JPH10299167A - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

Info

Publication number
JPH10299167A
JPH10299167A JP9113793A JP11379397A JPH10299167A JP H10299167 A JPH10299167 A JP H10299167A JP 9113793 A JP9113793 A JP 9113793A JP 11379397 A JP11379397 A JP 11379397A JP H10299167 A JPH10299167 A JP H10299167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer frame
plywood
plate
building panel
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9113793A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Kanao
茂樹 金尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanaflex Corp Co Ltd
Original Assignee
Kanaflex Corp Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanaflex Corp Co Ltd filed Critical Kanaflex Corp Co Ltd
Priority to JP9113793A priority Critical patent/JPH10299167A/ja
Publication of JPH10299167A publication Critical patent/JPH10299167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 必要な強度を十分備え、防湿処理が不要な建
築用パネルを提供する。 【解決手段】 表裏両面のうちの一方に複数枚の板材6
a,6b,6cを張り合わせた矩形状の合板6を、且
つ、他方に外面側に防湿シート7が付設された矩形状の
板材8を配置し、前記合板6の周縁のうちの少なくとも
対向位置する一対の周縁が前記板材の周縁よりも外方側
に位置するように、該合板6に鍔部6Dを備えさせ、前
記合板6と板材8との間に位置し、且つ、該板材8の4
つの周縁に外枠形成用の外枠角材9a,9b,及びこれ
ら外枠角材9a,9bの間に位置する補強用の内角材を
配置するとともに、前記合板6、板材8、外枠角材9
a,9b内角材11で形成される空間内に断熱材12を
配置し、立設した柱3,3間に前記鍔部6D,6Dを接
当した状態で固定して壁を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば軸組間等に
断熱材を備えたパネル体を組み込んで壁を形成したり、
梁等の横架材に載置固定して床を形成するための建築用
パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】上記建築用パネルとしては、例えば特開
平6−294172号公報に示されるものがある。これ
は、例えば平屋の木造建物において説明すれば、地盤に
据えた土台上に柱を適当間隔置きに立設するとともに、
これら柱の上部に桁を横架し、土台と桁の間に形成され
る開口部に建築用パネルを嵌合し、釘等により固定する
だけで断熱効果のある壁を容易に形成することができる
ようにしている。
【0003】しかしながら、上記建築用パネルは、積載
荷重等の鉛直荷重及び地震や風等による力(水平荷重)
に耐えることができる耐力壁としての強度を有している
ものの、捩じれ方向等複雑な方向に作用する力に対する
強度が十分でないため、柱と柱の間に対角線に入れた斜
材、つまり筋違が必要となり、実際には、建築用パネル
を壁形成用として用いることが難しいものであった。
又、前記建築用パネルを床として用いる場合に、パネル
厚み方向において大きな積載荷重を支えることができる
強度を有していないため、床として使用することができ
ず、床張り作業と床の断熱作業とを別々にすることにな
り、作業性が低下するものであり、改善の余地があっ
た。
【0004】又、従来の建築用パネルは、外部からの湿
気に対する処理が外面側に施されていなかったため、建
築用パネルの内部に黴が発生したり、水分が溜まること
で建築用パネルが早期に傷むことがあった。これを解決
するためには、現場にて建築用パネルの外面に防湿シー
トを張る等の防湿処理作業を行わなければならず、現場
作業に多くの時間と労力を費やしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、筋違等の補強を不要
にしながらも、壁を形成する上で必要となる強度を十分
備えさせることができ、又、床を形成する上で必要とな
る強度を十分備えさせることができ、しかも現場での防
湿処理を不要にすることができる断熱材を備えた建築用
パネルを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、表裏両面のうちの一方に複数枚の板材を張
り合わせた矩形状の合板を、且つ、他方に外面側に防湿
シートが付設された矩形状の板材を配置し、前記合板の
周縁のうちの少なくとも対向位置する一対の周縁がこれ
に対応する前記板材の周縁よりも外方側に位置するよう
に、該合板に鍔部を備えさせ、前記合板と板材との間に
位置し、且つ、該板材の4つの周縁に外枠形成用の外枠
角材及びこれら外枠角材の間に位置する補強用の内側角
材を配置するとともに、前記合板、板材、外枠角材、内
側角材で形成される空間内に断熱材を配置し、立設した
柱間に前記鍔部を接当した状態で固定して壁を構成する
ことを特徴とする建築用パネル。このように構成された
建築用パネルは、合板と板材との間に4つの外枠角材を
設けることによって、密閉された箱状のものに形成され
たものであるから、パネルの補形強度を飛躍的に増大さ
せることができる。そして、箱状に形成された内部に内
側角材を設けることによって、更にパネルの補形強度を
向上させることができる。又、鍔部を柱間に接当した状
態で釘等により固定するだけで、断熱効果を有する壁が
形成されるのである。しかも、建築用パネルの複数個に
よって、壁を形成するものであるから、例えば一部の建
築用パネルが傷んだ場合に、その部分の建築用パネルの
みを取り替えるだけで済ませることができる。又、外枠
角材を外枠として兼用構成することができる。又、外面
側に付設された防湿シートにより外部の湿気が建築用パ
ネル内に入り込むことがなく、湿気による建築用パネル
の変形を回避することができる。
【0007】前記断熱材を発泡性合成樹脂を前記空間内
に充填して発泡したもので構成することによって、発泡
後の発泡体にて合板、外枠角材、内側角材、板材を一挙
に接着することができる。
【0008】前記外枠角材の外面に気密部材を設けるこ
とによって、建築用パネルを柱に固定するだけで、隣合
う2つの柱の内面同士の間隔に対して少し小さい寸法に
形成されている建築用パネルの外枠角材の外面と柱の内
面との間に発生する隙間を確実になくし、建物の内外の
気密性を確保することができる。
【0009】前記空間内に電線挿入用又は空調ダクト用
の管を設けることによって、電話線や電気線等の電線挿
入用の管又は空調ダクト用の管の配設を特別に行うこと
なく、容易に行うことができ、又、別の電線挿入用の管
又は空調ダクト用の管を配設する場合に発生する配設ス
ペースの確保を不要にすることができる。しかも、これ
らの管を設けることによって、断熱性を更に高めること
ができる。
【0010】表裏両面のうちの一方に複数枚の板材を張
り合わせた矩形状の合板を、且つ、他方に外面側に防湿
シートが付設された矩形状の板材を配置し、前記合板と
板材との間に位置し、且つ、該板材の4つの周縁に外枠
形成用の外枠角材及びこれら外枠角材の間に位置する補
強用の内側角材を配置するとともに、前記合板、板材、
外枠角材、内側角材で形成される空間内に断熱材を配置
してなり、前記平行な一対の外枠角材及び内側角材が横
架材に対して交差する方向で載置固定して床又は天井又
は屋根を構成することを特徴とする建築用パネル。前記
と同様に建築用パネルは、合板と板材との間に4つの外
枠角材を設けることによって、密閉された箱状のものに
形成されたものであるから、パネルの補形強度を飛躍的
に増大させることができる。そして、箱状に形成された
内部に内側角材を設けることによって、更にパネルの補
形強度を向上させることができる。又、平行な一対の外
枠角材及び内側角材が横架材に対して交差する方向で載
置固定することによって、パネルに作用する積載荷重を
外枠角材及び内側角材を介して横架材に受けさせること
により、パネルの積載荷重に耐え得る力を大きくするこ
とができ、断熱効果を有する床を形成することができ
る。しかも、建築用パネルの複数個によって、床を形成
するものであるから、例えば一部の建築用パネルが傷ん
だ場合に、その部分の建築用パネルのみを取り替えるだ
けで済ませることができる。又、外枠角材を外枠として
兼用構成することができる。又、外面側に付設された防
湿シートにより外部の湿気が建築用パネル内に入り込む
ことがなく、湿気による建築用パネルの変形を回避する
ことができる。前記構成の建築用パネルは、床を形成す
る他、天井や屋根の形成において使用することができ
る。
【0011】前記断熱材を発泡性合成樹脂を前記空間内
に充填して発泡したもので構成することによって、発泡
後の発泡体にて合板、外枠角材、内側角材、板材を一挙
に接着することができる。
【0012】前記空間内に電線挿入用又は空調ダクト用
の管を設けることによって、電話線や電気線等の電線挿
入用の管又は空調ダクト用の管の配設を特別に行うこと
なく、容易に行うことができ、又、別の電線挿入用の管
又は空調ダクト用の管を配設する場合に発生する配設ス
ペースの確保を不要にすることができる。しかも、これ
らの管を設けることによって、断熱性を更に高めること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の建築用パネルA
を木造建物の壁を形成するために柱3,3間に取り付け
る例を示している。この木造建物は、コンクリート布基
礎1に土台2を固定し、この土台2に多数の柱3…を所
定の間隔で立設し、これら柱3…の上部に桁4を横架し
ている。そして、柱3と柱3の間に、建築用パネルAを
嵌め込んだ後、後述の鍔部6D,6Dを釘5等により柱
3,3に固定することによって、建築用パネルAにて壁
を形成するようにしている。
【0014】前記建築用パネルAは、図1〜図3に示す
ように、表裏両面のうちの一方に複数枚(図では3枚で
あるが2枚又は4枚以上でもよい)の板材6a,6b,
6cを張り合わせた矩形状の合板6を、且つ、他方に外
側面に防湿シート7が付設された前記合板6よりも2辺
の寸法が小さい矩形状の板材8を配置し、この板材8の
4つの周縁に外枠形成用の外枠角材9a,9b,10
a,10bをそれぞれ配置するとともに、これら外枠角
材9a,9b,10a,10bの間に補強用の内側角材
11を配置し、これら外枠角材9a,9b,10a,1
0b及び内側角材11を合板6表面から釘を打ち込むこ
とによりそれらを合板6に一体的に固定するようにして
いる。そして、これら合板6、板材8、外枠角材9a,
9b,10a,10b、内側角材11で形成される2つ
の空間内に断熱材12を配置して、断熱効果を有する建
築用パネルAを構成している。前記内側角材11は、1
本設けるだけでなく、2本以上設けて実施してもよい。
又、この内側角材11を、例えば4つの外枠角材の対角
線上に配置する等、内側角材11を配置する方向はこれ
に限定されるものではない。
【0015】前記合板6に板材8の周縁よりも外方側に
位置する2つの鍔部6D,6Dを備えさせることによっ
て、これら鍔部6D,6Dを図1に示すように、柱3,
3に接当した状態で釘5により固定することができるよ
うにしている。そして、前記鍔部6D,6Dに例えばス
ポンジ等からなる気密部材13を接着により固定すると
ともに、外枠角材9a,9bの外面に例えば合成ゴム等
からなる気密部材14を接着により固定することによっ
て、柱3,3間の寸法よりも小さな寸法に構成されてい
る建築用パネルAを柱3,3間に容易に嵌め込むことが
できながらも、建築用パネルAの設置後において柱3,
3と建築用パネルAとの間に隙間が発生することを回避
して建物の内外の気密性を高めるようにしている。図2
では、左側の建築用パネルAが柱3に接当して、気密部
材13,14が押し潰され、前記隙間が発生していない
状態を示している。前記気密部材13,14は、合成樹
脂等で構成してもよく、前記示したもの以外のもので構
成してもよい。尚、前記合板6の側縁、つまり断熱材1
2が露出している側に気密部材を設けて建築用パネル
A,A同士間の気密性も高めるようにしてもよい。前記
鍔部6D,6Dを、合板6の3つの周縁又は4つの周縁
に備えさせたものを使用すれば、合板6の3つの周縁又
は4つの周縁を固定することが可能となる。
【0016】前記断熱材12は、合板6、板材8、4つ
の外枠角材9a,9b,10a,10b,内側角材11
で形成される2つの空間内に発泡性合成樹脂を充填して
発泡させたものから構成している。このように構成する
ことによって、発泡後の断熱材12に合板6、板材8、
外枠角材9,10、内側角材11を一挙に接着固定する
ことができるのである。前記発泡性合成樹脂としては、
ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、硬質ポ
リウレタンフォーム、軟質ポリウレタンフォーム、硬質
塩化ビニルフォーム、ユリアフォーム、フェノールフォ
ーム、アクリルフォーム、酢酸セルロースフォーム、そ
の他のプラスチックフォーム等があるが、これらに限定
されるものではない。又、前記別体形成された断熱材1
2を接着剤等を用いて合板6、板材8、外枠角材9,1
0、内側角材11に固定するようにしてもよい。
【0017】又、図4に前記建築用パネルAとは異なる
建築用パネルBを木造建物の床を形成するために後述す
る根太16上に取り付ける例を示している。前記建築用
パネルBは、図5及び図6に示すように、2枚の板材6
a,6b(図では2枚にしているが3枚以上でもよい)
を張り合わせた矩形状の合板6と、この合板6よりも寸
法が小さく、外面に前記防湿シート7を備えた矩形状の
板材8と、合板6と板材8の間に位置し、且つ、板材8
の4つの周縁に位置して外枠を形成する外枠角材9a,
9b,10a,10bと、一対の外枠角材10a,10
b間に位置する2本の内側角材11,11と、合板6、
板材8、外枠角材9a,9b,10a,10b、内側角
材11,11で形成される3つの空間内に配置された断
熱材12とから建築用パネルBを構成している。このよ
うに構成された建築用パネルBを、図5に示すように、
3本の根太16…上に載置した後、外周縁に釘5により
打ち込むことにより根太16…上に建築用パネルBを固
定することができるようにしている。上記のように合板
6、4本の外枠角材9a,9b,10a,10b、2本
の内側角材11,11により大きな積載荷重に耐え得る
ことができるようになり、建築用パネルBにより床を形
成した場合でも使用に十分耐え得ることができるように
構成している。前記根太16は、地盤に立設した束に支
持させた大引き15上に支持させている。尚、前記建築
用パネルBは、床を形成する場合以外に、天井や屋根を
形成する場合にも使用することができる。前記2本の内
側角材11,11を設ける他、1本の内側角材11又は
3本以上の内側角材11…を設けて実施することも可能
である。内側角材11を外枠角材の対角線上に配置して
もよく、内側角材11を配置する方向は、支持する部材
(ここでは根太16…)に載置支持できる方向、つまり
根太16…に対して交差する方向であればどの方向に設
定してもよい。
【0018】図7に示すように、前記建築用パネルBの
上面に、釘5を打ち込み可能領域を斜線で示した部分で
あることを認識することができるように、その部分18
を他の部分と色を異ならせる、又は線で囲む等の処理を
しておけば、特に建築用パネルBの内側角材11,11
上に釘5を打ち込む際に、容易に認識することができる
利点がある。前記部分18は、外枠角材9a,9b,1
0a,10b及び内側角材11,11上である。
【0019】前記建築用パネルA及びB(図ではAのみ
図示している)の一部又は全部の内部に、図8及び図9
に示すように電線を挿入するための電線管17又は図に
示していないが空調用の管を設けて実施してもよい。こ
の場合、断熱性を更に高めることができるだけでなく、
建築用パネルA及びBの内部空間を有効利用しながら
も、電線管17又は空調用の管を特別に設けることを不
要にすることができるのである。
【0020】
【発明の効果】請求項1によれば、合板と板材との間に
4つの外枠角材を設けることによって、密閉された箱状
のものに形成するとともに、この箱状に形成された内部
に内側角材を設けることによって、パネルの補形強度を
向上させることができるから、筋違等の補強を不要にし
ながらも、壁を形成する上で必要となる強度を十分備え
させることができる断熱性を有する建築用パネルを提供
することができる。又、建築用パネルの複数個によっ
て、壁を形成するものであるから、例えば一部の建築用
パネルが傷んだ場合に、その部分の建築用パネルのみを
取り替えるだけで済ませることができ、コスト面で有利
である。又、外面側に防湿シートを付設することによっ
て、現場にて防湿処理を行う必要がなくなり、現場作業
時間の短縮化を図ることができる。
【0021】請求項2によれば、断熱材を発泡性合成樹
脂を前記空間内に充填して発泡したもので構成すること
によって、発泡後の発泡体にて合板、外枠角材、内側角
材、板材を一挙に接着することができ、接着材等を用い
て個々に接着していくものに比べて作業効率を向上させ
ることができる。
【0022】請求項3によれば、外枠角材の外面に気密
部材を設けることによって、建築用パネルを柱に固定す
るだけで、建築用パネルの外枠角材の外面と柱の内面と
の間に発生する隙間を確実になくし、建物の内外の気密
性を確保することができ、気密性を確保するための特別
な処理作業を不要にすることができ、作業効率の向上を
図ることができる。
【0023】請求項4によれば、空間内に電線挿入用又
は空調ダクト用の管を設けることによって、電線挿入用
又は空調ダクト用の管の配管設置作業を特別に行うこと
なく、容易に行うことができるだけでなく、電線挿入用
又は空調ダクト用の管を配設する場合に発生する配設ス
ペースの確保や配管作業を不要にすることができる。し
かも、この管を設けることによって、断熱性を更に高め
ることができる利点もある。
【0024】請求項5によれば、請求項1と同様に、合
板と板材との間に4つの外枠角材を設けることによっ
て、密閉された箱状のものに形成するとともに、この箱
状に形成された内部に内側角材を設け、平行な一対の外
枠角材及び内側角材が横架材に対して交差する方向で載
置固定することによって、パネルの補形強度を飛躍的に
向上させることができるから、従来困難とされていた床
を形成する上で必要となる強度を十分備えさせることが
できる断熱性を有する建築用パネルを提供することがで
きる。又、建築用パネルの複数個によって、床を形成す
るものであるから、例えば一部の建築用パネルが傷んだ
場合に、その部分の建築用パネルのみを取り替えるだけ
で済ませることができ、コスト面で有利である。又、外
面側に防湿シートを付設することによって、現場にて防
湿処理を行う必要がなくなり、現場作業時間の短縮化を
図ることができる。又、請求項6においては、請求項2
と同様であり、請求項7においては、請求項4と同様で
あるため、効果の記載を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築用パネルにより壁を形成する状態を示す分
解斜視図
【図2】建築用パネルにより壁を形成する状態を示す横
断平面図
【図3】建築用パネルの一部切欠き斜視図
【図4】別形態の建築用パネルにより床をする状態を示
す平面図
【図5】別形態の建築用パネルにより床をする状態を示
す縦断側面図
【図6】別形態の建築用パネルの一部分解の斜視図
【図7】建築用パネルの表面に釘の打ち込み可能範囲を
示した平面図
【図8】内部に電線管を備えさせた建築用パネルの縦断
面図
【図9】内部に電線管を備えさせた建築用パネルの正面
【符号の説明】
1 コンクリート布基礎 2 土台 3 柱 4 桁 5 釘 6 合板 6a,6b,6c 板材 6D 鍔部 7 防湿シート 8 板材 9a,9b,10a,10b 外枠角材 11 内側角材 12 断熱材 13,14 気密部材 15 大引き 16 根太 17 電線管 18 部分 A,B 建築用パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 605 E04B 2/56 605E 611 611C 622 622B 622H 632 632B 632D 632H 641 641G 644 644D 645 645C 5/02 5/02 F 5/43 5/43 G 2/00 E04C 2/52 A E04C 2/52 2/46 E

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏両面のうちの一方に複数枚の板材を
    張り合わせた矩形状の合板を、且つ、他方に外面側に防
    湿シートが付設された矩形状の板材を配置し、前記合板
    の周縁のうちの少なくとも対向位置する一対の周縁がこ
    れに対応する前記板材の周縁よりも外方側に位置するよ
    うに、該合板に鍔部を備えさせ、前記合板と板材との間
    に位置し、且つ、該板材の4つの周縁に外枠形成用の外
    枠角材及びこれら外枠角材の間に位置する補強用の内側
    角材を配置するとともに、前記合板、板材、外枠角材、
    内側角材で形成される空間内に断熱材を配置し、立設し
    た柱間に前記鍔部を接当した状態で固定して壁を構成す
    ることを特徴とする建築用パネル。
  2. 【請求項2】 前記断熱材が発泡性合成樹脂を前記空間
    内に充填して発泡したものでなる請求項1記載の建築用
    パネル。
  3. 【請求項3】 前記外枠角材の外面に気密部材を設けて
    なる請求項1又は2記載の建築用パネル。
  4. 【請求項4】 前記空間内に電線挿入用又は空調ダクト
    用の管を設けてなる請求項1記載の建築用パネル。
  5. 【請求項5】 表裏両面のうちの一方に複数枚の板材を
    張り合わせた矩形状の合板を、且つ、他方に外面側に防
    湿シートが付設された矩形状の板材を配置し、前記合板
    と板材との間に位置し、且つ、該板材の4つの周縁に外
    枠形成用の外枠角材及びこれら外枠角材の間に位置する
    補強用の内側角材を配置するとともに、前記合板、板
    材、外枠角材、内側角材で形成される空間内に断熱材を
    配置し、前記平行な一対の外枠角材及び内側角材が横架
    材に対して交差する方向で載置固定して床又は天井又は
    屋根を構成することを特徴とする建築用パネル。
  6. 【請求項6】 前記断熱材が発泡性合成樹脂を前記空間
    内に充填して発泡したものでなる請求項5記載の建築用
    パネル。
  7. 【請求項7】 前記空間内に電線挿入用又は空調ダクト
    用の管を設けてなる請求項5記載の建築用パネル。
JP9113793A 1997-05-01 1997-05-01 建築用パネル Pending JPH10299167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9113793A JPH10299167A (ja) 1997-05-01 1997-05-01 建築用パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9113793A JPH10299167A (ja) 1997-05-01 1997-05-01 建築用パネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10299167A true JPH10299167A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14621237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9113793A Pending JPH10299167A (ja) 1997-05-01 1997-05-01 建築用パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10299167A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281168A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Daiwa House Industry Co Ltd 断熱床パネルの構造
KR101434101B1 (ko) * 2013-05-24 2014-08-26 김기태 목조 건축용 벽체 및 그 제조방법
KR102508780B1 (ko) * 2022-11-11 2023-03-10 주식회사 이씨엔벤쳐스 생태적 탄소중립 에너지제로 진공단열재를 이용한 목구조 패널라이징 제조 방법
KR102508787B1 (ko) * 2022-11-11 2023-03-10 주식회사 이씨엔벤쳐스 친환경 에너지제로 진공단열재를 이용한 Foldable 목조건축 제조 방법
WO2024122831A1 (ko) * 2022-12-06 2024-06-13 주식회사 이씨엔벤쳐스 생태적 탄소중립 에너지제로 진공단열재를 이용한 목구조 패널라이징 제조 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010281168A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Daiwa House Industry Co Ltd 断熱床パネルの構造
KR101434101B1 (ko) * 2013-05-24 2014-08-26 김기태 목조 건축용 벽체 및 그 제조방법
KR102508780B1 (ko) * 2022-11-11 2023-03-10 주식회사 이씨엔벤쳐스 생태적 탄소중립 에너지제로 진공단열재를 이용한 목구조 패널라이징 제조 방법
KR102508787B1 (ko) * 2022-11-11 2023-03-10 주식회사 이씨엔벤쳐스 친환경 에너지제로 진공단열재를 이용한 Foldable 목조건축 제조 방법
WO2024122831A1 (ko) * 2022-12-06 2024-06-13 주식회사 이씨엔벤쳐스 생태적 탄소중립 에너지제로 진공단열재를 이용한 목구조 패널라이징 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4625484A (en) Structural systems and components
JP2005240358A (ja) ユニット式建物
JPH10299167A (ja) 建築用パネル
JP2849228B2 (ja) 建築用パネル、当該建築用パネルからなる木造建築物およびその構築工法
JPH10299168A (ja) 建築物
JP2000204693A (ja) 耐震断熱パネルおよびそれを用いた耐震断熱構造
JP2686372B2 (ja) ユニット住宅
JP7369022B2 (ja) プレハブ建築物
JP3009002U (ja) 木造軸組家屋の壁構造
JPH09302772A (ja) パネル工法建物
JP3738783B2 (ja) 外壁改修構造
JP3428571B2 (ja) 耐震補強壁
JP2001020435A (ja) 界床用床パネル
JP3343733B2 (ja) 耐震部材
JPH10131355A (ja) 構造用パネル
JP3031784U (ja) 遮音を兼ね備えた壁下地パネル
JP2000204690A (ja) 耐震断熱パネルおよびそれからなる耐震断熱構造
JP3902847B2 (ja) バルコニー付きユニット建物
JP4516200B2 (ja) ユニット式建物
JPH09195419A (ja) 断熱壁構造
JPH08144365A (ja) ロング土台使用建物骨組構造
JP2024083154A (ja) 耐力壁構造及び建物
JPH066521U (ja) 切妻屋根の壁構造
JPH1046705A (ja) 壁下地材と床下地材の納め構造
JPH08105154A (ja) 建材用パネル