JP7199257B2 - カーテンウォール - Google Patents

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Description

本発明は、カーテンウォールに関するもので、特に、躯体に取り付けられた方立や無目の相互間にパネルユニットを配設することによって構成されたカーテンウォールに関するものである。
カーテンウォールには、パネルユニットを支持する方立や無目等の構造材として鋼製のものを用いた場合、その周囲をカバー部材によって覆うことにより、外観品質の向上を図るようにしたものが提供されている。カバー部材は、例えばパネルユニットに設けられた支持ヒレ部材に重ね合わせた状態でネジ部材を螺合することにより、支持ヒレ部材を介してパネルユニットに支持されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭63-78613号公報(図4)
ところで、上述のカーテンウォールでは、カバー部材によって構造材が覆われることになるものの、カバー部材の表面にネジ部材の頭部が露出する。このため、外観品質を考慮した場合には、更なる改善を行うことが好ましい。
本発明は、上記実情に鑑みて、外観品質をより向上することのできるカーテンウォールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るカーテンウォールは、躯体に取り付けられた構造材にパネルユニットが支持され、前記構造材は、カバー部材によって覆われており、前記カバー部材は、前記パネルユニットに設けられた支持ヒレ部材にネジ部材によって取り付けられているカーテンウォールであって、前記カバー部材には、前記支持ヒレ部材の表面に対向する第1板状部分と、前記支持ヒレ部材の裏面に対向する第2板状部分とが設けられ、前記第1板状部分には、前記ネジ部材の頭部が通過可能な頭部挿通孔が設けられ、前記第2板状部分には、前記ネジ部材の軸部が螺合されるネジ孔が設けられ、前記支持ヒレ部材には、前記ネジ部材の軸部を挿通可能、かつ前記ネジ部材の頭部を挿通不可とする軸部挿通孔が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ネジ部材の頭部に対してその周囲が第1板状部分によって覆われることになるため、ネジ部材の頭部を外部から視認すること難しくなり、外観品質を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態であるカーテンウォールを適用した建造物の要部を示す縦断面図である。 図1に示した建造物の要部を拡大した縦断面図である。 図1に示した建造物の要部を拡大した横断面図である。 図3の要部を拡大した横断面図である。 図1に示した建造物のカーテンウォールに適用される枠とカバー部材とを示す要部拡大分解斜視図である。 図5に示した枠に対するカバー部材の取付順を示したもので、(a)は分解横断面図、(b)はカバー部材の第1板状部分及び第2板状部分の間に枠の支持ヒレ部材を配置した状態の横断面図、(c)は第1板状部分の頭部挿通孔及び支持ヒレ部材の軸部挿通孔を介して第2板状部分のネジ孔にネジ部材を螺合している途中の横断面図、(d)はネジ部材を第2板状部分のネジ孔に螺合した状態の横断面図である。 ネジ部材によって支持ヒレ部材にカバー部材の第2板状部分を取り付けた状態を示すもので、(a)は要部拡大縦断面図、(b)は第1板状部分の表面から頭部挿通孔を見た要部拡大図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るカーテンウォールの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1~図3は、本発明の実施の形態であるカーテンウォールを適用した建造物を示したものである。ここで例示する建造物は、上層の床スラブ(図示せぬ躯体)と下層の床スラブ(躯体)Sとの間に天井板材Cを配設することにより、天井板材Cよりも下方に人のいる室内空間D、天井板材Cよりも上方に天井裏空間Eを構成したもので、上下の床スラブSの室外側となる部位にカーテンウォール10を備えている。本実施の形態では特に、室外側のアウタースキン10Aと室内側のインナースキン10Bとの間に空間10Cを確保したダブルスキンタイプのカーテンウォール10を備える建造物を例示している。以下、本発明の適用対象となるインナースキン10Bについて説明し、併せて本願発明の特徴部分について詳述する。
インナースキン10Bは、上層の床スラブ(図示せず)と下層の床スラブSとの間に上下に延在する複数の方立11を備えているとともに、方立11の相互間に左右に延在する複数の無目12を備えている。方立11及び無目12は、それぞれ鋼材によって構成した構造材となるものである。方立11は、上端部が図示せぬファスナを介して上層の床スラブ(図示せず)に固定され、下端部が下層の床スラブSに固定してある。本実施の形態では、断面が略矩形の筒状を成す方立11を適用している。無目12は、両端部がそれぞれ方立11の見込み方向に沿った面に連結するように固定してある。本実施の形態では、断面が矩形の厚板状を成す無目12を適用している。図示の例では、室内空間Dに対して2本の無目12が設けてある。
ここで、見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。また、本実施の形態では便宜上、見付け方向という用語も用いる。見付け方向とは、無目12等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。方立11等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
これら方立11及び無目12によって構成された構造枠には、室内側に位置する見付け面にパネルユニット20が配設してある。パネルユニット20は、複数の縦枠21及び複数の横枠22によって構成した枠体に複層ガラス等の面材23を取り付けることによって構成したものである。本実施の形態では、左右の縦枠21の間に上下4つの横枠22を架設することによってパネルユニット20の枠体が構成してある。
縦枠21は、室内空間Dの高さとほぼ等しい長さを有したもので、それぞれが方立11の室内側に位置する見付け面11aに取り付けてある。図3に示すように、縦枠21は、縦枠基部21aと、縦枠基部21aの見込み面において室外側となる縁部に取り付けた外方押縁部21bと、縦枠基部21aの見込み面において室内側となる縁部に取り付けた内方押縁部21cとを備えて構成したもので、縦枠基部21aを介して方立11の見付け面11aに固定してある。外方押縁部21bと内方押縁部21cとの間には、それぞれシール材21dを介して面材23が挟持してある。
縦枠基部21aは、両側の見込み面にそれぞれ外方押縁部21b及び内方押縁部21cを装着することが可能である。図3に示す例では、両側の見込み面にそれぞれ外方押縁部21b及び内方押縁部21cを装着することで、隣接するパネルユニット20で縦枠基部21aを共用するようにしている。なお、図には明示していないが、見付け寸法の大きい方立11に対しては、方立11の見付け面11aに2つの縦枠基部21aを固定し、それぞれの一方の見込み面にのみ外方押縁部21b及び内方押縁部21cを装着するようにしても良い。
外方押縁部21b及び内方押縁部21cは、それぞれ方立11の見込み面11bよりもわずかに内周側(面材23側)に突出するように設けてある。外方押縁部21bの室外に臨む見付け面21b1には、方立11よりも突出した縁部に突出部21b2が全長にわたって設けてある。なお、図中の符号24は、縦枠21の見付け面に取り付けたブラインドガイドである。ブラインドガイド24は、互いの間に遮光用のロールスクリーン25を上下方向に沿って案内するものである。
横枠22は、縦枠21の上下両端部及び構造枠の無目12に対向する位置にそれぞれ設けてある。このうち縦枠21の中間部に設けた2つの横枠22は、無目12の室内側に位置する見付け面12aに取り付けてある。図2に示すように、横枠22は、横枠基部22aと、横枠基部22aの上方に位置する見込み面において室外側となる縁部に取り付けた上外方押縁部22bと、横枠基部22aの下方に位置する見込み面において室外側となる縁部に取り付けた下外方押縁部22cと、横枠基部22aの下方に位置する見込み面において室内側となる縁部に取り付けた内方押縁部22dと、横枠基部22aの室外側に位置する部位に取り付けた無目ブラケット部22eとを備えて構成したもので、無目ブラケット部22eを介して無目12の見付け面12aに固定してある。横枠基部22aの上方に位置する見込み面において室内側に位置する縁部には、上方に向けて挟持ヒレ部22a1が設けてある。上外方押縁部22bと横枠基部22aの挟持ヒレ部22a1との間及び下外方押縁部22cと内方押縁部22dとの間には、それぞれシール材21dを介して面材23が挟持してある。なお、図中の符号22gは、横枠基部22aと内方押縁部22dとの接合部を覆う横枠カバー部である。
上述したパネルユニット20を構成する縦枠21、横枠22及びブラインドガイド24は、いずれもアルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材である。このため、室内空間Dから視認できる位置に縦枠21、横枠22及びブラインドガイド24が配設されていた場合にも、外観品質上の問題を招来することはない。これに対して方立11及び無目12については、上述したように鋼材によって構成したものであり、外観品質を考慮した場合、室内空間Dから直接視認できないことが好ましい。特に方立11については、上下に沿って配設されるものであるため、室内空間Dから目につきやすいものとなる。このため、本実施の形態では、方立11の周囲をカバー部材30で覆うことにより、方立11を直接視認できないようにしている。より具体的には、アルミニウム合金の押し出し形材によってカバー部材30を成形し、このカバー部材30を縦枠21に支持させることによって方立11の周囲を覆うようにしている。以下、カバー部材30の構成について詳述する。なお、カバー部材30については、縦枠21に取り付けられた状態の姿勢で方向を特定することとする。
本実施の形態で適用するカバー部材30は、左右二分割構成のものであり、それぞれ方立11の見込み面11bを覆うカバー本体部31と、方立11の室外に臨む見付け面11cを覆う見付けカバー部32とを有している。カバー本体部31は、見込み方向に沿った寸法が方立11よりも大きく構成した矩形の平板状を成すもので、無目12の相互間にわたる長さを有している。見付けカバー部32は、カバー本体部31の室外側に位置する縁部から略直角方向に延在した矩形の平板状を成すものである。見付けカバー部32の延在縁部は、室内側に向けてわずかに屈曲している。カバー本体部31の室内側に位置する縁部には、図4及び図5に示すように、第1板状部分33及び第2板状部分34が設けてある。
第1板状部分33は、カバー本体部31の延長上に設けられたもので、カバー本体部31よりも板厚がわずかに薄く構成してある。第1板状部分33の外周側に位置する表面33aは、カバー本体部31の表面31aよりも一段低くなっている。第1板状部分33の室内側に位置する縁部には、外周側に向けてほぼ直角に屈曲した屈曲部33bを設けることによって幅広の当接面(先端面)33b1が構成してある。この第1板状部分33には、長手に沿った複数箇所に頭部挿通孔33cが設けてある。頭部挿通孔33cは、カバー部材30を取り付ける際に適用するネジ部材40の頭部41を挿通可能とする内径を有した断面円形の貫通孔である。
第2板状部分34は、カバー本体部31から内周側に向けて屈曲した後、室内側に向けて屈曲するように延在したものである。第2板状部分34は、カバー本体部31とほぼ同じ板厚に構成してある。第2板状部分34の延在長さは、第1板状部分33の延在長さよりも短くなっている。この第2板状部分34には、頭部挿通孔33cに対向する位置にネジ孔34aが設けてある。ネジ孔34aは、ネジ部材40の軸部42が螺合される断面円形の貫通孔であり、頭部挿通孔33cと同一の軸心上に設けてある。第2板状部分34の外周側に位置する表面34bから第1板状部分33の外周側に位置する表面33aまでの距離は、後述の支持ヒレ部材50におけるカバー支持部51の板厚とネジ部材40の頭部41の高さ寸法との合計値よりも大きくなるように設定してある。
一方、カバー部材30が取り付けられる縦枠21には、外方押縁部21bの室外に臨む見付け面21b1に支持ヒレ部材50が設けてある。支持ヒレ部材50は、平板状を成すヒレ基部52と、ヒレ基部52の一方の縁部から略直角方向に延在したカバー支持部51とを一体に成形した断面L字状の長尺部材である。カバー支持部51の板厚は、第1板状部分33と第2板状部分34との間の隙間よりも小さく構成してある。またヒレ基部52の外表面52aからカバー支持部51の延在端面までの寸法は、第2板状部分34よりも大きく、第1板状部分33よりもわずかに小さくなるように設定してある。つまり、カバー支持部51は、第1板状部分33と第2板状部分34との間に挿入することが可能、かつ第1板状部分33によって全面を覆うことが可能となるように構成してある。この支持ヒレ部材50は、ヒレ基部52を介して外方押縁部21bに取付ネジ53を螺合することにより、カバー支持部51が突出部21b2と対向する姿勢で外方押縁部21bに固定してある。カバー支持部51と突出部21b2との間には、第1板状部分33の室内側に位置する屈曲した縁部を収容することのできる隙間が確保してある。
また、カバー支持部51には、カバー部材30の頭部挿通孔33c及びネジ孔34aに対応する部位に軸部挿通孔51aが設けてある。軸部挿通孔51aは、上述したネジ部材40の軸部42を挿通可能、かつ頭部41を挿通不可とする幅を有した長孔であり、方立11の長手方向に沿って形成してある。軸部挿通孔51aを設ける位置は、ヒレ基部52の外表面52aと第1板状部分33の当接面33b1とを合致させた際に第2板状部分34に設けたネジ孔34aと軸心が合致する位置である。
上述の支持ヒレ部材50が取り付けられた縦枠21に対しては、図6に示すように、カバー支持部51の外周側に位置する表面51bに第1板状部分33を対向させ、かつカバー支持部51の内周側に位置する表面(裏面)51cに第2板状部分34を対向させた状態で頭部挿通孔33c及び軸部挿通孔51aを介してネジ孔34aにネジ部材40を螺合すれば、カバー部材30を縦枠21に支持させることができる。すなわち、支持ヒレ部材50のカバー支持部51がカバー部材30の第2板状部分34と、第2板状部分34のネジ孔34aに螺合したネジ部材40の頭部41との間に挟持された状態となる。これにより、カバー本体部31によって方立11の見込み面11bを覆い隠すことができるようになる。しかも、カバー部材30を取り付ける際に適用したネジ部材40は、図7に示すように、頭部41が第1板状部分33に設けた頭部挿通孔33cに収容された状態となり、第1板状部分33の外周側に位置する表面33aから突出することがない。また、カバー支持部51に設けた軸部挿通孔51aについても第1板状部分33によって覆い隠されることになる。従って、建造物の室内空間Dから面材23を介して室外側を見た場合にも、方立11やネジ部材40を視認することが困難となり、外観品質の点できわめて有利となる。さらに、支持ヒレ部材50に形成した軸部挿通孔51aは、方立11の長手方向に沿った長孔状を成すものである。従って、仮にカバー部材30と支持ヒレ部材50との間に熱膨張による変形量に差が生じた場合にも、ネジ部材40と軸部挿通孔51aとが相対移動することによって、変形量の差を吸収することができ、カバー部材30に変形を来す事態を防止することが可能となる。
因に、カバー部材30の見付けカバー部32については、建造物の室内空間Dから視認できる位置になく、また図には明示していないが、方立11の室外側に位置する部位にはアウタースキン10Aの柱が配置されるため、室外からも視認し難い箇所となる。このため、図3に示すように、方立11に取り付けた支持ブラケット60に対して直接ネジ61を螺合することにより見付けカバー部32を方立11に取り付けるようにしている。しかしながら、見付けカバー部32についても、カバー本体部31と同様、第1板状部分及び第2板状部分に相当する部分を設けて支持ブラケット60に取り付けるようにしても良い。
なお、上述した実施の形態では、方立11についてのみカバー部材30を設けるようにしているが、無目12についてもカバー部材で覆うようにしても良い。また、ダブルスキンタイプのカーテンウォール10を例示しているが、必ずしもアウタースキン10Aを備えている必要はない。さらに、適用対象となるカーテンウォール10の詳細構成についても実施の形態のものに限らず、例えば無目12を有していないカーテンウォール10であっても構わない。
また、上述した実施の形態では、縦枠21の見付け面に突出部21b2を設けるようにしているため、突出部21b2によってカバー部材30の縁部が覆い隠されることになり、外観品質の点で有利となる。しかしながら、縦枠21は、必ずしも突出部21b2を有している必要はない。さらに、カバー部材30の当接面33b1を縦枠21の見付け面21b1に当接させた際にネジ孔34aの軸心と軸部挿通孔51aの軸心とが合致するように構成しているため、ネジ部材40の螺合作業を容易化することが可能であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、縦枠21に取り付けた状態において必ずしもカバー部材30を縦枠21に当接させる必要はない。なお、支持ヒレ部材50は、縦枠21と別体である必要はなく、縦枠21に一体に設けるようにしても良い。
さらに、上述した実施の形態では、カバー本体部31の延長上となる部位に第1板状部分33を設けるようにしているため、外観品質上有利であるが、カバー本体部31の延長上となる部位に第2板状部分34を設けるようにしても構わない。
以上のように、本発明に係るカーテンウォールは、躯体に取り付けられた構造材にパネルユニットが支持され、前記構造材は、カバー部材によって覆われており、前記カバー部材は、前記パネルユニットに設けられた支持ヒレ部材にネジ部材によって取り付けられているカーテンウォールであって、前記カバー部材には、前記支持ヒレ部材の表面に対向する第1板状部分と、前記支持ヒレ部材の裏面に対向する第2板状部分とが設けられ、前記第1板状部分には、前記ネジ部材の頭部が通過可能な頭部挿通孔が設けられ、前記第2板状部分には、前記ネジ部材の軸部が螺合されるネジ孔が設けられ、前記支持ヒレ部材には、前記ネジ部材の軸部を挿通可能、かつ前記ネジ部材の頭部を挿通不可とする軸部挿通孔が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、ネジ部材の頭部に対してその周囲に第1板状部分が配置されるため、ネジ部材の頭部を外部から視認すること難しくなり、外観品質を向上させることができる。
また本発明は、上述したカーテンウォールにおいて、前記支持ヒレ部材の軸部挿通孔は、前記構造材の長手に沿って前記ネジ部材の軸部を移動可能とする長孔状に形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、長孔状に形成した軸部挿通孔の範囲でネジ部材が相対移動することができる。従って、例えばカバー部材と支持ヒレ部材との間に熱膨張による変形量に差が生じた場合にもこれを吸収することができ、カバー部材に変形を来す事態を防止することができる。
また本発明は、上述したカーテンウォールにおいて、前記支持ヒレ部材は、前記パネルユニットを構成する枠の見付け面に設けられたものであり、前記カバー部材の第1板状部分は、先端面が前記枠の見付け面に当接されていることを特徴としている。
この発明によれば、枠に対してカバー部材の取り付け位置を規定することができ、枠との間の隙間が不均一となるような外観品質上の問題を招来するおそれがない。
また本発明は、上述したカーテンウォールにおいて、前記カバー部材の第1板状部分には、先端縁部に直角方向に延在する屈曲部が設けられ、前記屈曲部の先端面が前記枠の見付け面に当接されていることを特徴としている。
この発明によれば、枠の見付け面に対してカバー部材をより大きな面で接触させることができる。
また本発明は、上述したカーテンウォールにおいて、前記枠の見付け面には、前記支持ヒレ部材との間に前記第1板状部分を収容する突出部が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、当接部によってカバー部材と枠との当接部を覆い隠すことができ、外観品質をさらに向上させることができる。
また本発明は、上述したカーテンウォールにおいて、前記カバー部材は、前記構造材を覆うカバー本体部の延長上に前記第1板状部分が設けられ、カバー本体部よりも前記構造材に近接する位置において前記第1板状部分に対して平行となるように前記第2板状部分が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、カバー本体部に対して第1板状部分が突出しないため、外観品質をさらに向上させることができる。
10 カーテンウォール、11 方立、20 パネルユニット、21 縦枠、21b1 見付け面、21b2 突出部、30 カバー部材、31 カバー本体部、33 第1板状部分、33a 表面、33b 屈曲部、33b1 当接面、33c 頭部挿通孔、34 第2板状部分、34a ネジ孔、34b 表面、40 ネジ部材、41 頭部、42 軸部、50 支持ヒレ部材、51a 軸部挿通孔、51b 表面、 51c 表面、S 床スラブ

Claims (6)

  1. 躯体に取り付けられた構造材にパネルユニットが支持され、
    前記構造材は、カバー部材によって覆われており、
    前記カバー部材は、前記パネルユニットに設けられた支持ヒレ部材にネジ部材によって取り付けられているカーテンウォールであって、
    前記カバー部材には、前記支持ヒレ部材の表面に対向する第1板状部分と、前記支持ヒレ部材の裏面に対向する第2板状部分とが設けられ、前記第1板状部分には、前記ネジ部材の頭部が通過可能な頭部挿通孔が設けられ、前記第2板状部分には、前記ネジ部材の軸部が螺合されるネジ孔が設けられ、
    前記支持ヒレ部材には、前記ネジ部材の軸部を挿通可能、かつ前記ネジ部材の頭部を挿通不可とする軸部挿通孔が設けられていることを特徴とするカーテンウォール。
  2. 前記支持ヒレ部材の軸部挿通孔は、前記構造材の長手に沿って前記ネジ部材の軸部を移動可能とする長孔状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカーテンウォール。
  3. 前記支持ヒレ部材は、前記パネルユニットを構成する枠の見付け面に設けられたものであり、
    前記カバー部材の第1板状部分は、先端面が前記枠の見付け面に当接されていることを特徴とする請求項1に記載のカーテンウォール。
  4. 前記カバー部材の第1板状部分には、先端縁部に直角方向に延在する屈曲部が設けられ、前記屈曲部の先端面が前記枠の見付け面に当接されていることを特徴とする請求項3に記載のカーテンウォール。
  5. 前記枠の見付け面には、前記支持ヒレ部材との間に前記第1板状部分を収容する突出部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のカーテンウォール。
  6. 前記カバー部材は、前記構造材を覆うカバー本体部の延長上に前記第1板状部分が設けられ、カバー本体部よりも前記構造材に近接する位置において前記第1板状部分に対して平行となるように前記第2板状部分が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカーテンウォール。
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