状であるため、目地カバーの装着が容易であり、
かつ目地カバー取付具の1つより目地カバーがはずれた
としても全体としては離脱することがない。目地カバ
ー取付具の両端で目地カバーの両端を係止するため、目
地カバーとパネルとの間に隙間が生じない。パネルの
両端、および略中央を固定するため、固定が強固であ
り、耐震性、耐風圧性等の外力に対して強い。等の特
徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明に係るパネルの取付構造
の一例を示す一部切り欠き断面図、第2図は敷目板の一
例を示す斜視図、第3図はパネルの一例を示す斜視図、
第4図は目地カバー取付具の一例を示す斜視図、第5図
は目地カバーの一例を示す斜視図、第6図(a)〜
(f)はその他の実施例を示す説明図である。 A……敷目板、B……パネル、C……目地材、D……目
地カバー取付具、E……目地カバー、F……目地部、4a
……溝条。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/08 E04F 13/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面材と裏面材間に合成樹脂発泡体よりな
    る芯材を形成し、かつ、表面材の幅方向の略中央に連結
    部の目地部と略同一形状の溝条を形成したパネルと、水
    平面状の固定部と該固定部の両端縁を上方に屈曲した立
    ち上がり片と該立ち上がり片の先端を外方に屈曲すると
    共に突出した係止片とからなる係止部を有する短尺状の
    目地カバー取付具と、水平面状の化粧面部と該化粧面部
    の両端縁を下方に鈍角で屈曲した側壁化粧面と該側壁化
    粧面の先端を内方に鋭角で屈曲した係合片とから係合部
    を形成した長尺状の目地カバーとからなり、前記パネル
    は幅方向の端部、および溝条が固定具により下地に固定
    されることにより全壁面に隙間なく形成され、かつ、パ
    ネルの間の目地部と化粧面の溝条には前記目地カバー取
    付具が所定ピッチで複数個直線状に固定具により固定さ
    れ、さらに前記目地カバーは目地カバー取付具の係止部
    に目地カバーの係合部を嵌着して一体に形成されている
    ことを特徴とするパネルの取付構造。
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