JP2854324B2 - サンドイッチパネル - Google Patents

サンドイッチパネル

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文男 高橋
三義 青柳
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物、あるいは既存外壁を、乾式パ
ネルで構成し、断熱性、防火性、防水性、防音性、耐震
性、耐風圧性、施工性、意匠性を向上したサンドイッチ
パネルに関する。
〔従来の技術〕
この種建築物、例えば倉庫の外壁をサンドイッチパネ
ル等で形成するパネルとしては、雄、雌型連結部を有す
る金属薄板とクラフト紙間にプラスチックフォームを一
体に介在したサイディング材、金属板間にプラスチック
フォームを介在し、その長手方向の側壁に凹凸部を形成
し、これを嵌挿するサンドイッチパネル、あるいは重い
ALCサイディング、セメント、ケイ酸カルシウム等を主
体とした窯業系サイディングが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従前における金属サイディング材は表
面材とクラフト紙等のシート状物間に合成樹脂発泡体を
一体に介在し、かつ、雄、雌型連結構造で、しかも一端
のみを固定する構造としたため、化粧幅を約400mm、厚
さ25mm位以上にするとサイディング材が離脱しやすくな
ったり、化粧面が山状になったり、雄、雌型連結部を嵌
挿しにくくなる欠点があった。またサンドイッチパネル
はボルトを介して脳天打ちした構造のため美観に欠け、
かつ、クレーン等で施工しなければならない不利があっ
た。勿論、ALCサイディング、窯業系サイディング材は
重く、化粧面、厚さも限定され、施工しにくく、凍結に
弱い欠点があった。さらに、この種パネルの長手方向の
両端部はただ単に切りっぱなしであり、長手方向の端部
間の処理は、目地間にコーキング材、パッキング材等よ
りなる目地材を充填することが多く、コスト高、施工者
の技術差による美観性の低下を招くものであった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、方形、また
は長方形状の化粧面と、該化粧面の4端縁を内方に屈曲
した側壁と、側壁の相対する2下端には外側方に屈曲し
て延長した突出片と、突出片の端縁を内方に屈曲したガ
イド面とから断面をハット状に形成した横連結部を有
し、他の相対する2側壁の下端縁には外側方に突出した
重合用突出片と支持用突出片とを形成すると共に、支持
用突出片を重合用突出片より下方に形成した縦連結部を
有する断面をハット状に形成した表面材と重合用突出片
以外の表面材の裏面に充填した芯材と、芯材の少なくと
も裏面を被覆した裏面材とから構成することにより、上
記課題を排除し、断熱性、防火性、防水性、防音性、耐
震性、耐風圧性、施工性、意匠性を向上し、さらに、目
地カバーを装着する目地カバー取付具の位置決めを容易
にすると共に、固定具の頭部が外部に露出することのな
いようにしたサンドイッチパネルを提供するものであ
る。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明に係るサンドイッチパネ
ル(以下、単にパネルという)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図は上記パネルAの一実施
例を示す斜視図であり、第2図(a)は第1図のイ−イ
線断面図、第2図(b)は第1図のロ−ロ線断面図、第
3図(a)は右側面図(左側面図は右側面図と対称)、
第3図(b)は正面図、第3図(c)は背面図で、パネ
ルAは断面がハット状の表面材と断面凹状の裏面材12
間に芯材11を一体に形成してサンドイッチ構造にしたも
のである。さらに説明すると、表面材は例えば表面処
理鋼板、亜鉛・ニッケル合金メッキ鋼板、アルミ・亜鉛
合金メッキ鋼板(商品名ガルファン、ガルバリウム鋼
板、スーパージンク)、フッ素樹脂塗装鋼板、フッ化ビ
ニルラミネート鋼板、ステンレス板、アルミニウム板、
アルミニウム合金板、銅板、クラッド鋼板、制振鋼板等
の1種からなる金属板(平板、エンボス加工板を含
む)、をロール成形、プレス加工、切断加工等を組み合
わせて形成したものである。すなわち表面材は方形、
または長方形状の化粧面2と、化粧面2の4端縁を内方
へ化粧面2と垂直に、あるいは内側方、外側方に傾斜し
て屈曲した側壁3と、相対する2辺の側壁3の下端を外
側方へ屈曲し延長した突出片4と、その先端を内方に屈
曲したガイド面5とからなる横連結部と、他の相対する
2辺の側壁3の下端を外側方に突出した重合用突出片
9、支持用突出片10とからなる縦連結部とから形成した
ものである。またガイド面5は、第4図に示すような中
央に屈曲片を持つ目地カバー取付具Bを第5図(a)に
示すように装着する際の位置決め、コーキング材、パッ
キング材等を植設するためのガイド面となる傾斜面6
と、パネルA同士を施工する際の当接面、ガイド面、防
水面となる垂直面7よりなる。また、8は凹条であり、
パネルAを躯体αに固定する際に用いる固定具βの打設
位置の目印と、ガイドとなるものである。さらに、ガイ
ド面5は芯材11の原料を充填した際に、芯材11が表面材
、裏面材12の表面側に漏れないようにすると共に、パ
ネルAの側縁を直線状にし、隣り合うパネルA間に間隙
が形成されず接触させるためと、パネルA自体の強度を
も向上する。また化粧面2の幅W1は300〜1200mm位、長
さW2は500〜10000mm位、また側壁3の高さH1は5〜50mm
位である。さらに、支持用突出片10は重合用突出片9よ
り下方に形成し、パネルA同士を第5図(b)に示すよ
うに連結した際に、表面材の板厚によりパネルA同士
の縦連結部間に段差が生ずるのを阻止すると共に、防水
性を強化するものである。また重合用突出片9、支持用
突出片10の長さl1、l2はl1≒l2の関係である。さらに芯
材11は断熱材、防音材、嵩上げ材、接着材、補強材、も
しくは防火材として機能し、その形成は重合用突出片9
の裏面以外の表面材の裏面に充填するものであり、そ
の素材としては合成樹脂発泡体、ロックウール、グラス
ウール、シージングボード、石膏ボード、木毛 セメン
ト板、セメント、モルタル等からなり、原料で吐出し、
成形、硬化、自己接着させるもの、あるいは成形体から
なるものである。なお、芯材11として成形体を用いる場
合には芯材11と表面材、裏面材12間に接着剤(図示せ
ず)が必要である。さらに説明すると、芯材11としては
主に合成樹脂発泡体を用い、例えばポリウレタンフォー
ム用樹脂、フェノールフォーム用樹脂、ポリイソシアヌ
レートフォーム用樹脂、ポリスチレンフォーム、パーラ
イトの周囲にフェノールフォーム樹脂をコーティング
し、これを加温、加圧して発泡させるフォーム、および
これに難燃剤、難燃助剤(硼砂、メタ硼酸ソーダ、三酸
化アンチモン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、
ベントナイト、パーライト粒、シラスバルーン、アスベ
スト、各種繊維)の1種以上を添加、あるいは積層した
ものなどからなる。特に、耐火性を得たい場合には、パ
ーライト粒を表面材、裏面材12間の空間に密に充填
し、パーライト粒間の空隙にアスベスト繊維入りのフェ
ノールフォームを充填して一体化したパネルAとする
と、耐火構造試験に合格し得るものとなる。なお、芯材
11にフェノールフォーム系の合成樹脂を用いる場合に
は、芯材11の酸性成分が直接表面材、裏面材12に接触
しないように防錆塗料を表面材、裏面材12の裏面に塗
布することにより、表面材、裏面材12が金属板である
場合の発錆を防止することも可能である。また裏面材12
は少なくとも芯材11の裏面を覆ってパネルAをサンドイ
ッチ構造とし、パネルAの機械強度の向上を図ると共
に、裏打材、防火材、防水材、防音材、離型材などの機
能を有するものであり、上記表面材と同質な金属板、
あるいはシート状物、例えばアスベスト紙、クラフト
紙、アスファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、C
u)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏
紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、また
は2種以上をラミネートしたもの、あるいは防水処理、
難燃処理されたシートなどからなるものである。また、
13は補強片、14は安定溝であり、補強片13はパネルA自
体の強度の向上、芯材11の型として機能し、また安定溝
14は、第6図に示すような敷目板Cを第5図(a)に示
すように装着した際に、端部の舌片によりパネルAと躯
体α間に空間が形成されるのを阻止し、ガタつきを防止
するためのものである。また、裏面材12の幅W3、長さW4
は表面材の幅W1、長さW2とW1=W3、W2=W4の関係であ
り、パネルAの厚さH2は20〜200mm程度である。さら
に、表面材と裏面材12間にΔHの間隙を形成すると、
表面材の熱がパネルAの裏面側に到達することがな
く、表面材と裏面材12間の熱橋を防止することができ
る。また、裏面材12にエンボス模様を施すと、表、裏面
、12が金属板である場合に熱による膨張、収縮を吸
収し、パネルAが反ったり、捩じれたりするのを防止す
るのに有効である。
次に施工例につき説明する。
いま第5図(a)、(b)に示すような外壁を構成す
るために、パネルの幅W1に敷目板Cの立ち上がり片C1
の幅tをプラスしたピッチで第6図に示すような敷目板
Cを縦に複数本、躯体αに固定する。次に第1図に示す
ようなパネルAを、重合用突出片9が下側に来るように
して敷目板Cの立ち上がり片C1間に嵌挿し、スクリュー
ビス等の固定具βによりパネルAの突出片4を躯体αに
固定する。次に第5図(b)に示すように下段のパネル
Aの支持用突出片10上に上段のパネルAの重合用突出片
9を載置すると共に敷目板C間にパネルAを嵌挿し、上
記のように固定具βにより突出片4を躯体αに固定し、
パネルAの左右端を固定した後に、パネル同士の重合用
突出用片9、支持用突出片10をブラインドリベットから
なる固定具βにより表面材同士を固定する。このよう
な工程を土台から桁まで行って1列目のパネルの壁体
を形成する。その後、2列目以降も上記のような工程で
土台から桁まで施工し、パネルAを躯体αに施工した後
に、コーキング材Dをガイド面5間に直線状に植設す
る。次に第4図に示すような目地カバー取付具Bをパネ
ルA同士の突出片4上に複数個固定し、目地カバー取付
具Bの固定が完了した後に、第7図に示すような目地カ
バーEを目地カバー取付具Bに弾性を介して装着し、横
連結部Fを形成する。目地カバーEの施工が完了した
ら、第5図(b)に示すようにコーキング材Dを植設
し、縦連結部Gを形成し、施工を完了するものである。
なお、出隅、入隅、土台、窓回り等には役物を使用する
ものである。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係るパネルによれば、4端
縁を固定具で固定するため、躯体へのパネルの固定は確
実かつ強固である。パネルは雄、雌構造でないため、
パネル端縁の形状が単純であり、梱包、施工が容易、か
つ高能率となる。このパネルを用いて形成した壁体
は、最終的に固定具を目地カバー、コーキング材で覆う
構造となり、固定具の頭が外部に露出せず、美しい外観
となる。大型のサンドイッチパネルとすることができ
る。パネルを4端縁で固定するため、化粧面が山状、
谷状になることがない。断熱性、防火性、防水性、防
音性、耐震性、耐風圧性、施工性、意匠性を向上した壁
体となる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るサンドイッチパネルの一実施例を
示す斜視図、第2図a、bは第1図におけるイ−イ線断
面図とロ−ロ線断面図、第3図(a)〜(c)は第1図
における右側面図、正面図、背面図を示す説明図、第4
図は目地カバー取付具を示す説明図、第5図(a)、
(b)は施工状態を説明する説明図、第6図、第7図は
敷目板と目地カバーを説明する説明図である。 A……サンドイッチパネル、……表面材、3……側
壁、4……突出片、5……ガイド面、9……重合用突出
片、10……支持用突出片、11……芯材、12……裏面材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 七字 ひろみ (56)参考文献 特開 昭62−104554(JP,A) 実開 平1−157831(JP,U) 実開 昭63−190435(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/12 101 E04F 13/08 E04F 19/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形、または長方形状の化粧面と、該化粧
    面の4端縁を内方に屈曲した側壁と、該側壁の相対する
    2下端には外側方に屈曲して延長した突出片と、該突出
    片の端縁を内方に屈曲したガイド面とからなる横連結部
    を有し、他の相対する2側壁の下端縁には外側方に突出
    した重合用突出片と支持用突出片を形成すると共に、支
    持用突出片を重合用突出片より下方に形成した縦連結部
    を有する表面材と、重合用突出片以外の表面材の裏面に
    充填した芯材と、該芯材の少なくとも裏面を被覆した裏
    面材とから構成したことを特徴とするサンドイッチパネ
    ル。
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