JPH03187444A

JPH03187444A - 構造用パネル

Info

Publication number: JPH03187444A
Application number: JP32802689A
Authority: JP
Inventors: Jiro Numakawa; 沼川　次郎
Original assignee: AFM Corp
Current assignee: AFM Corp
Priority date: 1989-12-18
Filing date: 1989-12-18
Publication date: 1991-08-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は木質構造建築物に適用される、施工性、断熱性
、防音性等に優れた構造用パネルに関するものである。

（従来の技術と発明が解決しようとする課題）従来の木
質プレファブエ法や、枠組壁工法による住宅などの木質
構造廷築物は、その主要構造体としての屋根、壁、床、
梁などを木質材料にて構成し、構築されるものである。

しかして、構造材としての枠材や曲材が一体化して地震
力、風圧力などの水゛トカや、鉛直荷重に対抗している
。

しかしながら、かかる従来の工法では、住宅等の建染物
に要求される、断熱性能、防音性能などの諸性能を満足
するためには、ｌ記構逍材とは別個に、所定の断熱材あ
るいは防ａ材等を使用することが必要であり、施工性や
コスト等の点で課題を有していた。

本発明は、上記した従来の課題を解決しつる新規な構造
用パネルを提供することを［１的とするものである。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するため、本発明に係る構造用パネルに
おいては、発泡成形断熱材を芯材とし、その両面に構造
用面材を接着して一体成形されたことを特徴とする。

なお、前記発泡成形断熱材としてはポリスチレンが、ま
た、６１１記構造用面材としてはウェハーボードが好適
である。

また、前記構造用パネルの両側面には、前記発泡成形断
熱材と前記構造用面材との一対の接合部に沿って上ド方
向に連続した嵌合用溝を形成しておくことが、施工性、
気密性を向上させる−にで望ましい。

さらに、＋ｉｊｉ記構造相構造用パネルと下面では、谷
々前記発泡成形断熱材の端面よりも前記構造用面材を所
定寸法用だけ突出して成形することにより、各り凹陥部
を形成し、該凹陥部に各々上桟材及び下桟材が嵌着しつ
るように構成することが、施り性、気密性を向上させる
上で望ましい。

また、　＋’ｒ：ｊ記発泡成形断熱材の所定位Ｉｎには
、水平方向及び釦直方向に複数個の電気配線用の管通穴
をあらかじめ形成しておき、構造用パネルを相ｒｇに水
平方＋ｊすあるいは−Ｅ下方向に連続接合した際に、ｉ
ｉｆ記各管通穴位置が相互に一致するように設定してお
くことが、配線工事の施工性を向上させる意味で望まし
い態様である。

さらに、窓もしくはドア開［１位置では、当該位置の構
造用面材及び発泡成形断熱材を切除して開口部を形成し
、さらに当該開口部の周縁に枠材を嵌着するように構成
するのが望ましい。

（実施例）以下、本発明の好適な実施例を図画により説明する。

第１図乃至第１０図は本発明の一実施例を示すものであ
り、本発明に係る構造用パネルを住宅に適用した例を示
している。

しかして、第１図乃至第４図は構造用パネルとしての壁
パネルを例示しているが、第１図に示すように本実施例
に係る構造用壁パネル１は、発泡成形断熱材２を所定の
板状体に成形して芯材とし、その両面に構造用面材３．
３を接着して一体成形されたものである。

また、本実施例では、ｉｉＩ記発泡成形断熱材２がポリ
スチレンを使用して発泡成形されており、前記構造用面
材３が、木材チップやカンナくずな圧着成形した、いわ
ゆるウェハーボードで構成されている。

また、構造用壁パネル１の両側面には、前記発泡成形断
熱材２と前記構造用面材３との一対の接合部に沿って発
泡成形断熱材２が所定寸法骨切除されることにより、上
下方向に連続した一対の嵌合用溝４．４が各々形成され
ている。

さらに、構造用壁パネルｌの上面と下面では、第２図に
示すように各々前記発泡成形断熱材２の端面２ａよりも
前記構造用面材３の先端部３ａが所定寸法用だけ突出し
て成形されることにより、各々凹陥部５が形成されてお
り、上下の各凹陥部５に各々上桟材６及び下桟材７が後
述の如く嵌着、接合されつるようになっている。

なお、前記嵌合用溝４や上下の凹陥部５の形成は、あら
かじめ工場での製作時点で行なってもよいし、また、発
泡成形断熱材２は切断などの作業が容易であるため現場
で行なってもよい。

また、第４図に示すように、構造用壁バネル１を構成す
る発泡成形断熱材２の所定位置には、水平方向及び鉛直
方向に複数個の電気配線用の管通穴８があらかじめ形成
されており、該構造用壁パネル１を相りに水平方向ある
いは」二下方向に連続接合した際に、市１記各管通穴８
．の位置が、第４図に破線で示すように相互に一致する
ように設定されている。

また１本実施例における構逍用床パネル９や構造用屋根
パネル１０は、基本的には前記構造用壁パネル１と同様
の構成であるが、第５図に示すように構造川床パネル９
については、構造的補強と後述する壁パネルｌとの接合
のために、所定間隔毎に木質系芯材１１が配置されてお
り、また、第６図乃至第８図に示ずように構造用尾根パ
ネル１０についても、棟梁１２、母屋梁１３及び壁パネ
ルｌとの接合部に木質系芯材１１が配置されている。

次に、本実施例に係る構造用壁パネル１の接合方法につ
き説明する。

まず、第２図に示すように、あらかじめ敷設された構造
川床パネル９の前記木質系芯材１１の配置位置上に下桟
材７を配置する。

該下枝材７は、壁パネルｌの幅寸法の複数枝分の長さを
有しており、これを前記木質系芯材１１に向けて釘打ち
固定しておく。

しかる後に、該下桟材７の両側面に粘着剤１４を連続塗
布するとともに、上面に密閉剤としてのシーラント１５
を連続塗布しておき、壁構造用パネルｌの下面の前記凹
陥部５を嵌着して、相ｒ７Ｈを釘打ち固定する。なお、
前記シーラント１５としては発泡ウレタンが好適である
が、他の同等の性能を有する適宜材質のものを使用可能
である。

次に、上記の如く直立固定された壁パネルｌに隣接する
壁パネル１を接合する場合には、第１図に小ずように、
当該構造用壁パネルｌ、１の対向する一対の嵌合用溝４
．４で形成される空間部に対応した断面寸法を有する一
対の副板１６．１６を用意しておく。

しかして、該副板１６の構造用面材３に当接する側の側
面に、前記したのと同様のシーラント１５をあらかじめ
鉛直方向に連続して塗布しておき、しかる後に一対の副
板１６．１６を既に固定されている方の壁パネルｌの各
嵌合用溝４に各々嵌挿しておき、他方の壁パネルｌの下
面を上記したと同様の手法にまり下桟材７に固定すると
ともに、′！１該壁パネル１の一対の嵌合用溝４に前記
副板１６を嵌着する。

これにより、構造用面材３との接触でシーラント１５は
接合面全体にほぼ均一に伸展して、該−対の副板１６．
１６を介して一対の構造用壁パネルｌ、１を釘打ち固定
することによって、相ｈ：に水゛Ｖ方向に接合される。

以下、上記したのと同様にして壁パネル１を順次州庁に
接合してゆく。

そして、ある特定方向の空線部分の所定枚数の壁パネル
１が相互に接合された後に、第２図及び第３図に示すよ
うに、各壁パネル１の上面の凹陥部５に、前記下桟材７
と同様の長尺の上桟材６を嵌着し、釘打ち固定してゆけ
ばよい。

なお、固定前に」−記下桟材７と同様に、上桟材６にも
粘着剤１４とシーラント１５を連続塗布しておくものと
する。その他、第２図において１７はスペーサーである
。

また、第９図及び第１０図に示すように、窓開［１位１
ｄもしくはドア開口位置では、当該位置の構造用面材及
び発泡成形断熱材が切除されて窓開口部１８、ドア開口
部Ｉ９が形成され、さらに当該開口部１８．１９の周縁
に各々これに対応した枠材２０．２１が嵌着されること
により、容易に窓やドア部分を形成できるようになって
いる。

なお、これらの作業も、あらかじめ工場で行なってもよ
く、また現場作業とすることもできる。　さらに、第９
図に示すように、壁パネルｌ相互の隅角部分や、構造的
な補強が必要な部分には、さらにスタッド２２を装着、
固定する構成となっている。

しかして、本発明は上記した実施例に限定されるもので
はなく、発泡成形断熱材や構造用面材の材質は上記実施
例の他にも同等の性能を有する適宜材質とすることがで
きる等、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形
例が可能なことは云うまでもない。

（発明の効果）本発明はＬ述した如く構成されており、以下のような効
果を奏しつる。

（＋）発泡成形断熱材は、構造用面材と一体化されるこ
とにより、構造的には芯材として機能しつるとともに、
断熱性能や防ａ性能に優れたものであるから、従来の如
く、別個に断熱材や防音材を配設する必要がなく、極め
て合理的かつ経済的である。

（２）発泡成形断熱材や構造用面材は、切断、　ｈｎ　
、Ｉが容易であるため、工場加工の他に、現場において
も嵌合用溝、門陥部、窓開口部やドア開［１部を施工性
よく形成することができ、作業を省力化しつる。

（３）発泡成形断熱材の所定位置に、水平方向及び鉛直
方向に複数個の電気配線用の管通穴をあらかじめ形成し
ておくことにより、構造用パネルを相互に水平方向ある
いは上下方向に連続接合した際に、前記各管通穴位置が
相互に一致するから、容易にかつ体裁良く電気配線作業
を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第１０図は本発明の一実施例を示し、第１図
（ａ）及び第１図（ｂ）は本実施例に係る構逍用壁パネ
ルの構成と水平方向の接合方式を、ｊミす説明図、第２
図は該壁パネルの上下方向の接合方式を示す説明図、第
３図は壁パネル相互の接合態様を示す説明図、第４図は
電気配線用管通穴の構成を示す概略斜視図、第５図（ａ
）及び第５図（ｂ）は各々構造用床パネルの構成を示す
斜視図及び断面図、第６図乃至第８図は各々屋根パネル
の接合態様を示す説明図、第９図は開口部の構成を示す
説明図、第１０図（ａ）及び第１０図（ｂ）は各々開口
部の構成を示す説明図である。１・・・構造用壁パネル、２・・・発泡成形断熱材、３・・・構造用面材、４・・・嵌合用溝、５・・・凹陥部。６・・・上桟材。７・・・下桟材、８・・・管通穴、９・・・構造川床パネル、Ｏ・・・構造用屋根パネル、Ｉ・・・木質系芯材、４・・・粘着剤、５・・・シーラント、６・・・副板８・・・窓開１］部、９・・・ドア開口部、２０．２１・・・枠材、２２・・・スタッド。図面の浄書第図（ｂ）第２１！ＩＩ７第図ＩＩ第図（０）（ｂ）第１Ｏ図（０）平成１年特許願第３２８０２６号２、発明の名称構造用パネル３、補正をする者事件との関係特許出願人住所東京都新宿区西新宿二丁目１番１号４、代理人５、補正命令の日付平成２年３月２７日（発送臼）７、補正の内容

Claims

【特許請求の範囲】

（１）発泡成形断熱材を芯材とし、その両面に構造用面
材を接着して一体成形されたことを特徴とする構造用パ
ネル。
（２）前記発泡成形断熱材がポリスチレンから成形され
、前記構造用面材がウェハーボードである特許請求の範
囲第１項に記載の構造用パネル。
（３）前記構造用パネルの両側面には、前記発泡成形断
熱材と前記構造用面材との一対の接合部に沿って上下方
向に連続した嵌合用溝が形成されている特許請求の範囲
第１項もしくは第２項に記載の構造用パネル。
（４）前記構造用パネルの上面と下面では、各々前記発
泡成形断熱材の端面よりも前記構造用面材が所定寸法分
だけ突出して成形されることにより、各々凹陥部が形成
されており、該凹陥部に各々上桟材及び下桟材が嵌着し
うるようになっている特許請求の範囲第１項乃至第３項
のいずれかに記載の構造用パネル。
（５）前記発泡成形断熱材の所定位置には、水平方向及
び鉛直方向に複数個の電気配線用の管通穴があらかじめ
形成されており、構造用パネルを相互に水平方向あるい
は上下方向に連続接合した際に、前記各管通穴位置が相
互に一致するように設定されている特許請求の範囲第１
項乃至第４項のいずれかに記載の構造用パネル。
（６）窓もしくはドア開口位置では、当該位置の構造用
面材及び発泡成形断熱材が切除されて開口部が形成され
、さらに当該開口部の周縁に枠材が嵌着されている特許
請求の範囲第１項乃至第４項のいずれかに記載の構造用
パネル。