JP2996486B2 - パネルの目地構造 - Google Patents

パネルの目地構造

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JP2996486B2 JP2100676A JP10067690A JP2996486B2 JP 2996486 B2 JP2996486 B2 JP 2996486B2 JP 2100676 A JP2100676 A JP 2100676A JP 10067690 A JP10067690 A JP 10067690A JP 2996486 B2 JP2996486 B2 JP 2996486B2
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勝美 押切
雅彦 阿部
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、間仕切り等に使用する
パネルの目地構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種パネルの目地部は、第6図(a)〜(c)
に示すように、壁下地αに固定具βを介して長尺状の敷
目板A、パネルB、目地材C、短尺状の目地カバー取付
具D、長尺状の目地カバーEを用いて目地部Fを形成す
ることが考え出されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようにして形成した目地部Fは、
第6図(b)に示すようにパネルBを壁下地αに固定す
る際に、固定具βの締結力が強すぎると固定部がへこん
でしまい、へこみ部B1が形成され、第6図(c)に示す
ように、目地カバーEを目地カバー取付具Dに係合装着
しても、へこみ部B1によりパネルBと目地カバーE間に
隙間γが形成されてしまい、特に美観性、防水性に大き
く悪影響を与えるものであった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するために、断面略逆
T字状の長尺状の敷目板を固定部に段差を形成したパネ
ルの側端面間裏面に形成し、この目地部上に直線状で多
数個の、両端に係止部を有する目地カバー取付具を固定
し、この目地カバー取付具に、両端に係合部を有する長
尺状の目地カバーを一体に嵌着したパネルの目地構造を
提供するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るパネルの目地構造
(以下、単に目地構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Aは敷目板、Bはパネル、C
は目地材、Dは目地カバー取付具、Eは目地カバー、F
は目地部である。さらに詳説すると、敷目板Aは第2図
に示すように、水平面状の固定片1と、固定片1の略中
央を上方に突出した立ち上がり片2とから断面略逆T字
状に形成した長尺状のものであり、金属性板材をロール
成形により、あるいは押出成形により成形したものであ
る。この敷目板Aは、第1図に示すようにパネルBの目
地部Fの裏面に形成し、パネルB間より壁下地α側への
雨水、火炎等の浸入防止、パネルB固定の際のガイド等
として機能するものである。また、パネルBは第3図に
示すように横断面がハット状で、かつ、長尺体とした表
面材3と、表面材3の裏面に形成した横断面ハット状の
断熱材12と、断熱材12の長手方向の少なくとも裏面を被
覆した裏面材13とからサンドイッチ構造に形成したもの
である。さらに説明すると、表面材3、裏面材13は金属
材、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金
メッキ鋼板、カラー鋼板、クラッド鋼板、制振鋼板(サ
ンドイッチ鋼板)、フッ素塗膜鋼板などの1種をロール
成形、あるいはプレス加工、押出成形等により成形した
ものである。すなわち表面材3は長尺状の化粧面4と、
化粧面4の両側縁を下方へ、化粧面4と垂直に、あるい
は内方、外方に傾斜して屈曲した側壁5と、側壁5の下
端を外側方へ屈曲し延長した突出片7とその先端を下方
に屈曲した段差8と段差8の下端を外方に屈曲し延長し
た固定片9と固定片9の先端を下方に傾斜して屈曲した
ガイド部10とガイド部10の端縁を内方に屈曲した補強片
11とから構成した固定部6とからなるものである。ま
た、補強片11は断熱材12の原料を充填する際、断熱材12
がガイド部10、および固定片9の表面側に漏れないよう
にすると共に、パネルBの側縁を直線状にし、パネルB
同士を間隙なく接触させるためのものである。さらに、
ガイド部10、補強片11はパネルB自体の補強としても機
能するものである。さらに、固定部6に形成した段差8
は、第1図に示すようにパネルBを壁下地αに固定具β
を介して固定する際の固定具βによる固定片9の変形
が、突出片7まで影響を及ぼさないようにし、目地カバ
ーEを目地カバー取付具Dに装着した際に突出片7と後
記する目地カバーEの側壁化粧面22との間に隙間を形成
させずに形成することができ、施工性(固定具βの打
設)、美観性を大幅に向上させるものである。断熱材12
は主に断熱材、副次的に補強材、接着材、防水材、吸音
材、緩衝材、もしくは防火材として機能するものであ
る。その素材としては、ポリイソシアヌレートフォー
ム、ポリウレタンフォーム、フェノールフォーム、ポリ
ウレアフォーム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤を添
加したものの1種、あるいはこれらの1種以上を積層し
たもの、もしくは鉱物繊維、無機成形体を一層以上介在
して積層した構造からなるものである。なお、断熱材12
は表面材3の背面に原料を吐出してモールド構造で一体
化したり、成形体を接着剤により一体化したりするもの
である。また裏面材13は第3図に示すように主に断熱材
12の裏面を被覆し、補強材、防水材、防湿材、防火材の
機能を有すると共に、断熱材12が壁下地αに直接接触す
るのを防止する隔離材として役立つものである。また、
裏面材13の形状としては、幅方向の両端縁近傍を窪ませ
た切り欠き14と、切り欠き14の先端を上方にコ字状に屈
曲した補強片15よりなるものである。さら詳説すると、
切り欠き14は第2図に示すような敷目板Aの固定片1に
よりパネルB間、壁下地αと裏面材13間に段差、大きな
間隙が形成されるのを防止するためのものである。目地
材Cは少なくとも防水性を有するものであり、副次的に
耐候性、耐汚染性、耐薬品性、保形性、防火性(耐火
性)等の機構を具備するものである。その植設は、第1
図に示すようにパネルB間の隙間に連続状で隙間なく形
成されるものである。目地カバー取付具Dは第4図に示
すように、金属製板材を屈曲成形した短尺状のものであ
り、水平面状の固定部16と係止部20とからなるものであ
る。さらに詳説すると、固定部16は水平面状であり、取
付孔17と、取り付け位置の目印となる安定片16aとから
なるものである。また、係止部20は固定部16の両端縁を
上方に屈曲した立ち上がり片18と、立ち上がり片18の先
端を固定部16の延長線に対して鋭角に形成した係止片19
とから形成したものである。その素材としては金属材、
例えばステンレス等である。また、係止片19は後記する
目地カバーEの係合片23を係止し、目地カバーEをパネ
ルB同士の目地部Fに固定するためのものであり、また
目地カバー取付具Dを短尺状に形成することにより、目
地カバー取付具Dの1つから目地カバーEがはずれたと
しても他の目地カバー取付具Dにより係止されるため、
目地カバーEの剥落のない、係合装着が容易なものとな
る。さらに目地カバーEは、前記した金属製薄板材より
なり、その形状は第5図に示すように、水平面状の化粧
面部21と、化粧面部21の両端縁を下方に傾斜して屈曲し
た側壁化粧面22と、側壁化粧面22の先端を内方に、前記
した係止片19に係止し得る形状に屈曲した係合片23とか
らなる係合部24とからなるものである。さらに詳説する
と、化粧面部21は、第1図に示すように目地部Fに目地
カバーEが目地カバー取付具Dにより固定されることに
より、パネルBを壁下地α上に固定する際に用いた固定
具βを被覆し、固定具βが外部に露出しないようにする
ためのものである。また、係合片23は目地カバー取付具
Dの係止片19に係止され、目地カバーEを目地カバー取
付具Dに嵌着することにより、目地部F上に目地カバー
Eを確実に、離脱なく固定するためのものである。
次に本発明に係る目地構造を形成するための施工法に
つき説明する。
いま第1図に示すような外壁を構成するために、第2
図に示すような金属薄板材をロール成形により形成した
薄目板A、パネルBとしては第3図に示すようなもので
あり、表面材3、裏面材13としては0.5mm厚のカラー鋼
板を使用し、芯材12としてはポリイソシアヌレートフォ
ームからなる原料を表、裏面材3、13間に充填し、反
応、発泡させ次にキュアして一体化したもの、目地材C
としてはアクリル系のコーキング材、目地カバー取付具
Dとしては第4図に示すようなステンレス製(0.6mm
厚)のもの、目地カバーEとしては表面材3と同一材料
をロール成形し、第5図に示すように形成したものを使
用する。そこで、C型鋼よりなる壁下地αに第2図に示
すような敷目板Aを縦に、パネルBの全幅597mmに敷目
板Aの立ち上がり片2の幅3mmをプラスした600mmのピッ
チで複数本、固定具βにより固定する。敷目板Aの取り
付け(割り付け)が完了したら、敷目板Aの立ち上がり
片2間にパネルBを挿入し、その固定片9を固定具βに
より壁下地αに固定する。このようにして、パネルB間
の目地部Fが形成されたら、パネルB同士の目地間隙に
前記目地材Cを連続状で植設する。目地材Cの施工が完
了したら、第1図に示すように、パネルBの固定片9上
に目地カバー取付具Dの固定部16を固定具βにより固定
し、目地カバー取付具Dを所定ピッチ(600mm)で複数
個固定する。目地カバー取付具Dの取り付けが全て完了
したら、この目地カバー取付具Dの係止部20に、第5図
に示すような長尺状の目地カバーEの係合部24を嵌着
し、パネルB同士の目地部Fを目地カバーEにより被覆
して、施工を完了するものである。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る目地構造によれば、パ
ネル同士の固定部に形成した段差により、パネル固定時
の固定片の変形が目地カバーとの接触面であるパネルの
突出片まで到らず、固定具による変形が完全に目地カバ
ーにより被覆され、美観性を向上する。目地部に固定
具の頭部が露出しない。パネル固定時の変形が、目地
カバーにより被覆されるため、施工に熟練を要さない。
目地カバー取付具は短尺状であるため、目地カバーの
装着が容易であり、かつ目地カバー取付具の1つより目
地カバーがはずれたとしても全体としては離脱すること
がない。目地カバーにより固定具が被覆されるため、
固定具が外部に露出せず、美しい外観に形成できる。
目地カバー取付具の両端で目地カバーの両端を係止する
ため、目地カバーとパネルとの間に隙間が生じない。
パネルの両端を固定するため、固定が強固であり、耐震
性、耐風圧性等の外力に対して強い。段差が目地カバ
ー取付具の取付ガイドとなり、施工が楽である。等の特
徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパネルの目地構造の一例を示す一
部切り欠き断面図、第2図は敷目板の一例を示す斜視
図、第3図はパネルの一例を示す斜視図、第4図は目地
カバー取付具の一例を示す斜視図、第5図は目地カバー
の一例を示す斜視図、第6図(a)〜(c)は従来例を
示す説明図である。 A……敷目板、B……パネル、C……目地材、D……目
地カバー取付具、E……目地カバー、F……目地部、8
……段差。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定片と、該固定片の略中央を上方に突出
    した立ち上がり片とから断面略逆T字状に形成した長尺
    状の敷目板と、長尺状の化粧面と該化粧面の両側縁に設
    けた側壁と該側壁の下端を外方に屈曲して延長した突出
    片と該突出片の先端を下方に屈曲した段差と該段差の下
    端を外方に突出した固定片と該固定片の端縁を下方に傾
    斜して外方に屈曲し先端を内方に突出したガイド部とか
    ら断面をハット状に形成した表面材と、該表面材の裏面
    に充填した断面ハット状でプラスチックフォーム製の断
    熱材と、該断熱材の少なくとも裏面を被覆すると共に幅
    方向の両端縁を上方に屈曲し先端を内方に突出した裏面
    材とから構成したパネルと、固定部と該固定部の両端縁
    を上方に屈曲した立ち上がり片と該立ち上がり片の先端
    を外方に屈曲すると共に突出した係止片とからなる係止
    部を有する短尺状の目地カバー取付具と、化粧面部と該
    化粧面部の両端縁を下方に鈍角で屈曲した側壁化粧面と
    該側壁化粧面の先端を内方に鋭角で屈曲した係合片とか
    ら係合部を形成した長尺状の目地カバーとからなり、前
    記敷目板は、立ち上がり片がパネルのガイド部の先端間
    の幅と略同一ピッチで複数本壁下地に固定され、前記パ
    ネルは固定された敷目板の立ち上がり片間に挿入される
    と共に、固定片が固定具により壁下地に固定され、固定
    されたパネル間のガイド部には防水性を有する目地材が
    連続状で植設され、パネル同士の固定片上に目地カバー
    取付具が多数個固定具により固定され、前記目地カバー
    は目地カバー取付具の係止部に目地カバーの係合部を嵌
    着して一体に形成されていることを特徴とするパネルの
    目地構造。
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