JP2930335B2 - サンドイッチパネル - Google Patents
サンドイッチパネルInfo
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Description
するサンドイッチパネル(以下、単にパネルという)に
関するものである。
泡体を充填し、幅方向の端部に露出した合成樹脂発泡体
が製造時に洩れ出さないようにシート状物でカバーして
いるのが普通であり、また、防水性を強化するために、
連結部にパッキン等を介在しているものであった。さら
に、この種パネルを用いて形成した目地部は、実公昭52
−3047号公報に記載されているように雄、雌型連結部を
実結合し、かつ連結部表面からボルトを貫通し、下地に
ナットを介して固定する構造となっていた。
化のためには、シート状物とパッキンの2部材が不可欠
であり、製造上、コスト面において問題があった。さら
に、固定具の頭部が外観に露出していると防水性、防食
性および外観の意匠性に劣る不利があった。また、この
種目地部にはコーキング材等による防水処理が必要であ
り、施工に時間を要し耐候性、耐久性にも問題があっ
た。さらに、耐火性に問題があった。
幅方向端部に柔軟性のある目地部材を一体に形成したパ
ネルを提供するものである。
ついて詳細に説明する。すなわち、第1図は上記パネル
Aを示す一部切り欠き断面図である。パネルAは第1図
に示すように横断面がハット状で、かつ、長尺体とした
表面材1と、表面材1の裏面に形成した横断面ハット状
の断熱材7と、断熱材7の長手方向の少なくとも裏面を
被覆した裏面材8と、表面材1、裏面材8の幅方向の端
部に形成した目地部材12とからサンドイッチ構造に形成
したものである。さらに説明すると、表面材1、裏面材
8は金属材、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・
亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、クラッド鋼板、制振
鋼板(サンドイッチ鋼板)、フッ素塗膜鋼板などの1種
をロール成形、あるいはプレス加工、押出成形等により
成形したものである。すなわち表面材1は第2図に示す
ように長尺状の化粧面2と、化粧面2の両側縁を下方
へ、化粧面2と垂直に、あるいは内方、外方に傾斜して
屈曲した側壁3と、側壁3の下端を外側方へ屈曲し延長
した突出片4と、その先端を下方に傾斜(図では曲面
状)して屈曲したガイド部5と、ガイド部5の端縁を内
方に屈曲した補強片6とから構成したものである。な
お、ガイド部5は第5図に示すように、中央に安定片D1
を持つ第7図に示すような目地カバー取付具Dを装着す
る際のガイドとなるものである。また、補強片6は断熱
材7の原料を充填する際、断熱材7がガイド部5、およ
び突出片4の表面側に漏れないようにすると共に、パネ
ルAの側縁を直線状にし、パネルA同士を間隙なく接触
させるためのものである。さらに、ガイド部5、補強片
6はパネルA自体の補強としても機能するものである。
また、表面材1の長さは4000〜10000mm位、幅W1(化粧
面2の幅)は400〜900mm程度、全幅W2は450〜1200mm
位、側壁3下端縁から側面片6までの幅W3は20〜100mm
位、化粧面2から突出片4までの高さH1は10〜100mm位
である。断熱材7は主に断熱材、防水材、吸音材、緩衝
材、もしくは防火材として機能するものである。その素
材としては、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリウレ
タンフォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォー
ム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤を添加したものの
1種、あるいはこれらの1種以上を積層したもの、もし
くは鉱物繊維、無機成形体を一層以上介在して積層した
構造からなるものである。なお、断熱材7は表面材1の
背面に原料を吐出してモールド構造で一体化したり、成
形体を接着際により一体化したりするものである。また
裏面材8は第3図に示すように主に断熱材7の裏面を被
覆し、補強材、防水材、防湿材、防火材の機能を有する
と共に、断熱材7が躯体αに直接接触するのを防止する
隔離材として役立つものである。また、裏面材8の形状
としては、幅方向の両端縁近傍を窪ませた切り欠き9
と、切り欠き9の先端を上方に屈曲した側壁10と、側壁
10の先端を内方に屈曲した補強兼係止片11よりなるもの
である。さらに詳説すると、切り欠き9は第6図に示す
ような敷目板Bの固定片B1によりパネルA間、躯体αと
裏面材8間に段差、間隙が形成されるのを阻止するため
のものであり、補強兼係止片11は裏面材8の端部の波打
ちを防止すると共に、後記する目地部材12を固定する部
分となるものである。また、裏面材8において、全幅を
W4、切り欠き9の幅をW5、W6、敷目板Bにおいて固定片
B1の幅をW7、W8、立ち上がり片B2の幅をW9とすると、W4
≒W2、W5≒W7、W6≒W8、W9=0.5〜10mm位である。目地
部材12は第4図に示すように、主体部13に中空部13aを
有し、主体部13の下部に裏面材8の補強兼係止片11に係
止し得る形状で略L字状に突出した嵌合片14、嵌合溝15
とから長尺状に形成したものであり、ある程度の柔軟性
を有するものである。さらに詳説すると、目地部材12は
第5図に示すように、パネルAの端部に形成されること
により、パネルA間の目地部において敷目板Bの立ち上
がり片B2に接触し、目地部の防水性、気密性を向上する
と共に、嵩上げ材、表、裏面材1、8の接触防止材とし
て機能し、さらに、パネルA製造時に合成樹脂発泡体よ
りなる断熱材7が表面材1、裏面材8間より液洩れしな
いようにする液洩れ防止材として機能するものである。
また、嵌合溝15は補強兼係止片11に係止され、目地部材
12の位置決め機能、固定溝の機能を有するものである。
その素材としては、柔軟性、耐候性、耐熱性、防水性、
寸法安定性に富む、合成樹脂系、ゴム系の押出材であ
り、例えば軟質PVCよりなるものである。なお、接触面1
3b、嵌合片14のみを軟質とし、それ以外は硬質部材とす
ることもできる。
鋼よりなる躯体αに第6図に示すような敷目板Bを600m
m+2〜3mmピッチで縦に複数本、ビス等により固定す
る。次に第1図に示すような600mm幅のパネルA1、A2の
切り欠き9を固定片B1上に載置し、敷目板Bの立ち上が
り片B2に目地部材12の接触面13bが当接するようにして
装着し、突出片4をスクリュービス等よりなる固定具β
により躯体αに固定する。次に、コーキング材Cをパネ
ルA1、A2間の目地部に植設し、その後、第7図に示すよ
うな目地カバー取付具Dを固定具βにより複数個固定す
る。目地カバー取付具Dの取り付けが全て完了したら、
この目地カバー取付具Dの係止部D2に、第8図に示すよ
うな長尺状の目地カバーEの係合部E1を嵌着し、パネル
A同士の目地部を目地カバーEにより被覆して、施工を
完了するものである。なお、コーキング材Cは万が一の
雨水の浸入防止のために設けるものであり、目地部材12
が存在するため、特に必要であるものではない。
にすぎず、第9図(a)〜(o)、および第10図
(a)、(b)に示すように形成したり、目地部材12を
第11図(a)〜(i)に示すように形成することができ
る。すなわち、第9図(a)〜(o)において、(a)
〜(k)図は主に表面材1を各々変形したパネルA、
(l)図は裏面材8の一端を外方に突出し、敷目板Bの
機能を付加したパネルA、(m)図は断熱材7の中間、
または図示しないが表面、あるいは裏面側にロックウー
ル、アスベスト等の鉱物繊維、ガラス繊維、アラミド繊
維等の繊維状物、繊維シート状物16を介在させたパネル
A、(n)図は断熱材7を有機と無機の2層にしたパネ
ルA、(o)図はパーライト粒、ガラスビーズのような
骨材17を突出片4の裏面部分、あるいは図示しないが全
面の断熱材7に高密度に充填したパネルAである。さら
に、第10図(a)、(b)は、パネルAの長手方向の一
端縁、あるいは図示しないが両端縁に、第10図(a)の
イ−イ線断面図である(b)に示すように、表面材1を
下方に屈曲して形成した端面壁2aを形成したものであ
り、パネルAの端部間の目地部におけるコーキング材の
施工性、耐久性、耐候性、耐震性を向上するためのもの
である。また、第11図(a)〜(i)は目地部材12のそ
の他の変形例を示すものであり、(a)図は嵌合片14を
変形した目地部材12、(b)〜(f)図は接触面13bを
各々変形した目地部材12、(g)、(h)図は上下端両
方に目地部材12の位置決め機能を付加した目地部材12、
(i)図は嵌合片14の替わりに接着剤12aを形成した目
地部材12である。なお、第9図(a)〜(r)〜第11図
(a)〜(i)を各々組み合わせてパネルAとすること
もできる。
部材により、目地部の防水性、気密性が大幅に向上す
る。目地部材が合成樹脂発泡体の液洩れ防止材として
機能する。目地部材は柔軟性が有るため、施工時にコ
ーキング材処理が不必要である。目地部材により端部
の寸法制度が良く、施工精度が良くなる。目地部材1
つで、従来の液洩れ防止用シート状物、パッキンの機能
を具備する。横断面をハット状としたため広幅のパネ
ルを躯体に確実に、かつ、化粧面の両側を強固に固定で
きる。パネルは雄、雌型構造がないために梱包、施工
が極めて容易で、高能率となる。パネルを用いて壁体
を形成した際には釘頭がパネルの化粧面に現れず美しい
外観に形成できる。パネルを両側で固定する構造のた
め、化粧面が山状となることがない利点がある。防水
性、気密性、耐震性、断熱性、耐火性、防音性、施工性
を向上したパネルとなる。等の特徴、効果がある。
一部切り欠き説明図、第2図は表面材を示す説明図、第
3図は裏面材を示す説明図、第4図は目地部材を示す斜
視図、第5図は施工状態を示す説明図、第6図は敷目板
の一例を示す説明図、第7図は目地カバー取付具の一実
施例を示す説明図、第8図は目地カバーの一実施例を示
す説明図、第9図(a)〜(o)、第10図(a)、
(b)、および第11図(a)〜(i)はその他の実施例
を示す説明図である。 A……サンドイッチパネル、1……表面材、4……突出
片、5……ガイド部、7……断熱材、8……裏面材、11
……補強兼係止片、12……目地部材。
Claims (1)
- 【請求項1】長尺状の化粧面と該化粧面の両側縁に設け
た側壁と、該側壁の下端を外方に屈曲して延長した釘打
設兼用の突出片と、該突出片の端縁を下方に傾斜して内
方に屈曲したガイド部とから断面をハット状に形成した
表面材と、該表面材の裏面に充填した断面ハット状でプ
ラスチックフォーム製の断熱材と、該断熱材の少なくと
も裏面を被覆すると共に、幅方向の両端縁を内方にコ字
状に屈曲した補強兼係止片を有する裏面材と、該裏面材
の補強兼係止片に嵌合されて表面材、裏面材の幅方向の
両端縁間に形成された長尺状の目地部材とから構成した
ことを特徴とするサンドイッチパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31488689A JP2930335B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | サンドイッチパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31488689A JP2930335B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | サンドイッチパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03176553A JPH03176553A (ja) | 1991-07-31 |
JP2930335B2 true JP2930335B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=18058810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31488689A Expired - Fee Related JP2930335B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | サンドイッチパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2930335B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-04 JP JP31488689A patent/JP2930335B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH03176553A (ja) | 1991-07-31 |
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