JP2019031831A - 窓装置の取付構造 - Google Patents

窓装置の取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2019031831A
JP2019031831A JP2017153466A JP2017153466A JP2019031831A JP 2019031831 A JP2019031831 A JP 2019031831A JP 2017153466 A JP2017153466 A JP 2017153466A JP 2017153466 A JP2017153466 A JP 2017153466A JP 2019031831 A JP2019031831 A JP 2019031831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
frame
frame member
mounting structure
outdoor side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017153466A
Other languages
English (en)
Inventor
雅 石井
Masa Ishii
雅 石井
中島 聡
Satoshi Nakajima
聡 中島
京子 花園
Kyoko Hanazono
京子 花園
小泉 秀樹
Hideki Koizumi
秀樹 小泉
孝太 市丸
Kota Ichimaru
孝太 市丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017153466A priority Critical patent/JP2019031831A/ja
Publication of JP2019031831A publication Critical patent/JP2019031831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Abstract

【課題】見栄えを向上させることのできる窓装置の取付構造を提供する。【解決手段】窓装置の取付構造は、枠部材10が窓枠下地30の開口32に嵌め込まれるように窓枠下地30の内周側に固定されており、枠部材10の屋外側6を覆うように窓枠下地30の屋外側6に外装壁材50が配されるものである。本実施形態のものは、外装壁材50が窓枠下地30をも覆う構造とされている。【選択図】図1

Description

本発明は、窓部材が開閉自在に建て付けられる枠部材を備えた窓装置の取付構造に関する。
従来、窓部材を開閉自在に保持する枠部材の取付構造としては、枠部材を半外付状に外壁面から突出させて取り付けた構造が知られている。また、特許文献1には、引き違い窓が設けられた枠部材を、壁構造の厚みのうちに納まるように窓開口部に設けた窓装置の取付構造が開示されている。
特開平9−217556号公報
しかしながら、上記のような窓装置の取付構造では、枠部材が目立ちすぎて、すっきりとした見栄えとはならないおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、見栄えを向上させることのできる窓装置の取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、窓部材が開閉自在に建て付けられる枠部材を備えた窓装置の取付構造であって、枠部材は、窓枠下地の開口に嵌め込まれるように窓枠下地の内周側に固定されており、枠部材の屋外側を覆うように窓枠下地の屋外側に外装壁材が配されていることを特徴とする。
本発明の窓装置の取付構造によれば、上述した構成としたことにより、見栄えを向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る窓装置の一例を模式的に示す概略分解斜視図である。 同窓装置の概略正面図である。 同窓装置が備える窓部材の一例を模式的に示す概略分解斜視図である。 同窓装置が備える枠部材及びカバーの一例を模式的に示す概略分解斜視図である。 図2におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 図2におけるY−Y線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)、(b)は、図6にそれぞれ対応させた一部破断概略縦断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。まず、窓装置1及びその窓装置1の取付構造の概略について、図1及び図2にもとづいて説明する。
図1の分解斜視図に示すように、本窓装置1は、窓部材20、20が開閉自在に建て付けられる枠部材10を備えている。本窓装置1の取付構造は、枠部材10が窓枠下地30の開口32に嵌め込まれるように窓枠下地30の内周側に固定されており、枠部材10の屋外側6を覆うように窓枠下地30の屋外側6に外装壁材50が配されるものである。本実施形態のものは、外装壁材50が窓枠下地30(を覆う耐震フレーム40)をも覆う構造とされている。
このように、外装壁材50が枠部材10の屋外側6を覆うように配されているため、図2に示すように、屋外側6においては枠部材10が目立ちにくくなり、見栄えを向上させることができる。
窓装置1は、透光板24の四周に框が設けられ引違状に配される複数枚の窓部材20、20と、これら窓部材20、20が開口幅方向にスライド自在に建て付けられる枠部材10とを備えている。枠部材10の上枠11及び下枠12には、窓部材20の上框21及び下框22の略全体を受け入れる凹溝状の窓受部11A、12Aが設けられている。
このように、窓部材20の上框21及び下框22の略全体を受け入れる窓受部11A、12Aが枠部材10の上枠11及び下枠12に設けられているため、図2に示すように、屋外側6においては上框21及び下框22の露出がほとんどない。すなわち、窓受部11A、12Aを有した構成によって見栄えを向上させることができる。
なお、本実施形態では図2に示すように、外装壁材50により枠部材10の屋外側6の面のほとんどを覆っているが、各框の鍔部11ac、12e、13c、13cの端面は露出する。下枠12側についてはさらに、下枠12の鍔部12eに重なるカバー16も露出する。これらの鍔部11ac、12e、13c、13c及びカバー16の詳細については後述する。
ここで、窓部材20の透光板24としては、本実施形態として図6に例示したような、厚さ方向に隣り合うガラスパネル24a、24a間に真空層を有した真空断熱ガラスが挙げられる。もちろん透光板はこれには限られず、真空層に代えて中空層を有した多重ガラスであってもよいし、単板ガラスであってもよい。またガラスに限られず、透光性を有した合成樹脂系材料から形成されたものでもよい。
また、窓部材20の框21、22、23及び枠部材10としては、合成樹脂製、金属製のものや、それらの複合部材であってもよい。また、本実施形態の図例では2枚の窓部材20、20が設けられているが、3枚以上であってもよい。なお、窓部材20は上げ下げ窓用や開き窓用のものであってもよい。
ここで、窓部材20の框21、22、23及び枠部材10は、これらの屋外側6が外装壁材55で覆われるので、断熱性能が向上する。特に、窓部材20の框21、22、23及び枠部材10を合成樹脂製とするとともに、窓部材20の透光板24を真空断熱ガラスとすれば、更なる断熱性能の向上が図れる。
窓枠下地30は、図1に示すように、枠部材10が内周面に固定される開口32を有していればよく、例えば図1に示すように、4本の四角柱状体31を組み合わせて構成されたものとしてもよい。
外装壁材50は、図1に示すように、枠部材10を屋外側より覆う、中央に開口51を有したものである。また、外装壁材50は、屋外側よりさらに窓枠下地30の全体を覆うものが望ましい。なお外装壁材50は、一体のものであってもよいし、複数のピースを組み合わせて構成したもの(例えば、枠部材10の上枠11、下枠12、左右の縦枠13、13のそれぞれに対して、対応した個別の外装建材50で覆うもの)であってもよい。
窓装置1及び窓装置の取付構造は上述した構成とされるが、さらに以下に詳述するような他の形状、他の構造を有したものであってもよい。以下、本実施形態に係る窓装置1及び窓装置の取付構造の詳細について、さらに図3〜図7を参照しながら説明する。
窓部材20は、図3に示すように、開口幅方向の両端側に配される一対の縦框23、23と、戸車22b付きの下框22と、上框本体21b及び2つの補助上框21c、21cを合体してなる上框21と、透光板24とを有してなる。なお図3には、一方の縦框23にクレセント錠23cを取り付けてなる屋内側5の窓部材20を示したが、他方の窓部材20の分解斜視図としての図示は省略する。
図3に示すように、上框21、下框22及び両縦框23、23のそれぞれの内面には、長手方向に沿って、透光板24を保持する取付溝21a、22a、23a(取付溝21aは図6に図示)が形成されている。これらの取付溝21a、22a、23aは、厚さ方向の中心よりも屋外側6に片寄った位置に設けてある。なお、屋外側6に建て付けられる窓部材20については、取付溝21a、22a、23aは屋内側5に片寄った位置に設けてある(図5及び図6参照)。ようするに、両下框22、22の両取付溝22a、22aは、透光板24、24どうしが厚さ方向で互いに近接する方向に片寄った位置に設けてある。
上框21は、図3に示すように、取付溝21aを有した上框本体21bと、この上框本体21bに対して着脱自在に上方側に積み重ねられた補助上框21c、21cとを備えている。この補助上框21cは、後述するように、窓部材20を枠部材10から取り外す際に上框本体21bより脱離される部材である。また本実施形態のものでは、補助上框21c、21cは開口幅方向に分割されてなる。図3の例では、補助上框21cは上框本体21bの略半分の長さとされている。
上框本体21bの上面には長手方向(開口幅方向)に沿って係合溝21baが設けられ、一方、補助上框21cのそれぞれの下面には係合溝21baに係合する係合突条21cbが設けられている。また、補助上框21cの上面には、窓部材20を枠部材10の開口幅方向に沿って移動するためのガイド溝21caが形成されている。補助上框21cを着脱させる際には、開口幅方向(係合溝21baの長手方向)に沿ってスライドさせればよい。
上框本体21b、下框22及び縦框23は、窓部材20が建て付けられた後には透光板24とともに相互に固定され一体化されるが、補助上框21cは、縦框23に対して固定した端部固定部21ccの固定具を外してスライド脱離させることができる。補助上框21cを着脱しやすくするために、例えば縦框23側に埋め込みナットを設けておき、ボルトにて取り付け、取り外しできるようにすればよい。
補助上框21cの突合せ端部21cd側は上框本体21bに固定されないが、係合突条21cbが上框本体21bの係合溝21baに係合し、かつ上枠11の窓受部11Aに受け入れられているので、スライド移動の際にずれるおそれはほとんどない。両補助上框21c、21cが装着されているときには突合せ端部21cdどうしを磁石で磁着させるようにしてもよい。
また、両補助上框21c、21cは互いに略同長さとしなくてもよいし、中央部で突合せ状態にならないような短い寸法のものでもよい。さらに分割されたものでなくてもよく、窓部材20が安定的に枠部材10に設置され得、かつスライドさせて脱離させることができる程度の長さの補助上框を1つだけ取り付けるようにしてもよい。
下框22における開口幅方向の両端部のそれぞれには、開口幅方向の同位置に屋内側5と屋外側6の前後一組(2つ)の戸車22bが取り付けられている。つまり、本窓部材20は4輪の戸車22bにて枠部材10の開口内を移動する構成とされる。
図3及び図6に示すように、両縦框23、23の下部には外方(屋内側5の窓部材20については屋内方向、屋外側6の窓部材20については屋外方向)に向けて開口した、カバー15、16用の受入溝23b、23bが形成されている。この受入溝23b、23bはカバー15、16を受け入れるためのものであり、これについてはカバー15、16の説明とともに後述する。
また、2本の縦框23、23のうちの、窓の閉鎖状態で縦枠13側に配される縦框23の外側面には、縦枠13の縦突条13aに係合する凹溝23dが形成されている(図3及び図4参照)。
以上に説明した部材により組み立てられた窓部材20、20が建て付けられる枠部材10について、以下に詳述する。
枠部材10は、図4に示すように、開口幅方向の両端側に配される一対の縦枠13、13と、下枠12と、上枠11とより額縁様に開口を有した状態に形成されている。これらの四周枠材は窓枠下地30の開口側の内周面に固定される(図1、図5及び図6参照)。また、枠部材10の下枠12の上面には着脱自在なカバー15、16が取り付けられている。
枠部材10の両側の縦枠13、13には、両窓部材20の縦框23の略全体を受け入れることが可能な凹溝状の窓受部13Aが設けられている。具体的には、縦枠13は、図4及び図5に示すように、側方に開口した断面略U字状の溝状体とされ、その溝幅は両窓部材20の縦框23を厚さ方向に重ねた状態で受け入れるのに十分な寸法とされる。この窓受部13Aの深さは、図5に示すように、窓部材20が枠部材10に建て付けられ閉鎖状態にあるときに、縦框23の幅方向の略全体が入り込む寸法とされる。縦枠13(窓受部13A)の内底面には、上述したように、縦框23の凹溝23dに係合する縦突条13aが設けられている。また、縦枠13の屋外側6の溝壁13bの先端には屋外側6に突出した鍔部13cが設けてある。
上枠11は上述したように窓受部11Aを有している。具体的には、上枠11は、図4及び図6に示すように、下方に開口した断面略U字状の溝状体とされ、その溝幅は両窓部材20の上框21を厚さ方向に重ねた状態で受け入れるのに十分な寸法とされる。この窓受部11Aの深さは、図6に示すように、窓部材20が枠部材10に建て付けられた状態で、上框21の幅方向の略全体が入り込む寸法とされる。上枠11(窓受部11A)の内底面には、2つの窓部材20がスライドする平行なガイド突条11abが設けてある。
また上枠11は、枠本体11aの屋内側5の溝壁11aaの下端面に鍔部11ba付きの分割枠材11bを取り付けて構成されてなる。この分割枠材11bは例えばボルト、埋め込みナットなどを用いて着脱自在に取りつけられればよい。この分割枠材11bを取り付けた状態で、窓部材20の上框21の高さ方向の略全体が屋内側5より隠される。また、上枠11の屋外側6の溝壁11aaの下端には屋外側6に突出した鍔部11acが設けてある。
下枠12は上述したように窓受部12Aを有している。具体的には、下枠12は、図4及び図6に示すように、上方に開口した断面略U字状の溝状体とされ、その溝幅は両窓部材20の下框22を厚さ方向に重ねた状態で受け入れるのに十分な寸法とされる。この窓受部12Aの深さは、図6に示すように、窓部材20が枠部材10に建て付けられた状態で、下框22の高さ方向の略全体が入り込む寸法とされる。また、下枠12(窓受部12A)の内底面12bには、2つの窓部材20がスライドするための、平行で等間隔な4本のレール12cが設けてある。この内底面12bには、窓受部12Aに溜まった水を屋外側6へ流すために2度程度の傾斜角度の水勾配が設けられており、下流側(屋外側6)の隅部近傍には、複数の排水孔12dが開設されている。
また、下枠12の屋外側6の溝壁12aの上端には、幅広なカバー16(屋外カバー)が取り付けされる鍔部12eが形成してある。また、下枠12の他方の溝壁12aの上端には幅狭なカバー15(屋内カバー)が取り付けられる。これらカバー15、16も着脱容易とするために、ボルト、埋め込みナットで取り付けたり、上枠11や下枠12に嵌合させて取り付けたりするのが望ましい。特に嵌合させて取り付ける場合には、見栄えが良くなる。
カバー15、16は平板体とされ、図5に示すように縦枠13、13間に挟持されるように配され、側方に突出した係合片15a、16aが縦枠13の窓受部13A内に入り込んだ状態で下枠12に対して固定具で取り付けされている。また、カバー15、16は、図6に示すように、下枠12の窓受部12Aの開口の溝壁12a側の一部を上方より覆い隠すように取り付けされている。つまり、カバー15、16は、下枠12の窓受部12Aの溝幅方向両側の開口縁のそれぞれから相近づくよう突出するように設けられ、かつ各窓部材20の下框22の上方側に配されるように取り付けられる。
以上のように、枠部材10を構成する各枠材11、12、13には窓部材20の各框21、22、23の略全体を受け入れる窓受部11A、12A、13Aが設けてある。そのため、屋内側5、屋外側6のいずれにも、枠部材10の内周側に框21、22、23が大きく露出することを回避することができる。その結果、すっきりとした印象を醸し出し、見栄えを向上させることができる。なお、窓装置1は上枠11の窓受部11A及び下枠12の窓受部12Aを少なくとも有していれば見栄えが良好となるが、縦枠13の窓受部13Aをも有することで、窓が閉鎖状態のときの見栄えは格段に良好となる(図2参照)。
また上述したように、枠部材10には上枠11、下枠12、縦枠13に対応して、鍔部11ac、12e、13c、13cが設けられており、それらは屋外側6に外装壁材60の厚みよりも大きく突出している(図5及び図6参照)。これら鍔部11ac、12e、13c、13cの裏面には外装壁材50の開口端縁が当接しており、外装壁材50の表面を伝う雨水の屋内への浸入を防止する構成となっている。また、鍔部11ac、12e、13c、13cは、外装壁材50を配設する際の位置決め部ともなり得る。
このような窓装置の取付構造であるから、図2に示したように、外装壁材50の開口51の内部には鍔部11ac、12e、13c及びカバー16の端面は露出するが、枠部材10のほとんどが外装壁材50で覆われる。そのため、外周壁材50の内周側における、中央の縦框23以外の框や枠部材10の露出がほとんどなくなり、透光領域を大きくとることができる。
さらに、各框が窓受部11A、12A、13Aに埋込状に設けられているので、本実施形態のような断熱性の良好な透光板24を用いれば、框が熱橋部となることを抑制することができる。
また、窓受部11A、12A、13Aは2本の框を厚さ方向に重ねて受け入れるために十分な溝幅となっているため、上枠11、下枠12、縦枠13は溝幅方向に大きく開口している。下枠12については、この開口を溝壁12a側より開口幅を狭めるようにカバー15、16が設けてあるため、大きな開口の露出が避けられ、そのため開口からごみや埃、雨水が入り込むことを極力回避することができる。
さらに本実施形態のものでは、下枠12の窓受部12Aの開口幅寸法を小さくするために、カバー15、16を透光板24に対してより近づけるように設置してある。そして、上述したように、縦框23にはカバー15、16との干渉を避けるための受入溝23bが形成されており、カバー15、16を受け入れることができる。このため、カバー15、16を受け入れるために、縦框23の壁厚方向に沿う寸法を小さくしたものと比べて、縦框23の壁厚方向に沿う寸法を大きくとることができ、強固なものとなる。この受入溝23bは、図6に示すように、その下面が下框22の上面と略面一となっており、カバー15、16をスムーズに受け入れることができるようになっている。
また、カバー15、16の設置により開口幅をより狭くするためには、透光板24、24間の厚さ方向の隙間寸法を小さくすることが望ましい。そのため本実施形態では、透光板24は、下枠12の窓受部12Aの溝幅の略中心位置により近い位置に配されるように、下框22の厚さ方向における片寄った位置に設けられている。
本窓装置の取付構造は、上述したように外装壁材50が窓枠下地30の屋外側6に配された構造とされている。また本窓装置の取付構造は、図1に示すように、外装壁材50を設置するために、窓枠下地30の開口を囲むように窓枠下地30の屋外側6に固定される耐震フレーム40を有したものとすることが望ましい。このような外装壁材50、耐震フレーム40を窓装置1の部材として含ませるようにしてもよい。
この耐震フレーム40は、例えばリップ溝形鋼(Cチャンネル材)を図1に示すような上、下、両側フレームよりなる枠状体に組み立てて構成したものとすればよい。耐震フレーム40は、Cチャンネル材の溝内面を屋外方向に向けるようにして配される。また、耐震フレーム40の下フレーム41には、上下方向に貫通する排水孔42、42が設けてある。図例では、排水孔42は略水平に配される上下の溝壁41aに設けられている。
このように耐震フレーム40が設けてあるため、窓の開口部における耐震性を向上させることができる。また、窓開口部周囲の外装壁材が固定される胴縁スペースを利用して耐震フレーム40を設ければよい。そうすることで耐震フレーム40を胴縁として機能させることができ、窓開口部を囲むように後付的に外壁に耐震補強フレームを固定する構造に比べて、見栄えを格段に向上させることができる。
また、この耐震フレーム40は外装壁材50で覆われるため見栄えが悪くなるおそれもない。さらに、下枠12の排水孔12dから、耐震フレーム40上の排水孔42を経て下の排水孔42までを連通させるように排水管を設けることで、耐震フレーム40を、雨水等を外部に排水させる排水設備として利用することができる。なお、窓枠下地30と耐震フレーム40との間に防水シートを介装させた構造にして防水性を高めるようにしてもよい。
屋外側6についてはこのように外装壁材50で覆った構造であるため、上述したように、屋外側6の美観をよくすることができる。また、屋内側5についても、図5及び図6に示すように、枠部材10、さらには窓枠下地30の一部を覆うように内装材55を配した窓装置の取付構造とすればよい。このようにすれば、屋内側5においても枠部材10が目立ちにくくなり、見栄えを向上させることができる。内装材55としては、石膏ボード等の壁下地ボードや捨て貼り合板などの壁下地材に限られず、下枠12を覆うように配された床材でもよい。
枠部材10の屋内側5についても、上枠11の(分割枠材11bに設けた)鍔部11ba、縦枠13の鍔部13cが設けられており、これらの裏面に内装材55が当接する。なお、屋内側5では下枠12に鍔部はなく、溝壁12aの外面に床材よりなる内装材55が溝壁12aと面一となるように設けられている。
上記の窓枠下地30は施工現場で枠部材10の形状、寸法に合わせて組み立てられたものに限られず、窓装置1が窓枠下地30を有した構成としてもよい。そうすることで枠部材10と窓枠下地30とは、工場等において組付けでき、施工性の向上を図ることができる。
ついで、窓部材20の着脱操作手順について、図7にもとづいて説明する。図7に示すように、窓部材20は屋内側5に取り外しされる。
まず、屋内側5の窓部材20を縦框23が縦枠13の窓受部13Aから露出するように、例えば開口幅方向の略中央位置に移動させておく。
つぎに、カバー15(屋内カバー)と、分割枠材11bとを取り外す(図7(a)参照)。
さらに、屋内側5の窓部材20の補助上框21cを取り外す(図7(a)参照)。窓部材20が枠部材10に建て付けられた状態で、上述したように2つの補助上框21c、21c(図3参照)をスライド脱離させればよい。
そして、屋内側5の戸車22bを支点として窓部材20を屋内側5に倒すように回動させながら取り外せばよい(図7(b)参照)。
また、屋外側6の窓部材20についても、同様に補助上框21cを脱離させることで、同様に屋内側5に取り外すことができる。
窓部材20は上框21と下框22とが枠部材10の上下の窓受部11A、12Aに深く入り込んでいるが、以上のように着脱自在な3部材を取り外すことで、容易に窓部材20を取り外すことができ、また逆の手順で取り付けることができる。
なお、本実施形態では、上枠11(枠本体11a)の屋外側6の溝壁11aaは上下に分割されておらず、かつ下枠12の屋外側6の溝壁12aの上端に窓受部12Aの開口幅を狭めた鍔部12eが形成されているため、窓部材20を屋外側6へ取り外すことはできない。もちろん、上枠11(枠本体11a)の屋外側6の溝壁11aaを、屋内側5の溝壁11aa同様に上下に分割し、上記開口幅を広げて、窓部材20を屋外側6へ取り外しできるようにしても良いことは言うまでもない。
1 窓装置
10 枠部材
11 上枠
11A 窓受部
12 下枠
12A 窓受部
13 縦枠
13A 窓受部
15 カバー(屋内カバー)
16 カバー(屋外カバー)
20 窓部材
21 上框
21b 上框本体
21c 補助上框
22 下框
23 縦框
23b 受入溝
24 透光板
30 窓枠下地
32 開口
40 耐震フレーム
41 下フレーム
42 排水孔
50 外装壁材
55 内装材

Claims (6)

  1. 窓部材が開閉自在に建て付けられる枠部材を備えた窓装置の取付構造であって、
    前記枠部材は、窓枠下地の開口に嵌め込まれるように該窓枠下地の内周側に固定されており、該枠部材の屋外側を覆うように該窓枠下地の屋外側に外装壁材が配されていることを特徴とする窓装置の取付構造。
  2. 請求項1において、
    前記枠部材の屋内側を覆うように該窓枠下地の屋内側に内装材が配されていることを特徴とする窓装置の取付構造。
  3. 請求項1または2において、
    前記枠部材には、複数枚の窓部材が引違状に建て付けられ、該枠部材の上枠及び下枠には、前記窓部材の上框及び下框の略全体を受け入れる凹溝状の窓受部が設けられていることを特徴とする窓装置の取付構造。
  4. 請求項3において、
    前記枠部材の両側の縦枠には、閉鎖状態で当接される前記窓部材の縦框の略全体を受け入れる凹溝状の窓受部が設けられていることを特徴とする窓装置の取付構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記窓枠下地の開口を囲むように該窓枠下地の屋外側に耐震フレームが固定され、該耐震フレームに前記外装壁材が固定されていることを特徴とする窓装置の取付構造。
  6. 請求項5において、
    前記枠部材の下枠及び該下枠の下方側に配された前記耐震フレームの下フレームには、上下方向に貫通する排水孔が設けられていることを特徴とする窓装置の取付構造。

JP2017153466A 2017-08-08 2017-08-08 窓装置の取付構造 Pending JP2019031831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017153466A JP2019031831A (ja) 2017-08-08 2017-08-08 窓装置の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017153466A JP2019031831A (ja) 2017-08-08 2017-08-08 窓装置の取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019031831A true JP2019031831A (ja) 2019-02-28

Family

ID=65524152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017153466A Pending JP2019031831A (ja) 2017-08-08 2017-08-08 窓装置の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019031831A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021155913A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 株式会社Lixil 建具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021155913A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 株式会社Lixil 建具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016130451A (ja) 笠木通気部品
KR101466870B1 (ko) 구조변경이 용이한 평레일 창호장치
JP2019031831A (ja) 窓装置の取付構造
KR101018004B1 (ko) 크린룸용 조립식 도어틀
JP4751813B2 (ja) 建具
JP5329174B2 (ja) 外断熱構造
JP2013023948A (ja) 下枠および建具
JP2019031832A (ja) 窓装置
KR20140105894A (ko) 구조변경이 용이한 평레일 창호장치
KR101721223B1 (ko) 갤러리 창호
KR101057766B1 (ko) 건축물용 패널
JP6788982B2 (ja) 手摺り
KR102346399B1 (ko) 하지철물 일체형 메탈 유닛 판넬
KR100867182B1 (ko) 복합 개폐식 창호
JP6951238B2 (ja) 方立
JP3960870B2 (ja) シャッター付サッシの取付構造及び取付方法
JP7117620B2 (ja) 窓装置
JP2012036623A (ja) 巾木および巾木の施工方法
JP6981784B2 (ja) 手摺
JP6768318B2 (ja) 手摺り
JP2007332773A (ja) サッシ
JP4808576B2 (ja) サッシ
JP2018048524A (ja) 建築用開閉装置における防水パネルおよび該防水パネルの組立て方法
JP2006161370A (ja) 外壁構造
JP2023066747A (ja) サッシ構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171002