JP2795869B2 - パネルの目地構造 - Google Patents
パネルの目地構造Info
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- JP2795869B2 JP2795869B2 JP1014294A JP1429489A JP2795869B2 JP 2795869 B2 JP2795869 B2 JP 2795869B2 JP 1014294 A JP1014294 A JP 1014294A JP 1429489 A JP1429489 A JP 1429489A JP 2795869 B2 JP2795869 B2 JP 2795869B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、間仕切り、屋根に使用
するパネルの目地構造に関するものである。
するパネルの目地構造に関するものである。
従来この種パネルの目地部は、実公昭52−3047号公報
に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、か
つ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介し
て固定する構造となっていた。
に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、か
つ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介し
て固定する構造となっていた。
しかしながら、固定具の頭部が外観に露出していると
防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利があっ
た。また、パネルの目地は模様として利用できない欠点
があった。さらに耐火性に劣る不利があった。
防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利があっ
た。また、パネルの目地は模様として利用できない欠点
があった。さらに耐火性に劣る不利があった。
本発明はこのような欠点を除去するために、パネルの
幅方向の当接部に逆T字状断面の敷目板を介在させると
共にコーキング材を植設し、さらに、この目地部に多数
個の、両端に係止部を有する目地カバー取付具を固定
し、この目地カバー取付具に、両端に係合部を有する目
地カバーを一体に嵌着したパネルの目地構造を提供する
ものである。
幅方向の当接部に逆T字状断面の敷目板を介在させると
共にコーキング材を植設し、さらに、この目地部に多数
個の、両端に係止部を有する目地カバー取付具を固定
し、この目地カバー取付具に、両端に係合部を有する目
地カバーを一体に嵌着したパネルの目地構造を提供する
ものである。
以下に図面を用いて本発明に係るパネルの目地構造
(以下、単に目地構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Aは敷目板、Bはパネル、C
はコーキング材、Dは目地カバー取付具、Eは目地カバ
ー、Fは目地部である。さらに詳説すると、敷目板Aは
第2図に示すように長尺状板材よりなり、例えば金属製
板材、合成樹脂材、陶材等よりなり、水平面状の固定片
1と、固定片1の略中央部を上方に突出させた立ち上り
部2と、固定片1上に形成した突条1aから断面略逆T字
状に形成したものである。この敷目板Aは、第1図に示
すようにパネルBの総幅のピッチで躯体α上に固定具β
を介して固定され、目地部Fにおける防水性、気密性、
耐風圧性、耐火性、パネルB施工時の割り付け下地とし
て機能するものである。パネルBは第3図に示すように
横断面がハット状で、かつ、長尺体とした金属製表面材
3(以下、単に表面材という)と、表面材3の裏面に形
成した断熱材9と、断熱材9の長手方向の少なくとも裏
面を被覆した金属製裏面材10(以下、単に裏面材とい
う)とからサンドイッチ構造に形成したものである。さ
らに説明すると、表面材3、裏面材10は金属材、例えば
Al、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼
板、カラー鋼板、クラッド鋼板、制振鋼板(サンドイッ
チ鋼板)、フッ素塗膜鋼板などの1種をプレス加工、押
出成形、ロール成形により成形したものである。すなわ
ち表面材3は第4図に示すように長尺状の化粧面4と、
化粧面4の両側縁を下方へ、化粧面4と垂直に、あるい
は内方、外方に傾斜して屈曲した側壁5と、側壁5の下
端を外側方へ屈曲した延長した突出片6と、その先端を
上方、あるいは下方に傾斜して屈曲した目地カバー取付
具用ガイド部7(以下、単にガイド部という)と、ガイ
ド部7の端縁を垂直下方に屈曲した側面片8とから構成
したものである。なお、ガイド部7は第1図に示すよう
に、中央に屈曲部を持つ目地カバー取付具Dを装着する
際のガイドとなるものであり、特に目地カバーEが確実
に、かつ、離脱しにくいように目地カバー取付具Dを短
尺に形成したものであり、直線状に並べて装着するのが
容易となる。しかもガイド部7はコーキング材Cの接着
部として機能し、表面材3が薄板であっても、確実にコ
ーキング材を植設することができ、防水性を確保するこ
とができる。また、側面片8は断熱材9の原料を充填す
る際、断熱材9がガイド部7、および突出片6の表面に
漏れないようにすると共に、パネルBの側縁を直線状に
し、敷目板Aの立ち上り部2と間隙なく接触させるため
のものである。さらに、ガイド部7、側面片8はパネル
B自体の補強としても機能するものである。また、表面
材3の長さは4000〜10000mm位、幅W1(化粧面4の幅)
は400〜900mm程度、全幅W2は450〜1100mm位、側壁4端
縁から側面片8までの幅W3は20〜100mm位、化粧面4か
ら突出片6までの高さH1は10〜100mm位である。断熱材
9は主に断熱材、防水材、吸音材、緩衝材、もしくは防
火材として機能するものである。その素材としては、ポ
リイソシアヌレートフォーム、ポリウレタンフォーム、
フェノールフォーム、ポヰウレアフォーム、およびこれ
らに難燃剤、難燃助剤を添加したものの1種、あるいは
これらの1種以上を積層したもの、もしくは鉱物繊維、
無機成形体を一層以上介在して積層した構造からなるも
のである。なお、断熱材9は表面材3の背面に原料を吐
出してモールド構造で一体化したり、成形体を接着剤に
より一体化したりするものであり、その厚さt1、t2は、
t1=15〜200mm、t2=5〜50mm位である。また裏面材10
は第5図に示すようなものであり、第3図に示すように
主に断熱材9の裏面を被覆し、補強材、防水材、防湿
材、防火材の機能を有すると共に、断熱材9が躯体αに
直接接触するのを防止する隔離材として役立つものであ
る。また、裏面材10の形状としては第5図に示すよう
に、長手方向の端縁を垂直上方に屈曲し、補強片11、12
を形成した樋状、あるいは断熱材9の裏面のみを被覆す
る平板状などからなり、幅W4は前記W2と同じである。な
お、裏面材10は、第3図に示すように表面材3と接触し
ないように形成し、表面材3、裏面材10が熱橋にならな
いように形成する方が好ましいものである。コーキング
材Cは粘着性のあるものであり、例えばホットメルト
系、シリコーン系、ポリウレタン系、アクリル系、SBR
系等、およびこれらに吸水時には膨張し、乾燥時には収
縮するアクリル系の高吸水性樹脂、高熱下において結晶
水を放出し、発泡、硬化する硼砂、メタ硼酸ソーダ等を
配合したものの一種からなるものであり、防水性、気密
性、断熱性、あるいは耐火性を向上させるためのもので
ある。目地カバー取付具Dは第6図に示すように、金属
製板材を屈曲成形した短尺状のものであり、水平面状の
固定片13と、その中央を凹状に屈曲した安定片14と、固
定片13の両端を上方に屈曲した立ち上り片15と立ち上り
片15の先端を内方に屈曲した係止片16とからなる係止部
17を形成したものであり、後記する目地カバーEをパネ
ルB間の目地部Fに固定するための固定具として機能す
るものである。さらに詳説すると、固定片13は目地カバ
ー取付具DをパネルBの突出片6上に固定するための部
分であり、安定片14はパネルB同士のガイド部7間に挿
入され、目地カバー取付具Dの取付位置の位置決めに役
立つ部分である。また係止片16は後記する目地カバーE
の係合片20を係止し、目地カバーEをパネルB同士の目
地部Fに固定するためのものであり、また目地カバー取
付具Dを短尺状に形成することにより、目地カバー取付
具Dの1つから目地カバーEがはずれたとしても他の目
地カバー取付具Dにより係止されるため、目地カバーE
の剥落のない、係合装着が容易なものとなる。さらに目
地カバーEは、前記した金属製薄板材よりなり、その形
状は第7図に示すように、水平面状の化粧面部18と、化
粧面部18の両端縁を下方に傾斜して屈曲した側壁化粧面
19と、側壁化粧面19の先端を内方に、前記した係止片16
に係止し得る形状に屈曲した係合片20とからなる係合部
21とからなるものである。さらに詳説すると、化粧面部
18は、第1図に示すように目地部Fに目地カバーEが目
地カバー取付具Dにより固定されることにより、パネル
Bを躯体α上に固定する際に用いた固定具βを被覆し、
固定具βが外部に露出しないようにするためのものであ
る。また、係合片20は目地カバー取付具Dの係止片16に
係止され、目地カバーEを目地カバー取付具Dに嵌着す
ることにより、目地部F上に目地カバーEを確実に、離
脱なく固定するためのものである。
(以下、単に目地構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Aは敷目板、Bはパネル、C
はコーキング材、Dは目地カバー取付具、Eは目地カバ
ー、Fは目地部である。さらに詳説すると、敷目板Aは
第2図に示すように長尺状板材よりなり、例えば金属製
板材、合成樹脂材、陶材等よりなり、水平面状の固定片
1と、固定片1の略中央部を上方に突出させた立ち上り
部2と、固定片1上に形成した突条1aから断面略逆T字
状に形成したものである。この敷目板Aは、第1図に示
すようにパネルBの総幅のピッチで躯体α上に固定具β
を介して固定され、目地部Fにおける防水性、気密性、
耐風圧性、耐火性、パネルB施工時の割り付け下地とし
て機能するものである。パネルBは第3図に示すように
横断面がハット状で、かつ、長尺体とした金属製表面材
3(以下、単に表面材という)と、表面材3の裏面に形
成した断熱材9と、断熱材9の長手方向の少なくとも裏
面を被覆した金属製裏面材10(以下、単に裏面材とい
う)とからサンドイッチ構造に形成したものである。さ
らに説明すると、表面材3、裏面材10は金属材、例えば
Al、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼
板、カラー鋼板、クラッド鋼板、制振鋼板(サンドイッ
チ鋼板)、フッ素塗膜鋼板などの1種をプレス加工、押
出成形、ロール成形により成形したものである。すなわ
ち表面材3は第4図に示すように長尺状の化粧面4と、
化粧面4の両側縁を下方へ、化粧面4と垂直に、あるい
は内方、外方に傾斜して屈曲した側壁5と、側壁5の下
端を外側方へ屈曲した延長した突出片6と、その先端を
上方、あるいは下方に傾斜して屈曲した目地カバー取付
具用ガイド部7(以下、単にガイド部という)と、ガイ
ド部7の端縁を垂直下方に屈曲した側面片8とから構成
したものである。なお、ガイド部7は第1図に示すよう
に、中央に屈曲部を持つ目地カバー取付具Dを装着する
際のガイドとなるものであり、特に目地カバーEが確実
に、かつ、離脱しにくいように目地カバー取付具Dを短
尺に形成したものであり、直線状に並べて装着するのが
容易となる。しかもガイド部7はコーキング材Cの接着
部として機能し、表面材3が薄板であっても、確実にコ
ーキング材を植設することができ、防水性を確保するこ
とができる。また、側面片8は断熱材9の原料を充填す
る際、断熱材9がガイド部7、および突出片6の表面に
漏れないようにすると共に、パネルBの側縁を直線状に
し、敷目板Aの立ち上り部2と間隙なく接触させるため
のものである。さらに、ガイド部7、側面片8はパネル
B自体の補強としても機能するものである。また、表面
材3の長さは4000〜10000mm位、幅W1(化粧面4の幅)
は400〜900mm程度、全幅W2は450〜1100mm位、側壁4端
縁から側面片8までの幅W3は20〜100mm位、化粧面4か
ら突出片6までの高さH1は10〜100mm位である。断熱材
9は主に断熱材、防水材、吸音材、緩衝材、もしくは防
火材として機能するものである。その素材としては、ポ
リイソシアヌレートフォーム、ポリウレタンフォーム、
フェノールフォーム、ポヰウレアフォーム、およびこれ
らに難燃剤、難燃助剤を添加したものの1種、あるいは
これらの1種以上を積層したもの、もしくは鉱物繊維、
無機成形体を一層以上介在して積層した構造からなるも
のである。なお、断熱材9は表面材3の背面に原料を吐
出してモールド構造で一体化したり、成形体を接着剤に
より一体化したりするものであり、その厚さt1、t2は、
t1=15〜200mm、t2=5〜50mm位である。また裏面材10
は第5図に示すようなものであり、第3図に示すように
主に断熱材9の裏面を被覆し、補強材、防水材、防湿
材、防火材の機能を有すると共に、断熱材9が躯体αに
直接接触するのを防止する隔離材として役立つものであ
る。また、裏面材10の形状としては第5図に示すよう
に、長手方向の端縁を垂直上方に屈曲し、補強片11、12
を形成した樋状、あるいは断熱材9の裏面のみを被覆す
る平板状などからなり、幅W4は前記W2と同じである。な
お、裏面材10は、第3図に示すように表面材3と接触し
ないように形成し、表面材3、裏面材10が熱橋にならな
いように形成する方が好ましいものである。コーキング
材Cは粘着性のあるものであり、例えばホットメルト
系、シリコーン系、ポリウレタン系、アクリル系、SBR
系等、およびこれらに吸水時には膨張し、乾燥時には収
縮するアクリル系の高吸水性樹脂、高熱下において結晶
水を放出し、発泡、硬化する硼砂、メタ硼酸ソーダ等を
配合したものの一種からなるものであり、防水性、気密
性、断熱性、あるいは耐火性を向上させるためのもので
ある。目地カバー取付具Dは第6図に示すように、金属
製板材を屈曲成形した短尺状のものであり、水平面状の
固定片13と、その中央を凹状に屈曲した安定片14と、固
定片13の両端を上方に屈曲した立ち上り片15と立ち上り
片15の先端を内方に屈曲した係止片16とからなる係止部
17を形成したものであり、後記する目地カバーEをパネ
ルB間の目地部Fに固定するための固定具として機能す
るものである。さらに詳説すると、固定片13は目地カバ
ー取付具DをパネルBの突出片6上に固定するための部
分であり、安定片14はパネルB同士のガイド部7間に挿
入され、目地カバー取付具Dの取付位置の位置決めに役
立つ部分である。また係止片16は後記する目地カバーE
の係合片20を係止し、目地カバーEをパネルB同士の目
地部Fに固定するためのものであり、また目地カバー取
付具Dを短尺状に形成することにより、目地カバー取付
具Dの1つから目地カバーEがはずれたとしても他の目
地カバー取付具Dにより係止されるため、目地カバーE
の剥落のない、係合装着が容易なものとなる。さらに目
地カバーEは、前記した金属製薄板材よりなり、その形
状は第7図に示すように、水平面状の化粧面部18と、化
粧面部18の両端縁を下方に傾斜して屈曲した側壁化粧面
19と、側壁化粧面19の先端を内方に、前記した係止片16
に係止し得る形状に屈曲した係合片20とからなる係合部
21とからなるものである。さらに詳説すると、化粧面部
18は、第1図に示すように目地部Fに目地カバーEが目
地カバー取付具Dにより固定されることにより、パネル
Bを躯体α上に固定する際に用いた固定具βを被覆し、
固定具βが外部に露出しないようにするためのものであ
る。また、係合片20は目地カバー取付具Dの係止片16に
係止され、目地カバーEを目地カバー取付具Dに嵌着す
ることにより、目地部F上に目地カバーEを確実に、離
脱なく固定するためのものである。
次に施工例につき説明する。
いま第1図に示すような外壁を構成するために、躯体
αに第2図に示すような敷目板Aを600mmピッチで縦に
複数本、ビス等により固定する。次に第3図に示すよう
な600mm幅のパネルB1、B2を敷目板Aの固定片1上に側
端面を当接するようにして固定具βを介して固定し目地
部Fを形成し、この目地部Fに対してシリコーン系のコ
ーキング材Cを連続状で植設する。コーキング材Cの植
設が完了したら第6図に示すような目地カバー取付具D
を固定具βにより複数個固定する。目地カバー取付具D
の取り付けが全て完了したら、この目地カバー取付具D
の係止部17に、第7図に示すような長尺状の目地カバー
Eの係合部21を嵌着し、パネルB同士の目地部Fを目地
カバーEにより被覆して、施工を完了するものである。
αに第2図に示すような敷目板Aを600mmピッチで縦に
複数本、ビス等により固定する。次に第3図に示すよう
な600mm幅のパネルB1、B2を敷目板Aの固定片1上に側
端面を当接するようにして固定具βを介して固定し目地
部Fを形成し、この目地部Fに対してシリコーン系のコ
ーキング材Cを連続状で植設する。コーキング材Cの植
設が完了したら第6図に示すような目地カバー取付具D
を固定具βにより複数個固定する。目地カバー取付具D
の取り付けが全て完了したら、この目地カバー取付具D
の係止部17に、第7図に示すような長尺状の目地カバー
Eの係合部21を嵌着し、パネルB同士の目地部Fを目地
カバーEにより被覆して、施工を完了するものである。
以上説明したのは本発明に係るパネルの目地構造の一
実施例にすぎず、第8図(a)〜(e)に示すように形
成することができる。すなわち、(a)図は敷目板Aの
立ち上り部2をパネルBの突出片6よりも高く形成し、
目地カバー取付具Dの位置決めとして機能するように形
成した目地構造、(b)図はパネルBの裏面材10の幅方
向の両端縁に凹部22を形成し、敷目板Aの固定片1に対
応する形状とし、防水性、気密性をさらに強化した目地
構造、(c)図は敷目板Aの固定片1と立ち上り部2と
の境界にもコーキング材Cを植設した目地構造、
(d)、(e)図は、突出片6上、あるいは固定片1上
に防水・防火シート23を形成し、目地部Fの防水性、気
密性、断熱性、さらに耐火性等を向上した目地構造であ
る。なお、第8図(a)〜(e)においては固定具βは
省略して示してある。
実施例にすぎず、第8図(a)〜(e)に示すように形
成することができる。すなわち、(a)図は敷目板Aの
立ち上り部2をパネルBの突出片6よりも高く形成し、
目地カバー取付具Dの位置決めとして機能するように形
成した目地構造、(b)図はパネルBの裏面材10の幅方
向の両端縁に凹部22を形成し、敷目板Aの固定片1に対
応する形状とし、防水性、気密性をさらに強化した目地
構造、(c)図は敷目板Aの固定片1と立ち上り部2と
の境界にもコーキング材Cを植設した目地構造、
(d)、(e)図は、突出片6上、あるいは固定片1上
に防水・防火シート23を形成し、目地部Fの防水性、気
密性、断熱性、さらに耐火性等を向上した目地構造であ
る。なお、第8図(a)〜(e)においては固定具βは
省略して示してある。
上述したように本発明に係るパネルの目地構造によれ
ば、コーキング材により、目地部における防水性、気
密性が大幅に向上する。目地部に固定具の頭部が露出
しない。敷目板の介在により、防水性、断熱性、耐火
性(火炎の浸入防止)が大幅に向上する。パネル固定
時の変形が、目地カバーにより被覆されるため、施工に
熟練を要さない。目地カバー取付具は短尺状であるた
め、目地カバーの装着が容易であり、かつ離脱すること
がない。敷目板の固定によりパネルの割り付けができ
るため、施工性、仕上がりが良い。目地カバーにより
コーキング材が被覆されるため、コーキング材の紫外線
劣化が抑制され、防水性を長期に維持することができ
る。等の特徴、効果がある。
ば、コーキング材により、目地部における防水性、気
密性が大幅に向上する。目地部に固定具の頭部が露出
しない。敷目板の介在により、防水性、断熱性、耐火
性(火炎の浸入防止)が大幅に向上する。パネル固定
時の変形が、目地カバーにより被覆されるため、施工に
熟練を要さない。目地カバー取付具は短尺状であるた
め、目地カバーの装着が容易であり、かつ離脱すること
がない。敷目板の固定によりパネルの割り付けができ
るため、施工性、仕上がりが良い。目地カバーにより
コーキング材が被覆されるため、コーキング材の紫外線
劣化が抑制され、防水性を長期に維持することができ
る。等の特徴、効果がある。
第1図は本発明に係るパネルの目地構造の一例を示す一
部切り欠き断面図、第2図は敷目板の一例を示す一説明
図、第3図はパネルの一実施例を示す説明図、第4図は
表面材の一例を示す説明図、第5図は裏面材の一例を示
す説明図、第6図、第7図は本発明に係る目地構造にお
ける部材である目地カバー取付具、目地カバーの一例を
示す説明図、第8図(a)〜(e)はその他の実施例を
示す説明図である。 A……敷目板、B……パネル、C……コーキング材、D
……目地カバー取付具、E……目地カバー、F……目地
部。
部切り欠き断面図、第2図は敷目板の一例を示す一説明
図、第3図はパネルの一実施例を示す説明図、第4図は
表面材の一例を示す説明図、第5図は裏面材の一例を示
す説明図、第6図、第7図は本発明に係る目地構造にお
ける部材である目地カバー取付具、目地カバーの一例を
示す説明図、第8図(a)〜(e)はその他の実施例を
示す説明図である。 A……敷目板、B……パネル、C……コーキング材、D
……目地カバー取付具、E……目地カバー、F……目地
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新関 孝信 山形県東根市三日町2丁目8番13 株式 会社アイジー技術研究所内 (72)発明者 志藤 郁男 山形県東根市三日町2丁目8番13 株式 会社アイジー技術研究所内 審査官 青山 敏 (56)参考文献 特開 昭62−260942(JP,A) 特公 昭60−3891(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/08 E04F 19/02 E04F 19/06
Claims (1)
- 【請求項1】長尺状で固定片の略中央部を突出させて立
ち上り部とし逆T字状断面とした敷目板と、金属製表面
材と金属製裏面材の間に断熱材を介在させサンドイッチ
状にしたパネルであり、かつ該パネルの金属製表面材
は、長尺状の化粧面と該化粧面の両側縁に裏面側に屈曲
して設けた側壁と、該側壁の先端を化粧面と反対方向に
屈曲して延長した釘打設兼用の突出片と、該突出片の端
縁を裏面材側に傾斜して屈曲した目地カバー取付具用ガ
イド部とから断面をハット断面形状としたパネルと、水
平面状の固定片と該固定片の両端縁を屈曲した立ち上り
片と該立ち上り片の先端を固定片と反対側に固定片に向
かって屈曲した係止片とからなる係止部を有し、該固定
片の略中央に凹状に屈曲した安定片を有する短尺状の目
地カバー取付具と、水平面状の化粧面部と該化粧面部の
両端縁を化粧面の裏面側に化粧面に対し鈍角で屈曲した
側壁化粧面と該側壁化粧面の先端を化粧面方向に側壁化
粧面に対して鋭角で屈曲した係合片とから係合部を形成
した目地カバーとを用い、前記敷目板はパネルの働き幅
のピッチで複数本躯体に固定され、該敷目板の立ち上り
部間に前記パネルを挿入すると共に固定具により躯体に
固定され、隣接するパネル間に粘着性を有するコーキン
グ材が連続状で植設され、前記パネル同士の突出片上に
は前記目地カバー取付具が多数個所定ピッチで固定さ
れ、該目地カバー取付具の係止部に目地カバーの係合部
を嵌着し、前記コーキング材を被覆するように固定され
ていることを特徴とするパネルの目地構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1014294A JP2795869B2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | パネルの目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1014294A JP2795869B2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | パネルの目地構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02194271A JPH02194271A (ja) | 1990-07-31 |
JP2795869B2 true JP2795869B2 (ja) | 1998-09-10 |
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