JPH09302772A - パネル工法建物 - Google Patents

パネル工法建物

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JPH09302772A
JPH09302772A JP12118196A JP12118196A JPH09302772A JP H09302772 A JPH09302772 A JP H09302772A JP 12118196 A JP12118196 A JP 12118196A JP 12118196 A JP12118196 A JP 12118196A JP H09302772 A JPH09302772 A JP H09302772A
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JP
Japan
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panel
floor
wall
sandwich
panels
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JP12118196A
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Inventor
Akira Yazaki
暁 矢崎
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コア材の両面に金属板を設けた耐
力性を有するサンドイッチパネルを耐力壁として使用す
ることで、梁材や柱材を省略して簡単な構成で施工手間
を低減したパネル工法建物を提供することを可能にする
ことを目的としている。 【解決手段】 コア材2の両面に金属板3を設けたサン
ドイッチパネル1を耐力壁として屋根パネル8、外壁パ
ネル9及び床パネル10に適用し、梁材や柱材を使用する
ことなく施工出来るパネル工法建物として構成したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に住宅等の建築
物の建物構造であって、梁材及び柱材を使用することな
く、耐力壁がサンドイッチパネル材で構成されているパ
ネル工法建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、断熱材からなるコア材の両面に金
属板等を貼着してなるサンドイッチパネル材を屋根材や
外壁材に使用する工法として、図17に示す第1の従来例
(特開平7-238657号公報)及び図18(a),(b)に示
す第2の従来例(実公昭63-47227号公報)がある。両者
は、何れも柱や梁で鉄骨軸組(下地)51,61を構成し、
屋根や外壁の部分にコア材52,62の両面に金属薄板53,
63を貼着したサンドイッチパネル材54,64を取り付ける
ように構成している。
【0003】また、梁材や柱材を使用することなく建物
の壁体(外壁,床,天井等)を構成したパネル工法建物
の一例として、図19及び図20に示す第3の従来例があ
る。この技術では、図19(a)〜(c)に示す木製の耳
71及び枠材72を縦横に配置し、該枠材72の内部に更に木
製の縦桟73及び横桟74を所定ピッチで組み合わせて配置
し、枠材72と縦桟73と横桟74とで形成される空間に断熱
材75を充填し、更に枠材72の表裏面に構造用合板等の木
製の面材76を接着剤等によって固定した耐力パネルを外
壁,床,天井パネル77とし、このパネル77同士をボル
ト,ナット78等により固定して組み立てるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
第1、第2の従来例では、鉄骨軸組(下地)51,61の梁
や柱とサンドイッチパネル材54,64の金属薄板53,63と
が接触しているため冷橋となる。即ち、この冷橋の熱伝
導作用によって、例えば、冬は壁体内で結露を起こした
り、夏は外気の熱を室内側に伝達してしまう等の熱性能
上の問題が発生する。
【0005】また、柱や梁などを組み上げて鉄骨軸組5
1,61を形成した後、この鉄骨軸組51,61にサンドイッ
チパネル材54,64を張り付け、更には、柱や梁等の鉄骨
軸組51,61を隠して室内側の美観を維持するために、石
膏ボード等の内装材を室内側に設置するための内装下地
材を別途取り付ける必要があり、構造が複雑になって、
施工手間もかかり、工期が長くなってコストが増大す
る。
【0006】また、前述の第3の従来例では、パネル77
の面材76及び枠材72等が可燃性の木製であるため、防火
性に乏しく、耐久性にも乏しい。また、耳71、枠材72、
縦桟73及び横桟74等小さな部材の組み合わせからなって
いるため、構成が複雑であると共に、釘を多数使用して
接続する必要があり、更には、面材76を枠材72や縦桟7
3、横桟74に固定するために接着剤を塗布する必要があ
り、生産工程が多く複雑であるため生産性が悪く、コス
トアップになる。
【0007】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、コア材の両面に金属板を設け
た耐力性を有するサンドイッチパネルを耐力壁として使
用することで、梁材や柱材を省略して簡単な構成で施工
手間を低減したパネル工法建物を提供せんとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、梁材及び柱材を使用す
ることなく建物の壁体を構成したパネル工法建物におい
て、コア材の両面に金属板を設けた耐力性を有するサン
ドイッチパネルを耐力壁として使用するように構成した
ことを特徴とするパネル工法建物である。
【0009】本発明は、上述の如く構成したので、コア
材の両面に金属板を設けた耐力性を有するサンドイッチ
パネルを耐力壁として使用することで、梁材や柱材を省
略して簡単な構成で施工手間を低減することが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るパネル工法
建物の一実施形態を具体的に説明する。図1(a)は本
発明に係るパネル工法建物に使用されるサンドイッチパ
ネルの第1実施形態の構成を示す正面図、図1(b)は
サンドイッチパネルの第1実施形態の構成を示す側面
図、図1(c)はサンドイッチパネルの第1実施形態の
構成を示す平面図、図2(a)〜(c)は第1実施形態
のサンドイッチパネルの左右側端部及びこれに接続され
る各種ジョイント部材の構成を示す斜視図、図3(a)
は左右方向に平面的に隣接する壁パネル同士をジョイン
ト部材により接続した状態を示す平面図、図3(b)は
左右方向に平面的に隣接する壁パネル同士をジョイント
部材により接続する様子を示す斜視説明図、図4は左右
方向に平面的に隣接する壁パネル同士を他の構成のジョ
イント部材により接続した状態を示す平面図、図5
(a)はコーナー部において壁パネル同士をジョイント
部材により接続した状態を示す平面図、図5(b)はコ
ーナー部において壁パネル同士をジョイント部材により
接続する様子を示す平面説明図、図6は本発明に係るパ
ネル工法建物の一例として住宅に適用した場合の一実施
形態を示す斜視図、図7(a)〜(c)は住宅を施工す
る手順を示す図、図8は住宅を施工する手順を示すフロ
ーチャート、図9は基礎と一階の外壁,床パネルの接続
構造を示す要部拡大図、図10は基礎と一階の外壁,床パ
ネルを接続する様子を示す斜視説明図、図11は一階と二
階の外壁パネルと二階の床パネルの接続構造及び二階の
外壁パネルと屋根パネルとの接続構造を示す要部拡大
図、図12は一階と二階の外壁パネルと二階の床パネルを
接続する様子を示す斜視説明図、図13は二階の外壁パネ
ルと屋根パネルとを接続する様子を示す斜視説明図、図
14は屋根パネル頂部の接続構造を示す要部拡大図であ
る。
【0011】本発明に係るパネル工法建物に使用される
サンドイッチパネル1は、図1に示すように、樹脂系発
泡体等からなる断熱材としてのコア材2の両面に、該コ
ア材2の面積に対応する面積を有するガルバリュウム鋼
板等の金属板3を設けて耐力性を有する耐力壁として構
成される。
【0012】そして、詳しくは図6〜図14に示して後述
するように、サンドイッチパネル1を一体的に連結して
耐力パネル構造とし、これを住宅等の建物の壁体である
外壁、床、屋根パネルとして使用することで、梁材及び
柱材を使用することなく建物を施工し得るパネル工法建
物として構成される。
【0013】サンドイッチパネル1のコア材2は、樹脂
系発泡材であるイソシアヌレート樹脂フォームやフェノ
ール樹脂フォーム等の断熱材が好ましく、該断熱材の密
度は20〜60kg/m3 で、且つ圧縮強度を1〜5kg/m2
で構成される。上記密度は、JIS K7222 に準拠して測定
された値であり、圧縮強度は、JIS K7220 に準拠して測
定された値である。
【0014】特に、これ等の断熱材を使用した場合は、
高断熱性や高遮音性を有するサンドイッチパネル1とし
て構成出来る。尚、前記コア材2はウレタンやハニカム
等を使用して構成することでも良い。
【0015】また、コア材2の両面に設ける金属板3と
しては、例えば、厚さ0.6mm〜1.6mm程度のガルバ
リュウム鋼板を使用したものが好ましく、強度や防錆性
能も良く、耐久性に優れている。特に、厚さを0.8mm
〜1.2mm程度とすれば、コスト的にも性能的にも最も
好ましい。
【0016】上記のように構成されたサンドイッチパネ
ル1全体の厚さは、60mm〜150mm程度である。金属
板3を使用したサンドイッチパネル1は工場での量産に
適しており、例えば、その製法としては、ロール状の金
属板3を引き伸ばしながら、間に前記断熱材を接着剤等
によって貼着してサンドイッチするか、或いは、引き伸
ばして張架した二枚の金属板の間で前記断熱材を発泡さ
せることで両面の金属板と断熱材とが一体的に固着して
サンドイッチされる。
【0017】上記のように構成されるサンドイッチパネ
ル1を用いたことにより、高耐久性、不燃性、高断熱
性、高気密性及び高遮音性を実現する躯体システムとな
り、更には、柱や梁を使用することなくサンドイッチパ
ネル1を耐力壁として使用することで単純な部品構成に
なり、施工が容易で、施工工数の少ない躯体システムと
なり、工期の短縮(例えば、躯体工期が3日程度)が実
現する。
【0018】また、柱や梁を使用せずに外壁、床、天井
パネルを一体的に連結することで構成される高強度躯体
システムであり、高耐震性に優れている。更には、柱や
梁がないため比較的自由度の高い躯体システムとなり、
オーダーエントリーシステムで種々の要望に対応可能で
ある。
【0019】また、前述の第3の従来例では、枠材72や
縦桟73、横桟74等を使用して枠体を形成し、その間に断
熱材75を充填していたため、枠体幅分だけ断熱性能が低
下する虞があるが、本実施形態のサンドイッチパネル1
によれば、パネル面全体が断熱材で構成されるので、断
熱性能が向上する。
【0020】また、第3の従来例では断熱材75を充填す
る際に、不均一に充填された場合には、断熱ムラが生
じ、更には、断熱材75の自重によって断熱材が下にずれ
て各枠体空間の上部に隙間が出来たり、片寄ってしまう
虞がある。しかしながら、本実施形態のサンドイッチパ
ネル1によれば、パネル面全体が断熱材で構成され、且
つ断熱材の密度を20〜60kg/m3 で構成したことで、
断熱材が均一となり、自重によるずれや片寄りがなく、
断熱ムラがない。
【0021】サンドイッチパネル1の上下端部には、後
述する人工木材(木材粉とプラスチックを混練して硬化
させたもの)を嵌合するための嵌合部1aがサンドイッ
チパネル1の幅(図1(a)の左右方向の長さ)に対応
して形成されている。即ち、嵌合部1aはコア材2の高
さ(図1(a)の上下方向の長さ)よりも所定長さだけ
長い寸法の金属板3をコア材2の両面に貼着することで
容易に形成される。
【0022】サンドイッチパネル1の左右端部には、図
2(a)〜(c)に示すように、サンドイッチパネル1
の長手方向(図1(a)の上下方向)に沿って所定の幅
だけコア材2の金属板3に面する部位を所定の寸法で切
り欠いた切欠部1bが形成されており、更にこの切欠部
1b内において、金属板3の左右端部がサンドイッチパ
ネル1の幅方向に所定の幅だけ内側に折り返して補強し
た折返部3aがサンドイッチパネル1の長手方向に沿っ
て形成されている。
【0023】図2(a)に示すサンドイッチパネルA
は、平面的に隣接する壁パネル(外壁、床、天井パネ
ル)として使用され、サンドイッチパネルAの左右両端
部には、図2(a)に示すジョイント部材4を介して他
のサンドイッチパネル1が隣設される。
【0024】前記ジョイント部材4は、ガルバリュウム
鋼板等の金属板で所定の厚さを有して構成されており、
サンドイッチパネル1の長手方向の長さに対応する寸法
を有する長尺部材で、且つサンドイッチパネル1の左右
端部に形成された切欠部1bの幅寸法の略2倍に対応す
る幅を有し、更に、その左右端部を幅方向に所定の寸法
だけ折り返して補強した折返部4aを有して構成され
る。
【0025】また、図2(b),(c)に示すサンドイ
ッチパネルB,Cは、コーナー部において互いに直交す
る壁パネルとして使用され、図2(b)に示すサンドイ
ッチパネルBのコーナー側端部には、図2(b)に示す
コーナージョイント部材5がサンドイッチパネル1の切
欠部1bに嵌合される。このコーナージョイント部材5
は、ガルバリュウム鋼板等の金属板で所定の厚さを有し
て構成され、サンドイッチパネル1の切欠部1bの幅と
コア材2の厚みとサンドイッチパネル1の長手方向の長
さに対応する寸法を有する断面コの字形状の長尺部材で
構成されている。
【0026】また、図2(b)に示すサンドイッチパネ
ルBに直交して配置される図2(c)に示すサンドイッ
チパネルCのコーナー側端部には、人工木材で構成され
るコーナージョイント部材6を嵌合するための嵌合部1
cがサンドイッチパネルCの長尺方向の長さに対応して
形成されており、この嵌合部1cに該嵌合部1cの形状
に対応する形状を有するコーナージョイント部材6が嵌
合される。
【0027】図3(a),(b)に示すように、左右方
向に平面的に隣設されるサンドイッチパネル1の接続方
法としては、先ず、左右いずれかのサンドイッチパネル
1の側端部に形成した両面の切欠部1bにジョイント部
材4の一方の折返部4aを該折返部4aの開放端側を外
側に向けた状態で夫々挿入して係合させた後、ジョイン
ト部材4の他方の折返部4aを他のサンドイッチパネル
1の両面の切欠部1bに嵌合して係合させ、その後、左
側に配置されるサンドイッチパネル1の右端部と、右側
に配置されるサンドイッチパネル1の左端部とを当接さ
せた後、切欠部1bにおいて、サンドイッチパネル1の
厚さ方向(図3(a)の上下方向)にタッピングビス7
を打ちつけて、金属板3とジョイント部材4とコア材2
とを一体的に固定する。
【0028】この場合、ジョイント部材4の折返部4a
と金属板3の折返部3aとが切欠部1b内で交互に配置
され、三重の金属板をタッピングビス7によって固定し
て一体化することで、左右方向に隣接するサンドイッチ
パネル1を強固に接続することが可能である。
【0029】また、左右方向に平面的に隣設されるサン
ドイッチパネル1の接続手段の他の構成として、図4に
示すように、金属板3の折返部3a′が切欠部1bの幅
に対応する幅を有し、且つジョイント部材4′の両側の
折返部4a′が該ジョイント部材4′の幅に対応する寸
法を有するように構成し、前述と同様に、切欠部1bに
おいて、サンドイッチパネル1の厚さ方向(図4の上下
方向)にタッピングビス7を打ちつけて、金属板3とジ
ョイント部材4′とコア材2とを一体的に固定すること
によって、ジョイント部材4′の折返部4a′と金属板
3の折返部3a′とが切欠部1b内で四重に重畳して配
置され、該四重の金属板をタッピングビス7によって固
定して一体化することで、隣接するサンドイッチパネル
1を更に強固に接続することが可能である。
【0030】図5(a),(b)に示すように、コーナ
ー部において、直交して配置されるサンドイッチパネル
B,Cの接続方法としては、先ず、図2(b)に示すサ
ンドイッチパネルBのコーナー端部の切欠部1bに端部
補強材としてのコーナージョイント部材5を嵌合すると
共に、図2(c)に示すサンドイッチパネルCのコーナ
ー端部の嵌合部1cに人工木材等のコーナージョイント
部材6を嵌入して嵌合部1cにおいて、サンドイッチパ
ネルCの厚さ方向(図5(b)の左右方向)にタッピン
グビス7を打ちつけて、金属板3とコーナージョイント
部材6とを一体的に固定した後、図5(b)に示すよう
に、サンドイッチパネルB側から長尺のタッピングビス
7′を打ちつけてサンドイッチパネルBとコーナージョ
イント部材6とを固定することで、サンドイッチパネル
BとサンドイッチパネルCとを直交した状態で一体的に
強固に接続することが出来る。
【0031】次に、上述したサンドイッチパネル1を用
いたパネル工法建物の一例として、住宅を建築した場合
について図6〜図14を用いて詳細に説明する。図6に示
すように、サンドイッチパネル1を一体的に組み合わせ
て屋根パネル8、外壁パネル9及び床パネル10を施工す
ることで、梁材や柱材を使用することなく住宅を建築す
ることが出来るようになっている。
【0032】屋根パネル8、外壁パネル9及び床パネル
10夫々の左右方向或いは横方向の接続は、図3に示して
前述したように、隣接するサンドイッチパネル1同士を
ジョイント部材4を介して接続され、高さ方向或いは縦
方向の接続は、隣接するサンドイッチパネル1同士を該
サンドイッチパネル1の嵌合部1aに嵌合した人工木材
等のジョイント部材を介してタッピングビス等を打ちつ
けて留め付けて接続され、更に、外壁パネル9のコーナ
ー部は前述の図5に示す如く接続される。
【0033】また、屋根パネル8、外壁パネル9及び床
パネル10の高さ方向或いは縦方向の接続の他の構成とし
て、サンドイッチパネル1の嵌合部1aに対応する厚さ
の薄いサンドイッチパネル1を挟持して接続することで
も良い。
【0034】また、上下階の外壁パネル9は、一階の外
壁パネル9と二階の外壁パネル9との間に合板などの床
材を介して間接的に接続される。
【0035】次に、住宅の躯体の施工手順を図7(a)
〜(c)及び図8を用いて説明する。図7(a)及び図
8に示すように、先ず、基礎11を施工した後(ステップ
S1)、その上部に複数のサンドイッチパネル1を平面
的に一体的に接続して固定した床パネル10を敷き詰める
(ステップS2)。
【0036】そして、図7(b)に示すように、基礎11
及び床パネル10上に床板13を載置し、更にその上部に一
階の外壁パネル9の下端部を載置して外壁パネル9と基
礎11とが床板13を介して固定され、室内側に構造間仕切
り14aが取り付けられる(ステップS3)。
【0037】次に、図7(c)に示すように、二階の床
根太12を配置すると共に、その上部に床板13を敷き詰め
る(ステップS4)。そして、二階の外壁パネル9及び
二階の床板13上に二階の外壁パネル9の下端部を載置し
て二階の外壁パネル9と一階の外壁パネル9とが床板13
を介して固定され、二階の室内側に構造間仕切り14bが
取り付けられる(ステップS5)。
【0038】次に、予め外装材が仕上げられた屋根パネ
ル8を人工木材等のジョイント部材を介して二階の外壁
パネル9に固定する(ステップS6)。その後、開口部
の取付けや外装仕上げを行う(ステップS7)と共に、
間仕切り14a,14bの下地を行って(ステップS8)、
石膏ボードを貼着する等して内壁の下地を行い(ステッ
プS9)、合板を貼る等の床下地を行い(ステップS1
0)、更には、石膏ボードを貼着する等して天井の下地
を行う(ステップS11)。
【0039】上記二階の床及び一階、二階の構造間仕切
り14a,14bについては、前述したサンドイッチパネル
1を用いたパネル工法ではない。また、間仕切り14a,
14bは、鋼製の枠材を予め工場で組み上げたものを現場
に設置することも出来るし、現場で組み上げても良い。
【0040】また、二階床及び屋根棟部の下方にはガル
バリュウム鋼板製の根太または梁が使用されている。し
かしながら、外壁パネル9の接合部には梁材や柱材等の
下地材を使用していない。
【0041】上記施工工事の要部を図9〜図14を用いて
更に詳細に説明する。先ず、図9及び図10を用いて一階
の床パネル10と一階の外壁パネル9と基礎11との接続部
の詳細を説明する。図に示すように、基礎11は土台とな
る鉄筋コンクリート15の上部に断面C字状のCチャンネ
ル鋼板16が固定され、鉄筋コンクリート15の上部で且つ
Cチャンネル鋼板16に隣接してサンドイッチパネル1で
構成される一階の床パネル10が敷設される。
【0042】床パネル10の嵌合部10aには、人工木材で
構成されるジョイント部材18が嵌入され、床パネル10の
図9の上下方向両面から厚み方向に嵌合部10aの部位に
タッピングビス18aが打ち込まれて、床パネル10の両面
に貼着された金属板3とジョイント部材18が固定されて
いる。そして、床パネル10は該ジョイント部材18を介し
てCチャンネル鋼板16に当接して敷設されている。
【0043】床パネル10はそれ自身が十分な剛性を有し
ており、基礎11部に配置される一階の床の場合には、後
述する二階の床と構成が異なり、床根太や根太受け金物
を使用する必要がない。
【0044】Cチャンネル鋼板16及び床パネル10の上部
には、OSB等の合板で構成される床板13が敷設され、
その上部から人工木材で構成されるジョイント部材19が
図9の上方向から下方向に向けてタッピングビス20によ
り床板13を介してCチャンネル鋼板16に打ち込まれて固
定される。
【0045】そして、前記ジョイント部材19にサンドイ
ッチパネル1で構成される一階の外壁パネル9の嵌合部
9aを嵌合させると共に、外壁パネル9を床板13上に載
置して立設させ、外壁パネル9の図9の左右両側から厚
み方向に嵌合部9aの部位にタッピングビス21が打ち込
まれて、外壁パネル9の両面に貼着された金属板3とジ
ョイント部材19が固定されて、一階の外壁パネル9が基
礎11に対して固定される。
【0046】次に、図11及び図12を用いて一階の外壁パ
ネル9と二階の床板13と二階の外壁パネル9との接続部
の詳細を説明する。図に示すように、一階の外壁パネル
9の上部の嵌合部9aには、人工木材で構成されるジョ
イント部材22が嵌合され、外壁パネル9の図11の左右両
側から厚み方向に嵌合部9aの部位にタッピングビス23
が打ち込まれて、外壁パネル9の両面に貼着された金属
板3とジョイント部材22が固定される。
【0047】そして、ジョイント部材22の上面所定位置
には、床板13を支持するための床根太12を支持する根太
受け金物17が複数配置され、該根太受け金物17はタッピ
ングビス17a,17bによりジョイント部材22及び一階の
外壁パネル9に対して取り付けられる。
【0048】前記根太受け金物17は、Cチャンネル鋼材
で構成される床根太12を収容して支持する箱型収容部と
上部水平片とを有して構成され、上部水平片がジョイン
ト部材22の上面に当接してタッピングビス17aにより固
定されると共に、箱型収容部の背面部がタッピングビス
17bによりジョイント部材22の内側面及び一階の外壁パ
ネル9の側面に金属板3を介して打ち込まれて固定され
る。
【0049】そして、根太受け金物17の箱型収容部に床
根太12の端部が嵌入されて支持される。そして、この床
根太12によって二階の床板13が支持されてるようになっ
ている。ジョイント部材22及び床根太12の上面に敷設さ
れた二階の床板13は図11の上方向から打ちつけられるタ
ッピングビス24によってジョイント部材22に留め付けら
れて固定される。
【0050】二階の床板13の上部には、前記ジョイント
部材22に対応する位置に人工木材で構成されるジョイン
ト部材25が載置され、該ジョイント部材25は、図11の上
方向から打ちつけられるタッピングビス26によって床板
13を介してジョイント部材22に固定される。
【0051】そして、更に前記ジョイント部材25にサン
ドイッチパネル1で構成される二階の外壁パネル9の嵌
合部9aを嵌合させると共に、該外壁パネル9を二階の
床板13上に載置して立設させ、外壁パネル9の図11の左
右両側から厚み方向に嵌合部9aの部位にタッピングビ
ス27が打ち込まれて、外壁パネル9の両面に貼着された
金属板3とジョイント部材25が固定されて、二階の外壁
パネル9が一階の外壁パネル9に対して床板13を介して
固定される。
【0052】次に、図11及び図13を用いて二階の外壁パ
ネル9と屋根パネル8との接続部の詳細を説明する。図
に示すように、二階の外壁パネル9の上部の嵌合部9a
には、屋根パネル8の傾斜角度に対応する傾斜面を形成
した人工木材で構成されるジョイント部材28が嵌合さ
れ、該外壁パネル9の図11の左右両側から厚み方向に嵌
合部9aの部位にタッピングビス29が打ち込まれて、外
壁パネル9の両面に貼着された金属板3とジョイント部
材28が固定される。
【0053】そして、ジョイント部材28の上部には、サ
ンドイッチパネル1で構成される屋根パネル8を該ジョ
イント部材28の傾斜面に当接して配置し、屋根パネル8
の上方向から厚み方向にタッピングビス32を打ちつけ
て、屋根パネル8をジョイント部材28に固定すること
で、屋根パネル8を二階の外壁パネル9に固定する。ま
た、屋根パネル8の嵌合部8aに人工木材で構成される
ジョイント部材30を嵌入し、屋根パネル8の厚み方向両
側から嵌合部8aの部位にタッピングビス31を打ちつけ
てジョイント部材30が屋根パネル8に留め付けられてい
る。
【0054】また、屋根パネル8同士の頂部の接続は、
図14に示すように、頂部の屋根パネル8の嵌合部8aに
屋根パネル8の傾斜角度に対応する二股の端部を有する
人工木材で構成されたジョイント部材33を嵌入し、屋根
パネル8の厚み方向両側から嵌合部8aの部位にタッピ
ングビス34を打ちつけて留め付けし、頂部の屋根パネル
8同士を固定して接続する。尚、図14に示す35は梁であ
る。
【0055】上記の工法によれば、外壁部分の耐力性を
有するパネルは梁材や柱材等の下地を使用することなく
耐力パネル構造として一体的に接続され、耐力壁となっ
ている。それ以外の部分については、鋼製の梁や根太等
を用いて構造的強度を確保している。
【0056】また、上述のように、住宅の屋根パネル
8、外壁パネル9、床パネル10を構成する耐力壁を構成
するサンドイッチパネル1は中央のコア材2を介して両
側面に金属板3を貼着して構成され、両側の金属板3相
互はコア材2によって断熱されており、前述の第1、第
2の従来例のように冷橋(ヒートブリッジ)が存在しな
い構成となっているので、コア材2の両面の金属板3は
実質的に熱的に絶縁されており、サンドイッチパネル1
の断熱性は非常に高く、結露等の熱性能上の問題がな
い。
【0057】また、サンドイッチパネル1の金属板3の
表面にサイディング材等の外壁仕上げ材や石膏ボード等
の内装仕上げ材を貼っても良い。
【0058】次に、サンドイッチパネル1の第2実施形
態の構成について、図15(a),(b)及び図16
(a),(b)を用いて説明する。図15(a)は第2実
施形態のサンドイッチパネルDの側端部の構成及びジョ
イント部材による左右方向に平面的な接続構造を示す平
面図、図15(b)は第2実施形態のサンドイッチパネル
D同士を左右方向に平面的に接続する様子を示す斜視説
明図、図16(a)は第2実施形態のサンドイッチパネル
Dに対応する側端部を有するサンドイッチパネルEの構
成及び両者の左右方向に平面的な接続構造を示す平面
図、図16(b)はコーナーサンドイッチパネルFを介し
てコーナー部におけるサンドイッチパネルD同士の接続
構造を示す平面図である。尚、前記第1実施形態と同様
に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0059】第2実施形態のサンドイッチパネルDは、
その左右側端部が図15(a)に示すような形状で構成さ
れており、外側面端部には、シーリング材を施して目地
部の美観及び気密性を維持するためのシーリング空間41
が目地部の長尺方向に沿って形成されており、また、内
側面端部には、配線や配管等を配設するための多目的空
間42が同じく目地部の長尺方向に沿って形成されてい
る。
【0060】また、左右方向に平面的に隣接するサンド
イッチパネルDが当接する側端部略中央部には、冷橋を
防止するために断熱性を有すると共に、サンドイッチパ
ネルDの高さ方向の長さに対応する長さを有する長尺方
形状のジョイント部材43を嵌入するための嵌合部44が形
成されており、この嵌合部44にジョイント部材43が嵌入
されて該ジョイント部材43がサンドイッチパネルDのコ
ア材2に直接当接するようになっている。即ち、図15
(a)に示すように、サンドイッチパネルDの側端面の
ジョイント部材43が対応する部位には金属板3が設けら
れておらず、これによって、冷橋を防止して断熱性能を
向上させている。
【0061】そして、ジョイント部材43の内外面に対応
する部位に貼着された金属板3とジョイント部材43とコ
ア材2に対してサンドイッチパネルDの厚さ方向からタ
ッピングビス45が打ちつけられてジョイント部材43を介
して左右方向に平面的に隣接するサンドイッチパネルD
が固定されて接続される。
【0062】また、ジョイント部材43を介さずに直接的
に、左右方向に平面的に隣接するサンドイッチパネルを
接続する場合には、図16(a)に示すように、前記サン
ドイッチパネルDの側端部に対応する構成を有するサン
ドイッチパネルEの突出部46が、該サンドイッチパネル
Dの嵌合部44に嵌入され、サンドイッチパネルD及びサ
ンドイッチパネルEの金属板3及びコア材2に対してサ
ンドイッチパネルD及びEの厚さ方向からタッピングビ
ス45が打ちつけられて、左右方向に平面的に隣接するサ
ンドイッチパネルD,Eが固定されて接続される。
【0063】この場合も、図16(a)に示すように、サ
ンドイッチパネルD,Eの側端面の互いに対応する部位
には金属板3が設けられておらず、直接コア材2同士が
当接されており、これによって、冷橋を防止して断熱性
能を向上させている。
【0064】また、コーナー部において、直交するサン
ドイッチパネルDを接続する場合には、図16(b)に示
すように、前記サンドイッチパネルDの側端部に対応す
る構成を有すると共に、予め直交するコーナーサンドイ
ッチパネルFの突出部46が、前記サンドイッチパネルD
の嵌合部44に嵌入され、サンドイッチパネルD及びコー
ナーサンドイッチパネルEの金属板3及びコア材2に対
してサンドイッチパネルD及びコーナーサンドイッチパ
ネルFの厚さ方向からタッピングビス45が打ちつけられ
て、互いに直交するサンドイッチパネルD同士がコーナ
ーサンドイッチパネルFを介して固定されて接続され
る。
【0065】この場合も、図16(b)に示すように、サ
ンドイッチパネルD及びコーナーサンドイッチパネルE
の側端面の互いに対応する部位には金属板3が設けられ
ておらず、直接コア材2同士が当接されており、これに
よって、冷橋を防止して断熱性能を向上させている。
【0066】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、サンドイッチパネルが耐力パネル構造として
一体的に接続され、耐力壁となっているので強度が高
く、梁材や柱材を省略して構造を簡単にすることが出
来、工期を大幅に短縮化することが出来る。
【0067】また、従来例のような下地材、外壁材、断
熱材、内壁材等の複数層の壁の層構造をサンドイッチパ
ネルの一部材で構成することが出来、更に梁材や柱材の
下地材や内装下地材も不要となるので部材点数及び施工
工数を削減してコストダウンを図ることが出来る。
【0068】また、梁材や柱材を省略して構成出来るこ
とから、建物の自由度が広がり、開口部や空間が大きく
とれるといった長所がある。
【0069】また、サンドイッチパネルの両面に設けた
金属板により気密性を容易に確保することが出来るの
で、高気密住宅を容易に構成することが出来る。また、
サンドイッチパネルの両面が金属板により構成されるこ
とで、寸法精度が確保出来、接続部の構成が簡単であ
る。更には、白蟻等の防止や腐朽防止が出来、耐久性に
優れる。
【0070】また、コア材に断熱材を使用した場合は断
熱材が均一に形成されるので、冷橋(ヒートブリッジ)
がなく、断熱効果を向上させることが出来る。また、前
述の第3の従来例のように、枠材を使用しないので枠材
の幅分だけ断熱性能が向上すると共に、断熱材の充填ム
ラがなく、断熱材が自重で下にずれたり片寄ることがな
い。
【0071】また、部材の種類が極めて少ないので部品
構成が単純で、工場での生産性が高く、材料コストが安
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るパネル工法建物に使用さ
れるサンドイッチパネルの第1実施形態の構成を示す正
面図、(b)はサンドイッチパネルの第1実施形態の構
成を示す側面図、(c)はサンドイッチパネルの第1実
施形態の構成を示す平面図である。
【図2】(a)〜(c)は第1実施形態のサンドイッチ
パネルの左右側端部及びこれに接続される各種ジョイン
ト部材の構成を示す斜視図である。
【図3】(a)は左右方向に平面的に隣接する壁パネル
同士をジョイント部材により接続した状態を示す平面
図、(b)は左右方向に平面的に隣接する壁パネル同士
をジョイント部材により接続する様子を示す斜視説明図
である。
【図4】左右方向に平面的に隣接する壁パネル同士を他
の構成のジョイント部材により接続した状態を示す平面
図である。
【図5】(a)はコーナー部において壁パネル同士をジ
ョイント部材により接続した状態を示す平面図、(b)
はコーナー部において壁パネル同士をジョイント部材に
より接続する様子を示す平面説明図である。
【図6】本発明に係るパネル工法建物の一例として住宅
に適用した場合の一実施形態を示す斜視図である。
【図7】(a)〜(c)は住宅を施工する手順を示す図
である。
【図8】住宅を施工する手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】基礎と一階の外壁,床パネルの接続構造を示す
要部拡大図である。
【図10】基礎と一階の外壁,床パネルを接続する様子を
示す斜視説明図である。
【図11】一階と二階の外壁パネルと二階の床パネルの接
続構造及び二階の外壁パネルと屋根パネルとの接続構造
を示す要部拡大図である。
【図12】一階と二階の外壁パネルと二階の床パネルを接
続する様子を示す斜視説明図である。
【図13】二階の外壁パネルと屋根パネルとを接続する様
子を示す斜視説明図である。
【図14】屋根パネル頂部の接続構造を示す要部拡大図で
ある。
【図15】(a)は第2実施形態のサンドイッチパネルD
の側端部の構成及びジョイント部材による左右方向に平
面的な接続構造を示す平面図、(b)は第2実施形態の
サンドイッチパネルD同士を左右方向に平面的に接続す
る様子を示す斜視説明図である。
【図16】(a)は第2実施形態のサンドイッチパネルD
に対応する側端部を有するサンドイッチパネルEの構成
及び両者の左右方向に平面的な接続構造を示す平面図、
(b)はコーナーサンドイッチパネルFを介してコーナ
ー部におけるサンドイッチパネルD同士の接続構造を示
す平面図である。
【図17】第1の従来例を説明する図である。
【図18】第2の従来例を説明する図である。
【図19】第3の従来例を説明する図である。
【図20】第3の従来例を説明する図である。
【符号の説明】 1,A〜E…サンドイッチパネル F…コーナーサンドイッチパネル 1a,1c,8a,9a,10a…嵌合部 1b…切欠部 2…コア材 3…金属板 3a,3a′,4a,4a′…折返部 4,4′,18,19,22,25,28,30,33,43…ジョイン
ト部材 5,6…コーナージョイント部材 7,7′,17a,17b,18a,20,21,23,24,26,2
7,29,31,32,34,45…タッピングビス 8…屋根パネル 9…外壁パネル 10…床パネル 11…基礎 12…床根太 13…床板 14a,14b…間仕切り 15…鉄筋コンクリート 16…Cチャンネル鋼板 17…根太受け金物 35…梁 41…シーリング空間 42…多目的空間 44…嵌合部 46…突出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 604 E04B 2/56 604G 604J 605 605Z 605F 621 621A 621K 633 633A 633C 633G 641 641G 644 644B 645 645B 645C E04C 2/34 E04C 2/34 J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁材及び柱材を使用することなく建物の
    壁体を構成したパネル工法建物において、コア材の両面
    に金属板を設けた耐力性を有するサンドイッチパネルを
    耐力壁として使用するように構成したことを特徴とする
    パネル工法建物。
  2. 【請求項2】 前記コア材が樹脂系発泡体からなる断熱
    材であり、該断熱材の密度が20〜60kg/m3 であり、
    圧縮強度が1〜5kg/m2 であることを特徴とする請求項
    1に記載のパネル工法建物。
  3. 【請求項3】 前記樹脂系発泡体がイソシアヌレート樹
    脂フォームであることを特徴とする請求項2に記載のパ
    ネル工法建物。
  4. 【請求項4】 前記樹脂系発泡体がフェノール樹脂フォ
    ームであることを特徴とする請求項2に記載のパネル工
    法建物。
  5. 【請求項5】 前記金属板の厚みが0.6mm〜1.6mm
    であることを特徴とする請求項1に記載のパネル工法建
    物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283311A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Shikoku Chem Corp 建築用防音パネル
JP2007132096A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Canadian Home Kk 枠組壁工法用壁パネルの鉛直出し方法
JP2011220072A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corp 耐震断熱防火建物

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