JPH11124926A - 建築構造体およびその組立方法 - Google Patents

建築構造体およびその組立方法

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JPH11124926A
JPH11124926A JP30633197A JP30633197A JPH11124926A JP H11124926 A JPH11124926 A JP H11124926A JP 30633197 A JP30633197 A JP 30633197A JP 30633197 A JP30633197 A JP 30633197A JP H11124926 A JPH11124926 A JP H11124926A
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JP
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frame
wall
plate
panel
panel member
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JP30633197A
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English (en)
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Yoichi Shioya
陽一 塩屋
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KAWAKUBO KENSETSU KK
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KAWAKUBO KENSETSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築現場において高い作業性が得られ、壁下
地施工後にも、壁の気密性、断熱性および遮音性等を損
なうことなく容易に壁内部の配線工事を行えるようにす
る。 【解決手段】 壁板11の裏面の周縁に、各一対の横枠
板12A,12Bおよび縦枠板13A,13Bを矩形に
配置して該裏面側に突出させ、各端部において互いに結
合してなる四方枠を設け、間柱14と前記四方枠とで囲
まれる領域に前記壁板11の裏面に接着して壁断熱材1
5A,15Bを敷設し、さらに複数の横胴縁16A,1
6B…を、前記四方枠と間柱14の裏面側に前記横枠板
12A,12Bと平行に固定してパネル部材1を形成す
る。パネル部材1を、梁枠体2、柱枠体3−1,3−2
および土台枠体4によって、前記壁板11側が建築物の
外面側となるようにして、前記四方枠の周縁において支
持するとともに、内壁部材5を前記パネル部材1の裏面
側を閉塞するように固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の主として
壁を構成する構造体に係り、特に断熱性、施工時の作業
性および構造強度に優れた建築構造体およびその組立方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、木造家屋の壁構造、特に外壁の
下地構造は、建築現場において土台上に複数の柱を立設
し、これら柱間に桁および梁等の横架材を架設して枠体
を構成し、この枠体の内部に筋交い、貫および間柱等を
設けて構造的に補強するとともに、内部に断熱材を充填
し、該外壁の内側に結露防止のための防湿ポリエチレン
シートを敷設し、さらにその外側に防風シートを貼設し
て構成し、透湿性・防湿性を持たせている。このような
構成では、施工期間が長期にわたり、施工費もかさむた
め、施工主等にも経済的な負担となる。
【0003】これに対して、近年では、例えば実開平7
−4613号公報に示されるように、外壁を形成する柱
により枠作りした枠体と、該枠体内に嵌着されるパネル
体とを工場内で制作し、現場において土台上に前記枠体
を立設固定し、該枠体内に前記パネル体を止着して、枠
体とパネル体およびパネル体同士の継合部に気密テープ
を貼着して、外壁下地を形成するようにして、現場にお
ける作業性を向上させた木造家屋の外壁下地構造が提案
されている。前記パネル体は、前記枠体内に嵌着される
壁枠体の室内側に該壁枠体と同じ大きさの壁板を止着
し、この壁板の屋外側に硬質発泡ウレタン板を貼設した
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した実開平7−4
613号公報に示されるようなパネル体を用いた外壁下
地構造においては、現場における作業性は向上するもの
の、次のような問題を抱えている。一般に、壁内には、
電気配線および電話配線、アンテナ配線等が配設され、
室内側の壁面には、差込コンセントおよびモジュラージ
ャック、アンテナ端子等が取着される。電気配線および
電話配線等は、本来、現場における壁の組立作業時に並
行して行うものである。
【0005】すなわち、屋外側から配電ボックス等を含
む電気配線および電話配線等を配設した後、壁面に小さ
な開口を穿設して電気配線および電話配線等を室内に引
き込み、室内側から差込コンセントおよびモジュラージ
ャック等を取着する。しかし、壁面工事と電気工事と電
話工事とは、それぞれ施工者が異なり、多くの場合、必
ずしも同時に作業を行うことができない。したがって、
壁面工事が完了した後に、電気工事および電話工事を随
時行わざるを得ないことが少なくない。ところが、前記
パネル体は、壁枠体の室内側に壁板を止着し、その屋外
側に硬質発泡ウレタン板を貼設しているため、前記パネ
ル体を取り付けた後は、配電ボックスからの電気配線の
配設および差込コンセントの取り付け、あるいは電話配
線の配設およびモジュラージャック等の取り付けを行う
ためには、壁板および硬質発泡ウレタン板を切欠しなけ
ればならない。
【0006】壁板は壁の主たる構成部材であり、壁板を
切欠すると壁自体の強度、気密性、断熱性および遮音性
等の基本的機能が低下する。また、硬質発泡ウレタン板
も壁の断熱性および遮音性等の機能を高めるためのもの
であり、それを切欠すると、断熱性および遮音性等の機
能が著しく低下する。また、壁自体の基本的機能である
気密性、断熱性および遮音性等を確保するため、気密テ
ープを用いて枠体とパネル体およびパネル体同士の継合
部を封止するが、該気密テープは、室内側から前記パネ
ル体の壁板に貼着される。このため、枠体およびパネル
体の少なくとも一方が経時変化により変形または収縮し
て、気密テープに断裂を生じ、機密性が損なわれる危険
がある。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、建築現場において高い作業性が得られて、しか
も壁下地施工後にも、壁の気密性、断熱性および遮音性
等を損なうことなく容易に壁内部の工事を行うことがで
き、経時変化による壁性能の劣化も少ない建築構造体お
よびその組立方法を提供することを目的としている。特
に、本発明の第1の目的は、簡単な構成で、壁下地施工
後にも、壁の気密性、断熱性および遮音性等を損なうこ
となく容易に電気配線および電話配線等の配設工事を行
うことができる建築構造体を提供することにある。
【0008】本発明の第2の目的は、特に、長期間にわ
たって気密性を維持することを可能とする建築構造体を
提供することにある。本発明の第3の目的は、特に、床
を含めて強固に構成した簡単な構成で、壁下地施工後に
も、壁の気密性、断熱性および遮音性等を損なうことな
く容易に電気配線および電話配線の配設工事を行うこと
ができる建築構造体を提供することにある。本発明の第
4の目的は、特に、請求項3の構造で、長期間にわたっ
て気密性を維持することを可能とする建築構造体を提供
することにある。
【0009】本発明の第5の目的は、特に、屋外側に良
好な外観を得るとともに、壁部外面側の通気対流を確保
し得る建築構造体を提供することにある。本発明の第6
の目的は、特に、パネル部材の断熱効果およびコストパ
フォーマンスに優れた建築構造体を提供することにあ
る。本発明の第7の目的は、特に、耐熱性に優れた建築
構造体を提供することにある。本発明の第8の目的は、
特に、室内側の加工処理が容易で、且つ防火能力も高い
建築構造体を提供することにある。
【0010】本発明の第9の目的は、建築現場における
作業性がよく、高い壁性能を得ることができる建築構造
体の組立方法を提供することにある。本発明の第10の
目的は、特に、長期間にわたって気密性を維持すること
を可能とする建築構造体の組立方法を提供することにあ
る。本発明の第11の目的は、建築現場における作業性
がよく、高い壁性能および床性能を得ることができる建
築構造体の組立方法を提供することにある。本発明の第
12の目的は、特に、請求項11の方法において長期間
にわたって気密性を維持することを可能とする建築構造
体の組立方法を提供することにある。本発明の第13の
目的は、特に、屋外側に良好な外観および所要の通気性
を得ることが可能な建築構造体の組立方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明に係る建築構造体は、上述した目的、特に上記第1の
目的を達成するために、矩形をなす板状の部材からなる
壁板と、前記壁板の裏面の周縁に、それぞれ帯板状の部
材からなる一対の横枠板および一対の縦枠板を帯状の幅
方向を表裏方向として矩形に配置して該裏面側に突設
し、前記横枠板および縦枠板を各端部において互いに結
合してなる四方枠と、帯板状の部材からなり前記四方枠
の前記縦枠板間に該縦枠板に平行に配置し、前記横枠板
に両端部を支持させて配設した1以上の間柱と、前記四
方枠と間柱で囲まれる領域に前記壁板の裏面に接着して
敷設した発泡性合成樹脂板材からなる壁断熱材と、帯板
状の部材からなり前記四方枠と間柱の前記壁板の裏面側
に前記横枠板と平行に且つ帯状の幅方向を縦方向として
固定した複数の横胴縁と、前記壁板、四方枠、間柱、壁
断熱材および横胴縁で形成されるパネル部材を、前記壁
板側が建築物の外面側となるようにして、前記四方枠を
周縁において支持する角柱状の部材からなる梁枠体、柱
枠体および土台枠体と、前記パネル部材の裏面側を閉塞
するように前記横胴縁に固定される内壁部材とを具備す
ることを特徴としている。
【0012】請求項2に記載した本発明に係る建築構造
体は、特に上記第2の目的を達成するために、前記パネ
ル部材の前記壁板の周縁と前記梁枠体、柱枠体および土
台枠体との結合部の表面側、並びに前記パネル部材の前
記四方枠の周縁と前記梁枠体、柱枠体および土台枠体と
の結合部の裏面側を気密に封止する気密テープをさらに
具備することを特徴としている。
【0013】請求項3に記載した本発明に係る建築構造
体は、特に上記第3の目的を達成するために、前記パネ
ル部材と前記土台枠体との間に介挿される床板部材をさ
らに具備することを特徴としている。請求項4に記載し
た本発明に係る建築構造体は、特に上記第4の目的を達
成するために、前記パネル部材の前記壁板と前記梁枠体
と前記柱枠体と前記土台枠体とを、集成材で形成し、前
記壁板の周縁と前記梁枠体、柱枠体および床板部材との
結合部の表面側、並びに前記パネル部材の前記四方枠の
周縁と前記梁枠体、柱枠体および土台枠体との結合部の
裏面側を気密に封止する気密テープをさらに具備するこ
とを特徴としている。
【0014】請求項5に記載した本発明に係る建築構造
体は、特に上記第5の目的を達成するために、建築物の
外面を覆い且つ前記パネル部材の前記表面側に間隙を存
して配設される外壁部材をさらに具備することを特徴と
している。請求項6に記載した本発明の建築構造体は、
特に上記第6の目的を達成するために、前記壁断熱材
が、押し出し法ポリスチレンフォームを含むことを特徴
としている。請求項7に記載した本発明の建築構造体
は、特に上記第7の目的を達成するために、前記壁断熱
材が、ポリエチレンフォームを含むことを特徴としてい
る。請求項8に記載した本発明の建築構造体は、特に上
記第8の目的を達成するために、前記内壁部材が、プラ
スタボードを含むことを特徴としている。
【0015】請求項9に記載した本発明に係る建築構造
体の組立方法は、特に上記第9の目的を達成するため
に、上述した目的を達成するために、矩形をなす板状の
部材からなる壁板、前記壁板の裏面の周縁に、それぞれ
帯板状の部材からなる一対の横枠板および一対の縦枠板
を帯状の幅方向を表裏方向として矩形に配置して該裏面
側に突設し、前記横枠板および縦枠板を各端部において
互いに結合してなる四方枠、帯板状の部材からなり前記
四方枠の前記縦枠板間に該縦枠板に平行に配置し、前記
横枠板に両端部を支持させて配設した1以上の間柱、前
記四方枠と間柱で囲まれる領域に前記壁板の裏面に接着
して敷設した発泡性合成樹脂板材からなる壁断熱材、お
よび帯板状の部材からなり前記四方枠と間柱の前記壁板
の裏面側に前記横枠板と平行に且つ帯状の幅方向を縦方
向として固定した複数の横胴縁で形成されるパネル部材
を製造するパネル部材を形成するパネル生成ステップ
と、前記パネル部材生成ステップで生成された前記パネ
ル部材を、前記壁板側が建築物の外面側となるようにし
て、前記四方枠の周縁において、角柱状の部材からなる
梁枠体、柱枠体および土台枠体に固定するパネル固定ス
テップと、前記パネル固定ステップで固定された前記パ
ネル部材の裏面側を閉塞するように内壁部材を前記横胴
縁に固定する内壁部材固定ステップとを有することを特
徴としている。
【0016】請求項10に記載した本発明に係る建築構
造体の組立方法は、特に上記第10の目的を達成するた
めに、前記パネル部材の前記壁板の周縁と前記梁枠体、
柱枠体および土台枠体との結合部の表面側、並びに前記
パネル部材の前記四方枠の周縁と前記梁枠体、柱枠体お
よび土台枠体との結合部の裏面側に気密テープを貼設し
て、気密に封止する封止ステップをさらに含むことを特
徴としている。
【0017】請求項11に記載した本発明に係る建築構
造体の組立方法は、上述した第11の目的を達成するた
めに、矩形をなす板状の部材からなる壁板、前記壁板の
裏面の周縁に、それぞれ帯板状の部材からなる一対の横
枠板および一対の縦枠板を帯状の幅方向を表裏方向とし
て矩形に配置して該裏面側に突設し、前記横枠板および
縦枠板を各端部において互いに結合してなる四方枠、帯
板状の部材からなり前記四方枠の前記縦枠板間に該縦枠
板に平行に配置し、前記横枠板に両端部を支持させて配
設した1以上の間柱、前記四方枠と間柱で囲まれる領域
に前記壁板の裏面に接着して敷設した発泡性合成樹脂板
材からなる壁断熱材、および帯板状の部材からなり前記
四方枠と間柱の前記壁板の裏面側に前記横枠板と平行に
且つ帯状の幅方向を縦方向として固定した複数の横胴縁
で形成されるパネル部材を製造するパネル部材を形成す
るパネル生成ステップと、角柱状の部材からなる土台枠
体および所要個数の根太部材上に床板部材を配設する床
板配設ステップと、前記パネル部材生成ステップで生成
された前記パネル部材を、前記壁板側が建築物の外面側
となるようにして、前記四方枠の周縁において、角柱状
の部材からなる梁枠体、柱枠体および前記床板部材と土
台枠体に固定するパネル固定ステップと、前記パネル固
定ステップで固定された前記パネル部材の裏面側を閉塞
するように内壁部材を前記横胴縁に固定する内壁部材固
定ステップとを有することを特徴としている。
【0018】請求項12に記載した本発明に係る建築構
造体の組立方法は、特に上記第12の目的を達成するた
めに、前記パネル部材の前記壁板の周縁と前記梁枠体、
柱枠体および床板部材との結合部の表面側、並びに前記
パネル部材の前記四方枠の周縁と前記梁枠体、柱枠体お
よび床板部材との結合部の裏面側に気密テープを貼設し
て、気密に封止する封止ステップをさらに含むことを特
徴としている。請求項13に記載した本発明に係る建築
構造体の組立方法は、特に上記第13の目的を達成する
ために、建築物の外面を覆い且つ前記パネル部材の前記
表面側に間隙を存して外壁部材を配設する外壁部材配設
ステップをさらに含むことを特徴としている。
【0019】
【作用】すなわち、本発明の請求項1による建築構造体
は、矩形をなす板状の部材からなる壁板の裏面(室内
側)の周縁に、それぞれ帯板状の部材からなる一対の横
枠板および一対の縦枠板を帯状の幅方向を表裏方向とし
て矩形に配置して該裏面側に突出させ、前記横枠板およ
び縦枠板を各端部において互いに結合してなる四方枠を
設け、帯板状の部材からなる1以上の間柱を、前記四方
枠の前記縦枠板間に該縦枠板に平行に配置し、前記横枠
板に両端部を支持させて配設し、前記四方枠と間柱で囲
まれる領域に前記壁板の裏面に発泡性合成樹脂板材から
なる壁断熱材を接着により敷設し、帯板状の部材からな
る複数の横胴縁を、前記四方枠と間柱の前記壁板の裏面
側に前記横枠板と平行に且つ帯状の幅方向を縦方向とし
て固定して、前記壁板、四方枠、間柱、壁断熱材および
横胴縁で形成されるパネル部材を形成し、該パネル部材
を、角柱状の部材からなる梁枠体、柱枠体および土台枠
体によって、前記壁板側が建築物の外面側となるように
して、前記四方枠を周縁において支持するとともに、内
壁部材を前記パネル部材の裏面側を閉塞するように前記
横胴縁に固定している。
【0020】このような構成により、建築現場において
高い作業性が得られて、しかも壁下地施工後にも、壁の
気密性、断熱性および遮音性等を損なうことなく容易に
壁内部の電気配線および電話配線等の工事を行うことが
でき、経時変化による壁性能の劣化も少なくて済む。
【0021】本発明の請求項2による建築構造体は、前
記パネル部材の前記壁板の周縁と前記梁枠体、柱枠体お
よび土台枠体との結合部の表面側、並びに前記パネル部
材の前記四方枠の周縁と前記梁枠体、柱枠体および土台
枠体との結合部の裏面側を、さらに気密テープで気密に
封止する。このような構成により、特に、長期間にわた
って気密性を維持することが可能となる。本発明の請求
項3による建築構造体は、前記パネル部材と前記土台枠
体との間に床板部材を介挿する。このような構成によ
り、特に、床を含めて強固に構成した簡単な構成で、壁
下地施工後にも、壁の気密性、断熱性および遮音性等を
損なうことなく容易に電気配線および電話配線の配設工
事を行うことができる。
【0022】本発明の請求項4による建築構造体は、前
記パネル部材の前記壁板の周縁と前記梁枠体、柱枠体お
よび床板部材との結合部の表面側、並びに前記パネル部
材の前記四方枠の周縁と前記梁枠体、柱枠体および床板
部材との結合部の裏面側を、さらに気密テープで気密に
封止する。このような構成により、特に、床板部材と四
方枠の周縁との間を含めて、請求項3の構成で長期間に
わたって気密性を維持することが可能となる。本発明の
請求項5による建築構造体は、建築物の外面を覆い且つ
前記パネル部材の前記表面側に間隙を存して外壁部材を
さらに配設する。このような構成により、特に、屋外側
に良好な外観を得るとともに、壁部外面側の通気対流を
確保することができる。
【0023】本発明の請求項6による建築構造体は、前
記壁断熱材が、押し出し法ポリスチレンフォームを含
む。このような構成により、特に、パネル部材の断熱効
果およびコストパフォーマンスが良好となる。本発明の
請求項7による建築構造体は、前記壁断熱材が、ポリエ
チレンフォームを含む。このような構成により、特に、
優れた耐熱性を得ることができる。本発明の請求項8に
よる建築構造体は、前記内壁部材が、プラスタボードを
含む。このような構成により、特に、室内側の加工処理
が容易で、且つ高い防火能力を得ることができる。
【0024】また、本発明の請求項9による建築構造体
の組立方法は、矩形をなす板状の部材からなる壁板、前
記壁板の裏面の周縁に、それぞれ帯板状の部材からなる
一対の横枠板および一対の縦枠板を帯状の幅方向を表裏
方向として矩形に配置して該裏面側に突設し、前記横枠
板および縦枠板を各端部において互いに結合してなる四
方枠、帯板状の部材からなり前記四方枠の前記縦枠板間
に該縦枠板に平行に配置し、前記横枠板に両端部を支持
させて配設した1以上の間柱、前記四方枠と間柱で囲ま
れる領域に前記壁板の裏面に接着して敷設した発泡性合
成樹脂板材からなる壁断熱材、および帯板状の部材から
なり前記四方枠と間柱の前記壁板の裏面側に前記横枠板
と平行に且つ帯状の幅方向を縦方向として固定した複数
の横胴縁で形成されるパネル部材を製造するパネル部材
を形成し、前記パネル部材を、前記壁板側が建築物の外
面側となるようにして、前記四方枠の周縁において、角
柱状の部材からなる梁枠体、柱枠体および土台枠体に固
定して、固定された前記パネル部材の裏面側を閉塞する
ように内壁部材を前記横胴縁に固定する。このようにす
ることにより、建築現場における作業性がよく、高い壁
性能を得ることができる。
【0025】本発明の請求項10による建築構造体の組
立方法は、前記パネル部材の前記壁板の周縁と前記梁枠
体、柱枠体および土台枠体との結合部の表面側、並びに
前記パネル部材の前記四方枠の周縁と前記梁枠体、柱枠
体および土台枠体との結合部の裏面側に気密テープを貼
設して、気密に封止する。このようにすることにより、
特に、長期間にわたって気密性を維持することが可能と
なる。
【0026】また、本発明の請求項11による建築構造
体の組立方法は、矩形をなす板状の部材からなる壁板、
前記壁板の裏面の周縁に、それぞれ帯板状の部材からな
る一対の横枠板および一対の縦枠板を帯状の幅方向を表
裏方向として矩形に配置して該裏面側に突設し、前記横
枠板および縦枠板を各端部において互いに結合してなる
四方枠、帯板状の部材からなり前記四方枠の前記縦枠板
間に該縦枠板に平行に配置し、前記横枠板に両端部を支
持させて配設した1以上の間柱、前記四方枠と間柱で囲
まれる領域に前記壁板の裏面に接着して敷設した発泡性
合成樹脂板材からなる壁断熱材、および帯板状の部材か
らなり前記四方枠と間柱の前記壁板の裏面側に前記横枠
板と平行に且つ帯状の幅方向を縦方向として固定した複
数の横胴縁で形成されるパネル部材を製造するパネル部
材を形成し、角柱状の部材からなる土台枠体および所要
個数の根太部材上に床板部材を配設して、前記パネル部
材を、前記壁板側が建築物の外面側となるようにして、
前記四方枠の周縁において、角柱状の部材からなる梁枠
体、柱枠体および床板部材と土台枠体に固定して、固定
された前記パネル部材の裏面側を閉塞するように内壁部
材を前記横胴縁に固定する。このようにすることによ
り、建築現場における作業性がよく、高い壁性能および
床性能を得ることができる。
【0027】本発明の請求項12による建築構造体の組
立方法は、前記パネル部材の前記壁板の周縁と前記梁枠
体、柱枠体および床板部材との結合部の表面側、並びに
前記パネル部材の前記四方枠の周縁と前記梁枠体、柱枠
体および床板部材との結合部の裏面側に気密テープを貼
設して、気密に封止する。このようにすることにより、
特に、請求項11の方法において長期間にわたって気密
性を維持することが可能となる。本発明の請求項13に
よる建築構造体の組立方法は、建築物の外面を覆い且つ
前記パネル部材の前記表面側に間隙を存して外壁部材を
配設する。このようにすることにより、特に、屋外側に
良好な外観および所要の通気性を得ることが可能とな
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建築構造体を、実
施の形態に基づき、図面を参照して詳細に説明する。図
1〜図3は、本発明の一つの実施の形態に係る建築構造
体の構成を示している。このうち、図1は、建築構造体
全体の構成を示す分解斜視図、図2は、パネル部材の構
成を示す分解斜視図、そして図3は、パネル部材の全体
構成を示す斜視図である。図1に示す建築構造体は、パ
ネル部材1、梁枠体2、柱枠体3−1、3−2、土台枠
体4、内壁部材5および幅木部材6を具備している。
【0029】パネル部材1は、この建築構造体における
主たる壁下地であり、図2および図3に示すように構成
される。すなわち、パネル部材1は、壁板11、横枠板
12A、12B、縦枠板13A、13B、間柱14、壁
断熱材15A、15B、横胴縁16A、16Bおよび1
6Cを有する。壁板11は、矩形をなす板状の部材から
なる。壁板11は、具体的には、例えば集成材、構造用
パネル(木材チップを接着剤を用いて熱圧成型した面材
であり、ウェハーボードおよびオリエンテッドストラン
ドボード(OSB)等に代表される)、パーティクルボ
ード、火山性ガラス質複層板(ダイライト(商品名))
または構造用合板等により構成される。例えば壁板11
の寸法は縦2740mm×横910mmとし、板厚は9.5
mmとする。
【0030】横枠板12Aおよび12Bは、上下一対を
なす所定幅の帯板状の部材であり、壁板11の背面すな
わち裏面に(室内側)上辺および下辺に沿ってそれぞれ
突設する。縦枠板13Aおよび13Bは、左右一対をな
す所定幅の帯板状の部材であり、壁板11の背面すなわ
ち裏面に左辺および右辺に沿ってそれぞれ突設する。こ
れら横枠板12A、12Bおよび縦枠板13A、13B
は、同一の幅寸法および厚み寸法に形成された、例えば
適宜なる木材または構造用集成材等により構成される。
例えば横枠板12A、12Bおよび縦枠板13A、13
Bの幅寸法は95.5mmとし、厚み寸法は30mmとし、
それぞれの長さ寸法は、910mmおよび2680mmとす
る。
【0031】間柱14は、縦枠板13Aおよび13Bと
ほぼ同様に形成され、縦枠板13Aと13Bに平行に且
つ両者のちょうど中間に配設される。間柱14も、例え
ば適宜なる木材または構造用集成材等により構成され
る。これら、横枠板12A、12B、縦枠板13A、1
3Bおよび間柱14により、四方枠が形成される。横枠
板12A、12B、縦枠板13A、13Bおよび間柱1
4は、それぞれ壁板11に釘止めされるとともに、相互
の接合部も釘止めにより結合される。
【0032】壁断熱材15Aおよび15Bは、矩形板状
の発泡性合成樹脂からなり、壁板11の裏面側の前記四
方枠を形成する横枠板12A、12B、縦枠板13Aお
よび13Bと間柱14とで囲まれる領域に配置され、壁
板11の裏面に接着剤で貼着されて敷設される。壁断熱
材15Aおよび15Bは、例えば厚み寸法を40mmとす
る。壁断熱材15Aは、横枠板12A、12B、縦枠板
13Aおよび間柱14で囲まれる領域の寸法に合わせて
形成され、当該部位に配置される。壁断熱材15Bは、
同様に横枠板12A、12B、縦枠板13Bおよび間柱
14で囲まれる領域の寸法、すなわち一般には壁断熱材
15Aと同様の寸法に合わせて形成され、当該部位に配
置される。これら壁断熱材15Aおよび15Bは、例え
ば押出法ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォー
ム、ビーズ法ポリスチレンフォームおよび硬質ウレタン
フォーム等を用いて構成することができる。
【0033】横胴縁16A、16Bおよび16Cは、所
定幅の帯板状をなし、横枠板12A、12B、縦枠板1
3Aおよび13Bからなる四方枠並びに間柱14の前記
壁板11の裏面側に、該壁板11に対峙して、横枠板1
2Aおよび12Bに平行に、且つほぼ等間隔で、例えば
釘止めされて、配設される。この場合、横胴縁16A〜
16Cと横枠板12A、12B、縦枠板13A、13B
および間柱14との接合部には、横枠板12A、12
B、縦枠板13A、13Bおよび間柱14の縁部に、横
胴縁16A〜16Cの断面寸法に対応する切欠部がそれ
ぞれ形成され、横胴縁16A〜16Cと横枠板12A、
12B、縦枠板13A、13Bおよび間柱14は、結合
状態において同一平面をなすように構成される。横胴縁
16A〜16Cも前記四方枠の構成部品と同様に、例え
ば適宜なる木材または構造用集成材あるいは合成樹脂材
等により構成される。
【0034】このようにして、パネル部材1を構成す
る。該パネル部材1は、工場において予め大量生産し、
建築用の耐力壁を構成する汎用部品として用いることが
できる。梁枠体2、柱枠体3−1、3−2および土台枠
体4は、四角柱状をなし、基礎の上に水平に固定される
土台枠体4上に柱枠体3−1および3−2等を鉛直に立
設する。これら柱枠体3−1、3−2および土台枠体4
は、断面ほぼ正方形の角材からなり、例えば105mm×
105mmの断面寸法に形成される。立設された柱枠体3
−1および3−2に固定して水平に梁枠体2を配設す
る。
【0035】梁枠体2は、桁材または胴差とも称され、
断面長方形の角材または柱枠体3−1、3−2および土
台枠体4と同様の断面ほぼ正方形の角材からなり、例え
ば105mm×180〜210mmの断面寸法に形成され
る。柱枠体3−1または3−2が、パネル部材1の高さ
寸法に合わせて形成されている場合には、梁枠体2は、
柱枠体3−1または3−2の上端に固定される。該柱枠
体3−1または3−2がそれ以上にわたる長尺の場合に
は、梁枠体2は、その中間部の所定高さ位置、すなわち
パネル部材1の高さ寸法に対応する位置に固定される。
梁枠体2、柱枠体3−1、3−2および土台枠体4は、
木材または構造用集成材により構成される。
【0036】これら梁枠体2、柱枠体3−1、3−2お
よび土台枠体4の接合部は、必要に応じて、ほぞおよび
ほぞ穴によるほぞ組構造、適宜なる接合金具および釘等
を適宜選択的に用いて強固に結合する。梁枠体2、柱枠
体3−1、3−2および土台枠体4により形成される枠
体の寸法は、内法寸法が、パネル部材1の外形寸法に対
応して設定される。該枠体の構成部品は、予め工場にお
いて所定寸法に形成された状態で、建築現場に搬入さ
れ、現場にて組み立てられる。該枠体が組み立てられた
状態で、同様に工場で生産されて搬入されたパネル部材
1を図示のように壁板11の表面を屋外側に向けて枠体
内部に配置して、前記四方枠の内側より釘止めすること
により、該パネル部材1を前記枠体内部に固定する。
【0037】さらに、図5〜図9に示すように、パネル
部材1の壁板11の表面側、すなわち屋外側の周縁部
と、前記枠体すなわち梁枠体2、柱枠体3−1、3−2
および土台枠体4の屋外側の面との接合部は、気密テー
プ9を貼着して封止する。また、パネル部材1の壁板1
1の裏面側すなわち室内側の横枠板12A、12B、縦
枠板13A、13Bおよび横胴縁16A〜16Cからな
る部分の周縁部と、前記枠体すなわち梁枠体2、柱枠体
3−1、3−2および土台枠体4の室内側の面との接合
部にも、気密テープ9を貼着して封止する。なお、気密
テープ9は、特に長手方向の引張力よりも幅方向の引張
力に対して、伸縮性がよく断裂を生じにくい素材とする
ことが望ましい。
【0038】図5は、パネル部材1を梁枠体2、柱枠体
3−1、3−2および土台枠体4により形成される枠体
内に取り付けた状態での横断面を示しており、図6およ
び図7はそれぞれ図5のA部およびB部の詳細な断面を
示している。図8は、パネル部材1を前記枠体内に取り
付けた状態での縦断面を一部分解して示しており、図9
は図5とほぼ同様の横断面を一部分解して示している。
さらに、内壁部材5は、板状の部材からなり、上述した
気密テープ9により封止した枠体およびパネル部材1の
室内側を覆って配設される。内壁部材5としては、例え
ば12.5mm厚程度のプラスタボード(石膏ボード)が
用いられ、枠体およびパネル部材1の横胴縁16A〜1
6C、横枠板12A、12B、縦枠板13A、13Bお
よび間柱14に釘止め等により固定される。
【0039】内壁部材5は、例えば、上端が梁枠体2ま
で達し、枠体部分をほぼ完全に覆うような寸法に形成す
ることが望ましいが、土台枠体4から天井位置(梁枠体
2よりも若干下方)までを覆うように形成してもよい。
幅木部材6は、帯板状の部材からなり、内壁部材5の下
縁部を覆うように配設される。なお、図10に示すよう
に、パネル部材1と土台枠体4との間に床板部材8を介
挿するようにしてもよい。この場合、土台枠体4の上面
に、上面位置を一致させて、複数の根太部材7−1、7
−2、7−3…を平行に配設し、これら土台枠体4およ
び根太部材7−1等の上面に床板部材8を敷設する。床
板部材8としては、例えば構造用合板または構造用パネ
ル等が用いられる。
【0040】さらに、内壁部材5の内面には、化粧用ク
ロス等が貼設され、床板部材8の上面にはフローリング
化粧板等が敷設されて、室内の内装が施される。一方、
パネル部材1の屋外側には、梁枠体2、柱枠体3−1、
3−2および土台枠体4等に適宜なる取付部材(図示し
ていない)を介して、外壁部材としての外装用のサイデ
ィング材10等が配設され外装が施される。この場合、
パネル部材1、梁枠体2、柱枠体3−1、3−2および
土台枠体4等と、サイディング材10等との間には通気
用の適宜なる間隙が形成される。
【0041】上述した構成の建築構造体においては、パ
ネル部材1を、梁枠体2、柱枠体3−1、3−2および
土台枠体4により形成される枠体内に固定し、周縁部に
気密テープ9を貼着した時点で、室内が屋外から完全に
密封されるので、施工に際しても、ビニールシート等を
用いることなく速やかにいわゆる雨じまいを完了するこ
とができ、その後にじっくり内外装工事を行うことがで
きる。また、パネル部材1の壁板11、横枠板12A、
12B、縦枠板13A、13Bおよび間柱14、並びに
枠体の梁枠体2、柱枠体3−1、3−2および土台枠体
4等に集成材等のように経時収縮、経時変形等の少ない
部材を用いれば、気密テープ9が亀裂を生じることもな
く、長期にわたり良好な密閉度を維持することができ
る。
【0042】さらに、パネル部材1は、梁枠体2、柱枠
体3−1、3−2および土台枠体4により形成される枠
体の構造的強度を効果的に補強し、筋交い、貫および間
柱等を設けた場合と同等もしくはそれ以上の構造的強度
を得ることができる。また、パネル部材1は、壁板11
が屋外側に配置されるため、パネル部材1の壁断熱材1
5Aおよび15Bの内側の空間は、プラスタボード等の
加工の容易な内壁部材5で覆われるのみであるので、内
壁部材5に開口を設けて、電気配線および電話配線工事
等を行っても、壁板11等を加工することがないので、
充分な密閉度を維持したまま工事を行うことができる。
【0043】なお、壁断熱材15Aおよび15Bに用い
られる材料のうち、押出法ポリスチレンフォームは、断
熱特性およびコストパフォーマンスに優れ、吸水性が小
さく結露が生じにくい。また、ポリエチレンフォーム
は、耐熱性に優れている。 本発明は上述し且つ図面に
示す実施例にのみ限定されることなく、例えば、パネル
部材に複数の間柱を設けたり、枠体内に複数のパネル部
材を密接配置したりするなど、その要旨を変更しない範
囲内で種々変形して実施することができる。また、この
建築構造体は、壁に限らず、天井構造体としても適用可
能である。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る発明
によれば、建築構造体は、矩形をなす板状の部材からな
る壁板の裏面の周縁に、それぞれ帯板状の部材からなる
一対の横枠板および一対の縦枠板を帯状の幅方向を表裏
方向として矩形に配置して該裏面側に突出させ、前記横
枠板および縦枠板を各端部において互いに結合してなる
四方枠を設け、帯板状の部材からなる1以上の間柱を、
前記四方枠の前記縦枠板間に該縦枠板に平行に配置し、
前記横枠板に両端部を支持させて配設し、前記四方枠と
間柱で囲まれる領域に前記壁板の裏面に、発泡性合成樹
脂板材からなる壁断熱材を敷設し、帯板状の部材からな
る複数の横胴縁を、前記四方枠と間柱の前記壁板の裏面
側に前記横枠板と平行に且つ帯状の幅方向を縦方向とし
て固定して、前記壁板、四方枠、間柱、壁断熱材および
横胴縁で形成されるパネル部材を形成し、該パネル部材
を、角柱状の部材からなる梁枠体、柱枠体および土台枠
体によって、前記壁板側が建築物の外面側となるように
して、前記四方枠を周縁において支持するとともに、内
壁部材を前記パネル部材の裏面側を閉塞するように前記
横胴縁に固定しているので、簡単な構成で、建築現場に
おいて高い作業性が得られて、しかも壁下地施工後に
も、壁の気密性、断熱性および遮音性等を損なうことな
く容易に壁内部の電気配線および電話配線の配設等の工
事を容易に行うことができ、経時変化による壁性能の劣
化も少ない建築構造体を提供することができる。
【0045】請求項2に係る発明の建築構造体によれ
ば、前記パネル部材の前記壁板の周縁と前記梁枠体、柱
枠体および土台枠体との結合部の表面側、並びに前記パ
ネル部材の前記四方枠の周縁と前記梁枠体、柱枠体およ
び土台枠体との結合部の裏面側を、さらに気密テープで
気密に封止する構成により、特に、長期間にわたって気
密性を維持することが可能となる。請求項3に係る発明
の建築構造体によれば、前記パネル部材と前記土台枠体
との間に床板部材を介挿する構成により、特に、床を含
めて強固に構成した簡単な構成で、壁下地施工後にも、
壁の気密性、断熱性および遮音性等を損なうことなく容
易に電気配線および電話配線の配設工事を行うことがで
きる。
【0046】請求項4に係る発明の建築構造体によれ
ば、前記壁板と梁枠体と柱枠体と土台枠体とを集成材で
形成したから、長期に亘っても伸縮したり、反りが発生
せず、その上、前記壁板の周縁と前記梁枠体、柱枠体お
よび床板部材との結合部の表面側、並びに前記パネル部
材の前記四方枠の周縁と前記梁枠体、柱枠体および床板
部材との結合部の裏面側を、さらに気密テープで気密に
封止する構成としたから、特に、長期間にわたって気密
性を維持することができる。請求項5に係る発明の建築
構造体によれば、建築物の外面を覆い且つ前記パネル部
材の前記表面側に間隙を存して外壁部材をさらに配設す
る構成により、特に、屋外側に良好な外観を得るととも
に、壁部外面側の通気対流を確保することができる。
【0047】請求項6に係る発明の建築構造体によれ
ば、前記壁断熱材が、押出法ポリスチレンフォームを含
む構成とすることにより、特に、パネル部材の断熱効果
およびコストパフォーマンスが良好となる。請求項7に
係る発明の建築構造体によれば、前記壁断熱材が、ポリ
エチレンフォームを含む構成により、特に、優れた耐熱
性を得ることができる。請求項8に係る発明の建築構造
体によれば、前記内壁部材が、プラスタボードを含む構
成により、特に、室内側の加工処理が容易で、且つ高い
防火能力を得ることができる。
【0048】また、請求項9に係る発明によれば、矩形
をなす板状の部材からなる壁板、前記壁板の裏面の周縁
に、それぞれ帯板状の部材からなる一対の横枠板および
一対の縦枠板を帯状の幅方向を表裏方向として矩形に配
置して該裏面側に突設し、前記横枠板および縦枠板を各
端部において互いに結合してなる四方枠、帯板状の部材
からなり前記四方枠の前記縦枠板間に該縦枠板に平行に
配置し、前記横枠板に両端部を支持させて配設した1以
上の間柱、前記四方枠と間柱で囲まれる領域に前記壁板
の裏面に接着して敷設した発泡性合成樹脂板材からなる
壁断熱材、および帯板状の部材からなり前記四方枠と間
柱の前記壁板の裏面側に前記横枠板と平行に且つ帯状の
幅方向を縦方向として固定した複数の横胴縁で形成され
るパネル部材を製造するパネル部材を形成し、前記パネ
ル部材を、前記壁板側が建築物の外面側となるようにし
て、前記四方枠の周縁において、角柱状の部材からなる
梁枠体、柱枠体および土台枠体に固定して、固定された
前記パネル部材の裏面側を閉塞するように内壁部材を前
記横胴縁に固定することにより、建築現場における作業
性がよく、高い壁性能を得ることができる建築構造体の
組立方法を提供することができる。
【0049】請求項10に係る発明の建築構造体の組立
方法によれば、前記パネル部材の前記壁板の周縁と前記
梁枠体、柱枠体および土台枠体との結合部の表面側、並
びに前記パネル部材の前記四方枠の周縁と前記梁枠体、
柱枠体および土台枠体との結合部の裏面側に気密テープ
を貼設して、気密に封止することにより、特に、長期間
にわたって気密性を維持することが可能となる。
【0050】請求項11に係る発明の建築構造体の組立
方法によれば、矩形をなす板状の部材からなる壁板、前
記壁板の裏面の周縁に、それぞれ帯板状の部材からなる
一対の横枠板および一対の縦枠板を帯状の幅方向を表裏
方向として矩形に配置して該裏面側に突設し、前記横枠
板および縦枠板を各端部において互いに結合してなる四
方枠、帯板状の部材からなり前記四方枠の前記縦枠板間
に該縦枠板に平行に配置し、前記横枠板に両端部を支持
させて配設した1以上の間柱、前記四方枠と間柱で囲ま
れる領域に前記壁板の裏面に接着して敷設した発泡性合
成樹脂板材からなる壁断熱材、および帯板状の部材から
なり前記四方枠と間柱の前記壁板の裏面側に前記横枠板
と平行に且つ帯状の幅方向を縦方向として固定した複数
の横胴縁で形成されるパネル部材を製造するパネル部材
を形成し、角柱状の部材からなる土台枠体および所要個
数の根太部材上に床板部材を配設して、前記パネル部材
を、前記壁板側が建築物の外面側となるようにして、前
記四方枠の周縁において、角柱状の部材からなる梁枠
体、柱枠体および床板部材と土台枠体に固定して、固定
された前記パネル部材の裏面側を閉塞するように内壁部
材を前記横胴縁に固定することにより、建築現場におけ
る作業性がよく、高い壁性能および床性能を得ることが
できる。
【0051】請求項12に係る発明の建築構造体の組立
方法によれば、前記パネル部材の前記壁板の周縁と前記
梁枠体、柱枠体および床板部材との結合部の表面側、並
びに前記パネル部材の前記四方枠の周縁と前記梁枠体、
柱枠体および床板部材との結合部の裏面側に気密テープ
を貼設して、気密に封止することにより、長期間にわた
って気密性を維持することが可能となる。請求項13に
係る発明の建築構造体の組立方法によれば、建築物の外
面を覆い且つ前記パネル部材の前記表面側に間隙を存し
て外壁部材を配設することにより、特に、屋外側に良好
な外観および所要の通気性を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る建築構造体の
要部の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の建築構造体のパネル部材の構成を分解し
て示す分解斜視図である。
【図3】図1の建築構造体のパネル部材の構成を示す斜
視図である。
【図4】図1の建築構造体のパネル部材の部分構成を模
式的に示す側面図である。
【図5】図1の建築構造体の組立構成を模式的に示す横
断面図である。
【図6】図5のA部分を詳細に示す部分詳細断面図であ
る。
【図7】図5のB部分を詳細に示す部分詳細断面図であ
る。
【図8】図1の建築構造体の組立構成を模式的に示す分
解縦断面図である。
【図9】図1の建築構造体の組立構成を模式的に示す分
解横断面図である。
【図10】図1の建築構造体の床板部材を挿入する場合
の組立構成を模式的に示す分解斜視図である。
【図11】図1の建築構造体の組立構成を模式的に示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 パネル部材 2 梁枠体 3−1,3−2 柱枠体 4 土台枠体 5 内壁部材 6 幅木部材 7−1,7−2,7−3 根太部材 8 床板部材 9 気密テープ 10 サイディング部材 11 壁板 12A,12B 横枠板 13A,13B 縦枠板 14 間柱 15A,15B 壁断熱材 16A,16B,16C 横胴縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 605 E04B 2/56 605C 605E 611 611C 622 622A 622B 622H 631 631B 631C 631H 632 632B 632C 632H 641 641F 641G 643 643J 644 644B 644H 644K 651 651K 651L 651M 1/684 1/70 D 1/70 1/76 T 1/76 1/80 T 1/80 1/94 L 1/94 1/68 D

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形をなす板状の部材からなる壁板と、 前記壁板の裏面の周縁に、それぞれ帯板状の部材からな
    る一対の横枠板および一対の縦枠板を帯状の幅方向を表
    裏方向として矩形に配置して該裏面側に突設し、前記横
    枠板および縦枠板を各端部において互いに結合してなる
    四方枠と、 帯板状の部材からなり前記四方枠の前記縦枠板間に該縦
    枠板に平行に配置し、前記横枠板に両端部を支持させて
    配設した1以上の間柱と、 前記四方枠と間柱で囲まれる領域に前記壁板の裏面に接
    着して敷設した発泡性合成樹脂板材からなる壁断熱材
    と、 帯板状の部材からなり前記四方枠と間柱の前記壁板の裏
    面側に前記横枠板と平行に且つ帯状の幅方向を縦方向と
    して固定した複数の横胴縁と、 前記壁板、四方枠、間柱、壁断熱材および横胴縁で形成
    されるパネル部材を、前記壁板側が建築物の外面側とな
    るようにして、前記四方枠を周縁において支持する角柱
    状の部材からなる梁枠体、柱枠体および土台枠体と、 前記パネル部材の裏面側を閉塞するように前記横胴縁に
    固定される内壁部材とを具備することを特徴とする建築
    構造体。
  2. 【請求項2】 前記パネル部材の前記壁板の周縁と前記
    梁枠体、柱枠体および土台枠体との結合部の表面側、並
    びに前記パネル部材の前記四方枠の周縁と前記梁枠体、
    柱枠体および土台枠体との結合部の裏面側を気密に封止
    する気密テープをさらに具備することを特徴とする請求
    項1に記載の建築構造体。
  3. 【請求項3】 前記パネル部材と前記土台枠体との間に
    介挿される床板部材をさらに具備することを特徴とする
    請求項1に記載の建築構造体。
  4. 【請求項4】 前記パネル部材の前記壁板と前記梁枠体
    と前記柱枠体と前記土台枠体とを、集成材で形成し、前
    記壁板の周縁と前記梁枠体、柱枠体および床板部材との
    結合部の表面側、並びに前記パネル部材の前記四方枠の
    周縁と前記梁枠体、柱枠体および土台枠体との結合部の
    裏面側を気密に封止する気密テープをさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の建築構造体。
  5. 【請求項5】 建築物の外面を覆い且つ前記パネル部材
    の前記表面側に間隙を存して配設される外壁部材をさら
    に具備することを特徴とする請求項1〜4のうちのいず
    れか1項に記載の建築構造体。
  6. 【請求項6】 前記壁断熱材は、押し出し法ポリスチレ
    ンフォームを含むことを特徴とする請求項1〜5のうち
    のいずれか1項に記載の建築構造体。
  7. 【請求項7】 前記壁断熱材は、ポリエチレンフォーム
    を含むことを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか
    1項に記載の建築構造体。
  8. 【請求項8】 前記内壁部材は、プラスタボードを含む
    ことを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか1項に
    記載の建築構造体。
  9. 【請求項9】 矩形をなす板状の部材からなる壁板、前
    記壁板の裏面の周縁に、それぞれ帯板状の部材からなる
    一対の横枠板および一対の縦枠板を帯状の幅方向を表裏
    方向として矩形に配置して該裏面側に突設し、前記横枠
    板および縦枠板を各端部において互いに結合してなる四
    方枠、帯板状の部材からなり前記四方枠の前記縦枠板間
    に該縦枠板に平行に配置し、前記横枠板に両端部を支持
    させて配設した1以上の間柱、前記四方枠と間柱で囲ま
    れる領域に前記壁板の裏面に接着して敷設した発泡性合
    成樹脂板材からなる壁断熱材、および帯板状の部材から
    なり前記四方枠と間柱の前記壁板の裏面側に前記横枠板
    と平行に且つ帯状の幅方向を縦方向として固定した複数
    の横胴縁で形成されるパネル部材を製造するパネル部材
    を形成するパネル生成ステップと、 前記パネル部材生成ステップで生成された前記パネル部
    材を、前記壁板側が建築物の外面側となるようにして、
    前記四方枠の周縁において、角柱状の部材からなる梁枠
    体、柱枠体および土台枠体に固定するパネル固定ステッ
    プと、 前記パネル固定ステップで固定された前記パネル部材の
    裏面側を閉塞するように内壁部材を前記横胴縁に固定す
    る内壁部材固定ステップとを有することを特徴とする建
    築構造体の組立方法。
  10. 【請求項10】 前記パネル部材の前記壁板の周縁と前
    記梁枠体、柱枠体および土台枠体との結合部の表面側、
    並びに前記パネル部材の前記四方枠の周縁と前記梁枠
    体、柱枠体および土台枠体との結合部の裏面側に気密テ
    ープを貼設して、気密に封止する封止ステップをさらに
    含むことを特徴とする請求項8に記載の建築構造体の組
    立方法。
  11. 【請求項11】 矩形をなす板状の部材からなる壁板、
    前記壁板の裏面の周縁に、それぞれ帯板状の部材からな
    る一対の横枠板および一対の縦枠板を帯状の幅方向を表
    裏方向として矩形に配置して該裏面側に突設し、前記横
    枠板および縦枠板を各端部において互いに結合してなる
    四方枠、帯板状の部材からなり前記四方枠の前記縦枠板
    間に該縦枠板に平行に配置し、前記横枠板に両端部を支
    持させて配設した1以上の間柱、前記四方枠と間柱で囲
    まれる領域に前記壁板の裏面に接着して敷設した発泡性
    合成樹脂板材からなる壁断熱材、および帯板状の部材か
    らなり前記四方枠と間柱の前記壁板の裏面側に前記横枠
    板と平行に且つ帯状の幅方向を縦方向として固定した複
    数の横胴縁で形成されるパネル部材を製造するパネル部
    材を形成するパネル生成ステップと、 角柱状の部材からなる土台枠体および所要個数の根太部
    材上に床板部材を配設する床板配設ステップと、 前記パネル部材生成ステップで生成された前記パネル部
    材を、前記壁板側が建築物の外面側となるようにして、
    前記四方枠の周縁において、角柱状の部材からなる梁枠
    体、柱枠体および前記床板部材と土台枠体に固定するパ
    ネル固定ステップと、 前記パネル固定ステップで固定された前記パネル部材の
    裏面側を閉塞するように内壁部材を前記横胴縁に固定す
    る内壁部材固定ステップとを有することを特徴とする建
    築構造体の組立方法。
  12. 【請求項12】 前記パネル部材の前記壁板の周縁と前
    記梁枠体、柱枠体および床板部材との結合部の表面側、
    並びに前記パネル部材の前記四方枠の周縁と前記梁枠
    体、柱枠体および床板部材との結合部の裏面側に気密テ
    ープを貼設して、気密に封止する封止ステップをさらに
    含むことを特徴とする請求項11に記載の建築構造体の
    組立方法。
  13. 【請求項13】 建築物の外面を覆い且つ前記パネル部
    材の前記表面側に間隙を存して外壁部材を配設する外壁
    部材配設ステップをさらに含むことを特徴とする請求項
    9〜12のうちのいずれか1項に記載の建築構造体の組
    立方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007107212A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Misawa Homes Co Ltd 断熱構造
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