JP6749178B2 - 垂壁パネル及び防煙垂壁 - Google Patents
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また、本発明は、レール材側の取付構造が複雑でなく、施工対象がシステム天井である場合にも有効であるほか、取付施工時における施工性に優れた防煙垂壁を提供することにある。
(1) 互いに所定の間隔を置いて相対向する方向に、かつ、略々水平方向に突出する対の支持部を備えた長尺状のレール材を介して天井側に取り付けられ、この天井側から垂下される防煙垂壁を形成するための垂壁パネルであり、
全体が略矩形状に形成されていると共に、上縁部にはその上面の長手方向に沿って設けられ、略々水平方向に向けて突出して前記レール材のいずれか一方の支持部に係止する掛け止部を有し、前記天井側のレール材に沿って連接される複数のパネル部材と、互いに隣接する前記各パネル部材間において、これら各パネル部材間を互いに連接し固定する連接固定手段とで構成されており、
前記各パネル部材には、上縁部の上面の長手方向に沿って位置し、前記掛け止部が係止する前記レール材の一方の支持部とは反対側の他方の支持部の下面側に当接し、各パネル部材がその垂下位置の垂直姿勢よりも他方の支持部側に傾斜するのを規制する平坦縁部が設けられており、
前記複数のパネル部材の取付施工時には、前記レール材の支持部に前記各パネル部材の掛け止部を係止させて天井からレール材を介して各パネル部材を垂下させると共に、互いに隣接する前位及び後位のパネル部材において、前記各掛け止部の突出方向が互いに反対方向に向けて取り付けられることを特徴とする垂壁パネルである。
(2) 前記各パネル部材が、上縁部の上面の長手方向に沿って設けられ、前記掛け止部と略々同じ高さで上方に向けて突出し、掛け止部が係止する前記レール材の一方の支持部とは反対側の他方の支持部の先端が当接する突起部を有し、前記掛け止部と突起部とによりパネル部材の水平方向の移動を規制することを特徴とする前記(1)に記載の垂壁パネル。
(3) 前記各パネル部材が、略矩形状に形成されたパネル部材本体と、前記パネル部材本体の上下左右の辺縁部を被覆すると共にこれら各辺縁部に固定される縁枠体とで形成されていることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の垂壁パネル。
(4) 前記縁枠体は、前記パネル部材本体の上縁部に取り付けられる上枠体と、前記パネル部材本体の左右の側縁部を覆う側枠体と、前記パネル部材本体の下縁部を覆う下枠体とで形成されており、
前記上枠体が、パネル部材本体の上縁部前面側に位置する前面縁部と、パネル部材本体の上縁部背面側に位置する背面縁部と、前記パネル部材本体の上縁部上面側に位置する上面縁部とを有して断面略コ字状に形成されていると共に、前記上面縁部に前記レール材の支持部に係止される掛け止部が形成されていることを特徴とする前記(3)に記載の垂壁パネル。
(5) 前記縁枠体を構成する側枠体は、互いに隣接する前位及び後位の各パネル部材のパネル部材本体の側縁部の間に位置する側縁基部と、この側縁基部の両縁端から前位のパネル部材側に突出してパネル部材本体の側縁部の前面及び背面に位置する一対の側縁保持部と、前記側縁基部の両縁端から後位のパネル部材側に突出してパネル部材本体の側縁部の前面及び背面に位置する一対の側縁保持部とを有して断面略H字状に形成されており、前記互いに隣接する前位及び後位のパネル部材の間を互いに連接して固定する連接固定手段として機能することを特徴とする前記(4)に記載の垂壁パネル。
(6) 前記縁枠体を構成する下枠体は、前記各パネル部材のパネル部材本体の下縁部下面側に位置する下面縁部と、パネル部材本体の下縁部前面側に位置する前面縁部と、パネル部材本体の下縁部背面側に位置する背面縁部とを有して断面略コ字状に形成されており、前記複数のパネル部材の取付施工時には、互いに隣接する前位及び後位のパネル部材の間において、一部が前位のパネル部材のパネル部材本体の下縁部に固定されると共に、他の一部が後位のパネル部材のパネル部材本体の下縁部に固定され、これら互いに隣接する前位及び後位のパネル部材の間を互いに連接して固定する連接固定手段として機能することを特徴とする前記(4)又は(5)に記載の垂壁パネル。
(7) 前記パネル部材を構成するパネル部材本体は、矩形状に枠組みされた内枠体と、この内枠体に取り付けられた不燃性の遮蔽材とで構成されていることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載の垂壁パネル。
(8) 前記不燃性の遮蔽材が、不燃性シートであることを特徴とする前記(7)に記載の垂壁パネル。
(9) 互いに所定の間隔を置いて相対向する方向に、かつ、略々水平方向に突出する対の支持部を備え、天井側に配設される長尺状のレール材と、前記(1)〜(8)のいずれかに記載された垂壁パネルとを有することを特徴とする防煙垂壁である。
(10) 前記レール材が、天井板を吊持してシステム天井を形成する溝付きTバーであることを特徴とする前記(9)に記載の防煙垂壁。
(11) 前記レール材が、天井に取り付けられて垂壁パネルを吊持する溝型天井レールであることを特徴とする前記(9)に記載の防煙垂壁。
〔実施例〕
本発明の実施例に係る垂壁パネル2は、図1及び図2に示されているように、互いに所定の間隔を置いて相対向する方向に、かつ、略々水平方向に突出する対の支持部4(4a,4b)を備えた長尺状のレール材3を介して天井C側に取り付けられるものであり、そして、この天井C側から垂下される防煙垂壁1を形成するものである。なお、この実施例において、防煙垂壁1が構築される天井はシステム天井であり、また、垂壁パネル2が取り付けられるレール材3はシステム天井を構築する際に天井板を吊持する溝付きTバー3aである。
防煙垂壁1の施工に際しては、図7及び図8に示すように、先ず防煙垂壁1を設置すべき部屋の左右の側壁WL,WRにそれぞれ固定枠〔見切り材27(27a,27b)〕を取り付け〔図7(a)参照〕、次いでシステム天井(天井C)を構成する溝付きTバー(レール材3)及び一方の見切り材27aを利用して側壁WL側の端に位置して最初に取り付けられる最前位のパネル部材5a(5)〔以下、単に「前位のパネル部材5a」ということがある。〕を、図2(a)に示すように、その掛け止部7をレール材3の支持部4aに係止して取り付ける〔図7(b)参照〕。この際、上記レール材3の支持部4aに掛け止部7を介して吊持されたパネル部材5aはその左端部分が見切り材27aの溝内に差し込まれ(図8参照)、これによって、パネル部材5aは、上記支持部4aと掛け止部7との間の接点を支点にして掛け止部7が存在する方向に搖動しなくなると共に、その掛け止部7が支持部4aから外れなくなる。なお、この実施例においては、この段階で、図1に示すように、パネル部材5aの縁枠体9を構成する下枠体9cの略半分がパネル部材5aのパネル部材本体8の下部に取り付けられる。
更に、この実施例において、垂壁パネル2の縁枠体9を構成し、また、連接固定手段6を構成する側枠体9bと下枠体9cの取付手順についても、側枠体9bだけでも連接固定手段6として十分な機能を発揮するので、各パネル部材本体8の取付に際しては側枠体9bのみで前位のパネル部材5a及び後位のパネル部材5bの搖動を規制し、各パネル部材本体8の取付終了後に下枠体9cを取り付けるようにしてもよい。
Claims (11)
- 互いに所定の間隔を置いて相対向する方向に、かつ、略々水平方向に突出する対の支持部を備えた長尺状のレール材を介して天井側に取り付けられ、この天井側から垂下される防煙垂壁を形成するための垂壁パネルであり、
全体が略矩形状に形成されていると共に、上縁部にはその上面の長手方向に沿って設けられ、略々水平方向に向けて突出して前記レール材のいずれか一方の支持部に係止する掛け止部を有し、前記天井側のレール材に沿って連接される複数のパネル部材と、互いに隣接する前記各パネル部材間において、これら各パネル部材間を互いに連接し固定する連接固定手段とで構成されており、
前記各パネル部材には、上縁部の上面の長手方向に沿って位置し、前記掛け止部が係止する前記レール材の一方の支持部とは反対側の他方の支持部の下面側に当接し、各パネル部材がその垂下位置の垂直姿勢よりも他方の支持部側に傾斜するのを規制する平坦縁部が設けられており、
前記複数のパネル部材の取付施工時には、前記レール材の支持部に前記各パネル部材の掛け止部を係止させて天井からレール材を介して各パネル部材を垂下させると共に、互いに隣接する前位及び後位のパネル部材において、前記各掛け止部の突出方向が互いに反対方向に向けて取り付けられることを特徴とする垂壁パネル。 - 前記各パネル部材が、上縁部の上面の長手方向に沿って設けられ、前記掛け止部と略々同じ高さで上方に向けて突出し、掛け止部が係止する前記レール材の一方の支持部とは反対側の他方の支持部の先端が当接する突起部を有し、前記掛け止部と突起部とによりパネル部材の水平方向の移動を規制することを特徴とする請求項1に記載の垂壁パネル。
- 前記各パネル部材が、略矩形状に形成されたパネル部材本体と、前記パネル部材本体の上下左右の辺縁部を被覆すると共にこれら各辺縁部に固定される縁枠体とで形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の垂壁パネル。
- 前記縁枠体は、前記パネル部材本体の上縁部に取り付けられる上枠体と、前記パネル部材本体の左右の側縁部を覆う側枠体と、前記パネル部材本体の下縁部を覆う下枠体とで形成されており、
前記上枠体が、パネル部材本体の上縁部前面側に位置する前面縁部と、パネル部材本体の上縁部背面側に位置する背面縁部と、前記パネル部材本体の上縁部上面側に位置する上面縁部とを有して断面略コ字状に形成されていると共に、前記上面縁部に前記レール材の支持部に係止される掛け止部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の垂壁パネル。 - 前記縁枠体を構成する側枠体は、互いに隣接する前位及び後位の各パネル部材のパネル部材本体の側縁部の間に位置する側縁基部と、この側縁基部の両縁端から前位のパネル部材側に突出してパネル部材本体の側縁部の前面及び背面に位置する一対の側縁保持部と、前記側縁基部の両縁端から後位のパネル部材側に突出してパネル部材本体の側縁部の前面及び背面に位置する一対の側縁保持部とを有して断面略H字状に形成されており、前記互いに隣接する前位及び後位のパネル部材の間を互いに連接して固定する連接固定手段として機能することを特徴とする請求項4に記載の垂壁パネル。
- 前記縁枠体を構成する下枠体は、前記各パネル部材のパネル部材本体の下縁部下面側に位置する下面縁部と、パネル部材本体の下縁部前面側に位置する前面縁部と、パネル部材本体の下縁部背面側に位置する背面縁部とを有して断面略コ字状に形成されており、前記複数のパネル部材の取付施工時には、互いに隣接する前位及び後位のパネル部材の間において、一部が前位のパネル部材のパネル部材本体の下縁部に固定されると共に、他の一部が後位のパネル部材のパネル部材本体の下縁部に固定され、これら互いに隣接する前位及び後位のパネル部材の間を互いに連接して固定する連接固定手段として機能することを特徴とする請求項4又は5に記載の垂壁パネル。
- 前記パネル部材を構成するパネル部材本体は、矩形状に枠組みされた内枠体と、この内枠体に取り付けられた不燃性の遮蔽材とで構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の垂壁パネル。
- 前記不燃性の遮蔽材が、不燃性シートであることを特徴とする請求項7に記載の垂壁パネル。
- 互いに所定の間隔を置いて相対向する方向に、かつ、略々水平方向に突出する対の支持部を備え、天井側に配設される長尺状のレール材と、前記請求項1〜8のいずれかに記載された垂壁パネルとを有することを特徴とする防煙垂壁。
- 前記レール材が、天井板を吊持してシステム天井を形成する溝付きTバーであることを特徴とする請求項9に記載の防煙垂壁。
- 前記レール材が、天井に取り付けられて垂壁パネルを吊持する溝型天井レールであることを特徴とする請求項9に記載の防煙垂壁。
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