JP2761409B2 - パネルの目地構造 - Google Patents

パネルの目地構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、間仕切り、屋根に使用
するパネルの目地構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種パネルの目地部は、実公昭52-3047号公報
に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、か
つ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介し
て固定する構造となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、固定具の頭部が外観に露出していると
防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利があっ
た。また、パネルの目地は模様として利用できない欠点
があり、さらに、熱橋と防火性に劣る不利があった。ま
た、パネルを下地に固定する際は、割り付けにより所定
ピッチで逆T字用の敷目板を下地に固定しておく必要が
あったため、パネルの製作、施工時における寸法誤差に
よって作業能率が悪く、しかも前もって施工しておく敷
目板の施工は高精度が要求され、極めて困難な作業とな
りコストアップの一因ともなっていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するために、パネル側
端部の形状と弾力性のあるエ形の敷目板との組み合わせ
によって施工性の改善と、割り付けを排除して目地に目
地カバー取付具を固定し、この目地カバー取付具に、両
端に係合部を有する目地カバーを一体に嵌着したパネル
の目地構造を提供するものである。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明に係るパネルの目地構造
(以下、単に目地構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図(a)、(b)は上記目
地構造を示す断面図であり、′はパネル、12は敷
目板、16は目地部、17は目地カバー取付具、23は目地カ
バー、αは下地、イは固定具である。さらに説明する
と、パネル′は例えば第2図に示すように横断面
がハット状的で、かつ長尺体とした金属製表面材2(以
下、単に表面材という)と、表面材2の裏面に形成した
例えば、横断面を略長方形状とした芯材をも兼ねる断熱
材8と、断熱材8の長手方向裏面を被覆した金属製裏面
材9(以下、単に裏面材という)とからサンドイッチ構
造に形成したものである。さらに説明すると、表面材
2、裏面材9は金属材、例えばAl、Fe、Cu、ステンレ
ス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、クラッ
ド鋼板、制振鋼板(サンドイッチ鋼板)、フッ素塗膜鋼
板などの1種をプレス加工、押出成形、ロール成形によ
り成形したものである。すなわち、表面材2は第3図に
示すように長尺状の化粧面3と、化粧面3の両側縁を下
方へ、化粧面3と垂直に、あるいは内方、外方に傾斜し
て屈曲した側壁4と、側壁4の下端を外側方へ屈曲し、
延長した突出片5と、その先端を上方、あるいは下方に
傾斜して屈曲した目地カバー取付具用ガイド部6(以
下、単にガイド部という)と、ガイド部6の端縁を垂直
下方、または図示するように逆L字状に屈曲したガイド
片7と、突出片5の端部に形成した敷目板12の嵌合用の
段差部5aとから形成したものである。なお、ガイド部6
は第1図(a)、(b)に示すように目地カバー取付具
17を装着する際のガイド用凹部16aとなるものであり、
特に、目地カバー23が確実に、かつ離脱しにくいように
目地カバー取付具17を短尺に形成し、目地部16に直線状
に適宜ピッチで装着する。また、ガイド片7は断熱材8
の原料を充填する際、断熱材8がガイド部6、および突
出片5の表面に漏れないようにすると共に、パネル
側縁を直線状にし、敷目板12の立ち上がり部14と間隙な
く接触させるためのものである。さらに、ガイド部6、
ガイド片7はパネル自体の補強としても機能するもの
である。また、表面材2の長さは4000〜10000mm位、幅W
1(化粧面3の幅)は400〜900mm程度、全幅W2は450〜11
00mm位、側壁4端縁から段差部5aまでの幅W3は20〜100m
m位、段差部5aからガイド片7までの幅W4は10〜50mm、
化粧面3から突出片5の図示する位置までの高さH1は10
〜100mm位、目地カバー23収納用段差H2は目地カバー23
の高さより深い寸法、H3は目地カバー取付具17の頂面水
平部の厚さより小さい寸法、H4は5〜20mm位とする。断
熱材8は主に断熱材、防水材、吸音材、緩衝材、接着
剤、芯材、もしくは防火材として機能するものである。
その素材としては、ポリイソシアヌレートフォーム、ポ
リウレタンフォーム、フェノールフォーム、ポリウレタ
ンフォーム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤を添加し
たものの1種、あるいはこれらの1種以上を積層したも
の、もしくは鉱物繊維、無機成形体を一層以上介在して
積層した構造からなるものである。なお、断熱材8は表
面材2の背面に原料を吐出してモールド構造で一体化し
たり、成形体を接着剤により一体化したりするものであ
り、その厚さt1、t2、t3は、t1=30〜200mm、t2=25〜1
00mm、t3≒20〜170mmとする。また、裏面材9は第4図
に示すようなものであり、第2図に示すように主に断熱
材8の裏目を被覆し、補強材、防水材、防湿材、防火材
の機能を有すると共に、断熱材8が下地αに直接接触す
るのを防止する隔離材として役立つものである。また、
裏面材9の形状としては第4図に示すように、長手方向
の端縁を垂直上方に屈曲し、補強片10、11を形成した樋
状、あるいは断熱材8の裏面のみを被覆する平板状など
からなり、幅W5は前記表面材2の幅W2と同じ、補強片1
0、11の高さH5=5〜30mm、H6≒3〜20mm、H7≒2〜10m
mとする。なお、裏面材9は第2図に示すように表面材
2と接触しないように形成し、表、裏面材2、9間の熱
橋を阻止する断面構造とする。敷目板12は第5図に示す
ように変形エ字状の断面とし、かつ長尺体から形成す
る。特に、敷目板12は目地部16の防火、防水の目的で使
用し、かつ施工上、下地αに打設することなしに(必要
により打設も可)パネルを施工でき、その割付け作業
と下地αへの打設を回避して施工能率を向上することも
できるものである。その材料としては、金属薄板、押出
品(アルミニウム、プラスチック)等の1種からなる。
すなわち、敷目板12は、水平面状の目地裏面覆部13と垂
直な立ち上がり部14と目地表面覆部15とから形成し、左
側コ字状挟持部でパネルの側端部1aの寸法H0を弾力下
で挟持するのに有用な寸法H8に形成する。また、目地
表、裏面覆部13、15の幅W8、W9は目地部16の幅W10、W11
より小さい寸法とし、裏面材9の寸法W6、W7とW6+W7
W8の関係であり、第1図(a)、(b)に示すように目
地カバー取付具17、目地カバー23の装着に支障がない寸
法に設定する。なお、目地裏面覆部13の右側を左側より
広幅に形成したのは、第1図(a)、(b)からも明ら
かなように必要により固定具イを打設するための寸法で
ある。目地カバー取付具17は第6図に示すように金属製
板材に屈曲成形、プレス加工等をした短尺状のものであ
り、水平面状の固定片18と、固定片18上に形成した固定
孔19と、固定片18の両端を上方に屈曲した立ち上がり片
20と、立ち上がり片20の先端を内方に屈曲した係止片21
とから係止部22を形成したものであり、下記する目地カ
バー23をパネル間の目地部16に固定する固定具として
機能するものである。さらに詳説すると、固定片18は目
地カバー取付具17をパネルの突出片5上に固定するた
めの部分である。また、係止片21は後記する目地カバー
23の係合片26を係止し、目地カバー23をパネル同士の
目地部16に固定するのに有用である。また、目地カバー
取付具17を短尺に形成したのは、これを複数個、所定ピ
ッチで装着することにより、目地カバー23が目地カバー
取付具17の1つから離脱しても目地カバー23全体が離脱
するのを防止するためである。さらに、目地カバー23
前記した金属製薄板材よりなり、その形状は第7図に示
すように、水平面状の化粧面部24と、化粧面部24の両端
縁を下方に傾斜して屈曲した側壁化粧面25と、側壁化粧
面25の先端を内方に、前記した係止片21に係止し得る形
状に屈曲した係合片26とからなる係合部27とからなるも
のである。さらに詳説すると、化粧面部24は、第1図に
示すように目地カバー23が目地部16に目地カバー取付具
17により固定されることにより、パネルを下地α上に
固定する際に用いた固定具イを被覆し、固定具イが外部
に露出しないようにするためのものである。また、係合
片26は目地カバー取付具17の係止片21に係止され、目地
カバー23を目地カバー取付具17に嵌着することにより、
目地部16上に目地カバー23を確実に、離脱なく固定する
ためのものである。
次に施工例につき説明する。
いま第1図(a)、(b)に示すような外壁を構成す
ると仮定する。そこで、下地α上にパネルの側端部を
スクリューネジよりなる固定具イにより固定する。次に
第5図に示すような敷目板12の左側コ字状挟持部12aを
パネルの側端部1aに嵌合すると共に、弾力下で装着
し、次に敷目板12の目地裏面覆部13の右側を固定具イを
介して下地αに固定する。次にパネル′の側端部1aを
敷目板12の右側コ字状挟持部12bに嵌挿し、パネル
を下地αに固定具イを介して固定する。そこで、目地部
16上に目地カバー取付具17の固定片18を載置し、ブライ
ンドリベット、またはボルトで表面材2、または下地α
に固定する。その後で目地カバー23を弾力を介して装着
して目地部16を完成させる。勿論、目地カバー23は目地
カバー取付具17の全壁面での装着が完了した後に装着す
ることが好ましい。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るパネルの目地構造の一
実施例にすぎず、第5図において、一点鎖線で示す位置
にパッキング材を貼着し、熱橋を防止した目地構造とし
たり、第2図において、一点鎖線で示すように側面テー
プを貼着し、断熱材8形成時の液漏れ防止機能を付加し
たパネルを使用することもできる。また、第8図に示
すようにガイド15aを形成した敷目板12としたり、第9
図(a)〜(e)、第10図(a)〜(f)はパネル
その他の実施例であり、第11図は目地カバー取付具17
その他の実施例で、端部にガイド突起18aを設けた目地
カバー取付具17であり、第12図は目地カバー23の変形で
ある。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係るパネルの目地構造によれ
ば、パネルを下地に固定した後に敷目板を装着し、次
に相隣るパネルの装着部を敷目板に当接した後に固定す
る構造のため、下地に敷目板を前もって高精度の寸法で
割り付けた位置に固定することがなく、施工順序に従っ
て嵌着により仮止め的に固着し施工するだけであり、パ
ネル厚、端部以外の形状に左右されないで極めて施工が
容易で、かつ高能率となる。目地部に固定具の頭部が
露出しない。敷目板の介在により、防水性、耐熱性、
耐火性(火炎の浸入防止)が大幅に向上する。パネル
固定時の変形が、目地カバーにより被覆されるため、施
工に熟練を要さない。目地カバー取付具は短尺状であ
るため、目地カバーの装着が容易であり、かつ離脱する
ことがなく、かつ弾力下で装着されている。等の特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明に係るパネルの目地構造
の一例を示す断面図、第2図はパネルの一例を示す説明
図、第3図は表面材の一例を示す説明図、第4図は裏面
材の一例を示す説明図、第5図は敷目板の一例を示す斜
視図、第6図、第7図は本発明に係る目地構造における
部材である目地カバー取付具、目地カバーの一例を示す
説明図、第8図は敷目板のその他の実施例を示す説明
図、第9図(a)〜(e)、第10図(a)〜(f)はパ
ネルのその他の実施例を示す説明図、第11図は目地カバ
ー取付具のその他の実施例を示す斜視図、第12図は目地
カバーのその他の実施例を示す斜視図である。′……パネル、12……敷目板、17……目地カバー
取付具、23……目地カバー、α……下地、イ……固定
具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/08 E04F 13/12 E04F 19/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状で変形エ字形断面の弾力下で挟持も
    可能な敷目板と、長尺状の化粧面と該化粧面の両側縁に
    設けた側壁と、該側壁の下端を外方に屈曲して延長した
    釘打設兼用と上記敷目板嵌合用の段差部を有する突出片
    と、該突出片の端縁を上方、あるいは下方に傾斜して内
    方に屈曲した目地カバー取付具用ガイド部とから断面を
    ハット状に形成した金属製表面材と、該表面材の裏面に
    充填したプラスチックフォーム製で芯材兼用の断熱材
    と、該断熱材の少なくとも裏面を被覆した金属製裏面材
    とからサンドイッチ構造に構成したパネルと、水平面状
    の固定片と該固定片の両端縁を上方に屈曲した立ち上が
    り片と該立ち上がり片の先端を内方に屈曲した係止片と
    からなる係止部を有する短尺状の目地カバー取付具と、
    水平面状の化粧面部と該化粧面部の両端縁を下方に鈍角
    で屈曲した側壁化粧面と該側壁化粧面の先端を内方に鋭
    角で屈曲した係合片とから係合部を形成した目地カバー
    とからなり、前記パネルの長手方向の側端部で、かつ前
    記突出片の表面から下地に前記パネルを固定し、該パネ
    ルの一側端部を前記敷目板の左右いずれかのコ字状断面
    挟持部で弾力下で嵌合させて覆い、かつ敷目板の下端の
    水平面の端部を下地に固定し、該敷目板のもう一方のコ
    字状断面挟持部に相隣るパネルの側端部を嵌合後に下地
    に固定してなり、前記パネルの突出片上に目地カバー取
    付具を複数個固定し、該取付具に目地カバーの係合部を
    弾力下で嵌着したことを特徴とするパネルの目地構造。
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