JPH041240Y2 - - Google Patents

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JPH041240Y2
JPH041240Y2 JP1985158150U JP15815085U JPH041240Y2 JP H041240 Y2 JPH041240 Y2 JP H041240Y2 JP 1985158150 U JP1985158150 U JP 1985158150U JP 15815085 U JP15815085 U JP 15815085U JP H041240 Y2 JPH041240 Y2 JP H041240Y2
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construction board
heat insulating
surface material
female
insulating core
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建築、構築物の内、外装材として使用
する建築用板に関するものである。特に、金属製
薄板を成形して長尺状の化粧面とその長手方向に
両側壁下端に雄、雌型連結部を形成した断面凹状
の表面材の凹状部に断熱芯材を充填し、その長手
方向に露出面を裏面材で被覆してこれら構成材を
一体に形成した建築用板において、表面材の連結
部が直接的に躯体等と接触する部分に結露防止用
の短繊維を植毛した建築用板に係るものである。 〔従来の技術〕 この種、建築用板としては実公昭50−895号公
報、実公昭50−1522号公報、実公昭51−1138号公
報、実開昭54−7270号公報が知られている。そし
て、これら建築用板はいずれも断面凹状の表面材
の凹部に断熱材を充填し、その裏面をシート状の
裏面材で被覆し、一体に構成したものである。ま
た、連結部に断熱材を積層した建築用パネルとし
ては実公昭53−18795号公報が知られている。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、この種建築用板を用いて外壁を
構成した際は、表面材の雌型連結部が躯体に直接
接触しているため結露が発生し、釘、躯体、表面
材を腐食する欠点があつた。さらに、結露は内、
外装材間の断熱材、例えばグラスウール断熱材を
劣化したり、「ヌレ雑巾」とする不利があつた。
また、後者の建築用パネルにおいては、連結部に
発生する結露を防止できる反面コストが2〜3割
高く、さらに製造が困難で歩留り悪く、生産性に
欠ける欠点があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案はこのような欠点を除去するため、表面
材の雄、雌型連結部の少なくとも1つで、かつ、
躯体と直接接触している部分に短繊維を静電植毛
した建築用板を提案するものである。 〔作用〕 本考案に係る建築用板においては、表面材と躯
体が接触する部分に植毛した短繊維からなる断熱
層を介在させ、表面材の連結部に生ずる結露が従
前より大幅に低減できるものである。 〔実施例〕 以下に、図面を用いて本考案に係る建築用板の
一実施例につき詳細に説明する。第1図は本考案
に係る建築用板の一実施例を示す斜視図であり、
1は表面材でカラー鋼板、銅板、ステンレス板、
アルミニウム板、ガルバリウム鋼板、ガルフアン
等の平板、エンボス加工された金属薄板からな
り、これを成形機を介して任意断面の形状、例え
ば第2図に示すように形成したものである。すな
わち、表面材は長方形状の化粧面2と、その両
端縁を垂直に、または傾斜して折り曲げた側壁
3,4と、化粧面2と側壁3,4で囲まれた凹状
部5とからなる主体6と、側壁3の下端に形成し
た雄型連結部7と、側壁4の下端に形成した雌型
連結部10とから構成したものである。さらに説
明すると、雄型連結部7は差込縁8とその先端を
内、外方のいずれかに屈曲した舌片9とから形成
し、雌型連結部10は差込溝11と延長部12と
その先端を内、外方のいずれかに屈曲した舌片1
3と延長部12の途中に必要に応じて設けた突条
14とから形成したものである。15は短繊維層
で長さを約5mm以下太さを1mmφ以下とした合成
樹脂系、植物繊維、鉱物繊維等の1種からなる短
繊維を少なくとも雌型連結部10の裏面に第3図
に拡大して示すように接着剤16を介して静電植
毛したものである。勿論短繊維層15は雄型連結
部7、主体6の裏面全面に形成することもでき
る。なお。短繊維の長さを約5mm太さを1mmφ以
下としたのは、短繊維の密度、剛性によつては植
毛不可能となるおそれがあることによる。17は
断熱芯材で主体6に一体に、例えば成形体を接着
剤を介して、あるいは原料を吐出し、反応、発泡
させ、その際の自己接着性で接着して充填するも
のである。さらに説明すると、断熱芯材17とし
てはロツクウール、グラスウール、合成樹脂発泡
体、石膏板、珪酸カルシウム板、およびこれを主
成分とする材料の1種を用いる。もちろん、合成
樹脂発泡体には植物繊維、炭素繊維、アスベス
ト、およびガラス繊維を添加したもの、あるいは
粉末状(微粉末も含む)のアルミニウム、水酸化
アルミナ、リン酸アルミニウム、ベントナイト、
カーボンブラツク、石灰石、水酸化リチウム、活
性アルミナ、重炭酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、珪藻土、バーミキユライト、石英(フリン
ト)、石綿、カオリンクレイ、マイカ、タルク、
ウオラストナイト、珪酸アルミ、珪酸(ホワイト
カーボン)、珪酸カルシウム、含水珪酸カルシウ
ム、スルフオアルミン酸カルシウム、グラフアイ
ト、シリカゲル、水酸化マグネシウム、グラフア
イト粉、スレート粉、カリ長石、フエノールフオ
ームの粉末、明ばん石、三酸化アンチモン、ゾノ
トライト、トバモナイト、あるいはパーライト
粒、シラスバルーン、アルミナバルブ、ガラス
粒、周知難燃剤等の1種以上を合成樹脂発泡体の
原料100重量部に対し、5〜200重量部添加した合
成樹脂発泡体も含むものである。なお、この種添
加剤は界面活性剤で表面処理されている場合もあ
る。さらに、合成樹脂発泡体の一例としては、ポ
リウレタンフオーム、ポリイミドフオーム、フエ
ノールフオーム、ポリイソシアヌレートフオーム
等である。特に、この合成樹脂発泡体は高熱下に
おいて炭化層を形成することが好ましいものであ
る。18は裏面材で少なくとも前記断熱芯材17
の長手方向の裏面を断熱芯材17の自己接着性に
より、または接着剤を介在させて被覆するもので
あり、主に防火性、防水性、耐候性、美観性、強
度向上の少なくとも1つ以上の機能を有するもの
である。その素材としては、例えばクラフト紙、
アスベスト紙、防水処理したクラフト紙、防水処
理したアスベスト紙、金属箔(Al,Pb,Cu,
Fe、ステンレス)、ガラス繊維不織布、合成樹脂
シート、およびこれらの1種以上をラミネート、
蒸着したシート状物からなる。 次に本考案に係る建築用板を用いて壁を形成し
た場合について第4図を用いて説明すると、躯体
A、図では胴縁上に建築用板○イを釘Bを介して固
定する。次に隣接する建築用板○ロの差込縁8を差
込溝11に挿入し、他端延長部12を釘Bを介し
て躯体A上に固定する。この場合、雌型連結部1
0の裏面には長さ1mm、太さ30ミクロンのポリエ
ステル繊維が高密度に植毛されており、これが躯
体Aと雌型連結部10間に介在し、短繊維層15
が断熱層として機能し、金属薄板単体のときの約
20倍の断熱性があり、結露の発生を低減させ、躯
体A、釘B,表面材の腐食を防止できるもので
ある。 以上、説明したのは本考案の一実施例にすぎ
ず、表面材の雄、雌型連結部7,10を第5図
a〜e、第6図a〜cに示すように形成できる。
さらに、裏面材18は第5図a〜e、第6図a〜
cに示すような接着状態に形成することができ
る。特に、裏面材18を舌片13で挟持した構成
とした建築用板においては断熱性、強度がより向
上する。また、本考案に係る建築用板としては第
7図a〜l、第8図a〜jに示すような断面に形
成することもできる。なお、第7図aにおいて、
l1,l2,θ1,θ2、は任意に選択できるものであり、
また第5図〜第8図においては短繊維層15を省
略して示す。 〔考案の効果〕 上述したように本考案に係る建築用板によれ
ば、金属薄板自体が連結部において躯体と直接接
触しないため、結露の発生が従前に比し大幅に低
減でき、表面材、釘、躯体の腐食を防止できる特
徴がある。また、短繊維層が断熱性のほかに、短
繊維が表面材に垂直に植設されているため短繊維
の弾力性によつて防振材としても機能し、躯体か
ら建築用板に伝わる地震等の振動を抑制でき、建
築用板相互間の連結力、防水性の低下を阻止でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る建築用板の一実施例を示
す説明図、第2図は上記板の表面材の一例を示す
斜視図、第3図は第2図において丸で囲んだ部分
を拡大して示す説明図、第4図は本考案に係る建
築用板を用いて形成した壁体を示す断面図、第5
図a〜e、第6図a〜c、第7図a〜l、第8図
a〜jはその他の実施例を示す説明図である。 ……表面材、7……雄型連結部、10……雌
型連結部、15……短繊維層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製薄板を成形して長方形状の化粧面と該化
    粧面の長手方向両側縁に雄、雌型連結部とを形成
    すると共に、雌型連結部には外方に突出し固定用
    の延長部を形成した断面凹状の表面材と、該表面
    材の凹状部に充填した断熱芯材と、該断熱芯材の
    少なくとも裏面を被覆した裏面材とからなる建築
    用板において、前記表面材の少なくとも雌型連結
    部の延長部裏面に植毛した短繊維層を設けたこと
    を特徴とする建築用板。
JP1985158150U 1985-10-15 1985-10-15 Expired JPH041240Y2 (ja)

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JP1985158150U JPH041240Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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JP1985158150U JPH041240Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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Publication Number Publication Date
JPS6267038U JPS6267038U (ja) 1987-04-25
JPH041240Y2 true JPH041240Y2 (ja) 1992-01-16

Family

ID=31081367

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JP1985158150U Expired JPH041240Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264092A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Chuo Co Ltd 吸水防止壁構造と吸水防止建築用パネル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543340A (en) * 1977-06-09 1979-01-11 Ishikawa Takashi Foaming plaster panel for building and method of making said panel

Family Cites Families (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5360321U (ja) * 1976-10-25 1978-05-23
JPS5724828Y2 (ja) * 1977-06-01 1982-05-29

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Publication number Publication date
JPS6267038U (ja) 1987-04-25

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