JP6951238B2 - 方立 - Google Patents

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本発明は、サッシやカーテンウォール等に用いられる方立に関するものである。
一般に、サッシやカーテンウォール等に用いられる連窓用の方立として、左右に分割された方立を用いることがあるが、このような左右分割型の方立のなかには、例えば、パネル(ガラスパネルや樹脂パネル等)を支持するパネル支持部と、該パネル支持部から見込み方向に延びる見込み片部とを有する左右一対の第一、第二方立部材を、見込み片部同士が互いに対向するように組み付けて構成されるものがある。
ところで、前述したような左右分割型の方立を利用して、第一、第二方立部材に支持される第一、第二パネルとは異なる面方向を向く第三パネル(例えば、間仕切りパネル等)を取付けることが要求される場合がある。そこでこのような場合に、第一、第二方立部材(第一、第二パネル保持部材)の屋内側面(内片)に、第三パネル保持部を有するアタッチメントを取付け、該アタッチメントを介して方立に第三パネルを支持せしめるようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2017−160767号公報
しかしながら、前記特許文献1のものは、左右分割型の方立に第三パネルを支持せしめるにあたり、方立とは別部材であるアタッチメントが必要であって、部品点数が多くなり製造コストが増加するという問題がある。しかも、特許文献1のアタッチメントは、第一、第二方立部材の屋内側面に取付けられる係合部材と、該係合部材に屋内側から係合し、第三パネル保持部を有する第三パネル保持部材とを備えて構成されている。つまり、第三パネルを支持するためのアタッチメントは、第一、第二方立部材の屋内側面から屋内側に突出する状態で設けられており、このため、該突出したアタッチメントが別部材として視認されるうえ、第三パネルが設けられる方立と第三パネルが設けられない方立とが隣接したような場合に、アタッチメントの有無により方立としての統一性が損なわれて意匠性に劣るという問題もあり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、第一パネルを支持する第一パネル支持部から見込み方向に延びる第一見込み片部を有する第一方立部材と、第二パネルを支持する第二パネル支持部から見込み方向に延びる第二見込み片部を有する第二方立部材とを、第一、第二見込み片部同士が互いに対向する状態で組み付けて構成される左右分割型の方立において、該方立に第三パネルを支持するための第三パネル支持部を設けるにあたり、該第三パネル支持部は、前記第一、第二方立部材の少なくとも一方の方立部材に一体形成されることを特徴とする方立である。
請求項2の発明は、請求項1において、第三パネル支持部は、第一、第二見込み片部の見込み幅内に収まる状態で該第一、第二見込み片部の対向間に形成されることを特徴とする方立である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、第一、第二見込み片部の少なくとも一方の見込み片部に、該見込み片部の見込み方向端部から他方の見込み片部の見込み方向端部に向けて延びる見付け片部を一体形成し、該見付け片部に第三パネル支持部を没入形成したことを特徴とする方立である。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか一項において、第三パネル支持部は、第一方立部材に一体形成される第三パネル支持部一半部と第二方立部材に一体形成される第三パネル支持部他半部とにより形成されることを特徴とする方立である。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか一項において、方立に第三パネルを取付けない場合に、第三パネル支持部には、第一、第二見込み片部の見込み方向端部と面一状となって第三パネル支持部を塞ぐカバー部材が装着されることを特徴とする方立である。
請求項1の発明とすることにより、方立に第三パネルを支持するための専用の別部材を必要とせず、また、専用の別部材を方立に取り付ける工程も不要となって、製造コストの削減に大きく貢献できる。
請求項2の発明とすることにより、第三パネル支持部が外部から視認されることなく、意匠性の向上に貢献できる。
請求項3の発明とすることにより、第三パネル支持部を、第一、第二見込み片部の見込み幅内に収まる状態で第一、第二見込み片部の対向間に形成することができる。
請求項4の発明とすることにより、第三パネルを、第一方立部材と第二方立部材との両方の方立部材で支持することになって、強固な支持構造とすることができる。
請求項5の発明とすることにより、方立に第三パネルを取付けない場合には、第三パネル支持部を、第一、第二見込み片部の見込み方向端部と面一状となる状態で塞ぐことができる。
(A)は間仕切りが取付けられたサッシの内観図、(B)は(A)のX矢視図である。 図1(A)のY−Y矢視拡大図である。 連結部材を省略した図2のX部の拡大図である。 図2のY部の拡大図である。 (A)、(B)は方立および間仕切り枠の組み付けを示す図である。 (A)は方立の見付け寸法と間仕切り枠の見込み寸法とが異なる他例を示す図、(B)は第二の実施の形態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図において、1は建物の屋内外を仕切るサッシであって、該サッシ1は、左右方向に間隔を存して立設される複数の連窓用の方立2と、左右に隣接する方立2間に支架される複数の横材(上枠や下枠)3と、これら方立2と横材3とにより形成される開口部に取付けられるバネル4とを備えて構成されている。
尚、本実施の形態を説明するにあたり、前記サッシ1を構成するパネル4(後述する第一、第二パネル4A、4B)は面方向が同方向を向いているとともに、該パネル4の面方向に沿うとともに上下方向と直行する方向を、左右方向として説明する。また、本実施の形態では、前記パネル4および後述する第三パネル7としてガラスパネルが用いられているが、これに限定されることなく、樹脂製や金属製、木製のパネルであってもよい。
前記方立2は、サッシ1を構成するパネル4の左右何れか一方の縦辺部を支持する第一方立部材5と、パネル4の他方の縦辺部を支持する第二方立部材6とから構成される左右分割型のものであって、これら第一、第二方立部材5、6を一体的に組み付けて方立2が形成されているが、さらに該方立2は、必要に応じて、サッシ1を構成するパネル4とは面方向が異なる第三パネル7を支持することができるようになっている。該第三パネル7は、本実施の形態では、サッシ1の屋内側に配設される間仕切り8を構成するパネルであって、その面方向は、サッシ1を構成するパネル4の面方向に対して垂直状となるように設定されている。
ここで、本実施の形態では、図面における左側の方立部材5を第一方立部材5と称し、右側の方立部材6を第二方立部材6と称するとともに、第一方立部材5に支持されるパネル4を第一パネル4Aと称し、第二方立部材6に支持されるパネル4を第二パネル4Bと称するが、この場合に、同一のパネル4でも、第一方立部材方5に支持されているパネル4として説明する場合には第一パネル4Aと称し、第二方立部材6に支持されているパネル4として説明する場合には第二パネル4Bと称する。また、第一パネル4Aと第二パネル4Bとを総称してパネル4(サッシ1を構成するパネル4)と称するが、該サッシ1を構成するパネル4には、前記第三パネル7は含まれない。さらに、前記第一、第二方立部材5、6を説明するにあたり、これら第一、第二方立部材5、6同士を組み付けて連結した状態で第一、第二方立部材5、6同士が互いに対向する側(連結側)は、方立2にとって見付け方向内側となるため、第一、第二方立部材5、6同士の対向側を見付け方向内側とし、反対側を見付け方向外側として説明する。
前記第一方立部材5は、第一パネル4Aの縦辺部がビートやシーリング材20等を介して嵌合支持される凹溝状の第一パネル支持部5aと、該第一パネル支持部5aの屋外側に形成される第一屋外側片部5bと、該第一屋外側片部5bの見付け方向内側端部に形成されるU溝状の第一屋外側係合部5cと、第一パネル支持部5aの溝底部から見付け方向内側に向けて突出形成される第一当接片5dおよび第一リップ溝部5eと、第一パネル支持部5aの溝開口側端部から見込み方向屋内側に延びる第一見込み片部5fと、該第一見込み片部5fの見込み方向屋内側端部から見付け方向内側に延びる第一見付け片部5gと、該第一見付け片部5gの見付け方向内側端部から見込み方向屋外側に向けて折曲形成される第三パネル用第一溝側面部5hと、該第三パネル用第一溝側面部5hの見込み方向屋外側端部から見付け方向内側に向けて折曲形成される第三パネル用第一溝底面部5iと、該第三パネル用第一溝底面部5iの見付け方向外側端部に形成される第一屋内側係合部5kと、第三パネル用第一溝側面部5hの見込み方向中間部に形成される第一キャップ係合受部5mとを備えて構成されている。
また、前記第二方立部材6は、第二パネル4Bの縦辺部がビートやシーリング材20等を介して嵌合支持される凹溝状の第二パネル支持部6aと、該第二パネル支持部6aの屋外側に形成される第二屋外側片部6bと、該第二屋外側片部6bの見付け方向内側端部に形成される第二屋外側係合部6cと、第二パネル支持部6aの溝開口側端部から見込み方向屋内側に延びる第二見込み片部6fと、該第二見込み片部6fの見込み方向屋内側端部から見付け方向内側に延びる第二見付け片部6gと、該第二見付け片部6gの見付け方向内側端部から見込み方向屋外側に向けて折曲形成される第三パネル用第二溝側面部6hと、該第三パネル用第二溝側面部6hの見込み方向屋外側端部から見付け方向内側に向けて折曲形成される第三パネル用第二溝底面部6iと、該第三パネル用第二溝底面部6iの見付け方向内側端部に形成される第二屋内側係合部6kと、第三パネル用第二溝側面部6hの見込み方向中間部に形成される第二キャップ係合受部6mとを備えて構成されている。
そして、前記第一方立部材5と第二方立部材6とは、これら第一方立部材5と第二方立部材6とを組み付けた状態で、第一パネル支持部5aと第二パネル支持部6aの溝底部同士が対向し、また、第一、第二見込み片部5f、6f同士が間隔を存して互いに平行状に対向し、さらに第一、第二見付け片部5g、6gの見付け方向内側端部同士、および第三パネル用第一、第二溝側面部5h、6h同士が第一、第二見込み片部5f、6fの対向間内において互いに間隔を存して対向するとともに、第一屋外側片部5bに形成の第一屋外側係合部5cと第二屋外側片部6bに形成の第二屋外側係合部6cとが係合し、第一パネル支持部5aの溝底部に形成の第一当接片5dおよび第一リップ溝部5eが第二パネル支持部6aの溝底部に当接し、第一屋内側係合部5kと第二屋内側係合部6kとが係合する状態で第三パネル用第一溝底面部5iと第三パネル用第二溝底面部6iとが重なり合うようになっており、この状態で、第一、第二パネル支持部5a、6aの溝底部同士はネジ9により固定され、第三パネル用第一、第二溝底面部5i、6i同士はネジ10により固定されるようになっている。
尚、本実施の形態では、前記第一屋外側係合部5cと第二屋外側係合部6cとの係合部および第一リップ溝部5eにシール材11が装着され、これにより、第一、第二方立部材5、6間の止水性が確保されるようになっている。
さらに、前記第一方立部材5と第二方立部材6とを組み付けて構成された方立2には、前記重なり合う第三パネル用第一、第二溝底面部5i、6iを溝底面部とし、第三パネル用第一、第二溝側面部5h、6hを溝側面部とし、第一、第二見付け片部5g、6gの見付け方向内側端部を溝開口側端部とする凹溝状の第三パネル支持部2aが、第一、第二見付け片部5g、6gから没入する状態で形成されている。而して、第三パネル支持部2aは、第一、第二方立部材5、6に一体形成されるとともに、該第一、第二見込み片部5f、6fの見込み幅内に収まる状態で第一、第二見込み片部5f、6fの対向間に設けられており、そして該第三パネル支持部2aに、前述した第三パネル7の縦辺部がビートやシーリング材20等を介して嵌合支持されるようになっている。
尚、本実施の形態において、本発明の第三パネル支持部2aは、前記第三パネル用第一、第二溝側面部5h、6hおよび第三パネル用第一、第二溝底面部5i、6iによって形成されている。また、第三パネル用第一溝側面部5hおよび第三パネル用第一溝底面部5iは、本発明の第三パネル支持部一半部を構成し、第三パネル用第二溝側面部6hおよび第三パネル用第二溝底面部6iは、本発明の第三パネル支持部他半部を構成する。さらに、第一、第二見付け片部5g、6gは、本発明の見付け片部に相当する。
ここで、前記第三パネル7は、前述したように間仕切り8を構成するパネルであるが、該第三パネル7を方立2に取付ける場合には、まず、間仕切り枠(第三パネル枠体)13を方立2に組み付け、該間仕切り枠13と方立2とにより形成される開口部に第三パネル7を嵌め込む。この場合に、方立2に形成の第三パネル支持部2aに第三パネル7の縦辺部が嵌合支持されるため、間仕切り枠13の方立2側には縦枠は設けられない。そして、間仕切り枠13は、図5に示す如く、間仕切り枠13を構成する横材14の方立2側の端部が、連結部材15を介して方立2に連結されるが、該連結部材15は、横材14、方立2にそれぞれネジ固定される一対の脚片15a、15bを備えたL字形状のものであって、屋内側から前記第三パネル用第一、第二溝底面部5i、6iに螺入されるネジ16を介して方立2に連結されるように構成されている。尚、該連結部材15用のネジ16は、前記第一、第二方立部材5、6同士を固定するためのネジ10と同様に、第三パネル用第一、第二溝底面部5i、6iに螺入されるが、この場合に、連結部材15用のネジ16と第一、第二方立部材5、6固定用のネジ10とは、互いに干渉しないように上下方向に位置ズレするように設定されている。また、前記連結部材15は図2および図5に図示し、他の図面では省略する。
さらに、本実施の形態では、間仕切り枠13の見込み寸法は方立2の見付け寸法と同等寸法に設計されている。これにより、方立2と間仕切り枠13とが屋内外方向に面一状となって、意匠性に優れる。
一方、18は方立2に第三パネル7を取付けない場合に用いられるカバーキャップ(本発明のカバー部材に相当する)であって、該カバーキャップ18は、第三パネル支持部2aを屋内側から塞ぐカバー面部18aと、第三パネル支持部2aの溝内に挿入されて第三パネル用第一、第二溝側面部5h、6hに形成の第一、第二キャップ係合受部5m、6mに着脱自在に係合する係合部18bとを備えて構成されている。そして、該カバーキャップ18は、方立2に第三パネル7を取付けない場合に、第三パネル支持部2aに屋内側から組み付けられるが、該組み付けられた状態で、カバーキャップ18のカバー面部18aは、方立2の第一、第二見付け片部5g、6gと面一状になって第三パネル支持部2aを塞ぐように構成されている。而して、方立2に第三パネル7を取付けない場合に、第三パネル支持部2aは、カバーキャップ18によって、第一、第二見込み片部5f、6fの見込み方向屋内側端部と面一状となる状態で塞がれるようになっている。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、方立2は、第一パネル4Aを支持する第一パネル支持部5a、および該第一パネル支持部5aから見込み方向に延びる第一見込み片部5fを有する第一方立部材5と、第二パネル4Bを支持する第二パネル支持部6a、および該第二パネル支持部6aから見込み方向に延びる第二見込み片部6fを有する第二方立部材6とを、第一、第二見込み片部5f、6f同士が互いに対向する状態で組み付けて構成される左右分割型のものであるが、該方立に、第三パネル7を支持するための第三パネル支持部2aを設けるにあたり、該第三パネル支持部2aは、上記第一、第二方立部材5、6に一体形成されることになる。
この様に、本発明が実施されたものにあっては、第一パネル4Aを支持する第一方立部材5と第二パネル4Bを支持する第二方立部材6とからなる左右分割型の方立2を、該方立2に第三パネル7を支持するための第三パネル支持部2aを形成することによって三方向用の方立2として用いることができるように構成したもの、つまり、二方向の方立2をそのまま利用して三方向の方立2として用いることができるように構成したものであり、これにより、二方向の方立2と三方向の方立2との共通化が図れて製造コストの削減を達成できるとともに、施工後の第三パネル7の追加、除去、位置変更等にも容易に対応できることになるが、このものにおいて、第三パネル7を支持するための第三パネル支持部2aは、第一、第二方立部材5、6に一体形成されている。この結果、第三パネル7を支持するための専用の別部材を必要とせず、また、専用の別部材を方立2に取り付ける工程も不要となって、製造コストの削減に大きく貢献できることになる。
しかも、前記第三パネル支持部2aは、第一、第二見込み片部5f、6fの見込み幅内に収まる状態で第一、第二見込み片部5f、6fの対向間に形成されているため、外部から視認されないことになる。この結果、第三パネル支持部2aが外部から視認されて方立2の意匠が損なわれてしまうことがないうえ、第三パネル7が設けられる方立2と第三パネル7が設けられない方立2とが隣接していても、方立2としての統一性を確保できることになって、意匠性の向上に大きく貢献できる。
また、このものでは、第一、第二方立部材5、6の第一、第二見込み片部5f、6fに、一方の見込み片部5f、6fの見込み方向端部から他方の見込み片部6f、5fの見込み方向端部に向けて延びる第一、第二見付け片部5g、6gを一体形成し、該第一、第二見付け片部5g、6gに第三パネル支持部2aが没入形成されている。これにより、第三パネル支持部2aを、第一、第二見込み片部5f、6fの見込み幅内に収まる状態で第一、第二見込み片部5f、6fの対向間に形成することができる。
さらに、前記第三パネル支持部2aは、第一方立部材5に一体形成される第三パネル支持部一半部(本実施の形態では、第三パネル用第一溝側面部5hおよび第三パネル用第一溝底面部5i)と、第二方立部材6に一体形成される第三パネル支持部他半部(本実施の形態では、第三パネル用第二溝側面部6hおよび第三パネル用第二溝底面部6i)とにより形成されている。これにより、第三パネル7を、第一方立部材5と第二方立部材6との両方の方立部材で支持することになって、強固な支持構造とすることができる。
さらにこのものにおいて、方立2に第三パネル7を取付けない場合、つまり方立2を二方向の方立として用いる場合には、第三パネル支持部2aに、第一、第二見込み片部5f、6fの見込み方向端部と面一状となって第三パネル支持部2aを塞ぐカバーキャップ18が装着されることになる。而して、方立2に第三パネル7を取付けない場合には、カバーキャップ18によって、第三パネル7を支持するための第三パネル支持部2aを、第一、第二見込み片部5f、6fの見込み方向端部と面一状となる状態で塞ぐことができる。
尚、本発明は上記実施の形態(第一の実施の形態)に限定されないことは勿論であって、第一の実施の形態では、第三パネル枠体(間仕切り枠)13の見込み寸法と方立2の見付け寸法とは同等寸法に設計されているが、例えば、図6(A)に示す如く、第三パネル枠体13の見込み寸法が方立2の見付け寸法と異なっていても、本発明を実施できる。
また、第三パネル支持部を第一、第二方立部材に一体形成するにあたり、第一の実施の形態では、第一、第二方立部材にそれぞれ第三パネル支持部一半部、第三パネル支持部他半部を形成し、これら第三パネル支持部一半部と第三パネル支持部他半部とにより第三パネル支持部を形成する構成となっているが、第三パネル支持部を、第一方立部材のみ、あるいは第二方立部材のみに一体形成する構成でもよい。この場合、例えば、図6(B)に示す第二の実施の形態の如く、第一見込み片部5fの見込み方向端部に一体形成される見付け片部5nを、第二見込み片部6fの見込み方向端部近くに至るまで延設するとともに、該見付け片部5nの見付け方向中間部に第三パネル支持部2aを形成する構成にすることもできる。尚、前記図6(A)、(B)において、第一の実施の形態と共通するものには同一の符号を付してある。
さらに、第一の実施の形態では、第一、第二パネルは屋内外を仕切るサッシ用のパネルであり、第三パネルは屋内側に配される間仕切り用のパネルであるが、これに限定されることなく、例えば、第一〜第三パネルの全てが屋外側に配されるパネル、あるいは屋内側に配されるパネルであっても、本発明を実施できる。また、第一の実施の形態では、サッシに用いられる方立を例にとって説明したが、これに限定されることなく、例えばカーテンウォール等に用いられる方立にも、本発明を実施できる。尚、第一の実施の形態では、方立は屋内外を仕切るサッシを構成するものであって、方立の見込み方向は屋内外方向を向いているため、方立の見込み方向一方側を屋内側とし、見込み方向他方側を屋外側として説明しているが、方立の見込み方向が屋内外方向を向いていない場合もある(例えば、方立が屋内側に配されるサッシを構成するものである場合)ため、前記説明における屋内側、屋外側は、方立の見込み方向一方側、見込み方向他方側と言い換えることができる。
本発明は、サッシやカーテンウォール等に用いられる方立に利用することができる。
2 方立
2a 第三パネル支持部
4A 第一パネル
4B 第二パネル
5 第一方立部材
5a 第一パネル支持部
5f 第一見込み片部
5g 第一見付け片部
5h 第三パネル用第一溝側面部
5i 第三パネル用第一溝底面部
6 第二方立部材
6a 第二パネル支持部
6f 第二見込み片部
6g 第二見付け片部
6h 第三パネル用第二溝側面部
6i 第三パネル用第二溝底面部
7 第三パネル
18 カバーキャップ

Claims (5)

  1. 第一パネルを支持する第一パネル支持部から見込み方向に延びる第一見込み片部を有する第一方立部材と、第二パネルを支持する第二パネル支持部から見込み方向に延びる第二見込み片部を有する第二方立部材とを、第一、第二見込み片部同士が互いに対向する状態で組み付けて構成される左右分割型の方立において、該方立に第三パネルを支持するための第三パネル支持部を設けるにあたり、該第三パネル支持部は、前記第一、第二方立部材の少なくとも一方の方立部材に一体形成されることを特徴とする方立。
  2. 請求項1において、第三パネル支持部は、第一、第二見込み片部の見込み幅内に収まる状態で該第一、第二見込み片部の対向間に形成されることを特徴とする方立。
  3. 請求項1または2において、第一、第二見込み片部の少なくとも一方の見込み片部に、該見込み片部の見込み方向端部から他方の見込み片部の見込み方向端部に向けて延びる見付け片部を一体形成し、該見付け片部に第三パネル支持部を没入形成したことを特徴とする方立。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項において、第三パネル支持部は、第一方立部材に一体形成される第三パネル支持部一半部と第二方立部材に一体形成される第三パネル支持部他半部とにより形成されることを特徴とする方立。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項において、方立に第三パネルを取付けない場合に、第三パネル支持部には、第一、第二見込み片部の見込み方向端部と面一状となって第三パネル支持部を塞ぐカバー部材が装着されることを特徴とする方立。
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