JPH10205028A - 壁パネル目地構造 - Google Patents

壁パネル目地構造

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JPH10205028A
JPH10205028A JP9008484A JP848497A JPH10205028A JP H10205028 A JPH10205028 A JP H10205028A JP 9008484 A JP9008484 A JP 9008484A JP 848497 A JP848497 A JP 848497A JP H10205028 A JPH10205028 A JP H10205028A
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JP
Japan
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wall panel
waterproof sheet
seam
wall
joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP9008484A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Hasegawa
重俊 長谷川
Mikio Kihara
幹夫 木原
Takaaki Horaguchi
貴昭 洞口
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水シートを含めて壁パネル全体を予め一体
的に組立てて運搬可能にし、防水シートの重ね合わせ部
分に隙間を生じさせずに壁パネルを固定する。 【解決手段】 透湿防水シート31の周縁部を互いに重
ね合わせて隣接する両壁パネル15の継ぎ目を覆って固
定配置され、隣接する胴縁32間の離間空間を塞ぐ継ぎ
目用胴縁33と、透湿防水シート31と継ぎ目用胴縁3
3との間を密閉する気密テープ39とにより固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁パネルを固定す
る壁パネル固定構造に関し、特に、軸組構造体で囲まれ
た部分の壁を形成する壁パネルを軸組構造体に固定する
際の壁パネル目地部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅の軸組構造体間の壁を形成す
る壁パネルとして、耐力壁用面材に硬質樹脂製の枠材を
接着剤または固定具により固定し、枠材及び面材により
囲まれた内部空間に断熱材を設け、枠材を軸組間に配設
し、かつ面材を軸組間に配設するか或いは面材を軸組の
室外側の面に当接させて固定具により軸組に固定する断
熱パネルが知られている(特開平7−324398号公
報参照)。
【0003】この断熱パネルを用いることにより、耐力
壁用面材が筋かいとしての機能を有するため、軸組間に
筋かいを設ける必要がなく、軸組構造が簡素化する。
【0004】軸組に固定された断熱パネルは、断熱材へ
の湿気の侵入を防止するため断熱材を気密シートで覆う
とともに、面材の断熱材とは反対側の面が防水シートで
覆われる。これら気密シート及び防水シートの装着は、
断熱パネル取付け後に現場作業として行われているが、
防水シート等を現場で固定する断熱パネルの組立作業は
面倒であるとともに熟練を要するものであり、現場作業
により均一で安定した信頼性の高い断熱パネル構造を組
立ることは、近年の労働事情等により特に困難になって
きている。
【0005】そのため、住宅の壁を形成する壁パネルと
しては、現場における面倒で熟練を要する壁パネル組立
作業やシートの取付作業等を行うことなく、予め組立が
完了した壁パネルを現場に運び、これを軸組構造体へ固
定する作業により壁パネルの装着作業が完了するよう
に、予め気密シート及び防水シートを含めパネル構成部
材が一体的に装着されていることが望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軸組構
造体に壁パネルを固定する場合、隣接する壁パネルの目
地(継ぎ目部分)を介して室外から雨水や湿気が侵入す
るのを防止するため、室外側に配置される防水シートの
重ね合わせ部分に隙間が生じないように重ね合わせ量を
多く取る必要がある。このため、防水シート等を壁パネ
ルに一体的に装着しようとすれば、壁パネル周縁からの
防水シートのはみ出し部分が多くなってしまい、運搬時
や取付け時に邪魔になって取り扱いが困難になるという
問題点があった。
【0007】従って、従来は現場でパネル固定後に防水
シートを止水性のある防水テープあるいはタッカーを用
いて壁面に取付け固定していた。しかしながら、このよ
うな防水シートの取付け作業は面倒であり、また、タッ
カーを用いた場合には、その打ち付け間隔の隙間から水
が侵入するおそれもあり、信頼性の高い壁面構造が実現
されなかった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、壁パネルに一体的に装着された防水シートの壁パネ
ル周縁からのはみ出し部分を少なくしても、防水シート
の重ね合わせ部分に隙間を生じさせずに壁パネルを固定
することができ、現場での面倒な作業を要することなく
信頼性の高い防水構造が実現できるとともに、防水シー
トを含めて壁パネル全体を予め一体的に組立てて運搬可
能な構造体を作成し、これを現場に運ぶことにより現場
での組立固定作業を大幅に軽減することができる壁パネ
ル目地構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、構造用合板に固定した胴縁によ
り該構造用合板を覆って一体的に防水シートが装着され
た壁パネルを、軸組構造体間に取付けた壁パネルの目地
構造であって、前記構造用合板からはみ出た前記防水シ
ートの周縁部を互いに重ね合わせて隣接する両壁パネル
の継ぎ目部分を覆って固定配置され、該両壁パネルの隣
接する前記胴縁の間の離間空間を塞ぐ継ぎ目用胴縁と、
該継ぎ目用胴縁の前記壁パネル側に配置され、前記継ぎ
目用胴縁の固定により前記防水シートに密着し、前記防
水シートと前記継ぎ目用胴縁との間を密閉する気密テー
プとにより隣接する壁パネルからはみ出た防水シート同
士を重ね合わせて固定したことを特徴とする壁パネル目
地構造を提供する。
【0010】上記構成によれば、隣接する両壁パネルの
継ぎ目部分(目地)では、構造用合板からはみ出た防水
シートの周縁部が互いに重ね合わせられ、その重ね合わ
せ部分は継ぎ目用胴縁により固定される。また、継ぎ目
用胴縁の固定により、防水シートと継ぎ目用胴縁の間は
気密および防水の機能を有するテープ(気密テープ)を
介して密閉される。これにより、壁パネルに一体的に装
着された防水シートの壁パネル周縁からのはみ出し部分
を少なくしても、透湿防水シートの重ね合わせ部分に隙
間を生じさせずに防水機能を確実に保って壁パネルを固
定することができるので、現場での面倒な作業を要する
ことなく信頼性の高い防水構造が実現できる。更に、防
水シートを含めて壁パネル全体を予め一体的に組立てて
運搬可能な構造体を作成することができるので、これを
現場に運ぶことにより現場での組立固定作業を大幅に軽
減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態においては、
前記継ぎ目用胴縁は、前記壁パネルの外側に装着される
外壁材の継ぎ目を埋める目地埋め材が嵌合固定される受
け部を有することを特徴としている。
【0012】この構成により、継ぎ目用胴縁に設けられ
た受け部に、壁パネルの外側に装着される外壁材の継ぎ
目を埋める目地埋め材が嵌合固定され、目地埋め材を装
着するための装着手段を別に設ける必要がないので、構
造が簡素化するとともに取付けも容易になり、作業工程
の短縮及びコストの低減が可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係る壁パネル
固定構造に用いる壁パネルが装着される軸組の説明図で
ある。この図1に示すように、住宅等の建物の軸組10
は、土台11に立てられた柱12と柱12の上に掛け渡
された梁13からなる軸組構造体により形成され、柱1
2と梁13により屋根14を支えている。これら土台1
1、柱12及び梁13等の軸組構造体に囲まれた壁空間
には、壁を形成する壁パネル15が装着される。
【0015】図2は、図1の壁パネルの室外側の平面図
であり、図3(a)および(b)は、図2の壁パネルの
上面図および側面図である。また、図4は、図2の壁パ
ネルを軸組構造体へ取付けた状態を示す説明図である。
【0016】これらの図に示すように、壁パネル15
は、図1の軸組10の上下左右に配置された土台11、
柱12及び梁13と重なり合う寸法を有する構造用合板
16を用いて形成されている。この構造用合板16を柱
12や梁13に例えば釘Sを打ち付けて固定することに
より(図4参照)、構造用合板16が柱12と柱12の
間に掛け渡された筋かいとして機能し(図1参照)、別
に筋かいを設けなくても軸組10の十分な強度を確保す
ることができる。
【0017】構造用合板16の室内a側の面には、構造
用合板16の縁部に沿って長方形状の枠を形成する2組
の横枠17aと縦枠17b、及び両縦枠17b,17b
の間に位置する間柱17cとからなる木製の枠材17が
設けられている。なお、図2および図3は、後述するパ
ッキン22の未装着状態を示す。構造用合板16は、例
えば、厚さ9mmで、910mm×3030mmの大き
さを有しているが、装着対象の建物に応じて種々の大き
さに形成される。横枠17a及び縦枠17bは、構造用
合板16の周縁から50mm程内側に配置され、柱12
の太さに合わせて構造用合板16の裏面(室内a側面)
からほぼ100mmの高さを有する。
【0018】図2及び図4に示すように、この枠材17
に沿って、枠材17の外側の軸組構造体との接触位置全
周にわたり気密テープ19が貼り付けられている。気密
テープ19は、位置決めし易いように、枠材17の取付
け根元から壁パネル15を柱12に取付ける釘打ち位置
迄の幅を有し、その片面側に粘着剤が付着加工され、こ
の粘着剤により枠材17の外縁に沿って貼り付けられ
る。この気密テープ19は、例えば厚さ3〜5mm程度
の独立気泡の発泡塩化ビニールにより形成する。この気
密テープ19により、構造用合板16の室内a側面と軸
組構造体との気密性が確保され、室外bの空気が軸組構
造体と壁パネル15の間の隙間を通って室内aに侵入す
るのを防止する。
【0019】枠材17に囲まれた構造用合板16の室内
a側には、グラスウール或いは発泡ウレタン等の断熱材
20が配置される。この断熱材20の室内a側表面は気
密シート21で覆われている。気密シート21は、塩化
ビニール或いはポリエチレン等のフィルムからなり、横
枠17a及び縦枠17bの外側へ若干はみ出る大きさを
有している。この気密シート21により断熱材20内部
への湿気の侵入を防止して、結露などに起因する湿気の
侵入による断熱性の低下を防止することができる。気密
シート21は、気密シート21の上から枠材17の全周
にわたって装着されるパッキン(固定部材)22により
枠材17に固定される(図4参照)。
【0020】前述の図2に示すように、構造用合板16
の室外b側の面は、構造用合板16より上方向及び左右
方向ともに所定寸法(例えば、上に60mm、左右に4
5mm)だけ長い透湿防水シート31により覆われてい
る。なお、図2に示す壁パネル15は、土台11に接す
る1階部分に用いられるもので、透湿防水シート31の
下部は構造用合板16の下端に合わせて切り揃えられて
いるが、図3(b)の点線で示すように、土台11に接
しない2階部分等に用いられるものでは、下部も上部と
同様に構造用合板16より所定寸法(例えば下に60m
m)だけ長く形成されている。この透湿防水シート31
は、室内a側面の縦枠17b及び間柱17cに対応する
位置の構造用合板16の室外b側に取付けた胴縁32に
より、構造用合板16に固定される。
【0021】上記構成を有する壁パネル15は、軸組構
造体により形成された建物の軸組10に装着されて壁を
形成する。構造用合板16と断熱材20等が一体化した
壁パネル15は、取付け場所である建物の建築現場等に
運び込まれて、壁形成箇所の柱12と柱12の間に取付
けられる。
【0022】図5は、図1の壁パネルを軸組に装着した
後に継ぎ目用胴縁及び外壁材を装着する方法の説明図で
ある。この図5に示すように、柱12には、隣接する壁
パネル15が同時に取付けられ、柱12の幅方向ほぼ中
心が壁パネル15の継ぎ目になる。釘Sを打ち付けて構
造用合板16を柱12及び梁13に固定することによ
り、柱12と柱12は筋かいを兼ねた構造用合板16を
介して連結され、柱12と柱12の間の空間には既に気
密シート21で防水処理された断熱材20が配置され
る。隣接する壁パネル15の境界部分には、透湿防水シ
ート31で覆われた構造用合板16の外側から継ぎ目用
胴縁33が取付けられる。継ぎ目用胴縁33は、隣接す
る両壁パネル15の胴縁32の間に位置し、柱12に沿
って境界部分を覆う。
【0023】透湿防水シート31は、構造用合板16の
周囲からはみ出した長さだけ隣接する壁パネル15の透
湿防水シート31と重なる。例えば、構造用合板16か
ら横方向両側にはみ出した約45mm分は、隣接する壁
パネル15の胴縁32から外側部分(幅約55mm)の
透湿防水シート31の下側に入り込み、一方、隣接する
壁パネル15のはみ出し分約45mmは、前述の壁パネ
ル15の胴縁32から外側部分(幅約55mm)の透湿
防水シート31の上側に位置する。従って、隣接する両
壁パネル15の境界部分である両構造用合板16の当接
部は、胴縁32と胴縁32の間の幅約100mmの範囲
で透湿防水シート31が二重に重なることになる。この
重なり部分の長さはほぼ柱12の幅と同じである。
【0024】継ぎ目用胴縁33は、両壁パネル15,1
5の隣接する胴縁32の間の離間空間(幅約100m
m)を塞ぐことができるように、例えば、90mm(横
幅)×18mm(厚み)の大きさに形成され、例えば、
24mm(横幅)×18mm(厚み)の大きさの胴縁3
2に較べて幅広に形成されている。この継ぎ目用胴縁3
3を、透湿防水シート31の重なり部分全体を押えるよ
うに、上述した離間空間に例えば釘Sを打ち付けて固定
配置する。固定配置された継ぎ目用胴縁33は、両側の
胴縁32の間に埋設された状態になり、上面が両胴縁3
2の上面とほぼ面一となる。
【0025】この継ぎ目用胴縁33の内側である壁パネ
ル15側には、継ぎ目用胴縁33の長手方向に沿う全域
にわたって、前述の気密テープ19と同様のスポンジ状
の気密テープ39が貼付されている。気密テープ39
は、継ぎ目用胴縁33の固定時、継ぎ目用胴縁33と構
造用合板16の間に挟持されて透湿防水シート31に密
着し、透湿防水シート31と継ぎ目用胴縁33との間を
密閉する。
【0026】よって、隣接する両壁パネル15の境界部
分は、胴縁32と胴縁32の間の幅約100mmの範囲
で透湿防水シート31が二重に重ね合わされ、その重な
り部分全体が、重なり部分のほぼ全域を覆う幅広の継ぎ
目用胴縁33により押えられていることになる。その
上、透湿防水シート31と継ぎ目用胴縁33との間は、
気密テープ39により密閉されている。このため、壁パ
ネル15に一体的に装着された透湿防水シート31の壁
パネル15周縁からのはみ出し部分を少なくしても、透
湿防水シート31の重ね合わせ部分に隙間を生じさせず
に壁パネル15を固定することができ、現場での面倒な
作業を要することなく信頼性の高い防水構造が実現でき
る。更に、透湿防水シート31を含めて壁パネル15全
体を予め一体的に組立てて運搬可能な構造体を作成し、
これを現場に運ぶことにより現場での組立固定作業を大
幅に軽減することができる。
【0027】また、継ぎ目用胴縁33の外側の横幅方向
ほぼ中央には、長手方向に沿う全域にわたって、断面が
U字状に形成されて内側上端に係止用突起40aを有す
る受け部40が突設されている。この受け部40を両側
から挟むように、継ぎ目用胴縁33の外表面には、例え
ば釘Sを打ち付け固定される外壁材41が装着される。
受け部40の両側に装着された両外壁材41,41の継
ぎ目には、楔形断面を有する帯状の目地埋め材42が取
付けられる。先端を受け部40に圧入するように目地埋
め材42を両外壁材41,41の継ぎ目に埋め込むと、
係止用突起40aに先端が係止されて目地埋め材42が
受け部40に嵌合固定され、両外壁材41,41の継ぎ
目は目地埋め材42により塞がれる。
【0028】この継ぎ目用胴縁33を介して、壁パネル
15の外側に外壁材41が装着されることにより、壁パ
ネル15と外壁材41との間に、継ぎ目用胴縁33の厚
み分(18mm。本実施例の場合、胴縁32の厚み分に
相当)の隙間が形成される。この隙間により、壁パネル
15の表面に付いた水を流れ易くすることができるとと
もに、壁パネル15と外壁材41の間の通気性を良くす
ることができる。
【0029】壁パネル15の室内a側には、構造用合板
16との間に気密シート21で覆われた断熱材20を挟
んで内壁材(図示しない)が装着される。内壁材は、枠
材17に装着されたパッキン22の先端に設けられた圧
着部に当接するが、圧着部の圧接変形により、柱12と
壁パネル15の段差を解消して面一に取付けることがで
きる。これにより、各壁パネル15の気密性が確保さ
れ、壁パネル15間での空気の流通がなくなり断熱機能
が高まる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る壁パ
ネル目地構造によれば、隣接する両壁パネルの継ぎ目部
分は、構造用合板からはみ出た防水シートの周縁部が互
いに重ね合わせられ、その重ね合わせ部分は幅広の継ぎ
目用胴縁により固定される。また、継ぎ目用胴縁の固定
により、防水シートと継ぎ目用胴縁の間は気密テープを
介して密閉される。これにより、壁パネルに一体的に装
着された防水シートの壁パネル周縁からのはみ出し部分
を少なくしても、透湿防水シートの重ね合わせ部分に隙
間を生じさせずに壁パネルを固定することができるの
で、現場での面倒な作業を要することなく信頼性の高い
防水構造が実現できる。更に、防水シートを含めて壁パ
ネル全体を予め一体的に組立てて運搬可能な構造体を作
成することができるので、これを現場に運ぶことにより
現場での組立固定作業を大幅に軽減することができる。
【0031】また、前記継ぎ目用胴縁は、前記壁パネル
の外側に装着される外壁材の継ぎ目を埋める目地埋め材
が嵌合固定される受け部を有する構成とすれば、継ぎ目
用胴縁に設けられた受け部に、壁パネルの外側に装着さ
れる外壁材の継ぎ目を埋める目地埋め材が嵌合固定さ
れ、目地埋め材を装着するための装着手段を別に設ける
必要がないので、構造が簡素化するとともに取付けも容
易になり、作業工程の短縮及びコストの低減が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る壁パネル固定構造に
用いる壁パネルが装着される軸組の説明図。
【図2】 図1の壁パネルの室外側の平面図。
【図3】 図2の壁パネルの上面および側面を示し、
(a)は上面図、(b)は側面図。
【図4】 図2の壁パネルの軸組構造体への取付状態を
示す説明図。
【図5】 図1の壁パネルを軸組に装着した後に継ぎ目
用胴縁及び外壁材を装着する方法の説明図。
【符号の説明】
10:軸組、11:土台、12:柱、13:梁、14:
屋根、15:壁パネル、16:構造用合板、17:枠
材、17a:横枠、17b:縦枠、17c:間柱、1
8:段差面、19:気密テープ、20:断熱材、21:
気密シート、22:パッキン、31:透湿防水シート、
32:胴縁、33:継ぎ目用胴縁、39:気密テープ、
40:受け部、40a:係止用突起、41:外壁材、4
2:目地埋め材42、S:釘、a:室内、b:室外。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 604 E04B 2/56 604F 604Z 605 605B 605C 605E 641 641Z 644 644B 645 645B 1/66 1/66 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造用合板に固定した胴縁により該構造用
    合板を覆って一体的に防水シートが装着された壁パネル
    を、軸組構造体間に取付けた壁パネルの目地構造であっ
    て、 前記構造用合板からはみ出た前記防水シートの周縁部を
    互いに重ね合わせて隣接する両壁パネルの継ぎ目部分を
    覆って固定配置され、該両壁パネルの隣接する前記胴縁
    の間の離間空間を塞ぐ継ぎ目用胴縁と、 該継ぎ目用胴縁の前記壁パネル側に配置され、前記継ぎ
    目用胴縁の固定により前記防水シートに密着し、前記防
    水シートと前記継ぎ目用胴縁との間を密閉する気密テー
    プとにより隣接する壁パネルからはみ出た防水シート同
    士を重ね合わせて固定したことを特徴とする壁パネル目
    地構造。
  2. 【請求項2】前記継ぎ目用胴縁は、前記壁パネルの外側
    に装着される外壁材の継ぎ目を埋める目地埋め材が嵌合
    固定される受け部を有することを特徴とする請求項1記
    載の壁パネル目地構造。
JP9008484A 1997-01-21 1997-01-21 壁パネル目地構造 Pending JPH10205028A (ja)

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