JPH0778345B2 - サンドイツチパネルの目地構造 - Google Patents

サンドイツチパネルの目地構造

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JPH0778345B2
JPH0778345B2 JP61104554A JP10455486A JPH0778345B2 JP H0778345 B2 JPH0778345 B2 JP H0778345B2 JP 61104554 A JP61104554 A JP 61104554A JP 10455486 A JP10455486 A JP 10455486A JP H0778345 B2 JPH0778345 B2 JP H0778345B2
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joint
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sandwich panel
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寿衛 小関
雅彦 阿部
聖一 富田
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁を乾式パネルで構成するの
に有用なサンドイッチパネルの目地構造に関するもので
ある。さらに詳しくは目地カバー取付具の装着、位置決
めを容易にしたサイドイッチパネルの目地構造に関する
ものである。
〔従来の技術〕
この種建築物、例えば倉庫の外壁をサンドイッチパネル
等で形成するパネルとしては、雄、雌型連結部を有する
金属薄板とクラフト紙間にプラスチックフォームを一体
に介在したサイディング材、金属板間にプラスチックフ
ォームを介在し、その長手方向の側壁に凹凸部を形成
し、これを嵌挿するサンドイッチパネル、あるいは重い
ALCサイディング、セメント、ケイ酸カルシウム等を主
体とした窯業系サイディングが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従前における金属サイディング材は表面
材とクラフト紙等のシート状物間に合成樹脂発泡体を一
体に介在し、かつ、雄、雌型連結構造で、しかも一端の
みを固定する構造としたため、化粧幅を約400mm、厚さ
を25mm位以上にするとサイディング材が離脱しやすくな
ったり、化粧面が山状になったり、雄、雌型連結部を嵌
挿しにくくなる欠点があった。またサンドイッチパネル
はボルトを介して脳天打ちした構造のため美観に欠け、
かつ、クレーン等で施工しなければならない不利があっ
た。勿論、ALCサイディング、窯業系サイディング材は
重く、化粧面、厚さも限定され、施工しにくく、凍結に
弱い欠点があった。
〔問題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、表、裏面材を
金属板で構成し、かつ、両面材間に軽量なプラスチック
フォームからなる断熱材を一体に介在し、しかも化粧面
の両側で、施工の際に目地カバーによって被覆される位
置に設けた突出片を介して躯体に固定するようにすると
共に、化粧面の長手方向の両側を同じ構造とし、化粧面
幅を500〜900mm、厚さを30〜50mm、長さを4〜10mとし
得るようにした軽量なサンドイッチパネルを複数個端部
を当接して固定し、このサンドイッチパネルの目地部
を、中央部に屈曲部、両端に係合部を持つ目地カバー取
付具と、両端に嵌合部を有する目地カバーにより被覆し
て目地を構成するサンドイッチパネルの目地構造を提供
するものである。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明に係るサンドイッチパネル
の目地構造の一実施例について詳細に説明する。すなわ
ち、第1図は本発明に係るサンドイッチパネルの目地構
造に使用するサンドイッチパネル(以下、単にパネルと
いう)の一実施例を示す斜視図であり、はパネルで横
断面がハット状で、かつ、長尺体とした金属製表面材
(以下、単に表面材という)と、表面材の裏面に貼着
した横断面ハット状の断熱材8と、断熱材8の長手方向
の少なくとも裏面を被覆した金属製裏面材9(以下、単
に裏面材という)とからサンドイッチ構造に形成したも
のである。さらに説明すると、表面材は第2図に示す
ように金属材、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、アルミ
・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、クラッド鋼板、制
振鋼板(サンドイッチ鋼板)などの2種をプレス加工、
押出成形、ロール成形により成形したものである。すな
わち表面材は長方形状の化粧面3と、化粧面3の両側
縁を下方へ、化粧面と垂直に、あるいは内方、外方に傾
斜して屈曲した側壁4と、側壁4の下端を外側方へ屈曲
し、延長した突出片5と、その先端を上方、あるいは下
方に傾斜して屈曲した目地カバー取付具用ガイド部6
(以下、単にガイド部という)と、ガイド部6の端縁を
垂直下方に屈曲した側面片7とから構成したものであ
る。なお、ガイド部6は第3図に示すように、中央に屈
曲部を持つ目値カバー取付具Dを装着する際のガイドと
なるものであり、特に目地カバーEが確実に、かつ、離
脱しにくいように目地カバー取付具Dを短尺に形成した
場合、直線状に並べて装着するのが容易となる。また、
側面片7は断熱材8の原料を充填する際、断熱材8がガ
イド部6、および突出片5の表面に漏れないようにする
と共に、パネルの側縁を直線状にし、隣合うパネル
と間隙なく接触するためのものである。さらに、ガイド
部6、側面片7はパネル自体の補強としても機能する
ものである。また、表面材の長さL1は4000〜10000mm
位、幅W1(化粧面3の幅)は400〜900mm位、全幅W2は45
0〜1100mm位、側壁4端縁から側面片7までの幅W3は20
〜100mm位、化粧面3から突出片5までの高さH1は10〜1
00mm位である。さらち、断熱材8は主に断熱材、防水
材、吸音材、緩衝材、もしくは防火材として機能するも
のである。その素材としては、ポリイソシアヌレートフ
ォーム、ポリウレタンフォーム、フェノールフォーム、
ポリウレアフォーム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤
を添加したものの1種、あるいはこれらの1種以上を積
層したもの、もしくは鉱物繊維、無機成形体を一層以上
介在して積層した構造からなるものである。なお、断熱
材8は表面材の背面に原料を吐出してモールド構造で
一体化したり、成形体を接着剤により一体化したりする
ものであり、その厚さt1、t2は、t1=15〜200mm位、t2
=5〜50mm位である。また裏面材9は第1図に示すよう
に主に断熱材8の裏面を被覆し、補強材、防水材、防湿
材、防火材の機能を有すると共に、断熱材8が壁下地に
直接接触するのを防止する隔離材として役立つものであ
る。この裏面材9は、例えばAl、Fe、Cu、Pb、ステンレ
ス等の1種以上からなるものである。また、裏面材9の
形状としては第1図に示すように、長手方向の端縁を垂
直上方に屈曲した樋状、あるいは断熱材9の裏面のみを
被覆する平板状などからなり、幅W4は前記W2と同じであ
る。なお、裏面材9は、第1図に示すように表面材
接触しないように形成し、表面材、裏面材9が熱橋に
ならないように形成する方が好ましいものである。
次に本発明に係るサンドイッチパネルの目地構造の施工
例につき説明する。
いま第3図に示すような外壁を構成するために、胴縁A
に第1図に示すようなパネルを釘Bを介して固定し、
次に相隣るパネルを図のように側面片7、または断熱
材8の側面を相互に接触させて釘Bで固定し、目地部C
を形成する。次にほぼ中央に屈曲部、両端に係合部を持
つ目地カバー取付具Dをパネル′のガイド部6、
6′に接触させ、釘Bで固定する。次に両端に嵌合部を
有する、断面を例えばほぼ台形状に形成した目地カバー
Eを、目地カバー取付具Dを介して目地部Cに装着す
る。このような工程を繰り返して行うことにより外壁全
体を施工するものである。
以上説明したのは本発明に係るサンドイッチパネルの目
地構造の一実施例にすぎず、表面材、パネルを第4
図(a)〜(h)、第5図(a)〜(j)に示すように
形成することもできる。すなわち、第4図(a)〜
(h)は表面材のその他の実施例を示す説明図であ
り、(a)図は突出片5の途中に窪部5aを少なくとも1
本設け、目地カバー取付具Dとパネルとの毛細管現象
を阻止するようにした表面材、(b)図は突出片5の
途中に突条5bを形成し、雨水の浸入を阻止するようにし
た表面材、(c)、(d)図はガイド部6を上方に突
起するように形成した表面材、(e)図はガイド部6
を曲面に形成した表面材、(f)図は側壁4を化粧面
3に対し垂直に形成した表面材、(g)図は側壁4を
内方に傾斜して形成した表面材、(h)図は突出片5
の途中に段差5cを設け、ガイド部6と共に目地カバー取
付具Dを装着する時の補助的ガイドの役を果たすように
した表面材である。なお、第4図(a)〜(h)では
板厚を省略している。さらに第5図(a)〜(j)はパ
ネル全体であり、(a)図は側面片7の先端と裏面材
9の端縁の両方、あるいは一方にはぜ状の舌片7a、9aを
形成し、製造、施工の際の危険を防止したパネル
(b)図は断熱材8を有機8a、無機8bの2層にしたパネ
、(c)図は補強兼隔離材、ストッパ材として機能
する補強材10を突出片5と裏面材9との中間に配設した
パネル、(d)図はパーライト粒、ガラスビーズのよ
うな骨材11を突出片5の裏面部分の断熱材8に高密度に
充填したパネル、(e)図は断熱材8にロックウー
ル、アスベスト等の鉱物繊維、ガラス繊維、アラミド繊
維等の繊維状物12を介在させたパネル、(f)、
(g)図は裏面に台形状、半円状、蟻溝状等の流通溝13
を設け、エアサイクル効果を付加したパネル、(h)
図はパネルの両端を相じゃくり状に形成したパネル
、(i)図は突出片5と目地カバーEの接触する位置
にホットメルト系のコーキング材、あるいはパッキング
材14を植設したパネル、(j)図は裏面に蟻溝15を形
成し、中央部でも躯体に固定できるようにしたパネル
である。なお、第4図(a)〜(h)、第5図(a)〜
(j)を各々組み合わせて本発明に係るサイドイッチパ
ネルの目地構造を形成することもできる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係るサンドイッチパネルの目地
構造によれば、横断面をハット状としたため広幅のサ
ンドイッチパネルを躯体に確実に、かつ、化粧面の両側
を強固に固定できる特徴がある。本発明に使用するサ
ンドイッチパネルは雄、雌型構造がないため梱包、施工
が極めて容易で、高能率となる特徴がある。壁体を形
成した際には目地カバーにより釘頭が被覆されるため
に、サンドイッチパネルの化粧面に釘頭が現われず美し
い外観に形成できる特徴がある。目地カバー取付具用
ガイド部により目地カバーを装着するための目地カバー
取付具の位置決めが容易であり、同じ外観の目地部を形
成することができ、施工能率の向上、美観性の向上を図
ることができる。サンドイッチパネルを両側で固定す
る構造のため、化粧面が山状となることがない利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るサンドイッチパネルの目地構造に
使用するサンドイッチパネルの一実施例を示す斜視図、
第2図はサンドイッチパネルの表面材の一例を示す斜視
図、第3図は本発明に係るサンドイッチパネルの目地構
造を示す説明図、第4図(a)〜(h)、第5図(a)
〜(j)はその他の実施例を示す説明図である。′……サンドイッチパネル、……金属製表面
材、5……突出片、6、6′……目地カバー取付具用カ
イド部、8……断熱材、9……金属製裏面材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺板状の化粧面と該化粧面の両側縁を内
    方に傾斜して屈曲して設けた側壁と、該側壁の下端を外
    方に化粧面と略平行に延長して屈曲した釘打設兼用の突
    出片と、該突出片の端縁を上方、あるいは下方に傾斜し
    て屈曲した目地カバー取付具用ガイド部とから断面をハ
    ット状に形成した金属製表面材と、該金属製表面材の裏
    面に充填した断面ハット状でプラスチックフォーム製の
    断熱材と、該断熱材の少なくとも裏面を被覆した金属製
    裏面材とから構成したサンドイッチパネルの端部同士を
    当接すると共に突出片が固定具により躯体に固定され、
    中央部に屈曲部、両端に係合部を持つ目地カバー取付具
    が両サンドイッチパネルの突出片上に目地カバー取付具
    用ガイド部を介して固定具により固定され、目地カバー
    取付具の係合部に両端に嵌合部を有する目地カバーが嵌
    合されて目地を構成することを特徴とするサンドイッチ
    パネルの目地構造。
JP61104554A 1986-05-07 1986-05-07 サンドイツチパネルの目地構造 Expired - Lifetime JPH0778345B2 (ja)

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